JP2882667B2 - 口紅の離型方法及びその装置 - Google Patents
口紅の離型方法及びその装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、口紅の離型方法と、その方法に使用する装
置に関する。
置に関する。
従来より、口紅は通常円柱状に成形され、その先端部
は、砲弾形、両面カット形、片面カット形等種々の形状
に形成されている。
は、砲弾形、両面カット形、片面カット形等種々の形状
に形成されている。
そして、前記口紅の成形は、第5図、第6図に示すよ
うな、一端を閉じた筒状に形成されたプラスチック製オ
ジーブ36内に、溶融口紅を充填してからそれを冷却固化
させて口紅38として成形し、その後、口紅38からオジー
ブ36を引き離している。
うな、一端を閉じた筒状に形成されたプラスチック製オ
ジーブ36内に、溶融口紅を充填してからそれを冷却固化
させて口紅38として成形し、その後、口紅38からオジー
ブ36を引き離している。
前記口紅38からオジーブ36の引き離しは、口紅38を損
傷することなく行なわなければならないが、オジーブ36
が冷却後に口紅38に密着して張り付いているので、その
引き離しは困難である。
傷することなく行なわなければならないが、オジーブ36
が冷却後に口紅38に密着して張り付いているので、その
引き離しは困難である。
そこで、第5図に示すように、オジーブ36を指で摘ん
でしごき、口紅38とオジーブ36の密着度を低下させた
後、オジーブ36を引き離す方法が採用されている。
でしごき、口紅38とオジーブ36の密着度を低下させた
後、オジーブ36を引き離す方法が採用されている。
また、第6図に示すように、口紅38を口紅容器33に装
着して、容器本体34と袴筒35を相互に回転させて、口紅
38を袴筒35内に収容して、オジーブ36と分離する方法も
ある。
着して、容器本体34と袴筒35を相互に回転させて、口紅
38を袴筒35内に収容して、オジーブ36と分離する方法も
ある。
さらに、第7図に示すように、ヒータ温度を70度C〜
120度Cとした電熱器42内に、口紅38を内蔵したオジー
ブ36を挿入して加熱してオジーブ36を膨張させて引き離
す方法もある。
120度Cとした電熱器42内に、口紅38を内蔵したオジー
ブ36を挿入して加熱してオジーブ36を膨張させて引き離
す方法もある。
この方法は、オジーブ36を構成するアクリロニトリル
ースチレン樹脂と、口紅38との熱膨張率の違いを利用し
てオジーブ36を膨張させて、口紅38からオジーブ36を剥
離し易くした後、第5図、第6図に示すような方法で、
オジーブ36を分離する方法である。
ースチレン樹脂と、口紅38との熱膨張率の違いを利用し
てオジーブ36を膨張させて、口紅38からオジーブ36を剥
離し易くした後、第5図、第6図に示すような方法で、
オジーブ36を分離する方法である。
前記第5図に示すオジーブ36をしごく方法は、オジー
ブ36を平行に垂直にしごくのに熟練を要し、口紅38に傷
を付け易く、時間も掛かる。
ブ36を平行に垂直にしごくのに熟練を要し、口紅38に傷
を付け易く、時間も掛かる。
また、第6図に示す方法は、オジーブ36を垂直に落下
させる必要があるが、オジーブ36が口紅38に密着してい
るので、容器本体34と袴筒35を相互に回転させて、口紅
38を前記オジーブ36から離すとき、大きな回転力にて早
く離すようにすると、口紅38とオジーブ36の密着部が無
理やり剥離されるため、口紅38に傷が付き易く。
させる必要があるが、オジーブ36が口紅38に密着してい
るので、容器本体34と袴筒35を相互に回転させて、口紅
38を前記オジーブ36から離すとき、大きな回転力にて早
く離すようにすると、口紅38とオジーブ36の密着部が無
理やり剥離されるため、口紅38に傷が付き易く。
また、ゆっくり少しずつ回転させた場合、その結果オ
ジーブ36を垂直に静止状態に保持することが困難とな
り、オジーブ36の落下時に、口紅38にオジーブ36が接触
し、口紅38を傷付け易く、時間も掛かるものである。
ジーブ36を垂直に静止状態に保持することが困難とな
り、オジーブ36の落下時に、口紅38にオジーブ36が接触
し、口紅38を傷付け易く、時間も掛かるものである。
第7図に示す電熱器42により加熱する方法は、ヒータ
8を収容した部分に接触すると、オジーブ36も口紅38も
融けてしまう。そこで、融けないようにヒータ8を低温
にすると加熱時間が掛かる。
8を収容した部分に接触すると、オジーブ36も口紅38も
融けてしまう。そこで、融けないようにヒータ8を低温
にすると加熱時間が掛かる。
さらに、口紅38を内蔵したオジーブ36は、先端部が対
称な形状でないものが多いので、そのオジーブ36の各部
分を短時間で均一な温度に加熱することはきわめて困難
である。
称な形状でないものが多いので、そのオジーブ36の各部
分を短時間で均一な温度に加熱することはきわめて困難
である。
本発明は、前記事項に鑑みなされたものであり、オジ
ーブ内の口紅とオジーブとを、口紅を損傷することな
く、短時間で容易に引き離すことができるようにするこ
とを技術的課題とする。
ーブ内の口紅とオジーブとを、口紅を損傷することな
く、短時間で容易に引き離すことができるようにするこ
とを技術的課題とする。
前記課題を解決する本発明の方法は、一端を閉じた筒
状に形成され、内部に溶融口紅化粧料を流し込んで口紅
を成形するためのオジーブを、成形された口紅から離型
する方法であり、 内部に口紅を有するオジーブの周囲を、その開口端側
から閉塞端に向かって流れる熱風で加熱してオジーブを
膨張させることで、内部の固化口紅とオジーブとの間に
隙間を形成し、口紅からオジーブを引き離す口紅の離型
方法である。
状に形成され、内部に溶融口紅化粧料を流し込んで口紅
を成形するためのオジーブを、成形された口紅から離型
する方法であり、 内部に口紅を有するオジーブの周囲を、その開口端側
から閉塞端に向かって流れる熱風で加熱してオジーブを
膨張させることで、内部の固化口紅とオジーブとの間に
隙間を形成し、口紅からオジーブを引き離す口紅の離型
方法である。
また、前記課題を解決する本発明の装置は、一端を閉
じた筒状に形成され、内部に溶融口紅化粧料を流し込ん
で口紅を成形するためのオジーブを、成形された口紅か
ら離型する装置であり、 前記オジーブを内包する加熱室を有する加熱器本体を
有し、この加熱器本体に、加熱室内に配置されたオジー
ブの開口端寄りの周囲に向かって熱風を送風できる噴気
口を設け、加熱室内に配置されたオジーブの閉塞端に対
応する加熱器本体の部位に、熱風の排気口を設けて構成
した加熱器を備えて口紅の離型装置とした。
じた筒状に形成され、内部に溶融口紅化粧料を流し込ん
で口紅を成形するためのオジーブを、成形された口紅か
ら離型する装置であり、 前記オジーブを内包する加熱室を有する加熱器本体を
有し、この加熱器本体に、加熱室内に配置されたオジー
ブの開口端寄りの周囲に向かって熱風を送風できる噴気
口を設け、加熱室内に配置されたオジーブの閉塞端に対
応する加熱器本体の部位に、熱風の排気口を設けて構成
した加熱器を備えて口紅の離型装置とした。
ここで、前記口紅を有するオジーブは、離型前に口紅
容器に口紅とともに組み込まれていて、開口端側周囲に
フランジを有しているのが、離型する上で好適である。
容器に口紅とともに組み込まれていて、開口端側周囲に
フランジを有しているのが、離型する上で好適である。
そのようにした上で、前記加熱器に加えて、前記口紅
容器を直立して固定して保持できる口紅容器保持装置
と、この口紅容器保持装置で口紅容器を保持した状態で
オジーブを引っ張る引っ張機とを備えるのがよい。この
引っ張機は、昇降可能で、かつ、前記フランジの下側を
保持してオジーブを引っ張るようにしてある。具体的に
は、この引っ張機は、昇降可能で、かつ、水平方向に進
退可能に設けられた一対の連結杆を有し、この連結杆の
先端部には、前記オジーブに設けられたフランジの下側
を保持できる一対の弧状保持片を設けて構成される。
容器を直立して固定して保持できる口紅容器保持装置
と、この口紅容器保持装置で口紅容器を保持した状態で
オジーブを引っ張る引っ張機とを備えるのがよい。この
引っ張機は、昇降可能で、かつ、前記フランジの下側を
保持してオジーブを引っ張るようにしてある。具体的に
は、この引っ張機は、昇降可能で、かつ、水平方向に進
退可能に設けられた一対の連結杆を有し、この連結杆の
先端部には、前記オジーブに設けられたフランジの下側
を保持できる一対の弧状保持片を設けて構成される。
前記装置で本発明方法は、オジーブ内に口紅を充填
し、この充填した口紅が固化して口紅となったオジーブ
を、加熱室内に配置する。
し、この充填した口紅が固化して口紅となったオジーブ
を、加熱室内に配置する。
そして、その配置と共に、熱風を送風し、噴気口より
オジーブの開口端寄り周囲に向かって送気する。
オジーブの開口端寄り周囲に向かって送気する。
オジーブの開口端寄り周囲に送気された熱風は、オジ
ーブの周囲に沿ってその閉塞端に向かって流れ、排気口
より排気される。
ーブの周囲に沿ってその閉塞端に向かって流れ、排気口
より排気される。
このとき、オジーブの各部分は、熱風の流れに接触す
るので、短時間に均一な温度に上昇する。そして、温度
の上昇したオジーブは、口紅との熱膨張率の差によっ
て、口紅より大きく膨張し、口紅との間に隙間を形成し
剥がれ易くなっている。
るので、短時間に均一な温度に上昇する。そして、温度
の上昇したオジーブは、口紅との熱膨張率の差によっ
て、口紅より大きく膨張し、口紅との間に隙間を形成し
剥がれ易くなっている。
このように、熱風はオジーブの開口端側から閉塞端に
向かって流れるので、開口端から突出している口紅には
熱風が吹きつけられず、その部分が溶融することはな
い。
向かって流れるので、開口端から突出している口紅には
熱風が吹きつけられず、その部分が溶融することはな
い。
次ぎに、オジーブとともに口紅を組み込んである口紅
容器を、口紅容器保持装置で直立して固定して保持し、
前記オジーブのフランジの下側を、オジーブを引っ張る
引っ張機の弧状保持片で保持し、引っ張機の連結杆を上
昇させて、オジーブを口紅から上方に引き離す。
容器を、口紅容器保持装置で直立して固定して保持し、
前記オジーブのフランジの下側を、オジーブを引っ張る
引っ張機の弧状保持片で保持し、引っ張機の連結杆を上
昇させて、オジーブを口紅から上方に引き離す。
第1図ないし第4図は、本発明の一実施例の口紅の離
型方法と、それに使用する装着の説明用の図である。
型方法と、それに使用する装着の説明用の図である。
まず、オジーブ36について説明する。このオジーブ36
は、一端を開口し、他端を砲弾状に収束して閉塞した、
ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル−スチレン、
アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン、ポリオキシ
メチレンなどからなる透明プラスチック製筒状体で、内
部に溶融口紅化粧料を充填し、冷却による固化で成形す
るものである、その成形時には、図示しない補助型との
組合せで、オジーブ36の開口端から口紅38の基部が突出
するように成形される。
は、一端を開口し、他端を砲弾状に収束して閉塞した、
ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル−スチレン、
アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン、ポリオキシ
メチレンなどからなる透明プラスチック製筒状体で、内
部に溶融口紅化粧料を充填し、冷却による固化で成形す
るものである、その成形時には、図示しない補助型との
組合せで、オジーブ36の開口端から口紅38の基部が突出
するように成形される。
そして、口紅38の基部に口紅容器33への装着用受皿が
取り付けられる。
取り付けられる。
前記口紅38を装着した口紅容器33は、従来公知で一般
に使用されている繰り出し式口紅容器であり、内部に螺
旋溝を設けた袴筒35内に、容器本体34に連設した縦方向
の長孔付き筒部を回動自在に嵌入し、この長孔付き筒部
内に、口紅38を嵌入した受皿を上下動可能に嵌入したも
ので、容器本体34と袴筒35を相互に回転させて、前記受
皿を上下動させるように形成したものである。そして、
最大繰り出し位置に、オジーブ付き口紅が組み込まれ、
オジーブ36が外されると口紅38の容器内への引き込みが
可能となる。
に使用されている繰り出し式口紅容器であり、内部に螺
旋溝を設けた袴筒35内に、容器本体34に連設した縦方向
の長孔付き筒部を回動自在に嵌入し、この長孔付き筒部
内に、口紅38を嵌入した受皿を上下動可能に嵌入したも
ので、容器本体34と袴筒35を相互に回転させて、前記受
皿を上下動させるように形成したものである。そして、
最大繰り出し位置に、オジーブ付き口紅が組み込まれ、
オジーブ36が外されると口紅38の容器内への引き込みが
可能となる。
次に、この実施例の加熱器1は、円筒状の加熱器本体
2を備え、この加熱器本体2の内部に加熱室2aが設けら
れその下部には、内周を1周する凹溝部3が設けてあ
る。この凹溝部3には、加熱室2a内に配置されたオジー
ブ36の開口端寄り周囲に向かって熱風を送気できる噴気
口4が設けてある。そして、前記噴気口4の外側上部
は、傾斜の急な上部傾斜面5となり、噴気口4に至る下
部傾斜面6は緩やかな傾斜となっている。
2を備え、この加熱器本体2の内部に加熱室2aが設けら
れその下部には、内周を1周する凹溝部3が設けてあ
る。この凹溝部3には、加熱室2a内に配置されたオジー
ブ36の開口端寄り周囲に向かって熱風を送気できる噴気
口4が設けてある。そして、前記噴気口4の外側上部
は、傾斜の急な上部傾斜面5となり、噴気口4に至る下
部傾斜面6は緩やかな傾斜となっている。
また、前記凹溝部3には、送気路7が接続し、この送
気路7は図示してない送風機に接続すると共に、電熱式
のヒータ8が設けてある。
気路7は図示してない送風機に接続すると共に、電熱式
のヒータ8が設けてある。
そして、加熱器本体2には、温度測定器14を設けると
共に、オジーブ36の閉塞端に対応した上部に排気口13が
設けてあり、この排気口13には、環体12が着脱可能に螺
嵌できるように形成してあり、この環体12を着脱、或
は、交換することにより、排気口13の大きさを調節でき
るように形成してある。
共に、オジーブ36の閉塞端に対応した上部に排気口13が
設けてあり、この排気口13には、環体12が着脱可能に螺
嵌できるように形成してあり、この環体12を着脱、或
は、交換することにより、排気口13の大きさを調節でき
るように形成してある。
さらに、前記加熱器本体2には、加熱器本体2を昇降
する支持体17が設けられ、加熱器本体2の下降で、オジ
ーブ36をその加熱室2a内に導入するようになっている。
する支持体17が設けられ、加熱器本体2の下降で、オジ
ーブ36をその加熱室2a内に導入するようになっている。
そして、前記加熱器1は、ヒータ8の温度、送風機に
よる送風量、排気口13の口径、加熱器本体2の上下時間
等の各種の条件を調整することにより、各種オジーブ26
を瞬時に均一な温度に加熱できるように形成してある。
よる送風量、排気口13の口径、加熱器本体2の上下時間
等の各種の条件を調整することにより、各種オジーブ26
を瞬時に均一な温度に加熱できるように形成してある。
そして、前記送気路7は、凹溝部3に対して水平方向
から斜めに流入させ、熱風が旋回しながら上昇するよう
に形成することも可能である。
から斜めに流入させ、熱風が旋回しながら上昇するよう
に形成することも可能である。
オジーブ36付き口紅38が装着された口紅容器33を、直
立して固定して保持する口紅容器保持装置20は、横方向
にスライドして移動できる基台21を備えている。
立して固定して保持する口紅容器保持装置20は、横方向
にスライドして移動できる基台21を備えている。
そして、この基台21の摺動用溝23に、内側が半円形に
近い弧状に形成された弧状ホルダ22が一対対向して摺動
可能に設置してあり、この弧状ホルダ22は、図示してい
ない機構により、互いに遠ざかり、また接近するように
形成され、口紅容器33の容器本体34の部分を保持できる
ように形成されている。
近い弧状に形成された弧状ホルダ22が一対対向して摺動
可能に設置してあり、この弧状ホルダ22は、図示してい
ない機構により、互いに遠ざかり、また接近するように
形成され、口紅容器33の容器本体34の部分を保持できる
ように形成されている。
オジーブ36を引っ張る引っ張機27は、昇降可能で、か
つ、水平方向に進退移動して互いに遠ざかり、また、接
近して、その間隔を拡大及び縮小できる一対の連結杆28
を備えている。
つ、水平方向に進退移動して互いに遠ざかり、また、接
近して、その間隔を拡大及び縮小できる一対の連結杆28
を備えている。
そして、前記連結杆28の先端部内側には、前記オジー
ブ36に設けられたフランジ37の下側を保持できる半円形
に近い一対の弧状保持片29が設けてある。
ブ36に設けられたフランジ37の下側を保持できる半円形
に近い一対の弧状保持片29が設けてある。
前記装置により口紅38からオジーブ36を引き離すに
は、まずオジーブ36内に口紅を充填し、その口紅が固化
して口紅38となったオジーブ36付き口紅38を、口紅容器
38に装着する。
は、まずオジーブ36内に口紅を充填し、その口紅が固化
して口紅38となったオジーブ36付き口紅38を、口紅容器
38に装着する。
次に、この口紅容器33を口紅容器保持装置20の弧状ホ
ルダ22で保持して直立させて保持する。
ルダ22で保持して直立させて保持する。
そして、加熱器本体2の噴気口4から適温に調節され
た熱風を送気している加熱器本体2を下降させて、加熱
器本体2を前記オジーブ36に外嵌させ、熱風によってオ
ジーブ36を加熱して膨張させ、オジーブ36を口紅38から
剥し易くする。
た熱風を送気している加熱器本体2を下降させて、加熱
器本体2を前記オジーブ36に外嵌させ、熱風によってオ
ジーブ36を加熱して膨張させ、オジーブ36を口紅38から
剥し易くする。
それと共に、加熱本体2を上昇させ、加熱本体2を前
記オジーブ36から離す。
記オジーブ36から離す。
次に、口紅容器33を保持した口紅容器保持装置20を横
に移動させ、オジーブ36を引っ張る引っ張機27の下方に
固定する。
に移動させ、オジーブ36を引っ張る引っ張機27の下方に
固定する。
次に、弧状保持片29が開いた状態の引っ張機27の連結
杆28を降下させ、連結杆28の弧状保持片29で、前記オジ
ーブ36のフランジ37の下側を保持して、連結杆28を上昇
させて、口紅38からオジーブ36を引き離す。
杆28を降下させ、連結杆28の弧状保持片29で、前記オジ
ーブ36のフランジ37の下側を保持して、連結杆28を上昇
させて、口紅38からオジーブ36を引き離す。
さらに、加熱器1で加熱されて膨張したオジーブ36
は、オジーブ36の引っ張機27を用いず、手で引き離すこ
とも可能である。
は、オジーブ36の引っ張機27を用いず、手で引き離すこ
とも可能である。
本発明は、熱風でオジーブを加熱するようにしたの
で、オジーブの各部分は、均一な温度の熱風の流れに接
触し、短時間で均一な温度に加熱され、膨張して口紅
は、オジーブから剥がれ易くなる。
で、オジーブの各部分は、均一な温度の熱風の流れに接
触し、短時間で均一な温度に加熱され、膨張して口紅
は、オジーブから剥がれ易くなる。
したがって、口紅を損傷することなくオジーブを容易
に引き離すことができる。
に引き離すことができる。
そして、熱風はオジーブの開口端側から閉塞端に向か
って流れるので、開口端から突出している口紅には熱風
が吹きつけられず、その部分が溶融することはない。
って流れるので、開口端から突出している口紅には熱風
が吹きつけられず、その部分が溶融することはない。
また、オジーブを引っ張る引っ張機は、口紅に対し
て、オジーブを真っ直ぐ引っ張れるので、引き離される
オジーブによって口紅が損傷されない。
て、オジーブを真っ直ぐ引っ張れるので、引き離される
オジーブによって口紅が損傷されない。
第1図ないし第4図は、本発明の一実施例の口紅の離型
方法とその方法に使用する装置の説明用の図であり、第
1図は加熱器と口紅容器保持装置、及びオジーブの加熱
状態を示す図、第2図は口紅容器保持装置とオジーブの
引っ張機、及びオジーブの引っ張り状態を示す図、第3
図は第2図のIII−III線の断面図、第4図は第2図のIV
−IV線の断面図、第5図、第6図、第7図は従来例のオ
ジーブの引き離し手段を示す図である。 1…加熱器、2…加熱器本体、2a…加熱室 4…噴気口、7…送気路、8…ヒータ、13…排気口、20
…口紅容器保持装置、 27…引っ張機、29…弧状保持片、33…口紅容器、36…オ
ジーブ、37…フランジ、38…口紅。
方法とその方法に使用する装置の説明用の図であり、第
1図は加熱器と口紅容器保持装置、及びオジーブの加熱
状態を示す図、第2図は口紅容器保持装置とオジーブの
引っ張機、及びオジーブの引っ張り状態を示す図、第3
図は第2図のIII−III線の断面図、第4図は第2図のIV
−IV線の断面図、第5図、第6図、第7図は従来例のオ
ジーブの引き離し手段を示す図である。 1…加熱器、2…加熱器本体、2a…加熱室 4…噴気口、7…送気路、8…ヒータ、13…排気口、20
…口紅容器保持装置、 27…引っ張機、29…弧状保持片、33…口紅容器、36…オ
ジーブ、37…フランジ、38…口紅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−44206(JP,A) 実開 昭64−37436(JP,U) 特公 昭55−49975(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 40/16 A61K 7/027 A61K 7/02
Claims (3)
- 【請求項1】一端を閉じた筒状に形成され、内部に溶融
口紅化粧料を流し込んで口紅を成形するためのオジーブ
を、成形された口紅から離型する方法であり、 内部に口紅を有するオジーブの周囲を、その開口端側か
ら閉塞端に向かった流れる熱風で加熱してオジーブを膨
張させることで、内部の固化口紅とオジーブとの間に隙
間を形成し、口紅からオジーブを引き離す口紅の離型方
法。 - 【請求項2】一端を閉じた筒状に形成され、内部に溶融
口紅化粧料を流し込んで口紅を成形するためのオジーブ
を、成形された口紅から離型する装置であり、 前記オジーブを内包する加熱室を有する加熱器本体を有
し、この加熱器本体に、加熱室内に配置されたオジーブ
の開口端寄りの周囲に向かって熱風を送風できる噴気口
を設け、加熱室内に配置されたオジーブの閉塞端に対応
する加熱器本体の部位に、熱風の排気口を設けて構成し
た加熱器を備えた口紅の離型装置。 - 【請求項3】前記口紅を有するオジーブは、離型前に口
紅容器に口紅とともに組み込まれていて、開口端側周囲
にフランジを有しており、前記加熱器加えて、前記口紅
容器を直立して固定して保持できる口紅容器保持装置
と、この口紅容器保持装置で口紅容器を保持した状態で
オジーブを引っ張る引っ張機とを備え、そして、前記引
っ張機は、昇降可能で、かつ、前記フランジの下側を保
持してオジーブを引っ張るようにしてある請求項2記載
の口紅の離型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17687490A JP2882667B2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 口紅の離型方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17687490A JP2882667B2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 口紅の離型方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464308A JPH0464308A (ja) | 1992-02-28 |
JP2882667B2 true JP2882667B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=16021294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17687490A Expired - Lifetime JP2882667B2 (ja) | 1990-07-04 | 1990-07-04 | 口紅の離型方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882667B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-04 JP JP17687490A patent/JP2882667B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0464308A (ja) | 1992-02-28 |
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