JP2862431B2 - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JP2862431B2
JP2862431B2 JP4068123A JP6812392A JP2862431B2 JP 2862431 B2 JP2862431 B2 JP 2862431B2 JP 4068123 A JP4068123 A JP 4068123A JP 6812392 A JP6812392 A JP 6812392A JP 2862431 B2 JP2862431 B2 JP 2862431B2
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明寿 碓氷
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理システムに関
し、例えば、データベースの更新履歴(ジャーナル)を
二次記憶に格納するデータベース管理システムに適用し
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】障害回復を容易にすべく、ジャーナルを
ジャーナルファイル等の二次記憶に格納する情報処理シ
ステムが既に存在する。例えば、データベース管理シス
テムの中にはこのようなシステムがある。このデータベ
ース管理システムにおいては、ジャーナルファイル内の
ジャーナルと二次記憶上のデータベースファイルの格納
内容とが整合していればいるほど障害回復時間を短くで
きる。また、貴重な時間を費やして行なったデータ処理
が障害発生によって無駄になることをできるだけ防止し
なければならない。そのため、従来のデータベース管理
システムにおいては、処理プログラムに中断点を設けて
おいてチェックポイントルーチン等を起動して、データ
ベースバッファに格納されている変更情報を二次記憶の
データベースファイルに格納させて、二次記憶上のデー
タベースファイルの格納内容を二次記憶のジャーナルフ
ァイルの格納内容に整合させる処理を行なうようになさ
れている。なお、このようなジャーナルファイル内に格
納されているデータベースについての更新履歴情報をチ
ェックポイントルーチン等によって二次記憶のデータベ
ースに反映させる処理は、チェックポイントの作成と呼
ばれている。
【0003】しかしながら、チェックポイントの作成に
は、この作成処理の開始時に変更されていたデータベー
スバッファの全ての変更情報を二次記憶上のデータベー
スファイルに書込むので、書込む量が非常に多くなり、
この書込みに要する期間が長くなって問題となってい
た。
【0004】そのため、チェックポイントの作成処理時
以外にも、一定周期毎にデータベースバッファの変更情
報を二次記憶上のデータベースファイルに書込むことを
行ない、すなわち、チェックポイントの作成処理で行な
うべき書込みを先行して行ない、チェックポイントの作
成処理の軽減化を計るようにしたシステムも既に存在す
る。
【0005】図2は、このような従来のデータベース管
理システムを示すブロック図である。図2において、こ
のデータベース管理システムは、チェックポイント確立
装置10、データベース管理装置11、データベースバ
ッファ管理装置12、ジャーナルバッファ管理装置1
3、データベースファイル14及びジャーナルファイル
15から構成されている。
【0006】通常のデータベース更新処理では、データ
ベース管理装置11はジャーナルをジャーナルバッファ
管理装置13に送り(101)、その後、データベース
管理装置11はデータベースバッファ管理装置12に変
更データを送る(102)。ジャーナルバッファ管理装
置13は与えられたジャーナルを内蔵するジャーナルバ
ッファ13aに書込んで管理する。また、データベース
バッファ管理装置12は、変更データに基づいたデータ
ベースの変更を内蔵するデータベースバッファ12a上
で行なうと共に、内蔵するバッファページ管理テーブル
12bの内容も適宜更新する。ジャーナルバッファ管理
装置13は、トランザクションが終了した時などにはジ
ャーナルバッファ13aに書込まれたジャーナルを二次
記憶のジャーナルファイル15に書込む。
【0007】チェックポイント確立装置10は、チェッ
クポイントの作成処理時以外においては、一定周期毎
に、データベースバッファ12a内の変更情報を二次記
憶のデータベースファイル14に書込むことを要求する
(103)。このような変更情報の書込みは、データベ
ースバッファ12aのアドレス空間の分割単位(従って
データベースの構成単位)であるページ毎に行なわれ、
ページを二次記憶に書き出すことはページアウトとかペ
ージ掃き出しとか呼ばれている。従って、言い換える
と、チェックポイント確立装置10は、一定周期毎に、
データベースバッファ12a内の変更ページを二次記憶
のデータベースファイル14に掃き出すことを要求する
ものである。
【0008】このような要求があると、データベースバ
ッファ管理装置12は、まず後述する掃き出しページ選
択方式に従って掃き出すページを選択し、その後、その
変更ページに依存するジャーナル(掃き出しページの変
更履歴)を二次記憶のジャーナルファイル15に書込む
ことをジャーナルバッファ管理装置13に要求する(1
04)。
【0009】ジャーナルバッファ管理装置13は、この
要求時に、書込みが要求されたジャーナルが二次記憶上
のジャーナルファイル15に書込まれていない場合には
ジャーナルファイル15への書込みを実行する(10
5)。ジャーナルバッファ管理装置13は、要求された
ジャーナルの書込みを終了した場合、又は、トランザク
ションの終了等によって既にそのジャーナルをジャーナ
ルファイル15に書込んでいた場合には、データベース
バッファ管理装置12に書込みの終了通知を返信する
(106)。
【0010】データベースバッファ管理装置12は、終
了通知が返信されてくると、選択されたページを二次記
憶のデータベースファイル14に掃き出す(107)。
そして、ページ掃き出しが終了すると、データベースバ
ッファ管理装置12は変更ページの書込みが終了したこ
とをチェックポイント確立装置10に通知する(10
8)。
【0011】図3はバッファページ管理テーブル12b
の構成を示す説明図、図4は掃き出しページ選択方式を
示すフローチャートである。これら図面を参照しなが
ら、掃き出しページ選択方式を説明する。
【0012】バッファページ管理テーブル12bは、図
3に示すように、各ページの識別情報であるページ番号
と、そのページ番号のページが前回の掃き出し後におい
て更新されたか否かを表す更新フラグと、そのページ番
号のページが過去のどの時点で参照されたかを示すLR
U(Least Recently Use)値とから構成されている。デ
ータベースバッファ管理装置12は、図4に示すよう
に、バッファページ管理テーブル12bの更新フラグを
参照し、更新フラグがセット(YES)されているペー
ジ番号を検索して、検索されたページ番号のページを掃
き出すページに決定する(201〜203)。
【0013】なお、データベースバッファ管理装置12
は、データベース管理装置11から変更データが与えら
れてデータベースバッファ12aに書込んだときにバッ
ファページ管理テーブル12bの更新フラグをセット
し、ページの掃き出しが終了したときに更新フラグをリ
セットする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データベース管理システムにおいては、一定周期毎のペ
ージ掃き出し要求に応じて、データベースバッファ12
a内の変更ページを掃き出す際にジャーナルバッファ1
3aのジャーナルも掃き出されることがある。
【0015】一定周期で行なう変更ページの掃き出し
は、チェックポイントの作成処理の軽減を意図したもの
であり、その点から見ればデータベースバッファ12a
からのページ掃き出しだけが実行されれば十分である。
しかし、上述したように、従来はジャーナル掃き出しと
いう余分な二次記憶(ジャーナルファイル)への書込み
が発生していた。実際上、ジャーナルバッファ管理装置
及びデータベースバッファ管理装置は同一のCPUが処
理を実行する装置であるので、変更ページの二次記憶
(データベースファイル)への書込みと、ジャーナルの
二次記憶(ジャーナルファイル)への書込みとは並行し
て実行することができない。そのため、ジャーナルの書
込みを伴う場合には、一定周期毎のページ掃き出し要求
に応じた一連の処理時間は長いものとなる。その結果、
ユーザによるデータベースの変更処理を低下させるとい
う問題を招いていた。
【0016】このような問題は、データベース管理シス
テムだけではなく、ジャーナルファイルを有する他の情
報処理システムにも同様に生じている。
【0017】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、データバッファに格納されている変更データ
を二次記憶のデータファイルに掃き出す、一定周期毎に
起動される処理の実行時間を短くできる情報処理システ
ムを提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、データ処理によって変更された
データ及びその更新履歴であるジャーナルを出力するデ
ータ処理装置と、二次記憶のデータファイルと、二次記
憶のジャーナルファイルと、データ処理装置が参照する
データバッファ及びこのデータバッファの管理情報を格
納しているバッファページ管理テーブルを有するデータ
バッファ管理装置と、データ処理装置から与えられたジ
ャーナルを格納するジャーナルバッファを有しジャーナ
ルバッファ内のジャーナルをジャーナルファイルに書込
むジャーナルバッファ管理装置と、処理プログラムの予
め定められた中断点のタイミング及び一定周期毎のタイ
ミングでデータバッファ内の変更されているページをデ
ータファイルに書込むことをデータバッファ管理装置に
指示するチェックポイント確立装置とを備えた情報処理
システムにおいて、以下の点を特徴とする。
【0019】(1) ジャーナルバッファ管理装置は、デー
タ処理装置からジャーナルが与えられたときにそのジャ
ーナルに識別子を付与してジャーナルバッファに書込
み、かつ、そのジャーナル識別子をデータバッファ管理
装置に与えると共に、チェックポイント確立装置がデー
タバッファ管理装置にデータバッファ内の変更されてい
るページをデータファイルに書込むことを指示する一定
周期毎のタイミングとは独立した所定タイミングでジャ
ーナルバッファ内のジャーナルをジャーナルファイルに
書込んだ際には、書込み済みのジャーナルを識別子を基
に管理する。
【0020】(2) バッファページ管理テーブルは、各ペ
ージに対応して、そのページが更新されたページである
か否かを表す更新フラグと、そのページの変更に係るジ
ャーナルの識別子との欄を有してこれら情報を管理す
る。
【0021】(3) データバッファ管理装置は、チェック
ポイント確立装置から一定周期毎のタイミングでデータ
バッファ内の変更されているページをデータファイルに
書込むことが指示された場合には、更新フラグがセット
されているページであって、かつ、ジャーナルバッファ
管理装置から取り出した書込み済みのジャーナル識別子
の情報からジャーナルファイルへの書込みが終了してい
ることが明らかなジャーナルに対応したページを決定し
て、そのページをデータファイルに書込む。
【0022】ここで、バッファページ管理テーブルに、
各ページがデータ処理装置によって過去のどの時点で参
照されたかを表す参照時点情報を管理する欄をも設け、
データバッファ管理装置が、チェックポイント確立装置
から一定周期毎のタイミングでデータバッファ内の変更
されているページをデータファイルに書込むことが指示
された場合には、書込みを行なうページとして、長期に
渡って参照が行なわれていないことをも要件として決定
することが好ましい。
【0023】
【作用】チェックポイント確立装置から一定周期毎のタ
イミングでデータバッファ内の変更されているページを
データファイルに書込むことが指示された場合に、その
ページについてのジャーナルがジャーナルファイルに書
込まれていることを補償するためには、ジャーナルファ
イルに既に書込まれているジャーナルに係るページを選
択すれば良い。そのため、バッファページ管理テーブル
でジャーナル識別子を管理すると共に、ジャーナルバッ
ファ管理装置が書込み済ジャーナルの識別子をも管理す
ることとした。
【0024】すなわち、本発明においては、チェックポ
イント確立装置から一定周期毎のタイミングでデータバ
ッファ内の変更されているページをデータファイルに書
込むことが指示された場合には、変更されているページ
であって、かつ、既に対応ジャーナルがジャーナルファ
イルに書込まれているページをデータファイルに書込む
こととした。既に対応ジャーナルがジャーナルファイル
に書込まれているページとは、チェックポイント確立装
置がページをデータファイルに書込むことを指示する一
定周期毎のタイミングとは独立した前のタイミングでジ
ャーナルがジャーナルファイルに書込まれたページであ
る。
【0025】なお、変更が頻繁に行なわれているページ
をデータファイルに書込んでも、直ぐにまた内容が変更
されて再度書込みの必要が生じることが多い。すなわ
ち、書込み効率が悪い恐れがある。そこで、各ページが
データ処理装置によって過去のどの時点で参照されたか
を表す参照時点情報を管理し、データバッファ管理装置
が、チェックポイント確立装置から一定周期毎のタイミ
ングでデータバッファ内の変更されているページをデー
タファイルに書込むことが指示された場合に、書込みを
行なうページとして、長期に渡って参照が行なわれてい
ないことをも要件として決定することが好ましい。
【0026】
【実施例】以下、本発明をデータベース管理システムに
適用した一実施例を図面を参照しながら詳述する。図1
は、この実施例によるデータベース管理システムの機能
ブロック図である。
【0027】この実施例のデータベース管理システム
も、図1に示すように、大きくは、チェックポイント確
立装置40、データベース管理装置41、データベース
バッファ管理装置42、ジャーナルバッファ管理装置4
3、データベースファイル44及びジャーナルファイル
45から構成されている。これら構成要素の内、データ
ベースバッファ管理装置42及びジャーナルバッファ管
理装置43が従来システムとは異なっている。
【0028】この実施例のデータベースバッファ管理装
置42は、従来とは異なる構成のバッファページ管理テ
ーブル42bを内蔵する。図5は、バッファページ管理
テーブル42bの構成を示すものである。バッファペー
ジ管理テーブル42bは、各ページの識別情報であるペ
ージ番号と、そのページ番号のページが前回の掃き出し
後において更新されたか否かを表す更新フラグと、その
ページ番号のページが過去のどの時点で参照されたかを
示すLRU値と、そのページ番号のページの更新と依存
関係があるジャーナルを識別するジャーナル識別子とか
ら構成されている。
【0029】データベースバッファ管理装置42は、デ
ータベース管理装置41から変更データが与えられてデ
ータベースバッファ42aを更新したときにバッファペ
ージ管理テーブル42bの更新フラグをセットし、ペー
ジの掃き出しが終了したときに更新フラグをリセットす
る。
【0030】データベースバッファ管理装置42は、最
近に参照(アクセス)されたデータベースバッファ42
aのページに対して最も小さいLRU値を与えるよう
に、LRU値を管理する。
【0031】データベースバッファ管理装置42は、変
更データとほぼ同時にジャーナルバッファ管理装置43
から与えられたジャーナル識別子を変更データに関する
ページ番号に対応付けて管理する。
【0032】この実施例のジャーナルバッファ管理装置
43は、ジャーナルバッファ43aの外に、ジャーナル
識別子形成部43b及び最新書込み済ジャーナル識別子
記憶部43cを備えている。
【0033】ジャーナル識別子形成部43bは、データ
ベース管理装置41からジャーナルが与えられる毎にイ
ンクリメントするジャーナル識別子(識別番号)を形成
するものであり、ジャーナルがジャーナルバッファ43
aに格納される際にはジャーナル識別子が付加されて格
納される。また、形成したジャーナル識別子をデータベ
ースバッファ管理装置42に与える。
【0034】ジャーナルバッファ管理装置43は、所定
のタイミングにおいてジャーナル識別子の順にジャーナ
ルを二次記憶のジャーナルファイル45に格納する。こ
の際、ジャーナルバッファ管理装置43は、ジャーナル
ファイル45に最新に書込んだジャーナルのジャーナル
識別子に最新書込み済ジャーナル識別子記憶部43cの
内容を更新する。
【0035】以上のように、データベースバッファ管理
装置42及びジャーナルバッファ管理装置43が従来シ
ステムとは異なるようにされた実施例のデータベース管
理システムは、以下のように動作する。
【0036】通常のデータベース更新処理では、データ
ベース管理装置41はジャーナルをジャーナルバッファ
管理装置43に送り(401)、その後、データベース
管理装置41はデータベースバッファ管理装置42に変
更データを送る(402)。ジャーナルバッファ管理装
置43は与えられたジャーナルを内蔵するジャーナルバ
ッファ43aに書込んで管理する。この際には、ジャー
ナル識別子形成部43bによって形成されたジャーナル
識別子がそのジャーナルに付与される。また、形成され
たジャーナル識別子がデータベースバッファ管理装置4
2に与えられる(403)。データベースバッファ管理
装置42は、変更データに基づいたデータベースの変更
を内蔵するデータベースバッファ42a上で行なうと共
に、内蔵するバッファページ管理テーブル42bの更新
フラグを更新したり、与えられたジャーナル識別子をバ
ッファページ管理テーブル42bに書込んだりする。
【0037】ジャーナルバッファ管理装置43は、トラ
ンザクションが終了した時などには、最新書込み済ジャ
ーナル識別子記憶部43cに記憶されているジャーナル
識別子の次の識別子を有するジャーナルバッファ43a
に書込まれているジャーナルを二次記憶のジャーナルフ
ァイル45に書込むと共に(404)、最新書込み済ジ
ャーナル識別子記憶部43cの内容を書込んだジャーナ
ル識別子に変更する。
【0038】チェックポイント確立装置40は、チェッ
クポイントの作成処理時以外においては、一定周期毎
に、データベースバッファ42a内の変更ページを二次
記憶のデータベースファイル44に書込むことをデータ
ベースバッファ管理装置42に要求する(405)。
【0039】このような要求があると、データベースバ
ッファ管理装置42は、まずジャーナルバッファ管理装
置43にジャーナルファイル45に最新に書込んだジャ
ーナルのジャーナル識別子を要求する(406)。ジャ
ーナルバッファ管理装置43は、その時点で最新書込み
済ジャーナル識別子記憶部43cに格納されているジャ
ーナル識別子をデータベースバッファ管理装置42に返
信する(407)。
【0040】なお、ジャーナル識別子は発生したジャー
ナルに対する連続した番号であって、ジャーナルバッフ
ァ管理装置43がジャーナル識別子の順にジャーナルを
ジャーナルファイル45に書込むので、返信されたジャ
ーナル識別子以下の値のジャーナル識別子を有するジャ
ーナルは全て二次記憶のジャーナルファイル45に書込
まれている。
【0041】データベースバッファ管理装置42は、返
信されたジャーナル識別子をも用いたバッファページ管
理テーブル42bの参照による掃き出しページ選択方式
に従って掃き出すページを選択する。そして、データベ
ースバッファ管理装置42は、選択されたページを二次
記憶のデータベースファイル44に掃き出す(40
8)。このようなページ掃き出しが終了すると、データ
ベースバッファ管理装置42は変更ページの書込みが終
了したことをチェックポイント確立装置40に通知する
(409)。これにより、一定周期毎に起動される一連
のページ掃き出し処理が終了する。
【0042】図6は、この実施例の掃き出しページ選択
方式を示すフローチャートである。まずは、上述したよ
うに、ジャーナルバッファ管理装置43から最新にジャ
ーナルファイル45に書込まれたジャーナルのジャーナ
ル識別子を得る(502)。次に、バッファページ管理
テーブル42bの更新フラグの欄を参照して、更新フラ
グがセットされているページ番号を検索する(50
3)。更新フラグがセットされている複数のページ番号
から、そのジャーナル識別子がジャーナルバッファ管理
装置43から与えられた最新書込み済のジャーナル識別
子以下であるものを抽出する(504)。このように絞
り込まれたページ番号から、そのLRU値が所定値以上
のもの、すなわち、最近において参照されたことがない
ものを、さらに絞り込んで、この絞り込んだページ番号
のページを掃き出しページに決定する(505)。
【0043】変更されたページを二次記憶のデータベー
スファイル44に掃き出すものであるので、更新フラグ
がセットされていることは当然に条件となる。また、こ
のようなページの掃き出しが、ジャーナルファイル45
とデータベースファイル44との整合性を考慮したもの
であるので、データベースファイル44に掃き出された
ページに対応するジャーナルがジャーナルファイル45
に書込まれていることが必要であり、上述のようにジャ
ーナルファイル45に書込まれたジャーナルに対応する
ページを掃き出しの要件とすれば、上述の必要性を満足
すると共に変更ページの掃き出しの際にジャーナルの書
込みが完全に不要とできる。さらに、LRU値を掃き出
しページの選択要件とするようにしたのは、最近におい
て参照されていないページは近い将来においてさらなる
変更が実行される可能性が少ないためである。逆にいえ
ば、最近において参照されているページについては近い
将来においても変更される可能性が高く、このようなペ
ージを掃き出した場合には、そのページについて近い将
来において再び掃き出しを実行する可能性が高く、掃き
出し効率を低下させる恐れがあるためである。
【0044】以上のように、上記実施例によれば、ジャ
ーナル識別子を利用してジャーナルファイル45に既に
書込まれたジャーナルに対応するページの中から、掃き
出しページを選択するようにしたので、一定周期毎の掃
き出し要求に対する処理で、ジャーナルを二次記憶のジ
ャーナルファイル45に書込む処理が完全になくなり、
一連の処理時間を短くすることができ、ユーザによるデ
ータベースの変更処理の効率を向上させることができ
る。
【0045】また、上記実施例によれば、LRU値を利
用して、最近において参照されたことがないことを掃き
出しページの選択要件としたので、近い将来において変
更される可能性があるページの掃き出しを防止すること
ができ、掃き出しが無駄になるようなことを防止できて
掃き出し効率を高めることができる。
【0046】なお、上記実施例においては、掃き出しペ
ージとして、変更されていること、そのページに対応す
るジャーナルがジャーナルファイル45に既に書込まれ
ていること、そのページが最近において参照されていな
いこと、の3要件を満たすページを選択するようにした
ものを示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、変更されていること、そのページに対応するジャー
ナルがジャーナルファイル45に既に書込まれているこ
と、の2要件を満たすページを掃き出しページとして選
択するようにしても良い。このようにしても、一定周期
毎のページ掃き出し要求時の処理において、ジャーナル
をジャーナルファイル45に書込むことは防止できる。
【0047】また、上記実施例においては、本発明をデ
ータベース管理システムに適用したものを示したが、ジ
ャーナルファイルを有する他の情報処理システムにも広
く適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ジャー
ナル識別子を利用してジャーナルファイルに既に書込ま
れたジャーナルに対応するページの中から、掃き出しペ
ージを選択するようにしたので、データバッファに格納
されている変更データを二次記憶のデータファイルに掃
き出す、一定周期毎に起動される処理の実行時間を短く
できる情報処理システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のデータベース管理システムを示す機能
ブロック図である。
【図2】従来のデータベース管理システムを示す機能ブ
ロック図である。
【図3】従来のバッファページ管理テーブルの構成を示
す説明図である。
【図4】従来の掃き出しページの決定処理を示すフロー
チャートである。
【図5】実施例のバッファページ管理テーブルの構成を
示す説明図である。
【図6】実施例の掃き出しページの決定処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
40…チェックポイント確立装置、41…データベース
管理装置、42…データベースバッファ管理装置、42
a…データベースバッファ、42b…バッファページ管
理テーブル、43…ジャーナルバッファ管理装置、43
a…ジャーナルバッファ、43b…ジャーナル識別子形
成部、43c…最新書込み済ジャーナル識別子記憶部、
44…データベースファイル、45…ジャーナルファイ
ル。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 G06F 3/06 G06F 11/00 G06F 11/34 G06F 17/30 G06F 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理によって変更されたデータ及
    びその更新履歴であるジャーナルを出力するデータ処理
    装置と、二次記憶のデータファイルと、二次記憶のジャ
    ーナルファイルと、上記データ処理装置が参照するデー
    タバッファ及びこのデータバッファの管理情報を格納し
    ているバッファページ管理テーブルを有するデータバッ
    ファ管理装置と、上記データ処理装置から与えられたジ
    ャーナルを格納するジャーナルバッファを有しジャーナ
    ルバッファ内のジャーナルを上記ジャーナルファイルに
    書込むジャーナルバッファ管理装置と、処理プログラム
    の予め定められた中断点のタイミング及び一定周期毎の
    タイミングで上記データバッファ内の変更されているペ
    ージを上記データファイルに書込むことを上記データバ
    ッファ管理装置に指示するチェックポイント確立装置と
    を備えた情報処理システムにおいて、 上記ジャーナルバッファ管理装置は、上記データ処理装
    置からジャーナルが与えられたときにそのジャーナルに
    識別子を付与して上記ジャーナルバッファに書込み、か
    つ、そのジャーナル識別子を上記データバッファ管理装
    置に与えると共に、上記チェックポイント確立装置が上
    記データバッファ管理装置に上記データバッファ内の変
    更されているページを上記データファイルに書込むこと
    を指示する一定周期毎のタイミングとは独立した所定タ
    イミングで上記ジャーナルバッファ内のジャーナルを上
    記ジャーナルファイルに書込んだ際には、書込み済みの
    ジャーナルを識別子を基に管理し、 上記バッファページ管理テーブルは、各ページに対応し
    て、そのページが更新されたページであるか否かを表す
    更新フラグと、そのページの変更に係るジャーナルの識
    別子との欄を有してこれら情報を管理し、 上記データバッファ管理装置は、上記チェックポイント
    確立装置から一定周期毎のタイミングで上記データバッ
    ファ内の変更されているページを上記データファイルに
    書込むことが指示された場合には、更新フラグがセット
    されているページであって、かつ、上記ジャーナルバッ
    ファ管理装置から取り出した書込み済みのジャーナル識
    別子の情報から上記ジャーナルファイルへの書込みが終
    了していることが明らかなジャーナルに対応したページ
    を決定して、そのページを上記データファイルに書込む
    ことを特徴とした情報処理システム。
  2. 【請求項2】 上記バッファページ管理テーブルに、各
    ページが上記データ処理装置によって過去のどの時点で
    参照されたかを表す参照時点情報を管理する欄をも設
    け、 上記データバッファ管理装置は、上記チェックポイント
    確立装置から一定周期毎のタイミングで上記データバッ
    ファ内の変更されているページを上記データファイルに
    書込むことが指示された場合には、書込みを行なうペー
    ジとして、長期に渡って参照が行なわれていないことを
    も要件として決定することを特徴とした請求項1に記載
    の情報処理システム。
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