JP2852509B2 - 補修材料用容器のカバーキャップ - Google Patents

補修材料用容器のカバーキャップ

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JP2852509B2
JP2852509B2 JP8056684A JP5668496A JP2852509B2 JP 2852509 B2 JP2852509 B2 JP 2852509B2 JP 8056684 A JP8056684 A JP 8056684A JP 5668496 A JP5668496 A JP 5668496A JP 2852509 B2 JP2852509 B2 JP 2852509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補修用コンパウン
ドなどの補修材料を収容する容器に着脱されるカバーキ
ャップに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディの塗装面に、擦り傷や掻き
傷、洗剤やワックスによっては落ちないセメントやペイ
ントやコールタールといった付着物、水垢、油汚れなど
が付いているときに、それらを補修する材料としてコン
パウンドが知られており、このコンパウンドは一般に缶
容器に収容されている。
【0003】従来、コンパウンドを収容した缶容器は、
汎用的な自動車用ワックスを収容した缶容器と同様に、
缶容器本体に缶蓋を装着することによって密閉され、そ
のように缶蓋を装着した缶容器本体に、さらに合成樹脂
製のカバーキャップを装着し、そのカバーキャップと缶
蓋との間の空間にスポンジやパッドなどの補修に際して
使われる材料を収容している。また、上記缶容器は、カ
バーキャップを装着したまま数段に積み重ねて店頭に並
べられたり運搬されたりする。
【0004】ところで、自動車ボディの塗装面に付いた
擦り傷や掻き傷などをコンパウンドを用いて補修した場
合、補修跡を肉眼で見たときに擦り傷や掻き傷が消失し
ているか否かを確実に見分けられないことが多々ある。
また、補修に際して極小の擦り傷や掻き傷が付いている
か否かを肉眼で見分けたり、極小の擦り傷や掻き傷の付
いている箇所を肉眼で見分けたりすることが困難な場合
も多々あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの場合に、従来
は、拡大鏡を使って擦り傷や掻き傷がきれいに消失して
いるか否かを確認したり、擦り傷や掻き傷がどこにある
かを確認するほかなかったが、そのようにすることはき
わめて煩わしいことであり、また、拡大鏡の無いことが
多いので、ほとんどの場合には不確実であっても肉眼だ
けにたよらざるを得ないという事情があった。
【0006】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、カバーキャップそのものに凸レンズを設けておくこ
とにより、いつでもその凸レンズを利用して補修前の傷
の有無や補修後の補修跡を拡大して観察することのでき
るようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る補修材料用
容器のカバーキャップは、補修材料を収容する容器に着
脱される合成樹脂製のカバーキャップであって、当該カ
バーキャップの天板部に凸レンズが設けられ、上記天板
部に、上記凸レンズよりも突き出る長さの突部が設けら
れており、カバーキャップの上に容器を積み重ねたとき
に、上記突部が容器の底板に当たるようになっていると
共に上記突部が上記容器の下縁部にあるリング部に係合
してその容器を位置決めする機能を備えている、という
ものである。
【0008】このようなカバーキャップを補修材料用容
器に装着しておけば、その容器から取り外したカバーキ
ャップの凸レンズを利用して自動車ボディの塗装面など
を拡大して見ることができるようになる。また、カバー
キャップを装着した補修材料用容器を数段に亘って積み
重ねたときに、上段側の補修材料用容器の底板が下段側
の補修材料用容器に装着されたカバーキャップの突部に
よって支えられるので、そのカバーキャップに一体成形
されている凸レンズが上記底板に当たったり擦れたりし
ない。また、補修時に容器から取り外したカバーキャッ
プを、凸レンズが下になるようにして置いたときにも、
突部によってカバーキャップが支えられるので凸レンズ
が何かに擦れることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るカバーキャップAを装着した補修用材料容器Bを積み
重ねた状態を示す部分正面図、図2はカバーキャップA
の平面図、図3は図2のIII−III線に沿う部分の
拡大断面図である。
【0010】補修材料用容器Bは缶容器であり、その中
には上述したコンパウンドを収容してある。容器Bに収
容する材料は、コンパウンドに限らず、ワックスなどの
他の材料でもよい。要するにコンパウンド、ワックス、
螺子類などの機械部品、さらにはウェスといった補修に
用いられるあらゆる材料が含まれる。図例の容器Bは、
上縁部と下縁部とに、金属板を巻締めすることにより形
成されたリング部51,52がある。また、図示してい
ないけれども、その容器Bの上板部に材料取出口があ
り、その材料取出口に缶蓋(不図示)が着脱され得るよ
うになっている。
【0011】カバーキャップAは合成樹脂成形体であ
り、周壁部1と天板部2とを一体に備えており、天板部
2の偏心した3箇所に、中央部分が膨らみ出た凸レンズ
3が一体成形されている。したがって、この凸レンズ3
を通して見た箇所は拡大して見える。また、凸レンズ3
の周囲を取り囲むようにリング状の突部4が上記天板部
2と一体に成形されている。そして、天板部2の上面か
らの突部4の突出量が上記凸レンズ3の天板部2の上面
からの膨出量よりも少し長くなっている。したがって、
突部4は凸レンズ3よりも符号aで示した寸法分だけ上
方に突き出ている。図例のカバーキャップAでは天板部
2の3箇所に大きさと拡大率の異なる凸レンズ3を一体
成形してあり、それぞれの凸レンズ3の周囲に同じ高さ
の突部4をリング状に設けてある。さらに、3箇所の凸
レンズ3のそれぞれの周囲に設けられた突部4は、上述
した容器Bの下側のリング部52に同時に嵌まり込む位
置に設けられている。したがって、図1のようにカバー
キャップAを装着した容器Bを積み重ねたときには、下
段側の容器Bに装着されているカバーキャップAの3つ
の突部3が、上段側の容器Bの下側のリング部51に嵌
まり、しかも図3に説明的に示したように上段の容器B
の底板53をそれぞれの突部4が支えるようになる。こ
のため、凸レンズ3には上段の容器Bの底板53が当た
ることはなく、凸レンズ3に容器Bの底板53が当たっ
たり擦れたりして凸レンズ3が傷付くことはない。突部
4には上段側の容器Bの下側のリング部52に係合して
その容器Bを位置決めする機能もある。
【0012】なお、図3に示したように、カバーキャッ
プAの周壁部1の内面の数箇所に、凹入溝11が形成さ
れており、この凹入部11に容器Bの上側のリング部5
1が嵌脱可能になっている。また、凹入部11に対応す
る箇所には舌片12が一体に設けられていて、この舌片
12を利用することにより、上記リング部51から凹入
部11を離脱させてカバーキャップAを容器Bから容易
に取り外すことができるようになっている。
【0013】容器Bから取り外したカバーキャップA
を、たとえば自動車ボディの塗装面の補修箇所におき、
凸レンズ3を通してその補修跡を見ると、補修跡が拡大
して見えるのでその補修跡に傷が残っているか否かを容
易に判断できる。また、3つの凸レンズ3は拡大率が互
いに異なっているので、小さい傷の有無を見たいときな
どには拡大率の大きな凸レンズ3を利用すればよい。
【0014】凸レンズ3をカバーキャップAに一体成形
する場合、少なくとも凸レンズ3を透明にする必要があ
り、その他の部分は不透明であってもよい。しかし、凸
レンズ3だけを透明にすることが困難なことも考えられ
るので、その場合には、カバーキャップAの全体を透明
にすればよい。凸レンズ3をカバーキャップAに一体成
形する場合の成形材料としては、AS樹脂やメタクリル
樹脂を好適に用いることができるが、その他にも成形体
に透明性を付与することのできるPVA樹脂(ポリビニ
ルアルコール樹脂)やPS樹脂(ポリスチレン樹脂)、
PP樹脂(ポリプロピレン樹脂)などの各種の合成樹脂
を用いることができる。
【0015】カバーキャップAとは別体の凸レンズ3
を、カバーキャップAに取り付けておいてもよい。この
事例を図4に示してある。同図のカバーキャップAは、
天板部2におけるリング状の突部4で囲まれた部分に開
口21が形成されていると共に、その開口21の周縁部
に係合突部41をリング状に一体成形してある。そし
て、無機質ガラス製の凸レンズ3、あるいは合成樹脂製
の凸レンズ3をその結合突部41に嵌め込んで取り付け
てある。
【0016】このものにおいても、突部4は凸レンズ3
よりも符号aで示した寸法分だけ上方に突き出ている。
このため、図1のようにカバーキャップAを装着した容
器Bを積み重ねても凸レンズ3が傷付くことはない。
【0017】図1〜図3で説明した実施形態では、1つ
のカバーキャップAの3箇所に凸レンズ3を設けてある
けれども、凸レンズ3を設ける箇所は3箇所に限定され
ず、1箇所であっても、2箇所であっても、3箇所より
多い箇所であってもよい。凸レンズ3としては、両面が
膨らみ出た形状の凸レンズを採用したり、断面が鋸歯状
になったフレネルレンズを採用したり、凸レンズと凹レ
ンズとを組み合わせて全体として凸レンズを形勢したも
のを採用したりすることもでき、これらを採用する場合
も上記と同様に、カバーキャップAと一体成形したり、
カバーキャップAに嵌め込んだりしておくことが可能で
ある。さらに、上記した突部4は、凸レンズ3の周囲に
設ける必要性は必ずしもないが、図例のように凸レンズ
3の周囲に設けておけば、凸レンズ3に擦り傷などが付
くことを確実に防止できる利点がある。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る補修材料用容器のカバーキ
ャップによれば、容器から取り外したカバーキャップの
凸レンズを利用して、たとえば自動車ボディの塗装面な
どを拡大して見ることができるので、塗装面のどこに擦
り傷や掻き傷が付いているかといったことを即座に確認
でき、また、補修後の補修跡を拡大して掻き傷や擦り傷
がきれいに消失しているか否か、といったことを即座に
確認することができるようになる。このような利点は自
動車ボディの塗装面の補修に関してのみならず、様々な
場所や場合において発揮される。そのため、自動車ボデ
ィの塗装面の補修用材料を収容する容器に限らず、他の
様々な分野の補修用材料を収容する容器に対しても、本
発明のカバーキャップを有益に用い得る。
【0019】また、本発明に係る補修材料用容器のカバ
ーキャップを装着した補修材料用容器は、積み重ねても
凸レンズが傷付くことがない。カバーキャップを、凸レ
ンズが下になるようにして置いたときでも同様である。
そのため、容器を積み重ねたり容器から取り外したカバ
ーキャップを置いたときに、凸レンズが傷付かないよう
に保護されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態であるカバーキャップ
を装着した補修用材料容器を積み重ねた状態を示す部分
正面図である。
【図2】 カバーキャップの平面図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿う部分の拡大断
面図である。
【図4】 変形例によるカバーキャップの部分断面図で
ある。
【符号の説明】
A カバーキャップ B 容器 2 天板部 3 凸レンズ 4 突部 52 リング部 53 容器の底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 35/44 - 35/54,39/00 - 55/1 6

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補修材料を収容する容器に着脱される合
    成樹脂製のカバーキャップであって、当該カバーキャッ
    プの天板部に凸レンズが設けられ、上記天板部に、上記
    凸レンズよりも突き出る長さの突部が設けられており、
    カバーキャップの上に容器を積み重ねたときに、上記突
    部が容器の底板に当たるようになっていると共に上記突
    部が上記容器の下縁部にあるリング部に係合してその容
    器を位置決めする機能を備えている補修材料用容器のカ
    バーキャップ。
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