JP2852020B2 - シート状微粒子発生装置 - Google Patents

シート状微粒子発生装置

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JP2852020B2
JP2852020B2 JP6674196A JP6674196A JP2852020B2 JP 2852020 B2 JP2852020 B2 JP 2852020B2 JP 6674196 A JP6674196 A JP 6674196A JP 6674196 A JP6674196 A JP 6674196A JP 2852020 B2 JP2852020 B2 JP 2852020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気流中に微粒子を
シート状に流すためのシート状微粒子発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空気中を運動する物体が空気から受ける
力などを調べるために一般に風洞試験が行われる。この
ような風洞試験で流速分布を計測するために、風洞の測
定部を流れる気流中に微粒子を浮かべて流し、PIV
(Particle Image Velocimetry)またはLDV(Laser D
oppler Velocimetry)などを用いて微粒子の速度を測定
することによって流速分布を計測する方法を使用する場
合がある。このようなPIVおよびLDVに使用される
微粒子は、一様な薄い濃度でシート状に供給する必要が
ある。
【0003】また、流れの可視化を行うために気流中に
微粒子を一様な薄い濃度でシート状に供給する必要が生
じる場合もある。
【0004】従来から気流中へ微粒子を供給する装置と
して、微粒子発生装置から直接主流中へ微粒子を放出す
るか、またはスリットを介して微粒子を放出するか、ま
たは微粒子発生装置に直接ホースなどを接続し、このホ
ースの先端から微粒子を放出するといった方法が採られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の微粒
子発生装置から発生する微粒子は、濃度に偏りが生じ、
均一なシート状でないといった問題が生じ易い。また、
微粒子発生装置から微粒子排出口までを適切な方法で結
ばないと、経路途中で粒子の液化や沈殿等が生じ易くな
るので、微粒子の発生量を増加したとしても液化もしく
は沈殿によって必要な量の微粒子が供給されないという
問題が生じる。また、微粒子発生装置自身の存在によっ
て風洞の気流が乱され、これによってデータの質が損な
われるといった問題も生じる。
【0006】したがって本発明の目的は、気流を乱すこ
となく、濃度が一定かつ定常的であり厚みが薄いシート
状の微粒子を発生することができるシート状微粒子発生
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、送風方向に対
して略垂直方向に配置され、長手方向の壁面に沿って開
口部を有するダクトと、前記ダクトの内部に微粒子を供
給する微粒子供給手段と、前記ダクトの内部へ空気を供
給するための空気取入部とを含むことを特徴とするシー
ト状微粒子発生装置である。 本発明に従えば、空気取入部から流入した空気は微粒子
供給手段からの微粒子に効果的に混ざり合ってダクト内
に偏りなく満たされ、開口部から一定の濃度で定常的に
排出される。開口部は長手方向に沿って形成されるの
で、薄いシート状に微粒子は排出される。このように微
粒子供給手段から供給される微粒子は、空気取入部から
流入する空気によって積極的に開口部から排出されるの
で、微粒子の供給量が増加したとしても、ダクト内の微
粒子密度が過大になって、ダクト内で微粒子が液化する
といったことが防がれる。 また、空気送風はたとえば風洞内の気流をそのまま取入
れる方式であってもよく、または空気取入部またはダク
トの端部にファン等を取付け、強制的に空気を供給して
もよい。また、この空気取入部は、風洞外に設けられる
方式であってもよい。
【0008】また本発明は、送風方向に沿った流線形の
中空形状を有し、送風方向下流側の後縁に微粒子を排出
する微粒子排出口が形成され、前記ダクトを覆うように
配置される流線形部材を含むことを特徴とする。 本発明に従えば、ダクトは翼型中空形状を有する流線形
部材によって覆われるので、本装置自身によって送風に
よる気流が乱されるといったことが防がれる。また微粒
子排出口は流線形部材の後縁に形成されるので、ダクト
の開口部から排出された微粒子は、流線形部材の微粒子
排出口から偏りなく一様のシート状に排出される。
【0009】また本発明は、前記流線形部材の微粒子排
出口付近に、微粒子排出口の周囲の空気圧を低下させる
背圧低下部材が設けられることを特徴とする。 本発明に従えば、背圧低下部材によって微粒子排出口付
近の圧力が低下するので、空気取入部と微粒子排出口と
の圧力差が大きくなる。したがって微粒子供給手段から
供給された微粒子は、前記圧力差によって装置内部に発
生した空気流に乗って微粒子排出口から積極的に外部に
排出され、流線形部材内で微粒子が液化または沈殿する
といったことが防がれ、効率良くシート状に微粒子を排
出することができる。
【0010】また本発明は、送風方向に沿った翼型中空
形状の一部を成し、前記ダクトの側壁面の一方に近接し
て配置される流線形部材を含むことを特徴とする。 本発明に従えば、ダクトの側壁面には流線形部材が設け
られるので、本装置自身によって送風による気流が乱さ
れるといったことが防がれる。ダクトの開口部から排出
された微粒子は、流線形部材に沿って案内され、流線形
部材の後縁から濃度が一定かつ定常的であり厚みが薄い
シート状となって排出される。
【0011】また本発明は、送風方向に沿った翼型中空
形状を有し、前記ダクトを覆うように配置され、最大翼
厚付近に前記ダクトの開口部に接続される側面微粒子排
出口が形成される流線形部材を含むことを特徴とする。 本発明に従えば、空気取入部から流入する空気は、微粒
子供給手段から供給される微粒子と混合してダクト内に
偏りなく一様に充満する。流線形部材は翼型中空形状を
有するので、気流を乱すことが防がれる。側面微粒子排
出口は最大翼厚付近に形成されるので、送風によって装
置外部の気流の圧力は側面微粒子排出口付近で最も圧力
が低くなる。したがって、ダクト内の微粒子は装置の空
気取入部と側面微粒子排出口との圧力差によって装置内
部に発生する気流に乗って速やかに側面微粒子排出口に
導かれ、側面微粒子排出口を通って装置の外へ排出さ
れ、送風による気流に従って流線形部材上を案内され、
後縁から濃度が一定かつ定常的であり厚みが薄いシート
状の微粒子となって気流中に排出される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
であるシート状微粒子発生装置1を示す斜視図であり、
図2はシート状微粒子発生装置1を模式的に示す水平断
面図である。シート状微粒子発生装置1はたとえば風洞
内に設けられ、このシート状微粒子発生装置1よりも送
風方向A上流側には空気を送風する送風機または高圧タ
ンクが設けられ、空気を送風する。
【0013】シート状微粒子発生装置1は、送風方向A
に対して略垂直方向となるように配置され、長手方向両
端面2,3が密閉され、送風方向A下流側の後壁面10
に長手方向に沿って開口部4を有するダクト8と、この
ダクト8の内部に微粒子を供給する微粒子供給装置5
と、ダクト8の内部に空気を供給する空気取入部6と、
送風方向Aに沿った翼型中空形状を有し、送風方向A下
流側の後縁9aに微粒子を排出する微粒子排出口7が形
成され、ダクト8を覆うように配置される流線形部材9
とを含んで構成される。また、空気取入部6を送風方向
Aに向けて空気を取入れる構成に限らず、たとえばファ
ンなどによって強制的に空気を送風する構成であっても
よい。
【0014】ダクト8は、たとえば大略的に四角筒状に
形成され、長手方向一端部8aに設けられる空気取入部
6は、たとえば送風方向A上流側に向けて拡開してダク
ト8に連結されるので、風洞内を送風される空気を効果
的にダクト8内に導くことができる。本形態の開口部4
は、複数の透孔11がダクト8の長手方向に沿って後壁
面10に1列に形成される。この透孔11は、たとえば
直径が1cmに選ばれ、各透孔11の間隔L1はたとえ
ば2cmに選ばれる。
【0015】また微粒子供給装置5からダクト8内に供
給される微粒子は、空気取入部6から流入する空気によ
って偏りなくダクト8内に満たされる。また空気取入部
6および/または微粒子供給装置5を風洞の外部に設け
る構成であってもよい。微粒子供給装置5は、適当な長
さを有する助走管12を介してダクト8内に微粒子を供
給するので、定常的に微粒子が供給される。また微粒子
供給装置5は1つでもよく、複数設ける構成としてもよ
い。
【0016】最も一端部8a寄りの透孔11と、微粒子
供給装置5の取付位置5aとの間は、予め定める一定の
距離L2だけ離反し、混合区間13が設けられる。した
がって微粒子供給装置5から供給された微粒子と、空気
取入部6から流入された空気とは混合区間13で効果的
に混合される。このように混合区間13を設けることに
よって、各透孔11から排出される微粒子の濃度がほぼ
一定となり、形成されるシート状微粒子の厚みに偏りが
生じるといったことを防ぐことができる。なお距離L2
はたとえば50cm程度に選ばれる。
【0017】流線形部材9は微粒子供給装置5の直後か
らダクト8の他端部8bにわたってダクト8を覆って配
置される。この流線形部材9の後縁9aに形成される微
粒子排出口7は、流線形部材9の長手方向全幅にわたっ
て一定の幅を有して形成される。このようにダクト8を
流線形部材9によって覆うことによって、風洞内の主流
を乱すことをほとんど防ぐことができる。
【0018】空気と混合し、空気取入部6から流入され
る空気によって強制的に各透孔11から一定の濃度で排
出される微粒子は、微粒子排出口7から一定の濃度で外
部に排出される。微粒子排出口7から排出された微粒子
は、流線形部材9に沿って流れる気流によってシート状
に排出される。このように、シート状微粒子発生装置1
によって微粒子は濃度が一定かつ定常的であり厚みが薄
いシート状に排出される。
【0019】なお流線形部材9の長手方向の長さL3
は、たとえば2m程度に選ばれ、流線形部材9の弦長L
4は、たとえば40cm程度に選ばれる。
【0020】図3は本発明の実施の第2形態であるシー
ト状微粒子発生装置15を模式的に示す平面図である。
なお、図1,図2に示されるシート状微粒子発生装置1
と同様の構成には同様の符号を付す。
【0021】シート状微粒子発生装置15はシート状微
粒子発生装置1に類似し、注目すべきは、流線形部材9
の微粒子排出口7付近に、微粒子排出口の外部の空気圧
を低下させる背圧低下部材16が設けられることであ
る。背圧低下部材16は、一対の帯状の矩形板からな
り、流線形部材9の微粒子排出口7を挟んで互いに対向
し、流線形部材9の長手方向全幅にわたって微粒子排出
口7に沿って設けられる。背圧低下部材16の幅L5は
たとえば40mm程度に選ばれる。背圧低下部材16の
一端16aは微粒子排出口7が形成される流線形部材9
の後縁9aにそれぞれ接続され、他端16bは微粒子排
出口7から送風方向A下流側に向かうにつれて、互いに
離反する方向に傾斜して設けられる。
【0022】このように他端16aが開いた背圧低下部
材16を設けることによって、流線形部材9内から外部
に微粒子が排出される際、微粒子排出口7の圧力と微粒
子排出口7の直後の圧力とでは、背圧低下部材16によ
って直後の圧力が低下し、流線形部材9内の微粒子を効
果的に外部に排出することができる。本件発明者の実験
によると、背圧低下部材16の他端16bを5mm程度
開けた状態では、図1,図2に示されるシート状微粒子
発生装置1から排出される微粒子の状態とほとんど差が
生じないが、他端16bを20mm以上に広げると微粒
子は微粒子排出口7から一様の濃度で効果的に排出され
ることが確かめられている。このように他端16bの開
き具合を調節することによって、微粒子の排出量を容易
に調節することができる。
【0023】図4は、本発明の実施の第3形態であるシ
ート状微粒子発生装置18を模式的に示す水平断面図で
ある。シート状微粒子発生装置18はシート状微粒子発
生装置1に類似し、注目すべきは、流線形部材9の側面
に背圧低下部材19を設けることである。
【0024】背圧低下部材19は、流線形部材9の微粒
子排出口7近傍で、流線形部材9の側面9aからほぼ垂
直に突出し、流線形部材9の長手方向全幅にわたって微
粒子排出口7に平行に設けられる。このような背圧低下
部材19を設けることによって、図3に示されるシート
状微粒子発生装置15と同様に、背圧低下部材19から
送風方向A下流側の圧力を、微粒子排出口7の圧力より
も低下させることができる。したがって微粒子排出口7
から効果的に微粒子を外部に排出させることができる。
【0025】このような背圧低下部材19は、流線形部
材9の側面に対して垂直に設けるだけでなく、たとえば
側面に対し20°〜160°程度傾けて取付けてもよ
い。さらに背圧低下部材19は一側面に限らず、流線形
部材9の両側面に設ける構成としてもよい。
【0026】図5は本発明の実施の第4形態であるシー
ト状微粒子発生装置21を模式的に示す水平断面図であ
る。シート状微粒子発生装置21は図1,図2に示され
るシート状微粒子発生装置1に類似し、注目すべきはダ
クト8を覆う流線形部材9が設けられないことである。
このような構成であっても開口部4から微粒子を一様の
濃度でかつ定常的に薄いシート状で排出することができ
る。
【0027】図6は、本発明の実施の第5形態であるシ
ート状微粒子発生装置23を模式的に示す水平断面図で
ある。シート状微粒子発生装置23は図1,図2に示さ
れるシート状微粒子発生装置1に類似し、注目すべきは
流線形部材24が、送風方向Aに沿って翼型中空形状の
一部を成し、ダクト8の側壁面の一方に近接して配置さ
れることである。流線形部材24は、図2に示されるシ
ート状微粒子発生装置1の流線形部材9を、翼厚方向中
央で、送風方向Aに沿って2つに分割したうちの一方の
形状を有し、ダクト8の一側面25に近接して送風方向
Aに沿って配置される。このような構成を有するシート
状微粒子発生装置23においても、ダクト8の開口部4
から排出される微粒子は、流線形部材24の内面に沿っ
て送風方向A下流側に案内され、流線形部材24の後縁
24aから濃度が一定かつ定常的である薄いシート状と
なって排出される。
【0028】図7は、図1〜図6に示されるダクト8の
他の形態であるダクト28を簡略化して示す背面図であ
り、図8はダクト8のさらに他の形態であるダクト29
を簡略化して示す背面図である。なお図1に示されるダ
クト8と同様の構成には同一の符号を付す。
【0029】ダクト28の後壁面10に形成される開口
部4は、後壁面10全面に複数の透孔26を有し、いわ
ば多孔板から成る。またダクト29の開口部4は、後壁
面10に長手方向全幅にわたってスリット27が形成さ
れる。このような多孔板またはスリット27であっても
開口部4からは微粒子が一様に排出され、濃度が一定か
つ定常的であるシート状に微粒子を排出させることがで
きる。
【0030】図9は本発明の実施の第6形態であるシー
ト状微粒子発生装置30を示す斜視図であり、図10は
シート状微粒子発生装置30を模式的に示す水平断面図
である。なお図1,図2に示されるシート状微粒子発生
装置1と同様の構成には同一の符号を付す。
【0031】シート状微粒子発生装置30はシート状微
粒子発生装置1に類似し、注目すべきは、ダクト8の開
口部4が、送風方向Aにほぼ平行なダクト8の側壁面3
1に形成され、流線形部材9の後縁に形成される微粒子
排出口7に代えて、流線形部材9の最大翼厚付近に形成
され、前記ダクトの開口部4に接続される側面微粒子排
出口32が形成されることである。
【0032】流線形部材9は、送風方向Aに沿った翼型
形状を有するので、この流線形部材9に沿って流れる空
気の圧力は最大翼厚付近で最も低くなる。したがって、
空気取入部6から空気が流入し、高圧となったダクト8
内の一様な濃度の微粒子は、最も圧力の低い最大翼厚付
近に形成される側面微粒子排出口32から効果的に外部
に排出され、排出された微粒子は送風によって流線形部
材9に沿って送風方向A下流側に案内され、流線形部材
9の後縁9aから濃度が一定かつ定常的であり、厚みが
薄いシート状となって主流中に排出される。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ダクトに
は空気取入部が設けられるので、ダクト内に供給される
微粒子は、空気取入部から流入する空気によってダクト
内に濃度が一定の状態で充満し、ダクト内は粒子の排出
口の周辺と比べて高圧状態となる。したがって濃度が一
定の微粒子を定常的であり厚みが薄いシート状に開口部
から外部に排出することができる。
【0034】また本発明によれば、前記ダクトは流線形
部材によって覆われるので、送風による気流をほとんど
乱すことなく、流線形部材の後縁に形成される微粒子排
出口から微粒子を濃度が一定かつ定常的であり厚みが薄
いシート状に排出することができる。
【0035】また本発明によれば、前記微粒子排出口付
近には背圧低下部材が設けられるので、微粒子排出口周
辺の圧力を低下させ、これによって微粒子排出口から微
粒子を効果的に外部に排出させ、厚みが一定の定常的な
シート状の微粒子を発生させることができる。
【0036】また本発明によれば、翼型中空形状の一部
を成す流線形部材をダクトの側壁面に配置することによ
っても、濃度が一定かつ定常的であり厚みが薄いシート
状の微粒子を発生させることができる。
【0037】また本発明によれば、流線形部材の最大翼
厚付近に、側面微粒子排出口が形成されるので、ダクト
内から効果的に微粒子を外部に排出させ、流線形部材の
後縁から濃度が一定かつ定常的であり厚みが薄いシート
状の微粒子を主流中に排出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態であるシート状微粒子
発生装置1を示す斜視図である。
【図2】シート状微粒子発生装置1を模式的に示す水平
断面図である。
【図3】本発明の実施の第2形態であるシート状微粒子
発生装置15を模式的に示す水平断面図である。
【図4】本発明の実施の第3形態であるシート状微粒子
発生装置18を模式的に示す水平断面図である。
【図5】本発明の実施の第4形態であるシート状微粒子
発生装置21を模式的に示す水平断面図である。
【図6】本発明の実施の第5形態であるシート状微粒子
発生装置23を模式的に示す水平断面図である。
【図7】ダクト28の簡略化した背面図である。
【図8】ダクト29の簡略化した背面図である。
【図9】本発明の実施の第6形態を示すシート状微粒子
発生装置30を示す斜視図である。
【図10】シート状微粒子発生装置30を模式的に示す
水平断面図である。
【符号の説明】
1,15,18,21,23,30 シート状微粒子発
生装置 2,3 端面 4 開口部 5 微粒子供給装置 6 空気取入部 7 微粒子排出口 8,28,29 ダクト 9 流線形部材 10 後壁面 11,26 透孔 16 背圧低下部材 25,31 側壁面 27 スリット 32 側壁微粒子排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 修 岐阜県各務原市川崎町2番地 株式会社 コミュータヘリコプタ先進技術研究所内 (72)発明者 丹羽 宏明 岐阜県各務原市川崎町2番地 株式会社 コミュータヘリコプタ先進技術研究所内 (72)発明者 増子 敬司 東京都千代田区内神田3丁目4番3号 理化精機工業株式会社内 (72)発明者 戸倉 建義 東京都千代田区内神田3丁目4番3号 理化精機工業株式会社内 (72)発明者 松川 潔 東京都千代田区内神田3丁目4番3号 理化精機工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−148216(JP,A) 特開 平6−324068(JP,A) 特開 昭63−49642(JP,A) 実開 昭60−8600(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 13/00 G01M 9/04 G01P 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風方向に対して略垂直方向に配置さ
    れ、長手方向の壁面に沿って開口部を有するダクトと、
    前記ダクトの内部に微粒子を供給する微粒子供給手段
    と、 前記ダクトの内部へ空気を供給するための空気取入部と
    を含むことを特徴とするシート状微粒子発生装置。
  2. 【請求項2】 送風方向に沿った流線形の中空形状を有
    し、送風方向下流側の後縁に微粒子を排出する微粒子排
    出口が形成され、前記ダクトを覆うように配置される流
    線形部材を含むことを特徴とする請求項1記載のシート
    状微粒子発生装置。
  3. 【請求項3】 前記流線形部材の微粒子排出口付近に、
    微粒子排出口の周囲の空気圧を低下させる背圧低下部材
    が設けられることを特徴とする請求項2記載のシート状
    微粒子発生装置。
  4. 【請求項4】 送風方向に沿った翼型中空形状の一部を
    成し、前記ダクトの側壁面の一方に近接して配置される
    流線形部材を含むことを特徴とする請求項1記載のシー
    ト状微粒子発生装置。
  5. 【請求項5】 送風方向に沿った翼型中空形状を有し、
    前記ダクトを覆うように配置され、最大翼厚付近に前記
    ダクトの開口部に接続される側面微粒子排出口が形成さ
    れる流線形部材を含むことを特徴とする請求項1記載の
    シート状微粒子発生装置。
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CN103728115B (zh) * 2014-01-13 2015-12-30 中国农业大学 一种用于风桌实验的组合式piv示踪粒子施放器

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