JP2836059B2 - 公開鍵暗号通信システム - Google Patents
公開鍵暗号通信システムInfo
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- JP2836059B2 JP2836059B2 JP8016707A JP1670796A JP2836059B2 JP 2836059 B2 JP2836059 B2 JP 2836059B2 JP 8016707 A JP8016707 A JP 8016707A JP 1670796 A JP1670796 A JP 1670796A JP 2836059 B2 JP2836059 B2 JP 2836059B2
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- JP
- Japan
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- key
- decryption
- encryption
- elliptic curve
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暗号通信システムに関
し、詳しくは、楕円曲線上の演算を利用した一意復号可
能な公開鍵暗号通信システムに関する。
し、詳しくは、楕円曲線上の演算を利用した一意復号可
能な公開鍵暗号通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の楕円曲線上の演算を暗号化復号化
に利用した公開鍵暗号方式としては、楕円曲線y2≡x3
+b(mod n)を利用した楕円ラビン方式が知られてい
る例えば、K.Koyama,U.M.Maurer,T.Okamo
to and S.A.Vanstone,;“New public-key sche
mes based on elliptic curves over the ring Zn”,
Advances in Cryptology−Crypto’91,LNCS
576,pp.252−266,1991参照)。
に利用した公開鍵暗号方式としては、楕円曲線y2≡x3
+b(mod n)を利用した楕円ラビン方式が知られてい
る例えば、K.Koyama,U.M.Maurer,T.Okamo
to and S.A.Vanstone,;“New public-key sche
mes based on elliptic curves over the ring Zn”,
Advances in Cryptology−Crypto’91,LNCS
576,pp.252−266,1991参照)。
【0003】この楕円ラビン方式は、解読の難しさが素
因数分解の難しさと等価であることが数学的に証明され
ている。しかし、楕円ラビン方式は、暗号化関数が多対
一関数なので、暗号文を復号化すると、複数個の平文の
候補が得られ、受信者にはどれが送信者の送りたい平文
なのかわからなかった(復号の多義性)。また、楕円ラ
ビン方式では、復号化にも楕円曲線上の演算を利用して
いるので、復号化速度が遅かった。
因数分解の難しさと等価であることが数学的に証明され
ている。しかし、楕円ラビン方式は、暗号化関数が多対
一関数なので、暗号文を復号化すると、複数個の平文の
候補が得られ、受信者にはどれが送信者の送りたい平文
なのかわからなかった(復号の多義性)。また、楕円ラ
ビン方式では、復号化にも楕円曲線上の演算を利用して
いるので、復号化速度が遅かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の楕円ラビン方式
は、上述の復号の多義性の問題であるので、何らかの付
加情報により平文を決定する必要がある。しかしなが
ら、安全性をそこなわずに平文を一意に決定するために
は、どのような付加情報を送ればよいのかが不明であっ
た。また、復号化速度が遅いことは実用化の際問題とな
る。
は、上述の復号の多義性の問題であるので、何らかの付
加情報により平文を決定する必要がある。しかしなが
ら、安全性をそこなわずに平文を一意に決定するために
は、どのような付加情報を送ればよいのかが不明であっ
た。また、復号化速度が遅いことは実用化の際問題とな
る。
【0005】本発明の目的は、従来の楕円ラビン方式と
同様に解読の難しさが素因数分解の難しさと等価であ
り、かつ、簡単に計算できる付加情報により一意に復号
が可能であり、かつ、復号化速度がより高速であるよう
な楕円曲線上の演算を利用した公開鍵暗号通信システム
を提供することにある。
同様に解読の難しさが素因数分解の難しさと等価であ
り、かつ、簡単に計算できる付加情報により一意に復号
が可能であり、かつ、復号化速度がより高速であるよう
な楕円曲線上の演算を利用した公開鍵暗号通信システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の楕円曲線上の演
算を利用した公開鍵暗号通信システムは、以下のことを
特徴としている。 (1) 鍵生成では、2つの素数p,qを生成し、n=p
qを計算し、nを暗号化鍵として公開し(公開鍵)、p
とqを復号化鍵として受信側が秘密に保持する(秘密
鍵)。 (2) 送信側は、平文をM=(mx,my)とし、公開さ
れた受信者の暗号化鍵nと平文Mから、平文M=
(mx,my)を楕円曲線by2≡x3+x(mod n)上で
2倍したC=(cx,cy)を計算し、これを暗号文Cと
して受信側に送信する。また、一意に復号するための情
報として、簡単に計算できるヤコビ記号(my/n)の
値e1と、mxと1/mx mod n の大小関係を表わす値
e2とを、暗号文の付加情報として受信側に送信する。 (3) 受信側は、秘密の復号化鍵p,qにより、暗号文
C=(cx,cy)を楕円曲線by2≡x3+x(mod p,
q)上で1/2倍する。この1/2倍を計算する際、復
号化をより高速に行うために4次方程式の解の公式を用
いる。暗号文Cを1/2倍した点は4つ存在するので、
それらを平文の候補Mi(i=1〜4)とおく。このMi
(i=1〜4)の中から、付加情報e1,e2を用いて平
文Mを選ぶ。
算を利用した公開鍵暗号通信システムは、以下のことを
特徴としている。 (1) 鍵生成では、2つの素数p,qを生成し、n=p
qを計算し、nを暗号化鍵として公開し(公開鍵)、p
とqを復号化鍵として受信側が秘密に保持する(秘密
鍵)。 (2) 送信側は、平文をM=(mx,my)とし、公開さ
れた受信者の暗号化鍵nと平文Mから、平文M=
(mx,my)を楕円曲線by2≡x3+x(mod n)上で
2倍したC=(cx,cy)を計算し、これを暗号文Cと
して受信側に送信する。また、一意に復号するための情
報として、簡単に計算できるヤコビ記号(my/n)の
値e1と、mxと1/mx mod n の大小関係を表わす値
e2とを、暗号文の付加情報として受信側に送信する。 (3) 受信側は、秘密の復号化鍵p,qにより、暗号文
C=(cx,cy)を楕円曲線by2≡x3+x(mod p,
q)上で1/2倍する。この1/2倍を計算する際、復
号化をより高速に行うために4次方程式の解の公式を用
いる。暗号文Cを1/2倍した点は4つ存在するので、
それらを平文の候補Mi(i=1〜4)とおく。このMi
(i=1〜4)の中から、付加情報e1,e2を用いて平
文Mを選ぶ。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。図1は、本発明の公開鍵暗
号通信システムの全体ブロック図を示す。図1におい
て、10はセンタ装置、20は送信側装置、30は受信
側装置である。センタ装置10は、利用者から任意に参
照可能な公開ファイル装置110を有している。送信側
装置20は暗号化装置210を有し、受信側装置30は
鍵生成装置310と復号化装置320を有する。
いて図面を用いて説明する。図1は、本発明の公開鍵暗
号通信システムの全体ブロック図を示す。図1におい
て、10はセンタ装置、20は送信側装置、30は受信
側装置である。センタ装置10は、利用者から任意に参
照可能な公開ファイル装置110を有している。送信側
装置20は暗号化装置210を有し、受信側装置30は
鍵生成装置310と復号化装置320を有する。
【0008】あらかじめ鍵生成装置310にて、暗号化
鍵nと復号化鍵p、qを生成し、暗号化鍵nは公開鍵と
して公開ファイル装置110に登録し、復号化鍵p、q
は秘密鍵として復号化装置320に記憶しておく。セン
タ装置10の公開ファイル装置110には、該鍵生成装
置310によって生成された暗号化鍵nが、それぞれ利
用者毎に登録されている。
鍵nと復号化鍵p、qを生成し、暗号化鍵nは公開鍵と
して公開ファイル装置110に登録し、復号化鍵p、q
は秘密鍵として復号化装置320に記憶しておく。セン
タ装置10の公開ファイル装置110には、該鍵生成装
置310によって生成された暗号化鍵nが、それぞれ利
用者毎に登録されている。
【0009】送信側装置20では、公開ファイル装置1
10より相手受信者の暗号化鍵nを入手し、暗号化装置
210にて、入力された平文Mを該暗号化鍵nにより暗
号化し、さらに付加情報e(=e1,e2)を生成し、そ
の暗号文Cと付加情報eを受信側装置30に送信する。
受信側装置30の復号化装置320では、暗号文Cを復
号化鍵p、qと付加情報eとによって一意に復号し、平
文Mを出力する。
10より相手受信者の暗号化鍵nを入手し、暗号化装置
210にて、入力された平文Mを該暗号化鍵nにより暗
号化し、さらに付加情報e(=e1,e2)を生成し、そ
の暗号文Cと付加情報eを受信側装置30に送信する。
受信側装置30の復号化装置320では、暗号文Cを復
号化鍵p、qと付加情報eとによって一意に復号し、平
文Mを出力する。
【0010】なお、鍵生成装置310は、必ずしも受信
側装置30に設ける必要はなく、例えばセンタ装置10
に設けてもよいが、この場合には、復号化装置320が
保持する復号化鍵p,qの秘密性が保証される必要があ
る。
側装置30に設ける必要はなく、例えばセンタ装置10
に設けてもよいが、この場合には、復号化装置320が
保持する復号化鍵p,qの秘密性が保証される必要があ
る。
【0011】以下に、鍵生成装置310、暗号化装置2
10及び復号化装置320の構成例を詳述する。
10及び復号化装置320の構成例を詳述する。
【0012】〈鍵生成装置〉図2は、本発明の一実施例
の鍵生成装置310の構成図を示す。素数生成器311
は2つの素数p、qを生成し、乗算器312はn=pq
を計算する。ここで、nは暗号化鍵(公開鍵)として公
開ファイル装置110に登録され、pとqは復号化鍵
(秘密鍵)として復号化装置320に記憶される。
の鍵生成装置310の構成図を示す。素数生成器311
は2つの素数p、qを生成し、乗算器312はn=pq
を計算する。ここで、nは暗号化鍵(公開鍵)として公
開ファイル装置110に登録され、pとqは復号化鍵
(秘密鍵)として復号化装置320に記憶される。
【0013】〈暗号化装置〉図3は、本発明の一実施例
の暗号化装置210の構成図を示す。暗号化装置210
には、入力として、暗号化鍵nと平文M=(mx,my)
が与えられる。但し、0<mx<nかつ0<my<nかつ
gcd(mxmy,n)=1とする。
の暗号化装置210の構成図を示す。暗号化装置210
には、入力として、暗号化鍵nと平文M=(mx,my)
が与えられる。但し、0<mx<nかつ0<my<nかつ
gcd(mxmy,n)=1とする。
【0014】楕円曲線2倍算器211は、暗号化鍵nと
平文M=(mx,my)から、該平文M=(mx,my)を
楕円曲線by2≡x3+x(mod n)上で2倍した点C=
(cx,cy)を計算し、暗号文Cとする。具体的には、
楕円曲線2倍算器211では、
平文M=(mx,my)から、該平文M=(mx,my)を
楕円曲線by2≡x3+x(mod n)上で2倍した点C=
(cx,cy)を計算し、暗号文Cとする。具体的には、
楕円曲線2倍算器211では、
【0015】
【数1】
【0016】の計算が行われる。ここで、bの計算は不
要であるが、形式的には、b=(mx 3+mx)/my 2 mo
d nを意味する。
要であるが、形式的には、b=(mx 3+mx)/my 2 mo
d nを意味する。
【0017】付加情報生成器212は、暗号化鍵nと平
文M=(mx,my)から、付加情報e=(e1,e2)を
計算する。具体的には、付加情報生成器212では、
文M=(mx,my)から、付加情報e=(e1,e2)を
計算する。具体的には、付加情報生成器212では、
【0018】
【数2】
【0019】の計算が行なわれている。但し、( )は
ヤコビ(Jacobi)記号である。
ヤコビ(Jacobi)記号である。
【0020】暗号化装置210は、求った暗号文C=
(cx,cy)と付加情報e=(e1,e2)を受信側装置
30に送出して、動作を終了する。
(cx,cy)と付加情報e=(e1,e2)を受信側装置
30に送出して、動作を終了する。
【0021】〈復号化装置〉図4は、本発明の一実施例
の復号化装置の構成図を示す。鍵生成装置310で生成
された素数p、qは各々記憶部321と記憶部322に
記憶されている。
の復号化装置の構成図を示す。鍵生成装置310で生成
された素数p、qは各々記憶部321と記憶部322に
記憶されている。
【0022】楕円曲線1/2倍算器323は、楕円曲線
by2≡x3+x(mod p)上の暗号文C=(cx,cy)
の2つの1/2倍点Mp1=(mxp1,myp1)、Mp2=
(mxp2,myp2)を計算する(復号化)。この場合、よ
り少ない演算量で復号化するために、式(1)をmod p
に還元した4次方程式を直接解いて1/2点(半点)を
計算する。式(1)をmod pに還元した式から、解くべ
き4次方程式は以下のようになる。
by2≡x3+x(mod p)上の暗号文C=(cx,cy)
の2つの1/2倍点Mp1=(mxp1,myp1)、Mp2=
(mxp2,myp2)を計算する(復号化)。この場合、よ
り少ない演算量で復号化するために、式(1)をmod p
に還元した4次方程式を直接解いて1/2点(半点)を
計算する。式(1)をmod pに還元した式から、解くべ
き4次方程式は以下のようになる。
【0023】 x4−4cxpx3−2x2−4cxpx+1≡0(mod p) (3) ここで、cxpは既知数である。式(3)に4次方程式の
解の公式を適用すると、解xi(i=1〜4)は形式的
に以下のようになる。
解の公式を適用すると、解xi(i=1〜4)は形式的
に以下のようになる。
【0024】
【数3】
【0025】式(4)は少なくとも解mxpと1/mxp m
od pをもつので、xi(i=1〜4)のうち2つはmxpと
1/mxp mod pである。mxpと1/mxp mod p以外の
解はmod pでは存在しないことを示す。
od pをもつので、xi(i=1〜4)のうち2つはmxpと
1/mxp mod pである。mxpと1/mxp mod p以外の
解はmod pでは存在しないことを示す。
【0026】具体的に、楕円曲線1/2倍計算器323
では、次の計算が行われる。
では、次の計算が行われる。
【0027】
【数4】
【0028】ここで、kpは式(6)をみたす値であ
る。
る。
【0029】
【数5】
【0030】同様に楕円曲線1/2倍算器324は、、
楕円曲線by2≡x3+x(mod q)上の暗号文C=
(cx,cy)の2つの1/2倍点Mq1=(mxq1,
myq1)、Mq2=(mxq2,myq2)を計算する。
楕円曲線by2≡x3+x(mod q)上の暗号文C=
(cx,cy)の2つの1/2倍点Mq1=(mxq1,
myq1)、Mq2=(mxq2,myq2)を計算する。
【0031】中国人剰余定理計算器324は、p、qと
Mp1、Mp2、Mq1、Mq2から平文の4つの候補Mi=
(mxi,myi)(i=1〜4)を計算する。具体的に
は、中国人剰余定理計算器325では、
Mp1、Mp2、Mq1、Mq2から平文の4つの候補Mi=
(mxi,myi)(i=1〜4)を計算する。具体的に
は、中国人剰余定理計算器325では、
【0032】
【数6】
【0033】の計算が行なわれる。ここで、CRT(t
p,tq)はtp、tqに中国人剰余定理を適用することを
意味し、具体的には、式(8)で表わされる。
p,tq)はtp、tqに中国人剰余定理を適用することを
意味し、具体的には、式(8)で表わされる。
【0034】
【数7】
【0035】比較器326では、e1を用いて、Mi=
(mxi,myi)(i=1〜4)の中から(myi/pq)
がe1と同じ点を選ぶ。このようなMiは必ず2つある。
それらをMi、Mjとおく。次に、比較器327におい
て、e2を用いて、MiとMjのうち、e2=0ならばx座
標値が大きい方、さもなければx座標値が小さい方を平
文Mとして出力する。
(mxi,myi)(i=1〜4)の中から(myi/pq)
がe1と同じ点を選ぶ。このようなMiは必ず2つある。
それらをMi、Mjとおく。次に、比較器327におい
て、e2を用いて、MiとMjのうち、e2=0ならばx座
標値が大きい方、さもなければx座標値が小さい方を平
文Mとして出力する。
【0036】
【発明の効果】上述のように、本発明の公開鍵暗号通信
システムによれば、解読の難しさが素因数分解の難しさ
と等価であり、即ち、全面的に解読することは暗号化鍵
nを素因数分解することと等価であり、かつ、簡単に計
算できる付加情報により一意に復号が可能であり、さら
に、復号に4次方程式の解の公式を利用することによ
り、復号化速度のより高速化が可能である。
システムによれば、解読の難しさが素因数分解の難しさ
と等価であり、即ち、全面的に解読することは暗号化鍵
nを素因数分解することと等価であり、かつ、簡単に計
算できる付加情報により一意に復号が可能であり、さら
に、復号に4次方程式の解の公式を利用することによ
り、復号化速度のより高速化が可能である。
【図1】本発明の一実施例のシステム全体図である。
【図2】鍵生成装置の一実施例の構成図である。
【図3】暗号化装置の一実施例の構成図である。
【図4】復号化装置の一実施例を構成図である。
110 公開ファイル装置 210 暗号化装置 211 楕円曲線2倍算器 212 付加情報生成器 310 鍵生成装置 311 素数生成器 312 乗算器 320 復号化装置 321,322 秘密鍵記憶部 323,324 楕円曲線1/2倍算器 325 中国人剰余定理計算器 326,327 比較器
フロントページの続き (56)参考文献 林 彬,清水 秀夫「一意復号可能な Rabin型暗号」電子情報通信学会技 術研究報告,Vol.92,No.134, (1992),p.29−32(ISEC92− 4) Kenji Koyama,Ueli M.Maurer,Tatsuaki Okamoto,Scott A.V anstone,“Newpublic −Key Schemes Based on Elliptic Curve s over the Ring Z n,”Lecture Notes i n Computer Scienc e,Vol.576,(1992),p.252− 266 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09C 1/00 - 5/00 H04K 1/00 - 3/00 H04L 9/00 - 9/38
Claims (1)
- 【請求項1】 鍵生成装置、暗号化装置、復号化装置、
公開ファイル装置、及び、これら装置を結ぶ通信路から
構成され、楕円曲線上の演算を利用した一意復号可能な
公開鍵暗号通信システムであって、 前記鍵生成装置は、2つの素数p,qを生成し、該p,
qを秘密鍵の復号化鍵として前記復号化装置に記憶する
手段と、前記生成した素数p,qの積n(n=pq)を
計算し、該nを公開鍵の暗号化鍵として前記公開ファイ
ル装置へ登録する手段とを有し、 前記暗号化装置は、前記公開ファイル装置から暗号化鍵
nを入手し、平文M=(mx,my)を楕円曲線by2≡
x3+x(mod n)上で2倍した点C=(cx,cy)を
計算し、暗号文Cとして前記復号化装置に送信する手段
と、前記暗号化鍵nと平文M=(mx,my)から、ヤコ
ビ記号(my/n)の値e1と、mxと1/mx mod nの
大小関係を表わす値e2とを求め、一意復号のための付
加情報e(=e1,e2)として前記復号化装置に送信す
る手段とを有し、 前記復号化装置は、前記復号化鍵p,qと暗号文Cか
ら、4次方程式の解の公式を用いて、暗号文C=
(cx,cy)を楕円曲線by2≡x3+x(mod p,q)
上で1/2倍して、平文の候補Mi=(mxi,myi)
(i=1〜4)を求める手段と、前記候補Miの中から
(myi/n)が前記付加情報e1と同じMj(j=1,
2)を選び、該Mjから前記付加情報e2により平文Mを
決定する手段とを有する、ことを特徴とする公開鍵暗号
通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016707A JP2836059B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 公開鍵暗号通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8016707A JP2836059B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 公開鍵暗号通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09214482A JPH09214482A (ja) | 1997-08-15 |
JP2836059B2 true JP2836059B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=11923753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8016707A Expired - Fee Related JP2836059B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 公開鍵暗号通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836059B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100323799B1 (ko) * | 1999-11-18 | 2002-02-19 | 안병엽 | 안전성이 증명가능한 타원곡선 공개키 암호화 시스템 |
JP2005149029A (ja) | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コンテンツ配信システム、コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、コンテンツ配信方法、プログラム及び記録媒体 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP8016707A patent/JP2836059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
Kenji Koyama,Ueli M.Maurer,Tatsuaki Okamoto,Scott A.Vanstone,"Newpublic−Key Schemes Based on Elliptic Curves over the Ring Zn,"Lecture Notes in Computer Science,Vol.576,(1992),p.252−266 |
林 彬,清水 秀夫「一意復号可能なRabin型暗号」電子情報通信学会技術研究報告,Vol.92,No.134,(1992),p.29−32(ISEC92−4) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09214482A (ja) | 1997-08-15 |
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