JP2835606B2 - 位 牌 - Google Patents
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- JP2835606B2 JP2835606B2 JP35883696A JP35883696A JP2835606B2 JP 2835606 B2 JP2835606 B2 JP 2835606B2 JP 35883696 A JP35883696 A JP 35883696A JP 35883696 A JP35883696 A JP 35883696A JP 2835606 B2 JP2835606 B2 JP 2835606B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仏壇や納骨塔等に
安置される位牌であって、前面に戒名と俗名が記される
位牌に関する。
安置される位牌であって、前面に戒名と俗名が記される
位牌に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位牌を図1に示す。この図に示す
位牌は、主板1と台座3を備える。主板1は、長方形の
木牌で、台座3の上面に垂直に連結されている。台座3
も木製で、主板1を支えることができる大きさと重量を
有し、水平方向に配設されて、位牌が倒れるのを防止し
ている。台座3は、下面に足3Aを備え、この足によっ
て主板1を一段高い位置に配置して格調を高めている。
位牌は、主板1と台座3を備える。主板1は、長方形の
木牌で、台座3の上面に垂直に連結されている。台座3
も木製で、主板1を支えることができる大きさと重量を
有し、水平方向に配設されて、位牌が倒れるのを防止し
ている。台座3は、下面に足3Aを備え、この足によっ
て主板1を一段高い位置に配置して格調を高めている。
【0003】主板1は、前面に戒名が記される。戒名
は、人が死んだときに、故人の新しい名前としてお寺さ
んによって付けられる。位牌は、その前面に戒名を記し
ており、葬式や法要の時に、祭壇に配置されて、供養の
対象とされる。
は、人が死んだときに、故人の新しい名前としてお寺さ
んによって付けられる。位牌は、その前面に戒名を記し
ており、葬式や法要の時に、祭壇に配置されて、供養の
対象とされる。
【0004】さらに、主板1は、裏面に亡くなった人の
続柄が記される。裏面には、たとえば、「太郎妻 花
子」という内容のものが記されて、俗名が記されないの
がほとんどである。裏面に俗名を記すこともあるが、故
人の生前のことについては、全く記されないのが実状で
ある。このため、数代前の先祖の位牌を見ても、その御
先祖が、どのような人であったかを知ることは、ほとん
ど不可能である。
続柄が記される。裏面には、たとえば、「太郎妻 花
子」という内容のものが記されて、俗名が記されないの
がほとんどである。裏面に俗名を記すこともあるが、故
人の生前のことについては、全く記されないのが実状で
ある。このため、数代前の先祖の位牌を見ても、その御
先祖が、どのような人であったかを知ることは、ほとん
ど不可能である。
【0005】俗名とは、故人の生前の本名であり、親に
付けてもらい、生前には、長年にわたって多くの人に親
しまれたものである。したがって、俗名を位牌の正面に
記したならば、戒名と俗名を同時に見ることができ、戒
名の名の元で供養をし、俗名を見て故人を偲ぶことがで
きる。さらに、俗名を正面に記した位牌は、裏面に何も
記されていないので、このスペースを利用して様々な事
柄を記すことができる。
付けてもらい、生前には、長年にわたって多くの人に親
しまれたものである。したがって、俗名を位牌の正面に
記したならば、戒名と俗名を同時に見ることができ、戒
名の名の元で供養をし、俗名を見て故人を偲ぶことがで
きる。さらに、俗名を正面に記した位牌は、裏面に何も
記されていないので、このスペースを利用して様々な事
柄を記すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位牌は、前面に戒名と俗名とを併記することはできな
い。それは、戒名と俗名とを、一枚の木牌の同じ面に記
すことになるからである。仏教の世界では、仏様と俗人
との間には格の違いがあって、仏様の名前である戒名
と、俗人の名前である俗名とを同じ扱いで記すことがで
きない。このため、従来の位牌では、俗名を記す場合
は、主板の裏面に記していた。しかも、この位牌は、俗
名を見たいときには、位牌全体を裏返す必要があり、手
間がかかる欠点があった。さらに、位牌の裏面には広い
スペースがなく、故人に関わる情報をほとんど記すこと
ができなかった。
位牌は、前面に戒名と俗名とを併記することはできな
い。それは、戒名と俗名とを、一枚の木牌の同じ面に記
すことになるからである。仏教の世界では、仏様と俗人
との間には格の違いがあって、仏様の名前である戒名
と、俗人の名前である俗名とを同じ扱いで記すことがで
きない。このため、従来の位牌では、俗名を記す場合
は、主板の裏面に記していた。しかも、この位牌は、俗
名を見たいときには、位牌全体を裏返す必要があり、手
間がかかる欠点があった。さらに、位牌の裏面には広い
スペースがなく、故人に関わる情報をほとんど記すこと
ができなかった。
【0007】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、前面に戒名と俗名を記すことができると共に、前面
に記される戒名と俗名を正面から見ることができ、戒名
と俗名の両方で故人を偲ぶことができる位牌を提供する
ことにある。さらに、本発明の他の大切な目的は、裏面
を有効利用して故人の生前の情報等を多く記すことがで
き、数代後の子孫が見ても、故人がどの様な人物だった
かを知ることができる位牌を提供することにある。
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、前面に戒名と俗名を記すことができると共に、前面
に記される戒名と俗名を正面から見ることができ、戒名
と俗名の両方で故人を偲ぶことができる位牌を提供する
ことにある。さらに、本発明の他の大切な目的は、裏面
を有効利用して故人の生前の情報等を多く記すことがで
き、数代後の子孫が見ても、故人がどの様な人物だった
かを知ることができる位牌を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の位牌は、前途の
目的を達成するために下記の構成を備える。本発明の位
牌は、主板1と、副板2と、これらの主板1と副板2が
連結される台座3とを備える。主板1と副板2は、台座
3に垂直姿勢で前後に位置して連結されている。主板1
は、副板2の後方に配設されると共に、主板1の上端が
副板2の上端よりも上方に位置するように配設されてい
る。位牌は、主板1と副板2とに記される両方の文字
が、正面から見えるように構成されている。さらに、本
発明の請求項1の位牌は、台座3を、中間の層と最上段
に彫刻を施して装飾している。中間の層に設けた彫刻
は、副板2を前面が見えるように嵌入する連結部3Bを
有する。中間の層の彫刻に設けた連結部3Bに副板2を
嵌入して、副板2の両側に中間の層の彫刻を配設して、
副板2を台座3に脱着できるように連結している。さら
に、また、主板1も台座3に脱着できるように連結して
いる。
目的を達成するために下記の構成を備える。本発明の位
牌は、主板1と、副板2と、これらの主板1と副板2が
連結される台座3とを備える。主板1と副板2は、台座
3に垂直姿勢で前後に位置して連結されている。主板1
は、副板2の後方に配設されると共に、主板1の上端が
副板2の上端よりも上方に位置するように配設されてい
る。位牌は、主板1と副板2とに記される両方の文字
が、正面から見えるように構成されている。さらに、本
発明の請求項1の位牌は、台座3を、中間の層と最上段
に彫刻を施して装飾している。中間の層に設けた彫刻
は、副板2を前面が見えるように嵌入する連結部3Bを
有する。中間の層の彫刻に設けた連結部3Bに副板2を
嵌入して、副板2の両側に中間の層の彫刻を配設して、
副板2を台座3に脱着できるように連結している。さら
に、また、主板1も台座3に脱着できるように連結して
いる。
【0009】請求項2の位牌は、台座3の中間の層と最
上段に彫刻を施して装飾している。中間の層に設けた彫
刻は、最上段の彫刻よりも前方に突出する部分を有し、
この突出部分に、副板2を前面が見えるように連結する
連結部3Bを設けて、連結部3Bに副板2を連結して、
副板2の両側に中間の層の彫刻を配設して、脱着できる
ように台座3に連結している。さらに、副板2の背面に
は、台座3に設けた最上段の彫刻を配設している。最上
段の彫刻でもって、主板1を副板2よりも上方に配設し
て、主板1を台座3に脱着できるように連結している。
上段に彫刻を施して装飾している。中間の層に設けた彫
刻は、最上段の彫刻よりも前方に突出する部分を有し、
この突出部分に、副板2を前面が見えるように連結する
連結部3Bを設けて、連結部3Bに副板2を連結して、
副板2の両側に中間の層の彫刻を配設して、脱着できる
ように台座3に連結している。さらに、副板2の背面に
は、台座3に設けた最上段の彫刻を配設している。最上
段の彫刻でもって、主板1を副板2よりも上方に配設し
て、主板1を台座3に脱着できるように連結している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思考を具体化するための位牌を例示するものであ
って、本発明は位牌を下記のものに特定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思考を具体化するための位牌を例示するものであ
って、本発明は位牌を下記のものに特定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0012】図2と図3に示す位牌は、戒名を記す主板
1と、俗名等を記す副板2と、これ等の主板1と副板2
が連結される台座3とを備える。主板1と副板2は、台
座3に垂直姿勢で前後に位置して連結されている。主板
1は後方に、副板2は前方に、互いに平行に配設されて
いる。
1と、俗名等を記す副板2と、これ等の主板1と副板2
が連結される台座3とを備える。主板1と副板2は、台
座3に垂直姿勢で前後に位置して連結されている。主板
1は後方に、副板2は前方に、互いに平行に配設されて
いる。
【0013】主板1は、木製の平板で、縦方向に延長さ
れる方形状をしている。主板1は、その前面に戒名が記
される。戒名は、ふつう6文字から14文字の字数で付
けられて、主板1に縦書きで記される。したがって、主
板1は、縦方向に長い形状としている。主板1は、例え
ば、幅が40mm〜70mm、長さが150mm〜20
0mm、厚さが10mm〜25mmの寸法とすることが
できる。主板1は、戒名に応じて、大小各寸法に設計す
ることもできる。
れる方形状をしている。主板1は、その前面に戒名が記
される。戒名は、ふつう6文字から14文字の字数で付
けられて、主板1に縦書きで記される。したがって、主
板1は、縦方向に長い形状としている。主板1は、例え
ば、幅が40mm〜70mm、長さが150mm〜20
0mm、厚さが10mm〜25mmの寸法とすることが
できる。主板1は、戒名に応じて、大小各寸法に設計す
ることもできる。
【0014】さらに、図に示す主板1は、前面の周縁に
沿って所定の幅で段差部1Aを設けて前面を突出させる
構造とし、全体を立体的な模様に装飾している。図示し
ないが、主板は、前面の周縁部あるいは側面に彫刻を施
して装飾することもできる。
沿って所定の幅で段差部1Aを設けて前面を突出させる
構造とし、全体を立体的な模様に装飾している。図示し
ないが、主板は、前面の周縁部あるいは側面に彫刻を施
して装飾することもできる。
【0015】さらに、主板1は、下面から突出して、ほ
ぞ5を設けている。ほぞ5は、台座3に設けられた嵌入
孔(図示せず)に挿入されて、台座3に脱着自在に連結
される。ほぞ5は、主板1よりやや小さい厚さと幅を有
し、図3に示すように、台座3の上面から挿入されて、
台座3をほぼ貫通する長さに設計される。この構造の主
板1は、戒名等を記すときに台座3から取り外して文字
が書ける特長がある。戒名等を記された主板は、台座に
垂直姿勢で連結されて、定位置に保持される。
ぞ5を設けている。ほぞ5は、台座3に設けられた嵌入
孔(図示せず)に挿入されて、台座3に脱着自在に連結
される。ほぞ5は、主板1よりやや小さい厚さと幅を有
し、図3に示すように、台座3の上面から挿入されて、
台座3をほぼ貫通する長さに設計される。この構造の主
板1は、戒名等を記すときに台座3から取り外して文字
が書ける特長がある。戒名等を記された主板は、台座に
垂直姿勢で連結されて、定位置に保持される。
【0016】副板2は、木製の平板で、縦方向に延長さ
れる方形状をしている。副板2は、その前面に俗名等の
故人に係る情報が記される。俗名は、ふつう戒名に比べ
て短く、また、戒名よりも格が低いものとして扱われ
る。したがって、副板2は主板1より寸法を小さくして
いる。副板2は、例えば、幅を35mm〜45mm、長
さを60mm〜70mm、厚さを5mm〜15mmとす
ることができる。ただ、副板は、前面に記す内容に応じ
て寸法を変更することもできる。副板には、俗名以外
に、続柄、命日、享年等を記すこともできる。
れる方形状をしている。副板2は、その前面に俗名等の
故人に係る情報が記される。俗名は、ふつう戒名に比べ
て短く、また、戒名よりも格が低いものとして扱われ
る。したがって、副板2は主板1より寸法を小さくして
いる。副板2は、例えば、幅を35mm〜45mm、長
さを60mm〜70mm、厚さを5mm〜15mmとす
ることができる。ただ、副板は、前面に記す内容に応じ
て寸法を変更することもできる。副板には、俗名以外
に、続柄、命日、享年等を記すこともできる。
【0017】さらに、副板2は、前面の周縁に沿って所
定の幅で段差部2Aを設け全体を装飾している。図示し
ないが、副板も、前面の周縁部あるいは側面に彫刻を施
して装飾することができる。ただ、副板は、主板ほど装
飾を華美にしない方が好ましい。
定の幅で段差部2Aを設け全体を装飾している。図示し
ないが、副板も、前面の周縁部あるいは側面に彫刻を施
して装飾することができる。ただ、副板は、主板ほど装
飾を華美にしない方が好ましい。
【0018】台座3は、その上面に主板1と副板2を連
結して、主板1と副板2を垂直姿勢に保持すると共に、
位牌が倒れるのを阻止している。台座3は、例えば、断
面形状を長方形あるいは楕円形とする木片を積層して成
形される。積層される木片は、下方から上方にかけて断
面積が小さくなると共に、前端面が後退する段差形状に
成形されている。これ等の木片は、組構造で接合される
と共に、上面から主板1のほぞ5が挿通されて連結され
る。したがって、組構造で接合される各々の木片は、ほ
ぞ5が貫通できる貫通孔を同一直線上に設けている。こ
の構造の台座3は、主板1を取り外すと、木片ごとに分
解できる特長がある。分解できる台座は3、箇々の木片
について修繕でき、位牌を長期間にわたって綺麗な状態
に保持できる。ただ、台座は、各々の木片を接着して固
定することもできる。
結して、主板1と副板2を垂直姿勢に保持すると共に、
位牌が倒れるのを阻止している。台座3は、例えば、断
面形状を長方形あるいは楕円形とする木片を積層して成
形される。積層される木片は、下方から上方にかけて断
面積が小さくなると共に、前端面が後退する段差形状に
成形されている。これ等の木片は、組構造で接合される
と共に、上面から主板1のほぞ5が挿通されて連結され
る。したがって、組構造で接合される各々の木片は、ほ
ぞ5が貫通できる貫通孔を同一直線上に設けている。こ
の構造の台座3は、主板1を取り外すと、木片ごとに分
解できる特長がある。分解できる台座は3、箇々の木片
について修繕でき、位牌を長期間にわたって綺麗な状態
に保持できる。ただ、台座は、各々の木片を接着して固
定することもできる。
【0019】台座3に使用する木材は、主板1や副板2
に比べて、比重の大きいものを使用するのが好ましい。
位牌の重心を下方に位置させて倒れ難くするためであ
る。この台座3は、全体の形状を段差構造として、位牌
の重心を下方に位置させて倒れ難くすると共に、外観を
良くしている。さらに、台座3は、段差形状に積層され
る木片の中間の層と最上段において、外周縁から突出し
て蓮の彫刻を施して装飾している。台座3は、外周が彫
刻されることにより、外観をより良くしている。
に比べて、比重の大きいものを使用するのが好ましい。
位牌の重心を下方に位置させて倒れ難くするためであ
る。この台座3は、全体の形状を段差構造として、位牌
の重心を下方に位置させて倒れ難くすると共に、外観を
良くしている。さらに、台座3は、段差形状に積層され
る木片の中間の層と最上段において、外周縁から突出し
て蓮の彫刻を施して装飾している。台座3は、外周が彫
刻されることにより、外観をより良くしている。
【0020】さらに、台座3は、下面に、下方に突出す
る足3Aを備えている。図に示す足3Aは、台座3の下
面の左右に、前後に延長して設けられている。台座3の
足3Aは、その間の部分が中空となっており、位牌全体
を一段高い位置に配置して格調を高めている。
る足3Aを備えている。図に示す足3Aは、台座3の下
面の左右に、前後に延長して設けられている。台座3の
足3Aは、その間の部分が中空となっており、位牌全体
を一段高い位置に配置して格調を高めている。
【0021】台座3は、その最上段の上面に、主板1を
垂直姿勢で連結している。さらに、台座3は、主板1の
前方に位置して、台座3の中段に副板2を垂直姿勢で連
結している。副板2は、図2に示すように、台座3の中
段に施した彫刻で構成される連結部3Bに嵌入されて定
位置に保持される。図示しないが、副板は、ほぞを設け
て連結することもできる。このように、脱着できる副板
2は、簡単に取り外して文字が書けると同時に、その裏
面にも様々な事柄を記すことができる特長がある。
垂直姿勢で連結している。さらに、台座3は、主板1の
前方に位置して、台座3の中段に副板2を垂直姿勢で連
結している。副板2は、図2に示すように、台座3の中
段に施した彫刻で構成される連結部3Bに嵌入されて定
位置に保持される。図示しないが、副板は、ほぞを設け
て連結することもできる。このように、脱着できる副板
2は、簡単に取り外して文字が書けると同時に、その裏
面にも様々な事柄を記すことができる特長がある。
【0022】さらに、主板1と副板3は、図3で示すよ
うに、後方に位置する主板1が、前方に位置する副板2
よりも高い位置に配設される。いいかえると、主板1
は、前面に記される戒名が全て見えるように、副板2よ
り上方に配設される。したがって、図2で示すように、
主板1と副板2は、その前面を表出する状態となって、
ここに記される戒名と俗名等を共に正面から見ることが
できる。
うに、後方に位置する主板1が、前方に位置する副板2
よりも高い位置に配設される。いいかえると、主板1
は、前面に記される戒名が全て見えるように、副板2よ
り上方に配設される。したがって、図2で示すように、
主板1と副板2は、その前面を表出する状態となって、
ここに記される戒名と俗名等を共に正面から見ることが
できる。
【0023】さらに、図示しないが、位牌は、2枚の副
板を備える構造とすることもできる。この位牌は、主板
の前方の左右に、あるいは、主板の左右に位置して2枚
の副板を併設する。2枚の副板が主板の左右に位置して
配設される位牌は、主板と副板との重なりを確実に防止
できる特長がある。前後の重なりが防止される主板と副
板は、主板の前面に記される文字を確実に読み取れるだ
けでなく、主板の前面を広く使用できると共に、副板の
裏面も有効利用できる特長がある。さらに、2枚の副板
を有する位牌は、副板の前面の面積を広くすることがで
きるので、記す内容を多くすることもできる。
板を備える構造とすることもできる。この位牌は、主板
の前方の左右に、あるいは、主板の左右に位置して2枚
の副板を併設する。2枚の副板が主板の左右に位置して
配設される位牌は、主板と副板との重なりを確実に防止
できる特長がある。前後の重なりが防止される主板と副
板は、主板の前面に記される文字を確実に読み取れるだ
けでなく、主板の前面を広く使用できると共に、副板の
裏面も有効利用できる特長がある。さらに、2枚の副板
を有する位牌は、副板の前面の面積を広くすることがで
きるので、記す内容を多くすることもできる。
【0024】さらに、位牌は、主板1と副板2の両方の
裏面を有効利用して、様々な情報を記される。たとえ
ば、主板の裏面には、菩提寺の名前やその宗派や、戒名
を付けたお坊さんの名前、あるいは、戒名の由来等を記
すことができる。また、副板の裏面には、副板の前面に
記されなかった故人の生前の情報が記される。たとえ
ば、前面に俗名を記した副板の場合は、その裏面に、故
人の命日や享年、続柄、故人の生い立ち、住所等を記す
ことができる。
裏面を有効利用して、様々な情報を記される。たとえ
ば、主板の裏面には、菩提寺の名前やその宗派や、戒名
を付けたお坊さんの名前、あるいは、戒名の由来等を記
すことができる。また、副板の裏面には、副板の前面に
記されなかった故人の生前の情報が記される。たとえ
ば、前面に俗名を記した副板の場合は、その裏面に、故
人の命日や享年、続柄、故人の生い立ち、住所等を記す
ことができる。
【0025】さらに、図示しないが、本発明は、主板と
副板を複数枚配設し、これ等を連結して一つの位牌とす
ることもできる。この構造の位牌は、一つの位牌で複数
の戒名と俗名を記すことができる。この位牌は、例え
ば、夫婦の位牌として使用される。
副板を複数枚配設し、これ等を連結して一つの位牌とす
ることもできる。この構造の位牌は、一つの位牌で複数
の戒名と俗名を記すことができる。この位牌は、例え
ば、夫婦の位牌として使用される。
【0026】
【発明の効果】本発明の位牌は、前面に戒名と俗名等を
記すことができると共に、前面に記される戒名と俗名等
を正面から見ることができる特長がある。それは、本発
明の位牌が、主板と、副板と、これらの主板と副板が連
結される台座とを備え、主板と副板に記される両方の文
字が正面から見えるように、主板と副板を配設している
からである。正面から戒名と俗名等を見ることができる
位牌は、故人の俗名を知りたいときに、位牌を裏返すこ
となく簡単に知ることができる。さらに、法要等の際
に、戒名の名の元で供養すると共に、故人が生前に多く
の人に親しまれた俗名で故人を偲ぶことができる特長が
ある。
記すことができると共に、前面に記される戒名と俗名等
を正面から見ることができる特長がある。それは、本発
明の位牌が、主板と、副板と、これらの主板と副板が連
結される台座とを備え、主板と副板に記される両方の文
字が正面から見えるように、主板と副板を配設している
からである。正面から戒名と俗名等を見ることができる
位牌は、故人の俗名を知りたいときに、位牌を裏返すこ
となく簡単に知ることができる。さらに、法要等の際
に、戒名の名の元で供養すると共に、故人が生前に多く
の人に親しまれた俗名で故人を偲ぶことができる特長が
ある。
【0027】さらに、正面に戒名と俗名を記すことがで
きる本発明の位牌は、位牌の裏面を有効利用して、故人
の生前の様々な情報を記すことができる特長がある。位
牌の裏面には、たとえば、故人の命日や享年、続柄、故
人の人柄や生い立ち、住所等の様々な内容を記すことが
できる。したがって、数代後の子孫が見ても、故人がど
の様な人物だったかを簡単に知ることができ、数代後の
子孫まで故人を偲ぶことができる特長がある。
きる本発明の位牌は、位牌の裏面を有効利用して、故人
の生前の様々な情報を記すことができる特長がある。位
牌の裏面には、たとえば、故人の命日や享年、続柄、故
人の人柄や生い立ち、住所等の様々な内容を記すことが
できる。したがって、数代後の子孫が見ても、故人がど
の様な人物だったかを簡単に知ることができ、数代後の
子孫まで故人を偲ぶことができる特長がある。
【0028】さらに、本発明の位牌は、主板が、副板の
後方に配設されると共に、主板の上端が副板の上端より
も上方に位置するように配設されている。このため、主
板と副板が重なり合うことなく、主板と副板に記される
両方の文字を正面から確実に見ることができる特長があ
る。さらに、前後に配設される主板と副板は、主板と副
板で遠近感を表現できる特長がある。したがって、位牌
全体を立体感のある優れた外観にすることができ、格調
の高い位牌が実現できる。
後方に配設されると共に、主板の上端が副板の上端より
も上方に位置するように配設されている。このため、主
板と副板が重なり合うことなく、主板と副板に記される
両方の文字を正面から確実に見ることができる特長があ
る。さらに、前後に配設される主板と副板は、主板と副
板で遠近感を表現できる特長がある。したがって、位牌
全体を立体感のある優れた外観にすることができ、格調
の高い位牌が実現できる。
【図1】従来の位牌の斜視図
【図2】本発明の実施例の位牌の正面図
【図3】図2に示す位牌の側面図
1…主板 1A…段差部 2…副板 2A…段差部 3…台座 3A…足 3B…
連結部 5…ほぞ
連結部 5…ほぞ
Claims (2)
- 【請求項1】 主板(1)と、副板(2)と、これらの主板
(1)と副板(2)が連結される台座(3)とを備え、主板(1)と
副板(2)は、台座(3)に垂直姿勢で前後に位置して連結さ
れており、主板(1)が、副板(2)の後方に配設されると共
に、主板(1)の上端が副板(2)の上端よりも上方に位置す
るように配設されてなる位牌において、 台座(3)は、中間の層と最上段に彫刻を施して装飾して
おり、中間の層に設けた彫刻は、副板(2)の前面を見え
るようにして嵌入する連結部(3B)を有し、この連結部(3
B)に副板(2)を嵌入して、副板(2)の両側に中間の層の彫
刻を配設して、副板(2)を台座(3)に脱着できるように連
結し、かつ、主板(1)も台座(3)に脱着できるように連結
されてなることを特徴とする位牌。 - 【請求項2】 主板(1)と、副板(2)と、これらの主板
(1)と副板(2)が連結される台座(3)とを備え、主板(1)と
副板(2)は、台座(3)に垂直姿勢で前後に位置して連結さ
れており、主板(1)が、副板(2)の後方に配設されると共
に、主板(1)の上端が副板(2)の上端よりも上方に位置す
るように配設されてなる位牌において、 台座(3)は、中間の層と最上段に彫刻を施して装飾して
おり、中間の層に設けた彫刻は、最上段の彫刻よりも前
方に突出する部分を有し、この突出部分に、副板(2)の
前面を見えるようにして連結する連結部(3B)を有し、こ
の連結部(3B)に副板(2)を連結して、副板(2)の両側に中
間の層の彫刻を配設して副板(2)を脱着できるように台
座(3)に連結しており、 副板(2)の背面に、台座(3)に設けた最上段の彫刻を配設
しており、最上段に設けた彫刻でもって、主板(1)を副
板(2)よりも上方に配設して、主板(1)を台座(3)に脱着
できるように連結してなることを特徴とする位牌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35883696A JP2835606B2 (ja) | 1996-12-29 | 1996-12-29 | 位 牌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35883696A JP2835606B2 (ja) | 1996-12-29 | 1996-12-29 | 位 牌 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10192126A JPH10192126A (ja) | 1998-07-28 |
JP2835606B2 true JP2835606B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=18461361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35883696A Expired - Fee Related JP2835606B2 (ja) | 1996-12-29 | 1996-12-29 | 位 牌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835606B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-29 JP JP35883696A patent/JP2835606B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10192126A (ja) | 1998-07-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |