JP2834575B2 - 溶接修理可能な燃焼器の製造方法 - Google Patents
溶接修理可能な燃焼器の製造方法Info
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- JP2834575B2 JP2834575B2 JP3504382A JP50438291A JP2834575B2 JP 2834575 B2 JP2834575 B2 JP 2834575B2 JP 3504382 A JP3504382 A JP 3504382A JP 50438291 A JP50438291 A JP 50438291A JP 2834575 B2 JP2834575 B2 JP 2834575B2
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- metal
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- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K1/00—Soldering, e.g. brazing, or unsoldering
- B23K1/19—Soldering, e.g. brazing, or unsoldering taking account of the properties of the materials to be soldered
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/005—Repairing methods or devices
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49316—Impeller making
- Y10T29/49318—Repairing or disassembling
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ガスタービンエンジンに関し、特に、溶接
修理可能なガスタービンエンジンの燃焼器に関するもの
である。
修理可能なガスタービンエンジンの燃焼器に関するもの
である。
発明の背景 エアークラフトに利用されている最近のガスタービン
エンジンは、技術的に大変複雑な装置をなしている。高
度な技術は、上昇させられた温度を利用するエンジンの
部分において特に顕著である。これらの補正部品は、上
昇した温度、腐食及び熱疲労が加わるばかりでなく、エ
アークラフトへ利用するという設計の指示により、でき
るだけ軽量に作らなければならない。最近のガスタービ
ンエンジンの構成部品の多くは寿命が長いが、それらは
悪い環境下にあるもので、ガスタービンエンジンの各部
分に、多くの補修問題が生じてきた。ガスタービンエン
ジンの構成部品は高度な技術を用いているため、かなり
高価なものとなっており、エンジンの修復すなわち再生
修理は、部品の交換以上に望まれていることである。
エンジンは、技術的に大変複雑な装置をなしている。高
度な技術は、上昇させられた温度を利用するエンジンの
部分において特に顕著である。これらの補正部品は、上
昇した温度、腐食及び熱疲労が加わるばかりでなく、エ
アークラフトへ利用するという設計の指示により、でき
るだけ軽量に作らなければならない。最近のガスタービ
ンエンジンの構成部品の多くは寿命が長いが、それらは
悪い環境下にあるもので、ガスタービンエンジンの各部
分に、多くの補修問題が生じてきた。ガスタービンエン
ジンの構成部品は高度な技術を用いているため、かなり
高価なものとなっており、エンジンの修復すなわち再生
修理は、部品の交換以上に望まれていることである。
上述の内容に含まれる構成部品の一つとしては、エン
ジンの燃焼器がある。燃焼器すなわちバーナーは、燃料
が圧縮空気と混合され且つ燃焼が行われるエンジンの一
部をなしている。ガスタービンエンジンの性能水準の向
上は、エンジンの作動温度を上昇させることによって得
られる。そうすることによって、ガスタービンエンジン
の燃焼器は、エンジンの作動中において、非常に高い温
度及び大きな温度変化にさらされる。
ジンの燃焼器がある。燃焼器すなわちバーナーは、燃料
が圧縮空気と混合され且つ燃焼が行われるエンジンの一
部をなしている。ガスタービンエンジンの性能水準の向
上は、エンジンの作動温度を上昇させることによって得
られる。そうすることによって、ガスタービンエンジン
の燃焼器は、エンジンの作動中において、非常に高い温
度及び大きな温度変化にさらされる。
厳しい作動条件の結果、亀裂または間隙からなる他の
不連続部形状をなすことによる損傷又は劣化は、熱循
環、浮遊中の異物からの衝撃、またはそれらの組合わせ
により発生する。厳しい運転の最中またはその結果とし
て、燃焼器には多数の小さな亀裂が発生することがあ
る。最近このような亀裂は、溶接によって修理される。
時折、溶接修理を、同じ場所で繰り返し行うことが必要
になってくる。なぜなら、修理中において、亀裂が生じ
る場合があるからである。
不連続部形状をなすことによる損傷又は劣化は、熱循
環、浮遊中の異物からの衝撃、またはそれらの組合わせ
により発生する。厳しい運転の最中またはその結果とし
て、燃焼器には多数の小さな亀裂が発生することがあ
る。最近このような亀裂は、溶接によって修理される。
時折、溶接修理を、同じ場所で繰り返し行うことが必要
になってくる。なぜなら、修理中において、亀裂が生じ
る場合があるからである。
ロウ付けは、金属結合では普通のことであると共に、
表面間に、溶加材と融点降下剤を混ぜた溶加材を溶かし
込むことによって、金属ベース材の表面自体を幾分でも
溶かすことなく、ベース材を結合する。この工程は、溶
加材または、結合する金属の金属間溶液をなす合金に対
して、しばしば不可逆工程である。従って、特定の媒体
において腐食に耐えるように、そして既知の作動温度で
適切に役立つように、金属ベース材への適合とは別に溶
加材が常に選択される。
表面間に、溶加材と融点降下剤を混ぜた溶加材を溶かし
込むことによって、金属ベース材の表面自体を幾分でも
溶かすことなく、ベース材を結合する。この工程は、溶
加材または、結合する金属の金属間溶液をなす合金に対
して、しばしば不可逆工程である。従って、特定の媒体
において腐食に耐えるように、そして既知の作動温度で
適切に役立つように、金属ベース材への適合とは別に溶
加材が常に選択される。
ロウ付けは、燃焼器ライナー，燃焼器ハウジング，空
気入口ダクト，冷却ストリップ等からなる金属製薄板材
の組立の結合に利用されている。燃焼器のロウ付けされ
た領域上またはその近くで溶接する場合、ロウ付けされ
た領域は比較的もろいので、ロウ付けされた接合部分に
損傷の問題が持ち上がる。事実上、融接状態にあるロウ
付け材がもろくなる影響により、ロウ付けされた構成部
品は、近年、溶接によって修理できなくなってきている
ように思われる。このようにもろくなる理由は、融点降
下剤の利用にある。この融点降下剤の特性のために、融
点降下剤が配置された金属に、溶接されるべき領域の融
点以下の融点をもつようにさせるので、その結果、修理
中において、溶接に必要な温度がロウ付け領域上又はそ
れの近くで生じる場合、ロウ付け接合部は更に容易に損
害を被ることになる。
気入口ダクト，冷却ストリップ等からなる金属製薄板材
の組立の結合に利用されている。燃焼器のロウ付けされ
た領域上またはその近くで溶接する場合、ロウ付けされ
た領域は比較的もろいので、ロウ付けされた接合部分に
損傷の問題が持ち上がる。事実上、融接状態にあるロウ
付け材がもろくなる影響により、ロウ付けされた構成部
品は、近年、溶接によって修理できなくなってきている
ように思われる。このようにもろくなる理由は、融点降
下剤の利用にある。この融点降下剤の特性のために、融
点降下剤が配置された金属に、溶接されるべき領域の融
点以下の融点をもつようにさせるので、その結果、修理
中において、溶接に必要な温度がロウ付け領域上又はそ
れの近くで生じる場合、ロウ付け接合部は更に容易に損
害を被ることになる。
通常の修理は、溶接によって行われるので、溶接修理
に耐え得る燃焼器を提供することが望ましい。その一つ
の代案としては、溶接によるロウ付け接合部を形成する
ことにある。しかしながら、このことは、製造コストの
増加をまねくので、あまり好ましいことではない。
に耐え得る燃焼器を提供することが望ましい。その一つ
の代案としては、溶接によるロウ付け接合部を形成する
ことにある。しかしながら、このことは、製造コストの
増加をまねくので、あまり好ましいことではない。
従って、従来の問題を解決するよう、燃焼器にロウ付
け接合部を形成する改良された方法を必要としている。
そこで、本発明は、上記問題点の一つ以上を解決する方
向に向けられている。
け接合部を形成する改良された方法を必要としている。
そこで、本発明は、上記問題点の一つ以上を解決する方
向に向けられている。
発明の概要 本発明の主要な目的は、少なくとも一つのロウ付け接
合部を有する溶接修理可能な燃焼器を製造するための改
良された方法を提供することにある。この改良された方
法は、以下の工程、即ち、 前記燃焼器及びこの燃焼器にロウ付けされる金属物品
の金属に適合する金属粉と、粉状の融点降下剤とからな
る実質的に均質なロウ付け用粉体混合物を、ロウ付けが
形成されるべき前記燃焼器と前記物品との間に供給する
工程と， 前記ロウ付け用粉体混合物が溶けるに十分な第１の温
度まで前記ロウ付け用粉体混合物を加熱する工程と； 前記融点降下剤が前記ロウ付け領域から実質的に遠く
へ拡散するのに十分な時間、第２の温度で前記ロウ付け
用粉体混合物を加熱する工程とからなっている。
合部を有する溶接修理可能な燃焼器を製造するための改
良された方法を提供することにある。この改良された方
法は、以下の工程、即ち、 前記燃焼器及びこの燃焼器にロウ付けされる金属物品
の金属に適合する金属粉と、粉状の融点降下剤とからな
る実質的に均質なロウ付け用粉体混合物を、ロウ付けが
形成されるべき前記燃焼器と前記物品との間に供給する
工程と， 前記ロウ付け用粉体混合物が溶けるに十分な第１の温
度まで前記ロウ付け用粉体混合物を加熱する工程と； 前記融点降下剤が前記ロウ付け領域から実質的に遠く
へ拡散するのに十分な時間、第２の温度で前記ロウ付け
用粉体混合物を加熱する工程とからなっている。
その結果、高い強度をもつ接合部を提供し、そして、
さらに重要なことは、溶接修理可能な燃焼器を低コスト
で簡単に実現することができる。
さらに重要なことは、溶接修理可能な燃焼器を低コスト
で簡単に実現することができる。
本発明の他の目的は、溶接修理可能な燃焼器を製造す
るために、コストのかかる代案、例えば、工具の段取
り、設備、及び製造コストの増加をもたらす設計変更を
回避することにある。
るために、コストのかかる代案、例えば、工具の段取
り、設備、及び製造コストの増加をもたらす設計変更を
回避することにある。
本発明の上記及びそれら以外の目的や利点は、図面に
基づく以下の説明かや更に十分に理解されるだろう。
基づく以下の説明かや更に十分に理解されるだろう。
図面の説明 図は、本発明の方法の利用を示すと共に、溶接修理可
能な燃焼器を形成するブロック図である。
能な燃焼器を形成するブロック図である。
好適な実施例の説明 近年のガスタービン燃焼器は、限定はされないが、30
0系スンテンレス鋼，例えばハステロイ（Hastelloy）Ｘ
のようなニッケルをベースとした合金，例えばＬ−605
やHS188のようなコバルトをベースとした合金を含む様
々な材料から作られている。また、前記燃焼器にロウ付
けされる物品は、上述された燃焼器の金属を含む様々な
合金から形成されている。
0系スンテンレス鋼，例えばハステロイ（Hastelloy）Ｘ
のようなニッケルをベースとした合金，例えばＬ−605
やHS188のようなコバルトをベースとした合金を含む様
々な材料から作られている。また、前記燃焼器にロウ付
けされる物品は、上述された燃焼器の金属を含む様々な
合金から形成されている。
表は、燃焼器を形成する既知の合金の成分を示してい
る。
る。
本発明に利用される融点降下剤はシリコン又はリン，
好適には、ほう素であり、一方、金属粉からなるロウ付
け用粉体は、燃焼器を形成するものとして前述された金
属を含む種々の金属粉とすることができる。
好適には、ほう素であり、一方、金属粉からなるロウ付
け用粉体は、燃焼器を形成するものとして前述された金
属を含む種々の金属粉とすることができる。
線図によって示されているように、実質的に均質なロ
ウ付け用粉体混合は、ブロック即ちステップ20によって
示されるように提供される。ロウ付け用粉体は、これに
ふさわしい金属粉、最も好適には、燃焼器の金属及び燃
焼器にロウ付けされる物品の金属に、組成において非常
に類似し且つ類似した微細構造を想定することができる
金属粉と、粉状の融点降下剤とを含んでいる。
ウ付け用粉体混合は、ブロック即ちステップ20によって
示されるように提供される。ロウ付け用粉体は、これに
ふさわしい金属粉、最も好適には、燃焼器の金属及び燃
焼器にロウ付けされる物品の金属に、組成において非常
に類似し且つ類似した微細構造を想定することができる
金属粉と、粉状の融点降下剤とを含んでいる。
利用可能なロウ付け用粉体の例としてはDF915−B1及
びDF915−RB2を含み、これら両方は、クロム及びほう素
を高含有率で含んだ，ニッケルをベースとする合金であ
り、ミシガン州トロイにあるアロイ メタル（Alloy Me
tals）社によって製造されている。ロウ付け用粉体は、
融点降下剤が、ロウ付け用粉体の全体に亙って実質的に
均一な濃度を呈するように、実質的に均質をなしてい
る。ブロック即ちステップ30に示すように、ペーストを
形成するために、十分なキャリヤー液を前記粉体に混合
し、その結果、ロウ付け用粉体の適応を更に効果的に行
うことができる。
びDF915−RB2を含み、これら両方は、クロム及びほう素
を高含有率で含んだ，ニッケルをベースとする合金であ
り、ミシガン州トロイにあるアロイ メタル（Alloy Me
tals）社によって製造されている。ロウ付け用粉体は、
融点降下剤が、ロウ付け用粉体の全体に亙って実質的に
均一な濃度を呈するように、実質的に均質をなしてい
る。ブロック即ちステップ30に示すように、ペーストを
形成するために、十分なキャリヤー液を前記粉体に混合
し、その結果、ロウ付け用粉体の適応を更に効果的に行
うことができる。
次のステップ40は、ロウ付け接合部を形成する予定の
領域に、ロウ付け用粉体の混合物又はロウを、既知の方
法で燃焼器に適用することを意図している。
領域に、ロウ付け用粉体の混合物又はロウを、既知の方
法で燃焼器に適用することを意図している。
その後、ステップ50において、燃焼器と物品との間に
ロウ付け用粉体の混合物を配置すると共に、適切なジグ
の典型的な助成をもって、燃焼器にロウ付けされる物品
を燃焼器に配置する。確実に且つ良好なロウ付け接合部
を形成するためには、物品とロウ付け材料との間を密に
接触させるべきである。
ロウ付け用粉体の混合物を配置すると共に、適切なジグ
の典型的な助成をもって、燃焼器にロウ付けされる物品
を燃焼器に配置する。確実に且つ良好なロウ付け接合部
を形成するためには、物品とロウ付け材料との間を密に
接触させるべきである。
次のステップ60は、ロウ付け用粉体混合物に隣接する
物品及び燃焼器を、真空炉内において、ロウ付け材料が
溶けるまでの十分な時間、真空状態で第１の上昇温度ま
で加熱する構成としている。加熱する前記第１の上昇温
度は、約2100゜F（1148℃）で行われるべきであると共
に、燃焼器にロウ付けされる物品及び燃焼器の形成に利
用される金属の融点以下である。ロウ付け材料における
融点降下剤は、融点を下げるように機能している。平均
して、ロウ付け材料が溶けるに必要な時間は20分から45
分あたりで、既知のように真空は約10-4トールとすべき
である。
物品及び燃焼器を、真空炉内において、ロウ付け材料が
溶けるまでの十分な時間、真空状態で第１の上昇温度ま
で加熱する構成としている。加熱する前記第１の上昇温
度は、約2100゜F（1148℃）で行われるべきであると共
に、燃焼器にロウ付けされる物品及び燃焼器の形成に利
用される金属の融点以下である。ロウ付け材料における
融点降下剤は、融点を下げるように機能している。平均
して、ロウ付け材料が溶けるに必要な時間は20分から45
分あたりで、既知のように真空は約10-4トールとすべき
である。
ステップ65に示すように、ロウ付け用粉体が一旦、溶
融状態になると、ロウ付け材料が自然に固化するよう
に、物品の冷却を許容し、その後、ステップ70で示すよ
うに、前記材料は、第１の上昇温度以下の約1950゜F（1
065℃）である第２の上昇温度を受ける。この加熱はま
た、真空炉内で行われる共に、融点降下剤がロウ付け領
域又はロウ付け接合部から遠くへ拡散するように、十分
な時間行われる。このようにする理由としては、できる
限り燃焼器の母材金属の融点に近付けるように、ロウ付
け接合部の融点を上昇させることにある。
融状態になると、ロウ付け材料が自然に固化するよう
に、物品の冷却を許容し、その後、ステップ70で示すよ
うに、前記材料は、第１の上昇温度以下の約1950゜F（1
065℃）である第２の上昇温度を受ける。この加熱はま
た、真空炉内で行われる共に、融点降下剤がロウ付け領
域又はロウ付け接合部から遠くへ拡散するように、十分
な時間行われる。このようにする理由としては、できる
限り燃焼器の母材金属の融点に近付けるように、ロウ付
け接合部の融点を上昇させることにある。
ステップ80に示すように、ロウ付け接合部、燃焼器及
び物品の冷却を許容し、その後、ブロック即ちステップ
90に示すように、燃焼器は使用状態に配置する。上述し
たように、ガスタービンエンジンに対して正常な動作状
態にある燃焼器は、亀裂のような修理を必要とする部分
が生じがちであり、しばしばこれらの亀裂は、特にロウ
付け接合部を形成した近くに現れる。亀裂が生じた場
合、その後、ブロック即ちステップ100に示すように、
融点降下剤はロウ付け接合部から実質的に遠くへ拡散さ
れているので、ロウ付け接合部に対して何の心配もなく
溶接によって燃焼器は修理され、従って、融点降下剤に
よってもろくなるという影響を回避できる。燃焼器にロ
ウ付けされる物品としては、種々のタイプのブラケッ
ト、ライナ、ハウジング、マニホールド及び冷却ストリ
ップのような多くの構成部品を含んでいる。この方法で
燃焼器を提供することにより、溶接修理可能な接合部及
び燃焼器の構成部品が提供され、ロウ付け接合部は、溶
接修理に必要な温度に耐えることができる。更に、融点
降下剤の拡散により、もろくなるのを阻止することがで
きるので、接合部の強さは増す。
び物品の冷却を許容し、その後、ブロック即ちステップ
90に示すように、燃焼器は使用状態に配置する。上述し
たように、ガスタービンエンジンに対して正常な動作状
態にある燃焼器は、亀裂のような修理を必要とする部分
が生じがちであり、しばしばこれらの亀裂は、特にロウ
付け接合部を形成した近くに現れる。亀裂が生じた場
合、その後、ブロック即ちステップ100に示すように、
融点降下剤はロウ付け接合部から実質的に遠くへ拡散さ
れているので、ロウ付け接合部に対して何の心配もなく
溶接によって燃焼器は修理され、従って、融点降下剤に
よってもろくなるという影響を回避できる。燃焼器にロ
ウ付けされる物品としては、種々のタイプのブラケッ
ト、ライナ、ハウジング、マニホールド及び冷却ストリ
ップのような多くの構成部品を含んでいる。この方法で
燃焼器を提供することにより、溶接修理可能な接合部及
び燃焼器の構成部品が提供され、ロウ付け接合部は、溶
接修理に必要な温度に耐えることができる。更に、融点
降下剤の拡散により、もろくなるのを阻止することがで
きるので、接合部の強さは増す。
本発明の更に利点は、この方法の代案に比べて費用が
かからないことにある。前記代案の一つとして、実質的
に又は完全に溶接された燃焼器を構成するように、燃焼
器を設計変更することである。現在の製品の構成部品及
び燃焼器の設計変更は、製造コストを増加させ、そし
て、更にコスト高を招くような主要工具、設備、製造工
程の変更を必要とする。
かからないことにある。前記代案の一つとして、実質的
に又は完全に溶接された燃焼器を構成するように、燃焼
器を設計変更することである。現在の製品の構成部品及
び燃焼器の設計変更は、製造コストを増加させ、そし
て、更にコスト高を招くような主要工具、設備、製造工
程の変更を必要とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トリース、ウィリアム・ディー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92041、ラメーザ、カルダス・ドライブ 4634 (56)参考文献 特開 昭58−44962（ＪＰ，Ａ) 特公 昭49−6470（ＪＰ，Ｂ１) 米国特許3678570（ＵＳ，Ａ) 米国特許4444353（ＵＳ，Ａ) 米国特許4507264（ＵＳ，Ａ) 米国特許4442968（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23K 1/00 - 3/08 B23K 31/02 310 F02C 7/00
Claims (12)
- 【請求項１】少なくとも一つのロウ付け接合部を有する
溶接修理可能な燃焼器の製造方法において、 前記燃焼器及びこの燃焼器にロウ付けされる金属物品の
金属に適合する金属粉と、粉状の融点降下剤とからなる
実質的に均質なロウ付け用粉体混合物を、ロウ付けが形
成されるべき前記燃焼器と前記物品との問に供給する工
程と； 前記ロウ付け用粉体混合物が溶けるに十分な第１の温度
まで前記ロウ付け用粉体混合物を加熱する工程と； 溶かされた前記ロウ付け用粉体混合物を固化する工程
と； その後、前記融点降下剤が前記ロウ付け領域から遠くへ
拡散するのに十分な時間、第２の温度で前記ロウ付け用
粉体混合物を加熱する工程と； 前記ロウ付けの領域上又は近くを溶接する工程とからな
ることを特徴とする溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項２】請求項１記載の製造方法において、融点降
下剤がシリコン、ほう素及びりんからなるグループから
選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする溶接修
理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項３】請求項１記載の製造方法において、前記金
属粉を、前記燃焼器の母材金属から形成することを特徴
とする溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項４】請求項１記載の製造方法において、前記第
１の温度を約2100゜F（1148℃）としたことを特徴とす
る溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項５】請求項１記載の製造方法において、前記第
２の温度を約1950゜F（1065℃）としたことを特徴とす
る溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項６】請求項１記載の製造方法において、前記燃
焼器にロウ付けされる物品が冷却用ストリップであるこ
とを特徴とする溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項７】請求項１記載の製造方法において、前記加
熱する工程が真空炉内で行われることを特徴とする溶接
修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項８】請求項１記載の製造方法において、第２の
温度で前記ロウ付け用粉体混合物を加熱する工程の後
で、前記ロウ付け領域の冷却を許容する工程と； 前記ロウ付け接合部上又は近くの燃焼器の一部が溶接に
より修理を必要とするまで、前記燃焼器を使用状態に配
置する工程と； 前記燃焼器を溶接によって修理する工程とを更に含むこ
とを特徴とする溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項９】溶接によってロウ付け接合部近くの燃焼器
の一部を効果的に修理可能な燃焼器の製造方法におい
て、前記燃焼器及びこの燃焼器にロウ付けされる金属物
品の金属に適合する金属粉とほう素、シリコン及びりん
からなるグループから選択された粉状の融点降下剤とか
らなる実質的に均質なロウ付け用粉体混合物を、ロウ付
けが形成されるべき前記燃焼器と前記物品との間へ両者
と接するように供給する工程と； 前記ロウ付け用粉体が溶けるまでの十分な時間、前記ロ
ウ付け用粉体に真空状態で約2100゜F（1148℃）の第１
の上昇温度を受けさせる工程であって、前記第１の温度
が前記燃焼器及び前記物品の融点の温度以下である工程
と； さらに、溶かされた前記ロウ付け用粉体を固定する工程
と； 前記融点降下剤が前記ロウ付け接合領域から実質的に遠
くへ拡散するのに十分な時間、約1950゜F（1065℃）の
第２の温度で前記ロウ付け用粉体混合物を加熱する工程
と： 前記ロウ付け領域の冷却を許容する工程と； 前記ロウ付け接合部近くの燃焼器の一部が修理を必要と
するまで、前記燃焼器を使用状態に配置する工程と； 前記燃焼器を溶接により修理する工程とからなることを
特徴とする溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項１０】請求項１記載の製造方法において、前記
金属粉をニッケルをベースとした合金とすることを特徴
とする溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項１１】請求項１記載の製造方法において、前記
第２の温度を前期第１の温度以下とすることを特徴とす
る溶接修理可能な燃焼器の製造方法。 - 【請求項１２】少なくとも一つのロウ付け接合部を有す
る溶接修理可能な燃焼器の製造方法において、前記燃焼
器及びこの燃焼器にロウ付けされる金属物品の金属に適
合する金属粉と粉状の融点降下剤とからなる実質的に均
質なロウ付け用粉体混合物を、ロウ付けが形成されるべ
き前記燃焼器と前記金属物品との間に供給する工程と； 前記ロウ付け用粉体混合物が溶けるに十分な第１の温度
まで前記ロウ付け用粉体混合物を加熱する工程と； 前記融点降下剤が前記ロウ付け領域から実質的に遠くへ
拡散するのに十分な時間、第２の温度で前記ロウ付用粉
体混合物を加熱する工程であって、前記第２の温度を前
記第１の温度以下とする工程と； 更に、前記ロウ付けの領域上又は近くを溶接する工程と
からなることを特徴とする溶接修理可能な燃焼器の製造
方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US470,885 | 1990-01-26 | ||
| US07/470,885 US5086968A (en) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | Weld repairable combustor |
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