JP2832347B2 - 三次非線形光学材料 - Google Patents

三次非線形光学材料

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JP2832347B2
JP2832347B2 JP8220494A JP22049496A JP2832347B2 JP 2832347 B2 JP2832347 B2 JP 2832347B2 JP 8220494 A JP8220494 A JP 8220494A JP 22049496 A JP22049496 A JP 22049496A JP 2832347 B2 JP2832347 B2 JP 2832347B2
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lig
pyphos
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optical material
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享 阪口
浩二 太田
晃 中村
和志 真島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次非線形光学材
料に関し、さらに詳しくは特定の錯化合物を含有する三
次非線形光学材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の有機化合物などの材料が三次非
線形光学特性を示すことは知られており、この様な材料
は、一般に非線形媒質とも呼ばれている。しかしなが
ら、公知の有機化合物系の三次非線形光学材料は、一般
に可視光波長域における吸収が大きく、かつ大きな三次
の分子超分極率(或いは三次の超分子分極率)を示さな
いので、三次非線形材料としての有用性が低い。従っ
て、三次非線形光学効果が大きい実用的な材料の実現が
切望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、三
次非線形光学効果が大きい実用的な材料を提供すること
を主な目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な技術の現状を考慮しつつ、さらに研究を重ねた結果、
特定構造を有する一群の錯化合物が、三次非線形光学材
料として優れた効果を発揮することを見出した。すなわ
ち、本発明は、下記の三次非線形光学材料を提供するも
のである; 1.一般式(1) Akl(LIGa)i(LIGb)j (1) (式中、AはCr、MoおよびWからなる群から選択される
1種の金属元素を表し、BはNi、PdおよびPtからなる群
から選択される1種の金属を表し、LIGaとLIGbは、それ
ぞれ単座以上の配位子からなる群から選択される1種の
配位子を表す:kは0または1〜4の整数を表し、lは0ま
たは1〜4の整数を表し、k+lは2または4である:iは
0〜18の整数を表し、jは0〜18の整数を表し、i+jは
1〜18の整数である。なお、iおよびi+jは、金属の
種類と個数ならびにLIGaとLIGbの種類により定まる。)
で示される錯化合物からなる三次非線形光学材料。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において使用する一般式
(1)で示される錯化合物において、それぞれの符号
は、以下の意味を有する。
【0006】AはCr、MoおよびWからなる群から選択さ
れる1種の金属元素を表す。これらの金属元素の中で
は、Moがより好ましい。
【0007】BはNi、PdおよびPtからなる群から選択さ
れる1種の金属を表す。これらの金属元素の中では、Pd
およびPtがより好ましい。
【0008】LIGaとLIGbは、それぞれ単座以上の配位子
からなる群から選択される1種の配位子を表す。本明細
書において、「単座以上の配位子」とは、単座配位子、
二座配位子、三座配位子および四座配位子を意味する。
【0009】金属原子AとBの数を表すkとlは、それ
ぞれ0〜4の整数を表し、kとlの合計は2または4であ
る。
【0010】配位子LIGaとLIGbの数を表すiとjは、そ
れぞれ0〜18の整数を表し、iとjの合計は1〜18の整数
である。なお、iおよびi+jは、金属の種類と個数な
らびにLIGaとLIGbの種類により定まる。
【0011】一般式(1)で示される錯化合物におい
て、単座以上の配位子であるLIGaおよびLIGbとしては、
以下のものが例示される: 1)単座配位子としては、X-(X=ハロゲン元素)基であ
り、より具体的にはCl-基、Br-基、I-基など);R-(Rは
H、一般式CnH2n+1(n=1〜5)で示されるアルキル基、
芳香族環基およびその誘導体基など)基であり、より具
体的には、メチル基、エチル基、フェニル基など;NCS-
基、NCMe-基など。
【0012】2)二座配位子としては、カルボキシレー
ト(一般式RCOO-で示され、RはH、一般式CnH2n+1(n=
1〜5)で示されるアルキル基、芳香族環基およびその誘
導体基など)基であり、より具体的には、酢酸基、プロ
ピオン酸基、安息香酸基など;1,n位(n=3、4、5、6、
7)にN、O、S、Pなどから選ばれた同一または異なる元
素を有する有機化合物を基本構造とし、N、O、S、Pなど
はアルキル基で架橋されているか或いは芳香族環に含ま
れている基であり、より具体的には、Me2PCH2PMe2(Me
はメチル基を表す;以下同じ。)、
【0013】
【化1】
【0014】(Phはフェニル基を表す;以下同じ。)、
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】
【0017】PhN-CH=NPhなど。
【0018】3)三座配位子としては、1,n.m位
(n=3,4,5,6,7;m=n+2,3,4,5,6)にN、O、S、Pな
どから選ばれた同一または異なる元素を有する有機化合
物を基本構造とし、N、O、S、Pなどはアルキル基で架橋
されているか或いは芳香族環に含まれている基であり、
より具体的には、
【0019】
【化4】
【0020】
【化5】
【0021】など。
【0022】本発明において使用する一般式(1)で示
される錯化合物に包含される1群の化合物(1-1) A2(pyphos)4 (1-1) (式中、Aは、前記に同じ。pyphosは、6-ジフェニルホ
スフィノ-2-ピリドネートを表す。)は、Mashima,K.,Na
kao,H.,Tanaka,H.,Nakamura,A.;Chem.Lett.,1992,453に
記載されている方法により、溶媒中で塩素の存在下にA2
(O2CCH3)4に4当量の6-ジフェニルホスフィノ-2-ピリド
ン(以下pyphosHとする)を反応させることにより合成す
ることができる。例えば、A=Moである場合のMo(pypho
s)4は、下記反応式(1)に示す様に、ジクロロメタン
溶媒中でMo2(O2CCH3)4に4当量のpyphosHを反応させるこ
とにより、合成することが出来る。
【0023】
【化6】
【0024】上記反応に際し使用する塩基としてはNaOC
H3、NaOH、NaH、NEt3などが好ましく、また反応溶媒と
しては、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン(THF)
などが好ましい。
【0025】本発明において使用する一般式(1)で示
される錯化合物に包含される他の1群の化合物(1-2) A222(pyphos)4 (1-2) (式中、B、pyphosおよびXは、前記に同じ。)で示さ
れる錯化合物は、K.Mashima,H.Nakao,A.Nakamura,J.A.
C.S.,vol.115,No.25,p11632(1993)に記載された方法
により合成することが出来る。例えば、A=Mo、B=P
d、X=Clである場合のMo2Pd2Cl2(pyphos)4は、下記反
応式(2)に示す様に、溶媒中でMo2(pyphos)4に2当量
のPdCl2(PhCN)2を反応させることにより、合成すること
が出来る。
【0026】
【化7】
【0027】反応式(2)で示される反応に際し使用す
る溶媒としては、ジクロロメタン、THFなどが好まし
い。また、この反応に使用する還元法としては、NaB
H4、CaH2などのヒドリドを持つ試薬による還元法、光還
元法、熱還元法などを採用することができる。
【0028】或いは、一般式(1-2)で示される錯化合
物において、A=Mo、B=Pd或いはPt、X=Cl、BrまたはI
である場合には、溶媒中でMo2(pyphos)4に2当量のBX2
(cod)(codは、1,5-ジシクロオクタジエン基を表す)を
混合し、反応溶液を静置することにより中間生成物の錯
化合物であるMo22X4(pyphos)4を合成した後、これを
還元することにより、合成することが出来る。例えば、
A=Mo、B=Pd、X=Clである場合のMo2Pd2Cl2(pyphos)4
は、下記反応式(3)に示す様に、溶媒中でMo2(pypho
s)4に2当量のPdCl2(cod)を混合し、反応溶液を静置す
ることにより中間生成物の錯化合物であるMo2Pd2Cl4(py
phos)4を合成した後、これを下記反応式(4)に示す様
に、還元することにより、合成することが出来る。
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】反応式(3)で示される反応においては、
溶媒としてジクロロメタン、THFなどを使用することが
出来る。また、反応式(4)で示される上記錯化合物の
還元方法としては、NaBH4、CaH2などのヒドリドを持つ
試薬による還元法、光還元法、熱還元法などを採用する
ことができる。
【0032】本発明において使用する一般式(1)で示
される錯化合物のより好ましいものを例示すれば、以下
の通りである。
【0033】イ.A=Mo、k=2、l=0、i=0、LI
Gb=pyphos、j=4である化合物; ロ.A=Mo、k=2、B=Pt、l=2、LIGa=X(X
は、F、Cl、BrおよびIからなる群から選ばれるハロゲン
元素)、i=2、LIGb=pyphos、j=4である錯化合
物; ハ.上記ロ.において、A=Mo、k=2、B=Pt、l=
2、LIGa=Cl、i=2、LIGb=pyphos、j=4である錯
化合物; ニ.上記ロ.において、A=Mo、k=2、B=Pt、l=
2、LIGa=Br、i=2、LIGb=pyphos、j=4である錯
化合物; ホ.上記ロ.において、A=Mo、k=2、B=Pt、l=
2、LIGa=I、i=2、LIGb=pyphos、j=4である錯
化合物; ヘ.A=Mo、k=2、B=Pd、l=2、LIGa=X(X
は、F、Cl、BrおよびIから選ばれるハロゲン元素)、i
=2、LIGb=pyphos、j=4である錯化合物; ト.上記ヘ.において、A=Mo、k=2、B=Pt、l=
2、LIGa=Cl、i=2、LIGb=pyphos、j=4である錯
化合物; チ.上記ヘ.において、A=Mo、k=2、B=Pt、l=
2、LIGa=Br、i=2、LIGb=pyphos、j=4である錯
化合物; リ.A=Mo、k=2、B=Pt、l=2、LIGa=I、i=
2、LIGb=pyphos、j=4である錯化合物。
【0034】本発明においては、一般式(1)で示され
る化合物は、ベンゼン、THF、ジクロロメタンなどの溶
媒に溶解した溶液状態;ポリメチルメタクリレート、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニルなどの透明樹脂にドープし
た状態;蒸着膜、単結晶などの固体状態などの種々の形
態で、三次非線形光学材料として使用される。溶液中で
のこれらの化合物の濃度は、特に制限されるものではな
いが、通常0.01〜0.5重量%(以下単に“%”という)
程度である。
【0035】溶媒としては、上記一般式(1)および
(2)で示される化合物を溶解し得るものであれば、特
に限定されない。具体的には、ジクロロメタン、ベンゼ
ン、ジオキサン、THF、クロロベンゼン、ジメトキシエ
タンなどが例示される。
【0036】以下図面を参照しつつ、本発明で使用する
錯化合物の三次非線形光学特性(三次の分子超分極率
γ)を測定するために使用した縮退四光波混合(DFWM)
法について説明する。
【0037】図1は、縮退四光波混合法による測定光学
系を示す模式図である。Nd:YAGレーザー1を出た直線偏
光の波長523nm、パルス幅40psの単パルス光は、スリッ
ト2を経てIRカットフィルター3を通過した後、ハーフ
ミラー4aにより2分割される。その一方の光は、さら
に他のハーフミラー4bにより2分割され、その一方の
光は、λ/2板6aを通過してミラー5aで全反射された
後、可変遅延回路10aを経て偏光装置7aにより紙面に
垂直な方向に偏光された成分が、フロントポンプ(FP)
光P1として試料9に照射される。1例としてFP光P1の
平均光強度は、70MW/cm2程度である。
【0038】ハーフミラー4bにより2分割された他方
の光は、λ/2板6aを通過してミラー5bにより反射され
た後、可変遅延回路10bを経て偏光装置7bにより紙面
に垂直な方向に偏光された成分が、バックポンプ(BP)
光P2として試料9に照射される。
【0039】ハーフミラー4aにより2分割された他方
の光は、λ/2板6aを通過して偏光装置7cにより紙面に
垂直な方向に偏光された成分が、ハーフミラー4cによ
り再度2分割される。ハーフミラー4cにより分割され
た一方の光は、プローブ光Prとして試料9に照射され
る。ハーフミラー4cにより分割された他の一方の光
は、NDフィルター8aにより1/1000000(ここでの減力率
Fsは、化合物の種類とその濃度により変わり得る)に減
力された後、ミラー5cにより反射され、固定遅延回路
11を経て、ストリークカメラ12に導入され、参照光
Rとして検出される。
【0040】図示の装置において、FP光P1、BP光P2お
よびプローブ光Prは、Prに対するP1およびP2の到達
時間が同時となる様に、2つの遅延回路10a、10bに
より調節されている(時間差:0.2ps以下)。
【0041】この様な状態で、FP光P1、BP光P2および
プローブ光Prが同時に試料9に照射されると、信号光
Sとして試料からの光が発生する。この信号光Sは、ハ
ーフミラー4cを経て、ミラー5dにより反射され、NDフ
ィルター8bにより1/2〜1/300(ここでの減力率Frも、
化合物の種類とその濃度により変わり得る)に減力さ
れ、ミラー5eにより反射された後、固定遅延回路11
を経て、ストリークカメラ12に導入される。
【0042】図示の光学系において、試料9上でのポン
プ光P1、ポンプ光P2およびプローブ光Prの強度比
は、P1:P2:Pr=10:10:1である。ストリークカメラ
12に導入された信号光Sおよび参照光Rの強度は、ス
トリークカメラ12内で空間分布面積として、信号光面
積(As)および参照光面積(Ar)として表される。
【0043】本発明で使用する上記の一般式(1)およ
び(2)で示される錯化合物の幾つかに関して、ジクロ
ロメタン溶液中での可視紫外スペクトルのデータを下記
の表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1に示すデータから明らかな様に、一般
式(2)で示される錯化合物は、金属原子とハロゲン原
子の種類を適切に選択することにより、吸収波長をコン
トロールすることが出来るので、光学材料として実用上
極めて有用である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような顕著な効
果が達成される。
【0047】(イ)溶媒に対する溶解性および樹脂など
のマトリックスに対する混和性に優れているので、高性
能の三次非線形光学材料が得られる。
【0048】(ロ)光の損傷が小さい。
【0049】(ハ)使用状態でも、媒体の交換が可能で
ある。
【0050】(ニ)レーザー光の様な強い光に対しても
優れた耐光性を発揮する。
【0051】(ホ)従って、本発明による三次非線形光
学材料は、高速スイッチ、光論理回路、光メモリー、位
相補正素子、位相共役鏡、画像伝送材料などとして極め
て有用である。
【0052】
【実施例】以下に参考例および実施例を示し、本発明の
特徴とするところをより一層明確にする。
【0053】参考例1Mo 2(pyphos) 4の合成 アルゴン置換した200mlのガラス容器にMo2(O2CCH3)41.3
1g(3.06mmol)、pyphosH3.42g(12.3mmol)およびNaOCH30.
699g(12.4mmol)を入れ、ジクロロメタン150mlを加え
て、アルゴン雰囲気下で2日間室温で撹拌した。その後
ジクロルロタンを減圧下に留去し、再びNaOCH3 0.684g
(12.7mmol)とジクロロメタン150mlとを加え、6日間撹
拌した。反応終了後、不要物を濾過除去し、溶液をジク
ロロメタン−ジエチルエーテルから再結晶して、赤色結
晶としてMo2(pyphos)4を収率53%で得た。生成物の物性
データは、以下の通りである。
【0054】融点140-150℃、1H NMR(C6D6,30C):δ
6.36(d,4H)、6.58(d,4H)、6.76(t,4H)、7.07-7.1
4(m,24H)、7.40-7.46(m,16H).31P NMR(CDCl3,30
C):δ-7.8(s). FAB-MS for 98Mo m/z,1309(M
H+). C68H52Mo2N4O4Pd4としての元素分析計算値:C、62.59;
H、4.02;N、4.28.実測値:C、61.99;H、4.15;N、4.
28. 参考例2Mo 2Pd 2Cl 2(pyphos) 4の合成 アルゴン置換した80mlのガラス容器にMo2(pyphos)4216m
g(200μmol)とジクロロビスベンゾニトリルパラジウム
(以下PdCl2(PhCN)2とする)153mg(400μmol)を入れ、
ジクロロメタン15mlを加えて、アルゴン雰囲気下で15日
間反応させたところ、赤色の微結晶が生成した。反応終
了後、溶液部分を除去し、結晶を減圧下に乾燥させて、
Mo2Pd2Cl2(pyphos)4を収率63%で得た。生成物の物性デ
ータは、以下の通りである。
【0055】融点237-243℃、1H NMR(CDCl3,30C):
δ6.03(d,4H)、6.25(d,4H)、7.2(dd,4H)、7.33-
7.46(m,24H)、7.50-7.57(m,16H).31P NMR(CDCl3,
30C):δ15.7(s). FAB-MS for 98Mo106Pd m/z,1521
(MH+-Cl). C68H52Mo2N4O4P4Pd2(CH2Cl2)としての元素分析計算値:
C、49.52;H、3.52;N、3.35.実測値:C、49.97;H、
3.38;N、3.50. 参考例3Mo 2Pd 2Br 2(pyphos) 4の合成(その1) アルゴン置換した80mlのガラス容器にMo2(pyphos)4265m
g(203μmol)とジブロモ(1、5−シクロオクタジエ
ン)パラジウム(以下PdBr2(cod)とする)193mg(515μm
ol)を入れ、ジクロロメタン20mlを加えて、アルゴン雰
囲気下で14時間撹拌した。その後ジクロルメタンを減圧
下に留去して、緑色の粉末を得た。これをジクロロメタ
ン−ジエチルエーテルから再結晶して、赤色結晶として
Mo2Pd2Br2(pyphos)4を収率63%で得た。生成物の物性デ
ータは、以下の通りである。
【0056】融点300℃以上、1H NMR(CDCl3,30C):
δ6.06(d,4H)、6.22(d,4H)、7.16(d,4H)、7.34-
7.47(m,24H)、7.50-7.57(m,16H).31P NMR(CDCl3,
30C):δ15.7(s). FAB-MS for 98Mo106Pd m/z,1600
(MH+-Br). C68H52Mo2N4O4P4Pd2Br2としての元素分析計算値:C、4
4.45;H、2.85;N、3.05.実測値:C、44.12;H、3.5
0;N、2.76. 参考例4Mo 2Pd 2I 2(pyphos) 4の合成 Mo2(pyphos)4281mg(281μmol)とジヨード(1、5−シ
クロオクタジエン)パラジウム(以下PdBr2(cod)とす
る)286mg(611μmol)とを使用する以外は実施例3と同
様の手法で、赤色結晶としてMo2Pd2I2(pyphos)4を収率5
0%で得た。生成物の物性データは、以下の通りであ
る。
【0057】融点300℃以上、1H NMR(CDCl3,30C):
δ6.00(d,4H)、6.17(d,4H)、7.14(t,4H)、7.33-
7.54(m,40H).31P NMR(CDCl3,30C):δ15.8(s). C68H52N4O4P4I2Mo2Pd2(CH2Cl2)としての元素分析計算
値:C、44.64;H、2.93;N、3.02.実測値:C、44.35;
H、3.15;N、2.91. 参考例5Mo 2Pt 2I 2(pyphos) 4の合成(その1) Mo2(pyphos)4371mg(284μmol)とジクロロ(1、5−シ
クロオクタジエン)白金(以下PtCl2(cod)とする)214m
g(572μmol)とを使用する以外は実施例3と同様の手法
で、赤色結晶としてMo2Pt2Cl2(pyphos)4を収率40%で得
た。生成物の物性データは、以下の通りである。
【0058】融点300℃以上、1H NMR(CDCl3,30C):
δ5.77(d,4H)、6.21(m,4H)、7.15(m,4H)、7.34-
7.47(m,24H)、7.51-7.59(m,16H).31P NMR(CDCl3,
30C):δ27.9(s,JPt-P=3391Hz).FAB-MS for 98Mo
195Pt m/z,1699(MH+-Cl2). C68H52N4O4P4Mo2Pt2Cl2(CH2Cl2)としての元素分析計算
値:C、44.77;H、2.94;N、3.03.実測値:C、45.21;
H、2.95;N、3.12. 参考例6Mo 2Pt 2Br 2(pyphos) 4の合成 Mo2(pyphos)4288mg(211μmol)とジブロモ(1、5−シ
クロオクタジエン)白金(以下PtBr2(cod)とする)205m
g(443μmol)とを使用する以外は実施例3と同様の手法
で、赤色結晶としてMo2Pt2Br2(pyphos)4を収率28%で得
た。生成物の物性データは、以下の通りである。
【0059】融点300℃以上、1H NMR(CDCl3,30C):
δ5.79(d,4H)、6.17(m,4H)、7.15(m,4H)、7.34-
7.47(m,24H)、7.51-7.60(m,16H).31P NMR(CDCl3,
30C):δ27.3(s,JPt-P=3363Hz).FAB-MS for 98Mo
195Pt m/z,1699(MH+-Br2). C68H52N4O4P4Mo2Pt2Br2(CH2Cl2)としての元素分析計算
値:C、42.72;H、2.81;N、2.89.実測値:C、42.18;
H、2.81;N、2.89. 参考例7Mo 2Pt 2I 2(pyphos) 4の合成 Mo2(pyphos)4165mg(126μmol)とジヨード(1、5−シ
クロオクタジエン)白金(以下PtI2(cod)とする)147mg
(264μmol)とを使用する以外は実施例3と同様の手法
で、赤色結晶としてMo2Pt2I2(pyphos)4を収率33%で得
た。生成物の物性データは、以下の通りである。
【0060】融点300℃以上、1H NMR(CDCl3,30C):
δ5.77(d,4H)、6.13(m,4H)、7.15(m,4H)、7.34-
7.47(m,24H)、7.51-7.59(m,16H).31P NMR(CDCl3,
30C):δ26.7(s,JPt-P=3331Hz).FAB-MS for 98Mo
195Pt m/z,1699(MH+-I2). C68H52N4O4P4Mo2Pt2I2(CH2Cl2)としての元素分析計算
値:C、39.68;H、2.66;N、2.64.実測値:C、39.48;
H、3.15;N、2.45. 参考例8Mo 2Pd 2Br 2(pyphos) 4の合成(その2) アルゴン置換した80mlのガラス容器にMo2(pyphos)4335m
g(257μmol)を含むジクロロメタン溶液20mlを入れ、こ
れにPdBr2(cod)191mg(257μmol)を含むジクロロメタ
ン溶液10mlを加えた。混合溶液を-20℃で1週間静置す
ることにより生成したMo2Pd2Br4(pyphos)4を結晶化さ
せ、溶液部分を除去し、結晶を減圧乾燥することによ
り、Mo2Pd2Br4(pyphos)4を収率38%で得た。生成物の物
性データは、以下の通りである。
【0061】1H NMR(CD2Cl2,30C):δ7.22-7.26(m,
16H)、7.28-7.33(m,24H).31P NMR(CDCl3,30C):
δ16.5(s). C68H52N4O4P4Mo2Pd2Br4(CH2Cl2)としての元素分析計算
値:C、43.11;H、2.83;N、2.91.実測値:C、43.16;
H、2.82;N、3.06. このMo2Pd2Br4(pyphos)44.9mgを含むジクロロメタン溶
液10mlにEt4NBH40.9mgを含むエタノール溶液2.0mlを加
え、室温で4時間反応させることにより、目的とするMo
2Pd2Br2(pyphos)4を収率65%で得ることができた。
【0062】参考例9Mo 2Pt 2I 2(pyphos) 4の合成(その2) アルゴン置換した80mlのガラス容器にMo2(pyphos)4215m
g(156μmol)とPtI2(cod)186mg(334μmol)を入れ、さ
らにジクロロメタン20mlを加えて7日間反応させた後、
ジクロロメタンを減圧下に留去した。得られた赤色粉末
をコールドフィンガーを備えた昇華装置に入れ、300℃
で12時間加熱したところ、よう素が昇華して、装置の底
に定量的にMo2Pt2I2(pyphos)4が得られた。
【0063】実施例1 実施例1〜7で得られた各錯化合物の三次非線形光学特
性(三次の分子超分極率γ)を測定した。
【0064】(1)測定装置:図1に示す装置を使用し
た。
【0065】(2)測定試料:濃度0.45〜0.045mMのジ
クロロメタン溶液を使用した。
【0066】(3)三次の分子超分極率の算出方法:ス
トリークカメラに導入される信号光Sと参照光Rの強度
は、ストリークカメラ内で空間分布面積として、信号光
面積(As)と参照光面積(Ar)とで表される。測定試
料溶液から発生する比光強度Rmは、ストリークカメラ
内のAsとArをそれぞれのNDフィルター減力率FsとFr
で除した値の比:Rm=(AsFr/ArFs)m1/2で表し
た。各化合物からの比光強度Rcは、ジクロロメタンの
みの比光強度をRdとすると、Rc=Rm−Rdである。各
化合物の非線形感受率χ(3)cは、この比光強度Rcおよ
び標準試料である二硫化炭素の非線形感受率χ(3)cs2
とを用いて、比較法で求めた。なお、χ(3)cs2は、2.
9×10-12esuとした(Mat.Res.Soc.Symp.Proc.,Vol.283,
p903,1993年)。そして、このχ(3)cを単位体積中の分
子数で除し、さらに局所電場の補正を施して、表2に示
す三次の分子超分極率をγを得た。
【0067】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による錯化合物の三次非線形光学特性の
縮退四光波混合法による測定光学系を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1…Nd:YAGレーザー 2…スリット 3…IRフィルター 4a…ハーフミラー 4b…ハーフミラー 4c…ハーフミラー 5a…ミラー 5b…ミラー 5c…ミラー 5d…ミラー 5e…ミラー 6a…λ/2板 6b…λ/2板 6c…λ/2板 7a…偏光装置 7b…偏光装置 7c…偏光装置 8a…NDフィルター 8b…NDフィルター 9…試料 10a…可変遅延回路 10b…可変遅延回路 11…遅延回路 12…ストリークカメラ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) Akl(LIGa)i(LIGb)j (1) (式中、AはCr、MoおよびWからなる群から選択される
    1種の金属元素を表し、BはNi、PdおよびPtからなる群
    から選択される1種の金属を表し、LIGaとLIGbは、それ
    ぞれ単座以上の配位子からなる群から選択される1種の
    配位子を表す:kは0または1〜4の整数を表し、lは0ま
    たは1〜4の整数を表し、k+lは2または4である:iは
    0〜18の整数を表し、jは0〜18の整数を表し、i+jは
    1〜18の整数である。なお、iおよびi+jは、金属の
    種類と個数ならびにLIGaとLIGbの種類により定まる。)
    で示される錯化合物からなる三次非線形光学材料。
  2. 【請求項2】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    l=0、i=0、LIGb=6-ジフェニルホスフィノ-2-ピ
    リドネート、j=4である錯化合物からなる請求項1に
    記載の三次非線形光学材料。
  3. 【請求項3】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    B=Pt、l=2、LIGa=X(Xは、F、Cl、BrおよびIか
    らなる群から選ばれるハロゲン元素)、i=2、LIGb=6
    -ジフェニルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である
    錯化合物からなる請求項1に記載の三次非線形光学材
    料。
  4. 【請求項4】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    B=Pt、l=2、LIGa=Cl、i=2、LIGb=6-ジフェニ
    ルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である錯化合物
    からなる請求項3に記載の三次非線形光学材料。
  5. 【請求項5】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    B=Pt、l=2、LIGa=Br、i=2、LIGb=6-ジフェニ
    ルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である錯化合物
    からなる請求項3に記載の三次非線形光学材料。
  6. 【請求項6】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    B=Pt、l=2、LIGa=I、i=2、LIGb=6-ジフェニ
    ルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である錯化合物
    からなる請求項3に記載の三次非線形光学材料。
  7. 【請求項7】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    B=Pd、l=2、LIGa=X(Xは、F、Cl、BrおよびIか
    らなる群から選ばれるハロゲン元素)、i=2、LIGb=6
    -ジフェニルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である
    錯化合物からなる請求項1に記載の三次非線形光学材
    料。
  8. 【請求項8】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    B=Pt、l=2、LIGa=Cl、i=2、LIGb=6-ジフェニ
    ルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である錯化合物
    からなる請求項7に記載の三次非線形光学材料。
  9. 【請求項9】一般式(1)において、A=Mo、k=2、
    B=Pt、l=2、LIGa=Br、i=2、LIGb=6-ジフェニ
    ルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である錯化合物
    からなる請求項7に記載の三次非線形光学材料。
  10. 【請求項10】一般式(1)において、A=Mo、k=
    2、B=Pt、l=2、LIGa=I、i=2、LIGb=6-ジフ
    ェニルホスフィノ-2-ピリドネート、j=4である錯化
    合物からなる請求項7に記載の三次非線形光学材料。
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