JP2831585B2 - ウッド型ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ウッド型ゴルフクラブヘッドInfo
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Description
ブヘッド、特に金属シェル構造のウッド型ゴルフクラブ
ヘッドに関する。
させることができて方向性が良くスライスやフックのな
い真っ直ぐな飛びを実現でき、しかも、高弾道で遠くに
飛ばすことができるウッド型のゴルフクラブヘッドの提
供は、アベレージゴルファーをはじめとする多くのゴル
フ愛好家の願いとするところである。
を実現し得てゴルファーの期待に答えることができるウ
ッド型ゴルフクラブヘッドを提供することを目的とす
る。
明は、金属シェル構造のウッド型ゴルフクラブヘッドに
おいて、ソール面の幅方向中央部に、フェイス構成シェ
ル壁の背面から後方に離間した位置から後方に延びてバ
ックフェイス面に開放された前後方向に延びるリセスが
設けられ、該リセスは、前部側が一定幅ないしは略一定
幅の平行部に形成されると共に、後部側が該平行部に連
設され後方に向けて幅を漸次大きくしてバックフェイス
面に開放された開き部に形成されてなることを特徴とす
るウッド型ゴルフクラブヘッドを要旨とする。
に、その平行部の前後方向長さLが10〜40mmの範
囲、同平行部の幅Bが8〜30mmの範囲、深さDが5
mm〜ヘッド高さHの1/2の範囲においてそれぞれ設
定されるのがよい。
後方向長さLが20〜35mmの範囲、平行部の幅Bが
10〜20mmの範囲、深さDが5〜15mmの範囲に
おいて設定される。
大きくすると、それに応じてスィートスポットがワイド
化される。この性質を利用すべく、上記構成のウッド型
クラブヘッドでは、ソール面の幅方向中央部に、フェイ
ス構成シェル壁の背面から後方に離間した位置から後方
に延びてバックフェイス面に開放された前後方向に延び
るリセスが設けられたものとなされている。これによ
り、該リセスを挾む両側のシェル壁の重量によって重心
深度が大きくされ、スィートスポットがワイド化され
る。従って、スィートスポットでのヒット確率が高めら
れて方向性が良くスライスやフックのない真っ直ぐな飛
びが実現されるようになる。
央部に、フェイス構成シェル壁の背面から後方に離間し
た位置から後方に延びてバックフェイス面に開放された
前後方向に延びるリセスが設けられたものとなされるこ
とにより、該リセスを挾む両側のシェル壁の重量によっ
て、低重心となり、高弾道が実現される。
て幅を漸次大きくした開き部を有することにより、この
ような開き部を挾む両側のシェル壁の重量によって、よ
り一層効果的に重心深度が深くなり、かつ重心が低くな
る。
ある前部側において一定幅ないしは略一定幅の平行部に
形成されていることにより、この平行部を挾む両側のシ
ェル壁が前後方向に向いており、これによって、これら
両側部のシェル壁が、打球インパクトの瞬間にボールに
集中的かつ爆発的にエネルギーを伝えて、いわゆるハン
マー効果が奏され、飛距離が増大される。しかも、平行
部を挾む両側壁は、互いに間隔をおくようになされ、し
かも、フェイス構成シェル壁の背面から離間した位置に
存在されていることにより、球筋が不安定となることも
ない。
放されたリセスが設けられていることにより、ソール面
が不本意に接地してしまっても、リセスによる接地面積
の減少、後方開放による振抜き時の低抵抗によって、振
抜き性が大きく阻害されてしまうということがない。し
かも、このリセスは平行部を有していることにより、ス
イング過程でソール面がこのように接地することによっ
て、このリセス平行部がヘッドを真っ直ぐに誘導するよ
うに作用する。従って、このようにミスショット等によ
りソール面が接地してしまうようなことがあっても、ボ
ールは方向性良く飛距離大きく飛んでいく。
って幅を漸次大きくされた開き部に形成されていること
により、インテンショナルな振抜きがスムーズに行え
る。
平行部の前後方向長さLが10〜40mmの範囲、同平
行部の幅Bが8〜30mmの範囲、深さDが5mm〜ヘ
ッド高さHの1/2の範囲において設定するのがよいと
するのは、次の理由による。
さくなると、平行部内に物が詰まる等の不都合を生じる
可能性が高くなったり、またハンマー効果による打球の
際の球筋の不安定性が増す傾向が現れ易くなる。また、
平行部の幅Bが30mmを上回って大きくなると、その
分、平行部の底面のシェル壁が大きくなり、それによっ
て重心位置が上昇し低重心による高弾道効果が低下する
傾向が現れやすくなり、また、スタンス時の接地安定性
が悪くなる傾向が現れ、更にロフトの変化、セッティン
グの不安定性を招き易くなる。このような理由から、リ
セス平行部の幅Bは、特に、10〜20mmの範囲にお
いて設定されるのがよい。
小さくなると、リセスを挾む両側壁の重量増加効果が不
十分となり、重心深度の増大によるスイートスポットの
ワイド化、及び低重心効果が現れにくくなる傾向を生じ
る。また、リセス深さDがヘッド高さHの1/2を上回
って大きくなると、これもまた低重心効果が現れにくく
なる傾向を生じる。このような理由から、リセス平行部
の深さDは、特に5〜15mmの範囲において設定され
るのがよい。
て小さくなると、ハンマー効果がにぶくなる傾向を生じ
る。また、平行部の長さLが40mmを上回って大きく
なると、その分、開き部が前後方向に狭くなってしま
い、インテンショナルな振抜きがむずなしくなる傾向を
生じる。このような理由から、リセス平行部の長さL
は、特に20〜35mmの範囲において設定されるのが
よい。
づいて説明する。
クラブヘッド(1)は、いわゆるメタルウッドと称され
るタイプのもので、(2)は金属製のヘッドシェル、
(3)は充填材である。ヘッドシェル(2)は、例え
ば、ステンレス、アルミニウム、チタン、マグネシウム
等の金属によるモールド品である。また、充填材(3)
は、シェル(2)よりも比重の小さい素材、例えば、硬
質ウレタンフォームのような発泡樹脂材料等によるもの
で、常法により上記シェル(2)内に充填配置されてい
る。
ド型ヘッド(1)において、ソール面(4)には、その
幅方向中央部において、前後方向に延びるリセス(5)
が、設けられている。このリセス(5)は、フェイス構
成シェル壁(6)の背面から後方に離間した位置から後
方に延ばされ、バックフェイス面(7)に開放されてい
る。そして、その前部側が一定幅ないしは略一定幅の平
行部(9)とされ、後部側が該平行部(9)に連設され
後方に向けて幅を漸次大きくしてバックフェイス面
(7)に開放された開き部(10)とされている。平行部
(9)は、図3(イ)に示されるように、その底面が横
断面円弧状に形成されている。
(1)において上記のようにリセス(5)が形成される
ことにより、図3に示されるように、該リセス(5)を
挾む両側に立ち上がり状の金属製シェル壁(11)(11)
が形成される。これら両側シェル壁(11)(11)の重量
にて、ヘッド(1)の重心深度が深くされ、かつ、低重
心の構造が実現されている。本実施例では、最適なヘッ
ド構造を実現すべく、リセス(5)は、図2に示される
ように、その深さDが約12mm、平行部(9)の幅B
が約15mm、同平行部(9)の長さLが約35mmに
設計されている。
ール部(4)の幅方向中央部に、フェイス構成シェル壁
(6)の背面から後方に離間した位置から後方に延びて
バックフェイス面(7)に開放された前後方向に延びる
リセス(5)が設けられたものとなされているから、上
記したように、図3に示されるように、該リセス(5)
を挾む両側のシェル壁(11)(11)の重量によってヘッ
ド(1)の重心深度が深くされ、スィートスポットがワ
イド化される。これによって、スィートスポットでのヒ
ット確率が高められて、方向性が良くスライスやフック
のない真っ直ぐな飛びを実現しうる。
ル壁(11)(11)の重量によって同時に、ヘッド(1)
が低重心構造になり、高弾道が実現されて飛距離を延ば
すことができる。
に向けて幅を漸次大きくした開き部(10)を有すること
により、このような開き部(10)を挾む両側のシェル壁
(11)(11)の重量によって、より一層効果的に重心深
度を深くし、かつ重心を低くすることができる。
面(6)側である前部側において平行部(9)に形成さ
れているから、この平行部(9)を挾む両側のシェル壁
(11a )(11a )が前後方向に向いており、そのため、
これら両側部のシェル壁(11a )(11a )が、打球イン
パクトの瞬間にボールに集中的かつ爆発的にエネルギー
を伝えて、いわゆるハンマー効果が奏され、更なる飛距
離増大を実現しうる。しかも、平行部(9)を挾む両側
壁(11a )(11a )は互いに間隔をおくようになされ、
しかも、フェイス構成シェル壁(6)の背面から離間し
た位置に存在されているものであるから、球筋が不安定
となることもない。
面(7)に開放されたリセス(5)が設けられているか
ら、スイング時にソール面(5)が不本意に接地してし
まっても、リセス(5)による接地面積の減少、後方開
放による振抜き時の低抵抗によって、ミスショットにお
ける振抜き性も良好である。しかも、このリセス(5)
は平行部(9)を有していることにより、スイング過程
でソール面(4)がこのように接地することによって、
このリセス平行部(9)がヘッド(1)を真っ直ぐに誘
導するように作用する。従って、このようにスイング過
程でソール面(4)が不本意に接地してしまうようなこ
とがあっても、ボールを方向性良く飛距離大きく飛ばす
ことができる。
(9)に連なって幅を漸次大きくされた開き部(10)に
形成されているから、インテンショナルな振抜きがスム
ーズに行え、高度なゴルフテクニックを用いた絶妙のシ
ョットをスムーズに実現することができる。
フクラブヘッドは、金属シェル構造のウッド型ゴルフク
ラブヘッドにおいて、ソール面の幅方向中央部に、フェ
イス構成シェル壁の背面から後方に離間した位置から後
方に延びてバックフェイス面に開放された前後方向に延
びるリセスが設けられ、該リセスは、前部側が一定幅な
いしは略一定幅の平行部に形成されると共に、後部側が
該平行部に連設され後方に向けて幅を漸次大きくしてバ
ックフェイス面に開放された開き部に形成されてなるも
のである。
によって、重心深度を深くしてスィートスポットをワイ
ド化しえスィートスポットでのヒット確率を高めて方向
性が良くスライスやフックのない真っ直ぐな飛びを実現
することができ、しかも、低重心となしえて高弾道を実
現しえ飛距離を増大することができる。加えて、リセス
平行部を挾む前後方向に延びる両側シェル壁の作用によ
り、ハンマー効果による更なる飛距離増大を実現しうる
と共に、該両側シェル壁が互いに間隔をおいているこ
と、及び、該平行部がフェイス構成シェル壁の背面から
後方に離離間した位置から後方に延ばされていることと
によって、安定した球筋のハンマー効果ある打球を実現
することができる。また、リセス平行部の作用により、
スイング過程でソール面が接地してしまうようなことが
あっても、ボールを方向性良く飛距離大きく飛ばすこと
ができる。更に、リセス開き部の作用によりインテンシ
ョナルな振抜きをスムーズに行うことができる。
示すもので、図(イ)は斜め下前方側から見た斜視図、
図(ロ)は斜め下後方側から見た斜視図である。
面図である。
図(ロ)は図2(イ)のII−II線断面矢視図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属シェル構造のウッド型ゴルフクラブ
ヘッドにおいて、 ソール面の幅方向中央部に、フェイス構成シェル壁の背
面から後方に離間した位置から後方に延びてバックフェ
イス面に開放された前後方向に延びるリセスが1つ設け
られ、 該リセスは、前部側が一定幅ないしは略一定幅の平行部
に形成されると共に、 後部側が該平行部に連設され後方に向けて幅を漸次大き
くしていくように弧状に開いてそのままバックフェイス
面に開放された開き部に形成され、かつ、 前記平行部の前後方向長さは10〜40mmの範囲、同
平行部の幅は10〜20mmの範囲、深さは5mm〜ヘ
ッド高さの1/2の範囲においてそれぞれ設定されてい
る ことを特徴とするウッド型ゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6286858A JP2831585B2 (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286858A JP2831585B2 (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
Publications (2)
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JPH08141118A JPH08141118A (ja) | 1996-06-04 |
JP2831585B2 true JP2831585B2 (ja) | 1998-12-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6286858A Expired - Fee Related JP2831585B2 (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
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-
1994
- 1994-11-21 JP JP6286858A patent/JP2831585B2/ja not_active Expired - Fee Related
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