JP2799567B2 - I−125含有基質の製造方法 - Google Patents
I−125含有基質の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、放射性I−125源を製造するために用いら
れるI−125含有基質の製造方法に関する。このような
放射能源は、生体の骨の密度を測定するためのデバイ
ス、すなわち骨濃度計に使用される。この種の放射能源
はまた、X線撮影用の携帯装置のような診断用デバイス
にも使用され、さらに腫瘍の治療のような放射線療法に
用いられる。放射線療法においては、I−125源は通
常、シードと呼ばれる。このようなI−125源は正確に
測定された量のI−125を含有することが重要である。 I−125を基質上に沈着させる方法には様々のものが
知られている。たとえば、通常1〜2mmの球体の微小樹
脂ビーズ、通常1〜2mm長のワイアの小片を、I−125を
たとえば塩の形で含有する液相によつて処理する。この
ようにして、基質として働くビーズまたはワイア上に液
相からI−125の沈着を生じる。 I−125は塩基性液体溶液からナイロンフイラメント
上に沈着させる方法も知られている。この方法の詳細は
米国特許第3,351,049号に記載されている。 また、I−125は基質に次のようにしても沈着させる
ことができる。すなわち、銀基質を電気化学的方法によ
つてクラライド型に変換し、ついで塩化銀基質を塩基性
ヨウ化ナトリウム溶液で処理する。この方法は、米国特
許第4,323,055号に詳細に記載されている。 I−125を基質上に沈着させる上述の方法の欠点に
は、これらの方法では基質上に沈着するI−125の量を
制御するのが難しいこと、さらにこれらの方法によつて
は基質上への均一なI−125の沈着が得られないことが
ある。 これらの従来方法のその他の欠点としては、樹脂ビー
ズまたはワイアもしくはナイロンの小片のような入手で
きる基質の取扱いが難しいことがある。取扱いが難しい
ために、操作者への照射の危険性や、さらに製造された
I−125源の夾雑の問題がある。 本発明は、(a)既定の表面積を有する基質を耐圧容
器中に懸垂し、(b)この基質をXe−125気体と接触さ
せ、Xe−125がI−125気体に崩壊し、(c)その基質の
表面に少なくとも約1マイクロキューリーのI−125を
固体として沈着させることを特徴とするI−125含有基
質の製造方法に関する。また、本発明は、(a)既定の
表面積を有する基質を耐圧容器中に懸垂し、(b)この
基質をXe−125気体と接触させ、Xe−125がI−125気体
に崩壊し、(c)その基質の表面に少なくとも約1マイ
クロキューリーのI−125を固体として沈着させ、
(d)接触させた基質を測定に付して沈着したI−125
の量を測定し、(e)基質を既定の表面積の部分に分割
することを特徴とするI−125含有基質の製造方法に関
する。I−125が沈着した得られた基質は取扱いが容易
であり、したがつて、操作者への照射の危険や、またI
−125源の夾雑の問題は回避される。 本発明の方法によれば、基質の表面に比較的均一なI
−125の沈着が可能になる。したがつて、基質上への沈
着が完了したのちに、常法たとえばガンマイオン化室に
よつて定量して、基質上へ沈着したI−125の総量を測
定することができる。ついで基質を予め定められた表面
積の小片に分割すれば、それぞれが測定された量のI−
125を有する。次に、基質の各小片を使用して、測定さ
れた量のI−125を有するI−125源を製造する。 本明細書において使用される“I−125"の語は、放射
性ヨウ素−125を意味し、“Xe−125"の語は放射性キセ
ノン−125を意味する。 本発明は、(a)既定の表面積を有する基質を耐圧容
器中に懸垂し、(b)この基質をその表面に少なくとも
約1マイクロキューリーのI−125気体が固体として沈
着するのに十分な時間、Xe−125気体と接触させること
を特徴とする基質上にI−125を沈着させる方法に関す
る。 基質としては、任意のヨウ素吸着材料、すなわちガス
状ヨウ素が沈着する任意の材料を使用できる。本明細書
に定義したように、固有の性質または活性化もしくは浸
漬によつて強めた性質により物理的および/または化学
的にヨウ素を吸着できる基質がヨウ素吸着材料であり、
本発明の目的に適している。基質としては使用できる材
料の例には、グラフアイト、銀、銅、白金、白金含浸炭
素が包含される。骨濃度計に使用されるとくに好ましい
基質は、銀含浸グラフアイトである。 基質の例には、グラフアイトリボン、銀を浸み込ませ
たグラフアイトリボン、銀線、銀ホイルリボン、銀鏡、
白金線、白金を浸み込ませた炭素、ヨウ化カリを浸み込
ませたグラフイト、銀を浸み込ませた酸化アルミニウ
ム、活性炭、銅線、銅ホイル、銅ビーズおよび陰イオン
交換樹脂が包含される。 銀含浸グラフアイト基質は次のようにして製造でき
る。すなわち、純粋なグラフアイトリボンの小片を、不
活性材料たとえばテフロン、セラミツクまたはとくに好
ましくはガラスの浅いトレー中に取る。グラフアイトを
硝酸と硫酸の容量比1:1の混合物で覆う。 次にグラフアイトを脱イオン水で洗浄したのち、硝酸
中硝酸銀溶液で処理する。亜硫酸ナトリウムの溶液を加
える。この溶液をついで塩基性とし、加熱し、放置す
る。反応混合物から処理グラフアイトを取り出し、脱イ
オン水で洗浄し、乾燥する。 その他の基質としては、ヨウ素に対する有機樹脂、た
とえば強塩基性または弱塩基性陰イオン交換樹脂、たと
えば弱塩基性陰イオン交換樹脂のAG3−X4A、ならびに銀
含浸樹脂を挙げることができる。原子番号が大きい元素
は放射線を遮断し、したがつて、製造された最終的I−
125源の使用可能な放射能を減少させることを理解すべ
きである。また、ある種の応用に際しては、原子番号の
大きい基質が望ましことに留意すべきである。たとえ
ば、I−125源が放射線療法のシードとして用いられる
場合には、原子番号の大きい元素の基質によればI−12
5源の生体内配置が可能になる。すなわち銀線は、放射
線療法用の好ましい移植源である。 基質の形状にはとくに制限はないが、基質はその表面
積を予め測定できるような形状であることが必要であ
る。さらに、基質の形状は、表面積の測定が可能なこと
と小さい小片に容易に分割できるような形状であること
が好ましい。したがつて基質の形状の例としては、末端
が切断されている中空シリンダー、フイラメントまたは
糸が包含される。銀の場合にはガラス棒または断面積が
どこでも等しい任意の適当な支持体上に形成させた銀鏡
を用いることもできる。基質の形状としてはリボンが最
も好ましい。 基質として好ましいものはグラフアイトリボンであ
り、最も好ましい基質は銀を浸み込ませたグラフアイト
リボンである。予め測定された表面積の基質を耐圧容器
中に配列、配置または懸垂させ、Xe−125気体(本明細
書で用いられるXe−125は、固相、液相または気相のXe
−125をも意味する)含有気体混合物と接触させる。通
常、Xe−125含有気体混合物は、Xe−124に富んだキセノ
ン気体混合物を、慣用の原子炉がたとえば熱原子研究濾
または任意の他の熱原子炉からの中性子束に暴露するこ
とにより製造される。基質は、任意の慣用方法により配
列、配置、懸垂できる。たとえば、耐圧容器の床に基質
を並べるか、または吊り下げる。 生成したXe−125含有気体混合物をついでポンプを用
いまたは他の方法で、基質を含む耐圧容器内に入れ、基
質と接触させる。耐圧容器の壁はステンレス銅またはI
−125が容易には沈着しない他の材料とする。耐圧容器
は、I−125が基質の表面には容易に沈着するがそれに
比べ、耐圧容器の壁部には容易には沈着しないようなも
のを選択するのが望ましい。容器は、約1〜約200気圧
の圧力に耐えることができるような仕様でなければなら
ない。耐圧容器の壁部はキセノンやその他の気体に対し
非透過性でなければならない。耐圧容器はさらに、放射
線を遮断できる材料である放射能遮断材料中に封入する
ことができる。鉛またはウラニウムはこのような遮蔽材
料である。 Xe−125はI−125に自然崩壊し、このI−125は容器
の壁部ではなく、基質の表面に優先的に沈着する。気質
の表面積、基質の材料、使用したXe−125の濃度、Xe−1
25との接触時間、いずれも沈着するI−125のキューリ
ー量を決定する。 接触時間は1秒から数日までの範囲である。さらに詳
しくは、接触時間は、基質をXe−125と接触させXe−125
を除去する機械工程が許す限り短時間とすることができ
る。接触時間の上限はXe−125の崩壊によつて決定され
る。通常、接触時間の上限は5日である。接触時間はた
とえば1〜5日、好ましくは約2日である。しかしなが
ら、少量のI−125を基質上に沈着させればよい場合
は、接触時間は約1秒程度の短時間とすることもでき
る。 本発明の放射能源の製造に際しては、基質上に沈着さ
せるI−125の量は少なくとも約1マイクロキューリー
とする。一般的には沈着させるI−125は少なくとも約
5ミリキューリー〜約20.0キューリーであり、約100ミ
リキューリー〜約20.0キューリーが好ましい。 基質が銀含浸グラフアイトの場合には、特異的に負荷
されるI−125の量は約10〜1,500キューリー/gの範囲と
することができる。 使用するXe−125気体の濃度は約10〜5,000キューリー
とすることができる。さらに好ましくは、約100〜500キ
ューリーのXe−125を基質と接触させる。 本発明の別の態様においては、基質を新たに調製した
Xe−125に2回またはそれ以上接触させる。基質とXe−1
25の付加的接触の度に、基質にさらにI−15が沈着す
る。 I−125は基質の表面にかなり均一に沈着する。基質
全体を慣用方法たとえば、ガンマイオン化室で定量す
る。I−125は基質の表面にかなり均一に沈着するの
で、基質を表面積が実測できる小片に分割した場合、各
小片は実測された割合の沈着I−125を有することにな
る。したがつて、基質の各小片をI−125源の製造に使
用できる。このようにして製造された各I−125源は実
測された量のI−125を含有する。一般には、X線装置
や骨濃度計のようなすべての応用にうおいて、I−125
源は実測されたI−125を含有することが必須である。 通常、I−125源の製造には、基質を、たとば直径約
0.05〜5mm、長さ約1〜20mmのたとえばステンレス鋼の
一次シリンダー状カプセル中に配置する。必要ならば、
一次カプセルにはその他の充填剤たとえばガラス、アル
ミニウムまたはステンレス鋼を加えてもよい。上述のカ
プセルは通常、一端がたとえばアルミニウムで作られて
いるので、放射線はここを通過できる。他の端は、たと
えば鋼材を充填したエポキシ樹脂でシールする。一次カ
プセルをついで、もつと大きな二次カプセルに入れ、そ
の中にシールするとI−125源の製造が完了する。 I−125源の製造については、その他の方法も知られ
ている。米国特許第3,351,409号および第4,323,055号に
はI−125源の製造方法が開示されている。 本発明の一実施態様においては、ステンレス鋼製の耐
圧容器中にグラフアイトリボンを懸垂させ、この耐圧容
器をチューブで40%が同位元素Xe−124であるキセノン
気体を含む容器と連結する。キセノン気体に、任意の慣
用起源たとえば適当な原子炉からの中性子束を照射する
と、Xe−125気体を包含する混合気体生成物が形成され
る。Xe−125気体を含む混合物を、グラフアイトリボン
が入つているステンレス耐圧容器中に、ポンプを用い低
温で導入する。Xe−125気体含有混合物の十分な量を導
入すると、この場合約10〜5,000キューリーのXe−125が
ステンレス鋼耐圧容器に送られる。たとえば、標準温度
および圧力条件で1.5のXe−125気体混合物を、ステン
レス鋼耐圧容器中に10気圧の圧力で導入する。Xe−125
はグラフアイトリボンと約1秒から数日までの間接触さ
せる。この間に、Xe−125気体はI−125基に自然崩壊
し、I−125が固定として基質の表面に沈着する。つい
でXe−125および気体混合物の残分を、たとえば排気し
て、基質から除去する。 さらに基質にI−125を沈着させることを所望の場合
は、上述の工程を反復する。すなわち、40%とXe−124
気体に富んだキセノン気体を約1日間中性子束で照射
し、X−124標的気体中に約10〜約5,000キューリーのXe
−125を得る。新たに照射したサンプルで、すでに処理
した基質の2回目の接触を行う。基質へさらにI−125
を沈着させるためには、もちろんこれらの工程をさらに
反復すればよい。一般には1,500Ci/gまでのI−125が銀
含浸グラフアイト基質上に沈着させることができるが、
必要ならば上述のようにもつと多量に沈着させることも
できる。 この方法により、I−125はかなり均一に基質上に沈
着する。 本発明の別の実施態様においては、ステンレス鋼耐圧
容器の壁部を、基質上にI−125を沈着させる間約80℃
〜約100℃に加熱する。これにより、耐圧容器の壁部上
に固体として沈着したI−125は耐圧容器の壁部から昇
華し、基質の表面上に再沈着する。 ついで基質を慣用方法、たとえばガンマイオン化室に
よつて定量し、沈着した総I−125量を決定する。 I−125が沈着した基室を小さく、表面積が予めわか
つている小片に分割し、各小片がもつI−125量が実測
できている基質片を得る。たとえば、基質がグラフアイ
トリボンであれば、グラフアイトリボンを同じ長さの断
片に切断すると、各断片がほぼ同量のI−125を含有す
るように調製できる。このI−125量が実測できている
基質片をついで上述のように各種I−125源に構築す
る。 次に、本発明を以下の実施例によりさらに例示する
が、これはいかなる意味においても本発明を限定するも
のではない。 例 1 厚さ0.125mm、幅1mm、長さ14cmの銀含浸グラフアイト
リボンを、螺旋状の鋼スプリングを介して、容量75mlの
304ステンレス鋼耐圧容器中に懸垂させた。耐圧容器は
さらに放射線遮蔽材料、鉛内に封入した。銀含浸グラフ
アイトリボンを約1日間、約800CiのXe−125と接触させ
た。Xe−125は、約40%とXe−124同位元素に富んだ純粋
なキセノン気体からなる標的を、熱原子炉中熱中性子で
24時間照射し、ついで銀含浸グラフアイトリボンを含有
するステンレス鋼耐圧容器中に送り込んだ。リボンを2
日間、接触させた。 キセノン気体混合物を除去し、このサイクルの2回目
をくり返した。銀含浸グラフアイト上に約5.6CiのI−1
25が沈着した。その分布は次表のとおりであつた。 表から明らかなように、リボンの0.5cmは上表には示
されていない。この失われた0.5cmは断片1〜6の間に
分配された。 上表において負荷率(%)とは、全体が5.6CiのI−1
25のうち各セグメントに沈着したI−125の百分率を示
すものである。 上記例で使用した銀含浸グラフアイトリボンは次のよ
うにして製造した。 すなわち、厚さ約0.005インチの純粋なグラフアイト
のシートを長さ約10インチ、幅約1/2インチの断片に切
断し、浅いガラスのトレーに入れた。これに濃硝酸と硫
酸と1:1容量比混合物を深さ約1/4インチに加えてグラフ
アイトを覆つた。グラフアイトを酸混合物で被覆したま
ま20分間放置した。 脱イオン水を流して酸混合物を洗い落とす。脱イオン
水による洗浄は洗浄水のpHが2.0を越えるまで続けた。 ついで、グラフアイトを両端が開いた中空のガラスシ
リンダー内に、頂部および底部の両者にテフロンテープ
をテーピングして支持させた。中空ガラスシリンダーの
大きさおよび形成は、反応フラスコ中に懸垂でき、グラ
フアイトを撹拌、加熱した反応混合物に暴露できるよう
にした。 支持体およびグラフアイトをシリンダー状反応フラス
コの中央近くに懸垂した。フラスコは加熱し、テフロン
コーテイングした磁力撹拌棒を内蔵させた。反応フラス
コを撹拌プレート上に載せた。 脱イオン水213mlと0.1N硝酸中10%硝酸銀73mlを加
え、グラフアイトを被覆させた。この混合物5分間撹拌
した。 撹拌を続けながら、新たに調製した5%亜硫酸ナトリ
ウム32mlを加えた。撹拌を5分間続けた。 撹拌を続けながら0.1N水酸化ナトリウム320mlを加
え、水酸化ナトリウム添加後の溶液のpHを少なくとも13
にした。さらに0.1N水酸化ナトリウムを加えて溶液のpH
を少なくとも13に保持した。混合物を約80℃〜95℃の温
度に加熱し、つで加熱を停止した。この混合物をさらに
30分間撹拌した。 支持したグラフアイトを反応混合物から取り出し、脱
イオン水で洗浄し、洗浄を脱イオン水のpHが洗浄前とほ
ぼ同じになるまで続けた。グラフアイトをオーブン中真
空下にガラス板上で80〜90℃に8時間加熱して乾燥し、
ついで真空乾燥器中に保存した。
れるI−125含有基質の製造方法に関する。このような
放射能源は、生体の骨の密度を測定するためのデバイ
ス、すなわち骨濃度計に使用される。この種の放射能源
はまた、X線撮影用の携帯装置のような診断用デバイス
にも使用され、さらに腫瘍の治療のような放射線療法に
用いられる。放射線療法においては、I−125源は通
常、シードと呼ばれる。このようなI−125源は正確に
測定された量のI−125を含有することが重要である。 I−125を基質上に沈着させる方法には様々のものが
知られている。たとえば、通常1〜2mmの球体の微小樹
脂ビーズ、通常1〜2mm長のワイアの小片を、I−125を
たとえば塩の形で含有する液相によつて処理する。この
ようにして、基質として働くビーズまたはワイア上に液
相からI−125の沈着を生じる。 I−125は塩基性液体溶液からナイロンフイラメント
上に沈着させる方法も知られている。この方法の詳細は
米国特許第3,351,049号に記載されている。 また、I−125は基質に次のようにしても沈着させる
ことができる。すなわち、銀基質を電気化学的方法によ
つてクラライド型に変換し、ついで塩化銀基質を塩基性
ヨウ化ナトリウム溶液で処理する。この方法は、米国特
許第4,323,055号に詳細に記載されている。 I−125を基質上に沈着させる上述の方法の欠点に
は、これらの方法では基質上に沈着するI−125の量を
制御するのが難しいこと、さらにこれらの方法によつて
は基質上への均一なI−125の沈着が得られないことが
ある。 これらの従来方法のその他の欠点としては、樹脂ビー
ズまたはワイアもしくはナイロンの小片のような入手で
きる基質の取扱いが難しいことがある。取扱いが難しい
ために、操作者への照射の危険性や、さらに製造された
I−125源の夾雑の問題がある。 本発明は、(a)既定の表面積を有する基質を耐圧容
器中に懸垂し、(b)この基質をXe−125気体と接触さ
せ、Xe−125がI−125気体に崩壊し、(c)その基質の
表面に少なくとも約1マイクロキューリーのI−125を
固体として沈着させることを特徴とするI−125含有基
質の製造方法に関する。また、本発明は、(a)既定の
表面積を有する基質を耐圧容器中に懸垂し、(b)この
基質をXe−125気体と接触させ、Xe−125がI−125気体
に崩壊し、(c)その基質の表面に少なくとも約1マイ
クロキューリーのI−125を固体として沈着させ、
(d)接触させた基質を測定に付して沈着したI−125
の量を測定し、(e)基質を既定の表面積の部分に分割
することを特徴とするI−125含有基質の製造方法に関
する。I−125が沈着した得られた基質は取扱いが容易
であり、したがつて、操作者への照射の危険や、またI
−125源の夾雑の問題は回避される。 本発明の方法によれば、基質の表面に比較的均一なI
−125の沈着が可能になる。したがつて、基質上への沈
着が完了したのちに、常法たとえばガンマイオン化室に
よつて定量して、基質上へ沈着したI−125の総量を測
定することができる。ついで基質を予め定められた表面
積の小片に分割すれば、それぞれが測定された量のI−
125を有する。次に、基質の各小片を使用して、測定さ
れた量のI−125を有するI−125源を製造する。 本明細書において使用される“I−125"の語は、放射
性ヨウ素−125を意味し、“Xe−125"の語は放射性キセ
ノン−125を意味する。 本発明は、(a)既定の表面積を有する基質を耐圧容
器中に懸垂し、(b)この基質をその表面に少なくとも
約1マイクロキューリーのI−125気体が固体として沈
着するのに十分な時間、Xe−125気体と接触させること
を特徴とする基質上にI−125を沈着させる方法に関す
る。 基質としては、任意のヨウ素吸着材料、すなわちガス
状ヨウ素が沈着する任意の材料を使用できる。本明細書
に定義したように、固有の性質または活性化もしくは浸
漬によつて強めた性質により物理的および/または化学
的にヨウ素を吸着できる基質がヨウ素吸着材料であり、
本発明の目的に適している。基質としては使用できる材
料の例には、グラフアイト、銀、銅、白金、白金含浸炭
素が包含される。骨濃度計に使用されるとくに好ましい
基質は、銀含浸グラフアイトである。 基質の例には、グラフアイトリボン、銀を浸み込ませ
たグラフアイトリボン、銀線、銀ホイルリボン、銀鏡、
白金線、白金を浸み込ませた炭素、ヨウ化カリを浸み込
ませたグラフイト、銀を浸み込ませた酸化アルミニウ
ム、活性炭、銅線、銅ホイル、銅ビーズおよび陰イオン
交換樹脂が包含される。 銀含浸グラフアイト基質は次のようにして製造でき
る。すなわち、純粋なグラフアイトリボンの小片を、不
活性材料たとえばテフロン、セラミツクまたはとくに好
ましくはガラスの浅いトレー中に取る。グラフアイトを
硝酸と硫酸の容量比1:1の混合物で覆う。 次にグラフアイトを脱イオン水で洗浄したのち、硝酸
中硝酸銀溶液で処理する。亜硫酸ナトリウムの溶液を加
える。この溶液をついで塩基性とし、加熱し、放置す
る。反応混合物から処理グラフアイトを取り出し、脱イ
オン水で洗浄し、乾燥する。 その他の基質としては、ヨウ素に対する有機樹脂、た
とえば強塩基性または弱塩基性陰イオン交換樹脂、たと
えば弱塩基性陰イオン交換樹脂のAG3−X4A、ならびに銀
含浸樹脂を挙げることができる。原子番号が大きい元素
は放射線を遮断し、したがつて、製造された最終的I−
125源の使用可能な放射能を減少させることを理解すべ
きである。また、ある種の応用に際しては、原子番号の
大きい基質が望ましことに留意すべきである。たとえ
ば、I−125源が放射線療法のシードとして用いられる
場合には、原子番号の大きい元素の基質によればI−12
5源の生体内配置が可能になる。すなわち銀線は、放射
線療法用の好ましい移植源である。 基質の形状にはとくに制限はないが、基質はその表面
積を予め測定できるような形状であることが必要であ
る。さらに、基質の形状は、表面積の測定が可能なこと
と小さい小片に容易に分割できるような形状であること
が好ましい。したがつて基質の形状の例としては、末端
が切断されている中空シリンダー、フイラメントまたは
糸が包含される。銀の場合にはガラス棒または断面積が
どこでも等しい任意の適当な支持体上に形成させた銀鏡
を用いることもできる。基質の形状としてはリボンが最
も好ましい。 基質として好ましいものはグラフアイトリボンであ
り、最も好ましい基質は銀を浸み込ませたグラフアイト
リボンである。予め測定された表面積の基質を耐圧容器
中に配列、配置または懸垂させ、Xe−125気体(本明細
書で用いられるXe−125は、固相、液相または気相のXe
−125をも意味する)含有気体混合物と接触させる。通
常、Xe−125含有気体混合物は、Xe−124に富んだキセノ
ン気体混合物を、慣用の原子炉がたとえば熱原子研究濾
または任意の他の熱原子炉からの中性子束に暴露するこ
とにより製造される。基質は、任意の慣用方法により配
列、配置、懸垂できる。たとえば、耐圧容器の床に基質
を並べるか、または吊り下げる。 生成したXe−125含有気体混合物をついでポンプを用
いまたは他の方法で、基質を含む耐圧容器内に入れ、基
質と接触させる。耐圧容器の壁はステンレス銅またはI
−125が容易には沈着しない他の材料とする。耐圧容器
は、I−125が基質の表面には容易に沈着するがそれに
比べ、耐圧容器の壁部には容易には沈着しないようなも
のを選択するのが望ましい。容器は、約1〜約200気圧
の圧力に耐えることができるような仕様でなければなら
ない。耐圧容器の壁部はキセノンやその他の気体に対し
非透過性でなければならない。耐圧容器はさらに、放射
線を遮断できる材料である放射能遮断材料中に封入する
ことができる。鉛またはウラニウムはこのような遮蔽材
料である。 Xe−125はI−125に自然崩壊し、このI−125は容器
の壁部ではなく、基質の表面に優先的に沈着する。気質
の表面積、基質の材料、使用したXe−125の濃度、Xe−1
25との接触時間、いずれも沈着するI−125のキューリ
ー量を決定する。 接触時間は1秒から数日までの範囲である。さらに詳
しくは、接触時間は、基質をXe−125と接触させXe−125
を除去する機械工程が許す限り短時間とすることができ
る。接触時間の上限はXe−125の崩壊によつて決定され
る。通常、接触時間の上限は5日である。接触時間はた
とえば1〜5日、好ましくは約2日である。しかしなが
ら、少量のI−125を基質上に沈着させればよい場合
は、接触時間は約1秒程度の短時間とすることもでき
る。 本発明の放射能源の製造に際しては、基質上に沈着さ
せるI−125の量は少なくとも約1マイクロキューリー
とする。一般的には沈着させるI−125は少なくとも約
5ミリキューリー〜約20.0キューリーであり、約100ミ
リキューリー〜約20.0キューリーが好ましい。 基質が銀含浸グラフアイトの場合には、特異的に負荷
されるI−125の量は約10〜1,500キューリー/gの範囲と
することができる。 使用するXe−125気体の濃度は約10〜5,000キューリー
とすることができる。さらに好ましくは、約100〜500キ
ューリーのXe−125を基質と接触させる。 本発明の別の態様においては、基質を新たに調製した
Xe−125に2回またはそれ以上接触させる。基質とXe−1
25の付加的接触の度に、基質にさらにI−15が沈着す
る。 I−125は基質の表面にかなり均一に沈着する。基質
全体を慣用方法たとえば、ガンマイオン化室で定量す
る。I−125は基質の表面にかなり均一に沈着するの
で、基質を表面積が実測できる小片に分割した場合、各
小片は実測された割合の沈着I−125を有することにな
る。したがつて、基質の各小片をI−125源の製造に使
用できる。このようにして製造された各I−125源は実
測された量のI−125を含有する。一般には、X線装置
や骨濃度計のようなすべての応用にうおいて、I−125
源は実測されたI−125を含有することが必須である。 通常、I−125源の製造には、基質を、たとば直径約
0.05〜5mm、長さ約1〜20mmのたとえばステンレス鋼の
一次シリンダー状カプセル中に配置する。必要ならば、
一次カプセルにはその他の充填剤たとえばガラス、アル
ミニウムまたはステンレス鋼を加えてもよい。上述のカ
プセルは通常、一端がたとえばアルミニウムで作られて
いるので、放射線はここを通過できる。他の端は、たと
えば鋼材を充填したエポキシ樹脂でシールする。一次カ
プセルをついで、もつと大きな二次カプセルに入れ、そ
の中にシールするとI−125源の製造が完了する。 I−125源の製造については、その他の方法も知られ
ている。米国特許第3,351,409号および第4,323,055号に
はI−125源の製造方法が開示されている。 本発明の一実施態様においては、ステンレス鋼製の耐
圧容器中にグラフアイトリボンを懸垂させ、この耐圧容
器をチューブで40%が同位元素Xe−124であるキセノン
気体を含む容器と連結する。キセノン気体に、任意の慣
用起源たとえば適当な原子炉からの中性子束を照射する
と、Xe−125気体を包含する混合気体生成物が形成され
る。Xe−125気体を含む混合物を、グラフアイトリボン
が入つているステンレス耐圧容器中に、ポンプを用い低
温で導入する。Xe−125気体含有混合物の十分な量を導
入すると、この場合約10〜5,000キューリーのXe−125が
ステンレス鋼耐圧容器に送られる。たとえば、標準温度
および圧力条件で1.5のXe−125気体混合物を、ステン
レス鋼耐圧容器中に10気圧の圧力で導入する。Xe−125
はグラフアイトリボンと約1秒から数日までの間接触さ
せる。この間に、Xe−125気体はI−125基に自然崩壊
し、I−125が固定として基質の表面に沈着する。つい
でXe−125および気体混合物の残分を、たとえば排気し
て、基質から除去する。 さらに基質にI−125を沈着させることを所望の場合
は、上述の工程を反復する。すなわち、40%とXe−124
気体に富んだキセノン気体を約1日間中性子束で照射
し、X−124標的気体中に約10〜約5,000キューリーのXe
−125を得る。新たに照射したサンプルで、すでに処理
した基質の2回目の接触を行う。基質へさらにI−125
を沈着させるためには、もちろんこれらの工程をさらに
反復すればよい。一般には1,500Ci/gまでのI−125が銀
含浸グラフアイト基質上に沈着させることができるが、
必要ならば上述のようにもつと多量に沈着させることも
できる。 この方法により、I−125はかなり均一に基質上に沈
着する。 本発明の別の実施態様においては、ステンレス鋼耐圧
容器の壁部を、基質上にI−125を沈着させる間約80℃
〜約100℃に加熱する。これにより、耐圧容器の壁部上
に固体として沈着したI−125は耐圧容器の壁部から昇
華し、基質の表面上に再沈着する。 ついで基質を慣用方法、たとえばガンマイオン化室に
よつて定量し、沈着した総I−125量を決定する。 I−125が沈着した基室を小さく、表面積が予めわか
つている小片に分割し、各小片がもつI−125量が実測
できている基質片を得る。たとえば、基質がグラフアイ
トリボンであれば、グラフアイトリボンを同じ長さの断
片に切断すると、各断片がほぼ同量のI−125を含有す
るように調製できる。このI−125量が実測できている
基質片をついで上述のように各種I−125源に構築す
る。 次に、本発明を以下の実施例によりさらに例示する
が、これはいかなる意味においても本発明を限定するも
のではない。 例 1 厚さ0.125mm、幅1mm、長さ14cmの銀含浸グラフアイト
リボンを、螺旋状の鋼スプリングを介して、容量75mlの
304ステンレス鋼耐圧容器中に懸垂させた。耐圧容器は
さらに放射線遮蔽材料、鉛内に封入した。銀含浸グラフ
アイトリボンを約1日間、約800CiのXe−125と接触させ
た。Xe−125は、約40%とXe−124同位元素に富んだ純粋
なキセノン気体からなる標的を、熱原子炉中熱中性子で
24時間照射し、ついで銀含浸グラフアイトリボンを含有
するステンレス鋼耐圧容器中に送り込んだ。リボンを2
日間、接触させた。 キセノン気体混合物を除去し、このサイクルの2回目
をくり返した。銀含浸グラフアイト上に約5.6CiのI−1
25が沈着した。その分布は次表のとおりであつた。 表から明らかなように、リボンの0.5cmは上表には示
されていない。この失われた0.5cmは断片1〜6の間に
分配された。 上表において負荷率(%)とは、全体が5.6CiのI−1
25のうち各セグメントに沈着したI−125の百分率を示
すものである。 上記例で使用した銀含浸グラフアイトリボンは次のよ
うにして製造した。 すなわち、厚さ約0.005インチの純粋なグラフアイト
のシートを長さ約10インチ、幅約1/2インチの断片に切
断し、浅いガラスのトレーに入れた。これに濃硝酸と硫
酸と1:1容量比混合物を深さ約1/4インチに加えてグラフ
アイトを覆つた。グラフアイトを酸混合物で被覆したま
ま20分間放置した。 脱イオン水を流して酸混合物を洗い落とす。脱イオン
水による洗浄は洗浄水のpHが2.0を越えるまで続けた。 ついで、グラフアイトを両端が開いた中空のガラスシ
リンダー内に、頂部および底部の両者にテフロンテープ
をテーピングして支持させた。中空ガラスシリンダーの
大きさおよび形成は、反応フラスコ中に懸垂でき、グラ
フアイトを撹拌、加熱した反応混合物に暴露できるよう
にした。 支持体およびグラフアイトをシリンダー状反応フラス
コの中央近くに懸垂した。フラスコは加熱し、テフロン
コーテイングした磁力撹拌棒を内蔵させた。反応フラス
コを撹拌プレート上に載せた。 脱イオン水213mlと0.1N硝酸中10%硝酸銀73mlを加
え、グラフアイトを被覆させた。この混合物5分間撹拌
した。 撹拌を続けながら、新たに調製した5%亜硫酸ナトリ
ウム32mlを加えた。撹拌を5分間続けた。 撹拌を続けながら0.1N水酸化ナトリウム320mlを加
え、水酸化ナトリウム添加後の溶液のpHを少なくとも13
にした。さらに0.1N水酸化ナトリウムを加えて溶液のpH
を少なくとも13に保持した。混合物を約80℃〜95℃の温
度に加熱し、つで加熱を停止した。この混合物をさらに
30分間撹拌した。 支持したグラフアイトを反応混合物から取り出し、脱
イオン水で洗浄し、洗浄を脱イオン水のpHが洗浄前とほ
ぼ同じになるまで続けた。グラフアイトをオーブン中真
空下にガラス板上で80〜90℃に8時間加熱して乾燥し、
ついで真空乾燥器中に保存した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭58−215600(JP,A)
特開 昭61−161139(JP,A)
特開 昭59−50399(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
G21G 4/00 - 4/10
G21H 5/00 - 5/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.(a)既定の表面積を有する基質を耐圧容器中に懸
垂し、 (b)この基質をXe−125気体と接触させ、Xe−125がI
−125気体に崩壊し、 (c)その基質の表面に少なくとも約1マイクロキュー
リーのI−125を固体として沈着させることを特徴とす
るI−125含有基質の製造方法。 2.少なくとも約5ミリキューリーのI−125を沈着さ
せる特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3.少なくとも約100ミリキューリーのI−125を沈着さ
せる特許請求の範囲第2項に記載の方法。 4.少なくとも約10.0キューリーのI−125を沈着させ
る特許請求の範囲第3項に記載の方法。 5.既定の表面積の基質を2回またはそれ以上Xe−125
気体と接触させる特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6.基質がヨウ素吸着体である特許請求の範囲第1項に
記載の方法。 7.基質は、グラフアイトリボン、銀を浸み込ませたグ
ラフアイトリボン、銀線、銀ホイルリボン、銀鏡、白金
線、白金を浸み込ませた炭素、ヨウ化カリウムを浸み込
ませたグラフアイト、銀を浸み込ませた酸化アルミニウ
ム、活性炭、銅線、銅ホイル、銅ビーズ、および陰イオ
ン交換樹脂よりなる群から選ばれる特許請求の範囲第6
項に記載の方法。 8.基質はグラフアイトリボンである特許請求の範囲第
7項に記載の方法。 9.基質は銀を浸み込ませたグラフアイトリボンである
特許請求の範囲第7項に記載の方法。 10.基質は銀線である特許請求の範囲第7項に記載の
方法。 11.(a)既定の表面積を有する基質を耐圧容器中に
懸垂し、 (b)この基質をXe−125気体と接触させ、Xe−125がI
−125気体に崩壊し、 (c)その基質の表面に少なくとも約1マイクロキュー
リーのI−125気体を固体として沈着させ、 (d)接触させた基質を測定に付して沈着したI−125
の量を測定し、 (e)基質を既定の表面積の部分に分割することを特徴
とするI−125含有基質の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62192764A JP2799567B2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | I−125含有基質の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62192764A JP2799567B2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | I−125含有基質の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6444897A JPS6444897A (en) | 1989-02-17 |
JP2799567B2 true JP2799567B2 (ja) | 1998-09-17 |
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ID=16296654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP62192764A Expired - Lifetime JP2799567B2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | I−125含有基質の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799567B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101523312B1 (ko) * | 2013-12-03 | 2015-05-27 | 한국원자력연구원 | 백금족 원소를 포함하는 방사성 요오드 포집 용액 및 이를 이용한 방사성 요오드의 포집 방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1201222A (en) * | 1982-06-01 | 1986-02-25 | Robert Robertson | Gas-target method for the production of iodine-123 |
JPS5950399A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-23 | 東洋紡績株式会社 | 放射性沃素除去フイルタ− |
JPS61161139A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-21 | Hitachi Ltd | 銀添着ガラス繊維層フイルタ |
-
1987
- 1987-08-03 JP JP62192764A patent/JP2799567B2/ja not_active Expired - Lifetime
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KR101523312B1 (ko) * | 2013-12-03 | 2015-05-27 | 한국원자력연구원 | 백금족 원소를 포함하는 방사성 요오드 포집 용액 및 이를 이용한 방사성 요오드의 포집 방법 |
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JPS6444897A (en) | 1989-02-17 |
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