JP2795221B2 - マネージャの検証方式 - Google Patents

マネージャの検証方式

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JP2795221B2 JP7177966A JP17796695A JP2795221B2 JP 2795221 B2 JP2795221 B2 JP 2795221B2 JP 7177966 A JP7177966 A JP 7177966A JP 17796695 A JP17796695 A JP 17796695A JP 2795221 B2 JP2795221 B2 JP 2795221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機や伝送多重化装
置やコンピュータやルータや伝送ブリッジや産業用プラ
ントの制御機器などの各種機器を管理対象とし、これら
をネットワークを介して管理するマネージャ(監視制御
装置)において、実働する管理対象なしに、マネージャ
の開発、評価、トレーニング、デモンストレーションの
実施を容易に実現することができるマネージャの検証方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実働する管理対象なしに、マネー
ジャの開発においてその動作の検証を行う場合、その管
理対象の代わりとなる疑似管理対象部としての役割を果
たす、あるいは、疑似管理対象部の動作を補うシミュレ
ータが個々に作成され、マネージャとの結合試験が行わ
れている。ここで言う管理対象は、本来の管理対象であ
るネットワークエレメント(Network Elem
ent 以下「NE」と記す)と、その構成情報、障害
情報、性能情報などを規定し、かつその内容が必要に応
じて更新される管理情報ベース(Management
Information Base 以下「MIB」
と記す)と、マネージャからのメッセージを解釈し、そ
の内容に応じて、NEの管理情報収集、あるいは、NE
への設定、MIBの内容更新、マネージャへの応答など
を行うエージェントとから構成される。この構成は、O
SI管理標準やネットワーク関連機器の業界標準である
SNMPにて提唱、整備、普及が進められている。
【0003】従来の技術を図9、図10、図11にそれ
ぞれ示す。図9、図10、図11において、マネージャ
10、エージェント211a及びシミュレータ212
a,212b,212cは、ワークステーション(Wo
rkStation 以下「WS」と記す)あるいはパ
ーソナルコンピュータ(Personal Compu
ter 以下「PC」と記す)に代表される処理系に収
容され、MIB201a,201bは、この処理系が支
配するハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置に
格納される。
【0004】図9では、シミュレータ212a、MIB
201a、エージェント211aが疑似管理対象部20
0aを構成する。NEのみが開発未完了、あるいは入手
不可能である場合、本図のごとく、シミュレータ212
aが、NEの代用として、マネージャ10の評価用に別
途、開発が必要となる部分である。エージェント211
aとシミュレータ212aとのインターフェースは、伝
送路を介する場合、あるいは、同一のWS、あるいはP
Cに収容されるプロセス間の通信による方法などが代表
例として挙げられる。
【0005】図10では、シミュレータ212b、MI
B201bが疑似管理対象部200bを構成する。N
E、エージェントがともに開発未完了、あるいは入手不
可能である場合、本図のごとく、シミュレータ212b
が、NE及びエージェントの代用として、マネージャ1
0の評価用に別途、開発が必要となる部分である。
【0006】図11では、シミュレータ212bのみが
疑似管理対象部200cを構成する。管理対象を構成す
る要素すべてが開発未完了、あるいは入手不可能である
場合、本図のごとく、疑似管理対象部200cのすべて
の構成要素を合わせ持つシミュレータ212bが、マネ
ージャ10の評価用に別途、開発が必要となる部分であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように代表的な例
を示した従来の疑似管理対象部については、その設計、
開発において、特に定められた一般的な規格、標準勧
告、業界での標準はない。このため、シミュレータの構
築方法には様々な形態が存在し、統一性がない。また、
新規の管理対象を扱う必要が生じる度に、シミュレータ
を管理対象部本来の項目や動作をもとに疑似管理対象部
の設計、開発が必要となり、そのための開発工数を確保
する必要を有する。
【0008】加えて、WSやPCに収容されるシミュレ
ータのソフトウェアあるいは外部との入出力デバイスを
その都度開発するため、動作実績のあるマネージャとの
組み合わせ、あるいは、マネージャと管理対象部の間の
プロトコルをシミュレートする簡便なツールを別途作成
し使用するなど、シミュレータ自身の動作検証を行う必
要を有する。
【0009】このような状況に対して、以前開発済みの
シミュレータを流用するなど生産性を改善する工夫もあ
るが、同一開発グループの間でしか容易には継承できな
い制約がある。また、流用もとのシミュレータの動作原
理を理解しておく必要性を有する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため、本発明の第1の態様のマネージャの検証方式で
は、疑似管理対象部の構成要素として次の手段を備えた
ものである。 管理対象の仕様を記述する管理情報ベース(MI
B)。 この管理情報ベース上の各項目に関する、起動時の
デフォルト値、時系列での事象変化条件、設定指示に対
する更新条件、などがある一定のルールをもとに記述さ
れた拡張情報。 この拡張情報の記述をもとに、前記管理情報ベース
の自律的な更新、後記の通信管理プロセスからの指令を
介した管理情報ベースの更新、応答を行う自律プロセ
ス。 管理情報ベース及び拡張情報の更新機能、事象発生
通知の受け付け機能を提供するブラウザプロセス。 マネージャからの情報取得要求、情報変更要求を受
信すると、前記管理情報ベースの参照、前記自律プロセ
スへの指令、及びマネージャへの応答を行い、また、前
記ブラウザプロセスからの事象変化発生通知をマネージ
ャに通報する通信管理プロセス。
【0011】また、本発明の第2の態様のマネージャの
検証方式は、ネットワークエレメントと、該ネットワー
クエレメントを管理するためマネージャと伝送路を介し
て交信するエージェントとを有する管理対象機器自体に
次の手段を備えたものである。 管理対象の仕様を記述する管理情報ベース。 この管理情報ベース上の各項目に関する、起動時の
デフォルト値、時系列での事象変化条件、設定指示に対
する更新条件、などがある一定のルールをもとに記述さ
れた拡張情報。 この拡張情報の記述をもとに、前記管理情報ベース
の自律的な更新、後記の通信管理プロセスからの指令を
介した管理情報ベースの更新、応答を行う自律プロセ
ス。 マネージャからの情報取得要求、情報変更要求を受
信すると、前記管理情報ベースの参照、前記自律プロセ
スへの指令、及びマネージャへの応答を行う通信管理プ
ロセス。
【0012】
【作用】本発明によると、デフォルト値での初期化、マ
ネージャからの設定要求に対する応答、あるいは時系列
での事象変化など、実際の管理対象により近い動作を自
動的に再現させることが可能となる。新規の管理対象に
対するマネージャの評価用に新たに用意すべきものは、
拡張情報のみに限定される。各構成要素は論理的なモジ
ュールであるため、一つのハードウェア上に複数の疑似
管理対象機能を実装するか、あるいは、マネージャと同
一のハードウェア上にこれら記事管理対象を実装するこ
とができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。この実施例は、ネットワーク管理用に使用さ
れるマネージャ10と疑似管理対象部100とからな
る。これらマネージャ10及び疑似管理対象部100は
ともに論理的モジュールであり、それぞれ、ワークステ
ーション(WS)あるいはパーソナルコンピュータ(P
C)に代表される処理系に収容され、後述する情報取得
要求106などのメッセージを情報交換する。
【0014】疑似管理対象部100は、MIB101と
拡張情報102と通信管理プロセス103と自律プロセ
ス104とブラウザプロセス105とを備えている。M
IB101は管理対象の仕様を記述する部分である。拡
張情報102は、疑似管理対象部100の疑似現象を、
本来の管理対象と可能な限り同様とし、マネージャ10
の評価の効率、精度を向上させる目的のために設けら
れ、管理対象が起動時のMIB101のデフォルト値1
021と、時系列での事象変化条件1022と、マネー
ジャ10からの設定指示に対する更新条件1023と
が、ある一定のルールをもとに記述される。これらMI
B101及び拡張情報102は、一般的に疑似管理対象
部100を含む処理系中にあるハードディスクや半導体
メモリなどに記録される。
【0015】本来の管理対象が、電気通信機器の一例と
して変復調装置である場合の拡張情報102の内容例に
ついて次に説明する。
【0016】起動時のMIB101のデフォルト値10
21としては、変復調装置が起動して運用開始したとき
の入出力信号レベル、信号周波数、変復調方式の各構成
要素のとりうる状態などが定義される。時系列での事象
変化条件1022としては、変復調装置が実際に稼働し
ているときの、受信信号レベルの変動、間欠的に発生す
る障害などをもっともらしく記述した擬似的な時系列で
の推移が定義される。設定変更要求に対する更新条件1
023としては、マネージャ10からの変復調方式の変
更指令に対して、変復調装置が行う変復調方式切り替え
動作によって更新されるMIB101の変更内容、マネ
ージャ10への応答内容などが定義される。
【0017】通信管理プロセス103、自律プロセス1
04、ブラウザプロセス105の3つのプロセスは前述
した処理系中を併走する。これら各プロセスのフローチ
ャートを、それぞれ、図2、図3、図4に示す。説明を
要点のみに絞るため、各プロセスを起動、終了させる仕
組みは省略する。
【0018】通信管理プロセス103は、図2に示すよ
うに、マネージャ10、あるいは他のプロセスからのメ
ッセージの着信を随時調べ(ステップS21)、受信し
た要求はマネージャ10からの情報取得要求106であ
るか(ステップS22)、設定変更要求108であるか
(ステップS23)、応答指示要求であるか(ステップ
S24)、他のプロセスからの事象発生通知要求110
であるか(ステップS25)を順次判断する。情報取得
要求106を受信すると、MIB101の参照して対応
する情報をマネージャ10に応答する(ステップS2
6)。設定変更要求108を受信すると、自律プロセス
104に通報する(ステップS27)。応答指示要求を
受信すると、自律プロセス104からの応答指示内容を
マネージャ10へ応答する(ステップS28)。事象発
生通知要求110を受信すると、自律プロセス104、
あるいはブラウザプロセス105からの要求をマネージ
ャ10へ応答する(ステップS29)。
【0019】自律プロセス104は、図3に示すよう
に、疑似管理対象部100の起動時に拡張情報102よ
り起動時のデフォルト値1021を参照し、その内容を
もとにMIB101の値を更新する(ステップS3
1)。次に、時系列での事象変化条件1022をもと
に、事象変化の発生を随時調べ(ステップS32)、事
象変換の発生が必要であると判断した場合(ステップS
33)、MIB101の自律的な更新を行うとともに、
必要であれば事象発生通知を通信管理プロセス103へ
通知する(ステップS34)。また、通信管理プロセス
103からの設定変更着信を随時調べ(ステップS3
5)、着信した場合(ステップS36)、MIB101
の更新及び通信管理プロセス103を介した事象発生通
知を行う(ステップS37)。
【0020】ブラウザプロセス105は、図4に示すよ
うに、操作者の機能選択内容を調べるとともに、他のプ
ロセスからのメッセージの着信を随時調べ(ステップS
41)、MIB101の更新を指示されたら(ステップ
S42)、MIB101を更新するとともに、必要であ
れば事象発生通知要求を通信プロセス103に通報す
る。また、拡張情報102の作成更新を指示されたら
(ステップS44)、入力内容に応じて拡張情報102
の作成、更新を行い(ステップS45)、更にマネージ
ャ10への事象発生通知の受け付け機能をユーザに提供
する。ユーザからブラウザプロセス105への入出力
は、収容するWS、PCが備えるキーボード、マウス、
CRTなど、ごく一般的な入出力デバイスにより実施可
能である。
【0021】MIB101は、本発明でのマネージャ1
0の評価の実施の有無にかかわらず、運用後の本来の管
理対象が必要とする部分であること、通信プロセス10
3、自律プロセス104、ブラウザプロセス105は、
MIB101、拡張情報102の記述仕様を統一すれ
ば、管理対象の種類にかかわらず共通仕様となることか
ら、新規管理対象の追加に応じて本発明でのマネージャ
10の評価、運用支援に必要となるのは、拡張情報10
2のみで良い。
【0022】次に、マネージャ10と疑似管理対象部1
00との間の情報通知に従って行われる動作内容につい
て説明する。
【0023】<マネージャ10から疑似管理対象部10
0への情報取得要求106>これは、ネットワーク関連
機器の業界標準であるSNMPでのGET、OSI管理
標準であるCMISでのM−GETに代表されるが、通
信管理プロセス103はこれを受信すると、MIB10
1を参照し、マネージャ10からの要求に応じた情報取
得応答107を行う。この情報取得応答107の内容
は、疑似管理対象部100の起動時には、自律プロセス
103により起動時デフォルト値1021に初期化され
ている。その後は、時系列での事象変化条件1022の
内容に従い、自律プロセス104により、随時自動的に
更新された内容、あるいは、ブラウザプロセス105に
より更新された内容が、情報取得応答107に反映され
ることとなる。
【0024】<マネージャ10から疑似管理対象部10
0への設定変更要求108>これは、SNMPでのSE
T、CMISでのM−SETに代表されるが、これは通
信管理プロセス103を介しての指令として、自律プロ
セス104が受け取り、設定に対する更新条件1023
に従って、MIB101の値を更新するとともに、通信
管理プロセス103を介して、マネージャ10への応答
109として返送する。
【0025】<疑似管理対象部100からマネージャ1
0への事象発生通知110>これは、SNMPでのTR
AP、CMISでのM−EVENT−REPORTに代
表されるが、時系列での事象変化条件1023の成立に
より自律プロセス104が通信管理プロセス103に通
知する、あるいは、ブラウザプロセス105が受け付け
た内容を通信管理プロセス103に通知することによ
り、マネージャ10に通報される。
【0026】以上は、基本的な動作原理を述べたが、次
に、本発明の応用例を、特に各構成要素の実装の多様性
を中心に説明を行う。
【0027】図5は、WS、PCなど一つの処理系に収
容されるマネージャ10に対して、それぞれが個々のW
S、PCなどの処理系に収容される最大N個(Nは1以
上の整数)の疑似管理対象部100−k(1≦k≦N)
が伝送路20を介して接続されるシステムを示す。ここ
で、MIB101−kは、個々の管理対象ごとの仕様を
記述したものである。通信管理プロセス103−kは、
管理対象の種類によらず、つまり、kの値によらず共通
である。これは自律プロセス104−k、ブラウザプロ
セス105−kについても同様である。残る拡張情報1
02−kのみが、その管理対象の特性に応じてマネージ
ャ評価用に作成が必要となる。
【0028】図6は、WS、PCに代表されるひとつの
処理系に収容される疑似管理対象部100において、各
1個ずつの通信管理プロセス103、自律プロセス10
4、ブラウザプロセス105が、複数のMIB101−
k、拡張情報102−kを扱うシステムを示したもので
ある。各プロセスについて、管理対象を識別する機能を
追加すれば、このように一つの処理系において、複数の
管理対象の疑似動作をさせることが可能である。
【0029】図7は、マネージャ10と疑似管理対象部
100がともに論理的モジュールであることに着目し、
これら両者の間を、伝送路20ではなく、WS、PCに
代表されるひとつの処理系の内部において、プロセス間
メッセージ通信で結合したシステムを示したものであ
る。この手法によれば、マネージャの開発、評価作業は
より小規模なハードウェア構成での実施が可能となる。
【0030】図7において、自律プロセス104を実行
すると過負荷のかかる処理系、あるいはこれを必要とし
ない処理系であれば、疑似管理対象部100のサブセッ
トな構成として、自律プロセス104を排除することも
可能である。その場合は、拡張情報102も必ずしも必
要ではなくなる。
【0031】図8は、上述までの疑似管理対象部100
からブラウザプロセス105を取り除いた構成要素を、
表示、入力機能の充実していない管理対象機器100a
に組み込んだシステムを示す。この場合、管理対象機器
100aに、通信管理プロセス103とエージェント1
11とを伝送路20に対して切り替え接続する切り替え
部114を設けておく。
【0032】まず、この管理対象機器100aの通常の
運用動作について述べる。切り替え部114は、管理対
象機器100aの外部からの入出力信号をエージェント
111に入出力するため、エージェント111を伝送路
20に接続する。エージェント111とNE(Netw
ork Element)113とは、ポーリング、シ
ェアドメモリなどにより代表される方式によりリアルタ
イムに情報伝達が行われる仕組みとなっている。エージ
ェント111は、NE113における状態の変化、障害
発生、パラメータ変更などを認識すると、これらの情報
を伝送路20を介してマネージャ10に通報する。ま
た、エージェント111は、マネージャ10からの通報
を受信するとその内容に応じてNE113のパラメータ
変更などを行う。
【0033】次に、本管理情報機器100aの管理項目
のすべての事象について、マネージャ20にて正しく管
理できることを確認したい場合について述べる。この場
合、管理項目のいくつかについては、その確認作業を実
施するに当たり、管理対象機器100aの一部を破壊す
ることなしには発生しない、運用中のサービスの停止に
ともなう、あるいは、他の複数の管理対象を同時に特殊
なパラメータ設定にしなければならないなど、多くの困
難を伴う場合がある。
【0034】このように、管理対象機器100aに関し
て、容易には発生し得ないような事象のシミュレーショ
ンを行う場合、マネージャ10との通信経路を切り替え
部114によってエージェント111から通信管理プロ
セス103側に切り替える。この場合、予め、拡張情報
102には、上述の容易に発生し得ない事象も含め、自
律プロセス104が自動的にすべての事象を任意のシー
ケンスにて発生させる記述をしておく。すると、自律プ
ロセス104は、拡張情報102の内容に応じた事象の
発生を自動的に行い、マネージャ10と管理対象機器1
00a相互のセルフテストがより簡便に行える。
【0035】以上は、OSI管理標準やネットワーク関
連機器の業界標準であるSNMPにて整備、普及が進め
られているMIBを有する管理対象により構成されるネ
ットワークでのマネージャの評価、運用支援方式に力点
をおいて述べたが、電力、運輸、工業用プラントなどの
一般的な監視制御システムについても、本実施例にて述
べたような管理項目と、これを参照、操作するプロセス
との間の一定のルールづけを行えば、本発明の応用が可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、デフ
ォルト値での初期化、マネージャからの設定要求に対す
る応答、あるいは時系列での事象変化など、実際の管理
対象により近い動作を自動的に再現させることが可能で
ある。また、人間の介在により事象変化を行うことも容
易である。よって、管理対象側の開発完了を待たずして
マネージャ側の先行評価を進める効果がある。
【0037】さらに、管理対象固有の現象は、すべてM
IBや拡張情報によってのみ差別化され、プロセス部分
は管理対象の種類によらず全く共通なものが使用できる
こと、また、MIBは実際の管理対象稼働時に使用する
ことから、新規の管理対象に対するマネージャの評価用
に新たに用意すべきものは、拡張情報のみに限定される
ので、マネージャ評価の準備に別途必要とする工数の削
減効果が著しい。
【0038】各構成要素は論理的なモジュールであるた
め、一つのハードウェア上に複数の疑似管理対象機能を
実装する、あるいは、マネージャと同一のハードウェア
上にこれら記事管理対象を実装するなど、実装面での自
由度が高い。このため、きわめて小規模なハードウェア
構成で、マネージャの開発、評価作業を支援することが
できる。
【0039】また、運用中のネットワークに接続された
マネージャとは別のスタンドアロンな環境でマネージャ
と管理対象の擬似的な接続が実現できるので、マネージ
ャ評価完了後は、稼働中のネットワーク運用に影響を与
えることなく、デモンストレーション、あるいは、未熟
な運用者のためのトレーニングなどを容易に行うことが
できる。
【0040】加えて、MIBの更新については、自律的
な機能と、ブラウザにより人の介在を必要とする機能と
が独立しているため、実装される環境の目的、制約に応
じて、疑似管理情報部を必要最小限なサブセットとする
こともできる。従って、自律的な機能を必要としなけれ
ば、拡張情報の準備を不要とすることも可能となる。一
方、ブラウザを必要としなければ、表示、入力機能の充
実していない管理対象機器などにも組み込み可能であ
り、容易に発生し得ない事象を簡便に発生させるテスト
機能を提供することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマネージャの検証方式の一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の疑似管理対象部の通信管理プロセス処
理のフローチャートである。
【図3】同じく自律プロセス処理のフローチャートであ
る。
【図4】同じくブラウザプロセス処理のフローチャート
である。
【図5】一つのマネージャに対して複数の疑似管理対象
部を伝送路を介して接続した本発明の他の実施例のブロ
ック図である。
【図6】複数の管理情報ベース及び複数の拡張情報を有
する疑似管理対処部が伝送路を介してマネージャに接続
された本発明の別の例のブロック図である。
【図7】複数の管理情報ベース及び複数の拡張情報を有
する疑似管理対処部がマネージャとともに一つの処理系
に収容された本発明の他の例のブロック図である。
【図8】管理対象機器の内部に疑似管理対象部の機能を
内蔵させた本発明の変形例のブロック図である。
【図9】疑似管理対象部がシミュレータ、管理情報ベー
ス及びエージェントにより構成された従来例のブロック
図である。
【図10】疑似管理対象部がシミュレータ及び管理情報
ベースで構成された従来例のブロック図である。
【図11】シミュレータ自身が疑似管理対象部となる従
来例のブロック図である。
【符号の説明】
10 マネージャ 20 伝送路 100、100−k 疑似管理対象部 101、101−k、201 管理情報ベース(MI
B) 102、102−k 拡張情報 103、103−k 通信管理プロセス 104、104−k 自律プロセス 105、105−k ブラウザプロセス 106 情報取得要求 107 情報取得応答 108 設定変更要求 109 設定変更応答 110 事象発生通知 111、211 エージェント 113 ネットワークエレメント(N
E) 114 切り替え部 200a、200b、200c 疑似管理対象部 212a、212b、212c シミュレータ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実働する管理対象に代わる疑似管理対象
    部を用いて動作検証を行うマネージャの検証方式におい
    て、疑似管理対象部の構成要素として、 管理対象の仕様を記述する管理情報ベースと、 この管理情報ベース上の各項目に関する、起動時のデフ
    ォルト値、時系列での事象変化条件、設定指示に対する
    更新条件、などがある一定のルールをもとに記述された
    拡張情報と、 この拡張情報の記述をもとに、前記管理情報ベースの自
    律的な更新、後記の通信管理プロセスからの指令を介し
    た管理情報ベースの更新、応答を行う自律プロセスと、 管理情報ベース及び拡張情報の更新機能、事象発生通知
    の受け付け機能を提供するブラウザプロセスと、 マネージャからの情報取得要求、情報変更要求を受信す
    ると、前記管理情報ベースの参照、前記自律プロセスへ
    の指令、及びマネージャへの応答を行い、また、前記ブ
    ラウザプロセスからの事象変化発生通知をマネージャに
    通報する通信管理プロセスと、 を備えたことを特徴とする、マネージャの検証方式。
  2. 【請求項2】 一つのマネージャに対して複数の疑似管
    理対象部が伝送路を介して接続され、これら疑似管理対
    象部は、個々の管理対象毎の管理情報ベース及び拡張情
    報を有し、自律プロセス、ブラウザプロセス及び通信管
    理プロセスは共通である、請求項1記載のマネージャの
    検証方式。
  3. 【請求項3】 一つの疑似管理対象部が、複数の管理情
    報ベース及びそれに対応する複数の拡張情報を有し、自
    律プロセス、ブラウザプロセス及び通信管理プロセスは
    共通である請求項1記載のマネージャの検証方式。
  4. 【請求項4】 ネットワークエレメントと、該ネットワ
    ークエレメントを管理するためマネージャと伝送路を介
    して交信するエージェントとを有する管理対象機器に、 管理対象の仕様を記述する管理情報ベースと、 この管理情報ベース上の各項目に関する、起動時のデフ
    ォルト値、時系列での事象変化条件、設定指示に対する
    更新条件、などがある一定のルールをもとに記述された
    拡張情報と、 この拡張情報の記述をもとに、前記管理情報ベースの自
    律的な更新、後記の通信管理プロセスからの指令を介し
    た管理情報ベースの更新、応答を行う自律プロセスと、 マネージャからの情報取得要求、情報変更要求を受信す
    ると、前記管理情報ベースの参照、前記自律プロセスへ
    の指令、及びマネージャへの応答を行う通信管理プロセ
    スと、 を備えたことを特徴とする、マネージャの検証方式。
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