JP2790623B2 - クロスズメバチの飼育方法及び飼育装置 - Google Patents

クロスズメバチの飼育方法及び飼育装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロスズメバチを
飼育するための方法、及び、飼育のために使用する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、クロスズメバチを別名を地蜂
(じばち)と呼び、その幼虫は「はちの子」として珍重
されており、栄養剤として又は珍味として古くから好ま
れてきたものであるが、このクロスズメバチは、その別
名のとおり地中に巣をつくるため、採取できる「はちの
子」が非常に少なく、また、小さなクロスズメバチの巣
を採取したとしても、これを人工的に飼育することがで
きず、少量の「はちの子」が貴重に取り扱われていた。
そこで、長期間の保存を目的とする開発がなされ、その
成果として、例えば特公昭50−32233号に示され
る加工方法や、特公昭55−33871号に示されるよ
うな保存方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
加工方法や保存方法は、あくまでも少量の「はちの子」
を大事に無駄なく使用することを目的とするものであっ
て、「はちの子」を採取できる量が増加するものではな
い。即ち、採取できる絶対量が少ないことは、当然に取
引価格は高くなるものであった。
【0004】そこで、クロスズメバチを飼育しようとす
る場合には、非常に多くの天敵からクロスズメバチを保
護しなければならない。例えば、フトオビコンボーハバ
チをはじめとする葉蜂の仲間や樹蜂の仲間であったり、
コガネオオハリバエなどの蠅の仲間や、キイロコウカア
ブ及びチャイロオオイシアブなどのアブの仲間であった
り、さらに、シロスジベッコウハナアブの幼虫など、多
種の虫を天敵としているのである。しかも、上記の天敵
は、必ずしも同じ襲い方をするものではなく、それぞれ
の種類によって異なり、また、クロスズメバチを生かし
つつ、上記の天敵のみを駆除する薬は未だ発見されてお
らず、天敵を排除しつつクロスズメバチを飼育できる有
効な手段がなかった。
【0005】本発明は、上記諸点にかんがみ、天敵を排
除しつつクロスズメバチを飼育できる方法と、そのため
の装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、直径が5.8〜6.0ミリメートルの
複数の出入口を有し、かつ、十分に通気できる空間を構
成し、予め採取した成育前の巣を上記空間の上方に設置
するとともに、上記空間を構成する底面、又は、底面及
び内側面下部を定期的に水洗いすることを特徴とするク
ロスズメバチの飼育方法を要旨とする。
【0007】また、本発明は、無数の微細な通気孔を有
する飼育用箱と、この飼育用箱の側面に穿設された直径
5.8〜6.0ミリメートルの複数の出入口と、上記飼
育用箱内の比較的高い位置において巣を支持する支持部
と、上記飼育用箱内に配置された放水手段と、上記飼育
用箱の底部に設けられた排水手段とからなることを特徴
とするクロスズメバチの飼育装置を要旨とする。
【0008】そして、前記放水手段が、無数の微孔を有
する管によって構成された放水手段であるのが好まし
く、前記排水手段が、一箇所に水を集めることができる
底部と、この集められた水を排出できる排出口とで構成
された排水手段であるのが好ましい。
【0009】さらに、本発明は、十分な容量の飼育用箱
に無数の微細な通気孔を設け、この飼育用箱の側面に直
径5.8〜6.0ミリメートルの複数の出入口を穿設
し、上記飼育用箱内の比較的高い位置において巣を支持
する支持部を設け、上記飼育用箱の側壁に向かって微孔
が穿設された放水管を該側壁の近傍に配設し、上記飼育
用箱内の底部を傾斜して設けるとともに、該底部の下方
端部付近に開閉自在な排水口を設けたことを特徴とする
クロスズメバチの飼育装置を要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、便宜上装置の発明にかかる
実施形態について説明する。本実施形態は、図1に示す
ように、木製の板を組み立てることによって、十分な容
量を有する飼育用箱1が構成されている。この飼育用箱
1は、本体部分のほかに蓋部2によって構成されてお
り、はちの子を採取する際に、この蓋部2を開放するこ
とができるようになっている。また、本体部分の側壁に
は無数の微細な通気孔3が穿設されていて、飼育用箱1
内部の通気性を良くしている。そして、上記の通気孔3
を設けない側面には、直径5.85ミリメートルの出入
口4が設けられている。この出入口4は、クロスズメバ
チのみが出入できるようになっていて、直径が5.90
ミリメートルの前後に調整すると、他の虫、特に天敵で
ある葉蜂や樹蜂の仲間、又は、蠅やアブの仲間は侵入で
きない。そして、特に、直径が5.85ミリメートルと
するのが良好である。この出入口4は、飼育用箱1のう
ちの比較的高い位置に6個だけ設けられており、飼育用
箱1の内部においてつくられる巣の出入口に近接すると
ともに、クロスズメバチの巣の出入口に近似させること
ができる。
【0011】次に、飼育用箱1の内部の状態について説
明する。図2及び図3に示すように、飼育用箱1の比較
的高い位置には、巣Aを支持できる程度の間隔で線状の
支持部5,6が懸架されている。この支持部5,6の上
に載せられた巣Aを挟むように、両支持部5,6の間が
針金で連結されている。飼育に使用される巣A(図2に
示す巣)は非常に小さいものであり、成長とともに徐々
に大きくなるものであり、クロスズメバチは、この巣A
を下に向かって広がるように巣作りをするのである。従
って、成長すると、この飼育用箱1の内部がいっぱいに
なるまで拡大するのである。また、巣Aの出入口が飼育
用箱1の出入口4とほぼ同じ程度の高さとなるように、
当該巣Aが設置されており、このような巣Aの出入口の
場所は巣Aの拡大によっても変更しないのである。ま
た、飼育用箱1の内部壁面に接近して放水管7,8が配
設され、放水管7,8には無数の微孔9が設けられて放
水が可能になっている。この放水管7,8は給水管10
から分岐したのち反対側で連続しており、飼育用箱1の
内部のほぼ全周に放水できるようになっている。さら
に、上記の放水管7,8の微孔9は、飼育用箱1の側壁
に向かって整列されており、このような微孔9から放水
するとき、その水は、側壁に向かって放出されることと
なる。この放水の勢いによって壁面の適宜位置より下方
を洗浄することができ、また放水量が少なく勢いの弱い
場合であっても、少なくとも飼育用箱1の底面全体を洗
浄できるように設けられているのである。また、この放
水管7,8は単一の給水管10から分岐して設けられて
おり、単一の給水管10に水を供給することによって、
両放水管7,8に均等な水量を流入するようになってい
る。このような飼育用箱1の内部に水を放出して洗浄す
ることによって、飼育用箱1の内部に侵入したシロスジ
ベッコウハナアブの幼虫などを排除することができるの
である。そして、少なくとも底面全体を洗浄できるよう
な構造であるので、底面を集中的に洗浄できるのであ
る。さらに、放水管7,8の配置、又は、微孔9の状態
を変更することによって、洗浄できる範囲や場所を変更
することも可能である。また、飼育用箱1の底面11は
水平に対してやや傾斜するように設けられており、上記
の放水管7,8によって放出された水は、この底面11
を洗浄すると同時に、上記の傾斜に沿って下方へ流れる
ようになっている。しかも、この下方端部のほぼ中央に
は、排水口12が開閉自在な状態に設けられており、排
水の必要があるときだけ開放できる。そして、排水の必
要がないときには、排水口を閉塞しておくことによっ
て、外部からの害虫の浸入を防止できる。
【0012】次に、上記の実施形態の使用態様と同時に
方法の実施形態を説明する。上記に示すように、飼育用
箱1の内部には、十分な容量が予め確保されており、巣
Aが拡大したとき、その巣Aを十分に保護することがで
きる。そして、この飼育用箱1の上方の開口は蓋部2に
よって閉塞することができるので、飼育用箱1の内部へ
の出入りは、出入口4に限定されることとなる。この出
入口4は、前記のとおり、クロスズメバチのみが通過で
きるように、直径を5.8〜6.0ミリメートルの範囲
内に調整しておかなければならない。そして、通気のた
めの通気孔3は、出入口4よりも当然に微細に設けてお
り、この通気孔3から昆虫が出入りできないようになっ
ている。このような構成によって、羽を有する葉蜂、樹
蜂、蠅、又は、アブの仲間が飼育用箱1の内部に侵入で
きないようにすることができる。
【0013】そこで、飼育の方法は、まず7月ころ、ま
だ小さいクロスズメバチの巣を採取し、この飼育用箱1
に入れ、8月及び9月の蠅又はアブの多い季節を無事に
通過させる。さらに、9月ころからは、シロスジベッコ
ウハナアブの幼虫などが寄生するので、このころから、
10日間隔で飼育用箱1の底部11を中心に内部を洗浄
することにより、シロスジベッコウハナアブの幼虫など
を排除する。ここで、10日間隔で洗浄するのは、飼育
用箱1を木製で構成しているため、その腐食を防止する
ことからであり、飼育用箱1を他の材質によって構成
し、より頻繁に洗浄することによって、害虫排除の効果
を向上させてもよい。そして、上記のように、飼育用箱
1の内部には、給水管10に接続される放水管7,8が
配設されているので、給水管10に水を供給すれば、飼
育用箱1の内部に水を放出できるようになっている。こ
のときの水は、水道管を直結させて加圧した水を供給す
るのではなく、単に水を給水管10に流し込むように行
うのである。なぜなら、シロスジベッコウハナアブの幼
虫などは、少しの水流で十分に洗い流すことができると
ともに、加圧された水が飼育用箱1の内部で噴出する
と、クロスズメバチの巣Aそのものに損傷を与えてしま
う恐れがあるからである。なお、図4に示すように、こ
の給水管10に水を供給するためには、じょうろなどを
使用して適量の水を供給することができ、給水管10の
開口端は、やや大きめに開口させておくと便利である。
このようにして、天敵を排除しつつ成長させたクロスズ
メバチの巣Aから、「はちの子」を採取する場合は、当
然に巣Aは飼育用箱1の内部に存在するのであるから、
この飼育用箱1の内部に硫黄や針葉樹を燃やした煙を
(例えば給水管10から)吹き込むことによって、この
煙を飼育用箱1の内部に充満させ、飼育用箱1の内部の
クロスズメバチを失神させて、その隙に、飼育用箱1の
蓋部2を取って上面を広く開口することにより、巣A全
体を取り出し、この巣Aから「はちの子」を採取するの
である。
【0014】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々なる実施の態様を取り得ることは無論である。上記の
実施形態においては、給水管10の外側端部が開口した
状態であるが、使用しないときには、この端部を閉じる
ようなキャップを使用するものでもよい。また、説明中
に天敵とされる昆虫の名前を列記したが、これは例示的
列挙であって、これに限定されるものではないが、羽を
有する昆虫とそうでない昆虫の両方を排除できることに
異なるところはない。また、飼育用箱1を設置する場所
は、地上であっても地中であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明は、直径が5.8
〜6.0ミリメートルの複数の出入口を有し、かつ、十
分に通気できる空間を構成し、予め採取した成育前の巣
を上記空間の上方に設置するとともに、上記空間を構成
する底面、又は、底面及び内側面下部を定期的に水洗い
することを特徴とするクロスズメバチの飼育方法を要旨
とするので、空間内への出入りは直径5.8〜6.0ミ
リメートルの比較的小さい穴に限定されるため、この小
さい穴では、羽を有する天敵であるフトオビコンボーバ
チなどのほか蠅及びアブの仲間の昆虫が通過できず、そ
の結果として、羽を有する上記の天敵を排除することが
できるものである。そして、このような空間を構成して
いる底面を水で洗浄することによって、羽を持たないた
めに底面を這うシロスジベッコウハナアブの幼虫など
を、洗い流しながら排除することができるのである。さ
らに、空間を構成する底面のみならず内側面の下部をも
洗浄すれば、底面から側面へ上りつつあるシロスジベッ
コウハナアブの幼虫などをも洗い流すことができ、その
排除の効果を向上させることができる。このように、空
中から飛んで迫ってくる天敵と、地中又は地表を這って
迫ってくる天敵の両方を排除できるので、クロスズメバ
チの飼育を可能にするものである。
【0016】また、本発明は、無数の微細な通気孔を有
する飼育用箱と、この飼育用箱の側面に穿設された直径
5.8〜6.0ミリメートルの複数の出入口と、上記飼
育用箱内の比較的高い位置において巣を支持する支持部
と、上記飼育用箱内に配置された放水手段と、上記飼育
用箱の底部に設けられた排水手段とからなることを特徴
とするクロスズメバチの飼育装置を要旨とするので、通
気性のよい飼育用箱にクロスズメバチのみが通過できる
出入口が設けられており、羽を有する天敵であっても出
入りできないようにすることによって、飼育用箱から当
該天敵を排除するのである。そして、飼育用箱内に配設
された放水手段によって、定期的に飼育用箱内に水を放
出することができるので、飼育用箱の底部を中心として
側部を洗浄できる。同時に、排水手段によって、放出さ
れた水を飼育用箱の外方へ排出することにより、飼育用
箱内に侵入した羽を有しない天敵を、水と一緒に飼育用
箱から外方へ排除することができる。また、クロスズメ
バチの巣は飼育用箱の比較的高い位置の支持部上に支持
されるので、巣が成長するとき下方へ向かって拡大する
ことができ、クロスズメバチの生態に合致するものであ
る。
【0017】そして、前記放水手段が、無数の微孔を有
する管によって構成された放水手段であれば、簡単な構
造であり、かつ、広い範囲に水を放出することができ、
飼育用箱の底部を中心に側部に至まで洗浄することがで
きる。そして、前記排水手段が、一箇所に水を集めるこ
とができる底部と、この集められた水を排出できる排出
口とで構成された排水手段であれば、羽を有しない天敵
を洗い流した水を速やかに、かつ、簡単な構造によって
容易に飼育用箱の外部へ排出することができる。
【0018】さらに、本発明は、十分な容量の飼育用箱
に無数の微細な通気孔を設け、この飼育用箱の側面に直
径5.8〜6.0ミリメートルの複数の出入口を穿設
し、上記飼育用箱内の比較的高い位置において巣を支持
する支持部を設け、上記飼育用箱の側壁に向かって微孔
が穿設された放水管を該側壁の近傍に配設し、上記飼育
用箱内の底部を傾斜して設けるとともに、該底部の下方
端部付近に開閉自在な排水口を設けたことを特徴とする
クロスズメバチの飼育装置を要旨とするので、飼育用箱
の側壁から下方を全体的に洗浄でき、羽を有する天敵を
効果的に排除できる。しかも、飼育用箱の底部を傾斜さ
せることによって、放水管から水を放出したとき、この
底部表面を水が流れることとなり、既に侵入又は寄生の
恐れのある飼育用箱の底部を洗浄し、その際の水の流下
により排水口から外方へ排出できるのである。なお、放
水管に設けられた微孔の数や大きさなどを調整すること
によって、飼育用箱のうち洗浄できる範囲を変更できる
ことは当然であり、これらを飼育用箱の大きさや構造に
応じて調整すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置にかかる実施形態の斜視図であ
る。
【図2】本発明の装置にかかる実施形態の内部を示す説
明図である。
【図3】III−III断面図である。
【図4】実施形態の使用態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 飼育用箱 2 蓋部 3 通気孔 4 出入口 5,6 支持部 7,8 放水管 9 微孔 10 給水管 11 底部 12 排水口 A 巣

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径が5.8〜6.0ミリメートルの複
    数の出入口を有し、かつ、十分に通気できる空間を構成
    し、予め採取した成育前の巣を上記空間の上方に設置す
    るとともに、上記空間を構成する底面のみ、又は、底面
    及び内側面下部を定期的に水洗いすることを特徴とする
    クロスズメバチの飼育方法。
  2. 【請求項2】 無数の微細な通気孔を有する飼育用箱
    と、この飼育用箱の側面に穿設された直径5.8〜6.
    0ミリメートルの複数の出入口と、上記飼育用箱内の比
    較的高い位置において巣を支持する支持部と、上記飼育
    用箱内に配置された放水手段と、上記飼育用箱の底部に
    設けられた排水手段とからなることを特徴とするクロス
    ズメバチの飼育装置。
  3. 【請求項3】 前記放水手段が、無数の微孔を有する管
    によって構成された放水手段である請求項2記載のクロ
    スズメバチの飼育装置。
  4. 【請求項4】 前記排水手段が、一箇所に水を集めるこ
    とができる底部と、この集められた水を排出できる排出
    口とで構成された排水手段である請求項2又は3記載の
    クロスズメバチの飼育装置。
  5. 【請求項5】 十分な容量の飼育用箱に無数の微細な通
    気孔を設け、この飼育用箱の側面に直径5.8〜6.0
    ミリメートルの複数の出入口を穿設し、上記飼育用箱内
    の比較的高い位置において巣を支持する支持部を設け、
    上記飼育用箱の側壁に向かって微孔が穿設された放水管
    を該側壁の近傍に配設し、上記飼育用箱内の底部を傾斜
    して設けるとともに、該底部の下方端部付近に開閉自在
    な排水口を設けたことを特徴とするクロスズメバチの飼
    育装置。
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