JP2780707B2 - Chip discharge mechanism for milling tools - Google Patents
Chip discharge mechanism for milling toolsInfo
- Publication number
- JP2780707B2 JP2780707B2 JP11731197A JP11731197A JP2780707B2 JP 2780707 B2 JP2780707 B2 JP 2780707B2 JP 11731197 A JP11731197 A JP 11731197A JP 11731197 A JP11731197 A JP 11731197A JP 2780707 B2 JP2780707 B2 JP 2780707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- cutting edge
- outer peripheral
- tip
- discharge space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q2220/00—Machine tool components
- B23Q2220/008—Rotatable tool holders coupled in parallel to a non rotating accessory
Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、正面フライス等
被削材の平面加工に主として用いられる転削工具の切り
屑排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】被削材に平面加工を施す場合に用いられ
る転削工具としては、従来より様々な形状の工具が提案
されているが、中でも正面フライス工具は、切削抵抗が
少なく強力切削に適しているため、最も多く使用されて
いるものである。この正面フライス工具は、その軸線を
中心として回転せしめられるカッター本体と、このカッ
ター本体の先端面に設けられた正面切刃と、前記カッタ
ー本体の外周面先端部に設けられた外周切刃とを有する
工具である。これら各切刃は、超硬製が一般的であり、
その取り付け方法としては、ほとんどが、前記各切刃を
備えた超硬チップを着脱自在に固定したスローアウェイ
式となっているので、以下、従来の正面フライス工具と
して、スローアウェイ式正面フライス工具の一例を取り
上げ、これを図5ないし図7を用いて説明する。
【0003】図5ないし図7において、符号1はカッタ
ー本体である。このカッター本体1は、図5及び図6に
示すようにその一端に小径部を有する円筒体であり、そ
の先端部外周には、カッター本体1の先端及び半径方向
外側に開放されたチップ取り付け溝2が、円周方向に沿
って等間隔に多数形成されている。そして、このチップ
取り付け溝2には、スローアウェイチップ(以下、チッ
プと略称する)3が、くさび部材4と、クランプねじ5
とから成るクランプ機構6によって、前記チップ取り付
け溝2の一方の壁面に押圧することにより、所定位置に
着脱自在に固定されている。チップ3は、図5に示すよ
うに平面視してほぼ正方形をなす超硬製板材で、前記チ
ップ取り付け溝2の所定位置に固定された場合に前記カ
ッター本体1先端面から突出する一辺には正面切刃3a
が、カッター本体1の外周面先端に突出する一辺には外
周切刃3bがそれぞれ設けられている。
【0004】また、前記カッター本体1のチップ3回転
方向前方には、図6及び図7に示すように、カッター本
体1の先端及び半径方向外方に開放され、かつ円弧状の
壁面を有するチップポケット7が設けられている。この
チップポケット7は、前記各切刃3a,3bによって生
成された切り屑を前記カッター本体1の外部に逐次誘導
排出するためのものであり、また、被削材が軟鋼等の連
続した流れ形切り屑を生じ易い材質からなるものである
場合には、連続して生成される切り屑を丸め込み分断さ
せる役目をも負っている。一方、前記カッター本体1の
小径側は、アーバー8と、回り止めキー9を介して一体
に固定されている。すなわち、前記アーバー8の軸部8
aに該カッター本体1の小径側中心部の取り付け孔10
を嵌合させ、大径側端面より締め付けボルト11を前記
アーバー8の軸部8b端面にねじ込むことにより、アー
バー8と同軸上に一体に固定されるのである。また、ア
ーバー8の軸部8aの反対側には、工作機械主軸(以
下、主軸と略称する)12のテーパー穴12aと嵌合さ
せるためのテーパーシャンク8bが設けられ、さらにこ
のテーパシャンク8bの先端には、図示しないがめねじ
部が形成されている。このめねじ部は、主軸12内の図
示しないドローイングボルトによってアーバー8を主軸
12の軸線方向に引き上げ、当該正面フライスと主軸1
2とを強固に結合するためのものである。
【0005】上記構成からなる正面フライス工具を用い
て、被削材Wの平面加工を行うには、以下の手順で行
う。図5に示すように、まず前記アーバー8のテーパー
シャンク8bを、主軸12のテーパー穴12aに嵌合さ
せ、ドローイングボルトによってアーバー8を主軸12
の軸線方向に引き上げ、アーバー8を主軸キー13を介
して主軸12に固定させ、当該正面フライスを主軸12
に装着する。ついで、被削材Wをその被加工面が主軸1
2の軸線と直交するように図示しない機械テーブル上に
固定する。そして、主軸12をその軸線回りに回転さ
せ、主軸12若しくは機械テーブルを主軸12の軸線方
向に移動させて被削材W表面に所定の切り込みを与え、
主軸12若しくは機械テーブルを主軸12の軸線と直交
する方向に移動させる。すると、前記正面切刃3a及び
外周切刃3bによって被削材W表面部分が次々と切削さ
れ、平面加工が施されるのである。
【0006】ところで、上述した従来の正面フライス工
具を用いて平面加工を行う場合、各切刃3a,3bによ
って生成される切り屑は、前記チップポケット7によっ
て分断されて逐次カッター本体1の外部へ排出されるの
であるが、このことは以下に述べる理由により問題とな
っていた。
【0007】まず、カッター本体1の外部へ排出された
切り屑は、被削材W表面や機械上、あるいは機械周辺に
無秩序に飛散する。このことは、作業環境を悪化させる
ばかりでなく、これら飛散した切り屑が、機械本体の摺
動面等に入り込んで機械の精度や寿命の低下を招いてし
まうこともあった。
【0008】また、切り屑が被削材W表面に堆積する
と、各切刃3a,3bがこれら切り屑を噛み込んで、切
刃の欠損や加工面の悪化を発生させることもあった。さ
らに、これら切り屑は通常高温に熱せられているため、
被削材W表面や機械上に堆積した切り屑が発熱源となっ
て被削材Wや機械に熱変形が生じ、加工精度の低下を招
いていた。
【0009】このような問題を改善するために、カッタ
ー本体の外周にカバーを取り付けて切り屑を吸引するよ
うにした転削工具の切り屑排出機構が提案されている。
その一例として、米国特許第2944465号(196
0年)に開示されたものがある。この切り屑排出機構
は、カッター本体の外周を覆う円筒ケースが工作機械の
非回転部に取り付けられ、切刃で生成された切り屑をか
き集めるベーンがカッター本体の先端面に設けられ、円
筒ケースの排出口に吸引機構が接続されている。そし
て、この工具による被削材の回転切削時に、切刃で生成
された切り屑は、ベーンによって加工面上で集められ、
吸引機構の吸引力によって円筒カバー内に吸引され、排
出口から排出されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
切り屑排出機構では、切刃と円筒ケースとの間にかなり
の距離があるので、切り屑は周囲に飛散してしまう欠点
がある。これをベーンでかき集めても、十分に円筒ケー
ス内に誘導されず且つ吸引され得ないという欠点があ
り、ベーンの摩耗が激しい上に、円筒ケースの先端開口
部とカッター本体との間隙が大きく且つカッター本体全
周に亘るために、吸引機構の吸引力を大きくしても切り
屑を誘導して確実に吸引するのに十分な吸引機能を発揮
できないという欠点もある。この発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、切刃によって生成される切り屑
を、被削材の加工面や機械周辺等に飛散させることなく
確実に誘導して回収処理できるようにした転削工具の切
り屑排出機構を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、軸線を中心として回転せしめられるカッ
ター本体の先端外周部に外周側切刃と正面側切刃が設け
られているとともに、カッター本体の周面外方を覆い且
つその先端がカッター本体の先端側に開口する略筒状の
切り屑収納体が設けられ、この切り屑収納体の内周面と
カッター本体の外周面との間に切り屑排出空間が形成さ
れ、切り屑収納体に切り屑排出空間に連 通する排出口が
設けられている転削工具の切り屑排出機構において、外
周側切刃または正面側切刃で生成された切り屑を切り屑
排出空間に誘導するための切り屑案内部が外周側切刃及
び正面側切刃のすくい面に設けられ、切り屑案内部は正
面側切刃より基端側にわずかに後退していると共に外周
側切刃の旋回径より軸線側にわずかに後退していること
を特徴とする。上記構成の転削工具にあっては、被削材
表面に平面加工等を施す場合、外周側切刃や正面側切刃
によって生成された切り屑は、切り屑案内部に誘導され
て切り屑排出空間に強制的に誘導され、カッター本体の
回転による遠心力で回転して排出口から排出され回収さ
れる。また、軸線を中心として回転せしめられるカッタ
ー本体の先端外周部に切刃が設けられているとともに、
カッター本体の周面外方を覆い且つその先端がカッター
本体の先端側に開口する略筒状の切り屑収納体が設けら
れ、この切り屑収納体の内周面とカッター本体の外周面
との間に切り屑排出空間が形成され、切り屑収納体に切
り屑排出空間に連通する排出口が設けられている転削工
具の切り屑排出機構において、切刃で生成された切り屑
を切り屑排出空間に誘導するための切り屑案内部が切刃
のすくい面に設けられ、切り屑収納体の先端が切り屑案
内部の領域に位置することを特徴とする。 切り屑は切り
屑案内部材を介して確実に切り屑収納体内の切り屑排出
空間に誘導される。
【0012】また、本発明は、軸線を中心として回転せ
しめられるカッター本体の先端外周部に外周側切刃と正
面側切刃が設けられているとともに、カッター本体の周
面外方を覆い且つその先端がカッター本体の先端側に開
口する略筒状の切り屑収納体が設けられ、この切り屑収
納体の内周面とカッター本体の外周面との間に切り屑排
出空間が形成され、切り屑収納体に切り屑排出空間に連
通する排出口が設けられ、切り屑排出空間から排出口を
通して外部へ切り屑を排出するための気流を生じさせる
手段が付加されている転削工具の切り屑排出機構におい
て、外周側切刃または正面側切刃で生成された切り屑を
切り屑排出空間に誘導するための切り屑案内部が外周側
切刃及び正面側切刃のすくい面に設けられ、切り屑案内
部は正面 側切刃より基端側にわずかに後退していると共
に外周側切刃の旋回径より軸線側にわずかに後退してい
ることを特徴とする。 上記構成によれば、切刃によって
生成された切り屑は、切り屑案内部と気流を生じさせる
手段との相乗効果で逐次切り屑排出空間に誘導吸引さ
れ、切り屑に作用する遠心力と気流とによって排出口か
ら確実に回収される。また、切り屑収納体の先端が切り
屑案内部の領域に位置してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図4を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。なお、各図におい
て図5ないし図7と同一の構成要素には同一符号を示
し、説明を簡略化する。図1ないし図3において符号1
はカッター本体である。このカッター本体1は、上記従
来の正面フライス工具に比して、より先端方向に延長さ
れた小径部を有する円筒体で、その先端部外周には、上
記従来の正面フライス工具と同様にチップ取り付け溝2
とチップポケット7が円周方向に沿って多数形成され、
さらに、チップ取り付け溝2には、上記従来の正面フラ
イスと同様に正面切刃3a及び外周切刃3bを備えたチ
ップ3が,くさび部材4と、クランプねじ5とから成る
クランプ機構6によって、所定位置に着脱自在に固定さ
れている。
【0014】そして、さらに本実施の形態の正面フライ
ス工具では、上記カッター本体1の先端面に、上記各切
刃3a、3bによって生成された切り屑を後述の切り屑
排出空間に誘導排出するための切り屑案内部材14が、
その表面を上記正面切刃3aより軸方向にわずかに後退
させて埋め込まれ、皿小ネジ15によって固定されてい
る。この切り屑案内部材14は、図4に示すように、そ
の外周に上記チップ3と同数の鈎形片14a(切り屑案
内部)が円周方向に等間隔に形成された板材であり、そ
の外径は上記外周切刃3bの旋回径よりわずかに小さく
定められていて、カッター本体1先端面に固定された場
合に、図1及び図2に示すように、鈎形片14aの外周
面が、チップ3の外周切刃3bからカッター本体1の半
径方向内側にわずかに後退して位置するようになってい
る。また、上記鈎形片14aは、上記カッター本体1に
固定された場合に、図2及び図3に示すように、上記チ
ップポケット7を覆って、後記切り屑排出空間を閉塞さ
せるとともに、曲がり方向の先端面14bと上記チップ
3のすくい面との間にわずかの隙間を生じさせて、各切
刃3a,3bによって被削材表面から引き剥がされた切
り屑が上記チップポケット7に誘導されるように、その
形状が定められている。そして、上記鈎形片14aの先
端部分には、図3図及び図4図に示すように鈎形片14
aの曲がり方向と、該切り屑案内部材14の取り付け面
側に向けて開放された溝部14cが形成され、上記チッ
プ3のすくい面と上記鈎形片14aの曲がり方向先端面
14bとの間の隙間部分の内側を拡大させて、隙間部分
を通過する切り屑の詰まりを防止している。
【0015】一方、上記カッター本体1は、図1に示す
ように上記従来の正面フライス工具と同様に、アーバー
8の軸部8aに取り付け孔10を嵌合させ、大径側端面
より締め付けボルト11を上記アーバー8の軸部8b端
面にねじ込むことによって、アーバー8と回り止めキー
9を介して同軸上に一体に固定されている。そして、上
記アーバー8の軸部8aの反対側には、主軸12のテー
パー穴12aと嵌合させるためのテーパーシャンク8b
が設けられ、さらにこのテーパーシャンク8bの先端に
は、図示しないが、主軸12内の図示しないドローイン
グボルトによって当該正面フライス工具と主軸12とを
強固に結合するためのめねじ部が形成されている。さら
に、上記アーバー8の軸部8aの後端部には、大径軸部
8cが形成されており、この大径軸部8cには止め輪1
6によってベアリング17が固定され、さらにこのベア
リング17の外輪には切り屑収納体18が嵌装されてい
る。そして、切り屑収納体18は、ベアリング17外輪
に反対側より嵌装されたカバー19と、ボルト20によ
って一体に結合されて、上記カッター本体1に対し同軸
上で相対回転可能となっている。
【0016】上記切り屑収納体18は、図1及び図2に
示すように、上記カッター本体1及び上記外周切刃3b
を覆う薄肉の中空円筒体で、その内径は、該内周面と、
上記カッター本体1小径部の外周面との間に、上記チッ
プポケット7によって分断された切り屑を収納するに十
分な大きさの切り屑排出空間21が生じる程度に定めら
れている。そして、上記ベアリング17近傍の内周面
は、カッター本体1の小径部よりわずかに大きい程度に
狭められており、上記切り屑排出空間21の密閉性を高
めるとともに、上記ベアリング17に対する防塵効果を
生じさせている。また、切り屑収納体18の先端面は、
上記チップ3の外周切刃3bの、被削材に切り込まれる
部分より軸方向にわずかに後退した位置となっており、
この先端部分の内周面は、上記外周切刃3bの旋回径よ
りわずかに大きい程度に狭められている。一方、上記切
り屑収納体18の外周面には、上記切り屑排出空間21
内の切り屑を吸引排出する吸引機構22(気流を生じさ
せる手段)が連結されている。すなわち、上記切り屑収
納体18の外周面に形成された貫通孔18aに吸引機連
結パイプ23が嵌合され、この吸引機連結パイプ23
に、ダクトホース24の一端が嵌め込まれ、その他端が
図示しない吸引機に連結されて、上記切り屑排出空間2
1内の切り屑を逐次吸引することができるようになって
いるのである。
【0017】上記構成からなる正面フライス工具を用い
て、被削材Wの平面加工を行うには、以下の手順で行
う。まず、図1に示すように、上記アーバー8のテーパ
ーシャンク8bを、主軸12のテーパー穴12aに嵌合
させ、ドローイングボルトによってアーバー8を主軸1
2の軸線方向に引き上げ、アーバー8を主軸キー13を
介して主軸12に固定させ、当該正面フライス工具を主
軸12に装着する。ついで、被削材Wをその被加工面が
主軸12の軸線と直交するように図示しない機械テーブ
ル上に固定する。そして、主軸12をその軸線回りに回
転させ、主軸12若しくは機械テーブルを主軸12の軸
線方向に移動させて被削材W表面に所定の切り込みを与
え、図示しない吸引機を作動させながら、主軸12若し
くは機械テーブルを主軸12の軸線と直交する方向に移
動させる。
【0018】すると、正面切刃3aによって被削材W表
面から引き剥がされた切り屑は、切り屑案内部材14の
表面側より、チップ3すくい面と切り屑案内部材14の
鈎形片14a端面との隙間部分に誘導されてチップポケ
ット7内に排出され、分断される。また、外周切刃3b
によって被削材W表面から引き剥がされた切り屑は、切
り屑案内部材14の外周側より、チップ3すくい面と切
り屑案内部材14の鈎形片14a端面間の隙間部分に誘
導されて、チップポケット7内に排出され分断される。
そして、チップポケット7内には新たな切り屑が次々と
排出されて来るため、分断された切り屑は切り屑排出空
間21に押し上げられ、貫通孔18aより、吸引機連結
パイプ23及びダクトホース24を経由して吸引機内に
吸引され、回収される。
【0019】以上のように、本実施の形態の正面フライ
ス工具においては、加工時に各切刃3a,3bによって
生成された切り屑は、切り屑案内部材14によってチッ
プポケット7を経由して切り屑排出空間21に誘導さ
れ、切り屑収納体18に連結された吸引機構22によっ
て、切り屑収納体18外部に逐次吸引排出されるので、
切り屑が被削材Wの表面に堆積したり、機械上や機械周
辺に飛散することがない。従って、加工時の切刃欠損や
加工面悪化が発生せず、被削材Wや機械の熱変形による
精度劣化の心配もなく、切り屑の侵入による機械の精度
や寿命の低下も起こりえない。しかも、切り屑案内部材
14がチップポケット7を覆って、切り屑案内部材14
と各切刃3a,3bのすくい面とによって切り屑吸引誘
導のための隙間が形成されているから、吸引機構22に
よる切り屑の吸引力が高くなる上に、生成された切り屑
は迅速かつ確実に隙間から切り屑排出空間21に誘導さ
れることになり、従来のこの種の切り屑排出機構と比較
して切り屑の吸引排出特性が格段に向上した。
【0020】なお、本実施の形態においては、スローア
ウェイ式正面フライス工具について説明したが、本発明
の転削工具はこれに限るものではなく、超硬チップをカ
ッター本体にロウ付けした一体型の正面フライス工具
や、シェルエンドミルにも十分適用可能なものである。
また、切り屑収納体18の吸引機連結パイプ23の位置
は、各切刃3a,3bによって生成された切り屑が、カ
ッター本体1の遠心力によって飛散する位置とするのが
最も望ましい。カッター本体1の遠心力で切り屑が飛ば
されると同時にカッター本体の回転による気流が同一方
向に生じて、切り屑を切り屑収納体18の切り屑排出空
間21内に誘導移送することになり、排出を促進するこ
とになる。さらに、その個数も一箇所に限らず、複数箇
所に設ければより切り屑吸引効果を高めることが出来
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る転削
工具の切り屑排出機構によれば、外周側切刃及び正面側
切刃のすくい面に切り屑を切り屑排出空間に誘導するた
めの切り屑案内部が設けられているから、外周側切刃ま
たは正面側切刃によって生成される切り屑は、切り屑案
内部によって迅速且つ確実に切り屑排出空間内に誘導さ
れ、排出口から逐次排出して回収することができる。そ
のため、切り屑が被削材表面や機械上、あるいは機械周
辺に無秩序に飛散することがないので、作業環境を悪化
させることがなく、機械の精度や寿命を低下させること
がない。また、切り屑が被削材表面に堆積することがな
いので、切刃の切り屑噛み込みによる切刃の欠損や加工
面の悪化が発生するおそれもなく、切り屑が発熱源とな
る被削材や機械の熱変形も起こりえず、加工精度を維持
するこることができる。 また、本発明に係る転削工具の
切り屑排出機構によれば、切り屑収納体の先端が切り屑
案内部の領域に位置するから、確実に切り屑排出空間内
に切り屑を誘導して排出できる。 また、本発明に係る転
削工具の切り屑排出機構によれば、切り屑排出空間から
排出口を通して外部へ切り屑を排出するための気流を生
じさせる手段が付加されている転削工具の切り屑排出機
構において、外周側切刃及び正面側切刃のすくい面に切
り屑を切り屑排出空間に誘導するための切り屑案内部が
設けられているから、気流によって切り屑排出空間から
切刃付近に作用する吸引力が高く、切り屑は迅速且つ確
実に切り屑排出空間内に誘導され、切り屑収納体外部に
逐次排出さ せることができる。よって、従来のこの種の
切り屑排出機構と比較して切り屑吸引排出特性を格段に
向上できる。 Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a cutting tool for a rolling tool mainly used for plane machining of a work material such as a face mill.
It relates to a waste discharging mechanism . 2. Description of the Related Art Conventionally, various types of tools have been proposed as milling tools used for performing plane machining on a work material. Among them, a face milling tool has a low cutting resistance. It is the most commonly used because it is suitable for high-power cutting. The front milling tool includes a cutter body that is rotated around its axis, a front cutting edge provided on a distal end surface of the cutter body, and an outer peripheral cutting blade provided on a distal end portion of the outer peripheral surface of the cutter main body. Tool. These cutting blades are generally made of carbide,
Most of the mounting methods are of a throw-away type in which a carbide tip provided with each of the cutting blades is detachably fixed, and hereinafter, as a conventional face milling tool, a throw-away type face milling tool will be described below. An example will be described with reference to FIGS. In FIGS. 5 to 7, reference numeral 1 denotes a cutter body. The cutter body 1 is a cylindrical body having a small-diameter portion at one end as shown in FIGS. 5 and 6. 2 are formed at equal intervals along the circumferential direction. In the tip mounting groove 2, a throw-away tip (hereinafter, abbreviated as a tip) 3 is fitted with a wedge member 4 and a clamp screw 5.
By pressing against one wall surface of the chip mounting groove 2 by a clamp mechanism 6 comprising: As shown in FIG. 5, the tip 3 is made of a cemented carbide plate having a substantially square shape in plan view. When the tip 3 is fixed at a predetermined position of the tip mounting groove 2, the tip 3 protrudes from the tip end surface of the cutter body 1. Front cutting edge 3a
However, an outer peripheral cutting edge 3b is provided on one side protruding from the distal end of the outer peripheral surface of the cutter body 1. As shown in FIGS. 6 and 7, the tip of the cutter main body 1 in the rotational direction of the tip 3 is open to the tip of the cutter main body 1 and radially outward, and has an arc-shaped wall surface. A pocket 7 is provided. The tip pocket 7 is for sequentially inducing and discharging chips generated by the respective cutting blades 3a and 3b to the outside of the cutter body 1, and the work material is a continuous flow type such as mild steel. If it is made of a material that easily generates chips, it also has a role of rounding and cutting continuously generated chips. On the other hand, the small-diameter side of the cutter body 1 is integrally fixed to the arbor 8 and the detent key 9. That is, the shaft 8 of the arbor 8
a mounting hole 10 at the center of the cutter body 1 on the small diameter side;
Are fitted, and the fastening bolt 11 is screwed into the end face of the shaft portion 8b of the arbor 8 from the end face on the large-diameter side, whereby the arbor 8 is integrally fixed coaxially. On the opposite side of the shaft portion 8a of the arbor 8, a tapered shank 8b for fitting with a tapered hole 12a of a machine tool spindle (hereinafter, abbreviated as the spindle) is provided. Is formed with a female screw (not shown). The female thread portion pulls up the arbor 8 in the axial direction of the main shaft 12 by a drawing bolt (not shown) in the main shaft 12 so that the face mill and the main shaft 1
2 for firmly bonding the two. [0005] The plane machining of the work material W using the face milling tool having the above configuration is performed in the following procedure. As shown in FIG. 5, first, the tapered shank 8b of the arbor 8 is fitted into the tapered hole 12a of the main shaft 12, and the arbor 8 is connected to the main shaft 12 with a drawing bolt.
, And the arbor 8 is fixed to the main shaft 12 via the main shaft key 13, and the face mill is
Attach to Next, the work surface of the work material W is
2 is fixed on a machine table (not shown) so as to be orthogonal to the axis. Then, the main shaft 12 is rotated around its axis, and the main shaft 12 or the machine table is moved in the axial direction of the main shaft 12 to give a predetermined cut on the surface of the work material W,
The spindle 12 or the machine table is moved in a direction orthogonal to the axis of the spindle 12. Then, the front surface cutting edge 3a and the outer peripheral cutting edge 3b cut the surface of the work material W one after another, and are subjected to plane processing. When plane machining is performed using the above-described conventional face milling tool, chips generated by the respective cutting edges 3a and 3b are divided by the tip pockets 7 and sequentially out of the cutter body 1. Emissions have been a problem for the following reasons: First, chips discharged to the outside of the cutter body 1 randomly scatter on the surface of the workpiece W, on the machine, or around the machine. This not only deteriorates the working environment, but also sometimes causes the scattered chips to enter the sliding surface or the like of the machine main body, thereby lowering the accuracy and life of the machine. Further, when chips are deposited on the surface of the workpiece W, the cutting edges 3a and 3b may bite the chips, which may cause chipping of the cutting edges and deterioration of the machined surface. Furthermore, these chips are usually heated to high temperatures,
Chips deposited on the surface of the work material W or on the machine serve as a heat source, causing thermal deformation of the work material W or the machine, leading to a reduction in machining accuracy. In order to solve such a problem, there has been proposed a chip discharge mechanism for a milling tool in which a cover is attached to an outer periphery of a cutter body to suck chips.
One example is U.S. Pat. No. 2,944,465 (196).
0). In this chip discharge mechanism, a cylindrical case covering the outer periphery of the cutter body is attached to a non-rotating part of the machine tool, a vane for scraping chips generated by the cutting blade is provided on the tip end surface of the cutter body, and a cylindrical case is provided. A suction mechanism is connected to the outlet. And at the time of rotary cutting of the work material by this tool, chips generated by the cutting blade are collected on the processing surface by the vane,
It is sucked into the cylindrical cover by the suction force of the suction mechanism and discharged from the outlet. [0010] However, in the above-described chip discharging mechanism, since there is a considerable distance between the cutting blade and the cylindrical case, there is a disadvantage that chips are scattered around. . Even if this is scraped with a vane, it is not guided sufficiently into the cylindrical case and cannot be sucked, and the vane is severely worn, and the gap between the tip opening of the cylindrical case and the cutter body is large and There is also a drawback that even if the suction force of the suction mechanism is increased, a sufficient suction function for guiding and reliably sucking the chips cannot be exerted since the entire circumference of the cutter body is increased. The present invention has been made in view of the above circumstances, and has been made to enable a chip generated by a cutting blade to be reliably guided and collected without being scattered around a machined surface of a work material or around a machine. An object of the present invention is to provide a chip discharge mechanism for a milling tool. [0011] In order to solve the above-mentioned problems , the present invention provides a cutter which can be rotated about an axis.
The outer peripheral cutting edge and the front cutting edge are provided on the outer peripheral part of the tip of the main body.
While covering the outer periphery of the cutter body and
A substantially cylindrical shape with its tip opening on the tip side of the cutter body
A chip storage body is provided, and an inner peripheral surface of the chip storage body
A chip discharge space is formed between the cutter body and the outer peripheral surface.
The chip outlet has a discharge port that communicates with the chip discharge space.
In the provided chip discharge mechanism of the milling tool,
Chips generated by the peripheral cutting edge or the front cutting edge
The chip guide for guiding to the discharge space is
On the rake face of the cutting edge on the front side and the chip guide
Slightly retracted to the proximal end from the face side cutting edge and the outer periphery
Slightly retracted to the axial side from the turning diameter of the side cutting edge
It is characterized by. In the milling tool with the above configuration, the work material
When performing flat processing on the surface, the outer peripheral side cutting edge or the front side cutting edge
The chips generated by the chip are guided to the chip guide
Forcefully guided into the chip discharge space,
Rotated by centrifugal force due to rotation, discharged from outlet and collected
It is. Also, the cutter can be rotated around the axis
-While the cutting edge is provided on the outer periphery of the tip of the main body,
The outer surface of the cutter body is covered and the tip is
A substantially cylindrical chip storage body that opens at the tip side of the main body is provided.
The inner peripheral surface of this chip storage body and the outer peripheral surface of the cutter body
A chip discharge space is formed between the
Milling with a discharge port communicating with the chip discharge space
Chips generated by the cutting blade in the tool chip discharge mechanism
The chip guide for guiding the air into the chip discharge space is a cutting edge
On the rake face, and the tip of the chip storage
It is characterized by being located in an internal area. Cut chips
Discharge of chips in the chip storage via the chip guide
Guided to space. [0012] The present invention also provides a rotating apparatus that rotates about an axis.
Insert the outer peripheral cutting edge into the outer periphery of the tip of the cutter body
The cutting edge is provided on the surface of the cutter body.
Cover the outside of the surface and open the tip to the tip side of the cutter body.
A substantially cylindrical chip storage body is provided.
Chip discharge between the inner peripheral surface of the package and the outer peripheral surface of the cutter body
A discharge space is formed and connected to the chip discharge space
A discharge port is provided to allow the
Creates an airflow to discharge chips through
In the chip discharge mechanism of the milling tool to which means are added
To remove the chips generated by the outer cutting edge or the front cutting edge.
The chip guide for guiding to the chip discharge space is on the outer peripheral side
Provided on the rake face of the cutting edge and front side cutting edge,
Part is slightly retracted to the proximal side from the front side cutting edge.
Slightly retreating toward the axis from the turning diameter of the outer cutting edge
It is characterized by that. According to the above configuration, the cutting blade
The generated chips create an airflow with the chip guide
Induced suction into the chip discharge space sequentially due to the synergistic effect with the means
The centrifugal force acting on the chips and the airflow
Is reliably collected. Also, the tip of the chip storage
It may be located in the area of the waste guide. An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. In each drawing, the same components as those in FIGS. 5 to 7 are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be simplified. 1 to FIG.
Is a cutter body. The cutter body 1 is a cylindrical body having a small-diameter portion extended in the distal direction more than the conventional face milling tool, and has a tip mounted on the outer periphery of the distal end similarly to the conventional face milling tool. Groove 2
And a number of chip pockets 7 are formed along the circumferential direction,
Further, a chip 3 having a front cutting edge 3a and an outer peripheral cutting edge 3b is provided in the chip mounting groove 2 by a clamp mechanism 6 including a wedge member 4 and a clamp screw 5, similarly to the conventional face milling machine. It is detachably fixed to the position. Further, in the face milling tool of the present embodiment, the chips generated by the respective cutting blades 3a and 3b are guided to the chip discharge space described later on the tip end surface of the cutter body 1. The chip guide member 14 of
The surface is slightly recessed in the axial direction from the front cutting edge 3a, and is embedded. As shown in FIG. 4, this chip guide member 14 has the same number of hook-shaped pieces 14a (chip
(Inside) is a plate material formed at equal intervals in the circumferential direction, and its outer diameter is set slightly smaller than the turning diameter of the outer peripheral cutting edge 3b, and when fixed to the tip end surface of the cutter body 1, As shown in FIGS. 1 and 2, the outer peripheral surface of the hook-shaped piece 14 a is located slightly retreated from the outer peripheral cutting edge 3 b of the tip 3 to the inside of the cutter body 1 in the radial direction. When the hook-shaped piece 14a is fixed to the cutter body 1, as shown in FIGS. 2 and 3, the hook-shaped piece 14a covers the chip pocket 7, closes the chip discharge space described later, and bends in the bending direction. A small gap is formed between the tip surface 14b of the tip 3 and the rake face of the tip 3, and the chips peeled off from the surface of the work material by the respective cutting blades 3a and 3b are guided to the tip pocket 7. Thus, its shape is determined. As shown in FIG. 3 and FIG. 4, the tip of the hook-shaped piece 14a is
and a groove 14c opened toward the mounting surface of the chip guide member 14 is formed between the rake face of the tip 3 and the bending end face 14b of the hook-shaped piece 14a. The inside of the gap is enlarged to prevent clogging of chips passing through the gap. On the other hand, as shown in FIG. 1, the cutter body 1 has a mounting hole 10 fitted in a shaft portion 8a of an arbor 8 and a tightening bolt 11 from the large-diameter end face, similarly to the conventional face milling tool. Is screwed into the end face of the shaft portion 8b of the arbor 8, thereby being coaxially and integrally fixed via the arbor 8 and the detent key 9. On the opposite side of the shaft portion 8a of the arbor 8, a tapered shank 8b for fitting with the tapered hole 12a of the main shaft 12 is provided.
Further, at the end of the tapered shank 8b, a female screw portion for firmly connecting the face milling tool and the main shaft 12 with a drawing bolt (not shown) in the main shaft 12, which is not shown, is formed. . Further, a large diameter shaft 8c is formed at the rear end of the shaft 8a of the arbor 8, and the large diameter shaft 8c has a retaining ring 1c.
6, the bearing 17 is fixed, and a chip storage body 18 is fitted on the outer ring of the bearing 17. The chip storage body 18 is integrally connected to a cover 19 fitted on the outer ring of the bearing 17 from the opposite side by bolts 20, and is rotatable coaxially with the cutter body 1. As shown in FIGS. 1 and 2, the chip storage body 18 includes the cutter body 1 and the outer peripheral cutting blade 3b.
A thin hollow cylindrical body covering the inner diameter of the inner peripheral surface,
The chip discharge space 21 having a size large enough to store the chips separated by the chip pocket 7 is formed between the cutter body 1 and the outer peripheral surface of the small diameter portion. The inner peripheral surface in the vicinity of the bearing 17 is narrowed so as to be slightly larger than the small diameter portion of the cutter body 1, so that the sealing performance of the chip discharge space 21 is improved and a dustproof effect on the bearing 17 is generated. Let me. The tip surface of the chip storage body 18
The outer peripheral cutting edge 3b of the tip 3 is a position slightly retreated in the axial direction from a portion cut into the work material,
The inner peripheral surface of this tip portion is narrowed to a degree slightly larger than the turning diameter of the outer peripheral cutting edge 3b. On the other hand, on the outer peripheral surface of the chip storage body 18, the chip discharge space 21 is provided.
Suction mechanism 22 (of resulting air flow sucking chip-removing internal
Means for connecting ) . That is, the suction device connecting pipe 23 is fitted into the through hole 18a formed on the outer peripheral surface of the chip storage body 18, and the suction device connecting pipe 23
One end of the duct hose 24 is fitted into the swarf, and the other end is connected to a suction machine (not shown) to
Thus, the chips inside 1 can be sequentially sucked. The plane machining of the workpiece W using the face milling tool having the above configuration is performed in the following procedure. First, as shown in FIG. 1, the tapered shank 8b of the arbor 8 is fitted into the tapered hole 12a of the main shaft 12, and the arbor 8 is connected to the main shaft 1 with a drawing bolt.
The arbor 8 is fixed to the main shaft 12 via the main shaft key 13, and the face milling tool is mounted on the main shaft 12. Next, the work material W is fixed on a machine table (not shown) such that the work surface thereof is orthogonal to the axis of the main shaft 12. Then, the main shaft 12 is rotated around its axis, the main shaft 12 or the machine table is moved in the axial direction of the main shaft 12 to give a predetermined cut to the surface of the work W, and the main shaft 12 is operated while operating a suction machine (not shown). Alternatively, the machine table is moved in a direction orthogonal to the axis of the main shaft 12. Then, the chips peeled off from the surface of the work material W by the front cutting edge 3a are separated from the surface side of the chip guide member 14 by the rake face of the chip 3 and the end face of the hook-shaped piece 14a of the chip guide member 14. Is discharged into the chip pocket 7 and is divided. In addition, the outer peripheral cutting edge 3b
The chips peeled off from the surface of the work material W are guided from the outer peripheral side of the chip guide member 14 to the gap between the rake face of the chip 3 and the end face of the hook-shaped piece 14a of the chip guide member 14, It is discharged into the chip pocket 7 and divided.
Then, to come new chips are discharged one after another in the chip pocket 7, shed chips are pushed chip discharge space 21, the through hole 18a, a suction device connected pipes 2 3 and the duct hose The liquid is sucked into the suction machine via 24 and collected. As described above, in the face milling tool of the present embodiment, the chips generated by the respective cutting edges 3a and 3b during machining are processed by the chip guide members 14 via the chip pockets 7 and the chips. The suction mechanism 22 guided to the discharge space 21 and connected to the chip storage unit 18 sequentially sucks and discharges the chip storage unit 18 outside, so that
Chips do not accumulate on the surface of the work material W and do not scatter on or around the machine. Therefore, there is no occurrence of cutting edge loss or deterioration of the machined surface at the time of machining, there is no fear of deterioration in accuracy due to thermal deformation of the work material W or the machine, and no decrease in machine accuracy or life due to intrusion of chips can occur. . Moreover, the chip guide member
14 covers the chip pocket 7 and the chip guide member 14
And the rake face of each of the cutting blades 3a, 3b
Since a gap for guiding is formed, the suction mechanism 22
In addition to the increased suction power of the chips, the generated chips
Is quickly and reliably guided into the chip discharge space 21 from the gap.
Compared to this type of chip ejection mechanism
As a result, the chip's suction and discharge characteristics have been significantly improved . In this embodiment, the throw-away type face milling tool has been described, but the rolling tool of the present invention is not limited to this, and is an integral type in which a carbide tip is brazed to the cutter body. Applicable to face milling tools and shell end mills.
It is most preferable that the position of the suction device connecting pipe 23 of the chip storage body 18 be a position where chips generated by the respective cutting blades 3a and 3b are scattered by the centrifugal force of the cutter body 1. Chips fly by the centrifugal force of the cutter body 1
At the same time the airflow due to the rotation of the cutter body is the same
And the chips are discharged in the chip storage body 18
To be transported in the space 21 to promote discharge.
And Further, the number of the chips is not limited to one, and if provided at a plurality of places, the chip suction effect can be further enhanced. As described above, the milling according to the present invention is performed.
According to the tool chip discharge mechanism, the outer peripheral side cutting edge and the front side
Guides chips to the chip discharge space on the rake face of the cutting blade
Since the chip guide is provided for
Or the chips generated by the front cutting edge
Guided into the chip discharge space quickly and reliably by the interior
It can be sequentially discharged from the outlet and collected. So
Chips on the workpiece surface, on the machine, or around the machine
Work environment is degraded because it does not spatter randomly
And reduce the accuracy and life of the machine.
There is no. Also, chips do not accumulate on the surface of the work material.
The cutting edge is damaged or cut due to biting of the cutting edge.
There is no risk of surface deterioration, and chips are a heat source.
Work material and machine can not be thermally deformed, maintaining machining accuracy
Can do it. In addition, the milling tool according to the present invention
According to the chip discharge mechanism, the tip of the chip storage
Because it is located in the area of the guide, it is surely in the chip discharge space
The chips can be guided and discharged. In addition, the transfer according to the present invention.
According to the chip discharge mechanism of the cutting tool, from the chip discharge space
Create an airflow to discharge chips to the outside through the discharge port
Mill discharger with milling means
On the rake face of the outer cutting edge and the front cutting edge.
A chip guide for guiding chips into the chip discharge space
From the chip discharge space by airflow
The suction force acting near the cutting edge is high, and chips are quickly and reliably
Indeed, it is guided inside the chip discharge space and outside the chip storage
It can be discharged sequentially . Therefore, this kind of conventional
Dramatic chip suction and discharge characteristics compared to chip discharge mechanism
Can be improved.
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す工具の断面図で
ある。
【図2】 図1に示す工具の底面図である。
【図3】 工具刃先部分の拡大図である。
【図4】 切り屑案内部材の平面図である。
【図5】 従来の転削工具の一例を示す断面図である。
【図6】 図5に示す工具の底面図である。
【図7】 工具刃先部分の拡大図である。
【符号の説明】
1……カッター本体、3a……正面切刃、3b……外周
切刃、8……アーバー、12……機械主軸、14……切
り屑案内部材、18……切り屑収納体、21……切り屑
排出空間、22……吸引機構。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a sectional view of a tool showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a bottom view of the tool shown in FIG. FIG. 3 is an enlarged view of a tool edge portion. FIG. 4 is a plan view of a chip guide member. FIG. 5 is a sectional view showing an example of a conventional milling tool. 6 is a bottom view of the tool shown in FIG. FIG. 7 is an enlarged view of a tool edge portion. [Description of Signs] 1 ... Cutter body, 3a ... Front cutting blade, 3b ... Outer peripheral cutting blade, 8 ... Arbor, 12 ... Machine spindle, 14 ... Chip guide member, 18 ... Chip storage Body, 21: chip discharge space, 22: suction mechanism.
Claims (1)
先端外周部に外周側切刃と正面側切刃が設けられている
とともに、上記カッター本体の周面外方を覆い且つその
先端が上記カッター本体の先端側に開口する略筒状の切
り屑収納体が設けられ、この切り屑収納体の内周面と上
記カッター本体の外周面との間に切り屑排出空間が形成
され、上記切り屑収納体に切り屑排出空間に連通する排
出口が設けられている転削工具の切り屑排出機構におい
て、 上記外周側切刃または正面側切刃で生成された切り屑を
上記切り屑排出空間に誘導するための切り屑案内部が上
記外周側切刃及び正面側切刃のすくい面に設けられ、上
記切り屑案内部は上記正面側切刃より基端側にわずかに
後退していると共に外周側切刃の旋回径より上記軸線側
にわずかに後退していることを特徴とする転削工具の切
り屑排出機構。 2.軸線を中心として回転せしめられるカッター本体の
先端外周部に切刃が設けられているとともに、上記カッ
ター本体の周面外方を覆い且つその先端が上記カッター
本体の先端側に開口する略筒状の切り屑収納体が設けら
れ、この切り屑収納体の内周面と上記カッター本体の外
周面との間に切り屑排出空間が形成され、上記切り屑収
納体に切り屑排出空間に連通する排出口が設けられてい
る転削工具の切り屑排出機構において、 上記切刃で生成された切り屑を上記切り屑排出空間に誘
導するための切り屑案内部が上記切刃のすくい面に設け
られ、上記切り屑収納体の先端が上記切り屑案内部の領
域に位置することを特徴とする転削工具の切り屑排出機
構。 3.軸線を中心として回転せしめられるカッター本体の
先端外周部に外周側切刃と正面側切刃が設けられている
とともに、上記カッター本体の周面外方を覆い且つその
先端が上記カッター本体の先端側に開口する略筒状の切
り屑収納体が設けられ、この切り屑収納体の内周面と上
記カッター本体の外周面との間に切り屑排出空間が形成
され、上記切り屑収納体に切り屑排出空間に連通する排
出口が設けられ、上記切り屑排出空間から排出口を通し
て外部へ切り屑を排 出するための気流を生じさせる手段
が付加されている転削工具の切り屑排出機構において、 上記外周側切刃または正面側切刃で生成された切り屑を
上記切り屑排出空間に誘導するための切り屑案内部が上
記外周側切刃及び正面側切刃のすくい面に設けられ、上
記切り屑案内部は上記正面側切刃より基端側にわずかに
後退していると共に上記外周側切刃の旋回径より上記軸
線側にわずかに後退していることを特徴とする転削工具
の切り屑排出機構。 4.上記切り屑収納体の先端が上記切り屑案内部の領域
に位置することを特徴とする請求項3記載の転削工具の
切り屑排出機構。 (57) [Claims] Of the cutter body that can be rotated about the axis
The outer peripheral side cutting edge and the front side cutting edge are provided at the tip outer peripheral part.
Along with covering the outer peripheral surface of the cutter body and
A substantially cylindrical cut end with an opening on the tip side of the cutter body
A chip storage body is provided, and an inner peripheral surface and an upper surface of the chip storage body are provided.
A chip discharge space is formed between the cutter body and the outer peripheral surface.
And the chip storage body is connected to a chip discharge space.
In the chip discharge mechanism of the milling tool with an exit
To remove the chips generated by the outer peripheral cutting edge or the front cutting edge.
The chip guide for guiding to the chip discharge space is up
It is installed on the rake face of the outer peripheral side cutting edge and the front side cutting edge.
The chip guide is slightly closer to the base end than the front cutting edge.
It is retracted and the axis line side from the turning diameter of the outer cutting edge.
Milling tool cutting characterized by a slight retreat
Waste discharging mechanism. 2. Of the cutter body that can be rotated about the axis
A cutting edge is provided on the outer periphery of the tip,
The outer surface of the outer surface of the
A substantially cylindrical chip storage body that opens at the tip side of the main body is provided.
And the inner peripheral surface of the chip storage
A chip discharge space is formed between the chip and the peripheral surface.
The container has a discharge port that communicates with the chip discharge space.
In the chip discharge mechanism of a milling tool, chips generated by the cutting blade are guided to the chip discharge space.
A chip guide for guiding is provided on the rake face of the cutting blade.
The tip of the chip storage body is located in the area of the chip guide.
Cutter for milling tools, characterized by being located in the area
Structure. 3. Of the cutter body that can be rotated about the axis
The outer peripheral side cutting edge and the front side cutting edge are provided at the tip outer peripheral part.
Along with covering the outer peripheral surface of the cutter body and
A substantially cylindrical cut end with an opening on the tip side of the cutter body
A chip storage body is provided, and an inner peripheral surface and an upper surface of the chip storage body are provided.
A chip discharge space is formed between the cutter body and the outer peripheral surface.
And the chip storage body is connected to a chip discharge space.
An outlet is provided, and through the discharge port from the chip discharge space
Means for creating an airflow to exit discharge debris off the outside Te
In the chip discharge mechanism of a milling tool to which is added, the chips generated by the outer peripheral side cutting edge or the front side cutting edge are removed.
The chip guide for guiding to the chip discharge space is up
It is installed on the rake face of the outer peripheral side cutting edge and the front side cutting edge.
The chip guide is slightly closer to the base end than the front cutting edge.
It is retracted and the shaft is larger than the turning diameter of the outer peripheral side cutting blade.
Milling tool characterized by a slight retreat to the line side
Chip discharge mechanism. 4. The tip of the chip storage body is in the area of the chip guide.
4. The milling tool according to claim 3, wherein
Chip discharge mechanism.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11731197A JP2780707B2 (en) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | Chip discharge mechanism for milling tools |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11731197A JP2780707B2 (en) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | Chip discharge mechanism for milling tools |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7260553A Division JP2780684B2 (en) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | Milling tools and chip discharge mechanism for milling tools |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043988A JPH1043988A (en) | 1998-02-17 |
JP2780707B2 true JP2780707B2 (en) | 1998-07-30 |
Family
ID=14708619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11731197A Expired - Lifetime JP2780707B2 (en) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | Chip discharge mechanism for milling tools |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2780707B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307225A (en) * | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | Cutter with chip discharge mechanism |
US8083445B2 (en) | 2008-05-12 | 2011-12-27 | Mori Seiki Co., Ltd. | Holder main body |
-
1997
- 1997-05-07 JP JP11731197A patent/JP2780707B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1043988A (en) | 1998-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5017060A (en) | Rotary cutting tool | |
JP2535964B2 (en) | Chip removal mechanism for rolling tools | |
JP2780707B2 (en) | Chip discharge mechanism for milling tools | |
JP3117533B2 (en) | Face mill with chip evacuation device | |
JP2547164Y2 (en) | Milling tool with chip discharge mechanism | |
JP2780684B2 (en) | Milling tools and chip discharge mechanism for milling tools | |
JP2957423B2 (en) | Milling tool and chip discharge mechanism of milling tool | |
JP2720537B2 (en) | Milling tool | |
JP2842196B2 (en) | Chip recovery equipment for milling tools | |
JP2679204B2 (en) | Chip discharge mechanism for milling tools | |
JPH077053Y2 (en) | Chip discharging device for rolling tools | |
JP2778277B2 (en) | Side cutter | |
JP2762994B2 (en) | Milling tool with chip discharge mechanism | |
JP2738398B2 (en) | Milling tool with chip discharge mechanism | |
JPH077054Y2 (en) | Face milling chip remover | |
JP2822459B2 (en) | Chip discharge mechanism for milling tools | |
JPH0615953U (en) | Chip suction type cutting tool | |
JPS6122731Y2 (en) | ||
JP2713279B2 (en) | Chip discharge mechanism for milling tools | |
JPH0751241Y2 (en) | Rolling tool with chip suction mechanism | |
JPH081797Y2 (en) | Chip discharging mechanism for rolling tools | |
JPH078093Y2 (en) | Chip discharging device for rolling tools | |
JPH088010Y2 (en) | Rolling tool | |
JP2773745B2 (en) | Face mill with chip evacuation device | |
JP2591573Y2 (en) | Drilling tool with indexable insert |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980414 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515 Year of fee payment: 10 |