JP2770212B2 - Automatic focusing device - Google Patents

Automatic focusing device

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JP2770212B2
JP2770212B2 JP6095348A JP9534894A JP2770212B2 JP 2770212 B2 JP2770212 B2 JP 2770212B2 JP 6095348 A JP6095348 A JP 6095348A JP 9534894 A JP9534894 A JP 9534894A JP 2770212 B2 JP2770212 B2 JP 2770212B2
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健 歌川
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はカメラ等の自動焦点調節
装置に関するものであり、特に対象物体が移動している
時に、撮影レンズによるその移動物体の結像面を動きを
予測して該撮影レンズを駆動する技術に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】まず、図26により追尾を行なわない従
来の自動焦点検出装置についてその構成を説明する。物
体aを発した光は結像光学系(撮影レンズ)Lを通過
し、クイックリターンミラーMを介して通常はフィルム
面Fと共役な位置にあるファインダスクリーンS上に導
かれる。又クイックリターンミラーMの中央の半透明部
を透過した一部の光はサブミラーS.Mを介して焦点検
出手段に導かれる。焦点検出手段101は公知の構成を
有し焦点検出光学系と電荷蓄積型イメージセンサと焦点
検出演算部及びイメージセンサ駆動制御部とから構成さ
れている。即わち電荷蓄積終了後、焦点検出演算部にお
いてデフォーカス量が間欠的に算出される。このデフォ
ーカス量は所定結像面であるところのフィルム共役面と
結像光学系Lの像面との光軸にそった距離に対応する量
となっている。 【0003】制御手段102は該焦点検出手段101か
ら該デフォーカス量に関するデータを受けとりレンズ駆
動手段104のモータを駆動し、結像光学系Lに含まれ
る焦点整合用光学系を動かして所定結像面と結像光学系
の像面が一致するように制御する。ここでレンズ駆動手
段のモータが入力信号により駆動量の正確な制御が可能
なものでない場合はフォトインタラプラ等により構成さ
れ焦点整合用光学系の移動量を検知するモニタ手段10
3のフィードバックパルスを利用して制御手段102は
焦点整合用光学系の駆動を制御する。勿論、パルスモー
タのように入力信号により駆動量の正確な制御が可能な
場合は、モニタ手段は入力パルスを検知するか、あるい
はそれと同等の手段で代行すればよい。 【0004】一般に結像光学系全体を移動して自動焦点
調節を行うことはむしろ少なく、結像光学系の中の一部
の焦点整合用光学系を動かして焦点調節を行うのが普通
である。この場合該焦点整合用光学系の移動量と該結像
光学系の像面の移動量とは一致しない。従って、実際に
はレンズ情報発生手段105に該モニタ手段103の出
力するフィードバックパルス数と、像面の移動量の比に
関する値を記録しておき、制御手段102はレンズ情報
発生手段105からこの比の値を読みとって必要な像面
の移動量(デフォーカス量)に対応する所要パルス数を
算出しフィードバックパルスがこの所要パルス数となる
まで駆動を行うことになる。 【0005】しかしながらこの点は本発明の本質とは無
関係であり、以降の説明においては本発明の要点がわか
りやすいように、結像光学系を仮想的単レンズで表わす
ことにし、該仮想的単レンズの移動量とそれに伴なう像
面の移動量が等しいとして説明を行うことにする。勿
論、単レンズあるいは全群繰出レンズにおいても対象物
体までの距離が極近接すると上の仮定は全く成立しなく
なり、従ってマクロレンズ等ではレンズの繰出量に相応
して前記比の値を段階的に切り換える必要が生じレンズ
情報発生手段105にその機能が必要となるが、ここで
は前記の比の値に関することはレンズ情報発生手段に委
ねることとして、説明をわかりやすくする為に前記仮想
的単レンズを用いて説明を行うことにする。 【0006】図27は説明の都合上、その様な仮想的単
レンズLに座標を固定しており、その場合の移動対象物
体の結像面の軌跡(実線P)と、該フィルム面と共役な
該所定結像面の軌跡(点線Q)とを図示したもので横軸
が時間t、縦軸が光軸に沿った該結像面と該仮想的単レ
ンズとの距離を表わす。図中の座標(tn 、xn )は焦
点検出手段101の電荷蓄積開始時刻tn とその時の該
所定結像面の位置xn を表し、座標(tn ' 、xn ' )
は蓄積終了時刻tn ' とその時の所定結像面の位置
n ' を表し、座標(tn 0 、xn 0 )は焦点検出演算
終了時刻tn 0 とその時の所定結像面の位置xn 0 を表
わしている。また、図27はいわゆる間欠駆動における
焦点整合動作の様子を図示したもので、時間とともに物
体がa1'、a2'、a3'と移動するのを後追いして、像面
がa1、a2 、a3 と移動している様子を示している。 【0007】第1回目の演算結果として物体の結像面a
1 とフィルム面b1 の距離の差に関する値D1 が時刻t
1 0 に焦点検出手段101から出力されると、制御手段
102は前述のごとくしてこのデフォーカス量D1 を相
殺すべくレンズLの駆動制御を行なっているが、その間
にも物体a1 ′はa2 ′へ移動しているので、時刻t 2
にレンズをD1 だけ駆動してレンズ駆動を停止したとし
ても、次の蓄積時間の中点の時にはすでに結像面はa2
まで移動しており、第2回目の演算結果としてa2 とb
2 の位置の差に関する値D2 が時刻t2 0 に焦点検出手
段101から出力される。そうすると、制御手段102
は前述のごとくしてこのデフォーカス量D2 を相殺すべ
く制御を行ない、時刻t3 にはレンズ駆動を停止してx
3 の位置に所定結像面をもたらしてもすでに物体a2
はa3 ′へ移動しているので、合焦されることはない。 【0008】以降図27のごとく同様のことがくり返さ
れる。もし物体が移動してなかったとし、かつ諸誤差が
無かったとすると1回の蓄積・演算・駆動のサイクルで
物体像面と所定結像面を一致させることができたはずで
あり、演算結果のデフォーカス量に誤差が1〜2割含ま
れていたとしても2〜3回のサイクルで物体像面と所定
結像面を概略一致させることができたはずである。 【0009】しかし、図27に示した様に物体が光軸方
向に移動している場合には、初めの2〜3回のサイクル
では次第に物体像面an と所定結像面bn の間隔は狭く
なるが、その後の両者の間隔は物体像面の移動速度と自
動焦点調節装置との応答性から決る一定値に保たれ合焦
を達成できないままでの後追い状態が継続する。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】この後追い状態を解決
するために、本出願人は物体追尾機能を有する自動焦点
調節装置を特開昭60−214325で提案している。
そこでは所定の時刻における像面位置を求め、これに像
面移動速度に時間項を乗じたものを加えて目標位置を算
出してこの追尾軌跡に向かってレンズを駆動し、また軌
跡に到達した後は時々刻々の像面位置を追ってその軌跡
に沿って駆動するようにしている。 【0011】しかし、ここにはミラーアップ動作時の制
御については記載がない。 【0012】そこで本発明は、ミラーアップ動作に伴う
駆動停止期間を考慮した追尾動作をすることができる自
動焦点検出装置を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明の自動焦点調節装
置は、露光時に結像光学系Lを停止させて露光を行う光
学機器に用いられる自動焦点調節装置であり、対象物体
の光像を形成する前記結像光学系の結像面と予め定めら
れた所定結像面とのデフォーカス量を繰り返し検出する
焦点検出手段101と、 焦点検出手段からの出力を受
けて、前記対象物体の移動に伴う前記結像面の移動軌跡
を予測して予測移動量(図20のステップ34)を出力する
予測手段100と、 移動している前記対象物体の合焦
が前記露光時に得られるように、前記予測手段で求めた
前記予測移動量に加える補正量(図20のステップ37)を
算出する補正手段100とを備え、前記対象物体が移動
していると判定されると、ミラーアップ前(図20のステ
ップ43)においても、前記補正手段で得られた補正量と
前記予測移動量とから決まる予測軌跡(図18の軌跡R)
を目標に前記結像光学系を駆動することを特徴としてい
る。 【0014】本発明の構成は、主に第6実施例および図
18において説明されている。 【0015】 【作用】フィルム露光直前においてレンズ駆動にブレー
キをかけて停止させている期間に前記対象物体の移動に
伴って結像面が移動する量に関連して所定のシフト量を
決める。こうすれば、前記結像面軌跡を前記所定量シフ
トした予測軌跡(図18;破線R)に基づいて前記レン
ズ駆動手段を制御し、前記所定結像面が該予測軌跡上に
ある時にミラーアップとレンズ駆動停止に関連する処理
を行うように制御すれば、フィルム露光中には前記結像
面軌跡上に所定結像面(フィルム共役面)を合致させら
れるのでピントのあった撮影ができる。即ち対象物体の
移動に先んじて前記結像光学系を駆動しているので、レ
リーズ信号が入ってからレンズ駆動を止めてミラーアッ
プに入った場合でも、露光までの所定時間経過後にちょ
うど物体像面をフィルム面に合致させることができ、ピ
ントの合った撮影が可能になる。 【0016】 【実施例】第1実施例について説明する。この例は蓄積
・演算中はレンズ駆動を全く行わず、追尾のための補正
駆動も一括して演算終了後・蓄積開始前に行うという完
全に間欠駆動を踏襲した駆動の方式である。なお今後物
体の移動を相殺するための補正駆動を追尾駆動と呼ぶこ
とにする。図1は第1実施例の構成を示すブロック図で
あり補正手段100を除いては、従来例の説明に用いた
図26と同一である。 【0017】補正手段100は焦点検出手段101の出
力とモニタ手段103の出力とを受けて、物体移動の有
無を判定し、物体移動があると判定された時は物体を追
尾するための補正駆動量を算出し、これにもとずいて制
御手段は追尾すべくレンズを駆動する。図2は第1実施
例の追尾の様子を示すもので、図27と同様の表現法を
用いている。ここでQが通常の間欠駆動による駆動の様
子を示し、物体像の軌跡Pを後追いしている。又Q' が
第1実施例による追尾駆動の様子を示したもので、軌跡
Pにそって追尾がなされており、常に合焦近傍状態を維
持していることがわかる。このQ' とQの差が前記補正
手段の算出した物体移動補正量に相当している。 【0018】次に前記補正手段100の処理内容につい
て述べる。蓄積・演算時間中はレンズを動かさないので
1 =x1'=x1 o であり、時刻(t1 +t1')/2に
おけるピント外れ量は点a1 と点b1 の距離差(X1
1 o )となり、演算終了時t1 o に焦点検出手段10
1から算出されるデフォーカス量は検出誤差が無ければ
この値D1 に等しい。今後焦点検出手段100で算出さ
れるn回目のデフォーカス量をDn で表わすものとす
る。 【0019】制御手段102は、時刻t1 o に焦点検出
手段101で算出されたD1 を用いてレンズ駆動手段1
04を制御し、モニタ手段103のフィードバックパル
スを計数しながらレンズによる像面移動量がデフォーカ
ス量D1 と等しくなるまで駆動を行う。前にも述べた通
り、実際には撮影レンズに関するある量の像面移動ΔB
fに対応するレンズの移動量は撮影レンズごとに異な
り、又レンズの移動量を与えるフィードバックパルス数
Δnも撮影レンズにより異なることが多い。そこで像面
移動ΔBfをΔn=KB * ΔBfの関係によりフィード
バックパルス数Δnに換算する換算係数KB をレンズ情
報発生手段105に記憶し、これを用いて実際の駆動制
御を行うことになる。 【0020】像面移動をフィードバックパルス数に変換
するこの操作は本発明の本質とは無関係なので簡単のた
めに省略し、以降の記載はすべて像面移動量に換算した
量で表わすことにする。即わちデフォーカス量Dn は勿
論、後述の補正駆動量Cn とかもすべて像面移動量の尺
度で記述したものであるとする。さて、演算終了時刻t
1 o から蓄積開始時刻t2 にかけての駆動はなるべく高
速であることが応答性の上からも望ましく、一方停止間
ぎわでは次第に速度を下げる必要があるので、高速かつ
非等速の駆動である。先願の追尾方式においてはこの間
に電荷蓄積をオーバラップして行なっていたが、駆動速
度が早い為検出像が等価的にボケた状態になることや、
蓄積開始、速度変更、蓄積終了の各時刻のわずかの検出
誤差で位置決定誤差が大きくなること及び停止近傍で著
しく非等速となること等により、非等速レンズ駆動に伴
うデフォーカス量の補正が正確にできない等の欠点があ
った。従って、本実施例ではこの高速かつ非等速の駆動
がほぼ収束した時刻t2 で蓄積を再開する。時刻t2 o
に2度目のデフォーカス量D 2 が算出されるが、これは
蓄積時間t2 〜t2'の中間におけるピント外れ量である
点a2 と点b2 の差に相当する値(X2 −x2 o )に誤
差を除いて等しい。もし物体が動いておらずかつ検出誤
差が十分小さければD2 はD1 に比べて非常に小さい値
となるはずなので、原理的にはこの比の値から物体の移
動の有無が判別できることになる。実際図27の従来例
に示すn≧3でのQの軌跡のような後追い状態において
は、算出された各回のデフォーカス量Dn がいつまでも
零に収束せずほぼ一定値となり、Dn /Dn-1 ≒1であ
ることがわかる。しかしながら図2のQ' のよう通常の
デフォーカス量にもとずく駆動の他に付加的な補正駆動
を行なってしまうと、算出されたデフォーカス量Dn
体を用いて上述の識別を行う事は不可能となる。 【0021】そこで、図3のごとく補正手段100の中
に収束不足量算出手段100aを設け、これにより収束
不足を表わす量として式で与えられるPn なる量を算
出し、これをよりどころとする。 Pn =Dn +〔前回駆動量〕−Dn-1 …… ここで式はn回目のデフォーカス量Dn が算出された
時刻tn o 現在のもので、Dn は焦点検出手段101に
より算出された最新のデフォーカス量、Dn-1 は1回前
のデフォーカス量である。〔前回駆動量〕は時刻to
n-1 〜tn の間に実際に駆動された値X(n−1)もし
くは時刻to n-1 に算出された結果として前記X(n−
1)だけの駆動を行うよりどころとなった計算値
n-1 ′をさす。勿論、誤差のない時に両者は等しい
(Dn ′=X(n))。 【0022】さて、追尾のための補正駆動量をCn とす
ると、駆動量Dn ′は下記のようになり Dn ′=Dn +Cn ……… これを用いて式は、次のように表わす事もできる。 Pn =Dn +Cn-1 ………’ 上記式の定義にそって図2を見ればわかる通り、n≧
3以降においては、収束不足量Pn は点an と点an-1
の距離の差(例えばP4 =D4 +C3 )即わち物体像の
駆動量に他ならない。 【0023】なお、第1回目の演算結果がでる時刻t1
o の時点ではそれ以前の結果が無いので初期条件として
0 は十分大きな値例えば1000 程度とし、P1
1になるように決める。従ってこの場合P1 は物体移
動量に対応せず又 P1 /P 0 < 1となる。そこで
前記補正手段100の中に図3に示す如く物体移動判別
手段100bを設け、物体移動の有無を判別する。 【0024】次に物体移動判別手段の具体例について述
べる。検出誤差がある程度存在することを前提に、後述
のルーチンに従って移動物体の追尾駆動を図2のQ' の
ごとく行なった結果の収束不足量Pn の変化を表1に示
す。 【0025】 【表1】 【0026】この例では最初の収束不足量P1 は10
と大きく、n=2、3でPn は急速に収束するが合焦許
容範囲に相当する 05〜 15 以下にまでは到らな
い、そしてn=4〜7ではPn の値はほぼ 4 前後で
一定している。即わちn=3〜4以降でもPn の値が合
焦許容範囲内に収束せずほぼ一定値となることが物体の
移動を物語っており、その時のPn の値が1サイクルに
おける物体移動に伴う像面移動に対応している。 【0027】この事からPn が 5≦Pn /Pn-1 <2
程度の範囲に入る事をもって、物体が移動していると判
定することができる。物体が静止していれば、通常、今
回のデフォーカス量が前回のデフォーカス量の2,3割
以下となるのが一般的である。実際的には物体移動判別
手段はPn /Pn-1 と所定の定数(閾値)kとの大小を
比較して物体が移動しているか否かを判別する。諸誤差
の影響を考えるとkの実用的な値の範囲は 3≦k≦ 8 であり 4≦k≦ 6が最適と考えられる。そしてPn
/Pn-1 ≧kの時物体移動判別手段100bは物体移動
があるものと判定する。又この時の1サイクルにおける
物体移動に対応する像面移動はほぼPn で与えられるこ
とがわかる。従って補正手段100にさらに物体移動補
正量算出手段100cを設けこれにより追尾のための補
正駆動量Cn を算出する。つまり前記物体移動判別手段
が物体移動有と判定した時には Cn =Pn 物体移動なしと判定した時には Cn =0 とする。 【0028】次に処理の流れを概念的に示した図4
(a)のフローチャートと第1実施例の処理内容を具体
的に表わした図4(b)のフローチャートを用いて説明
を行う。まずステップ(1)で前述の初期値設定を行
う。ステップ(2)で蓄積開始、ステップ(3)で蓄積
終了となり、焦点検出手段の電荷蓄積型イメージセンサ
の画像出力は焦点検出手段内の焦点検出演算部へと送ら
れる。次いでステップ(4)で焦点検出演算が開始さ
れ、ステップ(5)で演算が終了し、デフォーカス量D
n が算出される。このようにして焦点検出手段からデフ
ォーカス量Dn が出力されると、通常は制御手段102
はこのデータにもとずいてレンズの駆動を行う。しかし
本実施例においてはデフォーカス量Dn はまず補正手段
100により追尾駆動のための処理を受ける。 【0029】ステップ(6)は該補正手段100中の収
束不足量算出手段100aに対応するもので前記収束不
足量Pn を算出する。ステップ(7)は物体移動判別手
段100bに対応するもので、図4(b)ステップ
(7)では Pn >k* Pn- 1 であれば物体が移
動しているものと判定される。ステップ(8)は物体移
動補正量算出手段100cに対応するもので、物体移動
の有無に応じて補正量Cnを算出する。次いでステップ
(9)で駆動量Dn ′が算出される。このDn ′は前に
も述べたごとく像面移動量換算のものであり、制御手段
102はこのDn の値とモニタ手段103からのフィー
ドバックパルスの対応関係を、前述のごとくレンズ情報
発生手段105に記憶された換算係数KB で結びつけて
駆動制御を行う。 【0030】次いでステップ(10b)で次回の演算に
必要な値を記憶し、ステップ(11b)で駆動を開始
し、ステップ(12b)での駆動停止条件を満たすまで
駆動が継続する。停止条件を満たすと再びステップ
(2)にもどって蓄積が再開される。このように第1実
施例は追尾を行う場合でも電荷蓄積、演算、駆動が重複
することなく順次行なわれる間欠型の駆動方式となって
いる。従ってステップ(9)でDn ′=Dn +Cn と記
載したごとく、駆動量Dn ′としてはデフォーカス量D
n と追尾のための補正駆動量Cn の合計として与えられ
ている。もしステップ(11b)(12b)における駆
動の実行により、ステップ(9b)で算出された駆動量
が完全に達成された場合は問題がないが、算出された駆
動量と実際の駆動量に違いの生じる時はステップ(6
b)の収束不足量Pn の算出は' 式では不完全であり
式を用いる必要がある。そしてその場合式における
前回駆動量の値は前回算出のDn-1 ′ではなく、前回実
際に駆動した量X(n−1)をフィードバックパルスの
累算から逆算した値を用いる必要がある。 【0031】この様に第1実施例によれば完全に間欠駆
動を踏襲しており、従って蓄積時間中はレンズが停止し
ている為、特開昭60−214325の場合のように算
出されたデフォーカス量の精度が劣化することがなく、
正確に物体移動の有無が判定でき、正確な追尾駆動が可
能となるという効果を有する。又従来の追尾方式である
特開昭60−214325の場合には、蓄積時間中も演
算時間中も駆動が並列して行なわれる事を前提としてい
るので、マイコンがマルチタスクとなり、イベントカウ
ンタやタイマの数が限られ、演算能力が十分でないマイ
コンを使用するとプログラムが困難となったり、迅速な
処理が行なえなくなるといった欠点が存在していた。 【0032】しかし本実施例での追尾ソフトでは間欠駆
動なのでマルチタスクとなることはなく、かつ全く時間
をモニタしなくても十分効果的な追尾駆動が可能なた
め、プログラムの構築が容易であると同時に、現状駆動
ソフトを走らせているマイコンの能力で十分対応ができ
るという長所がある。又実際にソフトを付加する量も、
従来の間欠駆動のソフトに図4(a)、図4(b)に示
したわずかの演算ステップを付加することで追尾駆動が
できるので、従来ソフトとの適合性が非常に優れてい
る。 【0033】次に第1実施例で説明した物体移動判別手
段100bの処理をさらに高精度化した第2の実施例に
ついて説明する。尚、物体が移動有りとされた場合の補
正駆動量Cn は、前述の如く必ずしも厳密に設定する必
要はなく、例えば収束不足量Pn に1に近いある係数を
乗しても良く、レンズの駆動制御においてオーバランぎ
みの場合には係数を1以下(0.9,0.8,…) に設定した
り、アンダーランぎみの場合には係数を1以上(1.1,1.
2, …) に設定したりしても良い。 〔第2実施例〕第1実施例で説明したごとく、物体移動
判別手段が物体移動があると判定した場合には追尾補正
を含む間欠駆動(追尾駆動)を行ない、物体移動が無い
と判定した場合には通常の間欠駆動(収束駆動)を行
う。しかしもし物体移動判別手段の判定精度が十分でな
く、物体移動が無い場合に誤って物体移動があると判定
した場合には、駆動動作がハンチング気味になるという
問題が生じる。この問題を解決するために、誤った判定
を防止する方法を図5により説明する。図5のフローチ
ャートは第1実施例で述べたステップ(7)に替わるも
のであり、ここではステップ(1001)で今回の収束
不足量Pn と前回の収束不足量P n-1 が同符号であるか
否かを見て物体が移動しているか否かを判定し、同符号
でない場合には物体が移動していないものと判定し、同
符号の場合には次の判定ステップ(1002)で確かに
物体が移動しているか否かを判定する。即わちステップ
(1001),(1002)の2段階で物体移動の有無
を判定しているのは、Pn >k* Pn-1 が満足
されてもPn とPn-1 が異符号の時に物体が移動してい
ると判定されるのをさける為である。なおステップ(1
001),(1002)の条件をまとめてPn /Pn-1
>kという判定を用いてもよい。 【0034】次に急に物体が焦点検出視野から外れてし
まった場合を考えてみる。この場合でステップ(100
2)の条件を満たす場合が生じると(例えば、Pn /P
n-1≧4になると)、Pn に基づくデフォーカス量でレ
ンズ駆動を行ってしまうので、著しいオーバーランが発
生するという問題点が存在する。この問題点を解決する
為に設けられたのがステップ(1003)の Pn
r* Pn-1 による判定でrは 2≦r≦3程度の定
数である。即わち Pn が Pn-1 に比べて著しく
大きくなる場合すなわちステップ(1003)が否の場
合には物体が検出視野外に外れたと判定して、物体移動
有と誤って判定される事を防止し、追尾補正のない通常
の間欠駆動(収束駆動)を行うものとする。 【0035】次にステップ(1004)について説明す
る。目的は合焦近傍で物体移動が無いか又はあっても小
さい場合には、収束不足量Pn に含まれるデフォーカス
量検出誤差の相対的割合が増大し、物体移動の有無にか
かわらずステップ(1002)の判定が検出誤差の影響
に左右される可能性を排除し、物体移動が無い場合に駆
動が収束間ぎわでハンチング気味とならないようにする
ためのものである。この目的を実現する為に許容巾δa
を設け Pn >δa でない場合は物体移動が無いと判
定する。ここでδa の大きさはデフォーカス量算出誤差
と被写界深度の大きさを反映した値として決定されるが
おおむね 05〜 2 程度の値である。すなわち、レ
ンズが合焦近傍に近づいており、おおむね合焦近傍と見
做せる範囲にPn が入っているときには、追尾駆動でな
い収束駆動のみを行う。このステップにより物体移動の
小さい時には移動を検出できないことになるが、この場
合には通常の追尾のない間欠駆動(収束駆動)でも著し
い後追いとなることと無いので問題はない。又このステ
ップ(1004)はこの位置に限られるものではなくス
テップ(1001)の前にしてもよい。 【0036】以上の様に第2実施例によれば、物体移動
の判定がより完全となるので、追尾ソフトの追加にとも
なう通常動作時のハンチングの問題がなくなり、安定し
た動作が保証される。又第2実施例においても第1実施
例と同様時間の計測は行っていないので非常に簡単なソ
フト処理で対処が可能である。 〔第3実施例〕これまでは焦点検出手段とレンズ駆動手
段の動作特性だけから決まるタイミングを議論していた
が、カメラを前提に考えた場合露光とのタイミングを配
慮する必要がある。第1実施例、第2実施例で説明した
駆動は間欠駆動であり、駆動自体は階段状となる。これ
に対して物体の移動はナメラカに移り変わるので、露光
のタイミングを適切にとってやることが好ましい。逆の
言い方をすれば追尾の駆動が間欠駆動であるために階段
状の追尾になるとしても、露光のタイミングをうまくと
れば撮影された写真に関しては完全にピントの合ったも
のが得られることになる。そのような露光のタイミング
のとり方について以下の第3実施例で説明を行う。な
お、第3実施例における追尾の方式は第1実施例、第2
実施例のものを前提とする。又シャッターレリーズに関
しては焦点検出系の合焦判定の有無とは無関係に露光
(ミラーアップ)を許容する独立モードと、合焦判定の
あった場合に露光を許可する合焦優先モードとが存在す
るが、ここでは合焦優先モードを念頭に話をする。 【0037】第3実施例の具体的説明に入る前に公知の
通常の間欠駆動方式における露光のタイミングのとり方
について図6を用いて説明する。ステップ(5)でデフ
ォーカス量が算出されるとステップ(81)で算出され
たデフォーカス量の大きさがあらかじめ定められた合焦
範囲δと比較され、デフォーカス量の大きさがδより大
きいと、ステップ(82)でレンズを駆動し、ステップ
(83)で所定の駆動量の駆動が終了したと判定される
と、次の電荷蓄積が開始される。このサイクルが1〜3
回程行なわれて、ステップ(81)における判定でデフ
ォーカス量の大きさがδより小さいことが分った場合に
はステップ(84)へ進んで合焦処理を行う。ここでい
う合焦処理とは合焦表示の点灯及びフィルムの露光のた
めのミラーアップを許可することを意味し、もしこれ以
前にシャッターのレリースが行なわれていたとしてもこ
の時点までは露光が行なわれず、上記露光許可の信号を
受けてミラーアップ及び露光が行なわれる。これが前記
合焦優先モードの骨子である。物体の移動が無い通常の
場合にはこの処理で特に問題は無い。しかし物体が移動
している場合には上記通常の処理ではピントの外れた所
で露光をしてしまうことになるという欠点がある。この
ことを図7を用いて説明する。 【0038】図7の例では電荷蓄積時間Tint の中点を
像の軌跡Pが通過しているので、演算終了時tn o に算
出されるデフォーカス量Dn は Dn <δとなり、図
6ステップ(84)の合焦処理のルーチンに入る。もし
n o 以前にシャッターのレリーズが行われていればt
n o の時点でステップ(84)による露光許可(ミラー
アップ許可)が発生し、ミラーアップが行なわれてミラ
ーアップに伴う遅延時間Tupの後の時刻texpoにフィル
ムの露光が発生する。しかしこの時点では図から明らか
なごとく、像の軌跡Pは離れてしまっているので、ピン
トの外れた写真が撮られる事になる。即ち Dn <δ
は電荷蓄積時間の中点の時刻における合焦を意味してい
るにすぎず、この瞬間から露光までの遅延時間の分だけ
像面は外れてしまう事になる。 【0039】この欠点を解決する為に第3実施例では図
8のごとく前記補正手段100の中に合焦処理遂行手段
100dを設け、ここにおいて追尾駆動時においてはそ
れに最適な合焦処理を行うようにする。この操作は図9
のステップ(10)に相当する。(ステップ(1)〜
(9)は図4(a)と同じ)次にこのステップ(10)
の内容を図10、図11のフローチャートにより説明す
る。 【0040】図10ステップ(1101)で物体移動が
ある場合か否かがステップ(7)の結果に即して判別さ
れ、物体移動が無い場合にはステップ(81)、(8
2)、(83)又は(84)へ進む。これは図6の同一
番号のものと対応しているので説明を省く。ステップ
(1101)で物体移動有とされた場合には、ステップ
(1102)で駆動が開始され、ステップ(1103)
で所定の駆動停止条件 が満足するとステップ(110
4)へと進み合焦処理 が行なわれる。ステップ(11
04)の合焦処理 の内容はステップ(84)の合焦処
理 の内容と等しく、露光許可と表示点灯であるが、こ
の場合物体が動いているので表示は所定時間経過後は消
灯するのが良い。 【0041】この様にすることで物体移動がある場合で
もピントの合った写真が撮影できる理由を図7で説明す
る。第1実施例、第2実施例における追尾駆動の方法に
よれば、追尾中は電荷蓄積時間Tint の中点に関する瞬
間においてP、Q' の軌跡がほぼ交わるように制御され
ている。 【0042】このことからサイクルタイムが同じであれ
ば次回のP、Q' の交差が生じるのは駆動終了からTin
t /2だけ後である事が予想される。一方ミラーアップ
開始から露光までの遅延をTupとし、両者の時間差をδ
TとするとδT=Tup−Tint /2となる。従って駆動
が終了して蓄積再開を指示することに決めていたタイミ
ングよりδTだけ先んじてミラーアップを行なえば、露
光の瞬間にはほぼPとQ' の交点近傍にいるようにでき
る。 【0043】ちなみにTup≒50m sec のカメラボディ
の場合、Tint /2は物体の明暗に応じて変化するが非
常に暗い場合を除いてほとんどの場合に0〜50m sec
であるので、0≦δT≦50m sec となり、20〜30
m sec だけ蓄積再開予定のタイミングより早目にミラー
アップを行うようにすれば良い。タイミングのとり方の
第1例としては、レンズ駆動停止のためにブレーキをか
けてから完全に停止するまでに約20m sec かかり、そ
の間に像面が50μ程度移動するような場合には、ブレ
ーキをかけるタイミングにミラーアップのタイミングを
合わせ、これから20〜30m sec 後に蓄積再開のタイ
ミングをとるように設定することができる。タイミング
のとり方の第2例としては、駆動残量が像面移動に換算
して150μから50μになるのに20〜30m sec か
かるとすれば、150μ残の時点でミラーアップのタイ
ミングを出し、50μ残の時点でブレーキと蓄積再開の
タイミングを出すようにしても目的を達成できる。 【0044】このうち第2例の場合について図11によ
り説明する。物体移動のある場合はステップ(120
1)からステップ(1202)へいきレンズ駆動が開始
される。駆動残量が像面移動に関してδP からδ0 にな
るまでの時間がほぼδTとなるようにδP 、δ0 の値を
定めてあるものとする。ステップ(1203)で駆動残
量が像面移動に関してδP 以下になるとステップ(12
04)に進んでミラーアップ許可を含む合焦処理を行
う。勿論シャッターレリーズがこの時点までになされて
いなければミラーアップ許可が出されてもミラーアップ
は実行されない。さらに駆動が進んでステップ(120
5)の駆動停止条件を満たせば、即ち駆動残量に相当す
る像面移動量がδ0 以下となるとステップ(1206)
でブレーキがかけられるとともに、ステップ(120
7)でメインミラーがミラーダウン状態にある事が確認
され、ミラーダウン状態の時は図9のステップ(2)に
もどって蓄積が再開される。あらかじめシャッター釦が
レリーズ状態にありステップ(1204)でのミラーア
ップ許可を受けて、実際にミラーアップが行われた時は
ステップ(1207)ではミラーダウン状態にないと判
断されるので露光が終了してミラーダウン状態にもどる
までステップ(1207)に止まり、ミラーダウンとと
もに図11のステップ(1204)に移って蓄積が再開
される。 【0045】ところでステップ(1203)における値
δP は一定値に設定しても良いが、電荷蓄積時間をモニ
タして、それに応じたδTを算出し、δTの値に応じて
δPの値を変更するようにすると完璧である。以上では
δT>0の場合について述べたが、条件によってはδT
<0となる場合も発生する可能性がある。しかしこの場
合はミラーアップのタイミングを駆動終了のタイミング
より遅らせる方向なので、駆動終了のタイミングからδ
T時間だけカウントして遅らせれば良いので簡単であ
る。 【0046】尚、上述の説明ではδTの誤差を補償する
方法を厳密に述べたが、δTが20〜30 secとな
ることがほとんどである様な場合には合焦処理(ミラー
アップ許可)と蓄積再開指示のタイミングを意図的にず
らさずとも実質的に問題のない結果が得られる。次にス
テップ(1201)で物体移動が無いとされたときの場
合について説明する。この場合ステップ(1210)で
n ′ とδf の大小が比較される。参考までにこの
ループでは追尾がないのでDn ′=Dn に等しい。ここ
でδf は合焦ゾーンの片側の巾を表わし50〜200μ
程度の大きさの量である。もしDn ′ >δfならばス
テップ(1211)で識別フラグ を0にセットしステ
ップ(1212)で駆動を開始する。次いでステップ
(1213)での駆動停止条件を満たすステップ(12
14)でブレーキがかかり、ステップ(1207)を通
過してステップ(2)で蓄積が再開される。このように
して再びステップ(1210)にもどり Dn ′ <δ
f となった場合はステップ(1215)にすすむ。ステ
ップ(1215)では表示点灯、ミラーアップ許可等の
合焦処理を行う。次いでステップ(1216)で識別フ
ラグ に1を加え合焦ゾーンに入った事を記憶する。ス
テップ(1217)では、Dn ′ <δc (0<δc
δf )であるか ≠0であるかが調べられ、この条件を
満たす時は駆動を行わずに次の蓄積へ移行する。 【0047】ここでδc は0〜50μ程度の値であり、
レンズを合焦ゾーンの中央付近に停止させる為に設けた
シキイ値である。ステップ(1217)で条件を満たさ
ない場合、即ち、 =0でかつδf > Dn ′ >δc の場合にはステップ(1212)で駆動開始され、駆動
停止条件駆動残量<δcとなるまで駆動され、次いでス
テップ(1214)でブレーキがかけられる。 【0048】以上の第3実施例の要点を簡単にまとめる
と次のように表現できる。即ち、合焦逐行手段は、少な
くとも演算された駆動量がある所定値(50μ〜150
μ程度の値)を越える場合について、物体移動が無い場
合には合焦処理を行わないが、物体移動が有ると判定さ
れた場合については、追尾駆動の終了後又は終了間際に
合焦処理を逐行する。 【0049】こうして、第3実施例では追尾駆動のある
場合とない場合で合焦処理即ち合焦表示の点灯及びミラ
ーアップ許可の発生等のタイミングを変える事により、
追尾動作のある場合にも、その最も効果的な瞬間に露光
を行ない得るようにしており、間欠駆動による追尾であ
るにもかかわらず、移動物体に対して完全にピントの合
った写真を撮影することが可能となる。 【0050】また、第3実施例でも時間計測は必ずしも
必要ではなく、使うとしても電荷蓄積時間の値であり、
この値は追尾のない通常の焦点検出装置においても蓄積
時間をソフトウェアで制御する場合には必要不可欠なた
めこれを計測している事が多く、それを流用すれば良い
のでその場合特にソフト上の負担が増大することはな
く、また間欠駆動である事に変わりはないので特開昭6
0−214325の場合のようにマルチタスクとなるこ
とはなく、第1実施例で述べたようなソフト作成の容易
性という特徴を失ってはいない。 〔第4実施例〕以上の第3実施例では露光のタイミング
のとり方について説明した。しかし上述の説明が適合す
るのは第1回目の露光のタイミングだけであり、連写す
る際の2回目以降の露光のタイミングは又違ってくる事
を注意する必要がある。即ち第1回目の露光の前までは
(蓄積・演算・駆動)を1つのサイクルとしてこのくり
返し動作である。従ってそのような前提に立って露光の
タイミングをとれば良かった。そして第1回目の露光の
瞬間と予定蓄積時間の中点を与える瞬間とのタイミング
の合致を考えれば良かった。 【0051】しかし、連写モードにおける2回目以降に
関しては(蓄積・演算・駆動・ミラーアップ期間)を1
サイクルとしたくり返し動作を考える必要があり、露光
の瞬間はミラーアップ期間の中央に存在するので、蓄積
時間の中央時と露光の瞬間とを合致させる事は不可能で
ある。このような場合における追尾方式について以下の
第4実施例として説明を行う。この場合も追尾の基本動
作は第1、第2実施例を前提としている。図12の上段
の図はモータードライブによる連写撮影時の各動作のタ
イミングを示したものである。連写の周期はTであり、
そのうちメインミラーが上がっている期間がT M であ
る。ミラーアップ期間TM はミラー上昇に伴う遅延時間
Tupと露光時間Ts とミラー下降に伴う遅延時間Tdown
から構成される。また、図中破線で示された期間TW
光後のフィルム巻上中に相当する期間である。また巻上
終了又は演算終了からミラーアップ開始までの時間がT
D で、この間にレンズ駆動がなされる。ミラーアップ開
始のタイミングは前にも述べたように駆動残量が像面移
動量に換算して一定量(例えば、50μとか150μと
か)となった時とする。 【0052】さて図1の構成の場合にはミラーが上がっ
ている状態では焦点検出はできないのでミラーダウンと
同時に蓄積が開始され、図12に示すように蓄積時間T
int、演算時間Tcal が継過した時点でデフォーカス量
が判明する。フィルム巻上中にレンズ駆動が禁止されて
いる場合には、デフォーカス量が算出されても巻上終了
まではレンズ駆動開始と遅延することになる。 【0053】このような動作モードにある第1回目の露
光終了以降の連写条件下においては、露光のタイミング
と積分時間の中央時点とのタイミングの間にはδT1
Tdown+Tint /2の時間のずれが存在する。ところで
前にも述べた通り、第1実施例で述べた追尾駆動の方法
によれば、図12に示すようにPとQ' は蓄積時間の中
点で交差するように追尾のための補正駆動が行われてい
る事になる。しかしこのままでは駆動が間欠的なため
に、露光のタイミングにおいては、δT1 の間に物体像
面が移動した量Δだけ、ピントが狂った写真が撮れる事
になる。 【0054】第4実施例はこのように露光のタイミング
と蓄積時間中点のタイミングとのずれδT1 に基づくピ
ント外れΔを考慮し、これを収束過不足量として補正す
る収束過不足量補正手段100eを図14のごとく前記
補正手段100内に設け、移動する物体を連写する時も
これを追尾しながらピントのあった写真が撮影されるよ
うにするものである。即ち追尾のための補正駆動量をΔ
だけ減ずることにより図13に示したごとく、露光のタ
イミングにおいてPとQ' が重なるように追尾駆動を制
御するものである。 【0055】次にΔの算出方法について述べる。図13
から分る通り Δ=Pn *δT1 /T で与えられるの
でサイクルタイムTと蓄積時間Tint をカウントしてお
けば正確に決定することができる。しかしδT1 もTも
通常とり得る値の範囲は限られているので、α(=δT
1 /T)を適当な定数としてΔ=Pn *αで算出しても
大きな誤差は生じない。この場合δT1 やTをカウント
しなくてすむというメリットがある。 【0056】上記定数αの値は 1≦α≦ 5の範囲に
あり 2程度の値となることが多い。また、実際には図
13Pで記した物体像面の軌跡は直線とはならず、物体
が近ずく時にはより傾きが時間とともに増大し、物体が
遠ざかる時には傾きが時間とともに減少する方向に変化
するので、Pn の符号により物体の移動方向を判別しこ
れによってαの値を変更するのが良い。即ち物体が遠ざ
かる時のαをαf 、近ずくときのαをαn とするとαf
>αn のようにする。このようにすれば物体が遠ざかる
時のΔの値が大きめとなり追尾の補正駆動量が減少して
物体軌跡の傾斜減少と合致させることができる。 【0057】次に具体的に補正手順を図15、図16に
より説明する。図15は概略の流れを示すフローチャー
トで、図9のステップ(8)とステップ(9)の間に収
束過不足量補正手段100eとして収束過不足量Δを算
出し補正するステップ(8)'が含まれている。図16は
このうちステップ(6)からステップ(10)までの部
分をより具体的に示したものである。 【0058】ステップ(6)(7)(8)は第1,第2
実施例で詳述した通りである。ステップ(81)(8
2)(83)が図15ステップ(8)'に対応するもので
あり、まずステップ(81)で、連写中でかつすでに第
1回目の露光が完了しているか否かが調べられる。別の
表現を用いれば、最終のレンズ駆動動作と今回の蓄積演
算サイクルの間にミラーアップダウンがあったか否かが
調べられる。つまり第1回目の露光は第3実施例にもと
ずくタイミングで行われるので、収束過不足量Δの補正
は行わず従ってすぐにステップ(9)に移る。連写中で
は、ステップ(82)で前述の収束過不足量Δが算出さ
れ、ステップ(83)で追尾の補正駆動量Cn に上記Δ
の分がさらに補正された補正駆動量Cn が算出されて、
次のステップ(9)へ移る。これ以降のステップについ
てはすでに説明したものと同等なので省略する。 【0059】以上のように第4実施例によれば、露光の
瞬間と蓄積時間の中点を与える時間の時間差に相当する
物体像面の移動を補正することができるので、連写中で
も移動物体に対して、ピントの合った写真が撮影され
る。又この実施例においても基本的には間欠駆動なの
で、CPUは蓄積演算と駆動の並列処理といったマルチ
タスクを行う必要がほとんどなく、ソフト構築が容易で
ある。 【0060】以上第3、第4実施例で説明したごとく、
モータドライブによる連写の際の第1回目の露光時と第
2回目以降の露光時とでは最適制御条件が異なる。従っ
て補正手段はこの点を識別して最適制御を行う必要があ
る。 〔第5実施例〕以上第3実施例及び第4実施例では合焦
優先モードを前提としていた。即ちシャッターレリーズ
がなされても焦点検出システムから露光許可の信号が出
されるまではミラーアップは行われなかった。即ち追尾
駆動の終了とともに、あるいは終了間際にミラーアップ
許可の信号が出力され、それに伴ってミラーアップが行
われていた。 【0061】しかしながらこれでは必ずしも意図した瞬
間の写真がとれないという欠点がある。そこで多少ピン
ト条件は甘くしてもシャッターレリーズ釦が押された瞬
間にミラーアップがなされ、露光が行われるような独立
モードも考えられる。第5実施例ではこのような独立モ
ードにおいて出来るだけピントが合った写真撮影を可能
とする為の条件を説明する。 【0062】1眼レフカメラのモータドライブにおいて
は最高速で5コマ/秒程度のコマ速となる事がある。そ
のような場合のタイミングを図12上段の図で説明す
る。連写のサイクルタイムTは200m sec であり、こ
のうちミラーアップ時間Tupが50m sec とする露光の
時間を20m sec として、露光の終了後始まるフィルム
巻上時間Tw を100m sec とすると残りの時間TD
わずか30m sec 程度になる。 【0063】ブレーキをかけてから停止するまでの時間
を10〜20m sec 見込むとすれば、正味の駆動時間は
10〜20m sec となり、実質的にレンズ駆動が不可能
となってしまう。従って出来る限り高速のモータードラ
イブに合焦動作がマッチングできるようにする為には、
ミラー上昇から露光直前までの期間Tupの間もレンズの
駆動を許容するようにするのが良い。もしTup≒50m
sec あるとすれば、レンズ駆動に使える時間はTD +T
up≒80m sec 程度でてくるので、たいていの場合追尾
に必要な駆動量をまかなうことができるようになる。従
って出来る限り高速応答を行う為にはTupの期間もレン
ズ駆動を行うようにすることが重要である。 【0064】さて、合焦優先モードの場合に焦点検出シ
ステムと露光のタイミングが所定の関係にあることは、
その前提から明らかであるが、焦点検出システムの状態
と無関係にシャッターレリーズ釦が押されたのに合わせ
て露光を行う独立モードの場合でも、実は焦点検出シス
テムの動作のタイミングと露光のタイミングの間には一
定の関係が生じてしまう。これにより独立モードでも露
光の瞬間にピント状態がほぼ良好になるように制御する
ことが可能である。即ち上述の一定の関係は、メインミ
ラーが下り切ったと同時に電荷蓄積を開始するという条
件を設ける事で必然的に発生するものである。このよう
に条件づけすることで、第4実施例で説明したのと同一
のパラメータδT1 が意味をもつことになる。即ち、最
終のレンズ駆動動作と、今回の蓄積、演算サイクルの間
にミラーアップ・ダウンが入った場合、露光の瞬間から
今回の蓄積時間の中間時までの時間差がδT1 となる。
この様に考えるとレンズ駆動の時間が大巾にTupの中に
割り込む事を除けば第5実施例においても第4実施例に
おいて述べたのと同一の処理が有効である事がわかる。
そこで次にレンズ駆動の時間が大巾にTupの中に割り込
む事の影響について次に説明する。 【0065】まず駒間でレンズ駆動可能な時間の間にレ
ンズ駆動で移動できる像面移動の量をΔZ1 とすると、
物体像面の移動速度として駒速5コマ/秒の場合は、5
×ΔZ1 /sec 相当の移動物体まで追尾することが可能
であり、この能力を上げる為には上記関係を満たせるよ
うに駆動のパワーを上げる必要がある。図17Q' はち
ょうどこのような臨界条件に相当する場合の例を記した
もので、露光の直前にブレーキがかかって停止してい
る。又上記臨界条件をわずかに越える時はQ''のように
露光中もレンズが移動している状態が発生するが、この
ような場合はそもそも像面が相当早く動いているので、
厳密にレンズを停止させる事に意味はなく、少し位動い
ても問題はない。さらに上記臨界条件をはるかに越える
程の物体移動が大きい時には、追尾は後追いとなるのを
さけられない。 【0066】以上のように第5実施例によれば、ミラー
アップ後もレンズ駆動を許容することで、独立モード、
高速モータドライブの場合でもピントの合った撮影を可
能とすることができる。この場合も収束過不足量補正手
段100eは、第4実施例で説明したのと同等のやり方
でΔを決定し収束過不足量の補正を行うものとする。勿
論第4実施例の合焦優先モードにおいてもδP の値を大
きくとる事で、Tup期間でのレンズ駆動を積極的に行な
い応答性を上げることも可能である。 〔第6実施例〕以上の実施例では時間の計測は必ずしも
必要とせず、必要な場合でも代表値で置き換える事が可
能な追尾駆動方式について説明した。又蓄積時間や演算
時間が毎回ほぼ等しい場合を考えていた。実際追尾の際
は同一物体を追っているので、上記条件はほぼ満足され
る。又シュミレーションによれば少し位バラツキがあっ
てもその分だけ各回ごとにオーバーラン又はアンダーラ
ン気味となるものの、全体としては通常の間欠駆動に比
して十分に有効な追尾駆動を行う事が判明している。 【0067】しかし、時間間隔のバラツキを考慮して追
尾ソフトを構築すれば上記わずかのオーバーラン及びア
ンダーランも除去することが可能であり、以下の第6実
施例において、その様な場合について説明する。これま
での実施例では1周期の間の物体移動補正量Pn をその
まま演算に用いていたが、本実施例では図18参照のご
とくこの間の時間T(n−1)を計測して物体移動の速
度に相当するものを算出し、これによって図19の補正
手段100に含まれる補正不足量逐次補正手段100f
によりキメ細かに追尾駆動の補正を行うものであるが、
蓄積演算中は駆動を行わず本質的に間欠駆動である事に
変わりはない。 【0068】図20のフローチャートを用いて処理の流
れを説明する。ステップ(1)〜(5)はこれまでと同
様である。次のステップ(55)ではイベントカウンタ
ーの値Event又はレジスターの値Regisから駆動量X
(n−1)を算出する。ここで、イベントカウンタには
モニタ手段からの前回駆動に関するフィードバックパル
スの計数結果が入っている。 【0069】ステップ(6)で収束不足量算出手段10
0aは収束不足量Pn を式によりPn =Dn +X(n
−1)−Dn-1 で算出する。ステップ(1)で物体移動
判別手段100bにより物体移動の有無が判別される。
具体的方法は第1、第2実施例で述べた通りである。物
体移動有の場合はステップ(31)に進みフラグIDO
=1とする。ステップ(32)、(33)がこの実施例
における物体移動補正算出手段100cの内容に相当す
るものである。ステップ(32)は演算終了時点での図
18PとQ' の差に相当する量を補正量として下式によ
り算出する。 Cn =Pn *{Tint(n)/2+Tcalc(n)}/T(n−1) ……… ステップ(33)は第3実施例や第4実施例で述べた事
に対応する処理を行うもので、露光のタイミングを最適
化するために、さらに Pn *δT/T(n−1) ……… の補正を行う。ここでδTが露光のタイミングに依存す
る量である。 【0070】ステップ(34)で駆動量Dn ′がデフォ
ーカス量Dn と追尾のための駆動量Cn の和として求め
られる。さてレンズ駆動開始は、駆動量に対応するパル
ス数をレジスターRegisにセットすることにより自動的
に開始され、これに伴ってモニタ手段103から出力さ
れるフィードバックパルスをイベントカウンターでカウ
ントし、このイベントカウンターの累算値が前記レジス
ターRegisにセットした値に等しくなった時点で割込み
(EVC割込)が発生するものとする。ここで駆動の方
向については別途フラグをたて、このフラグでレンズ駆
動モータの回転方向を制御するがフローチャート上は記
述を省略する。 【0071】ステップ(35)でイベントカウンター値
Eventを0にリセットし、レジスターRegisに(
n ′ −δc )に相当するパルス数をセットする。こ
れによりレンズ駆動が自動的に開始する。次いでステッ
プ(36)でEVC割込みを許可し、停止の割込みを待
つ。ステップ(37)は図19補正不足量逐次補正手段
100fに対応するもので、ステップ(32)で算出し
た補正量が演算終了時点のものであったので、演算終了
時点以降の補正量を逐次補正する。 【0072】即ち物体像面の移動量は時間ΔTの間に次
式 ΔPn =Pn *ΔT/T(n−1)…… で与えられるので、ΔT秒おきに ΔPn に相当する
パルス数を前記レジスターに加算あるいはレジスターか
ら減算する。加算となるか否かは最初に決めた駆動方向
と物体像面の移動方向との関係即ちDn ′とPn の符号
関係から決まる。ここでΔTを蓄積時間の1/10程度
以下とすれば実質的には蓄積中に定速駆動がなされたと
みなせる。このようにしてレンズ駆動は図18の破線R
を目標に進行し、Q' とRが交わった時点で前記イベン
トカウンター値Eventとレジスター値Regisが等しくな
り、EVC割込みが発生する。ステップ(38)でEV
C割込を不可にセットし、ステップ(39)でレンズ駆
動にショートブレーキをかけて停止させ、これと同時に
ΔPn のレジスターに対する加算も停止する。 【0073】ステップ(40)で物体移動がある場合か
否かを識別し、ある場合にはステップ(41)でミラー
アップ許可、合焦表示所定時間点灯といった合焦処理
を行う。ステップ(42)では次回で計算に必要な量、
n 、Dn 等を記憶しn=n+1とする。ステップ(4
3)ではミラーダウン状態ならそのままステップ(2)
へ、ミラーアップ中ならミラーダウンまで待ってステッ
プ(2)へもどる。 【0074】一方ステップ(7)で物体移動なしとされ
た場合にはステップ(45)以降の通常の処理ルーチン
に入る。ステップ(45)で物体移動のない事を示すフ
ラグをたて、ステップ(46)で駆動量Dn ′としてデ
フォーカス量Dn をそのまま採用する。ステップ(4
7)で Dn ′ とδc の大小が判別され Dn ′ ≦
δc なら、ステップ(51)で合焦処理 即ち合焦表示
点灯とミラーアップ許可を行う。ついでステップ(5
2)でステップ(42)へとぶ。ステップ(40)で
n ′ >δc の時はステップ(48)で合焦表示が点
灯しているときにはこれを消し、ステップ(49)で駆
動開始しステップ(50)でEVC割込みを許可して駆
動の終了を待つ。 【0075】以上のように本実施例によれば、蓄積時
間、演算時間、巻上時間、駆動時間等が何らかの原因で
多少変動しても、時間経過に応じて追尾の必要駆動量を
変更するので、必ずピントの合った撮影が可能となる。
なお図18の3点鎖線Sは、巻上が長びいてレンズ駆動
開始が遅れた場合を誇張して示したものであるが、レン
ズは目標の破線Rと交わるまで駆動されるので、時間遅
れがあっても問題がない事を示している。 【0076】これまで述べた実施例は蓄積時間中及び演
算時間中は全くレンズ駆動を行わない事を前提としてお
り、その意味で間欠駆動を前提とした追尾駆動方式と言
うことができる。間欠駆動の場合には処理が時系列的な
のでCPUがマルチタスクをする必要がなく、その意味
で非常に勝れていると言える。また、レンズ駆動用の電
源が通常のカメラ作動用の電源と共用されている場合に
は、例えばフィルム巻上時にはレンズ駆動用のモータは
停止しなければならないといった制約が発生する。この
場合レンズ駆動は必然的に間欠とならざるを得ないの
で、このような制約のあるシステムに対してはこれまで
述べた間欠駆動追尾方式が非常に適合性が良い。 〔第7実施例〕しかし、レンズの駆動が常時可能なシス
テムにおいては、物体の移動に対して実質的に連続的に
追尾させる事も可能であり、この方がファインダーを見
た目にも動きがナメラカに感じられる利点がある。次の
第7実施例ではこのような連続的な追尾の方法について
説明する。 【0077】本実施例の要点を簡潔に述べると、基本的
には普通の間欠駆動と同じ駆動形態を前提としており、
デフォーカス量Dn が算出されると、その量だけ駆動し
て(収束駆動と呼ぶことにする)駆動終了とともに蓄積
を開始する。そして物体移動があると判定された時は、
この物体移動に伴う補正の駆動量については蓄積・演算
・駆動の全期間を通じて一様に定速で駆動を行う。従っ
て物体の移動をナメラカに追尾することになる。連続的
に追尾する点に関しては特開昭60−214325と同
様であるが、この先願に含まれていた既述の問題点は解
決されている。即ち、この場合には蓄積期間中もレンズ
移動が行われるのでその分の補正も必要であるが、蓄積
中の移動は定速なので補正は容易である。又追尾のため
だけの駆動(追尾駆動と呼ぶことにする)はそれ程高速
でないので、時間計測誤差の結果への影響も少ない。 【0078】このような主旨にもとずいて追尾を行なっ
た場合のタイムチャートを図21、図22に示す。図2
1はミラーアップ動作のない場合であり、図22は合焦
達成とともに連写が行われる場合を示している。即ち両
者の違いは、収束駆動終了後、すぐに蓄積を開始する
か、ミラーが上がっている期間をおいて蓄積を開始する
かの違いである。本実施例ではどの様な動作状態下でも
追尾駆動は継続しているので、途中でミラーが上がった
状態が入っても、この期間の物体移動分は時々刻々と補
正されていくので、これまでの実施例で述べたような露
光のタイミングを合わせる為の補正がいらないという利
点がある。 【0079】次に同じ内容を表した図22、図23を用
いて、そこに記載のパラメータについて説明する。デフ
ォーカスDn は演算終了のタイミングで判明するが、値
としては蓄積時間の中点におけるPとQ' の距離に対応
している。又n回目の蓄積時間をTint(n)、前回の蓄
積終了から今回の蓄積開始までの時間をT'(n−1)、
前回の蓄積時間の中点から今回の蓄積時間の中点までの
時間をT(n−1)とする。即ち 【0080】 【数1】 【0081】そしてこのそれぞれの時間中に駆動された
量を像面移動換算でそれぞれXint(n)、X'(n−
1)、X(n−1)とする。従って、 【0082】 【数2】 【0083】である。次に図25のフローチャートによ
り動作の流れを説明する。ステップ(1)(2)(3)
(4)(5)は今までと同様である。次のステップ(6
0)では蓄積時間に比べ充分に短い時間間隔ΔTおきに
継続して行なってきたΔPn 相当のパルスのRegisへの
加算を一担中止する、即ち蓄積・演算中にわたって追尾
駆動を行なっていた場合にはこれを停止する。ステップ
(61)で前述の式によりT(n−1)、X(n−1)
を算出する。これが可能な為にはあらかじめ蓄積の開始
及び終了のタイミングにおいてタイマーの値及びイベン
トカウンターの値を読んでおく事が必要であり、これに
より前述の値Tint(n)、T'(n−1)、Xint(n)、
X'(n−1)が算出でき、従ってT(n−1)、X(n
−1)が算出できる。次いでステップ(62)で図24
収束不足量算出手段100aにより、収束不足量Pn
次式Pn =Dn +X(n−1)−Dn-1 により算出され
る。ステップ(63)は物体移動判別手段100bに対
応し、第1、第2実施例で説明したごとき方法で物体移
動の有無を判別する。物体移動が有る場合にはステップ
(64)で移動有に対応するフラグをIDO=1にセッ
トし、ステップ(65)で単位時間ΔT当りの物体移動
量ΔPn を次式により算出する。ΔPn =Pn *ΔT/
T(n−1) この実施例においてはこのステップ(6
5)が物体移動補正量算出手段100cに対応する。ス
テップ(66)ではイベントカウンターの内容を零とし
(Event=0)、レジスターには Dn 相当のパルス
数を設定する。この瞬間自動的にレンズ駆動が開始され
るが、レンズの移動方向はDn の正負に応じて別途にフ
ラグをたて、これによって制御される。 【0084】次いでステップ(67)で収束駆動の終了
を条件づけるEVC割込みの許可を行う。ステップ(6
8)ではΔTおきにΔPn 相当のパルス数をRegisに加
算する操作を行ない、この操作は次のサイクルにおける
ステップ(60)に到るまで継続される。即ちステップ
(60)から次のサイクルのステップ(60)までは常
に定速で目標駆動量が増大(減少)していくことにな
る。これにより収束駆動以外の期間即ち蓄積・演算中は
もとより、ミラーアップの期間中も定速でレンズ駆動が
行われる事になる。ステップ(66)から収束駆動が開
始されているが、そのうちモニタ手段からのフィードバ
ックパルスを累算しているイベントカウンターの内容E
ventがレジスター値Regisと等しくなり、EVC割込み
が発生する。これを受けてステップ(70)に移り、こ
れ以後のEVC割込みを不可とする。この後もレジスタ
ー値Regisは一定速度で増えつづけるので、これを追っ
てレンズが定速の追尾駆動を継続しイベントカウンター
の値Eventもこれにならって増大していく、即ちRegis
≒Eventの平衡状態を保ちながら値を増大してゆく。こ
の状態が定速度追尾駆動に対応する。続いてステップ
(71)で物体移動が有(IDO=1)とされ、ステッ
プ(72)でデフォーカス量 Dn <δq と判定され
るとステップ(73)で合焦処理 を行う。その内容は
ミラーアップ許可及び一定期間合焦表示点灯等である。 【0085】次いでステップ(74)で時間の演算に必
要なデータを記憶し、n=n+1とする。ステップ(7
5)では現在ミラーダウン状態にあるか否かが判断さ
れ、ミラーダウン状態であれば、ステップ(2)に進み
次の蓄積を開始する。ステップ(63)で物体移動が無
いとされた場合はステップ(76)へ進むがこれ以降は
図20と同等なので説明を省く。 【0086】以上の如く本実施例においては、物体移動
が検出された時には物体移動速度に合わせて、レンズ定
速で駆動し、物体移動による成分を相殺しているので算
出されたデフォーカス量の分だけ演算終了後から高速非
定速の駆動(収束駆動)を行なえば良い。そして収束駆
動の終了とともに次の定速駆動が始まり、同時に蓄積が
再開される。この様な駆動形式なので見た目にも物体の
移動にナメラカに追従する好印象を与えるのみならず、
ミラーアップ等が入って蓄積のタイミングが変化しても
問題なく、常にピントの合った写真撮影が可能となる。 〔第8実施例〕次に再び物体移動の有無を判別するため
の方法について次の第8実施例において説明する。物体
移動判別手段100bの内容については、その最も単純
な形を第1実施例において説明し、さらに精度を高めた
方法を第2実施例で説明した。ここでは時間的要素を加
味することで、さらに正確に物体移動の有無を判別する
方法について説明する。 【0087】図5のステップ(1005)、(100
6)がそれに相当する。即ちステップ(1002)を厳
密な物体移動の速度におき直したものがステップ(10
05)の 【0088】 【数3】 【0089】であり、ステップ(1003)を厳密な速
度の比較に直したのがステップ(1006)の 【0090】 【数4】 【0091】である。ステップ(1002)、(100
5)は主に物体移動の有無を判別し、ステップ(100
3)、(1006)は主に被写体外れの有無を判別して
いる。実際の使用に当っては、ステップ(1002)、
(1003)のかわりにそれぞれステップ(100
5)、(1006)を用いても良いが、図5のようにシ
リーズにして両方用いるようにしても良い。その場合ス
テップ(1002)、(1003)ではステップ(10
05)、(1006)より条件を緩めに設定することに
なり、0<k<k' <1<r' <r となる。 【0092】これらの係数の具体的な値としてはk≒
3〜 5、k' ≒ 5〜 7、r' ≒ 4〜2、r≒2
〜3程度にするのが良い。以上第8実施例によれば、物
体の移動速度をより厳密に求めて比較を行うので物体移
動の有無の判定精度が向上する利点がある。 【0093】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、対象物体
が移動しているものであっても、対象物体の移動に伴う
結像光学系の結像面の移動軌跡を予測して予測移動量を
算出し、更に、移動している前記対象物体の合焦が前記
露光時に得られるように、前記予測手段で求めた前記予
測移動量に加える補正量を算出している。そして、前記
予測移動量と前記補正量とに基づき、対象物体の移動時
にはミラーアップ前においても、結像光学系を駆動制御
(即ち前倒し駆動制御)するようにしているので、下記
の効果を奏する。即ち、対象物体の移動時には前倒し駆
動制御により常時、結像光学系を駆動するので、レリー
ズ(ミラーアップ)が何時されても露光時にはピントの
合った写真が得られる。具体的には、光学機器の撮影動
作時において、レリーズ後から露光までの時間において
レンズ駆動を停止する期間を考慮して、対象物体の移動
による像面の移動軌跡より時間的に早く結像光学系を駆
動(予測軌跡にしたがって駆動)するので、露光直前の
結像光学系の停止期間があっても、露光時には丁度ピン
トがあった撮影ができる効果がある。単に、当該移動軌
跡にしたがって結像光学系を駆動していた場合には、レ
リーズ信号に関連して結像光学系を停止する期間が入る
場合、レンズ停止期間中の対象物体の移動に追従でき
ず、露光時にはピントのずれた撮影となってしまう。こ
のような露光直前のレンズ停止のある撮影動作等に対し
ても適正な結像光学系の駆動を可能にしたのが本願発明
である。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to automatic focusing of a camera or the like.
Equipment related, especially when the target object is moving
Occasionally, the imaging lens moves the image plane of the moving object.
Technology for predicting and driving the taking lens.
You. [0002] 2. Description of the Related Art First, FIG.
The configuration of a conventional automatic focus detection device will be described. Stuff
Light emitted from the body a passes through the imaging optical system (photographing lens) L
And usually a film via a quick return mirror M
Guided on finder screen S at a position conjugate with plane F
I will Also, a semi-transparent part in the center of the quick return mirror M
Is transmitted through the sub mirror S. Focusing via M
It is led to the exit means. The focus detection means 101 has a known configuration.
Focus detection optical system, charge storage type image sensor and focus
It consists of a detection calculation unit and an image sensor drive control unit.
Have been. Immediately after the end of charge accumulation, the focus detection
Accordingly, the defocus amount is calculated intermittently. This default
The amount of focus is different from the film conjugate plane which is the predetermined imaging plane.
An amount corresponding to the distance along the optical axis from the image plane of the imaging optical system L
It has become. [0003] The control means 102 is
Receive the data on the defocus amount and
The motor of the moving means 104 is driven and included in the imaging optical system L.
Moving the focusing optics to the desired image plane and the imaging optics
Are controlled so that the image planes of the images coincide with each other. Here is the lens driver
Accurate control of the driving amount of the stage motor by the input signal is possible
If it is not, use a photo interrupter
Monitor means 10 for detecting the amount of movement of the focusing optical system
Using the feedback pulse of No. 3, the control means 102
Controls the driving of the focusing optical system. Of course, pulse mode
The drive amount can be accurately controlled by an input signal like a
The monitoring means detects an input pulse or
May be substituted by equivalent means. [0004] Generally, the entire imaging optical system is moved to automatically focus.
Adjustment is rather rare, and some of the imaging optics
It is common to adjust the focus by moving the focusing optical system of the
It is. In this case, the movement amount of the focusing optical system and the imaging
It does not coincide with the moving amount of the image plane of the optical system. Therefore, actually
Is output from the monitor means 103 to the lens information generation means 105.
The ratio between the number of feedback pulses to be applied and the amount of movement of the image plane
Control unit 102 records the lens information.
The value of this ratio is read from the generating means 105 and the required image plane
The required number of pulses corresponding to the moving amount (defocus amount) of
Calculated feedback pulse is the required number of pulses
Drive will be performed up to this point. [0005] However, this point is not the essence of the present invention.
Relationship, and in the following description, the gist of the present invention will be understood.
The imaging optics is represented by a virtual single lens for ease of use.
In particular, the movement amount of the virtual single lens and the image accompanying the movement amount
The description will be made on the assumption that the movement amounts of the surfaces are equal. Of course
Theory, even in single lens or full lens
If the distance to the body is very close, the above assumption does not hold at all
Therefore, for macro lenses, etc., it corresponds to the amount of lens extension.
The value of the ratio needs to be switched step by step
The function is required for the information generating means 105.
Is to the lens information generating means.
To make the explanation easier to understand,
The description will be made using a target single lens. FIG. 27 shows such a virtual unit for convenience of explanation.
The moving object in which the coordinates are fixed to the lens L
The locus of the imaging plane of the body (solid line P) and the conjugate with the film plane
The trajectory (dotted line Q) of the predetermined image plane is shown on the horizontal axis.
Is the time t, and the vertical axis is the image plane along the optical axis and the virtual unitary.
Indicates the distance to the lens. The coordinates (tn, Xn)
Charge accumulation start time t of the point detection means 101nAnd at that time
Position x of predetermined imaging planenAnd the coordinates (tn', Xn')
Is the accumulation end time tn'And the position of the given image plane at that time
xn'And the coordinates (tn 0, Xn 0) Is the focus detection calculation
End time tn 0And the position x of the predetermined imaging plane at that timen 0The table
I do. FIG. 27 shows the so-called intermittent drive.
This is an illustration of the focus adjustment operation,
Body is a1', ATwo', AThree'And follow the movement,
Is a1, ATwo, AThreeIt shows a state of moving. As a result of the first calculation, an image plane a of the object
1And film side b1D relating to the difference in distance1Is time t
1 0Output from the focus detection means 101 to the control means
Reference numeral 102 denotes the defocus amount D as described above.1The phase
The drive control of the lens L is performed to kill it.
Also object a1'Is aTwo′, The time t Two
The lens to D1Drive only to stop the lens drive
However, at the midpoint of the next accumulation time, the image plane is already aTwo
And the second calculation result is aTwoAnd b
TwoD relating to the difference between the positions ofTwoIs time tTwo 0Focus on detection hand
Output from stage 101. Then, the control means 102
Is the defocus amount D as described above.TwoOffset
Control at time tThreeStop the lens drive
ThreeEven if the predetermined image plane is brought to the position ofTwo
Is aThree′, It is not focused. The same is repeated hereafter as shown in FIG.
It is. If the object did not move, and errors
If there was no, in one cycle of accumulation, operation, drive
The object image plane and the specified image plane should have been able to match.
Yes, the calculation result contains 10 to 20% error in the defocus amount
The object image plane in two or three cycles
The imaging planes could have been approximately matched. [0009] However, as shown in FIG.
First two or three cycles if moving
Then gradually the object image plane anAnd the predetermined image plane bnIs narrow
After that, the distance between the two depends on the moving speed of the object image plane and the
Focusing maintained at a constant value determined by the responsiveness with the dynamic focus adjustment device
The follow-up state continues without achieving. [0010] SUMMARY OF THE INVENTION The following state is solved.
In order to achieve this, the Applicant has
An adjusting device is proposed in JP-A-60-214325.
There, the image plane position at a predetermined time is obtained, and
The target position is calculated by adding the surface movement speed multiplied by the time term.
Out, and drive the lens toward this tracking locus.
After reaching the trace, the trajectory follows the image position every moment
It is driven along. [0011] However, here, there is no control during the mirror up operation.
There is no description about you. Therefore, the present invention involves a mirror-up operation.
A self-tracking operation that takes into account the drive suspension period
It is an object to provide a moving focus detection device. [0013] SUMMARY OF THE INVENTION The present invention provides an automatic focusing apparatus.
The light is used to stop the imaging optical system L during exposure and perform the exposure.
This is an automatic focusing device used for scientific
A predetermined image forming plane of the image forming optical system for forming a light image of
Detects the amount of defocus with the specified imaging plane
Focus detection means 101 and an output from the focus detection means
In addition, the movement locus of the imaging plane accompanying the movement of the target object
And outputs the predicted movement amount (step 34 in FIG. 20)
Prediction means 100; focusing of said moving target object
Was obtained by the prediction means so as to be obtained at the time of the exposure.
The correction amount (step 37 in FIG. 20) to be added to the predicted movement amount is
Correction means 100 for calculating, wherein the target object moves
If it is determined that the mirror is
Also in step 43), the correction amount obtained by the correction means
A predicted trajectory determined from the predicted movement amount (trajectory R in FIG. 18)
Driving the imaging optical system with the goal of
You. The structure of the present invention is mainly based on the sixth embodiment and FIG.
18. [0015] [Function] Immediately before film exposure, lens drive
To move the target object
The specified shift amount is related to the amount of movement of the
Decide. With this configuration, the image plane locus is shifted by the predetermined amount.
Based on the predicted trajectory (FIG. 18; broken line R)
Controlling the focus driving means so that the predetermined image plane is on the predicted locus.
Processing related to mirror up and lens drive stop at one time
Is controlled during the film exposure.
When the specified image plane (film conjugate plane) is matched to the surface locus
So you can shoot in focus. That is, the target object
Since the imaging optical system is driven prior to the movement,
Stop the lens drive after the release signal is
Even if the camera enters the
The image plane of the udon can be matched to the film plane,
It is possible to shoot in a way that suits your needs. [0016] [Embodiment] A first embodiment will be described. This example is cumulative
・ Compensation for tracking without any lens drive during calculation
Driving is performed all at once after the computation is completed and before the accumulation is started.
This is a drive system that completely follows intermittent drive. In addition
Correction drive for canceling body movement is called tracking drive.
And FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of the first embodiment.
Except for the presence correction means 100, the description was used for the description of the conventional example.
It is the same as FIG. The correcting means 100 outputs the signal from the focus detecting means 101.
Receiving the force and the output of the monitoring means 103,
No object is determined.
Calculate the correction drive amount for tailing, and control based on this.
The control means drives the lens to track. Figure 2 shows the first implementation
This shows the tracking of the example.
Used. Here, Q is the same as the drive by normal intermittent drive.
And trails the trajectory P of the object image. Q '
FIG. 9 shows a state of tracking drive according to the first embodiment, and shows a trajectory.
Tracking is performed along P, and the state near focus is always maintained.
You can see that you have. The difference between Q 'and Q
This corresponds to the object movement correction amount calculated by the means. Next, the processing contents of the correcting means 100 will be described.
State. Since the lens is not moved during the accumulation / calculation time,
x1= X1'= X1 oAnd the time (t1+ T1') / 2
Defocus amount at point a1And point b1Distance difference (X1
x 1 o) At the end of the calculation t1 oFocus detection means 10
If there is no detection error, the defocus amount calculated from 1 is
This value D1be equivalent to. It is calculated by the focus detection means 100 in the future.
D is the nth defocus amountnShall be represented by
You. The control means 102 operates at time t1 oFocus on
D calculated by the means 1011Lens driving means 1 using
04 and the feedback pulse of the monitoring means 103.
The amount of image plane movement by the lens is defocused while counting
Amount D1Drive is performed until it becomes equal to As mentioned before
In fact, a certain amount of image plane movement ΔB
The amount of lens movement corresponding to f differs for each taking lens.
Feedback pulse that gives the amount of movement of the lens
Δn often differs depending on the photographing lens. So the image plane
Move ΔBf to Δn = KB* Feed due to the relationship of ΔBf
Conversion coefficient K to convert to back pulse number ΔnBThe lens information
The information is stored in the report generation means 105 and is used for actual driving control.
I will do it. Conversion of image plane movement to the number of feedback pulses
This operation has nothing to do with the essence of the present invention,
And all the following descriptions are converted to image plane movement.
It will be expressed in quantity. Immediately, defocus amount DnOf course
The correction drive amount C described laternEverything is a measure of the amount of image plane movement
It is assumed to be described in degrees. Now, the operation end time t
1 oFrom the accumulation start time tTwoDrive as high as possible
It is also desirable from the viewpoint of responsiveness that the speed is high.
It is necessary to gradually reduce the speed at the edge, so it is fast and
Non-constant speed drive. In the tracking method of the earlier application,
Charge accumulation was performed at the same time.
Because the degree of detection is fast, the detected image is equivalently blurred,
Slight detection of each time of accumulation start, speed change, accumulation end
Error increases the position determination error and
The non-constant speed, etc.
Disadvantages such as the inability to accurately correct the defocus amount.
Was. Therefore, in this embodiment, the high-speed and non-uniform driving
Is almost converged tTwoTo resume the accumulation. Time tTwo o
Second defocus amount D TwoIs calculated, which is
Accumulation time tTwo~ TTwoIs the amount of defocus in the middle of '
Point aTwoAnd point bTwo(XTwo-XTwo o)
Equal except for differences. If the object is not moving and detection error
D if the difference is small enoughTwoIs D1Very small value compared to
In principle, the transfer of the object from the value of this ratio
The presence or absence of the movement can be determined. Actually, the conventional example shown in FIG.
In the following state like the trajectory of Q at n ≧ 3 shown in
Is the calculated defocus amount D for each timenIs forever
It does not converge to zero and becomes almost constant, and Dn/ Dn-1$ 1
You can see that However, as shown by Q 'in FIG.
Additional correction drive in addition to drive based on defocus amount
Is calculated, the calculated defocus amount DnSelf
It is impossible to perform the above-mentioned identification using a body. Therefore, as shown in FIG.
Is provided with an insufficient convergence amount calculating means 100a.
P given by the formula as a quantity representing shortagenCalculate the amount
And take this as a source.         Pn= Dn+ [Previous driving amount] -Dn-1              ...... Here, the expression is the n-th defocus amount DnWas calculated
Time tn oAt present, DnIs to the focus detection means 101
The latest defocus amount calculated from Dn-1Is one time ago
Is the defocus amount. [Last drive amount] is time to
n-1~ TnIf the value X (n-1) actually driven during
Time to n-1X (n−)
Calculated value from which only 1) drive is performed
Dn-1'. Of course, both are equal when there is no error
(Dn'= X (n)). The correction drive amount for tracking is CnToss
Then, the driving amount Dn′ Becomes Dn'= Dn+ Cn          ............ Using this, the equation can also be expressed as: Pn= Dn+ Cn-1            ……… ’ As can be seen from FIG. 2 according to the definition of the above equation, n ≧
After 3 the convergence shortage amount PnIs the point anAnd point an-1
(For example, PFour= DFour+ CThree) Immediately of the object image
It is nothing but a driving amount. The time t when the first calculation result is obtained1
oSince there is no previous result at the time of
P0Is a sufficiently large value, for example, about 1000.1=
D1Decide to be So in this case P1Is the object transfer
It does not correspond to the momentum and P1/ P 0  <1. Therefore
In the correcting means 100, the object movement is determined as shown in FIG.
A means 100b is provided to determine whether or not the object has moved. Next, a specific example of the object movement determining means will be described.
Bell. Assuming that there is some detection error,
The tracking drive of the moving object is performed according to the routine shown in FIG.
Insufficient convergence amount P obtained as a resultnTable 1 shows the changes in
You. [0025] [Table 1] In this example, the first insufficient convergence amount P1Is 10
And n = 2, 3 and PnQuickly converges but focuses
It doesn't reach to below 05 to 15 which corresponds to the range
And n = 4-7 for PnIs about 4
It is constant. That is, even if n = 3-4 or later, PnIf the value of
An object that does not converge within the allowable focus range and becomes almost constant
The story of the movement, P at that timenValue in one cycle
This corresponds to image plane movement accompanying object movement. From this, PnIs 5 ≦ Pn/ Pn-1<2
It is judged that the object is moving by entering the range
Can be specified. If the object is stationary,
Defocus amount is 20% 30% of previous defocus amount
In general, Practically object movement discrimination
The means is Pn/ Pn-1And the predetermined constant (threshold) k
It is determined whether the object is moving by comparison. Various errors
Given the effect of, the range of practical values for k is 3 ≦ k ≦ 8 It is considered that 4 ≦ k ≦ 6 is optimal. And Pn
/ Pn-1When ≧ k, the object movement determining means 100b
It is determined that there is. Also in this one cycle
The image plane movement corresponding to the object movement is almost PnThis is given by
I understand. Therefore, the object movement compensation is added to the compensation means 100.
Positive amount calculating means 100c is provided so that compensation for tracking can be performed.
Positive drive amount CnIs calculated. That is, the object movement determining means
When it is determined that there is an object movement Cn= Pn When it is determined that there is no object movement Cn= 0 And FIG. 4 conceptually shows a processing flow.
The flowchart of (a) and the processing contents of the first embodiment are specifically described.
Explanation will be made using the flowchart of FIG.
I do. First, in step (1), the initial value setting described above is performed.
U. Start accumulation in step (2), accumulate in step (3)
This is the end, and the charge accumulation type image sensor of the focus detection means
Image output is sent to the focus detection calculation section in the focus detection means.
It is. Next, the focus detection calculation is started in step (4).
The calculation is completed in step (5), and the defocus amount D
nIs calculated. In this way, the focus detection means
Focus amount DnIs normally output, the control means 102
Drives the lens based on this data. However
In this embodiment, the defocus amount DnIs the first correction means
100 receives processing for tracking drive. Step (6) is a step in the correction means 100.
This corresponds to the bundle shortage amount calculating means 100a, and
Foot weight PnIs calculated. Step (7) is an object movement discriminating hand.
FIG. 4 (b) corresponds to the step 100b.
In (7), Pn  > K * Pn- 1  If the object moves
It is determined that it is moving. Step (8) is the object transfer
This corresponds to the motion correction amount calculation means 100c, and
Correction amount C according to the presence or absence ofnIs calculated. Then step
Driving amount D at (9)n'Is calculated. This Dn′ Before
As described above, the image plane movement amount is converted, and the control means
102 is this DnAnd the fee from the monitor means 103
As described above, the correspondence between the feedback pulses
Conversion coefficient K stored in generating means 105BConnect with
Drive control is performed. Next, in step (10b), the next operation is performed.
Store the required values and start driving in step (11b)
Until the driving stop condition in step (12b) is satisfied.
Driving continues. Step again if stop condition is met
Returning to (2), accumulation is resumed. Thus, the first real
In the embodiment, charge accumulation, calculation, and driving are duplicated even when tracking is performed.
Intermittent drive system that is performed sequentially without performing
I have. Therefore, in step (9), Dn'= Dn+ CnNotation
As described above, the driving amount DnIs the defocus amount D
nAnd correction drive amount C for trackingnGiven as the sum of
ing. If the drive in steps (11b) and (12b)
The drive amount calculated in step (9b) by executing the motion
There is no problem if the goal is fully achieved, but the calculated drive
When there is a difference between the moving amount and the actual driving amount, step (6)
Insufficiency of convergence P in b)nIs incomplete in the formula
It is necessary to use an expression. And in that case the expression
The value of the previous drive amount is Dn-1′, Not the last
The driving amount X (n-1) at the time of
It is necessary to use the value calculated from the accumulation. As described above, according to the first embodiment, the completely intermittent driving
Movement, so the lens stops during the accumulation time.
Calculation as in the case of JP-A-60-214325.
The accuracy of the output defocus amount does not deteriorate,
Presence / absence of object movement can be determined accurately, enabling accurate tracking drive
It has the effect of becoming effective. It is also a conventional tracking method
In the case of Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-214325, the performance is performed even during the accumulation time.
It is assumed that the driving is performed in parallel during the calculation time.
Therefore, the microcomputer becomes multitask
The number of counters and timers is limited, and
Using a computer makes programming difficult or quick.
There was a disadvantage that processing could not be performed. However, in the tracking software of this embodiment, the intermittent drive is used.
Because it is dynamic, it does not become multitasking, and it is absolutely time
Tracking drive can be performed effectively without monitoring
Program construction is easy, and at the same time
The ability of the microcomputer running the software is sufficient to respond
There is an advantage that. Also, the amount of software actually added
4 (a) and 4 (b) show conventional intermittent drive software.
Tracking drive by adding a few calculation steps
Is very compatible with existing software.
You. Next, the object movement discriminating means described in the first embodiment.
In the second embodiment in which the processing of the stage 100b is further refined
explain about. In addition, supplementary information when the object is determined to be moving
Positive drive amount CnMust be strictly set as described above.
It is not necessary, for example,nA coefficient close to 1
Overrun in lens drive control.
In the case of only one, the coefficient was set to 1 or less (0.9, 0.8, ...)
In the case of underrun, set the coefficient to 1 or more (1.1, 1.
2,…). [Second Embodiment] As described in the first embodiment, object movement
Tracking correction when the discriminating means determines that there is object movement
Intermittent drive (tracking drive) including
If it is determined that normal intermittent drive (convergence drive) is
U. However, if the judgment accuracy of the
Erroneously determines that there is object movement when there is no object movement
If you do, it is said that the driving operation tends to be hunting
Problems arise. In order to solve this problem, incorrect judgment
A method for preventing the above will be described with reference to FIG. Fig. 5
The flow chart replaces step (7) described in the first embodiment.
Here, in step (1001), the current convergence
Shortage PnAnd previous convergence deficiency P n-1Is the same sign
Whether or not the object is moving is determined by checking whether
If not, it is determined that the object has not moved,
In the case of a sign, the next decision step (1002) will certainly
It is determined whether the object is moving. Immediate step
Whether the object moves in two stages (1001) and (1002)
Is determined by Pn  > K * Pn-1    Is satisfied
PnAnd Pn-1The object is moving when
This is in order to avoid being determined to be. Step (1)
001) and (1002)n/ Pn-1
> K may be used. Next, the object suddenly comes out of the focus detection visual field.
Let's consider the case. In this case, step (100
When the condition 2) is satisfied (for example, Pn/ P
n-1≧ 4), PnDefocus amount based on
Driving, causing a significant overrun.
There is a problem of producing. Solve this problem
Is provided in step (1003) Pn  <
r * Pn-1  R is determined to be about 2 ≦ r ≦ 3
Is a number. Immediately Pn  Is Pn-1  Remarkably compared to
If it becomes larger, that is, if step (1003) is not
If the object moves outside the detection field of view,
Normal without tracking correction to prevent erroneous determination of presence
Intermittent drive (convergence drive). Next, step (1004) will be described.
You. The purpose is that there is no or little object movement near the focus
The convergence deficiency PnDefocus included
The relative proportion of the volume detection error increases,
Regardless, the determination in step (1002) is affected by the detection error.
Eliminates the possibility of
Make sure that the movement does not become hunting when it converges
It is for. To achieve this purpose, the allowable width δa
Pn  > ΔaIf not, it is determined that there is no object movement.
Set. Where δaIs the defocus amount calculation error
And a value that reflects the depth of field
The value is generally about 05 to 2. That is,
Lens is near the in-focus area, and
In the range that can be regarded as PnIs in tracking drive mode.
Only the convergence drive is performed. This step allows
When it is small, it will not be possible to detect movement, but in this case
Intermittent drive without normal tracking (convergence drive)
There is no problem because there is no follow-up. Also this stage
The tip (1004) is not limited to this position,
It may be before the step (1001). As described above, according to the second embodiment, the object movement
Is more complete, so with the addition of tracking software
No hunting problem during normal operation
Operation is guaranteed. Also in the second embodiment, the first embodiment
As in the example, time measurement is not performed, so a very simple software
This can be dealt with by the software processing. [Third Embodiment] The focus detection means and the lens driver
Discussed timing determined only by stage operating characteristics
However, when considering the camera,
You need to take care. As described in the first and second embodiments.
The drive is an intermittent drive, and the drive itself has a step shape. this
Since the movement of the object changes to Nameraka, the exposure
It is preferable to make the timing of the above appropriate. Reverse
In other words, because the tracking drive is intermittent,
The timing of the exposure,
If the photograph was taken, it would be perfectly in focus
Will be obtained. Timing of such exposure
The method of taking the image will be described in the following third embodiment. What
The tracking method in the third embodiment is the same as that in the first embodiment,
It is assumed that the embodiment is used. Also regarding shutter release
Exposure is independent of the focus detection system
Independent mode that allows (mirror up) and focus determination
Focus priority mode that allows exposure if there is
However, here, we will focus on focusing priority mode. Prior to the detailed description of the third embodiment, a known
Exposure timing method in normal intermittent drive method
Will be described with reference to FIG. Def in step (5)
When the amount of focus is calculated, it is calculated in step (81).
Focusing with a predetermined defocus amount
Compared to the range δ, the magnitude of the defocus amount is larger than δ
In step (82), the lens is driven.
In (83), it is determined that the driving of the predetermined driving amount has been completed.
Then, the next charge accumulation starts. This cycle is 1-3
The process is repeated, and the differential
If you find that the size of the focus amount is smaller than δ,
Goes to step (84) to perform focusing processing. Here
Focusing is the process of turning on the focus indicator and exposing the film.
Means to allow the mirror to move up.
Even if the shutter was released before,
Exposure is not performed until the point of
Then, mirror up and exposure are performed. This is
This is the outline of the focusing priority mode. Normal with no object movement
In this case, there is no particular problem in this processing. But the object moves
If you are out of focus in the above normal processing
However, there is a drawback in that the exposure is performed. this
This will be described with reference to FIG. In the example of FIG. 7, the midpoint of the charge accumulation time Tint is
Since the trajectory P of the image has passed, the calculation end time tn oCalculated
Defocus amount DnIs Dn  <Δ, figure
The routine enters a focusing process of six steps (84). if
tn oIf shutter release has been performed before, t
n oAt step (84), the exposure is permitted (mirror
Up permission) occurs, the mirror is raised and Mira
Time t after the delay time TupexpoFill in
Exposure occurs. But at this point it is clear from the figure
Again, since the locus P of the image is far away,
This will result in an out-of-focus photo. That is, Dn  <Δ
Means focusing at the midpoint of the charge accumulation time.
Only the delay time from this moment to the exposure
The image plane will be off. In order to solve this disadvantage, in the third embodiment, FIG.
8 means for performing a focusing process in the correcting means 100
100d, where the tracking drive is performed.
Focusing processing that is most suitable for this is performed. This operation is shown in FIG.
Step (10). (Step (1) ~
(9) is the same as FIG. 4 (a)) Next, this step (10)
Will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
You. In step (1101) in FIG.
Whether there is a case or not is determined based on the result of step (7).
If there is no object movement, steps (81) and (8)
2) Go to (83) or (84). This is the same as in FIG.
Descriptions are omitted because they correspond to the numbers. Steps
If it is determined in step (1101) that there is an object movement, step
Driving is started in (1102), and step (1103) is started.
When the predetermined drive stop condition is satisfied in step (110)
Proceeding to 4), the focusing process is performed. Step (11
The content of the focusing process of step 04) is the focusing process of step (84).
Exposure permission and display lighting are the same as the
In the case of, since the object is moving, the display disappears after the predetermined time has elapsed.
It is good to light. In this way, when there is an object movement,
FIG. 7 explains the reason why a photograph in focus can be taken.
You. In the tracking drive method in the first and second embodiments,
According to the above description, during tracking, the instant about the midpoint of the charge accumulation time Tint
Are controlled so that the trajectories of P and Q 'substantially intersect with each other.
ing. From this, if the cycle time is the same,
If the intersection of P and Q 'occurs next time from the end of driving, Tin
It is expected to be later by t / 2. Meanwhile mirror up
The delay from the start to the exposure is Tup, and the time difference between the two is δ
Assuming T, δT = Tup−Tint / 2. Therefore drive
Ended and decided to instruct to resume storage
If the mirror is raised by δT ahead of
At the moment of light, you can almost be near the intersection of P and Q '.
You. By the way, the camera body of Tup ≒ 50msec
In the case of, Tint / 2 changes according to the brightness of the object,
0 to 50 msec in most cases except when it is always dark
0 ≦ δT ≦ 50 msec.
Mirrors earlier than the timing at which accumulation is scheduled to resume for m sec
You can do it up. How to take the timing
As a first example, apply brakes to stop driving the lens.
It takes about 20 msec from the start to the complete stop.
If the image plane moves about 50μ during
The mirror-up timing to the
20 to 30 msec after this,
It can be set to take a picture. timing
As a second example of how to take, the remaining drive amount is converted to image plane movement.
20-30msec to change from 150μ to 50μ
If possible, tie the mirror up when 150μ remains.
The brakes and restart the accumulation when the remaining 50μ
The purpose can be achieved even if the timing is given. FIG. 11 shows the second example.
Will be described. If there is an object movement, step (120)
Lens drive starts from 1) to step (1202)
Is done. The remaining drive amount is δPTo δ0Nana
Δ such that the time untilP, Δ0The value of
It shall be determined. Drive remaining in step (1203)
The amount is δ with respect to the image plane movementPIf it is less than the step (12
Go to 04) to perform focusing processing including mirror up permission
U. Of course, the shutter release was done by this point
If not, mirror up even if mirror up permission is issued
Is not executed. Further driving proceeds to step (120).
If the driving stop condition of 5) is satisfied, that is, it corresponds to the remaining driving amount.
Image plane movement is δ0Step (1206) if
The brake is applied at step (120)
7) Confirm that the main mirror is in mirror down state
When the mirror is down, the operation proceeds to step (2) in FIG.
It returns and accumulation is resumed. The shutter button is
It is in the release state and the mirror mirror in step (1204)
The mirror is actually up
In step (1207), it is determined that the mirror is not in the down state.
Exposure ends and returns to mirror down state
Stop at step (1207) until mirror down
Then, the process proceeds to step (1204) in FIG.
Is done. By the way, the value in step (1203)
δPMay be set to a constant value, but the charge accumulation time
To calculate δT according to the value, and according to the value of δT,
δPChanging the value of is perfect. Above
Although the case where δT> 0 has been described, depending on the condition, δT
There may be a case where <0 is satisfied. But this place
If the mirror-up timing is the drive end timing
Since it is a direction to delay more, δ from the drive end timing
It is easy to count and delay only T time
You. In the above description, the error of δT is compensated.
Although the method has been strictly described, when δT is 20 to 30 sec.
In most cases, focus processing (mirror
Up permission) and the timing of the storage restart instruction
A practically satisfactory result can be obtained without such a problem. Then
When there is no object movement in step (1201)
The case will be described. In this case, in step (1210)
  Dn′ And δfAre compared. For reference this
Since there is no tracking in the loop, Dn'= Dnbe equivalent to. here
At δfRepresents the width of one side of the focusing zone, and 50 to 200 μ
It is of the order of magnitude. If Dn'> Δf
In step (1211), the identification flag is set to 0, and the
Driving starts at step (1212). Then step
Step (1213) that satisfies the drive stop condition
In step 14), the brake is applied, and step (1207) is performed.
After that, the accumulation is restarted in step (2). in this way
And return to step (1210) again.n′ <Δ
fIf it becomes, the process proceeds to step (1215). Stay
In the step (1215), display lighting, mirror up permission etc.
Perform focusing processing. Next, in step (1216), the identification
Add 1 to the lag and remember that you have entered the focusing zone. S
In Step (1217), Dn′ <Δc(0 <δc<
δf) Or ≠ 0, and this condition
When the condition is satisfied, the process proceeds to the next accumulation without driving. Where δcIs a value of about 0 to 50 μ,
Provided to stop the lens near the center of the focusing zone
It is a shiki value. Condition is satisfied in step (1217)
If not, ie = 0 and δf> Dn′> Δc In the case of, driving is started in step (1212), and driving is started.
Stop condition Drive remaining amount <δcIs driven until
The brake is applied at step (1214). The essential points of the third embodiment are briefly summarized.
Can be expressed as follows. In other words, the focusing sequential
At least a predetermined value (50 μ to 150)
over about μ), when there is no object movement
Focus processing is not performed if the object is moving.
In the case that the tracking drive has been terminated,
The focusing process is performed sequentially. Thus, in the third embodiment, there is tracking drive.
Focusing processing, that is, lighting of focus indication and mirror
-By changing the timing of the
Exposure at the most effective moment even when there is tracking action
Tracking by intermittent drive.
Focus on a moving object
It is possible to take a photograph that has been taken. In the third embodiment, the time measurement is not necessarily performed.
It is not necessary, and even if it is used, it is the value of the charge accumulation time,
This value is accumulated even in a normal focus detection device without tracking.
Indispensable when controlling time with software
This is often measured, and it can be used
Therefore, in that case, the burden on software will not increase especially.
And it is still intermittent drive.
Multitasking as in the case of 0-214325
However, it is easy to create software as described in the first embodiment.
It has not lost its sexual character. [Fourth Embodiment] In the above third embodiment, the timing of exposure
I explained how to take it. However, the above description applies.
Only the timing of the first exposure,
The timing of the second and subsequent exposures will be different
You need to be careful. That is, before the first exposure
(Accumulation / operation / drive) as one cycle
This is a return operation. Therefore, based on this assumption,
I should have taken the timing. And of the first exposure
The timing between the moment and the moment giving the midpoint of the scheduled storage time
I should have considered the match. However, after the second time in the continuous shooting mode,
(Accumulation / calculation / drive / mirror-up period)
It is necessary to consider the cycle and the repetitive operation,
Moment is in the middle of the mirror-up period,
It is impossible to match the middle of the time with the moment of exposure
is there. The tracking method in such a case is described below.
A description will be given as a fourth embodiment. In this case, the basic tracking
The work is based on the first and second embodiments. The upper part of FIG.
The figure in the right shows the operation of each operation during continuous shooting with the motor drive.
This is an illustration of the imming. The cycle of continuous shooting is T,
The period when the main mirror is up is T MIn
You. Mirror up period TMIs the delay time associated with the rise of the mirror
Tup, exposure time Ts, and delay time Tdown due to mirror lowering
Consists of Also, a period T indicated by a broken line in the figureWDew
This is a period corresponding to film winding after light. Again
The time from the end or the end of calculation to the start of mirror up is T
DThe lens is driven during this time. Open mirror up
At the start timing, the remaining drive amount is
A constant amount (for example, 50μ or 150μ)
Or). Now, in the case of the configuration shown in FIG.
Focus detection cannot be performed when the
At the same time, accumulation starts, and as shown in FIG.
int, defocus amount when calculation time Tcal passes
Turns out. Lens drive is prohibited during film winding
If the defocus amount is calculated, the winding ends.
Until the start, the driving of the lens is delayed. The first exposure in such an operation mode
Under continuous shooting conditions after the end of light, exposure timing
ΔT between the timing of the1=
There is a time lag of Tdown + Tint / 2. by the way
As described above, the tracking drive method described in the first embodiment is used.
According to FIG. 12, P and Q ′ are different from the accumulation time as shown in FIG.
Correction drive for tracking is performed so that
Will be. However, the drive is intermittent in this state,
In addition, at the timing of exposure, δT1Object image during
A photo that is out of focus by the amount Δ that the surface has moved
become. In the fourth embodiment, the timing of exposure is
ΔT between the timing and the midpoint of the accumulation time1Based on
And consider this as the amount of convergence excess or deficiency.
As shown in FIG.
It is provided in the correction means 100 and can be used for continuous shooting of moving objects.
I will shoot a focused photo while tracking this
It is something to do. That is, the correction drive amount for tracking is Δ
As shown in FIG. 13, the exposure time
The tracking drive is controlled so that P and Q 'overlap during imaging.
Control. Next, a method of calculating Δ will be described. FIG.
As you can see, Δ = Pn* ΔT1/ T
Cycle time T and accumulation time Tint
Can be determined accurately. But δT1Neither T
Since the range of possible values is usually limited, α (= δT
1/ T) with an appropriate constant Δ = Pn* Even if calculated by α
No significant errors occur. In this case δT1And count T
There is a merit of not having to do it. The value of the constant α is in the range of 1 ≦ α ≦ 5.
Yes It is often about 2. Also, actually figure
The locus of the object image plane described in 13P is not a straight line,
When approaching, the inclination increases with time,
When moving away, the slope changes in a direction that decreases with time
So, PnThe direction of movement of the object is determined by the sign of
The value of α should be changed accordingly. That is, the object moves away
Let α be αf, Approaching α to αnThen αf
> ΑnLike In this way, the object moves away
When the value of Δ at the time becomes large, the correction drive amount for tracking decreases
This can be matched with the decrease in the inclination of the object trajectory. Next, a specific correction procedure is shown in FIGS.
A more detailed description will be given. FIG. 15 is a flow chart showing a schematic flow.
Between step (8) and step (9) in FIG.
Calculate the convergence excess / deficiency amount Δ as the bundle excess / deficiency amount correcting means 100e.
A step (8) 'for performing the output correction is included. FIG.
The part from step (6) to step (10)
The minutes are shown more specifically. Steps (6), (7) and (8) are the first and second steps.
This is as described in detail in the embodiment. Step (81) (8)
2) (83) corresponds to step (8) ′ in FIG.
Yes, first in step (81), continuous shooting and
It is checked whether the first exposure has been completed. another
By using the expression, the final lens driving operation and the accumulated
Whether there was a mirror up / down during the arithmetic cycle
Can be examined. That is, the first exposure is based on the third embodiment.
Correction of the convergence excess / deficiency amount Δ
Is not performed, so that the process immediately proceeds to step (9). During continuous shooting
In step (82), the convergence excess / deficiency amount Δ is calculated.
In step (83), the tracking correction drive amount CnTo the above Δ
Is the corrected drive amount C further correctednIs calculated,
Move to the next step (9). About the following steps
Are omitted because they are equivalent to those already described. As described above, according to the fourth embodiment, the exposure
Equivalent to the time difference between the moment and the time giving the midpoint of the accumulation time
Since the movement of the object image plane can be corrected,
Even in-focus photos are taken of moving objects
You. Also in this embodiment, basically, the intermittent drive is used.
The CPU uses multi-processing such as parallel processing of accumulation operation and driving.
There is almost no need to perform tasks, and software construction is easy.
is there. As described in the third and fourth embodiments,
At the time of the first exposure and the second
The optimum control conditions are different from the second and subsequent exposures. Follow
It is necessary for the correction means to identify this point and perform optimal control.
You. [Fifth Embodiment] In the third and fourth embodiments, focusing is performed.
Priority mode was assumed. That is, shutter release
The exposure permission signal is output from the focus detection system.
Mirror up was not performed until it was done. That is, tracking
Mirror up at or near the end of driving
A permission signal is output, and the mirror
Had been However, this does not necessarily mean that the intended instant
There is a drawback that a picture cannot be taken in between. So a little pin
The shutter release button is pressed even if the
Independence that mirror is raised in the middle and exposure is performed
Modes are also conceivable. In the fifth embodiment, such an independent mode is used.
Enables photography that is as in-focus as possible
The conditions for setting are described. In the motor drive of a single-lens reflex camera
May be about 5 frames / second at the highest speed. So
The timing in such a case will be described with reference to the upper diagram of FIG.
You. The cycle time T for continuous shooting is 200 msec.
Of the exposure when the mirror up time Tup is 50 msec
Film starting at the end of exposure, with a time of 20 msec
Hoisting time TwIs 100 msec, the remaining time TDIs
It is only about 30 msec. Time from braking to stopping
If we expect 10 to 20 msec, the net driving time is
10 to 20 msec, practically impossible to drive the lens
Will be. Therefore, the motor drive as fast as possible
In order to be able to match the focusing operation to Eve,
During the period Tup from the raising of the mirror to just before the exposure,
It is better to allow driving. If Tup ≒ 50m
If there is sec, the time available for driving the lens is TD+ T
up ≒ About 80m sec, so most of the time tracking
The required driving amount can be covered. Obedience
In order to make the response as fast as possible,
It is important to perform the pitch driving. Now, in the focus priority mode, the focus detection system
The fact that the stem and the timing of exposure have a predetermined relationship
As is clear from the assumption, the state of the focus detection system
Regardless of whether the shutter release button is pressed regardless of
In fact, even in the independent mode where exposure is
Between the timing of system operation and the timing of exposure.
A certain relationship occurs. This allows exposure in independent mode.
Control the focus state to be almost good at the moment of light
It is possible. That is, the above-mentioned certain relationship is
That the charge accumulation starts as soon as the
This is inevitably caused by setting a condition. like this
, The same as described in the fourth embodiment.
Parameter δT1Has meaning. That is,
Between the last lens drive operation and the current accumulation and calculation cycle
When the mirror is up and down,
The time difference until the middle of this accumulation time is δT1Becomes
Considering this way, the time for driving the lens is greatly within Tup
Except for the interruption, the fifth embodiment is the same as the fourth embodiment.
It can be seen that the same processing as described above is effective.
Then, the next time for driving the lens is greatly interrupted in Tup
The following describes the effect of this. First, during the time during which the lens can be driven between frames,
ΔZ is the amount of image plane movement that can be1Then
When the moving speed of the object image plane is 5 frames / sec,
× ΔZ1Tracking of moving objects equivalent to / sec
In order to improve this ability, you can satisfy the above relationship
It is necessary to increase the driving power. Figure 17 Q 'eight
An example of the case where the condition corresponds to the critical condition like
The brakes were applied and stopped just before the exposure.
You. When the critical condition is slightly exceeded, like Q ''
During exposure, the lens may move.
In such a case, the image plane moves very fast in the first place,
There is no point in stopping the lens strictly,
There is no problem. Further beyond the above critical conditions
When the object movement is large, the tracking
I can't help. As described above, according to the fifth embodiment, the mirror
By allowing the lens drive even after the up, independent mode,
Focused shooting possible even with high-speed motor drive
Ability. In this case, too,
Step 100e operates in the same manner as described in the fourth embodiment.
Is determined in order to correct the convergence excess / deficiency. Of course
Also in the focusing priority mode of the fourth embodiment, δPLarge value of
Actively drive the lens during the Tup period
It is also possible to increase the responsiveness. [Sixth Embodiment] In the above embodiments, the time measurement is not necessarily performed.
Not required and can be replaced with representative values when needed
The efficient tracking drive method has been described. Also accumulation time and calculation
I was supposed to be almost equal every time. When actually tracking
Follows the same object, so the above condition is almost satisfied.
You. Also, according to the simulation, there is little variation
Overrun or underunder each time
Although it is a bit difficult, overall it is compared to normal intermittent drive.
It has been found that a sufficiently effective tracking drive is performed. However, in consideration of the variation of the time interval,
If tail software is built, the slight overrun and
Underruns can also be removed, and
In the embodiment, such a case will be described. Until now
In the embodiment, the object movement correction amount P during one cyclenThe
Although the calculation was used as it is, in this embodiment, as shown in FIG.
In particular, the time T (n-1) during this time is measured to determine the speed of the object movement.
The degree is calculated and the correction shown in FIG.
Undercorrection amount sequential correction means 100f included in the means 100
The tracking drive is finely corrected by using
Drive is not performed during accumulation operation, and it is essentially intermittent drive.
No change. The processing flow will be described with reference to the flowchart of FIG.
This will be explained. Steps (1) to (5) are the same as before
It is like. In the next step (55), the event counter
The drive amount X from the value of Event or the value of the register Regis
(N-1) is calculated. Here, the event counter
Feedback pulse on previous drive from monitoring means
Contains the counting results of In step (6), the convergence insufficient amount calculating means 10
0a is the convergence shortage amount PnIs given by Pn= Dn+ X (n
-1) -Dn-1Is calculated by Object movement in step (1)
The determination means 100b determines whether or not the object has moved.
The specific method is as described in the first and second embodiments. Stuff
If there is a body movement, proceed to step (31) and flag IDO
= 1. Steps (32) and (33) correspond to this embodiment.
Corresponds to the content of the object movement correction calculating means 100c in
Things. Step (32) is a diagram at the end of the calculation.
The amount corresponding to the difference between 18P and Q 'is used as a correction amount according to the following equation.
Calculated. Cn= Pn* {Tint (n) / 2 + Tcalc (n)} / T (n-1) ... Step (33) is the same as that described in the third and fourth embodiments.
Optimizes exposure timing
In order to further Pn* ΔT / T (n-1) ……… Is corrected. Here, δT depends on the exposure timing.
Amount. In step (34), the driving amount Dn′ Is default
Focus amount DnAnd drive amount C for trackingnAs the sum of
Can be Now, when the lens drive starts,
Automatically by setting the number of registers in the register Regis
And output from the monitoring means 103 accordingly.
Feedback pulse at the event counter
The accumulated value of this event counter is
Interrupt when it becomes equal to the value set in the register
(EVC interrupt) is assumed to occur. Drive here
A separate flag is set for the direction, and this flag
The rotation direction of the motor is controlled.
The description is omitted. In step (35), the event counter value
Reset Event to 0 and register Regis (
Dn′ −δcSet the number of pulses corresponding to ()). This
Thereby, the lens driving starts automatically. Next,
In step (36), enable the EVC interrupt and wait for the stop interrupt.
One. Step (37) is FIG. 19.
100f, which is calculated in step (32).
Computation was terminated because the correction amount
The correction amount after the time is sequentially corrected. That is, the amount of movement of the object image plane changes during the time ΔT.
formula ΔPn= Pn* ΔT / T (n-1) ... Given by ΔP every ΔT secondsn  Equivalent to
Add pulse number to the register or register
Subtract from Whether the addition is made depends on the driving direction that was determined first.
And the direction of movement of the object image plane, ie, Dn'And PnSign of
Determined by the relationship. Here, ΔT is about 1/10 of the accumulation time
In the following, it is practically assumed that constant-speed driving was performed during accumulation.
Can be considered. In this way, the lens drive is performed by the broken line R in FIG.
And when Q 'and R intersect, the event
Counter value Event and register value Regis are not equal
And an EVC interrupt occurs. EV at step (38)
Set the C interrupt to disabled and set the lens drive in step (39).
Apply a short brake to the motion and stop it,
ΔPnAlso stops adding to the register. Whether there is an object movement in step (40)
No, and if so, in step (41) mirror
Focusing processing such as up permission and focusing display lighting for a predetermined time
I do. In step (42), the amount required for the next calculation,
Pn, DnAre stored and n = n + 1. Step (4
In step 3), if the mirror is down, step (2)
If the mirror is up, wait until the mirror is down
Return to step (2). On the other hand, in step (7), it is determined that there is no object movement.
If it is, the normal processing routine after step (45)
to go into. In step (45), a signal indicating that there is no object movement
With the lag, the driving amount D is determined in step (46).n
Focus amount DnIs adopted as it is. Step (4
7) In Dn′ And δcD is determinedn′ ≦
δcThen, in step (51), focus processing, ie, display of focus
Lighting and mirror up permission are performed. Then step (5)
In step 2), the process jumps to step (42). In step (40)
Dn′> ΔcIn the case of, the focus indication is turned on in step (48).
If it is lit, turn it off and go to step (49).
Operation starts and in step (50) the EVC interrupt is enabled and
Wait for the end of the movement. As described above, according to the present embodiment, during accumulation,
Time, calculation time, hoisting time, driving time, etc.
Even if it fluctuates slightly, the required drive amount for tracking
Since the change is made, in-focus shooting is always possible.
Note that the three-dot chain line S in FIG.
The exaggerated start is shown, but
Is driven until it crosses the target broken line R,
It shows that there is no problem even if there is. The embodiments described so far have been performed during storage time and during performance.
It is assumed that the lens will not be driven during the calculation time.
In that sense, it is called a tracking drive method that assumes intermittent drive.
I can. In the case of intermittent drive, the processing is time-series
So there is no need for the CPU to multitask, meaning
It can be said that it is very superior. In addition, the lens drive
If the source is shared with the power supply for normal camera operation
For example, at the time of film winding, the motor for driving the lens is
There is a restriction that it must be stopped. this
In that case the lens drive is inevitably intermittent
So far, for systems with such restrictions,
The described intermittent drive tracking method is very suitable. [Seventh Embodiment] However, a system that can always drive the lens is used.
In a system, the movement of an object is substantially continuously
It is also possible to track
The eyes also have the advantage that the movement can be felt in the name. next
In the seventh embodiment, such a continuous tracking method is described.
explain. The point of this embodiment is briefly described as follows.
Assumes the same drive form as normal intermittent drive,
Defocus amount DnIs calculated, drive by that amount
Accumulates at the end of driving (to be referred to as convergence driving)
To start. And when it is determined that there is an object movement,
Accumulation / calculation is performed for the amount of drive for correction accompanying this object movement.
-Drive uniformly at a constant speed throughout the entire driving period. Follow
Therefore, the movement of the object is tracked by the name melaka. Continuous
The point of tracking is the same as in JP-A-60-214325.
However, the above-mentioned problem contained in this earlier application was solved.
It has been decided. That is, in this case, even during the accumulation period, the lens
Since the movement is performed, it is necessary to correct for that, but the accumulation
Since the movement inside is constant speed, the correction is easy. Also for tracking
Drive (tracking drive) is very fast
Therefore, the effect of the time measurement error on the result is small. Tracking is performed based on such a purpose.
FIG. 21 and FIG. 22 show time charts in the case of the above. FIG.
1 shows a case where there is no mirror-up operation, and FIG.
This shows a case where continuous shooting is performed upon achievement. That is, both
The difference is that accumulation starts immediately after the convergence drive ends.
Or start accumulation after the mirror is up
Is the difference. In this embodiment, under any operating condition
Since the tracking drive is continuing, the mirror has been raised halfway
Even if the state enters, the amount of movement of the object during this period is compensated every moment.
The exposure will be corrected as described in the previous examples.
There is no need for correction to adjust the light timing.
There is a point. Next, FIGS. 22 and 23 showing the same contents are used.
Then, the parameters described therein will be described. Differential
Focus DnIs known at the end of the operation, but the value
Corresponds to the distance between P and Q 'at the midpoint of the accumulation time
doing. Also, the accumulation time of the n-th time is Tint (n),
The time from the end of the product to the start of this accumulation is T '(n-1),
From the midpoint of the previous accumulation time to the midpoint of the current accumulation time
Let the time be T (n-1). That is [0080] (Equation 1) Then, during each of these times,
Xint (n) and X '(n-
1), X (n-1). Therefore, [0082] (Equation 2) Is as follows. Next, according to the flowchart of FIG.
The operation flow will be described. Step (1) (2) (3)
(4) and (5) are the same as before. Next step (6
0) at intervals of time ΔT, which is sufficiently shorter than the accumulation time.
ΔP that has been performed continuouslynConsiderable pulse to Regis
Stop adding, that is, track during accumulation / calculation
If the drive is being performed, it is stopped. Steps
In (61), T (n-1) and X (n-1) are obtained by the above-described equations.
Is calculated. Start accumulation beforehand if this is possible
And the timer value and event at the end timing.
It is necessary to read the value of the counter
The values Tint (n), T '(n-1), Xint (n),
X '(n-1) can be calculated, so that T (n-1), X (n
-1) can be calculated. Next, in step (62), FIG.
The insufficient convergence amount P is calculated by the insufficient convergence amount calculating means 100a.nBut
The following equation Pn= Dn+ X (n-1) -Dn-1Is calculated by
You. Step (63) corresponds to the object movement determining means 100b.
In response, the object is moved by the method described in the first and second embodiments.
The presence or absence of movement is determined. Step if there is object movement
In step (64), the flag corresponding to movement is set to IDO = 1.
In step (65), the object moves per unit time ΔT
Quantity ΔPnIs calculated by the following equation. ΔPn= Pn* ΔT /
T (n-1) In this embodiment, this step (6
5) corresponds to the object movement correction amount calculation means 100c. S
In Step (66), the content of the event counter is set to zero.
(Event = 0), D is the registern  Equivalent pulse
Set the number. At this moment, the lens drive starts automatically
However, the moving direction of the lens is DnSeparately depending on the sign of
The lugs are controlled by this. Next, in step (67), the convergence drive ends.
Of the EVC interrupt that satisfies the condition (1). Step (6
In 8), ΔP every ΔTnAdd a considerable number of pulses to Regis
Operation, and this operation is performed in the next cycle.
This is continued until step (60) is reached. Ie step
From (60) to step (60) of the next cycle is always
The target drive amount increases (decreases) at a constant speed.
You. As a result, during periods other than the convergence driving, that is, during accumulation / calculation,
Of course, the lens drive at a constant speed during the mirror up
Will be done. Convergence drive is opened from step (66).
Has been started, but the feedback from the monitoring
Of the event counter accumulating the clock pulse E
vent equals register value Regis, EVC interrupt
Occurs. In response to this, the process proceeds to step (70),
The subsequent EVC interrupt is disabled. After this register
-Since the value Regis continues to increase at a constant speed,
The lens keeps constant speed tracking drive and event counter
The value of Event also increases accordingly, ie, Regis
値 Increase the value while keeping the Event equilibrium state. This
State corresponds to the constant speed tracking drive. Then step
At (71), it is determined that the object has moved (IDO = 1), and
Defocus amount D in step (72)n  <ΔqIs determined
Then, a focusing process is performed in step (73). The content is
Mirror up permission, focusing display lighting for a certain period, and the like. Next, in step (74), the time
Necessary data is stored, and n = n + 1. Step (7
In 5), it is determined whether or not the mirror is currently down.
If the mirror is down, go to step (2).
Start the next accumulation. No object movement in step (63)
If yes, go to step (76),
Description is omitted because it is equivalent to FIG. As described above, in this embodiment, the object movement
When the lens is detected, the lens
It is driven at a high speed, and the
After the calculation is completed, the high-speed non-
A constant speed drive (convergence drive) may be performed. And convergent drive
The next constant speed drive starts at the end of the
Will be resumed. Because of this type of drive,
Not only gives a good impression of following the Nameraka to the movement,
Even if the accumulation timing changes due to mirror up etc.
Without any problems, you can always take pictures that are in focus. [Eighth Embodiment] Next, in order to determine again whether or not the object has moved.
This method will be described in the following eighth embodiment. object
Regarding the contents of the movement determining means 100b, the simplest
In the first embodiment, a simple shape was described, and the accuracy was further improved.
The method has been described in the second embodiment. Here, the time element is added.
Taste allows for more accurate determination of object movement
The method will be described. Steps (1005) and (1005) in FIG.
6) corresponds to this. That is, the step (1002) is strict.
Step (10)
05) [0088] (Equation 3) The step (1003) is performed at a strict speed.
It is in step (1006) that the degree was compared. [0090] (Equation 4) Is as follows. Steps (1002), (100
Step 5) mainly determines the presence or absence of the movement of the object, and performs step (100).
3) and (1006) mainly determine whether or not the subject is out of position.
I have. In actual use, step (1002),
Step (1003) instead of (1003)
5) and (1006) may be used, but as shown in FIG.
You may use both as a lease. In that case
In steps (1002) and (1003), step (10)
05) and (1006)
0 <k <k ′ <1 <r ′ <r. Specific values of these coefficients are k ≒
3-5, k '≒ 5-7, r' ≒ 4-2, r ≒ 2
Approximately 3 is good. According to the eighth embodiment,
Since the comparison is performed by obtaining the moving speed of the body more precisely,
There is an advantage that the accuracy of determining the presence or absence of motion is improved. [0093] As described above, according to the present invention, the target object
Is moving, even if it moves
Predict the movement locus of the imaging plane of the imaging optical system
Calculation, and furthermore, the focus of the moving target object is
The prediction calculated by the prediction means so as to be obtained at the time of exposure.
The correction amount to be added to the measured movement amount is calculated. And said
When moving the target object based on the predicted movement amount and the correction amount,
Controls the imaging optics even before the mirror is raised
(That is, forward drive control),
Has the effect of That is, when moving the target object,
Since the imaging optical system is always driven by dynamic control,
No matter what the lens (mirror up) is,
You can get a matching photo. Specifically, the shooting motion of optical equipment
At the time of work, in the time from release to exposure
Move the target object in consideration of the period during which lens driving is stopped
Drive the imaging optics earlier than the trajectory of the image plane
Movement (driven according to the predicted trajectory),
Even when the imaging optical system is stopped, just pin
This has the effect of allowing you to take pictures that are suitable for shooting. Simply,
If the imaging optical system was driven according to the trace,
There is a period during which the imaging optics is stopped in relation to the release signal
Can follow the movement of the target object during the lens stop period.
Instead, the exposure is out of focus at the time of exposure. This
For shooting operation with lens stop just before exposure like
It is the present invention that enables proper driving of the imaging optical system
It is.

【図面の簡単な説明】 【図1】本願の第1実施例である自動合焦調節装置のブ
ロック図である。 【図2】自動合焦調節装置が被写体を追尾する様子を示
した関係図である。 【図3】自動合焦調節装置の補正手段の詳しいブロック
図である。 【図4】自動合焦調節装置のフローチャート図である。 【図5】本願の第2実施例である自動合焦調節装置のフ
ローチャート図である。 【図6】公知の通常の間欠駆動方式における露光のタイ
ミングを示す説明図である。 【図7】間欠駆動方式における自動合焦調節装置の合焦
動作の様子を示した関係図である。 【図8】本願の第3実施例である自動合焦調節装置の補
正手段のブロック図である。 【図9】自動合焦調節装置のフローチャート図である。 【図10】図9のS10の詳しい説明図を示す。 【図11】図9のS10の詳しい説明図を示す。 【図12】第1実施例の追尾駆動方式による自動合焦調
節装置のモータードライブ装置による連続撮影時のタイ
ミングを示す関係図である。 【図13】本願の第4実施例である自動合焦調節装置の
前記連続撮影時のタイミングを示す関係図である。 【図14】自動合焦調節装置の補正手段のブロック図で
ある。 【図15】自動焦点調節装置のフローチャート図であ
る。 【図16】自動焦点調節装置のフローチャートの詳細図
である。 【図17】本願の第5実施例である自動合焦調節装置の
撮影時のタイミングを示す関係図である。 【図18】本願の第6実施例である自動焦点調節装置の
撮影時のタイミングを示す関係図である。 【図19】自動焦点調節装置の補正手段のブロック図で
ある。 【図20】自動焦点調節装置のフローチャート図を示
す。 【図21】ミラーアップがない場合の自動焦点調節装置
の撮影時のタイミングを示す関係図である。 【図22】ミラーアップがある場合の自動焦点調節装置
の撮影時のタイミングを示す関係図である。 【図23】自動焦点調節装置の撮影時のタイミングを示
す関係図である。 【図24】自動焦点調節装置の補正手段のブロック図で
ある。 【図25】自動焦点調節装置のフローチャート図であ
る。 【図26】従来の自動焦点調節装置のブロック図であ
る。 【図27】自動焦点調節装置の撮影時のタイミングを示
す関係図である。 【符号の説明】 100……補正手段 101……焦点検出手段 102……制御手段 103……モニタ手段 104……レンズ駆動手段 105……レンズ情報発生手段
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a block diagram of an automatic focusing device according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a relationship diagram showing how an automatic focus adjustment device tracks a subject. FIG. 3 is a detailed block diagram of a correction unit of the automatic focusing adjustment device. FIG. 4 is a flowchart of the automatic focusing adjustment device. FIG. 5 is a flowchart of an automatic focusing adjustment apparatus according to a second embodiment of the present invention. FIG. 6 is an explanatory diagram showing exposure timing in a known normal intermittent driving method. FIG. 7 is a relationship diagram showing a state of a focusing operation of the automatic focusing device in the intermittent driving method. FIG. 8 is a block diagram of a correction unit of the automatic focusing device according to the third embodiment of the present invention. FIG. 9 is a flowchart of the automatic focusing adjustment device. FIG. 10 is a detailed explanatory diagram of S10 in FIG. 9; FIG. 11 is a detailed explanatory diagram of S10 in FIG. 9; FIG. 12 is a relationship diagram showing timings at the time of continuous photographing by the motor drive device of the automatic focusing adjustment device using the tracking drive method according to the first embodiment. FIG. 13 is a relationship diagram showing timings at the time of the continuous shooting of the automatic focusing apparatus according to the fourth embodiment of the present application. FIG. 14 is a block diagram of a correction unit of the automatic focusing adjustment device. FIG. 15 is a flowchart of the automatic focusing device. FIG. 16 is a detailed view of a flowchart of the automatic focusing apparatus. FIG. 17 is a relationship diagram showing timing at the time of photographing of the automatic focusing apparatus according to the fifth embodiment of the present application. FIG. 18 is a relationship diagram illustrating timings at the time of shooting of the automatic focusing apparatus according to the sixth embodiment of the present application. FIG. 19 is a block diagram of a correction unit of the automatic focusing apparatus. FIG. 20 shows a flowchart of the automatic focusing apparatus. FIG. 21 is a relationship diagram showing a timing at the time of photographing of the automatic focusing device when there is no mirror up. FIG. 22 is a relationship diagram showing a timing at the time of photographing of the automatic focusing apparatus when there is a mirror up; FIG. 23 is a relationship diagram showing timings at the time of photographing of the automatic focusing device. FIG. 24 is a block diagram of a correction unit of the automatic focusing apparatus. FIG. 25 is a flowchart of the automatic focusing device. FIG. 26 is a block diagram of a conventional automatic focusing device. FIG. 27 is a relationship diagram showing timings at the time of photographing of the automatic focusing device. [Description of Signs] 100: Correcting means 101: Focus detecting means 102: Control means 103: Monitoring means 104: Lens driving means 105: Lens information generating means

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 1.露光時に結像光学系を停止させて露光を行う光学機
器に用いられる自動焦点調節装置において、 対象物体の光像を形成する前記結像光学系の結像面と予
め定められた所定結像面とのデフォーカス量を繰り返し
検出する焦点検出手段と、前記 焦点検出手段からの出力を受けて、前記対象物体の
移動に伴う前記結像面の移動軌跡を予測して予測移動量
を出力する予測手段と、移動している前記対象物体の合焦が前記露光時に得られ
るように、前記予測手段で求めた前記予測移動量に加え
る補正量を算出する 補正手段とを備え、前記対象物体が移動していると判定されると、ミラーア
ップ前においても、前記補正手段で得られた補正量と前
記予測移動量とから決まる予測軌跡を目標に前記結像光
学系を駆動する ことを特徴とする自動焦点調節装置。 2.前記補正量は、所定時間に関する前記対象物体の移
動に依存する像面移動量に関する量であり、前記予測移
動量に対して前記補正量が加減算されることを特徴とす
る請求項1の自動焦点調節装置。 3.前記所定時間は、カメラシーケンス中の所定動作、
例えばミラーアップ開始から露光までの動作に関する前
記結像光学系の駆動停止に関する時間間隔であることを
特徴とする請求項2の自動焦点調節装置。
(57) [Claims] In an automatic focus adjustment device used for an optical device that performs exposure by stopping an imaging optical system during exposure, a predetermined imaging surface that is predetermined as an imaging surface of the imaging optical system that forms a light image of a target object focus detection means for defocusing amount iterative detection and, in response to an output from said focus detecting means, the predicted amount of movement <br/> by predicting the movement locus of the imaging plane due to the movement of the target object Prediction means for outputting the focus of the moving target object at the time of the exposure.
In addition to the predicted movement amount obtained by the prediction means,
Correction means for calculating the amount of correction to be performed, and when it is determined that the target object is moving,
Even before the correction, the correction amount obtained by the correction means and the
The imaging light is aimed at a predicted trajectory determined from the predicted movement amount.
An automatic focus adjustment device that drives academic systems . 2. The correction amount is an amount about the image plane movement amount that depends on the movement of the target object for a given time, the predicted transfer
2. The automatic focusing apparatus according to claim 1 , wherein the correction amount is added to or subtracted from a moving amount . 3. The predetermined time is a predetermined operation during a camera sequence,
3. The automatic focusing apparatus according to claim 2, wherein the time interval is a time interval related to a stop of driving of the image forming optical system with respect to an operation from the start of mirror up to exposure.
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JP2511409B2 (en) * 1986-03-31 1996-06-26 ミノルタ株式会社 Automatic focus adjustment device
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