JP2747202B2 - 符号化装置 - Google Patents

符号化装置

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JP2747202B2
JP2747202B2 JP23179793A JP23179793A JP2747202B2 JP 2747202 B2 JP2747202 B2 JP 2747202B2 JP 23179793 A JP23179793 A JP 23179793A JP 23179793 A JP23179793 A JP 23179793A JP 2747202 B2 JP2747202 B2 JP 2747202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル画像信号を符
号化信号に符号化する符号化装置、特に適応予測符号化
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像信号は、典型的には、NT
SCテレビジョン信号であり、連続したフレームを含
み、各フレームは第1乃至第2のフィールドを含んでい
る。各フィールドは複数の走査線を含む。各フレーム
は、デジタル画像信号がNTSCテレビジョン信号の場
合、525本の走査線を含む。
【0003】一般に、この種の符号化装置は、デジタル
画像信号及び予測画像信号に応答し、予測画像信号を用
いてデジタル画像信号を符号化信号に予測符号化する予
測符号器を有する。局部復号器は、符号化信号及び予測
画像信号に応答し、符号化信号を局部復号信号に局部復
号する。
【0004】第1の予測器は、局部復号信号にデジタル
画像信号の2走査線の時間間隔に等しい遅延を与えて第
1の予測信号を出力する。第1の予測器は、それ故、2
ライン予測器(two-previous line predictor) と呼ばれ
る。第2の予測器は、局部復号信号にデジタル画像信号
の第1のフィールドの時間間隔に等しい遅延を与えて第
2の予測信号を出力する。第2の予測器は、それ故、フ
ィールド予測器(previous field predictor)或いは26
2ライン予測器(262previous line predictor)と呼ばれ
る。第3の予測器は、局部復号信号にデジタル画像信号
の1走査線の時間間隔より小さい遅延を与えて第3の予
測信号を出力する。第3の予測器は、例えば、ライン内
高次予測器である。比較器は、第1乃至第3の予測信号
を局部復号信号に比較し、制御信号を出力する。選択器
は、制御信号に応答し、第1乃至前記第3の予測信号の
内の一つを予測画像信号として選択する。
【0005】この符号化装置は、第1乃至第3の予測器
をデジタル画像信号に従って適応的に切替えてデジタル
画像信号を符号化信号に符号化するので、適応予測符号
化装置と呼ばれる。
【0006】この符号化装置は、符号化信号を復号化装
置に伝送路を介して伝送する。伝送路によるビット誤り
が符号化信号のある画素に生じた場合、その画素のビッ
ト誤りは、誤りビットだけに留まらず復号化装置におい
てその画素を用いて予測復号化される後続の画素に伝搬
する。ビット誤りのそのような伝搬を防止するために、
符号化装置において符号化信号のリフレッシュが行われ
る。
【0007】リフレッシュを行うために、従来の符号化
装置は、選択強制回路を備えている。この選択強制回路
は、選択器に接続され、デジタル画像信号に応答し、デ
ジタル画像信号の各フレームに(2N+1)本(但し、
Nは自然数)の走査線毎に周期的に現われる固定の走査
線のタイミングで、選択器に、制御信号に無関係に第3
の予測信号を予測画像信号として選択するように強制す
る。その結果、デジタル画像信号の各フレームに(2N
+1)本の走査線毎に周期的に現われる固定の走査線に
対して第3の予測器を強制的に用いてリフレッシュが行
われる。
【0008】Nは典型的には2であり、固定の走査線の
周期(2N+1)は5走査線となる。(2N+1)が5
の時、固定の走査線はデジタル画像信号の第1、第6、
第11、…、及び第521の走査線に対応する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】Nを小さく選べば、各
フレームの固定の走査線数は増加する。この場合、例え
ばライン内高次予測器である第3の予測器が頻繁に使用
されることとなり、高符号化効率を得ることが困難であ
る。Nを大きく選べば、各フレームの固定の走査線数は
増加する。この場合、符号化信号を効果的にリフレッシ
ュすることができない。
【0010】このように、従来の符号化装置は、リフレ
ッシュが各フレームの固定の走査線に対してだけ行われ
るので、符号化効率を低下させることなく符号化信号を
効果的にリフレッシュすることができない。
【0011】本発明の課題は、高い符号化効率を維持し
たまま符号化信号を効果的にリフレッシュすることがで
きる符号化装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1乃
至第M(Mは2以上の整数)のフレームを含み、各フレ
ームが第1乃至第2のフィールドを含み、各フィールド
が複数の走査線を含んでいるデジタル画像信号を符号化
信号に符号化する符号化装置であって、前記デジタル画
像信号及び予測画像信号に応答し、該予測画像信号を用
いて前記デジタル画像信号を前記符号化信号に予測符号
化する予測符号器と;前記符号化信号及び前記予測画像
信号に応答し、前記符号化信号を局部復号信号に局部復
号する局部復号器と;前記局部復号信号に応答し、該局
部復号信号に前記予測画像信号の2走査線の時間間隔に
等しい遅延を与えて第1の予測信号を出力する第1の予
測器と;前記局部復号信号に応答し、該局部復号信号に
前記予測画像信号の前記第1のフィールドの時間間隔に
等しい遅延を与えて第2の予測信号を出力する第2の予
測器と;前記局部復号信号に応答し、該局部復号信号に
前記予測画像信号の1走査線の時間間隔より小さい遅延
を与えて第3の予測信号を出力する第3の予測器と;前
記第1乃至前記第3の予測信号を前記局部復号信号に比
較し、制御信号を出力する比較器と;前記制御信号に応
答し、前記第1乃至前記第3の予測信号の内の一つを前
記予測画像信号として選択する選択器と;を含む前記符
号化装置において、前記選択器に接続され、前記デジタ
ル画像信号に応答し、該デジタル画像信号の前記第1乃
至前記第Mのフレームの各フィールドに(2N+1)本
(但し、Nは自然数)の走査線毎に周期的に現われる固
定の走査線のタイミングで、前記選択器に、前記制御信
号に無関係に前記第3の予測信号を前記予測画像信号と
して選択するように強制する第1の選択強制回路と;前
記選択器に接続され、前記デジタル画像信号に応答し、
該デジタル画像信号の第m(但しmは2から(2N+
1)=Mまで、順番に変化する)のフレームの各フィー
ルドにおいて(m−1)本の走査線だけ前記固定の走査
線に先行する付加的な走査線のタイミングで、前記選択
器に、前記制御信号に無関係に前記第3の予測信号を前
記予測画像信号として選択するように強制する第2の選
択強制回路と;を備えたことを特徴とする符号化装置が
得られる。
【0013】更に本発明によれば、連続したマルチフレ
ームを有し、各マルチフレームは第1乃至第M(Mは2
以上の整数)のフレームを含み、各フレームが第1乃至
第2のフィールドを含み、各フィールドが複数の走査線
を含んでいるデジタル画像信号を符号化信号に符号化す
る符号化装置であって、前記デジタル画像信号及び予測
画像信号に応答し、該予測画像信号を用いて前記デジタ
ル画像信号を前記符号化信号に予測符号化する予測符号
器と;前記符号化信号及び前記予測画像信号に応答し、
前記符号化信号を局部復号信号に局部復号する局部復号
器と;前記局部復号信号に応答し、該局部復号信号に前
記予測画像信号の2走査線の時間間隔に等しい遅延を与
えて第1の予測信号を出力する第1の予測器と;前記局
部復号信号に応答し、該局部復号信号に前記予測画像信
号の前記第1のフィールドの時間間隔に等しい遅延を与
えて第2の予測信号を出力する第2の予測器と;前記局
部復号信号に応答し、該局部復号信号に前記予測画像信
号の1走査線の時間間隔より小さい遅延を与えて第3の
予測信号を出力する第3の予測器と;前記第1乃至前記
第3の予測信号を前記局部復号信号に比較し、制御信号
を出力する比較器と;前記制御信号に応答し、前記第1
乃至前記第3の予測信号の内の一つを前記予測画像信号
として選択する選択器と;を含む前記符号化装置におい
て、前記選択器に接続され、前記デジタル画像信号に応
答し、該デジタル画像信号の各マルチフレームの前記第
1乃至前記第Mのフレームの各フィールドに(2N+
1)本(但し、Nは自然数)の走査線毎に周期的に現わ
れる固定の走査線のタイミングで、前記選択器に、前記
制御信号に無関係に前記第3の予測信号を前記予測画像
信号として選択するように強制する第1の選択強制回路
と;前記選択器に接続され、前記デジタル画像信号に応
答し、該デジタル画像信号の各マルチフレームの第m
(但しmは2から(2N+1)=Mまで、順番に変化す
る)のフレームの各フィールドにおいて(m−1)本の
走査線だけ前記固定の走査線に先行する付加的な走査線
のタイミングで、前記選択器に、前記制御信号に無関係
に前記第3の予測信号を前記予測画像信号として選択す
るように強制する第2の選択強制回路と;を備えたこと
を特徴とする符号化装置が得られる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
による符号化装置は、デジタル画像信号10を符号化信
号11に符号化するためのものである。デジタル画像信
号10は、典型的には、飛び越し走査を受けたNTSC
テレビジョン信号であって、連続したマルチフレームを
有し、各マルチフレームは第1乃至第M(Mは2以上の
整数)のフレームを含み、各フレームは第1乃至第2の
フィールドを含み、各フィールドは複数の走査線を含ん
でいる。デジタル画像信号10がNTSCテレビジョン
信号の場合、第1及び第2のフィールドはそれぞれ26
2及び263本の走査線を含んでいる。本符号化装置
は、デジタル画像信号10及び予測画像信号13に応答
し、予測画像信号13を用いてデジタル画像信号10を
符号化信号11に予測符号化する予測符号器12を有す
る。
【0016】予測符号器12は、減算器14と量子化器
15とを有する。減算器14は、予測誤差発生器として
作用するもので、デジタル画像信号10及び予測画像信
号13に応答し、デジタル画像信号10及び予測画像信
号13の差に等しい予測誤差を発生する。量子化器15
は、予測誤差を量子化信号に量子化し、量子化信号を符
号化信号15として出力する。加算器16は、局部復号
器として作用するもので、符号化信号11及び予測画像
信号13に応答し、予測画像信号13を符号化信号11
に加算し、符号化信号11を局部復号信号に局部復号す
る。
【0017】第1の予測器21は、上述した2ライン予
測器であって、局部復号信号にデジタル画像信号10の
2走査線の時間間隔に等しい遅延を与えて第1の予測信
号を出力する。第2の予測器22は、前記フィールド予
測器又は前記262ライン予測器であって、局部復号信
号にデジタル画像信号10の第1のフィールド(262
走査線)の時間間隔に等しい遅延を与えて第2の予測信
号を出力する。第3の予測器23は、ライン内高次予測
器であって、局部復号信号にデジタル画像信号10の1
走査線の時間間隔より小さい遅延を与えて第3の予測信
号を出力する。
【0018】適応切替回路24は、第1乃至第3の予測
信号を局部復号信号に比較し、制御信号を出力する比較
器として働く。選択器26は、制御信号に応答し、第1
乃至第3の予測信号の内の一つを予測画像信号13とし
て選択する。詳細には、適応切替回路24は、第1乃至
第3の予測信号と局部復号信号との差の絶対値をそれぞ
れ計算し、最小の差の絶対値を発生した第1乃至第3の
予測信号の一つを特定する制御信号を出力する。この制
御信号に応答して、選択器26は、制御信号によって特
定された第1乃至第3の予測信号の一つを選択する。
【0019】このように、本符号化装置は、第1乃至第
3の予測器21〜23をデジタル画像信号10に従って
適応的に切替えて適応符号化を行う適応予測符号化装置
として作用する。
【0020】第1の選択強制回路27は、選択器26に
接続され、デジタル画像信号10に応答し、デジタル画
像信号10の各マルチフレームの第1乃至第Mのフレー
ムの各フィールドに(2N+1)本(但し、Nは自然
数)の走査線毎に周期的に現われる固定の走査線のタイ
ミングで、選択器26に、制御信号に無関係に第3の予
測信号を予測画像信号13として選択するように強制す
る。その結果、デジタル画像信号10の各マルチフレー
ムの第1乃至第Mのフレームの各フィールドに(2N+
1)本の走査線毎に周期的に現われる固定の走査線に対
して第3の予測器23を強制的に用いてリフレッシュが
行われる。
【0021】Nが3の場合、固定の走査線の周期(2N
+1)は7となる。(2N+1)が7の時、固定の走査
線は、デジタル画像信号10がNTSCテレビジョン信
号の場合、デジタル画像信号10の各フレームの第1フ
ィールドの第1、第8、第15、…、及び第260の走
査線と、デジタル画像信号10の各フレームの第2のフ
ィールドの第263、第270、第277、…、及び第
522の走査線とに対応する。
【0022】図2を参照すると、リフレッシュが行われ
る走査線がxで示されている。図示の例では、各フレー
ムの第1のフィールドの固定の走査線は、第1、第8、
第15、及び第15の走査線に対応する。各フレームの
第2のフィールドの固定の走査線は、第263、第27
0、及び第277の走査線に対応する。
【0023】図1に戻って、第1の選択強制回路27
は、各フレームのデジタル画像信号10に先行するフレ
ームパルスを発生する第1のフレームパルス発生器28
を有する。第1のラインカウンタ29は、フレームパル
スに応答してリセットされ、リセット後、1走査線の時
間間隔が経過する毎に一つづつカウントアップする。第
1のラインカウンタ29は、その第1のカウント内容を
示す第1のカウント信号を出力する。第1のROM(リ
ードオンリメモリ)30は、予め、デジタル画像信号1
0の1フレームの固定の走査線のライン番号に対応する
アドレスに論理“1”レベル信号を記憶し、デジタル画
像信号10の1フレームの残りの走査線のライン番号に
対応するアドレスに論理“0”レベル信号を記憶してい
る。第1のROM30は、第1のカウント信号によって
表された第1のカウント内容に対応するアドレスに連続
的にアクセスされる。その結果、第1のROM30は、
論理“1”レベル信号及び論理“0”レベル信号を図3
に示すように出力する。選択器26は、論理“1”レベ
ル信号に応答し、第3の予測器23の第3の予測信号を
予測画像信号13として選択する。
【0024】第2の選択強制回路31は、選択器26に
接続され、デジタル画像信号10に応答し、デジタル画
像信号10の各マルチフレームの第m(但しmは2から
(2N+1)=Mまで、順番に変化する)のフレームの
各フィールドにおいて(m−1)本の走査線だけ固定の
走査線に先行する付加的な走査線のタイミングで、選択
器26に、制御信号に無関係に第3の予測信号を予測画
像信号13として選択するように強制する。その結果、
デジタル画像信号10の各マルチフレームの第mのフレ
ームの各フィールドにおいて(m−1)本の走査線だけ
固定の走査線に先行する付加的な走査線に対して第3の
予測器23を強制的に用いてリフレッシュが行われる。
【0025】図2において、固定の走査線の一つは、N
が3の場合、第1のフレームの第1のフィールドの第8
の走査線である。固定の走査線に割り当てられた第1の
フレームの第1のフィールドの第8の走査線に関して
は、付加的な走査線は、第2のフレームの第1のフィー
ルドの第7の走査線、第3のフレームの第1のフィール
ドの第6の走査線、第4のフレームの第1のフィールド
の第5の走査線、第5のフレームの第1のフィールドの
第4の走査線、第6のフレームの第1のフィールドの第
3の走査線、及び第7のフレームの第1のフィールドの
第2の走査線である。
【0026】固定の走査線に割り当てられた第1のフレ
ームの第2のフィールドの第270の走査線に関して
は、付加的な走査線は、第2のフレームの第2のフィー
ルドの第269の走査線、第3のフレームの第2のフィ
ールドの第268の走査線、第4のフレームの第2のフ
ィールドの第267の走査線、第5のフレームの第2の
フィールドの第266の走査線、第6のフレームの第2
のフィールドの第265の走査線、及び第7のフレーム
の第2のフィールドの第264の走査線である。
【0027】図1において、第2の選択強制回路31
は、第1のフレームパルス発生器28と同様に、フレー
ムパルスを発生する第2のフレームパルス発生器32を
有する。第2のラインカウンタ33は、第1のラインカ
ウンタ29と同様に、フレームパルスに応答して、その
第2のカウント内容を示す第2のカウント信号を出力す
る。第2のラインカウンタ33は、1走査線をカウント
する毎にパルスを出力信号として出力する。周波数分周
器34はこの出力信号を所定の分周数に従って分周信号
に分周する。所定の分周数は525である。第2のRO
M35は、第1乃至第7のフレームに対応する第1乃至
第7の記憶領域を有する。第1の記憶領域は、予め、デ
ジタル画像信号10の第1のフレームの固定の走査線の
ライン番号に対応するアドレスに論理“1”レベル信号
を記憶し、デジタル画像信号10の第1のフレームの残
りの走査線のライン番号に対応するアドレスに論理
“0”レベル信号を記憶している。同様に、第2の記憶
領域は、予め、デジタル画像信号10の第2のフレーム
の固定の走査線のライン番号に対応するアドレスに論理
“1”レベル信号を記憶し、デジタル画像信号10の第
2のフレームの残りの走査線のライン番号に対応するア
ドレスに論理“0”レベル信号を記憶している。第2の
ROM35の第1乃至第7の記憶領域は、分周信号によ
って順番にイネーブルにされ、イネーブルにされた領域
は、第2のカウント信号によって表された第2のカウン
ト内容に対応するアドレスに連続的にアクセスされる。
その結果、第2のROM35は、論理“1”レベル信号
及び論理“0”レベル信号を図3に示すように出力す
る。選択器26は、論理“1”レベル信号に応答し、第
3の予測器23の第3の予測信号を予測画像信号13と
して選択する。
【0028】図2において、ビット誤りが伝送路によっ
て点Aに発生したとする。第2の予測器(フィールド予
測器)22の第2の予測信号が適応切替回路24及び選
択器26によって続いて選択された場合、ビット誤りA
は方向aに伝搬し、点Bでリセット(リフレッシュ)さ
れる。第1の予測器(2ライン予測器)21の第1の予
測信号が選択器26によって続いて選択された場合、ビ
ット誤りAは方向b−c−d−eに伝搬し、点Cでリフ
レッシュされる。
【0029】このように第1の予測器(2ライン予測
器)21及び第2の予測器(フィールド予測器)22の
一方のみが連続して選択されることは希で、実際には、
第1の予測器(2ライン予測器)21の第1の予測信号
と第2の予測器(フィールド予測器)22の第2の予測
信号が適応切替回路24及び選択器26によって以下の
ように複合的に選択される。例えば、ビット誤りAが方
向a−f−g−h−i−j−lに伝搬した時は、ビット
誤りAは点Dでリフレッシュされる。又、ビット誤りA
が方向a−f−g−h−i−j−kに伝搬した時は、ビ
ット誤りAは点E(付加的な走査線)でリフレッシュさ
れる。このように第1の予測器(2ライン予測器)21
と第2の予測器(フィールド予測器)22が複合的に選
ばれる場合に、付加的な走査線でのリフレッシュが効果
的に作用する。
【0030】なお、実用上、図1の符号化装置では自然
数Nは10〜15に選択される。
【0031】図4を参照すると、本発明の第2の実施例
による符号化装置は、以下に述べることを除いて図1の
符号化装置と同様である。第3の選択強制回路40がス
イッチ41に接続されている。スイッチ制御部42は、
本符号化装置に電力を供給する電源(図示せず)の電源
電圧43を監視している。電源スイッチ(図示せず)が
オンになると、スイッチ制御部42は、図5に示すよう
に、電源電圧43の立上がりを検出し、所定期間Tだけ
ハイレベル信号を出力する。スイッチ41は、ハイレベ
ル信号を供給されると、第3の選択強制回路40を選択
器26に接続する。ハイレベル信号の供給が停止される
と、スイッチ41は第1及び第2の選択強制回路27及
び31を選択器26に接続する。この場合、第1及び第
2の選択強制回路27及び31は図1の符号化装置と同
様に動作する。
【0032】第3の選択強制回路40がスイッチ41に
よって選択器26に接続されると、第3の選択強制回路
40は、デジタル画像信号10に応答し、デジタル画像
信号10の各フレームに(2N+1)本の走査線毎に周
期的に現われる固定の走査線のタイミングで、選択器2
6に、制御信号に無関係に第3の予測信号を予測画像信
号として選択するように強制する。ここで、Nは自然数
で、この場合、2に等しい。即ち、固定の走査線の周期
(2N+1)は5走査線であり、固定の走査線は、図5
の第3列に示すように、デジタル画像信号10の第1、
第6、第11、…、及び第521の走査線である。第3
の選択強制回路40は、上述した従来の符号化装置と同
様に動作する。
【0033】図5において、リフレッシュを受けるべき
固定の走査線及び付加的な走査線が第3列に示されてい
る。所定期間Tにおいては、固定の走査線は、5走査線
毎に現われ、第3の選択強制回路40の制御下でリフレ
ッシュされる。所定期間Tが経過すると、固定の走査線
は、7走査線の周期で現われ、第1の選択強制回路27
の制御下で上述の通りリフレッシュされる。加えて、付
加的な走査線は、第2の選択強制回路31の制御下で上
述の通りリフレッシュされる。
【0034】所定期間Tの最小値は1フレームの全ての
走査線が第3の選択強制回路40の制御下でリフレッシ
ュされる期間に定められる。第3の予測器23は、各フ
レームの固定の走査線をリフレッシュすべく5走査線毎
に強制的に選択されるので、所定期間Tの最小値は5フ
ィールドの期間(約80ミリ秒)となる。これに対し
て、図1の符号化装置においては、Nを30に選んだ時
には、1フレームの全ての走査線がリフレッシュされる
ためには、約6秒かかってしまう。
【0035】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明を種々の他のやりかたで実施することが可能である。
例えば、本発明は、図1及び図4の第1乃至第3の予測
器21〜23の他に付加的な予測器を含む適応予測符号
化装置にも適用可能である。この場合、付加的な予測器
は、例えば、局部復号信号にデジタル画像信号の2フレ
ームの時間間隔に等しい遅延を与えて予測信号を出力す
る2フレーム予測器(two-previous frame predictor)で
ある。この適応予測符号化装置は、第1乃至第3の予測
器及び付加的な予測器をデジタル画像信号に従って適応
的に切替えて適応予測符号化を行う。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
(2N+1)走査線に一回の固定の走査線の他に、第m
(但しmは2から(2N+1)=Mまで、順番に変化す
る)のフレームの各フィールドにおいて(m−1)本の
走査線だけ固定の走査線に先行する付加的な走査線に対
して第3の予測器(ライン内高次予測器)を割り当て
て、リフレッシュしているので、第1の予測器(2ライ
ン予測器)及び第2の予測器(フィールド予測器)とが
複合的に適応選択される場合に、後者の付加的な走査線
に対するリフレッシュが効果的に作用し、高い符号化効
率を維持したままリフレッシュを効果的に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による符号化装置のブロ
ック図である。
【図2】図1の符号化装置の動作を説明するための図で
ある。
【図3】図1の符号化装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例による符号化装置のブロ
ック図である。
【図5】図4の符号化装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10 デジタル画像信号 11 符号化信号 12 予測符号器 13 予測画像信号 14 減算器 15 量子化器 16 加算器 21 第1の予測器 22 第2の予測器 23 第3の予測器 24 適応切替回路 26 選択器 27 第1の選択強制回路 31 第2の選択強制回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−114675(JP,A) 特開 昭64−27379(JP,A) 特開 平3−101490(JP,A) 特開 平4−207780(JP,A) 特開 平6−38194(JP,A) テレビジョン学会誌,Vol.43,N o.9,P.949−956 テレビジョン学会誌,Vol.43,N o.6,P.603−612

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1乃至第M(Mは2以上の整数)のフ
    レームを含み、各フレームが第1乃至第2のフィールド
    を含み、各フィールドが複数の走査線を含んでいるデジ
    タル画像信号を符号化信号に符号化する符号化装置であ
    って、前記デジタル画像信号及び予測画像信号に応答
    し、該予測画像信号を用いて前記デジタル画像信号を前
    記符号化信号に予測符号化する予測符号器と;前記符号
    化信号及び前記予測画像信号に応答し、前記符号化信号
    を局部復号信号に局部復号する局部復号器と;前記局部
    復号信号に応答し、該局部復号信号に前記デジタル画像
    信号の2走査線の時間間隔に等しい遅延を与えて第1の
    予測信号を出力する第1の予測器と;前記局部復号信号
    に応答し、該局部復号信号に前記デジタル画像信号の前
    記第1のフィールドの時間間隔に等しい遅延を与えて第
    2の予測信号を出力する第2の予測器と;前記局部復号
    信号に応答し、該局部復号信号に前記デジタル画像信号
    の1走査線の時間間隔より小さい遅延を与えて第3の予
    測信号を出力する第3の予測器と;前記第1乃至前記第
    3の予測信号を前記局部復号信号に比較し、制御信号を
    出力する比較器と;前記制御信号に応答し、前記第1乃
    至前記第3の予測信号の内の一つを前記予測画像信号と
    して選択する選択器と;を含む前記符号化装置におい
    て、 前記選択器に接続され、前記デジタル画像信号に応答
    し、該デジタル画像信号の前記第1乃至前記第Mのフレ
    ームの各フィールドに(2N+1)本(但し、Nは自然
    数)の走査線毎に周期的に現われる固定の走査線のタイ
    ミングで、前記選択器に、前記制御信号に無関係に前記
    第3の予測信号を前記予測画像信号として選択するよう
    に強制する第1の選択強制回路と;前記選択器に接続さ
    れ、前記デジタル画像信号に応答し、該デジタル画像信
    号の第m(但しmは2から(2N+1)=Mまで、順番
    に変化する)のフレームの各フィールドにおいて(m−
    1)本の走査線だけ前記固定の走査線に先行する付加的
    な走査線のタイミングで、前記選択器に、前記制御信号
    に無関係に前記第3の予測信号を前記予測画像信号とし
    て選択するように強制する第2の選択強制回路と;を備
    えたことを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記予測符号器は、 前記デジタル画像信号及び前記予測画像信号に応答し、
    前記デジタル画像信号及び前記予測画像信号の差に等し
    い予測誤差を発生する予測誤差発生器と;前記予測誤差
    を量子化信号に量子化し、量子化信号を符号化信号とし
    て出力する量子化器と;を、備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び前記第2の選択強制回路
    は、前記第3の予測信号によって前記符号化信号のリフ
    レッシュを行うために、前記選択器に、前記第3の予測
    信号を前記予測画像信号として選択するように強制する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 連続したマルチフレームを有し、各マル
    チフレームは第1乃至第M(Mは2以上の整数)のフレ
    ームを含み、各フレームが第1乃至第2のフィールドを
    含み、各フィールドが複数の走査線を含んでいるデジタ
    ル画像信号を符号化信号に符号化する符号化装置であっ
    て、前記デジタル画像信号及び予測画像信号に応答し、
    該予測画像信号を用いて前記デジタル画像信号を前記符
    号化信号に予測符号化する予測符号器と;前記符号化信
    号及び前記予測画像信号に応答し、前記符号化信号を局
    部復号信号に局部復号する局部復号器と;前記局部復号
    信号に応答し、該局部復号信号に前記デジタル画像信号
    の2走査線の時間間隔に等しい遅延を与えて第1の予測
    信号を出力する第1の予測器と;前記局部復号信号に応
    答し、該局部復号信号に前記デジタル画像信号の前記第
    1のフィールドの時間間隔に等しい遅延を与えて第2の
    予測信号を出力する第2の予測器と;前記局部復号信号
    に応答し、該局部復号信号に前記デジタル画像信号の1
    走査線の時間間隔より小さい遅延を与えて第3の予測信
    号を出力する第3の予測器と;前記第1乃至前記第3の
    予測信号を前記局部復号信号に比較し、制御信号を出力
    する比較器と;前記制御信号に応答し、前記第1乃至前
    記第3の予測信号の内の一つを前記予測画像信号として
    選択する選択器と;を含む前記符号化装置において、 前記選択器に接続され、前記デジタル画像信号に応答
    し、該デジタル画像信号の各マルチフレームの前記第1
    乃至前記第Mのフレームの各フィールドに(2N+1)
    本(但し、Nは自然数)の走査線毎に周期的に現われる
    固定の走査線のタイミングで、前記選択器に、前記制御
    信号に無関係に前記第3の予測信号を前記予測画像信号
    として選択するように強制する第1の選択強制回路と;
    前記選択器に接続され、前記デジタル画像信号に応答
    し、該デジタル画像信号の各マルチフレームの第m(但
    しmは2から(2N+1)=Mまで、順番に変化する)
    のフレームの各フィールドにおいて(m−1)本の走査
    線だけ前記固定の走査線に先行する付加的な走査線のタ
    イミングで、前記選択器に、前記制御信号に無関係に前
    記第3の予測信号を前記予測画像信号として選択するよ
    うに強制する第2の選択強制回路と;を備えたことを特
    徴とする符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記予測符号器は、 前記デジタル画像信号及び前記予測画像信号に応答し、
    前記デジタル画像信号及び前記予測画像信号の差に等し
    い予測誤差を発生する予測誤差発生器と;前記予測誤差
    を量子化信号に量子化し、量子化信号を符号化信号とし
    て出力する量子化器と;を、備えたことを特徴とする請
    求項4に記載の符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び前記第2の選択強制回路
    は、前記第3の予測信号によって前記符号化信号のリフ
    レッシュを行うために、前記選択器に、前記第3の予測
    信号を前記予測画像信号として選択するように強制する
    ことを特徴とする請求項4に記載の符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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