JP2739426B2 - トランスファバリア - Google Patents

トランスファバリア

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JP2739426B2
JP2739426B2 JP5352035A JP35203593A JP2739426B2 JP 2739426 B2 JP2739426 B2 JP 2739426B2 JP 5352035 A JP5352035 A JP 5352035A JP 35203593 A JP35203593 A JP 35203593A JP 2739426 B2 JP2739426 B2 JP 2739426B2
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文俊 平山
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2流体乃至3流体用トランスファバリアに関
し、より詳しくは無機または有機化学プラント、石油精
製プラント、薬品製造プラント、または発電所等におい
て用いられる回転機等のためのシール油や潤滑油その他
異種流体の圧力バランスもしくは圧力伝達のために有効
な2流体乃至3流体用トランスファバリアに関する。
【0001】
【従来技術と課題】従来、トランスファバリアは、例え
ば遠心圧縮機用シール油供給装置等に用いられるもの
で、図8に示すようなゴム袋式のものが用いられてい
る。これは圧縮機内のガス圧力とシール油圧力とを常に
一定の差圧に保持し、ケーシングからのガス漏れを防止
するための遠心圧縮機用シール油供給装置において、ガ
スを含んだ汚染シール油の圧力をクリーンなシール油に
伝達する機能を果たすものである。
【0002】ところが従来のゴム袋式トランスファバリ
アではゴム袋200がシール油によって膨潤したり腐食
したりして経年劣化する傾向があった。そこで、ゴム袋
その他液体と接する部分を耐食性,耐熱性に優れたふっ
素樹脂自体もしくは同樹脂被覆とした耐食性ベローズ形
アキュムレータ(実公昭63−40641)が提案され
ている。
【0003】なお、トランスファバリアとアキュムレー
タとは構成が類似しているように見えるが、これらは用
途、作用が全く異なるものである。前者は前述のように
2流体間の圧力バランスと圧力伝達を行うものであるか
ら、2流体がゴム袋もしくはベローズを介して接する構
造であるのに対して、後者は封止されたガス圧で以て流
体の圧力変動を緩衝するものであるから、別系統の独自
に圧力変動する2流体がゴム袋もしくはベローズを介し
て接する構造にはなってはいない。
【0004】またベローズ式アキュムレータの場合、気
液圧力バランスがくずれて差圧が大きくなるとベローズ
が破損する事がある。その対策として例えば特公平2−
49401の如く、シェル(筒状体)内においてベロー
ズと接する液体bと上部ガス室にガスaとを封入する事
により、ライン圧(液圧)の大きな圧力変動にも耐える
ようにしたものが提案されている。これは若干効果があ
るようであるが、基本的な対策が講じられていないため
なお過大な差圧には耐えられないという問題点があっ
た。
【0005】すなわち従来のトランスファバリアないし
アキュムレータのいずれも、2流体間の過大な差圧に対
しては反応出来ないという問題点があった。
【0006】そこで本発明者は一定の差圧を超えた際、
過大圧力流体の極く一部を他方の流体中に逃がしてやる
押し下げ弁を加設する事により前記問題点を解決し得る
事を見出し本発明に到達した。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、2流体もしくは3流体
間の差圧が過大になった場合でも容易に圧力バランスを
保持または圧力伝達が可能なトランスファバリアを提供
する事である。
【0008】本発明の他の目的は、圧力の極度なアンバ
ランス、残留ガスの存在による圧力変動、ベローズもし
くはゴム袋の流体洩れ、ないし破損の危険性等に対処し
得るトランスファバリアを提供する事である。
【0009】本発明の更に他の目的は耐久性に優れたト
ランスファバリアをを提供する事である。
【0010】
【発明の構成】本発明により、頂部開口部を有する筒状
体と、筒状体底部を覆う底部開口部つき蓋体と、蓋体に
下端縁部を固着され筒状体内を伸縮するベローズと、ベ
ローズ頂部に固着された押下げ弁付きピストンAとを備
えてなる事を特徴とする2流体用トランスファバリア
(請求項1)、押下げ弁が、常時はスプリング付勢力に
よって閉じられており、ピストンAの上昇により筒状体
の頂部開口部に突接する事によって弁体が押し下げられ
て開き、ピストンAが下降して下死点に至った時蓋体に
固着もしくは一体構成されたストッパに突接する事によ
って閉止される押下げ弁である請求項1に記載の2流体
用トランスファバリア(請求項2)、頂部開口部を有す
る筒状体と、筒状体底部を覆う2箇の底部開口部付き蓋
体と、蓋体に下端縁部を固着され夫々別箇の底部開口部
に連通する筒状体内を伸縮する2箇の内外側同軸ベロー
ズと、外側ベローズ頂部に固着された押下げ弁付きピス
トンAと、内側ベローズ頂部に固着された弁体付きピス
トンBとを備えてなる事を特徴とする3流体用トランス
ファバリア(請求項3)および押下げ弁が、常時はスプ
リング付勢力によって閉じられており、ピストンAの上
昇により弁体が筒状体の頂部開口部に突接する事によっ
て開き、ピストンAが下降してピストンBの頂部に固着
もしくは一体構成されたストッパに突接する事によって
閉止される押下げ弁であり、かつピストンBの弁体が蓋
体の底部開口部に設けられた弁座と係合する事により底
部開口部が閉止される弁体である請求項3に記載の3流
体用トランスファバリア(請求項4)が提供される。
【0011】以下に図面を用いて実施例により本発明を
詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1は本発明実施例(2流体用)の平衡状態
を示す断面図、図2は同実施例(2流体用)において流
体Eの圧力が流体Fのそれに対し過大となった場合を示
す断面図、図3は同実施例(2流体用)において流体F
の圧力が流体Eの圧力に対して過大となった場合を示す
断面図、図4、図5は他の実施例の夫々図2、図3に対
応する要部断面図、図6は本発明実施例(3流体用)の
平衡状態を示す断面図、図7は圧縮機のシール油供給装
置に使用した場合の本発明実施例配置図である。また図
8は従来例を示す断面図である。
【0013】図1,2,3,4,5,6,7において、
1はトランスファバリア、2は筒状体、2Aは筒状体フ
ランジ部、3は頂部開口部、4は開口部弁座、4Aはガ
ス抜溝(兼スパナ溝)、6は蓋体、6Aは蓋体フランジ
部、7は底部開口部、8はストッパ、8Aはストッパ先
端部、8Bは流体通路、10はベローズ、10Aはベロ
ーズ下端縁部、11はガスケット、12はボルトナッ
ト、13はベローズ取付けボルト、14はふっ素樹脂製
のベローズ用ストッパ、15はピストンA、19はドレ
ンプラグ、20は押下げ弁、21は弁体、21Aは弁体
フランジ部、21Bは弁座、21Cはストッパキャッ
チ、22は逃がし孔、23はバネ、24はバネ押さえ、
24Aは弁座、25は切欠である。
【0014】図1,2,3において、筒状体2は頂部開
口部3とその下部に螺入された放射状のガス抜き溝(ス
パナ溝)を有する弁座4とを備え、筒状体フランジ部2
Aはガスケット11を介し、複数のボルトナット12に
よって蓋体6のフランジ部6Aと固着されている。
【0015】蓋体6の中央部には底部開口部7が穿設さ
れており、その上部には突起状ストッパ8を有する。突
起状ストッパ8の下部には複数の流体通路8B,8B,
8B,8Bが穿設されているので、流体Eはベローズ1
0内室に対し出入自由である。
【0016】ふっ素樹脂製ベローズ10はその下部端縁
部10Aで複数のベローズ取付ボルト13,13…で蓋
体に固着されている。ベローズ下端縁部10Aの外周に
はふっ素樹脂製の環状ストッパ14が配置されており、
ベローズ収縮時にベローズを保護する。
【0017】またベローズ10の頂部には中央部に押下
げ弁20を備えるふっ素樹脂製ピストン15が固着され
ている。
【0018】押下げ弁20は、中実シルクハット状弁対
21と、これを上部から支える中抜き鍔付き婦人帽型ピ
ストンA15の中心筒部内径フランジをなす弁座21B
と、中心筒部下部に螺入された環状バネ押え24と、バ
ネ押え24と弁体21のフランジ部との間に圧入される
拡張付勢された例えばコイルスプリング等のバネ23で
成るものであり、かつ、弁体21の下面中央部にはスト
ッパキャッチ21Cが穿設されており、バネ押さえ24
の弁座24Aには放射状に複数箇の切欠25が設けられ
ている。従って弁体21がピストンA15内のストロー
ク下死点にある時、ベローズ内室と押下げ弁筒部内室と
は導通している。かつ弁座21Bより筒部外面迄逃がし
孔22が導通している。
【0019】従って図2のように流体Eの圧力が過大と
なってベローズ10の伸張によってもバランスせず、ピ
ストンA15が上死点に達している。弁体21がピスト
ンA15内のストローク下死点に至る時、流体Eの過大
圧は切欠25と逃がし孔22を経て流体F側に瞬時にお
いて導通、バランスする事が出来る。
【0020】また、図3は流体Eの圧力に対し流体Fの
圧力が過大となってベローズ10が圧縮され、ピストン
A15が下死点に達した状況を示している。
【0021】この場合、突起8の先端部8Aは押下げ弁
20の弁体21下部のストッパキャッチ21Cに突接し
て弁体21を押し上げる事になるので、弁体21の鍔
(フランジ部)が逃がし孔22を塞ぎ、流体E側に流入
するのを防ぐ役割を果たす。すなわち押下げ弁20はこ
こでは一種の逆止弁として機能する。
【0022】図4において、35はピストンA、40は
押下げ弁、41は弁体、41Cはストッパキャッチ、4
2は流体通路、43は円錐状弁体、44はバネ押え、4
5は弁棒、46は弁座、47は調節ナットである。
【0023】また図5において、51,53は弁体、5
4はバネ押え、54Aは弁棒支持枠、54Bは流体通
路、55は弁棒、56は蓋体、57は調節ナット、58
は弁座である。
【0024】図4において、押下げ弁40は図1,2,
3のそれに比べると下側弁部の形状が異なる。すなわち
弁体41の下部に弁棒45が下向きに生えており、その
ほぼ下端部に円錐状弁体43が調節ナット47により調
節自在に螺着されている。なお弁体43自体内径に雌螺
子加工されておりダブルナットの役割も果たす。またバ
ネ押え44は弁座46を備える。
【0025】図5において、弁棒55の上部は螺子切り
されており、弁棒支持枠54Aに螺入され、その弁棒5
5と調節ナット57とでダブルナットを構成しており、
弁体53の弁棒長を調節可能である。
【0026】図6において63は弁体、65は弁棒、6
7は調節ナット、68は弁座、75はピストンB、76
は蓋体、77は流体D用底部開口部、78は突起、80
はオリフィス、100は内側ベローズである。
【0027】図6のようにベローズ10の内側にもう1
つの内側ベローズ100を備え、その下端縁は蓋体に固
着され、上部は弁体付きピストンB75に固着されてい
る。外側ベローズ10の流体E内室はオリフィス80を
介して下部開口部7に導通している。また内側ベローズ
100の流体D内室は底部開口部77に導通している。
【0028】本発明実施例を用いた遠心圧縮機用シール
油供給装置は図7の如きものである。図7において、圧
縮機のガス漏洩を防止するためのシール油はシール油ポ
ンプ101で加圧され圧力調節弁102及び液面調節器
104で圧縮機108の内部圧力に対応して常に一定の
差圧(油の圧力とガス圧力の差)に調節され、シール油
供給管103で圧縮機108へ供給されている。この圧
力を調節するためシール油ヘッドタンク105の上部へ
圧縮機108よりガス検出管106が接続され、圧縮機
108内のガス圧力が変化(上昇または減少)すると、
それを液面調節器104で検出し、その空気圧信号を圧
力調節弁102へ送り、弁の開閉により油量を調節し、
圧縮機108内のガス圧力とシール油の圧力が常に一定
の差圧を保持し、ケーシングからのガス漏れを防止して
いる。
【0029】このシール油供給管103とシール油ヘッ
ドタンク105の間へ、本発明実施例であるトランスフ
ァバリア1を設けると、圧力調節弁102または液面調
節器104の不調および/もしくは誤操作等によりシー
ル油供給圧力が異常に上昇しても、トランスファバリア
1内のベローズ10でシール供給油とシール油ヘッドタ
ンク105内の油が隔離されるため、シール油ヘッドタ
ンク105内の油がガス検出管106を通って圧縮機1
08へ流れ込むことを防止する事が出来る。
【0030】なお、本発明の2流体ないし3流体は疲労
度、汚染度の異なる各種の同系異系液体同志、または気
体同志の他、同系、異系の液体/気体の組合わせ、例え
ば3流体であれば液体/液体/液体、液体/気体/液
体、気体/液体/気体、液体/液体/気体、気体/気体
/気体等であってもよい。
【0031】
【実施例の作用】以下に本実施例について全体の作用を
述べる。
【0032】実施例(図1,2,3)について、先ず、
流体Eの圧力が過大である時、ピストンA15が上昇
し、過渡バランスを保とうとするが、なお差圧が過大で
あると、上死点に達し、押下げ弁20の弁体21が弁座
4に突接するので弁座21は相対的にピストンA15中
で押し下げられ、そのストローク下死点に達し、弁体2
1下端部は弁座24Aに突接する。するとベローズ内室
の過大圧流体Eは前述のように切欠25,逃がし孔22
を経て瞬間的に流体F側に射出される。但し、この時弁
体21の頂部は弁座4に突接しているので頂部開口部3
を通じて流体F側の全体系統には影響を与えない。
【0033】次に逆に流体Fが過大圧になつた時、ピス
トンA15は下降しつつ過渡バランスを保とうとする
が、差圧が過大であればピストンA15は更に下降し遂
に下死点に至る。なお押し下げ弁20は、この間バネ2
3が弁体21を押し上げているので、閉じられている。
ピストンA15が下死点に達するとストッパ8の先端部
8Aが弁体21のストッパキャッチ21Cに突接するの
で、押下げ弁20は更に強固に閉じられるから、流体F
は液体Eに流入する事はない。すなわち逆止弁の役割を
はたす。若しこの機構がなければ、ピストンA15が下
死点に達した後、流体Fの過大圧によって弁体21がバ
ネ23に抗して押下げられるので、流体Fが流体Eに混
入する恐れがあるからである。
【0034】更に他の実施例の作用についてのべる。
【0035】図4は図2と同様に流体Eの圧力が過大と
なってピストンA35が上死点になる状態を示すもので
ある。弁体41が弁座4に突接すると、弁体41は相対
的に押し下げられる。同時に弁体43は弁座46から離
間され、過大圧の流体Eは流体F中に射出されてバラン
スする。この場合、ストッパキャッチ41Cは弁棒45
の下端部がこれに相当し、作用は図3の場合と同じであ
る。
【0036】図5は図3と同様に流体Fの圧力が過大と
なってピストンA15が下死点にある状態を示すもであ
る。ここでは弁体51は下面にストッパキャッチを有さ
ず、蓋体56にもストッパは存在しない。その代わり、
弁体53が蓋体56の弁座58に下死点で突接閉止す
る。
【0037】更に図6に示す3流体実施例の作用につい
て述べる。
【0038】先ず流体Dが過大圧になるとピストンB7
5が上昇する。それにつれて流体E内室圧も上昇するが
オリフィス80のため緩衝しつつ圧力はピストンA15
を上昇させる。そしてピストンA15が上死点に達する
と図1乃至図3と同様に働く。
【0039】また逆に流体Fが過大圧となるとピストン
A15は緩衝しつつ下降し、同時に流体Eの圧力も高ま
る。ピストンB75も下降する。ピストンA15が下死
点に達すると当然ピストンB75も下死点に達しており
ストッパ78がストッパキャッチ21Cに突接して弁体
21を押上げ、流体Fの流体Eへの流失は生じない。ま
た内側ベローズ100内室の流体D圧力は弁体63が弁
座68に係合する事により閉じられるので、なお一定圧
を保ちベローズ100は圧潰する事はない。従って圧力
変動があっても3流体相互のバランスが保たれる。この
流体用トランスファバリアは原理的に4流体乃至5流体
用とする事も可能である。
【0040】用途としてはトレーラトラックや列車の各
車軸間制動油圧、空圧のバランス等が考えられる。セミ
トレーラトラックにおける緊急ブレーキ時に生じる危険
な所謂ジャックナイフ現象を防止するのに有効と思われ
る。更に自動車または鉄道車両等の車両のサスペンショ
ンバランサとしても用いる事が出来る。具体的には乗用
自動車やバス等のエアサスペンションおよび/もしくは
ハイドロリックサスペンションおよび/もしくはダンパ
(ショックアブソーバ)にも用いる事が出来る。
【0041】
【発明の効果】本発明を実施する事により前記目的がす
べて達成される。すなわち2流体もしくは3流体間の差
圧が過大になった場合でも容易に圧力バランスを保持ま
たは圧力伝達が可能なトランスファバリアを提供する事
が出来る。
【0042】また圧力の極度なアンバランス、残留ガス
の存在による圧力変動、ベローズもしくはゴム袋の流体
洩れ、ないし破損の危険性等に対処し得る耐久性に優れ
たトランスファバリアが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例(2流体用)の平衡状態を示す断
面図。
【図2】同実施例において流体Eの圧力が流体Fのそれ
に対し過大となった場合を示す断面図。
【図3】同実施例において、流体Fの圧力が流体Eのそ
れに対し、過大となった場合を示す断面図。
【図4】他の実施例の図2に対応する要部断面図。
【図5】他の実施例の図3に対応する要部断面図。
【図6】本発明実施例(3流体用)の平衡状態を示す断
面図。
【図7】圧縮機のシール油供給装置に使用した場合の本
発明実施例配置図。
【図8】従来例の断面図。
【符号の説明】
1 トランスファバリア 2 筒状体 2A 筒状体フランジ部 3 頂部開口部 4 開口部弁座 4A ガス抜溝(兼スパナ溝) 6 蓋体 6A 蓋体フランジ部 7 底部開口部 8 ストッパ 8A ストッパ先端部 8B 流体通路 10 ベローズ 10A ベローズ下端縁部 11 ガスケット 12 ボルトナット 13 ベローズ取付けボルト 14 ふっそ樹脂製のベローズ用ストッパ 15 ピストンA 19 ドレンプラグ 20 押下げ弁 21 弁体 21A 弁体フランジ部 21B 弁座 21C ストッパキャッチ 22 逃がし孔 23 バネ 24 バネ押さえ 24A 弁座 25 切欠 26 ベローズ支持リング 35 ピストンA 40 押下げ弁 41 弁体 41C ストッパキャッチ 42 流体通路 43 円錐状弁体 44 バネ押え 45 弁棒 46 弁座 47 調節ナット 51 弁体 53 弁体 54 バネ押え 54A 弁棒支持枠 54B 流体通路 55 弁棒 56 蓋体 57 調節ナット 58 弁座 63 弁体 68 弁座 75 ピストンB 76 蓋体 77 底部開口部 78 ストッパ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部開口部を有する筒状体と、筒状体底部
    を覆う底部開口部つき蓋体と、蓋体に下端縁部を固着さ
    れ筒状体内を伸縮するベローズと、ベローズ頂部に固着
    された押下げ弁付きピストンAとを備えてなる事を特徴
    とする2流体用トランスファバリア。
  2. 【請求項2】押下げ弁が、常時はスプリング付勢力によ
    って閉じられており、ピストンAの上昇により筒状体の
    頂部開口部に突接する事によって弁体が押し下げられて
    開き、ピストンAが下降して下死点に至った時蓋体に固
    着もしくは一体構成されたストッパに突接する事によっ
    て閉止される押下げ弁である請求項1に記載の2流体用
    トランスファバリア。
  3. 【請求項3】頂部開口部を有する筒状体と、筒状体底部
    を覆う2箇の底部開口部付き蓋体と、蓋体に下端縁部を
    固着され夫々別箇の底部開口部に連通する筒状体内を伸
    縮する2箇の内外側同軸ベローズと、外側ベローズ頂部
    に固着された押下げ弁付きピストンAと、内側ベローズ
    頂部に固着された弁体付きピストンBとを備えてなる事
    を特徴とする3流体用トランスファバリア。
  4. 【請求項4】押下げ弁が、常時はスプリング付勢力によ
    って閉じられており、ピストンAの上昇により弁体が筒
    状体の頂部開口部に突接する事によって開き、ピストン
    Aが下降してピストンBの頂部に固着もしくは一体構成
    されたストッパに突接する事によって閉止される押下げ
    弁であり、かつピストンBの弁体が蓋体の底部開口部に
    設けられた弁座と係合する事により底部開口部が閉止さ
    れる弁体である請求項3に記載の3流体用トランスファ
    バリア。
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