JP2732056B2 - Antihypertensive and vasodilator - Google Patents

Antihypertensive and vasodilator

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JP2732056B2
JP2732056B2 JP62245758A JP24575887A JP2732056B2 JP 2732056 B2 JP2732056 B2 JP 2732056B2 JP 62245758 A JP62245758 A JP 62245758A JP 24575887 A JP24575887 A JP 24575887A JP 2732056 B2 JP2732056 B2 JP 2732056B2
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reaction
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spectrum
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邦男 末綱
克裕 筬島
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SENMI EKISU KK
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SENMI EKISU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は、血圧降下並びに血管拡張剤に関するもので
あり、更に詳細には、魚肉由来の天然物を用いた極めて
安全性の高い新規な降圧、血管拡張剤に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来よりレニン−アンジオテンシン系が本態性高血圧
の重要な要因の1つであると考えられており、血管降下
剤としては、このレニン−アンジオテンシン系において
中心的な役割を果しているアンジオテンシンI変換酵素
(ACE)の活性を抑制する作用する有する薬剤がいくつ
か知られている。 しかしながら、実用に供されている血圧降下剤、血管
拡張剤は、いずれもそのほとんどは合成された医薬であ
って、天然物を有効成分とするもので実用化されている
ものは非常に少ない。 一方、魚類成分に関しは、イワシやアジ等に多く含ま
れる魚油成分については、主としてエイコサペンタエン
酸の抗動脈硬化作用が注目されており、魚肉について
は、バチルス属細菌や植物由来のプロテアーゼによる魚
肉蛋白質や大豆蛋白質の加水分解物を有効成分とする血
圧降下剤が既に提案されている(特開昭62−169732)。 しかしながら、本発明のように、魚肉を自己消化した
後、蛋白分解酵素処理して得たペプチド混合物の生理活
性作用に注目した例は報告されていないし、ましてや、
ペプチド混合物と卵黄との併用については全く知られて
いない。 (発明が解決しようとする課題) 上述したように、既知の血圧降下剤、血管拡張剤は、
過度の鎮静、衰弱、口渇等の副作用は避けられず、有効
性の点でも満足できるものは少ないし、その大部分は非
経口投与しかできず経口剤は非常に少ないのが現状であ
る。 (課題を解決するための手段) 本発明は、上記した欠点のない、安全性が高く、副作
用もないすぐれた降圧、血管拡張剤を開発する目的でな
されたものである。 特に安全性、低毒性の面から、本発明者等は、合成し
た人工的化合物ではなく天然物由来の物質が好適である
との観点にたった。そして、通常、血圧降下剤は長期間
服用することから、経口投与することができ、特に安全
性の面で問題のない物質をスクリーニングすることと
し、各方面から検討の結果、前述した魚介類不飽和脂肪
酸による動脈硬化予防作用に注目し、魚介類の他の成分
にも有用な生理活性物質が存在するのではないかとの着
想を得、魚介肉の加水分解物に着目した。 そして魚介肉を自己消化処理した後の蛋白分解酵素に
よる加水分解物には降圧作用のほかに血管拡張作用があ
るのみならず、きわめて安全であるとの新知見を得、こ
れらの新知見を基礎として更に検討、研究した結果、本
発明が完成されたのである。 本発明は、魚類筋肉を自己消化処理した後の蛋白分解
酵素による加水分解物及び必要あれば卵黄を更に併用し
これを有効成分とするものである。 本発明を実施するには、魚類を原料とし、先ず、これ
を採肉機、デボーナー等によって処理して魚肉質を分離
する。原料には出来る限り新鮮なものが好ましい。分離
した魚肉は、10kg程度のすり身に分割し、このまま次の
処理に使用してもよいが、−20〜−50℃、例えば−30
℃、程度の冷気を吹き付けて急速凍結し、−20〜−25℃
に保存しておき、必要に応じてこれを適宜使用するよう
にしてもよい。 魚類としては、イワシ、アジ、マグロ、カツオ、サン
マ、サバ等赤身魚;ヒラメ、タイ、キス、コノシロ、タ
ラ、ニシン、ブリン等白身魚;サメ、エイ等軟骨魚肉;
ワカサギ、コイ、イワナ、ヤマメ等淡水魚肉;アイザ
メ、アンコウ等深海魚肉のほか、エビ、カニ、タコ、ア
ミ類等も適宜使用できる。 このようにして採肉した後、粉砕機等によって魚類筋
肉を粉砕し、粉砕魚介肉を加水した後撹拌タンク内で35
〜60℃程度、好ましくは40〜55℃に1〜5時間保持して
自己消化せしめ、しかる後に酵素を添加して分解せしめ
る。 酵素としては、蛋白質分解酵素を使用し、例えば、粉
砕した魚肉を(更に加水した後)酵素適温(使用酵素に
よって異なるが、20〜60℃程度)にまで加温し、pHも適
値(pH3〜9程度)に調整し、蛋白分解酵素を加えて、
1〜30時間処理する。 蛋白分解酵素としては、蛋白質を分解し得る酵素であ
ればすべての酵素が単独で又は混合して使用し得る。そ
の起源は、動植物のほか微生物に求めることができ、ペ
プシン、レニン、トリプシン、キモトリプシン、パパイ
ン、ブロメレインのほか、細菌プロテアーゼ、糸状菌プ
ロテアーゼ、放線菌プロテアーゼ等も広く利用できる。
これらの酵素は、通常、市販されているものが使用され
るが、未精製の酵素、酵素を含有した培養液、麺といっ
た固体又は液体の酵素含有物も、目的により必要に応じ
て使用することができる。 0.1%濃度のプロテアーゼ液を使用した場合、魚肉と
してイワシのような赤身肉を処理するときには、pH4.
1、45℃で約17時間、又はpN5.9、48℃で約4時間で酵素
処理は終了する。 次いで中和した後、80℃以上の温度に5〜30分間保持
して酵素を失活させて分解液を得る。 このようにして得た分解得が本発明の有効成分として
そのまま使用できる。 本発明においては、魚肉を直接酵素加水分解するので
はなく、予じめ自己消化した後に、蛋白分解酵素処理す
るため、有効成分であるペプチド混合物を溶かし込んで
いる分解液の収率が大幅に上昇し(その結果、不溶性の
分解残渣の生成量は大幅に減少する)、特に工業的な面
からすぐれた効果が奏される。 また、この酵素分解液は、常法にしたがって限外濾過
して分画分子量500〜5000程度のペプチド溶液とし、こ
れを本発明の有効成分としてもよい。 また更に、上記によって調製した酵素分解液は、バイ
ブスクリーン等によって濾過し、必要によりジェクター
処理した後、シャープレス遠心分離機等を用いて、例え
ば10,000〜30,000rpmで遠心分離する。 これを常法により濃縮し(30Bx程度にまで)た後、再
度遠心分離してペプチド原液を得る。 次いで、ペプチド原液は、活性炭を加えて撹拌して脱
色した後濾過する。濾液にアルコールを加えて放置す
る。アルコールとしては、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール、ブタノール等が好適で
あるが、他のアルコールを使用してもさしつかえない。
アルコールは冷時使用し(0〜10℃)、ペプチド原液と
等量ないし30倍以上使用する。冷アルコール添加後、冷
室に30分〜3時間以上放置して沈殿を生成せしめる。 得られた沈殿は、加水して溶液となし、クロマトグラ
フ処理するのであるが、ペプチド原液の場合と同様に、
沈殿物をそのまま前記した各種の用途に使用してもよ
い。 上記溶液は、イオン交換樹脂で処理するが、樹脂とし
ては、カチオン交換樹脂、特に強酸性カチオン交換樹脂
を使用する。例えば、これらの樹脂を充填したカラムに
上記溶液を注入し、水洗したあと希アルカリ水等のアル
カリ水溶液で溶出し、溶出液を得る。 得られた溶出液は、減圧濃縮等の方法によりアンモニ
アを除去した後、必要に応じて濃縮して、常法にしたが
って凍結乾燥等の方法によって粉末化し、目的とする塩
基性ペプチドを得る。前記したように、上記溶出液を、
濃縮又は希釈して、各種の用途に使用してもよい。 このようにして得られたペプチドは、文献未知でしか
も極めて有用な新規なものであって、DAN−100と命名し
た。このDAN−100も本発明の有効成分として使用できる
し、DAN−100の調製過程で生成する各成分もすべて本発
明で使用できる。 ペプチドDAN−100の物理化学的性質は次のとおりであ
る。 1.元素分析値 C;41.5%、H;6.7%、N;16.9%、O;34.9% 2.分子量 セファデックスG−25カラムクロマトグラフィーによ
り分子量1万以下、500以上と推定される。 3.融点 173℃ 4.比施光度▲[α]20 D▼ 23゜ 5.UVスペクトル 特異な吸収は認められない。 6.IRスペクトル 第1図のとおり 7.溶剤に対する溶解性 水、メタノール、DMSO等極性溶媒に可溶であるが、ク
ロロホルム、ヘキサン等非極性溶剤に不溶 8.呈色反応 ニンヒドリン反応 + ビウレット反応 + 銅−フォーリン反応 + フェノール硫酸反応 − 9.塩基性、酸性、中性の区別 弱塩基性、pH9.60(10%溶液) 10.物質の色、形状 白色粉末 11.水分含量 4 4.01%(常圧乾燥法) 12.塩分 8.19%(Clとして電位差滴定法により測定) 13.全窒素及びアミノ酸態窒素 T−N:16.81%(ミクロケールダール法) アミノ酸態−N:2.46%(ホルモール法) このようにして得た魚肉分解液又はその処理物は、そ
のまま、又は濃縮あるいは希釈して、又は凍結乾燥処理
等乾燥粉末化して有効成分として使用する。 本発明に係るペプチド物質は、後記する試験例からも
明らかなように卓越した降圧、血管拡張作用を示すの
で、これらの疾病の予防・治療用医薬、輸液ないし栄養
食品、健康食品等の経口組成物として広範に使用するこ
とができる。 医薬として使用する場合には、経口又は非経口投与す
ることができる。経口投与の場合には、例えば常法にし
たがい、錠剤、顆粒剤、粉末剤、カプセル剤、散剤とす
ることができ、又、非経口投与の場合には、例えば注射
薬製剤、点滴剤、坐剤等として使用することができる。 既述したように従来より実用化されていた降圧、血管
拡張剤は経口投与可能なものがきわめて少なかったので
あるが、全く驚くべきことに、後記する試験例からも明
らかなように、前記した本発明に係る魚肉分解液、その
関連物を卵黄と併用して経口投与した場合、ペプチドの
吸収が促進され、きわめて顕著なin vivoでの薬効が奏
され、卵黄との併用も本発明の重要な特徴の1つであ
る。 卵黄としては、鶏卵のほか、ウズラ、アヒルその他鳥
類の卵が主として使用されるが、他の動物の卵も適宜使
用できる。卵黄としては、卵黄自体をそのまま使用して
もよいが、水や生理的食塩水等溶媒で稀釈して卵黄液と
して使用してもよく、希釈率は適宜自由に定めればよ
い。経済性と有効性とを両立せしめるには、約10〜50%
卵黄液とするのが好都合である。 投与する場合は、卵黄(液)に魚肉分解液等を5〜50
%程度溶解させて用いてもよいし、両者を単に混合して
用いてもよいし、両者をカプセルに入れ体内で混合する
ようにしてもよい。このように卵黄を用いれば経口投与
しても所期の薬効を得ることができる。従って、安全性
が高まり、副作用が軽減するのみでなく、カプセル、錠
剤、ドリンク等各種製剤化し、同時に有効成分含量もコ
ントロールして、予防用食品、栄養健康食品等の経口組
成物としても使用でき、きわめて実用的である。 本発明に係る薬効成分は、天然起源でありしかも食品
であるために毒性が全くないか又は極めて低く、きわめ
て安全である(LD50>3,000mg/kg皮下、>5,000mg/kg経
口:いずれもラット)。 本発明に係る薬効成分は、その種類、投与方法、患者
の症状、年令等によって異なるが、約0.1〜6000mg/kg/
日であり、1日に1〜4回投与するのが好ましい。な
お、予防目的のために健常人が服用する場合には、投与
量、投与回数等に格別の制限はない。また必要ある場合
には、他の薬剤との併用も可能である。 以下、本発明を、試験例、製造例、調剤例により更に
詳細に説明する。 試験例1 後記する製造例によって調製したイワシペプチド(イ
ワシ筋肉の酵素分解液を限外濾過し、分画分子量500〜5
000のペプチド溶液を凍結乾燥粉末化したもの)を用
い、ラットを次の3群に分けて降圧効果を試験した。 1)静脈注射群 2)生理食塩水溶解経口投与群 3)30%卵黄水溶液経口投与群。 ラットは、Hos:SHR(高血圧自然発症ラット)10週令
を星野実験動物(株)から購入し、これを1週間予備飼
育したものを使用した。 投与は、次のようにして行い、投与後、悲観血的尾動
脈血圧装置((株)理研開発製PS−100)を用いて経時
的に血圧を測定し、表−1の結果を得た。 静注投与:117mg/kgの投与量になるようにイワシペプチ
ドを生理食塩水に溶解したもの1ml/animalをラットに投
与した。 経口投与:(イ)イワシペプチドの投与量が4000mg/kg
になるようにイワシペプチドを生理食塩水に溶解したも
の6ml/animalを投与した。 (ロ)イワシペプチドの投与量が4000mg/kgになるよう
にイワシペプチドを30%卵黄液に溶解したもの6ml/anim
alを投与した。 (測定値は5回繰返し測定し、最高最低値を棄却し3点
の平均値で示した。) 以上の結果から次のことが判る。 1)静脈内への投与で明らかに降圧効果が認められた。 2)イワシペプチドを卵黄に溶解して経口投与した場
合、血圧は顕著に降下した。その作用メカニズムの詳細
は今後の研究にまたねばならないが、これは卵黄がpino
cytosis吸収を促進するためであると一応推測された。 試験例2 本試験例ではイワシペプチドを卵黄に溶解した系で、
投与量と血圧降下との関係を、Nifedipineを陽性対照試
験とし、試験例1と同様にSHRラットを用いて試験し
た。 所定量のイワシペプチドを30%卵黄液になるように卵
黄水に溶解して経口投与した。 投与後、悲観血的尾動脈血圧装置((株)理研開発製
PS−100)を用いて経時的に血圧を測定した。測定は5
回繰返して行ない、最高最低値を棄却し3点の平均を測
定値とし、第2図の経過を得た。 すなわち、 1)投与量の増加とともに血圧降下量は確実に増大し
た。 2)投与後、約3時間まで降下量は増大し、投与後6時
間経過後も、なお降圧効果は持続していた。 対照試料として用いたNifedipineの場合は、投与30分
後で降圧量46.3mmHgと、急速に降圧したが、投与後3時
間後には、14.9mmHgへと減少し、6時間後には6頭中4
頭は投与前の血圧値にまで上昇してしまった。 なお、DAN−2、そのセライト濾過物、DNA−100のよ
うに本発明に係る加水分解生成物は、いずれも同様な試
験結果を示した。 以上の結果から、卵黄による効果が次のように明らか
となった。 1)卵黄水に溶解して経口投与すると、投与量に応じて
確実に降圧効果を示した。 2)降圧効果は2〜3時間で最大に達し、6時間後もな
お持続した。 試験例3 イワシペプチド2,4,8および16g/animalを各々20mlの
精製水に溶解し、カニューレを用いて、個体別にウサギ
に経口的に投与した。ウサギの耳は剃毛して、血管を観
察しやすくしてから投薬し、耳血管の変化を観察して血
管拡張試験を行った。 ウサギはStd:NZW(ニュージーランドホワイト種)、1
4〜15週令、体積4.0±0.5kgの雄を静岡県実験動物農業
協同組合より購入し、1週間予備飼育した後、健常な動
物を試験に供した。 観察の時期は、投薬前、20,30,60および120分とし、
その都度同一倍率による写真撮影を行い、第3、4図の
結果を得た。 その結果、2,4,8および16g/animalについて、いずれ
も試料投与後20分で血管の拡張が観察され、投与後120
分を経過しても、回復することはなく持続的に血管拡張
が継続することが観察された。なお、DNA−2、そのセ
ライド濾過物、DAN−100等本発明に係る水解ペプチド
も、いずれもこれと同様の試験結果を示した。 製造例1 新鮮イワシをデボーナーで処理して採肉した。採肉し
た魚肉質を10kgのすり身に分割した。これを粉砕機で粉
砕した後、等量の水を加え、45〜48℃に加熱し、これを
撹拌タンクに移して同温に2〜3時間保持して自己消化
分解せしめた。次いでpHを4.1に調節した。 これにデナチーム(市販プロテアーゼ製剤商品名)の
0.1%液を加え、45℃に17時間保持して酵素分解を行っ
た。中和し、次いで15分間煮沸して酵素を失活せしめ
た。 これをバイブスクリーン(150メッシュ)で濾過し、
濾液を5000rpmでジェクター処理した後、シャープレス
遠心分離機で処理し(15,000rpm)、20Bxとなるまで常
圧加熱濃縮し、そして再度シャープレス遠沈処理(15,0
00rpm)してペプタイド原液(DNA−2)を得た。 DAN−2を次のようにして液体クロマト処理し、第5
図の結果を得た。 装置と測定条件 HPLCにより分離を行った。 装置:東洋曹達製CCPM カラム:Asahipak GS−320 7.6mmID×50cmL 溶離液:6M塩酸グアニジン 流量:0.5ml/min. 検出器:UV(230nm) 図面からも明らかなように、DAN−2は、1万〜100程
度の巾広い分子量分布を有し、分子量約2000のものを中
心とした1万〜数100の巾広い部分(ピークトップ22
分)と数100以下の数本のピークからなることが認めら
れる。 次にDAN−2のBrixを35に調整し、これをセライト濾
過処理し、得られたペプチド液を同様に液体クロマト処
理し、第6図の結果を得た。 図面からも明らかなように、この物質は、分子量400
〜500のものを中心とした5000程度〜数100の幅広い成分
(ピークトップ27分)と、数100以下の成分ピーク数本
からなることが認められる。 製造例2 製造例1と同様にして、イワシを自己消化せしめ、pH
調節した後、デナチームを用いて酵素分解を行い、中
和、失活処理を行った。次いで、これを限外濾過してイ
ワシペプチドを得た。 イワシペプチドは、その液体クロマトグラムは第7図
に示したとおりであって、約2000の分子量のものを中心
とした1万〜数100の巾広い成分から成り、数100以下の
成分ピークは認められなかった。 製造例3 前記で得たペプタイド原液(pH6.22)を1840mlとり、
これに活性炭100gを加え60分間撹拌した後、濾過して濾
液(pH6.12)1500mlを得た。 濾液を100mlとり、これに冷エタノールを2000ml加
え、冷室に60分間放置して沈殿を生ぜしめた。生じた沈
殿物に水を加えて溶液(E)を得た。 製造例4 上記溶液(E)を100mlとり、これをダウエックス50W
〔H+〕を充填したカラム(φ5×15cm)に注入した。
そして、水2000mlを用いて樹脂を水洗し、2N−NH4OH250
mlを用いて溶出し、得られた溶出液を常法によりアンモ
ニヤ除去後、凍結乾燥してペプチドDAN−100の白色粉末
を得た。 調剤例1 (1)イワシペプチド(凍結乾燥粉末) 10g (2)塩化ナトリウム 9g (3)クロロブタノール 5g (4)炭酸水素ナトリウム 1g 全成分を蒸留水1000mlに溶解し、褐色アンプル1000個
に1mlずつ分注し、窒素ガスで置換して封入し、注射剤
を製造した。 調剤例2 (1)イワシペプチド(凍結乾燥粉末) 10g (2)卵黄粉末 3g (3)乳糖 87g (4)コーンスターチ 29g (5)ステアリン酸マグネシウム 1g (1),(2),(3)及び17gのコーンスターチを
混和し、7gのコーンスターチから作ったペーストととも
に顆粒化し、この顆粒に5gのコーンスターチと(5)と
を加え、得られた混合物を圧縮錠剤機で打錠し、錠剤10
00個を製造した。 調剤例3 イワシペプチド液20kg、卵黄30kg、グラニュー糖10kg
に水を加えて全量を100kgとし、これを良く混合した。 次いで90〜95℃で15〜30秒間殺菌処理し、品温を70℃
程度にまで急冷し、予じめ殺菌した褐色ビンに100gずつ
充填し、直ちに密栓し、ドリンク剤1000本を製造した。 (発明の効果) 本発明によれば、魚肉を自己消化した後、蛋白分解酵
素処理して得た魚肉筋肉の加水分解物を使用することに
より、すぐれた血圧降下剤、血管拡張剤を得ることがで
きる。これらの薬剤は、直接の薬効がすぐれているだけ
でなく、副作用、安全性の面でも卓越しており、収率の
面でもすぐれている。 そのうえ、卵黄と併用することにより、ペプチドの吸
収を高めた経口剤にすることも可能となり、投与が簡便
化されるとともに薬害も大巾に軽減することができる。
Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to an agent for lowering blood pressure and a vasodilator, and more particularly, to a highly safe and novel blood pressure lowering agent using a natural product derived from fish meat. And vasodilators. (Related Art) Conventionally, the renin-angiotensin system has been considered to be one of the important factors of essential hypertension, and angiotensin plays a central role in the renin-angiotensin system as a vasopressor. Several drugs having an action of suppressing the activity of I-converting enzyme (ACE) are known. However, most of the practically used blood pressure lowering agents and vasodilators are synthetic drugs, and very few of them have natural products as active ingredients and are practically used. On the other hand, regarding fish components, the anti-atherosclerotic effect of eicosapentaenoic acid has been focused on fish oil components, which are often contained in sardines and horse mackerel, etc., and in fish meat, fish protein derived from Bacillus bacteria and plant-derived proteases An antihypertensive comprising a hydrolyzate of soybean protein or soybean protein as an active ingredient has already been proposed (Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-169732). However, as in the present invention, no examples have been reported focusing on the bioactive effect of a peptide mixture obtained by autolyzing fish meat and then treating it with a protease.
Nothing is known about the combined use of the peptide mixture and egg yolk. (Problems to be Solved by the Invention) As described above, known antihypertensive agents and vasodilators are
Side effects such as excessive sedation, weakness, thirst and the like are inevitable, few are satisfactory in terms of efficacy, and most of them can only be administered parenterally, and there are very few oral preparations at present. (Means for Solving the Problems) The present invention has been made for the purpose of developing an antihypertensive and vasodilator which does not have the above-mentioned disadvantages, has high safety, and has no side effects. In particular, in view of safety and low toxicity, the present inventors have considered that a substance derived from a natural product rather than a synthetic artificial compound is preferable. Since antihypertensive drugs are usually taken for a long period of time, they can be administered orally.Particularly, it is necessary to screen for substances that do not pose any problems in terms of safety. Attention was paid to the arteriosclerosis-preventing action of saturated fatty acids, and the idea that useful physiologically active substances may be present in other components of fish and shellfish was given. We have obtained new findings that the hydrolyzate produced by proteolytic enzymes after autolysis of seafood meat is not only hypotensive but also has a vasodilator effect and is extremely safe. As a result of further study and research, the present invention has been completed. According to the present invention, a hydrolyzate of a fish muscle after autolyzing digestion by a protease and, if necessary, egg yolk are further used as an active ingredient. In order to carry out the present invention, fish is used as a raw material, and firstly, it is processed by a meat extractor, a deboner or the like to separate fish meat quality. The raw material is preferably as fresh as possible. The separated fish meat may be divided into about 10 kg of surimi and used as it is for the next processing, but may be used at -20 to -50C, for example, -30C.
℃, freeze quickly by blowing cold air of about -20 to -25 ℃
And may be used as needed as needed. As fish, red fish such as sardine, horse mackerel, tuna, bonito, saury, mackerel; white fish such as flounder, Thailand, kiss, konoshiro, cod, herring, and yellowtail; cartilage fish such as shark, ray;
Freshwater fish such as smelt, carp, char, and yamame; deep sea fish such as shark and anglerfish, as well as shrimp, crab, octopus, and mysid can be appropriately used. After slicing in this way, the fish muscle is crushed by a crusher, etc.
保持 60 ° C., preferably 40-55 ° C., for 1-5 hours to allow self-digestion, followed by the addition of enzymes to decompose. As an enzyme, a proteolytic enzyme is used. For example, ground fish meat (after further addition of water) is heated to an appropriate temperature for the enzyme (depending on the enzyme used, but about 20 to 60 ° C.). ~ 9), add protease and add
Treat for 1 to 30 hours. As the proteolytic enzyme, any enzyme capable of decomposing a protein can be used alone or in combination. Its origin can be obtained from microorganisms in addition to animals and plants, and in addition to pepsin, renin, trypsin, chymotrypsin, papain, bromelain, bacterial proteases, filamentous fungal proteases, actinomycetes proteases and the like can be widely used.
As these enzymes, those which are commercially available are generally used, but unpurified enzymes, culture solutions containing the enzymes, solid or liquid enzyme contents such as noodles may also be used as necessary according to the purpose. Can be. When using 0.1% protease solution, when processing red meat such as sardine as fish meat, pH 4.
The enzyme treatment is completed after about 17 hours at 1, 45 ° C or about 4 hours at pN5.9, 48 ° C. Next, after neutralization, the enzyme is inactivated by maintaining the temperature at 80 ° C. or higher for 5 to 30 minutes to obtain a decomposition solution. The decomposition product thus obtained can be used as it is as the active ingredient of the present invention. In the present invention, instead of directly enzymatically hydrolyzing fish meat, it is preliminarily self-digested and then treated with proteolytic enzymes, so that the yield of the digestion solution in which the peptide mixture as an active ingredient is dissolved is greatly increased. (As a result, the amount of insoluble decomposed residues generated is greatly reduced), and an effect excellent from an industrial point of view is achieved. The enzymatic decomposition solution may be subjected to ultrafiltration according to a conventional method to obtain a peptide solution having a molecular weight cut off of about 500 to 5,000, which may be used as the active ingredient of the present invention. Furthermore, the enzyme-decomposed solution prepared as described above is filtered through a vibrating screen or the like, and if necessary, subjected to a Jector treatment, and then centrifuged at, for example, 10,000 to 30,000 rpm using a Sharpless centrifuge or the like. This is concentrated by a conventional method (to about 30 Bx) and then centrifuged again to obtain a peptide stock solution. Next, the peptide stock solution is added with activated carbon, stirred, decolorized, and filtered. Add alcohol to the filtrate and leave to stand. As the alcohol, methanol, ethanol, propanol, isopropanol, butanol and the like are suitable, but other alcohols may be used.
The alcohol is used in a cold state (0 to 10 ° C.), and is used in an amount equal to or more than 30 times that of the peptide stock solution. After the addition of the cold alcohol, the mixture is left in a cold room for 30 minutes to 3 hours or more to form a precipitate. The resulting precipitate is hydrolyzed to form a solution, which is then chromatographed.
The precipitate may be used as it is for the various uses described above. The above solution is treated with an ion exchange resin. As the resin, a cation exchange resin, in particular, a strongly acidic cation exchange resin is used. For example, the above solution is injected into a column filled with these resins, washed with water, and then eluted with an alkaline aqueous solution such as dilute alkaline water to obtain an eluate. The obtained eluate is subjected to a method such as concentration under reduced pressure to remove ammonia, then concentrated if necessary, and powdered by a method such as freeze-drying according to a conventional method to obtain a desired basic peptide. As described above, the eluate is
It may be concentrated or diluted and used for various purposes. The peptide thus obtained was a novel one which was unknown in the literature and was extremely useful, and was named DAN-100. This DAN-100 can also be used as an active ingredient of the present invention, and all the components produced in the process of preparing DAN-100 can be used in the present invention. The physicochemical properties of peptide DAN-100 are as follows. 1. Elemental analysis value C: 41.5%, H: 6.7%, N: 16.9%, O: 34.9% 2. Molecular weight The molecular weight is estimated to be 10,000 or less and 500 or more by Sephadex G-25 column chromatography. 3. Melting point 173 ° C 4. Specific light intensity ▲ [α] 20 D ▼ 23 ゜ 5. UV spectrum No specific absorption is observed. 6. IR spectrum 7. As shown in Fig. 7. Solubility in solvent Soluble in polar solvents such as water, methanol and DMSO, but insoluble in non-polar solvents such as chloroform and hexane 8. Color reaction Ninhydrin reaction + Biuret reaction + Copper-Folin reaction + phenol-sulfuric acid reaction-9. Basic, acidic, neutral distinction Weak basic, pH 9.60 (10% solution) 10. Color and shape of substance White powder 11. Water content 4 4.01% (normal 12. Drying method) 12. Salt content 8.19% (measured by potentiometric titration as Cl) 13. Total nitrogen and amino acid nitrogen TN: 16.81% (micro locale d'al method) Amino acid form -N: 2.46% (formol method) The thus obtained fish meat decomposition solution or a processed product thereof is used as an active ingredient as it is, or after being concentrated or diluted, or as a dry powder such as a freeze-dried treatment. Since the peptide substance according to the present invention exhibits excellent hypotensive and vasodilatory effects as apparent from the test examples described below, the oral composition of a medicament for prevention and treatment of these diseases, infusion or nutritional food, health food, etc. Can be used extensively as objects. When used as a medicament, it can be administered orally or parenterally. In the case of oral administration, for example, tablets, granules, powders, capsules, and powders can be prepared in the usual manner. In the case of parenteral administration, for example, injection preparations, drops, suppositories It can be used as an agent or the like. As described above, antihypertensive and vasodilators which have been practically used in the past were very few orally administrable ones, but quite surprisingly, as apparent from the test examples described later, the aforementioned When the fish digestion solution according to the present invention and its related substance are orally administered in combination with egg yolk, the absorption of the peptide is promoted, and a remarkable in vivo drug effect is exhibited. It is one of the features. As egg yolk, besides chicken eggs, quail, duck and other bird eggs are mainly used, but eggs of other animals can also be used as appropriate. As the yolk, the yolk itself may be used as it is, or may be diluted with a solvent such as water or physiological saline and used as an egg yolk solution, and the dilution ratio may be freely determined as appropriate. Approximately 10-50% to achieve both economic efficiency and effectiveness
It is convenient to use egg yolk fluid. For administration, add 5 to 50 parts of fish meat decomposed solution to the yolk (liquid).
% May be used by dissolving them, or both may be simply mixed and used, or both may be put in a capsule and mixed in the body. As described above, the use of egg yolk can provide the desired drug effect even when administered orally. Therefore, not only the safety is improved and the side effects are reduced, but also various formulations such as capsules, tablets, drinks and the like can be used as oral compositions such as preventive foods, nutritional health foods and the like by controlling the active ingredient content at the same time. , Very practical. The medicinal component according to the present invention has no or very low toxicity due to its natural origin and is a food, and is extremely safe (LD 50 > 3,000 mg / kg subcutaneous,> 5,000 mg / kg orally; Rat). The active ingredient according to the present invention varies depending on its type, administration method, patient condition, age, etc., but is about 0.1 to 6000 mg / kg /.
Days, and is preferably administered 1 to 4 times a day. In addition, when taken by a healthy person for the purpose of prevention, there is no particular limitation on the dose, the number of times of administration, and the like. If necessary, it can be used in combination with other drugs. Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Test Examples, Production Examples, and Preparation Examples. Test Example 1 Sardine peptide (enzyme digestion solution of sardine muscle prepared by the production example described below was subjected to ultrafiltration and the molecular weight cut off was 500 to 5).
000 peptide solution obtained by freeze-drying and powdering), rats were divided into the following three groups to test the antihypertensive effect. 1) intravenous injection group 2) physiological saline solution oral administration group 3) 30% yolk aqueous solution oral administration group. Rats used were 10-week-old Hos: SHR (spontaneously hypertensive rats) purchased from Hoshino Experimental Animal Co., Ltd., and preliminarily bred for 1 week. Administration was performed as follows, and after administration, blood pressure was measured over time using a pessimistic tail arterial blood pressure device (PS-100 manufactured by Riken Co., Ltd.), and the results in Table 1 were obtained. . Intravenous administration: 1 ml / animal obtained by dissolving sardine peptide in physiological saline to give a dose of 117 mg / kg was administered to rats. Oral administration: (a) Sardine peptide dose of 4000mg / kg
6 ml / animal was prepared by dissolving sardine peptide in physiological saline. (B) 6 ml / anim of sardine peptide dissolved in 30% egg yolk so that the dose of sardine peptide is 4000 mg / kg
al was administered. (The measured values were measured five times repeatedly, the highest and lowest values were rejected, and the average value of the three points was shown.) From the above results, the following can be found. 1) The intravenous administration clearly showed a hypotensive effect. 2) When the sardine peptide was dissolved in egg yolk and administered orally, the blood pressure significantly decreased. The details of its mechanism of action must be addressed in future studies, but this is because egg yolk
It was speculated that it was to promote cytosis absorption. Test Example 2 In this test example, a sardine peptide was dissolved in egg yolk,
The relationship between the dose and the decrease in blood pressure was tested using Nifedipine as a positive control test using SHR rats as in Test Example 1. A predetermined amount of sardine peptide was dissolved in yolk water to give a 30% yolk solution and orally administered. After administration, the blood pressure in the tail artery blood pressure device (manufactured by Riken Co., Ltd.)
Blood pressure was measured over time using PS-100). Measurement is 5
The maximum and minimum values were rejected, and the average of the three points was used as the measured value to obtain the progress shown in FIG. That is, 1) The blood pressure lowering amount certainly increased with the increase of the dose. 2) After administration, the amount of decrease increased up to about 3 hours, and the antihypertensive effect was continued even after 6 hours from administration. In the case of Nifedipine, which was used as a control sample, the blood pressure decreased rapidly to 46.3 mmHg 30 minutes after administration, but decreased to 14.9 mmHg 3 hours after administration, and 4 of 6 animals 6 hours later.
The head had risen to the pre-dose blood pressure value. The hydrolysis products according to the present invention, such as DAN-2, its celite filtration product, and DNA-100, all showed similar test results. From the above results, the effect of the yolk was clarified as follows. 1) When dissolved in egg yolk water and orally administered, it showed a positive antihypertensive effect according to the dose. 2) The anti-hypertensive effect reached a maximum in a few hours and persisted after 6 hours. Test Example 3 Each of sardine peptides 2, 4, 8 and 16 g / animal was dissolved in 20 ml of purified water, and orally administered to rabbits individually using a cannula. Rabbit ears were shaved to give a visual observation of the blood vessels before administration, and changes in the ear blood vessels were observed to perform a vasodilatation test. Rabbit is Std: NZW (New Zealand White), 1
Males of 4 to 15 weeks old and having a volume of 4.0 ± 0.5 kg were purchased from Shizuoka Prefectural Experimental Animal Agriculture Cooperative and bred for 1 week before healthy animals were subjected to the test. The time of observation is 20, 30, 60 and 120 minutes before medication,
Each time a photograph was taken at the same magnification, the results shown in FIGS. 3 and 4 were obtained. As a result, for 2, 4, 8, and 16 g / animal, vasodilation was observed at 20 minutes after sample administration, and 120 minutes after administration.
Even after a lapse of minutes, it was observed that vasodilation continued without recovery. The hydrolyzed peptides of the present invention, such as DNA-2, its celite filtrate, and DAN-100, all showed the same test results. Production Example 1 Fresh sardines were treated with a deboner and minced. The minced fish meat was divided into 10 kg surimi. After pulverizing the mixture with a pulverizer, an equal amount of water was added, the mixture was heated to 45 to 48 ° C., transferred to a stirring tank and kept at the same temperature for 2 to 3 hours for autolysis digestion. The pH was then adjusted to 4.1. In addition to this, Denateam (commercially available protease product)
A 0.1% solution was added, and the mixture was kept at 45 ° C. for 17 hours to perform enzymatic degradation. Neutralized and then boiled for 15 minutes to inactivate the enzyme. This is filtered through a vibe screen (150 mesh)
The filtrate was subjected to a Jector treatment at 5000 rpm, followed by treatment with a Sharpless centrifugal separator (15,000 rpm), concentration by heating under normal pressure until 20Bx, and centrifugation again with Sharpless (15,0).
(00 rpm) to obtain a peptide stock solution (DNA-2). DAN-2 was subjected to liquid chromatography as follows,
The results in the figure were obtained. Apparatus and measurement conditions Separation was performed by HPLC. Apparatus: Toyo Soda CCPM Column: Asahipak GS-320 7.6mmID × 50cmL Eluent: 6M Guanidine hydrochloride Flow rate: 0.5ml / min. Detector: UV (230nm) As is clear from the drawing, DAN-2 is 1 It has a broad molecular weight distribution of about 10,000 to 100, and a wide part of 10,000 to several hundreds (peak top 22
Min) and several peaks of several hundred or less. Next, the Brix of DAN-2 was adjusted to 35, this was filtered through celite, and the resulting peptide solution was similarly subjected to liquid chromatography to obtain the results shown in FIG. As is clear from the drawing, this substance has a molecular weight of 400
It is recognized that it is composed of a wide range of components of about 5000 to several hundreds (peak top 27 minutes) centering on those of about 500 and several component peaks of several hundreds or less. Production Example 2 In the same manner as in Production Example 1, sardines were self-digested, and pH was adjusted.
After the adjustment, enzymatic degradation was performed using denazyme, and neutralization and deactivation treatments were performed. Then, this was subjected to ultrafiltration to obtain a sardine peptide. The liquid chromatogram of the sardine peptide is as shown in FIG. 7 and consists of 10,000 to several hundreds of broad components with a molecular weight of about 2,000, and component peaks of several hundreds or less are recognized. I couldn't. Production Example 3 Take 1840 ml of the peptide stock solution (pH 6.22) obtained above,
100 g of activated carbon was added thereto, followed by stirring for 60 minutes, followed by filtration to obtain 1500 ml of a filtrate (pH 6.12). 100 ml of the filtrate was taken, 2,000 ml of cold ethanol was added thereto, and the mixture was allowed to stand in a cold room for 60 minutes to cause precipitation. Water was added to the resulting precipitate to obtain a solution (E). Production Example 4 Take 100 ml of the above solution (E), and use it in Dowex 50W
It was injected into a column (φ5 × 15 cm) packed with [H +].
Then, using water 2000ml were washed with water resin, 2N-NH 4 OH250
The resulting eluate was subjected to ammonia removal by a conventional method, and lyophilized to obtain a white powder of peptide DAN-100. Formulation Example 1 (1) Sardine peptide (lyophilized powder) 10 g (2) Sodium chloride 9 g (3) Chlorobutanol 5 g (4) Sodium bicarbonate 1 g All components are dissolved in distilled water (1000 ml), and 1 ml per 1000 brown ampules The mixture was dispensed, replaced with nitrogen gas, and sealed to produce an injection. Formulation Example 2 (1) Sardine peptide (lyophilized powder) 10 g (2) Egg yolk powder 3 g (3) Lactose 87 g (4) Corn starch 29 g (5) Magnesium stearate 1 g (1), (2), (3) and 17 g Of cornstarch, granulated together with a paste made from 7 g of cornstarch, 5 g of cornstarch and (5) were added to the granules, and the obtained mixture was compressed with a compression tablet machine to give tablets.
00 pieces were produced. Preparation Example 3 20 kg of sardine peptide solution, 30 kg of egg yolk, 10 kg of granulated sugar
Was added to make the total amount 100 kg, and this was mixed well. Next, sterilize at 90-95 ° C for 15-30 seconds, and raise the product temperature to 70 ° C.
The mixture was quenched to the extent, filled into brown bottles previously sterilized in an amount of 100 g each, immediately sealed, and 1,000 drinks were produced. (Effects of the Invention) According to the present invention, an excellent antihypertensive agent and a vasodilator can be obtained by using a hydrolyzate of fish meat muscle obtained by autolyzing fish meat and then treating it with a protease. Can be. These drugs are not only excellent in direct drug efficacy, but also excellent in side effects, safety, and yield. In addition, by using it in combination with egg yolk, it becomes possible to prepare an oral preparation with enhanced peptide absorption, which simplifies administration and can significantly reduce phytotoxicity.

【図面の簡単な説明】 第1図は、ペプチドDAN−100のIRスペクトルを図示した
ものである。 第2図は、イワシペプチドの降圧効果を図示したグラフ
である。 第3図及び第4図は、生物の形態を示す写真で、イワシ
ペプチドを2g及び4g/動物当り投与した場合の血管拡張
効果をそれぞれ示した写真である。 第5図、第6図、第7図は、それぞれDAN−2、そのセ
ライト濾過物及びイワシペプチドの液体クロマトグラム
である。
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 illustrates the IR spectrum of peptide DAN-100. FIG. 2 is a graph illustrating the hypotensive effect of the sardine peptide. FIG. 3 and FIG. 4 are photographs showing the morphology of the organism, and are photographs showing the vasodilatory effect when the sardine peptide was administered at 2 g and 4 g per animal, respectively. FIGS. 5, 6, and 7 are liquid chromatograms of DAN-2, its celite filtrate, and sardine peptide, respectively.

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 1.下記の物理化学的性質を有するイワシ由来のペプチ
ドDAN−100を含有してなる血圧降下並びに血管拡張性組
成物。 1.元素分析値 C;41.5%、H;6.7%、N;16.9%、O;34.9% 2.分子量 セファデックスG−25カラムクロマトグラフィーにより
分子量1万以下、500以上と推定される。 3.融点 173℃ 4.比施光度▲[α]20 D▼=23゜ 5.UVスペクトル 特異な吸収は認められない。 6.IRスペクトル 第1図のとおり 7.溶剤に対する溶解性 水、メタノール、DMSO等極性溶媒に可溶であるが、クロ
ロホルム、ヘキサン等非極性溶媒に不溶 8.呈色反応 ニンヒドリン反応 + ビウレット反応 + 銅−フォーリン反応 + フェノール硫酸反応 − 9.塩基性、酸性、中性の区別 弱塩基性、pH9.60(10%溶液) 10.物質の色、形状 白色粉末 11.水分含量 4.01%(常圧乾燥法) 12.塩分 8.19%(Clとして電位差滴定法により測定) 13.全窒素及びアミノ酸態窒素 T−N:16.81%(ミクロケールダール法) アミノ酸態−N:2.46%(ホルモール法)。 2.下記の物理化学的性質を有するイワシ由来のペプチ
ドDAN−100及び卵黄を含有してなる血圧降下並びに血管
拡張性組成物。 1.元素分析値 C;41.5%、H;6.7%、N;16.9%、O;34.9% 2.分子量 セファデックスG−25カラムクロマトグラフィーにより
分子量1万以下、500以上と推定される。 3.融点 173℃ 4.比施光度▲[α]20 D▼=23゜ 5.UVスペクトル 特異な吸収は認められない。 6.IRスペクトル 第1図のとおり 7.溶剤に対する溶解性 水、メタノール、DMSO等極性溶媒に可溶であるが、クロ
ロホルム、ヘキサン等非極性溶媒に不溶 8.呈色反応 ニンヒドリン反応 + ビウレット反応 + 銅−フォーリン反応 + フェノール硫酸反応 − 9.塩基性、酸性、中性の区別 弱塩基性、pH9.60(10%溶液) 10.物質の色、形状 白色粉末 11.水分含量 4.01%(常圧乾燥法) 12.塩分 8.19%(Clとして電位差滴定法により測定) 13.全窒素及びアミノ酸態窒素 T−N:16.81%(ミクロケールダール法) アミノ酸態−N:2.46%(ホルモール法)。
(57) [Claims] A blood pressure lowering and vasodilator composition comprising sardine-derived peptide DAN-100 having the following physicochemical properties. 1. Elemental analysis value C; 41.5%, H; 6.7%, N; 16.9%, O; 34.9% 2. Molecular weight It is estimated that the molecular weight is 10,000 or less and 500 or more by Sephadex G-25 column chromatography. 3. Melting point 173 ° C 4. Specific light intensity ▲ [α] 20 D ▼ = 23 ゜ 5. UV spectrum No specific absorption is observed. 6. IR spectrum As shown in Figure 1. 7. Soluble in solvents Soluble in polar solvents such as water, methanol and DMSO, but insoluble in non-polar solvents such as chloroform and hexane 8. Color reaction Ninhydrin reaction + Biuret reaction + Copper-Folin reaction + Phenol-sulfuric acid reaction-9. Basic, acidic, neutral Weak basic, pH 9.60 (10% solution) 10. Substance color, white powder 11. Moisture content 4.01% (normal pressure) (Drying method) 12. Salt content: 8.19% (measured by potentiometric titration as Cl) 13. Total nitrogen and amino acid nitrogen T-N: 16.81% (micro locale d'al method) Amino acid form -N: 2.46% (formol method). 2. A hypotensive and vasodilator composition comprising sardine-derived peptide DAN-100 having the following physicochemical properties and egg yolk. 1. Elemental analysis value C; 41.5%, H; 6.7%, N; 16.9%, O; 34.9% 2. Molecular weight It is estimated that the molecular weight is 10,000 or less and 500 or more by Sephadex G-25 column chromatography. 3. Melting point 173 ° C 4. Specific light intensity ▲ [α] 20 D ▼ = 23 ゜ 5. UV spectrum No specific absorption is observed. 6. IR spectrum As shown in Figure 1. 7. Soluble in solvents Soluble in polar solvents such as water, methanol and DMSO, but insoluble in non-polar solvents such as chloroform and hexane 8. Color reaction Ninhydrin reaction + Biuret reaction + Copper-Folin reaction + Phenol-sulfuric acid reaction-9. Basic, acidic, neutral Weak basic, pH 9.60 (10% solution) 10. Substance color, white powder 11. Moisture content 4.01% (normal pressure) (Drying method) 12. Salt content: 8.19% (measured by potentiometric titration as Cl) 13. Total nitrogen and amino acid nitrogen T-N: 16.81% (micro locale d'al method) Amino acid form -N: 2.46% (formol method).
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