JP2727830B2 - 可変ビームアンテナ - Google Patents

可変ビームアンテナ

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JP2727830B2
JP2727830B2 JP31514991A JP31514991A JP2727830B2 JP 2727830 B2 JP2727830 B2 JP 2727830B2 JP 31514991 A JP31514991 A JP 31514991A JP 31514991 A JP31514991 A JP 31514991A JP 2727830 B2 JP2727830 B2 JP 2727830B2
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JP
Japan
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beam antenna
variable beam
frame
reflector
voltage
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JP31514991A
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和雄 三井
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波,光通信に使
用される可変ビームアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波,光通信に使用される
可変ビームアンテナにおいては、放射方向を可変させ相
手方を探索する場合に、放射器または反射板を、例え
ば、モータおよび減速機等を利用し、上下,左右等に回
転させ、受信機等への入力電流と対応させた制御により
特定することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の可変ビームアンテナにあっては、反射板等の方位変
更をモーター等により行なっているので、機構が複数に
なっており、高速追尾時には応答の遅れを生じることが
あるという問題があった。また、例えば、宇宙空間等の
真空中での使用時には、モーターや減速器等の回転部の
潤滑に対する配慮が必要となり、それだけ構造が複雑に
なりコスト高になっている。
【0004】本発明は、上記の問題点にかんがみてなさ
れたもので、構造を複雑にすることなく反射面の高速追
従性の向上を図った可変ビームアンテナの提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の可変ビームアンテナは、圧電素子が多数個圧着
されてリング状に形成され該圧電素子を複数単位に電圧
を印加できるよう電気的に分割された枠と、該枠に貼り
付けられ放射器もしくは光源から放射されたマイクロ波
もしくは光の放射方向を可変とするための反射板もしく
は膜と、上記枠の各分割部への電圧の印加量と印加時間
差を制御することにより上記枠に平面外の変形を生じさ
せる制御器とを備えた構成としてある。
【0006】
【作用】上記構成からなる可変ビームアンテナによれ
ば、圧電素子を多数個直列に圧着し、リング状に形成し
た枠は複数のグループに分割され、それぞれに電圧が加
えられる。そして、分割された圧電素子グループへ印加
する電圧と時間差を制御する制御器から加えた電圧によ
り各グループの伸び量が時間制御される。このため、平
面で構成された枠は円周長が伸びることにより自由変形
し、立体的な形で、バランスする。この結果、反射板は
平面から立体面へと変形するので、反射板または膜の反
射範囲を平面時に比較して拡大させるまたは特定方向に
固定することができ、マイクロ波等も拡散される。すな
わち制御プログラムにより、反射板を回転させることな
く、立体面を回転させることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1および図2は本発明の実施例に係る可
変ビームアンテナを示す正面図および側面図である。
【0008】図において、1は枠としての反射板保持リ
ングであり、保持リング1は多数の電圧素子2から構成
されており、本実施例の場合該保持リング1は3分割さ
れ、それぞれが配線3にて制御器4へ接続されている。
ここで個々の圧電素子は直列に接続されているが、素子
の接続面の中心部で圧着接続されており、接続面に垂直
に微小回転(ねじれ)することが可能となっている。
【0009】5は反射板であって放射器から放射された
マイクロ波を可変とするためのものであり、上記保持リ
ング1に貼り付けられている。また、保持リング1は、
3分割された個所に例えばばねを利用した伸縮自在な棒
6をボールジョイント7を介して取り付け、反射板5を
固定可能としている。
【0010】したがって、この実施例に係る可変ビーム
アンテナによれば、保持リング1の3分割された各圧電
素子グループへ、制御器4により電圧を印加し、時間制
御を行なうと、平面の保持リング1は、伸びを生じ、立
体的な空間での安定を保つ。このとき、制御器4によ
り、各グループへの印加時間制御を行なうことにより、
立体安定の保持リング1は安定状態のまま移動されるの
で、見かけ上回転しているようになる。
【0011】図3は自由変形した状態の保持リングを示
している。また、図4は可変ビームアンテナの作用を等
価的に示した図である。図4において、放射器8から放
射されたマイクロ波は反射板5−1により反射され特定
方向へ反射される。ここで制御器4により圧電素子2に
加える電圧,時間をコントロールすることにより、反射
板5−1は変形し、例えば、反射板5−2の状態と簡易
的に等価となり、この場合、電波の反射方向は変化す
る。
【0012】ここで反射面が回転するように制御する
と、見かけ上放射角度は拡大されるので、可変ビームア
ンテナとして働く。また、特定位置を固定することも可
能であることから、探索,追尾が容易に行なえる。
【0013】なお、上記実施例において、反射板は膜で
も良く、また、反射板もしくは膜は光源から放射された
光の放射方向を変えるものであっても良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の可変ビーム
アンテナによれば、圧電素子をリング上に連成した枠を
利用したので、回転部分がなく、そのため、高速にビー
ム巾と方向を変えることができる。特に、宇宙空間等に
おいて潤滑の問題から開放されるので、機構も簡単とな
り、信頼性,コスト,重量等においても有利になるとい
う大きな効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る可変ビームアンテナを示
す正面図である。
【図2】本発明の実施例に係る可変ビームアンテナを示
す側面図である。
【図3】本発明の実施例に係る可変ビームアンテナの作
用を示す側面図である。
【図4】本発明の実施例に係る可変ビームアンテナの概
念図である。
【符号の説明】
1 保持リング 2 圧電素子 3 配線 4 制御器 5 反射板 6 伸縮棒 7 ボールジョイント 8 放射器 5−1 反射板(変形前) 5−2 反射板(変形状態)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子が多数個圧着されてリング状に
    形成され該圧電素子を複数単位に電圧を印加できるよう
    電気的に分割された枠と、該枠に貼り付けられ放射器も
    しくは光源から放射されたマイクロ波もしくは光の放射
    方向を可変とするための反射板もしくは膜と、上記枠の
    各分割部への電圧の印加量と印加時間差を制御すること
    により上記枠に平面外の変形を生じさせる制御器とを備
    えたことを特徴とする可変ビームアンテナ。
JP31514991A 1991-11-05 1991-11-05 可変ビームアンテナ Expired - Lifetime JP2727830B2 (ja)

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JP31514991A JP2727830B2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 可変ビームアンテナ

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JP31514991A JP2727830B2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 可変ビームアンテナ

Publications (2)

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JPH05129821A JPH05129821A (ja) 1993-05-25
JP2727830B2 true JP2727830B2 (ja) 1998-03-18

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ID=18062007

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JP31514991A Expired - Lifetime JP2727830B2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 可変ビームアンテナ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6366234B1 (en) 1999-06-04 2002-04-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Vehicular radar

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6366234B1 (en) 1999-06-04 2002-04-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Vehicular radar

Also Published As

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JPH05129821A (ja) 1993-05-25

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