JP2718423B2 - オペレーティング・システム定義ファイルを有するデータ処理システム - Google Patents

オペレーティング・システム定義ファイルを有するデータ処理システム

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JP2718423B2
JP2718423B2 JP6292535A JP29253594A JP2718423B2 JP 2718423 B2 JP2718423 B2 JP 2718423B2 JP 6292535 A JP6292535 A JP 6292535A JP 29253594 A JP29253594 A JP 29253594A JP 2718423 B2 JP2718423 B2 JP 2718423B2
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/4401Bootstrapping
    • G06F9/4411Configuring for operating with peripheral devices; Loading of device drivers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理の分野に関
し、特に、オペレーティング・システムが、オペレーテ
ィング・システム定義ファイルを利用することによっ
て、システムのコンフィギュレーションを設定するプロ
セスに参加できるようにするための方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】IBM(International Business Machi
nes Corporation)のPS/2パーソナル・コンピュー
タは、マイクロプロセッサの80xxファミリーをベー
スとし、リアル・モードとプロテクト・モードの2モー
ドで動作する。PS/2アーキテクチャによれば、様々
なハードウェア・デバイス(装置)が、POS(Progra
mmable Option Select)機能をもつアダプタ・カードに
よってシステム・バスへ接続される。この機能は、シス
テム資源をシステム・ボードや種々のアダプタへ割当て
るための設定を定義し又は提供するために用いられる。
POS機能については、IBM社により刊行の「IBM Sy
stem/2 Hardwere Interface Technical Reference」(初
版、1988年5月 以降改訂)に一般的な記述があり、詳細
はこの文献を参照する。
【0003】アダプタは、データ処理システムの様々な
デバイスやオプションがパーソナル・コンピュータへ接
続されかつその一部として動作できるための手段を提供
するものである。前述のアーキテクチャにおいては、ア
ダプタがプログラマブル・レジスタのグループを有して
おり、これらのレジスタは汎用的手法により所定の情報
を記憶する。これらのレジスタのうちの2つは、特定の
アダプタを他のアダプタに対して識別するためのアダプ
タIDを記憶する。1から4までの付加的なレジスタ
は、POSレジスタとして知られており、POS設定と
して知られる情報を記憶する。アダプタを使用できるよ
うになる前に、アダプタの供給者がアダプタ記述ファイ
ル(ADF)を作成しなければならない。ADFは、ア
ダプタ及びその関係するオプション又はデバイスの動作
のために必要なデータが含まれている。このデータは、
アダプタが使用できる資源とその割当てられた資源を表
示する関連のPOSレジスタ設定とを規定する。
【0004】ADFは、以下のような種々の情報のフィ
ールドを備えている。すなわち、アダプタID、アダプ
タ・ネーム、含まれるPOSレジスタの数、アダプタ・
オプションが次に指定されることを示す選択フィール
ド、プロンプト・キーワード、選択ネームを含む選択キ
ーワード、アダプタを適切にプログラミングするPOS
設定及び特定の選択について使用される資源を識別する
資源設定、並びにヘルプ・キーワードを含む。
【0005】セット・コンフィギュレーション(構成設
定)・プログラムが、PS/2システム・リファレンス
・ディスケット上に、又はハードディスク上の保護領域
のシステム領域内のPS/2システム・リファレンス・
ディスケット・イメージ上に見出されたならば、このプ
ログラムは、特別なデータ・ファイルからハードウェア
・システムや常駐アダプタの情報を集める。アダプタに
関係するこれらの特別なファイルが、ADFである。P
S/2マイクロ・チャネル・システムもまた、関係する
特別なファイルを有している。これらは、プレーナ記述
ファイルと呼ばれるシステムADFである。プレーナ又
はアダプタのいずれかに関係する別のファイルが、アダ
プタ記述プログラムすなわちADPである。ADPは、
コンフィギュレーション・プロセスにおいて、関係する
アダプタがプログラミング論理を使用できるようにする
ことによってシステムのコンフィギュレーションに基づ
く動的判断を行えるようにする。
【0006】セット・コンフィギュレーション・プログ
ラムは、システムが初期に立上げられるとき及びシステ
ムがコンフィギュレーション(構成)・エラーを表示す
るときに実行される。このプログラムは、システム資源
を割当てるが、特にシステム・メモリと非システム・メ
モリに割当てられるメモリ・アドレス空間の割当てを行
い、そしてADF同士の間に資源要求の競合があればこ
れを解消する。このプログラムの実行においては、不揮
発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)にコン
フィギュレーション情報を記憶する。その後、システム
が立上げられるとき又はリセットされるときは必ずこの
コンフィギュレーション情報がアクセスされて、コンフ
ィギュレーション変更が発生したか否かを検査し、アダ
プタのPOSレジスタをプログラミングし、オペレーテ
ィング・システムに対して種々のデバイスにどの資源が
割当てられるかを示す情報を与え、さらにこのようなデ
バイスを操作する。
【0007】ここで、「メモリ・アドレス空間」、「シ
ステム・メモリ」、「非システム・メモリ」及び「メモ
リ領域」の意味を規定する方がよいであろう。これらの
用語は、マイクロプロセッサ及びオペレーティング・シ
ステムの進展に伴って、特に異なるマイクロプロセッサ
とともに使用するアドレス・ビットの数が増してきたこ
とによってより大きなアドレス空間が利用できるように
なったことから生じてきた。さらに詳細な記述として、
Rick Dayanによる「Memory Address Space」(IBM Pers
onal Systems Technical Solutions, October 1992, P.
21-26)をここに参照する。簡単に述べると、「メモリ
・アドレス空間」は、所定の数のアドレス・ビットを用
いてアクセス可能なアドレスの場所の最大値として定義
されている。IBMのパーソナル・コンピュータで使用
されたマイクロプロセッサは、20ビット、24ビッ
ト、そして32ビットのアドレス指定を用いるように進
展してきており、それぞれ、1MB(メガバイト)、1
6MB、そして4GB(ギガバイト)のメモリ・アドレ
ス空間を与える。
【0008】図32は、前述のR. Dayanによる文献の図
4と同様のものであり、32ビットのメモリ・アドレス
指定を備える80386DXプロセッサの4GBのメモ
リ・アドレス空間600を示している。このメモリ・ア
ドレス空間は、システム・メモリと非システム・メモリ
の双方によって占められている。「システム」・メモリ
とは、オペレーティング・システムによって占有され、
管理され、そして割当てられるメモリ・アドレス空間部
分である。システム・メモリは、オペレーティング・シ
ステム・コード、アプリケーション・コード、及びデー
タを記憶するために使用される。「非システム」・メモ
リとは、デバイス・ドライバ等の特定アダプタやソフト
ウェア・プログラムによる排他的使用のために利用可能
なメモリ・アドレス空間部分である。非システム・メモ
リは、オペレーティング・システムによって占有されて
おらず、従ってオペレーティング・システムは、プログ
ラムやデータをその中に記憶することはできない。非シ
ステム・メモリは、通常、特定アダプタとのインターフ
ェース専用であり、プログラミング・インターフェー
ス、デバイス制御、及びデータ・バッファを設けてい
る。システム・メモリは、通常RAMである読取り/書
込み専用メモリ技術を用いるが、一方、非システム・メ
モリは、読取り/書込み専用メモリは用いずにROM、
フラッシュ・メモリ、NVRAM等の別のメモリ技術を
用いる。メモリ・アドレス空間のコンフィギュレーショ
ンにおいて、非システム・メモリの割当ては、システム
・メモリの割当てに先立って行われる。RAMに関して
は、どの部分のRAMであっても非システム・メモリに
は割当てられずシステム・メモリが割当てられる。
【0009】「メモリ領域」という用語は、20ビット
のアドレス指定における当初のメモリ・アドレス空間
と、24ビット及び32ビットのアドレス指定からもた
らされた追加された空間とを意味する。メモリ領域1
は、アドレス0H(16進数)から始まる1MBまでの
アドレス空間である。DOS環境との互換性を維持する
ために、システム・メモリが領域1の下側の640KB
を占め、さらに非システム・メモリが割当てられる。メ
モリ領域2は、1MBから16MBまでであり、メモリ
領域3は、16MBから4GBまでである。領域内で
は、システム・メモリは連続的でかつ最も小さいアドレ
スから始まらなければならない。非システム・メモリは
領域内で連続的である必要はない。アドレス空間を管理
する方法は多様で、非システム・メモリの大きさと場所
に関しては特にそうであり、いずれの領域がオペレーテ
ィング・システムによってサポートされるかに依存す
る。領域2及び3におけるシステム・メモリと非システ
ム・メモリとの間のアドレス空間の大きさは、どれだけ
の量のRAMメモリがシステムにインストールされてい
るかに依存する。
【0010】PS/2コンピュータは、異なるオペレー
ティング・システムの下で動作する。例えば市販されて
いるPC/DOS(ディスク・オペレーティング・シス
テム)、AIX/OS/2、及びOS/2等のオペレー
ティング・システムである。ところが、そのハードウェ
アは、任意の特定のオペレーティング・システムとは独
立して開発されてきた。(PS/2、AIX/OS/
2、及びOS/2は、IBMの商標である。)前述のコ
ンフィギュレーション・プロセスもまた、オペレーティ
ング・システム環境とは独立している。しかしながら、
このような独立性のためにコンフィギュレーション・プ
ロセスが制限されることになる。
【0011】コンフィギュレーション・プロセスがオペ
レーティング・システム環境から独立しているため、コ
ンフィギュレーション・プログラムは、多くの場合、デ
フォールトとして1MBのPC/DOSオペレーティン
グ・システム環境を想定する。最新のOS/2、AIX
/OS/2又は他のマルチタスク処理を行うオペレーテ
ィング・システムを選択するユーザが、PC/DOSに
最適化された環境に拘束されることになる。従って、デ
バイスを正常にコンフィギュレーションすることができ
ないか、あるいは、最新のオペレーティング・システム
に対する最適でないコンフィギュレーションのために性
能が低下してしまう。オペレーティング・システムなし
では、セット・コンフィギュレーション・プログラム
は、コンフィギュレーションをカスタマイズする方法に
関して正しい判断を行うことができない。
【0012】この問題を解決するために2つの方法があ
る。第1は、マニュアル・コンフィギュレーションであ
り、第2は、オペレーティング・システム・コンフィギ
ュレーションである。マニュアル・コンフィギュレーシ
ョンは、現実的な解決策ではない。これを行うために
は、顧客がオペレーティング環境と各アダプタ又はデバ
イスの個々のオプション(パラメータ)とを完璧に理解
していることが必要である。ほとんどのアダプタは、全
てのパラメータに関する情報を公開しておらず、またそ
のオペレーティング・システムへの影響も説明されてい
ない。多くのユーザは、困惑することになり、おそらく
はオペレーティング環境について最適なコンフィギュレ
ーションを行うべく適切な判断をすることができないで
あろう。
【0013】コンフィギュレーションを実行するオペレ
ーティング・システムは、理想的な解決策である。オペ
レーティング・システムによって作られる環境のため
に、オペレーティング・システム自身以外に最適なコン
フィギュレーションを行えるものがあるだろうか。しか
しながら、PS/2並びにパーソナル・コンピュータ業
界において、現在のところシステム・コンフィギュレー
ションを行うオペレーティング・システムは存在しな
い。オペレーティング・システム・コンフィギュレーシ
ョンが登場するにはまだ時間がかかるであろうが、もし
行えるとしても、おそらく全てのオペレーティング・シ
ステムが自身のコンフィギュレーションを実行するよう
にはならないであろう。加えて、マルチブート(多重立
上げ)すなわち1つのシステム内で複数のオペレーティ
ング・システムを立ち上げることを可能とする製品で
は、オペレーティング・システムがシステム・コンフィ
ギュレーションを行うことについて問題を生じる。この
問題とは、そのシステム上で使用される全てのオペレー
ティング環境が同じとは限らないことである。このこと
は、もし1つのオペレーティング・システムがその環境
のためにシステム・コンフィギュレーションを行ったと
しても、その環境が他のオペレーティング・システムに
とっては最適でないこともあり得ることを意味する。例
えば、ハードディスク・ドライブは、1つの環境から他
の環境へとドライブ番号(文字)を変える場合がある。
このようなことは許容できない。顧客が、複数の環境の
間でデータを共有したいと思う場合には特にそうであ
る。第2のオペレーティング・システム・コンフィギュ
レーションは、第1のオペレーティング・システム・コ
ンフィギュレーションと干渉する可能性がある。
【0014】マルチプル・オペレーティング・システム
環境における別の問題は、1つのオペレーティング・シ
ステムがコンフィギュレーションを行い、第2のオペレ
ーティング・システムは行わないという場合である。こ
の場合、コンフィギュレーションを行うオペレーティン
グ・システムは、コンフィギュレーションを行えないオ
ペレーティング・システムを考慮しなければならない。
現在の状況ではコンフィギュレーションを行うオペレー
ティング・システムの信頼性については、技術的問題や
実動化における問題が多すぎる。このようなオペレーテ
ィング・システムは理想的状態ではあるが、全ての問題
が解決されるまでは、本発明によるオペレーティング・
システム定義ファイルを利用することが好ましい解決策
であろう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つ
は、最適なコンフィギュレーションを可能とするため
に、オペレーティング・システムがコンフィギュレーシ
ョン・プログラムに対してカスタム化データを与えられ
るような方法及び装置を提供することである。
【0016】本発明の別の目的は、システム・コンフィ
ギュレーションにおいてオペレーティング・システム定
義ファイル(以降、ODFと称する)を利用するような
コンフィギュレーション機構を提供することによって、
最新のオペレーティング・システムであるOS/2、A
IX/OS/2又は他のマルチタスク処理オペレーティ
ング・システム等についてPS/2を最適化することで
ある。
【0017】さらに本発明の目的は、セット・コンフィ
ギュレーション・プログラムのためのオペレーティング
環境を規定するODFを提供することによって、このセ
ット・コンフィギュレーション・プログラムが、マルチ
ブート機構によるシステム立上げの可能な各オペレーテ
ィング環境に対してコンフィギュレーションを最適化で
きるようにすることである。本発明のさらに別の目的
は、オペレーティング環境のためにシステムを最適化す
るために必要なキーワードを含むODFを提供すること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】簡潔に述べると、本発明
においては、コンピュータ・システムに記憶された各オ
ペレーティング・システムによってオペレーティング・
システム定義ファイル(ODF)が与えられる。各OD
Fは、特定のオペレーティング・システムのためのオペ
レーティング環境を定義するキーワードのリストを含
む。セットアップ中に、セット・コンフィギュレーショ
ン・プログラムが各ODFをロードし、マスタ・レコー
ドを作成する。マスタ・レコードは、コンピュータ・シ
ステムに共存する全てのオペレーティング・システムに
亘って非システム・メモリの順序を指定する。それによ
って、各領域に対して全てのオペレーティング・システ
ムに必要に応じた非システム・メモリ割当てが可能とな
る。
【0019】
【実施例】図1は、パーソナル・コンピュータ10等の
データ処理システムを示している。このコンピュータ1
0は、ローカル・バス14へ接続されるマイクロプロセ
ッサ12を有し、ローカル・バス14は、バス・インタ
ーフェース制御装置(BIC)16、データ・バッファ
41、及びSCSI(small computer system interfac
e)アダプタ20へ接続されている。コンピュータ10
は、32個のアドレス・ピン又はラインをもち4GBの
アドレス空間を規定する80486等のマイクロプロセ
ッサを備えた、例えばモデル57のPS/2コンピュー
タでよい。ローカル・バス14は、汎用的なデータ・ラ
イン、アドレス・ライン、及び制御ラインを含み、上記
プロセッサのアーキテクチャを構成している。アダプタ
20はさらに、SCSIバス22へ接続されており、S
CSIバス22は、C:ドライブとして示されるSCS
Iハードディスク・ドライブ24へ接続されている。S
CSIハードディスク・ドライブ24は、1又は複数の
オペレーティング・システム(OS)26を記憶してお
り、これらは、システムのコンフィギューレーションが
行われた後、必要に応じてメモリ18へロードされ、プ
ロセッサ12が実行する。SCSIバスは、他のSCS
I装置(図示せず)へ接続可能である。アダプタ20は
さらに、NVRAM30へも接続されている。
【0020】BIC16は、2つの主要な機能を行う。
1つは、主メモリ18及びROM38へアクセスするた
めのメモリ制御装置としての機能である。主メモリ18
は、ダイナミックRAMであり、マイクロプロセッサ1
2により処理及び実行されるデータやプログラムを記憶
する。ROM38は、POSTプログラム40及びBI
OS42を記憶する。POSTプログラム40は、コン
ピュータ10が電源をオンにするかまたはキーボード・
リセットすることにより起動されるとき、システムの標
準的電源オン自己検査を行う。もしPOSTがコンフィ
ギュレーションの変更を検知したならば、通常のオペレ
ーションへ進むに先立ってセット・コンフィギュレーシ
ョン・プログラムの実行を要求するコンフィギュレーシ
ョン・エラー信号を発生する。アドレス及び制御バス3
4は、BIC16をメモリ18及びROM38と接続す
る。データ・バス36は、メモリ18及びROM38を
データ・バッファ41と接続する。データ・バッファ4
1はさらに、ローカル・バス14のデータ・バス14へ
接続される。制御ライン45は、BIC16とデータ・
バッファ41とを接続する。
【0021】BICのもう1つの主要な機能は、ローカ
ル・バス14と、公知であるIBMのマイクロチャネル
・アーキテクチャに適合するI/Oバス44との間のイ
ンターフェースを行うことである。I/Oバス44はさ
らに、入出力制御装置(IOC)50へ接続され、ま
た、ビデオ・グラフィック・アレイ(VGA)・アダプ
タ48と、ビデオ・メモリ47と、カラー・モニタ46
とから構成されるビデオ・サブシステムへも接続されて
いる。IOC50は、A:ドライブとして示されるフロ
ッピー・ディスク・ドライブ52、プリンタ56、及び
キーボード58を含む複数のI/O装置の動作を制御す
る。フロッピー・ディスク・ドライブ52は、取外し可
能なフロッピー・ディスケット54へアクセスする。P
S/2のマイクロチャネル・システムのメモリ・アーキ
テクチャにおいては、システム・メモリをシステム・ボ
ード上やI/Oバス44へ接続された特定アダプタ内に
設置することができる。このメモリ・アドレス空間は、
システム・マイクロプロセッサ及びマイクロチャネル関
係デバイスの双方へアクセス可能である。I/Oバス4
4はさらに、スロットを形成する複数の拡張コネクタ4
9へ接続されている。これらのスロットによって、1又
は複数のアダプタ51をシステムに接続することができ
る。
【0022】ここで、コンピュータ10は、上記のとお
り、パーソナル・コンピュータに於いて通常使用される
標準的な装置を含んでいることを注記する。PS/2コ
ンピュータに通常含まれる他の様々な標準装置は、簡単
にするために省かれている。
【0023】SCSIハード・ディスクは分割されてお
り、セット・コンフィギュレーション・プログラム(S
CP)28と、各オペレーティング・システム(OS)
26のためのオペレーティング・システム記述ファイル
(ODF)29と、1又は複数の標準アダプタ記述ファ
イル(ADF)31とからなるリファレンス・ディスク
27を含む。SCP28は、後述する本発明によって、
従来技術のものとは変更されている。各ODF29は、
特定のOS26のためのオペレーティング環境を規定す
る。上記のリファレンス・ディスクの替わりに、もしく
はさらに追加して、ディスケット54が、SCP及びO
DFを含むリファレンス・ディスケットであってもよ
い。以下の説明では、SCF28及びODF29がリフ
ァレンス・ディスク27上に記憶されており、コンフィ
ギュレーション・プロセスにおいて主メモリ内へロード
されるものとする。SCP28の実行に応答して、SC
P28によりODF29からのオペレーティング環境情
報が処理されかつ利用されることによって、メモリ・ア
ドレス空間の各部分がシステム・メモリと非システム・
メモリとに割当てられる。SCP28は、オペレーティ
ング・システム機能テーブル(OSCT)及びメモリ・
アドレス空間トポロジー・テーブル(MASTT)を作
成する。これらは、NVRAM30に記憶され、システ
ム・コンフィギュレーションが行われる毎にSCP28
によって利用され、また、システムが初期化されてシス
テムの通常のオペレーティング部分としてメモリを割当
てるべく使用されるときに、OSによって利用される。
さらに、エラー・ロギング35を作成してNVRAM3
0に記憶してもよい。
【0024】ODF29は、ODFのバージョン日付を
特定する日付レコードと個々のキーワード及び適切なパ
ラメータを含むキーワード・レコードとを有する。いく
つかのキーワードは、1又は複数のパラメータをもって
いるが、他のキーワードはインジケータ(標示)をセッ
トするために使用されるのでパラメータをもっていな
い。ODF29は、OSがメモリ・アドレス空間におい
て最も有利となるべく次のようなキーワードを使用す
る。すなわち、Address_Space、Skip_Region、Begin_O
s、End_OS、Non_Sys_MemRegion、OS_Name、Page、Error
_Log、OS_Conf、No_Init_Prog、Share_Int、Relocate_
Video、及びBuild_TOPである。これらのキーワードの意
味を、以下に説明する。
【0025】Non_Sys_MemRegion(システムメモリ領域
外)x,y,z:このキーワードは、いずれのメモリ領域を
OSが処理できかつOSが示されたメモリ領域内で非シ
ステム・メモリ割当てを許容できるかをSetup(セ
ット・アップ)へ示すために用いられる。このキーワー
ドは、n個のパラメータをもっている。nは、サポート
されるメモリ領域の数であり、開示された実施例では3
個である。各パラメータは、カンマ(,)で区切られ、
メモリ領域内での非システム・メモリ割当てのために好
ましい順序で並べられている。非システム・メモリの割
当ては、パラメータ・リストに指示されたメモリ領域で
行われ、パラメータ・リストの第1のフィールドから始
まる。もしデバイスやアダプタが、ソフトウェア的又は
ハードウェア的理由により割当てをサポートできなけれ
ば、その割当ては、リスト中で最初にあたった第1のサ
ポートされるメモリ領域で行われる。例えば、もしキー
ワードのパラメータ・リストが「3,2,1」であっ
て、アダプタが領域1及び領域2においてのみ非システ
ム・メモリ割当てを受入れることができるならば、この
割当ては、メモリ領域2において行われる。なぜなら、
領域2がパラメータ・リスト中でこのアダプタに適合し
得る最初にあたった領域だからである。領域1はリスト
に挙げられなければならない。オペレーティング・シス
テムは、下位の領域をサポートしなければより上位の領
域をサポートすることはできない。よって、領域3をサ
ポートするオペレーティング・システムは、領域1及び
領域2もまたサポートし、そして、領域2をサポートす
るオペレーティング・システムは、領域1もまたサポー
トする。パラメータ・リストのデフォールトは、「1,
2」である。
【0026】Skip_Region (スキップ領域)n:このキ
ーワードは、1個のパラメータnによって表されるメモ
リ領域にはシステム・メモリを割当てないことをSet
upに対して指示する。このパラメータは、メモリ領域
2又はそれより上位の領域を表す整数である。メモリ領
域1は、常にシステム・メモリを含まねばならない。1
つの領域のみを飛ばすことができる。デフォールトは、
いずれのメモリ領域も飛ばすことなく全てのメモリが割
当てられるまで、メモリ領域1に始まる全てのメモリ領
域にシステム・メモリを割当てることである。
【0027】Address_Space (アドレス空間)n:この
キーワードは、オペレーティング環境でサポートされる
メモリ・アドレス空間の大きさを示すために用いられ
る。そして1つのパラメータをもつ。このパラメータ
は、メモリ・アドレス空間の大きさをメガバイトすなわ
ちMB、又はギガバイトすなわちGBで表している。例
えば、16MB、4096MBあるいは4GB等であ
る。デフォールトは、メモリ・アドレス空間を16MB
とする。
【0028】OS_Name (OSの名称)'character_strin
g':このキーワードは、オペレーティング・システム名
を示すために用いられる。そして1つのパラメータをも
つ。パラメータは、文字列の始まりと終りが記号「'」
で区切られるASCII文字列である。このパラメータ
は、最初に既知の場所に記憶し、その後はシステム・ス
タック上のその場所へのポインタを設置することによっ
て渡される。デフォールトは、オペレーティング・シス
テムがPC/DOSであるとする。
【0029】Page(ページ):このキーワードは、オペ
レーティング環境が要求時ページングを用いることをS
etupへ示す。Setupは、いずれのメモリ・アド
レス空間もディスエーブルとしないが、NVRAMの動
的データ域に、復帰不能なエラーを含むメモリの全ての
既知の実アドレスのリストを入れたテーブルを設置す
る。これによってオペレーティング環境は、エラーを含
む各ページを不良としてマークでき、残りの物理的メモ
リを使用するべく復帰する。デフォールトは、オペレー
ティング環境がページングを用いないとする。
【0030】Error_log(エラーログ):このキーワー
ドは、オペレーティング・システムがエラー・ロギング
を行うことをSetupに対して示す。全てのPOST
エラーは、不揮発性記憶装置に入れておくべきである。
エラー・ログ(error log)は、オペレーティング・シ
ステムIDを下に索引付けされたNVRAMの動的デー
タ域に記憶される。、POSTはさらに、CBIOS及
びABIOSによって全てのデバイス動作に関するエラ
ー統計を保持してオペレーティング・システムへ戻すよ
うなインジケータを残す。デフォールトは、オペレーテ
ィング・システムがエラー・ロギングを行わないとす
る。
【0031】OS_Conf(OS設定):このキーワード
は、コンフィギュレーションを行っているSetupを
停止することによって、オペレーティング・システムが
全てのコンフィギュレーション動作を実行できるように
する。デフォールトは、Setupにおいて全てのコン
フィギュレーション・タスクを行うものとする。
【0032】No_Init_Prog(初期化プログラム以外):
このキーワードは、オペレーティング・システムがトラ
ック0上にインストールされた初期化プログラム又はデ
ータを望んでいないことを示す。もしアダプタが初期化
プログラム又はデータを要求する場合、このキーワード
はディスエーブルとされる。デフォールトは、初期化プ
ログラムとデータのインストールを必要とする。
【0033】Share_Int(割込み共用):このキーワー
ドは、いずれの割込みレベルが共有可能であるかをSe
tupに対して示す。このキーワードは、15個までの
パラメータを有し、1つが各可能な割込みレベルに対応
する。専用の割込みレベルを要求するようなアダプタや
デバイスは、割込みを共有できるようなデバイスよりも
優先権を与えられる。デフォールトは、全てのレベルを
共有割込みとする。
【0034】Build_top(トポロジー作成):このキー
ワードは、メモリ・アドレス空間トポロジー・テーブル
(MASTT)33を作成させ、NVRAM30の動的
データ域に記憶させる。オペレーティング・システム
は、後にその初期化においてこのテーブルにアクセス
し、メモリを割当てるためにこれを利用する。テーブル
のエントリは、次の項目を含む。すなわち、スタート・
アドレス、エンド・アドレス、メモリ形式(システム・
メモリ、非システム・メモリ)、キャッシュ属性(キャ
ッシュ、非キャッシュ)、及び場所(プレーナ、非プレ
ーナ)である。アダプタやプレーナ・デバイスのための
各メモリ割当てに対して、トポロジー・テーブルの個々
のエントリが存在する。デフォールトは、MASTTを
作成しないこととする。
【0035】Begin_OS(OS開始):このキーワード
は、ODF内のオペレーティング・システム環境の始ま
りを示すために用いられる。マルチプル・オペレーティ
ング・システムの場合は、単一のODFとして指定する
ことができ、そしてこのキーワードは1つのオペレーテ
ィング環境の始まりを示す。OSCTの1つのエントリ
が、Begin_OSキーワードとEnd_OSキーワードとの間の全
てのキーワードによって記述されるオペレーティング環
境のために作られる。もしBegin_OSキーワードが存在し
なければ、1つのオペレーティング環境のみがODF中
に指定されている。
【0036】End_OS(OS終了):このキーワードは、
ODF内のオペレーティング・システム環境の終りを示
すために用いられる。マルチプル・オペレーティング・
システムの場合は、単一のODFファイルとして指定す
ることができ、そしてこのキーワードは1つのオペレー
ティング・システムの終りを示す。ファイル終り(end-
of-file)条件もまた、ODF内のオペレーティング環
境を終らせる。
【0037】Relocate_Video(ビデオ・リロケート)
n,m:このキーワードは、Setup及びPOSTに対
して、オペレーティング・システムの立上げに先立っ
て、ビデオ・バッファをメモリ領域1のアドレスA00
00HからEFFFFhに記憶されたビデオ・フレーム
・バッファからパラメータ「m」で指定される長さにつ
いてパラメータ「n」で指定される場所へ移動すべきこ
とを示す。双方のパラメータとも、メガバイト単位でか
つ非システム・メモリに指定される。Setupは、ビ
デオ・バッファを、オペレーティング環境で指定される
他の特性に合わせて割当てる。割当てられたアドレス
は、NVRAM30内のOSCTのエントリに記憶され
る。電源起動においてPOSTは、OSCTのエントリ
のRelocate_VideoレコードについてNVRAMを検査
し、オペレーティング・システムを立上げるに先立って
ビデオ・バッファを移動する。デフォールトは、ビデオ
・バッファが再配置されないこととする。
【0038】ユーザは、セットアップ・プロセスにおい
て、ODF(又は、複数のOSがある場合は複数のOD
F)をシステム・リファレンス・ディスケット54へ複
写するか又はパーティション27のシステム・リファレ
ンス・ディスケット・イメージへ複写する。もしコンフ
ィギュレーションにおいてODFファイルが存在しなけ
れば、セットアップは上記のデフォールト値を用いる。
デフォールト値は、全てのオペレーティング環境を包括
する最小公倍数を想定している。従って、PS2マイク
ロ・チャネル・システムは、デフォールトによって、P
C/DOSのオペレーティング環境にコンフィギュレー
ションされる。
【0039】オペレーティング・システム記述プログラ
ム(ODP)は、PS/2 Hardware Interface Technical
Reference-Architecture Manual, S84F-9808に規定され
るADPに類似している。ODPは、非システム・メモ
リ割当てと呼ばれる1つの付加的な機能をサポートし、
加えて、オペレーティング・システムに適切なADPに
よってサポートされる前もって規定された他の機能をも
サポートする。ODPファイルは、存在する場合、OD
Fと同じ方法で提供される。
【0040】図2は、SCP28が、コンフィギュレー
ション・プロセスを行うべく標準的手法で呼出され、実
行又は処理のために主メモリ18へ読込まれる流れを示
している。SCP28は、読取りADFルーチン60、
OSコンフィギュレーション・ルーチン61、通常コン
フィギュレーション処理(NCP)ルーチン62、OD
F読取りルーチン63、メモリ割当てルーチン64、キ
ーワード・プロセッサ65、マージ行列作成(BUILD_M
M)作成ルーチン66、組合せルーチン73、及び終了
処理ルーチン68から構成される。ルーチン60、6
2、及び68は、従来技術と同様なコンフィギュレーシ
ョン処理を行うが、これらのルーチン及び図2に示す残
りのルーチンを変更することで本発明のODF処理を行
っている。
【0041】ADF読取りルーチン60は、NCPルー
チン62に先立って前処理を行う。ルーチン60は、A
DF、プレーナ記述ファイル、ADP及びINIT(初
期化)プログラムを主メモリへ読込んだ後、OSコンフ
ィギュレーション・ルーチン61を呼出してODF処理
を行う。ルーチン61は、OSCT32が存在する場合
にこれを主メモリへ読込み、ODF29を見出した後、
ODF読取りルーチン63を呼出して各ODFエントリ
を処理する。この間に、キーワード・プロセッサ65が
呼出されて現在のOSCTエントリ(COSCTE)7
1を作成しかつBIOS、POSTBIOS及びOSに
必要なインジケータをセットする。もしODF29が存
在しなければ、ルーチン61は、デフォールト・パラメ
ータを用いてデフォールトODFを作成し、そしてこの
デフォールトODFが、通常PC/DOSオペレーティ
ング環境に関する限定されたコンフィギュレーションを
設定するためにルーチン62へ渡される。各COSCT
E71の作成が完了すると、ルーチン63はこの情報を
OSCTエントリとしてNVRAM30のOSCT32
へ記憶する。OSCT32は複数のOSCTエントリを
含み、各オペレーティング環境に対して1つのOSCT
エントリが存在する。テーブル32の各OSCTエント
リは、ODFレコード内のキーワードの処理結果による
パラメータ、インジケータ及びデフォールト値を記憶す
るための多数のフィールドに分割された固定された長さ
を有している。
【0042】上記のような前処理が完了すると、NCP
ルーチン62は、先ず通常の方法で各アダプタをコンフ
ィギュレーションする。これには、各選択を評価するこ
と及びアダプタについての競合を解消することが含まれ
る。その後、NCPルーチン62は、システム・メモリ
又は非システム・メモリのいずれかについてメモリ割当
てが必要か否かを決定する。もし必要であれば、求めら
れた割当てをセットアップして、メモリ割当てルーチン
64を呼出す。ルーチン64の一般的な機能は、特定の
オペレーティング環境にとってその割当てが最適か否か
を判断することである。非システム・メモリ割当てにつ
いては、ルーチン66及び73がマージ行列(MM)6
7を主メモリに作成することにより、異なるオペレーテ
ィング環境同士をマージ(併合)し、これらの中から最
も制限されたコンフィギュレーションを見出し、そして
主メモリにマスタ・レコードを作成する。ルーチン64
は、特定のインジケータ(後述する)が設定されている
場合にMASTT33を作成する。ルーチン64は、求
められた割当てが受入れられたか拒否されたかに関して
NCPルーチン62へ通知する。ルーチン62とルーチ
ン64との間の相互動作は、ルーチン64がルーチン6
2による選択を拒否する場合又はルーチン62がルーチ
ン64による割当てにおいて競合を見出す場合に反復さ
れる。いずれにしても、このプロセスは、適切な割当て
が受入れられるまで異なる選択を用いることにより又は
異なる割当てを行うことにより繰返される。最後に、N
CPルーチン62が通常コンフィギュレーション処理を
完了した後、終了ルーチン68が実行されて全てのエラ
ー・ログ35をNVRAMに記憶し、また必要であれ場
ビデオ・メモリを再配置する。
【0043】以降で説明する流れ図において、矢印は種
々の機能が実行される方向又はシーケンスを示してい
る。菱形の決定ボックスにおける決定又は判断の結果
は、イエスすなわち肯定的結果の場合「Y」で、ノーす
なわち否定的結果の場合「N」で示される。長円形の接
続子は文字や記号を含み、アルファベット及び数字で参
照される行先又は送り元を示している。例えば、図4の
下部の接続子は、「A−5」を含むが、これは「図5の
接続子Aへ続く」ことを意味する。
【0044】図3乃至図5は、OSコンフィギュレーシ
ョン・ルーチン61の詳細を示す。ステップ70におい
て、先ずNVRAM30へアクセスし、ステップ72に
おいて、OSCT32が存在するか否かを判断する。も
しOSCT32が存在するならば、ステップ74におい
てこのテーブルが処理のために主メモリに読込まれる。
その後、ステップ76においてODFファイル29を探
す。もしOSCT32が存在しなければ、ステップ76
はステップ72の直ぐ後にくる。ステップ78は、OD
Fファイルが存在するか否かを判断し、もし存在するな
ら、ステップ80においてODF読取りルーチン63が
呼出される。その後、NCPルーチン62へ戻る。もし
ODFファイルが存在しなければ、ステップ84におい
て、OSCT32が先にステップ72で見出されている
か否かが判断される。もし見出されていなければ、ステ
ップ86においてPC/DOSデフォールトを用いてO
SCTを作成する。ステップ84又は86のいずれの後
も、NCPルーチン62へ戻る。
【0045】ODF読取りルーチン63(図4)は、ス
テップ92で開始され、ODF29がオープンされる。
ステップ93は、そのファイルに対してOSCTが存在
するか否かを判断する。もし存在しなければ、ステップ
91においてODFの日付レコードを読取りそれを現在
のOSCTエントリの日付レコードへ記憶する。その
後、ステップ94においてキーワード・レコードが読取
られる。ステップ96において、ファイル終り(EO
F)に達したか否かが判断される。もし達したならば、
ステップ98において、完成した現在のOSCTエント
リ71をOSCT32に記憶し、ステップ97におい
て、さらに別のオペレーティング・システムのためのO
DFが存在するか否かが検査される。もし更なるODF
がないならば(すなわち全てのODFが処理されたなら
ば)、ステップ100において戻る。もし更なるODF
があるならば、ステップ97において、ステップ92へ
のループを戻りこの処理を繰返す。ステップ93におい
て、OSCTが存在するならば、ステップ95におい
て、ステップ92で開かれたODFがOSCTエントリ
を表現しかつそのOSCTエントリを予め日付けしたも
のであるか否かを判断する。もしノーであれば、ステッ
プ97へ分岐し、ODFファイルは飛ばされる。もしス
テップ95においてイエスであれば、ステップ91が実
行される。
【0046】もしステップ96においてノーであれば、
すなわちEOFに達していなければ、ステップ94にお
けるレコード読取りが処理される。ステップ102は、
そのレコードのキーワードが有効又は許容可能であるか
否かを判断する。もしノーであれば、ステップ108に
おいてそのレコードを無視し、ステップ110において
エラー・インジケータを記憶し、そして次のレコードを
読取るべくステップ94へ戻り、そして次のレコードを
読取る。もしステップ102においてイエスであれば、
ステップ104においてキーワードが「BEGIN_OS」であ
るか否かを判断する。もし「BEGIN_OS」であれば、ステ
ップ112においてOSCTエントリの始りを指示し、
ステップ114において、存在するならば最後のOSC
Tエントリを終了する。そしてステップ94において戻
る。
【0047】ステップ104においてキーワードが「BE
GIN_OS」でなければ、ステップ116(図5)におい
て、そのキーワードが「END_OS」であるか否かを判断す
る。もし「END_OS」であれば、ステップ118において
完成した現在のOSCTエントリをOSCT32に記憶
した後、次のレコードを読取るためにステップ94へ戻
る。ステップ116においてもし「END_OS」でなけれ
ば、ステップ120においてそのレコードからキーワー
ド・パラメータを読取り、ステップ122においてその
パラメータをシステム・スタック上に記憶する。その
後、ステップ124において、適切なキーワード・プロ
セッサを呼出す。キーワード・プロセッサから戻ってく
ると、ステップ94へ戻る。
【0048】図6乃至図16には、様々なキーワード・
プロセッサが示されている。先ず図6では、NON_SYS_ME
MORY_REGIONプロセッサもしくはルーチン126が、ス
テップ128においてスタックからパラメータを読取る
すなわち獲得する。そしてステップ130において、そ
のパラメータが有効であるか否かすなわちパラメータの
数が適切でありかつそれらの値が正しい範囲内にあるか
否かが判断される。もしそれらのパラメータが有効でな
ければ、ステップ132においてエラーを標示し、ステ
ップ134においてルーチン63へ戻る。もしそれらの
パラメータが有効であれば、ステップ136においてそ
れらのパラメータをNON_SYS_MEMORY_REGIONレコード内
の個々のフィールドへ入れ、そしてステップ138にお
いて、このプロセスで作られたOSCTの現在のエント
リにそのレコードを入れる。最後に、ステップ140に
おいて戻る。
【0049】ADDRESS_SPACEプロセッサ142(図7)
は、プロセッサ126と同様な方法で、ステップ144
においてスタックからパラメータを獲得し、ステップ1
46においてそれらの有効性を検査し、無効であればス
テップ148においてエラーを標示し、そしてステップ
150で戻る。もしそれらのパラメータが有効であれ
ば、ステップ152においてそれらのパラメータを現在
OSCTエントリのADDRESS_SPACEレコードへ入れ、ス
テップ154において戻る。
【0050】SKIP_REGIONプロセッサ156(図8)
は、ステップ158においてスタックからパラメータを
獲得し、ステップ160においてそれらの有効性を検査
し、無効であればステップ162においてエラーを標示
し、そしてステップ164で戻る。もしそれらのパラメ
ータが有効であれば、ステップ168においてそれらの
パラメータを現在のOSCTエントリのSKIP_REGIONレ
コードへ入れ、ステップ170において戻る。
【0051】OS_NAMEプロセッサ172(図9)は、ス
テップ174においてスタックからOS_NAMEに対するポ
インタを獲得し、ステップ176においてそのネームを
現在のOSCTエントリのOS_NAMEレコードへ移動し、
そしてステップ178で戻る。
【0052】PAGEプロセッサ180(図10)は、ステ
ップ182においてスタックからパラメータを獲得し、
ステップ184においてそれらの有効性を検査し、無効
であればステップ186においてエラーを標示し、そし
てステップ188で戻る。もしそれらのパラメータが有
効であれば、ステップ190においてそれらのパラメー
タを「K」ユニットへ変換し、ステップ192において
それらのパラメータを現在のOSCTエントリのPAGEレ
コードへ記憶し、ステップ194においてメモリ・アド
レス・エラー・テーブルを作成するためにPOSTのた
めのインジケータをセットし、そしてステップ196で
戻る。
【0053】ERROR_LOGルーチン198(図11)は、
単にステップ200において現在のOSCTエントリの
ERROR_LOGレコード内のERROR_LOGインジケータをセット
し、ステップ202おいて戻るのみである。OS_CONFル
ーチン204(図12)は、ステップ206においてOS
_CONFインジケータをセットし、ステップ208におい
て現在のOSCTエントリのOS_CONFレコードに入れ、
ステップ210において戻る。NO_INT_PROGルーチン2
12(図13)は、ステップ214においてNO_INT_PRO
Gインジケータをセットし、ステップ216において現
在のOSCTエントリのNO_INT_PROGレコードに入れ、
ステップ218において戻る。BUILD_TOPルーチン(図
14)236は、ステップ238においてBUILD_TOPイ
ンジケータをセットし、ステップ240において現在の
OSCTエントリのBUILD_TOPレコードに入れ、ステッ
プ242において戻る。
【0054】SHARE_INTルーチン220(図15)は、
ステップ222においてスタックからパラメータを獲得
し、ステップ224においてそれらの有効性を検査し、
無効であればステップ226においてエラーを標示し、
そしてステップ228で戻る。もしそれらのパラメータ
が有効であれば、ステップ230においてスタックから
割込みレベルを獲得し、それらのレベルを現在のOSC
TエントリのSHARE_INTレコードの個々のフィールドへ
入れ、ステップ234において戻る。
【0055】Relocate_Videoルーチン(図16)は、ス
テップ223においてスタックからパラメータを獲得
し、ステップ225においてそれらの有効性を検査し、
無効であればステップ227においてエラーを標示し、
そしてステップ229で戻る。もしそれらのパラメータ
が有効であれば、ステップ231においてそれらのパラ
メータを現在のOSCTエントリのレコードの所定のフ
ィールドへ入れ、ステップ233においてそのレコード
をOSCTエントリに入れてビデオ再配置インジケータ
をセットすることによってコンフィギュレーション・プ
ログラムに対してビデオ・メモリを通常DOS環境の領
域1において占めている位置から再配置させるべく命令
する。そしてステップ235において戻る。
【0056】図17及び図18は、本発明によるNCP
62に対する変更を示している。この変更は、機能を追
加するものである。図17及び図18における符号62
を付したボックスは、変更されない部分を表している。
ADF及びADPが処理された後、ステップ244にお
いてOS_CONFレコードがOSCTにセットされているか
否かを調べる検査を行う。もしセットされていれば、ス
テップ245においてこのプロセスは終了し、オペレー
ティング・システムはコンフィギュレーションを行うこ
とができる。ここで、いずれのオペレーティング・シス
テムも現在この機能を実行していないものとしかつこの
特性は将来利用することを予想して追加されたことを注
記する。もしOS_CONFレコードがセットされていなけれ
ば、ステップ246において、何らかのメモリ割当て要
求が行われたか否かを判断する。もし要求されていれ
ば、ステップ248においてメモリ割当てルーチン64
へ分岐する。もしメモリ割当てが必要なければ、ステッ
プ250において何らかのInitプログラム又はデー
タの存在を検査する。もし存在するならば、ステップ2
54においてOSCT内の全てのNO_INT_PROGレコード
を検査し、ステップ256においてNO_INT_PROGインジ
ケータがセットされているか否かを判断する。もしイン
ジケータがセットされていれば、ステップ258におい
てエラーが生じたものと推定する。ステップ260はア
ダプタをディスエーブルとし、ステップ262において
エラー・ログ・エントリを作成し、そしてNCP62は
その通常の処理を続ける。もしNO_INT_PROGインジケー
タがセットされていなければ、ステップ252において
割込みレベル割当てが必要か否かを判断する。ステップ
252はまたステップ250においてイエスの場合にも
行われる。
【0057】割込みレベル割当てが必要な場合は、ステ
ップ264(図18)において、目的とする割込みレベ
ルが先行する割込みレベル割当てと競合するか否かを判
断する。もし競合するならば、ステップ270において
共有割込みレベルがあるかOSCTエントリのShare_In
tレコードを検査し、ステップ272において要求され
たレベルが共有割込みレベルであるか否かを判断する。
もし共有割込みレベルであるならば、ステップ280に
おいて要求しているデバイスが占有レベルを要求してい
るのか否かを判断する。もし占有レベルを要求している
のなら、ステップ282においてエラーを標示し、ステ
ップ284において要求しているデバイスに関するアダ
プタをディスエーブルとする。そしてステップ286に
おいてエラー・ログ・エントリを作成した後、NCP6
2の通常の処理を続ける。ステップ272又は280の
いずれかにおける結果がノーであれば、ステップ274
において要求された割当てを行った後、NCP62の通
常の処理を続ける。
【0058】ステップ264において競合がない場合又
はステップ252において割込みレベル割当てが不要な
場合は、ステップ266において、SCPによりセット
されたエラー・インジケータを解析することによってエ
ラーが標示されたか否かを判断する。もし標示されなけ
れば、NCP62は通常の処理を続ける。もしエラー標
示されたならば、ステップ290においていずれかのO
SCTエントリにERROR_LOGインジケータがセットされ
たか否かを判断する。もしそのようなインジケータがセ
ットされていなければ、NCP62は通常の処理を続け
る。もしいずれかにERROR_LOGインジケータがセットさ
れていれば、ステップ292においてそのエントリをN
VRAM30のエラー・ログ・テーブル35に追加す
る。その後、NCP62の通常の処理を続ける。
【0059】上記のように、NCP62は、求められた
メモリ割当てを行った後、メモリ割当てルーチン64を
呼出す。求められた割当てについて、その割当てがシス
テム・メモリ又は非システム・メモリのいずれに対する
ものであるかによって割当ての形式を識別し、求められ
たメモリ・アドレスを指定する。図19では、メモリ割
当てルーチン64がステップ296において開始され、
その割当てがシステム・メモリ又は非システム・メモリ
のいずれに対して必要なのかを判断する。もしシステム
・メモリに対するものであれば、ステップ310へ分岐
するが、これは後に図20で説明する。もし要求された
割当てが非システム・メモリに対するものであれば、ス
テップ298において、マージ行列67が作成されてい
るか否かが判断される。もし作成されていなければ、ス
テップ300においてBUILD_MMルーチン66を呼出す。
BUILD_MMルーチン66から戻ってきたならば、あるいは
ステップ298においてマージ行列が作成されていれ
ば、ステップ302において割当てられたアドレスをメ
モリ領域番号に変換する。ステップ304において、こ
のメモリ領域がマスタ・レコード・フィールドのいずれ
かにあるか否かを判断する。もしなければ、ステップ3
06においてエラーとみなしてアダプタをディスエーブ
ルとし、その後NCP62の通常の処理を続ける。もし
ステップ304においてイエスであれば、この処理は図
21で説明するステップ326へ続く。
【0060】図20では、ステップ310において、割
当てられたアドレスからメモリ領域を計算し、ステップ
312においてOSCTエントリのいずれかにSKIP_REG
IONエントリがあるか否かを判断する。もしあるなら
ば、ステップ322においてスキップ領域が計算された
領域と同じであるか否かを判断する。もし同じであれ
ば、ステップ324において、要求された割当てが拒否
され、次の選択についてこのプロセスを繰返すべくNC
P62へ戻ることを示すリターン・コードをセットす
る。もしステップ312又は322のいずれかにおいて
ノーであれば、ステップ314において、BUILD_TOPレ
コードがいずれかのOSCTエントリにセットされてい
るか否かを判断する。もしいずれかにセットされていれ
ば、ステップ316において特定の割当てに対するエン
トリをMASTT33内に作成する。ステップ316の
次に、又はステップ314でノーであった場合には、ス
テップ318において、受入れられたこととNCP62
が通常の処理を続けることとを示すリターン・コードを
セットすることによって要求された割当てを受入れる。
このリターン・コードは、NCP62にメモリ割当てル
ーチン64の結果を通知するための手段である。
【0061】ステップ326(図21)では、ステップ
302で決定されたメモリ領域がマスタ・レコードのF
IELD1に設定された領域と同じであるか否かを判断
する。もし同じであれば、ステップ336において割当
てを受入れるためのリターン・コードをセットし、ステ
ップ338においてBUILD_TOPインジケータ・レコード
がいずれかのOSCTエントリにセットされているか否
かを判断し、もしBUILD_TOPレコードがセットされてい
れば、ステップ340でMASTT33に特定の割当て
のためのエントリを作成する。ステップ340の後、あ
るいはステップ338においてノーであるとき、NCP
62は通常の処理を続ける。もしステップ326におけ
る結果がノーであれば、ステップ328において、FI
ELD1にセットされた領域についてサポートされる他
の選択のためにアダプタ記述ファイルを検査する。もし
そのような選択が見つからなければ、ステップ330に
おいてステップ336へ分岐する。もしそのような選択
が見つかったならば、ステップ332において、割当て
を拒否し、NCP62へ戻ることによって次の選択のた
めにこのプロセスを繰返すためにリターン・コードをセ
ットする。
【0062】図22乃至図30は、マルチセルであるマ
ージ行列67を作成しかつBUILD_MMルーチン66により
用いるための方法を示している。ステップ344(図2
2)では、先ず、全てのエレメント又はセルを「0」に
セットすることによってマージ行列67を初期化する。
マージ行列67は、各面に4行4列を有する4個の面か
らなる3つのインデックスをもつ行列である。この行列
は、全ての非システム・メモリ領域レコードをアレイへ
とマージすることができ、このアレイから、データ処理
システム10において共存する全てのオペレーティング
・システム環境のために働く非システム・メモリ割当て
の選択が行われる。この行列によって、冗長レコードの
必要性を省くことができ、最も制限された環境から最も
制限のない環境まで探査することができる。マージ行列
67の各セルは、オペレーティング・システムが非シス
テム・メモリ割当てをサポートできるメモリ領域と、デ
バイス・メモリが割当てられるべき順序とを表してい
る。
【0063】ステップ346において、OSCT32か
ら主メモリへOSCTエントリを読込む。このエントリ
は、システム・メモリ及び非システム・メモリの双方の
割当てための前述の複数のレコードを含んでいる。ステ
ップ348において、Non_Sys_Mem_Regionレコードを獲
得する。ステップ350において、このレコードが空か
否かを判断する。もしこのレコードが空であれば、図3
0で説明するステップ486へ分岐する。もしこのレコ
ードが空でなければ、又は図30における処理から戻っ
てきたならば、ステップ352においてセットアップを
行いかつこのレコードのフィールド1乃至3をそれぞれ
マージ行列67の行、列、及び面へのインデックスIN
DEX1、INDEX2、及びINDEX3として用い
る。よって、これら3つのインデックスは、マージ行列
の特定のエレメントへアクセスし、ステップ354にお
いて、特定のマージ行列エレメントを「1」にセットす
る。ステップ356において、別のOSCTエントリが
あるか否かを判断する。ステップ356において別のO
SCTエントリがあれば、次のエントリを読込むために
ステップ346へ分岐して戻り、このプロセスを繰返
す。全てのエントリが処理されたとき、ステップ356
においてノーとなり、ステップ358において組合わせ
ルーチン73を呼出す(図23)。組合せルーチン73
から戻ってきたならば、マスタ・レコード69が作成さ
れており、ステップ359においてメモリ割当てルーチ
ン64へ戻る。
【0064】組合せルーチン(図23)は、ステップ3
61において開始し、INDEX1を「1」にセット
し、INDEX2及びINDEX3を「0」にセットす
る。ステップ362において、マージ行列内で、ゼロで
ないインデックスを1つだけもつエレメントについて
「1」の値を有するものの探査を開始する。ステップ3
64において、そのエレメントが「1」であるか否かを
判断する。もし「1」であれば、ステップ366におい
て、そのマスタ・レコード・フィールドを「1、0、
0」もセットし、ステップ368において戻る。もしそ
のエレメントが「1」でなければ、ステップ370にお
いてINDEX1を増分する。ステップ372におい
て、そのエレメントが「1」であるか否かを判断する。
もし「1」であれば、ステップ374において、そのマ
スタ・レコード・フィールドを「2、1、0」にセット
し、ステップ470(図28)へ分岐する。もしステッ
プ372においてエレメントが「1」でなければ、ステ
ップ376においてINDEX1を増分し、ステップ3
78において「1」にセットされているエレメントを検
査する。もし「1」が見つかれば、ステップ382にお
いてそのマスタ・レコード・フィールドを「3、2、
1」にセットする。次に、ステップ380において、ゼ
ロでないインデックスを2つもつダブル・エレメントに
ついて「1」にセットされているものの探査を開始す
る。
【0065】ステップ384(図24)において、IN
DEX1を「1」に、INDEX2を「2」にセットす
る。ステップ386において、そのエレメントが「1」
であるか否かを判断する。もし「1」であれば、ステッ
プ388においてそのマスタ・レコード・フィールドを
「1、2、0」にセットし、ステップ390において戻
る。もしエレメントが「1」でなければ、ステップ39
2においてINDEX2を増分し、再び「1」にセット
されているエレメントを配置するために探査を行う。も
し、このようなエレメントが見つかれば、ステップ39
6においてそのマスタ・レコード・フィールドを「1、
2、3」にセットし、ステップ478(図29)へ分岐
する。もしステップ394において「1」にセットされ
たエレメントが見つからなければ、ステップ398にお
いてINDEX1を増分し、INDEX2を「1」にセ
ットする。ステップ400において「1」にセットされ
ているエレメントを探す。もし見つかれば、ステップ4
02においてマスタ・レコード・フィールドを「2、
1、0」にセットし、ステップ404において戻る。も
しステップ400で目的のエレメントが見つからなけれ
ば、ステップ406でINDEX2を「3」にセットす
る。ステップ408において「1」にセットされている
エレメントを探す。もし見つかれば、ステップ410に
おいてそのマスタ・レコード・フィールドを「1、2、
3」にセットし、ステップ412で戻る。
【0066】ステップ408において、目的のエレメン
トが見つからなければ、ステップ414(図25)にお
いてINDEX1を増分し、INDEX2を「1」にセ
ットする。ステップ416において、「1」にセットさ
れているエレメントを探す。もし見つかれば、ステップ
420においてそのマスタ・レコード・フィールドを
「3、2、1」にセットする。ステップ416で見つか
らない場合又はステップ420の後、ステップ418で
INDEX2を増分する。ステップ422において
「1」にセットされているエレメントを探す。もし見つ
かれば、ステップ426においてそのマスタ・レコード
・フィールドを「3、2、1」にセットする。ステップ
422で見つからない場合又はステップ426の後、ス
テップ424においてゼロでないインデックスを3つも
つエレメントについて「1」にセットされているものの
探査を開始する。ステップ428において、INDEX
1を「1」に、INDEX2を「2」に、そしてIND
EX3を「3」にセットする。
【0067】図26のステップ430において、「1」
にセットされているエレメントを探す。もし見つかれ
ば、ステップ432においてマスタ・レコード・フィー
ルドを「1、2、3」にセットし、ステップ434にお
いて戻る。もしステップ430で目的のエレメントが見
つからなければ、ステップ436でINDEX2を
「3」に、そしてINDEX3を「2」にセットする。
ステップ438において「1」にセットされているエレ
メントを探す。もし見つかれば、ステップ440におい
てそのマスタ・レコード・フィールドを「1、3、2」
にセットし、ステップ442で戻る。ステップ438で
見つからなければ、ステップ444でINDEX1を増
分し、INDEX2を「1」に、そしてINDEX3を
「3」にセットする。ステップ446において「1」に
セットされているエレメントを探す。もし見つかれば、
ステップ448においてそのマスタ・レコード・フィー
ルドを「2、2、3」にセットし、ステップ450で戻
る。ステップ446で見つからなければ、ステップ45
1で、INDEX2を「3」に、そしてINDEX3を
「1」にセットする。ステップ453において「1」に
セットされているエレメントを探す。もし見つかれば、
ステップ455においてそのマスタ・レコード・フィー
ルドを「2、3、1」にセットし、ステップ457で戻
る。ステップ453で見つからなければ、ステップ45
9でINDEX1を増分し、INDEX2を「1」に、
そしてINDEX3を「2」にセットする。ステップ4
52(図27)において「1」にセットされているエレ
メントを探す。もし見つかれば、ステップ454におい
てそのマスタ・レコード・フィールドを「3、1、2」
にセットし、ステップ456で戻る。ステップ452で
見つからなければ、ステップ458で、INDEX2を
増分し、INDEX3を「1」にセットする。ステップ
460において「1」にセットされているエレメントを
探す。もし見つかれば、ステップ462においてそのマ
スタ・レコード・フィールドを「3、2、1」にセット
し、ステップ464で戻る。ステップ460で見つから
なければ、ステップ466においてそのマスタ・レコー
ド・フィールドをDOSのデフォールトである「1、
0、0」にセットし、ステップ468で戻る。
【0068】図28のステップ470は、図23のステ
ップ374の続きであるが、INDEX1とINDEX
2の内容を交換する。ステップ472において、「1」
にセットされているエレメントがあるか否かを判断す
る。もしあれば、ステップ475においてマスタ・レコ
ード・フィールドを「1、2、0」にセットする。ステ
ップ475の後、又はステップ472でエレメントがな
い場合、ステップ476で戻る。図29のステップ47
8は、図24のステップ396の続きであるが、IND
EX1を「2」に、INDEX2を「1」にセットす
る。ステップ480において、「1」にセットされてい
るエレメントがあるか否かを判断する。もしあれば、ス
テップ482においてマスタ・レコード・フィールドを
「2、1、0」にセットする。ステップ482の後、又
はステップ480でエレメントがない場合、ステップ4
84で戻る。
【0069】図30のステップ486は、図22のステ
ップ350でイエスであった場合の分岐であり、アドレ
ス空間レコードをOSCTエントリから獲得する。ステ
ップ488においてそのレコードが空であるか否かを、
ステップ490においてアドレス空間が4GBであるか
否かを、そしてステップ492においてアドレス空間が
16GBであるか否かをそれぞれ判断する。ステップ4
88、490又は492においてイエスであれば、それ
ぞれステップ496、498又は500においてマージ
行列エレメントを(1、0、0)=1、(1、2、3)
=1、又は(1、2、0)=1にセットする。ステップ
492の結果がノーであれば、ステップ494において
アドレス空間を1MBにセットした後、ステップ496
へ飛ぶ。ステップ496、498又は500のいずれの
後も、図22のステップ352へ飛ぶ。マスタ・レコー
ドは、ステップ304及び326で用いられる。
【0070】図31は、終了処理ルーチン68を示して
いるが、本発明においては、SCPがステップ516で
終了する前に通常のセットアップ完了処理を行うステッ
プ514に先立っていくつかのステップを追加すること
によって変更されている。ステップ502において、い
ずれかのOSCTエントリにエラー・ログ・インジケー
タがセットされているか否かを判断する。もしこのイン
ジケータがセットされていれば、ステップ503におい
て全てのコンフィギュレーション・エラーをNVRAM
30のエラー・ログ・エントリに記録し、ステップ50
4においてNVRAM内のCBIOS/ABIOSエラ
ー静的インジケータをセットする。ステップ502でノ
ーの場合、又はステップ504の後、ステップ505に
おいてビデオ再配置インジケータがセットされているか
否かを検査する。もしこのインジケータがセットされて
いなければ、ビデオ再配置は行われず、ステップ514
へ進んで処理を完了しSCPを終了させる。
【0071】もしビデオ再配置インジケータがセットさ
れていれば、ステップ506においてマスタ・レコード
のFIELD1が「1」よりも大きいか否かを判断する
(このことは、オペレーティング・システムが領域2又
は3における割当てをサポートすることを示してい
る)。大きくない場合は、PCDOS環境のみをサポー
トすることを示しており、ステップ514へ進む。もし
ステップ506の結果がイエスであれば、ステップ50
8において、ビデオ・バッファが、マスタ・レコードの
FIELD1のエントリによって参照された又は指示さ
れたアドレス空間領域に合っているか否かを調べる。も
し合っていれば、ステップ510において新しいビデオ
・バッファ・アドレスを計算し、ステップ512におい
てそのアドレスをNVRAMのOSCTエントリに記憶
した後、ステップ514へ進む。もしステップ508の
結果がノーであれば、ステップ518においてマスタ・
レコードのFIELD2が「1」よりも大きいか否かを
判断する。もし大きければ、ステップ520でそのバッ
ファが指示された領域に合っているか否かを判断し、も
し合っていればステップ510へ進む。ステップ518
及び520における結果がノーであれば、ステップ51
4へ進みプログラム終了のための処理を行う。
【0072】このプログラム及びデータが、電気信号と
して記憶されることは当業者であれば自明であろう。請
求項において使用されている「処理手段」という用語
は、信号を記憶しかつ伝送するメモリ及び記憶装置のみ
でなく、これらの信号に応答して動作し、上記のような
異なる処理機能やオペレーションを行うマイクロプロセ
ッサを含めた他の構成要素をも包含する。
【0073】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0074】(1)メモリ・アドレス空間の大きさを規
定する数である多数のアドレス・ビットを備えるアドレ
スを用いてアクセス可能である、アドレス指定できる前
記メモリ・アドレス空間をもつプロセッサと、0から
(1M−1)バイトまでのアドレス範囲をもつ第1のア
ドレス範囲と、1Mから(16M−1)バイトまでのア
ドレス範囲をもつ第2のアドレス範囲と、16Mから
(4G−1)バイトまでのアドレス範囲をもつ第3のア
ドレス範囲とからなる複数のメモリ領域から構成される
前記メモリ・アドレス空間と、オペレーティング・シス
テムと、前記オペレーティング・システムによりサポー
トされるカスタム化されたオペレーティング環境を個々
に規定する複数のオペレーティング・システム定義ファ
イル(ODF)とを記憶するための不揮発性記憶手段
と、複数のデバイス・アダプタと、前記オペレーティン
グ・システムの1つを前記プロセッサによって実行する
べく記憶するために前記メモリ・アドレス空間に配置さ
れ、前記1つのオペレーティング・システムが占有しか
つ管理するシステム・メモリと、前記デバイス・アダプ
タとのインターフェースを行うためのアダプタ・プログ
ラム及びデータ記憶するために前記メモリ・アドレス空
間に配置された非システム・メモリと、前記カスタム化
されたオペレーティング環境を規定する複数のキーワー
ドを含む前記ODFと、コンフィギュレーション情報を
記憶するための不揮発性ランダム・アクセス・メモリ
(NVRAM)と、システム資源を割当てかつその割当
てを示すコンフィギュレーション情報を前記NVRAM
に記憶し、要求されたメモリ割当てを実現する第1の手
段を備えるコンフィギュレーション手段と、前記カスタ
ム化されたオペレーティング環境を規定する情報を前記
NVRAMに記憶する第2の手段と、前記要求されたメ
モリ割当てを解析しかつ前記カスタム化されたオペレー
ティング環境に従って各要求された割当てを受入れるか
又は拒否する第3の手段とからなる前記ODFを処理す
るためのODF処理手とを有するデータ処理システム。 (2)前記第2の手段が、オペレーティング・システム
・コンフィギュレーション・テーブル(OSCT)を前
記NVRAMに記憶する第4の手段からなり、前記OS
CTが各オペレーティング環境についてエントリを備
え、各OSCTエントリが前記複数のキーワードから導
出された情報を個々に含む複数のOSCTレコードを有
する(1)に記載のデータ処理システム。 (3)前記第2の手段が、前記複数のキーワードを個々
に処理するべく各キーワードを前記システム・メモリ及
び複数のキーワード・プロセッサに読込む第5の手段か
らなり、各キーワード・プロセッサが、前記複数のキー
ワードの別の1つを処理することができ、その別のキー
ワードからの情報をOSCTレコードに入れるべく動作
する(2)に記載のデータ処理システム。 (4)前記複数のODFの1つが、前記オペレーティン
グ・システムが非システム・メモリ割当てを受入れ可能
な領域を示す複数のパラメータを有するNon_Sys_Mem_Re
gionキーワードを含み、前記複数のキーワード・プロセ
ッサの1つが、前記OSCTに記憶するために前記パラ
メータをNon_Sys_Mem_Region OSCTレコードに入れ
るべく動作し、前記第3の手段が、非システム・メモリ
の要求されたメモリ割当てに応答して、前記OSCTに
記憶された全てのNon_Sys_Mem_RegionOSCTレコード
を解析し、かつ前記オペレーティング・システムの全て
によってサポートされる領域にあるメモリの割当てを要
求された場合にその割当てを受入れる手段からなる
(3)に記載のデータ処理システム。 (5)前記複数のODFの1つが、システム・メモリを
割当てられたメモリ領域を飛ばすためにそのメモリ領域
を指定するパラメータをもつSkip_Regionキーワードを
含み、前記複数のキーワード・プロセッサの1つが、前
記OSCTに記憶するために前記パラメータをSkip_Reg
ionOSCTレコードに入れるべく動作し、前記第3の
手段が、前記パラメータにより指定された前記メモリ領
域に対して要求されたシステム・メモリの割当て拒否
し、かつ前記パラメータにより指定された前記メモリ領
域以外のメモリ領域に対して要求されたシステム・メモ
リの割当てを受入れるべく動作する(3)に記載のデー
タ処理システム。 (6)前記ODFの1つが、前記オペレーティング環境
においてサポートされるメモリ・アドレス空間の大きさ
を示すAddress_SpaceパラメータをもつAddress_Spaceキ
ーワードを含み、前記キーワード・プロセッサの1つ
が、前記OSCTに記憶するために前記Address_Space
パラメータをAddress_SpaceOSCTレコードに入れる
べく動作する(3)に記載のデータ処理システム。 (7)前記ODFの1つが、ビデオ・バッファを前記第
1のメモリ領域から再配置するべきメモリ領域とそのビ
デオ・バッファの長さとを示すRelocate_Videoパラメー
タをもつRelocate_Videoキーワードを含み、前記キーワ
ード・プロセッサの1つが、前記OSCTに記憶するた
めに前記Relocate_VideoパラメータをRelocate_VideoO
SCTレコードに入れ、かつRelocate_Videoインジケー
タを前記OSCTにセットするべく動作し、前記データ
処理システムが、前記Relocate_Videoインジケータに応
答して前記ビデオ・バッファが再配置されるべき領域に
おける前記ビデオ・バッファのアドレスを計算するため
の第6の手段を有する(3)に記載のデータ処理システ
ム。 (8)前記ODFの1つが、複数のオペレーティング環
境のためのキーワードを含み、各オペレーティング環境
のための前記キーワードが、オペレーティング環境の始
まりを示すBegin_OSキーワードとオペレーティング環境
の終りを示すEnd_OSキーワードとによって正確に区切ら
れ、前記第4の手段が、前記Begin_OSキーワードと前記
End_OSキーワードとの間の全てのキーワードによって記
述されるオペレーティング環境についてのOSCTエン
トリを記憶するべく動作する(3)に記載のデータ処理
システム。 (9)前記ODFの1つが、Build_TOPキーワードを含
み、前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSC
Tに記憶するためにBUild_TOPインジケータをBuild_TOP
OSCTレコードにセットするべく動作し、前記ODF
処理手段が、前記Build_TOPOSCTレコードへのBuild
_TOPインジケータのセットに応答して、前記OSCTレ
コードにアクセスしかつ各メモリ割当てについてのエン
トリをもつメモリ・アドレス空間トポロジー・テーブル
(MASTT)を前記NVRAMに記憶するための第7
の手段を有し、前記MASTTの各エントリが、開始ア
ドレス、終了アドレス、システム・メモリか又は非シス
テム・メモリかを表すメモリ形式、キャッシュか又は非
キャッシュかを表すキャッシュ属性、及びプレーナ上又
は非プレーナ上を表す場所を含む(3)に記載のデータ
処理システム。 (10)前記ODFの1つが、共有可能な割込みレベル
を示す複数のShare_IntパラメータをもつShare_Intキー
ワードを含み、前記キーワード・プロセッサの1つが、
前記OSCTに記憶するために前記Share_Intパラメー
タをShare_IntOSCTレコードに入れるべく動作し、
割込みレベルを割当て、かつ割込みレベルの割当て同士
の間に競合が存在するか否かを判断する第8の手段を有
し、前記第9の手段によって競合が存在すると判断され
たことに応答して、競合を解消するべく動作する第9の
手段を有する(3)に記載のデータ処理システム。 (11)前記ODFの1つが、前記オペレーティング・
システムが所定の場所にインストールされた初期化プロ
グラム又はデータを必要としないことを示すNo_Init_Pr
ogキーワードを含み、前記キーワード・プロセッサの1
つが、前記OSCTに記憶するためにNo_Init_Progイ
ンジケータをNo_Init_ProgOSCTレコードにセット
するべく動作する(3)に記載のデータ処理システム。 (12)前記ODFの1つが、前記オペレーティング・
システムのネームについてのパラメータをもつOS_Name
キーワードを含み、前記キーワード・プロセッサの1つ
が、前記OSCTに記憶するために前記オペレーティン
グ・システムのネームをOS_NameOSCTレコードに入
れるべく動作する(3)に記載のデータ処理システム。 (13)前記ODFの1つが、前記オペレーティング環
境が要求時ページングを用いることを示すPageキーワー
ドを含み、前記キーワード・プロセッサの1つが、前記
OSCTに記憶するためにPageインジケータをPageOS
CTレコードにセットするべく動作する(3)に記載の
データ処理システム。 (14)前記ODFの1つが、前記オペレーティング・
システムがエラー・ロギングを行うことを示すError_lo
gキーワードを含み、前記キーワード・プロセッサの1
つが、前記OSCTに記憶するためにError_logインジ
ケータをError_logOSCTレコードにセットするべく
動作する(3)に記載のデータ処理システム。 (15)前記ODFの1つが、前記コンフィギュレーシ
ョン手段を停止させることによって前記オペレーティン
グ・システムが全てのコンフィギュレーション動作を実
行できるようにするOS_Confキーワードを含み、前記キ
ーワード・プロセッサの1つが、前記OS_Confキーワー
ドを検知することに応答して、前記コンフィギュレーシ
ョン手段を停止させるべく動作する(3)に記載のデー
タ処理システム。 (16)メモリ・アドレス空間の大きさを規定する数で
ある多数のアドレス・ビットを備えるアドレスを用いて
アクセス可能である、アドレス指定できる前記メモリ・
アドレス空間をもつプロセッサと、0から(1M−1)
バイトまでのアドレス範囲をもつ第1のアドレス範囲
と、1Mから(16M−1)バイトまでのアドレス範囲
をもつ第2のアドレス範囲と、16Mから(4G−1)
バイトまでのアドレス範囲をもつ第3のアドレス範囲と
からなる複数のメモリ領域から構成される前記メモリ・
アドレス空間と、複数のデバイス・アダプタと、前記デ
バイス・アダプタの各々に関係しかつ該デバイス・アダ
プタにより必要とされる非システム・メモリ資源を識別
する複数の選択を含むデバイス・アダプタ特定情報を収
めた複数のアダプタ記述ファイル(ADF)と、複数の
オペレーティング・システムと、前記オペレーティング
・システムによりサポートされるカスタム化されたオペ
レーティング環境を個々に規定する複数のオペレーティ
ング・システム定義ファイル(ODF)とを記憶するた
めの不揮発性記憶手段と、前記カスタム化されたオペレ
ーティング環境を個々に規定するキーワードを含み、前
記キーワードが、前記オペレーティング・システムの1
つのネームを入れたOS_Nameキーワードと、前記1つの
オペレーティング・システムによりサポートされるメモ
リ領域のリストを入れたNon_Sys_Mem_Regionキーワード
とからなる前記複数のODFと、前記オペレーティング
・システムの1つを前記プロセッサによって実行するべ
く記憶するために前記メモリ・アドレス空間に配置され
たシステム・メモリと、デバイス・アダプタ・プログラ
ム及びデータ記憶するために前記メモリ・アドレス空間
に配置された非システム・メモリと、前記カスタム化さ
れたオペレーティング環境を規定する複数のキーワード
を含む前記ODFと、オペレーティング・システム・コ
ンフィギュレーション・テーブル(OSCT)からなる
不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)
と、システム資源を割当てかつその割当てを示すコンフ
ィギュレーション情報を前記NVRAMに記憶するため
に、前記ADFを読取りかつ各デバイス・アダプタのた
めに前記関係するADF内の前記1又は複数の選択から
要求されたメモリ割当てを実現し、前記要求されたメモ
リ割当てが、各割当てに対するメモリ空間アドレスと、
システム・メモリ又は非システム・メモリのいずれに対
する割当てであるかを示す第1の手段を備えるコンフィ
ギュレーション手段と、前記ODFを読取りかつ前記O
SCTにオペレーティング環境情報を記憶する第2の手
段と、前記要求されたメモリ割当てを解析しかつ前記O
SCTに記憶された前記オペレーティング環境情報に従
って各要求された割当てを受入れるか又は拒否する第3
の手段とからなる前記ODFを処理するためのODF処
理手とを有するデータ処理システム。 (17)前記第3の手段が、全ての前記オペレーティン
グ・システムをサポートする領域の複数のフィールドを
もつマスタ・レコードを作成する第4の手段と、前記要
求されたメモリ割当ての前記メモリ空間アドレスから、
そのアドレスが前記マスタ・レコード内の前記領域の1
つの範囲内にあるか否かを判断する第5の手段と、前記
アドレスが前記マスタ・レコード内のいずれの領域にも
含まれないとき、前記要求されたメモリ割当てが行われ
た前記デバイス・アダプタの1つをディスエーブルとす
る第6の手段とを有する(16)に記載のデータ処理シ
ステム。 (18)前記第3の手段が、前記要求されたメモリ割当
ての前記アドレスが、前記マスタ・レコードの所定のフ
ィールドに規定された領域内であるとき、前記要求され
たメモリ割当てを受入れることを示すリターン・コード
をセットするべく動作する第7の手段を有する(17)
に記載のデータ処理システム。 (19)前記第3の手段が、前記要求されたメモリ割当
ての前記アドレスが、前記マスタ・レコードの所定のフ
ィールドに規定された領域外であるとき、前記要求され
たメモリ割当てを拒否することを示す前記リターン・コ
ードをセットするべく動作する第8の手段を有する(1
8)に記載のデータ処理システム。 (20)前記コンフィギュレーション手段が、前記リタ
ーン・コードに応答して、前記リターン・コードが拒否
を示すときは、前記選択から別のメモリ割当て要求を行
い、前記リターン・コードが受入れを示すときは、前記
要求された割当てを実行する第9の手段を有する(1
9)に記載のデータ処理システム。 (21)前記第3の手段が、前記要求されたメモリ割当
ての前記アドレスが、前記マスタ・レコードの所定のフ
ィールドに規定された領域外であるとき、前記アドレス
がADF内の前記選択のうち別の1つに含まれる領域内
にあるならば、前記要求されたメモリ割当てを受入れる
ことを示すリターン・コードをセットするべく動作する
第10の手段を有する(17)に記載のデータ処理シス
テム。 (22)前記第2の手段が、前記Non_Sys_Mem_Regionキ
ーワードから複数のリストを前記OSCTに記憶し、前
記第4の手段が、前記OSCT内の全ての前記リストを
解析し、かつそれに応じて前記マスタ・レコードを作成
する(17)に記載のデータ処理システム。
【0075】
【発明の効果】本発明によって、最適なコンフィギュレ
ーションを可能とするべくオペレーティング・システム
が、コンフィギュレーション・プログラムに対してカス
タム化データを与えられるような方法及び装置が提供さ
れる。さらに、システム・コンフィギュレーションにお
いてオペレーティング・システム定義ファイル(以降、
ODFと称する)を利用するようなコンフィギュレーシ
ョン機構を設けたので、最新のオペレーティング・シス
テムであるOS/2、AIX/OS/2又は他のマルチ
タスク処理オペレーティング・システム等についてPS
/2を最適化することができる。また、セット・コンフ
ィギュレーション・プログラムのためのオペレーティン
グ環境を規定するODFを提供することによって、この
セット・コンフィギュレーション・プログラムが、マル
チブート機構によるシステム立上げの可能な各オペレー
ティング環境に対してコンフィギュレーションを最適化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するデータ処理システムのブロッ
ク図である。
【図2】図1に示したセット・コンフィギュレーション
・プログラム(SCP)の概略図である。
【図3】図2に示したOSコンフィギュレーション・ル
ーチンの流れ図である。
【図4】図2に示したOSコンフィギュレーション・ル
ーチンの流れ図である。
【図5】図2に示したOSコンフィギュレーション・ル
ーチンの流れ図である。
【図6】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブル
ーチンの流れ図である。
【図7】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブル
ーチンの流れ図である。
【図8】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブル
ーチンの流れ図である。
【図9】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブル
ーチンの流れ図である。
【図10】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブ
ルーチンの流れ図である。
【図11】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブ
ルーチンの流れ図である。
【図12】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブ
ルーチンの流れ図である。
【図13】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブ
ルーチンの流れ図である。
【図14】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブ
ルーチンの流れ図である。
【図15】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブ
ルーチンの流れ図である。
【図16】図2に示したキーワード・プロセッサ・サブ
ルーチンの流れ図である。
【図17】図2に示した通常コンフィギュレーション処
理ルーチンに対し変更を加えた流れ図である。
【図18】図2に示した通常コンフィギュレーション処
理ルーチンに対し変更を加えた流れ図である。
【図19】図2に示したメモリ割当てルーチンの流れ図
である。
【図20】図2に示したメモリ割当てルーチンの流れ図
である。
【図21】図2に示したメモリ割当てルーチンの流れ図
である。
【図22】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図23】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図24】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図25】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図26】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図27】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図28】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図29】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図30】図2に示したBUILD_MMルーチンの流
れ図である。
【図31】図2に示した終了処理ルーチンの流れ図であ
る。
【図32】従来技術によって割当てられたメモリ・アド
レス空間の図である。
【符号の説明】
10 データ処理システム 12 マイクロプロセッサ 14 ローカル・バス 16 BIC 18 主メモリ 20 SCSIアダプタ 22 SCSIバス 24 SCSIハードディスク・ドライブ 26 オペレーティング・システム 27 リファレンス・ディスク 28 セット・コンフィギュレーション・プログラム
(SCP) 29 オペレーティング・システム定義ファイル(OD
F) 31 アダプタ記述ファイル(ADF) 32 オペレーティング・システム・コンフィギュレー
ション・テーブル(OSCT) 33 メモリ・アドレス空間トポロジー・テーブル(M
ASTT) 34 アドレス及び制御バス 35 エラー・ログ 36 データ・バス 38 ROM 40 POST 42 BIOS 47 ビデオ・メモリ 48 VGAアダプタ 51 デバイス・アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パルマー・ユージーン・ニューマン アメリカ合衆国33433 フロリダ州、ボ カ・ラトン、ダブリン・アベニュー 7488 (56)参考文献 米国特許5504904(US,A) R.DAYAN著,”MEMORY ADDRESS SPACE”,IBM PERSONAL SYSTEMS TECHNICAL SOLUTI O NS,1992年10月,P.21−26 ”次世代パソコンOS「CHICAG O」”,日経エレクトロニクス,日経B P社,1994年1月31日,NO.600,P. 75−101 島田広道、梅原系著,”PLUG A ND PLAYの概要”,月刊SUPE R ASCII,株式会社アスキー, 1993年12月,VOL.4,NO.12, P.69−76

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ・アドレス空間の大きさを規定する
    数である多数のアドレス・ビットを備えるアドレスを用
    いてアクセス可能である、アドレス指定できる前記メモ
    リ・アドレス空間をもつプロセッサと、 0から(1M−1)バイトまでのアドレス範囲をもつ第
    1のアドレス範囲と、1Mから(16M−1)バイトま
    でのアドレス範囲をもつ第2のアドレス範囲と、16M
    から(4G−1)バイトまでのアドレス範囲をもつ第3
    のアドレス範囲とからなる複数のメモリ領域から構成さ
    れる前記メモリ・アドレス空間と、 複数のデバイス・アダプタと、 前記デバイス・アダプタの各々に関係しかつ該デバイス
    ・アダプタにより必要とされる非システム・メモリ資源
    を識別する複数の選択を含むデバイス・アダプタ特定情
    報を収めた複数のアダプタ記述ファイル(ADF)と、
    複数のオペレーティング・システムと、前記オペレーテ
    ィング・システムによりサポートされるカスタム化され
    たオペレーティング環境を個々に規定する複数のオペレ
    ーティング・システム定義ファイル(ODF)とを記憶
    するための不揮発性記憶手段と、 前記複数のODFは、前記カスタム化されたオペレーテ
    ィング環境を個々に規定するキーワードを含み、前記キ
    ーワードが、前記オペレーティング・システムの1つの
    ネームを入れたOS_Nameキーワードと、前記1つのオペ
    レーティング・システムによりサポートされるメモリ領
    域のリストを入れたNon_Sys_Mem_Regionキーワードとを
    含むことと、 前記オペレーティング・システムの1つを前記プロセッ
    サによって実行するべく記憶するために前記メモリ・ア
    ドレス空間に配置されたシステム・メモリと、 デバイス・アダプタ・プログラム及びデータ記憶するた
    めに前記メモリ・アドレス空間に配置された非システム
    ・メモリと、 オペレーティング・システム・コンフィギュレーション
    ・テーブル(OSCT)からなる不揮発性ランダム・ア
    クセス・メモリ(NVRAM)と、 システム資源を割当てかつその割当てを示すコンフィギ
    ュレーション情報を前記NVRAMに記憶するために、
    前記ADFを読取りかつ各デバイス・アダプタのために
    前記関係するADF内の前記1又は複数の選択から要求
    されたメモリ割当てを実現し、前記要求されたメモリ割
    当てが、各割当てに対するメモリ空間アドレスと、シス
    テム・メモリ又は非システム・メモリのいずれに対する
    割当てであるかを示す第1の手段を備えるコンフィギュ
    レーション手段と、 前記ODFを読取りかつ前記OSCTにオペレーティン
    グ環境情報を記憶する第2の手段と、前記要求されたメ
    モリ割当てを解析しかつ前記OSCTに記憶された前記
    オペレーティング環境情報に従って各要求された割当て
    を受入れるか又は拒否する第3の手段とからなる前記O
    DFを処理するためのODF処理手段とを有するデータ
    処理システム。
  2. 【請求項2】前記第2の手段が、オペレーティング・シ
    ステム・コンフィギュレーション・テーブル(OSC
    T)を前記NVRAMに記憶する第4の手段からなり、
    前記OSCTが各オペレーティング環境についてエント
    リを備え、各OSCTエントリが前記複数のキーワード
    から導出された情報を個々に含む複数のOSCTレコー
    ドを有する請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 【請求項3】前記第2の手段が、前記複数のキーワード
    を個々に処理するべく各キーワードを前記システム・メ
    モリ及び複数のキーワード・プロセッサに読込む手段か
    らなり、各キーワード・プロセッサが、前記複数のキー
    ワードのそれぞれを処理することができ、それぞれのキ
    ーワードからの情報をOSCTレコードに入れるべく動
    作する請求項2に記載のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】前記複数のODFの1つが、前記オペレー
    ティング・システムが非システム・メモリ割当てを受入
    れ可能な領域を示す複数のパラメータを有するNon_Sys_
    Mem_Regionキーワードを含み、 前記複数のキーワード・プロセッサの1つが、前記OS
    CTに記憶するために前記パラメータをNon_Sys_Mem_Re
    gion OSCTレコードに入れるべく動作し、 前記第3の手段が、非システム・メモリの要求されたメ
    モリ割当てに応答して、前記OSCTに記憶された全て
    のNon_Sys_Mem_RegionOSCTレコードを解析し、かつ
    前記オペレーティング・システムの全てによってサポー
    トされる領域にあるメモリの割当てを要求された場合に
    その割当てを受入れる手段からなる請求項3に記載のデ
    ータ処理システム。
  5. 【請求項5】前記複数のODFの1つが、システム・メ
    モリを割当てられたメモリ領域を飛ばすためにそのメモ
    リ領域を指定するパラメータをもつSkip_Regionキーワ
    ードを含み、 前記複数のキーワード・プロセッサの1つが、前記OS
    CTに記憶するために前記パラメータをSkip_RegionO
    SCTレコードに入れるべく動作し、 前記第3の手段が、前記パラメータにより指定された前
    記メモリ領域に対して要求されたシステム・メモリの割
    当て拒否し、かつ前記パラメータにより指定された前記
    メモリ領域以外のメモリ領域に対して要求されたシステ
    ム・メモリの割当てを受入れるべく動作する請求項3に
    記載のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】前記ODFの1つが、前記オペレーティン
    グ環境においてサポートされるメモリ・アドレス空間の
    大きさを示すAddress_SpaceパラメータをもつAddress_S
    paceキーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するために前記Address_SpaceパラメータをAddress
    _SpaceOSCTレコードに入れるべく動作する請求項3
    に記載のデータ処理システム。
  7. 【請求項7】前記ODFの1つが、ビデオ・バッファを
    前記第1のメモリ領域から再配置するべきメモリ領域と
    そのビデオ・バッファの長さとを示すRelocate_Videoパ
    ラメータをもつRelocate_Videoキーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するために前記Relocate_VideoパラメータをReloca
    te_VideoOSCTレコードに入れ、かつRelocate_Video
    インジケータを前記OSCTにセットするべく動作し、 前記データ処理システムが、前記Relocate_Videoインジ
    ケータに応答して前記ビデオ・バッファが再配置される
    べき領域における前記ビデオ・バッファのアドレスを計
    算するための手段を有する請求項3に記載のデータ処理
    システム。
  8. 【請求項8】前記ODFの1つが、複数のオペレーティ
    ング環境のためのキーワードを含み、各オペレーティン
    グ環境のための前記キーワードが、オペレーティング環
    境の始まりを示すBegin_OSキーワードとオペレーティン
    グ環境の終りを示すEnd_OSキーワードとによって正確に
    区切られ、 前記第4の手段が、前記Begin_OSキーワードと前記End_
    OSキーワードとの間の全てのキーワードによって記述さ
    れるオペレーティング環境についてのOSCTエントリ
    を記憶するべく動作する請求項3に記載のデータ処理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】前記ODFの1つが、Build_TOPキーワー
    ドを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するためにBUild_TOPインジケータをBuild_TOPOS
    CTレコードにセットするべく動作し、 前記ODF処理手段が、前記Build_TOPOSCTレコー
    ドへのBuild_TOPインジケータのセットに応答して、前
    記OSCTレコードにアクセスしかつ各メモリ割当てに
    ついてのエントリをもつメモリ・アドレス空間トポロジ
    ー・テーブル(MASTT)を前記NVRAMに記憶す
    るための手段を有し、前記MASTTの各エントリが、
    開始アドレス、終了アドレス、システム・メモリか又は
    非システム・メモリかを表すメモリ形式、キャッシュか
    又は非キャッシュかを表すキャッシュ属性、及びプレー
    ナ上又は非プレーナ上を表す場所を含む請求項3に記載
    のデータ処理システム。
  10. 【請求項10】前記ODFの1つが、共有可能な割込み
    レベルを示す複数のShare_IntパラメータをもつShare_I
    ntキーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するために前記Share_IntパラメータをShare_IntO
    SCTレコードに入れるべく動作し、 割込みレベルを割当て、かつ割込みレベルの割当て同士
    の間に競合が存在するか否かを判断する手段を有し、 割込みレベルの割当て同士の間に競合が存在すると判断
    されたことに応答して、競合を解消するべく動作する手
    段を有する請求項3に記載のデータ処理システム。
  11. 【請求項11】前記ODFの1つが、前記オペレーティ
    ング・システムが所定の場所にインストールされた初期
    化プログラム又はデータを必要としないことを示すNo_I
    nit_Progキーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するためにNo_Init_ProgインジケータをNo_Init_
    ProgOSCTレコードにセットするべく動作する請求項
    3に記載のデータ処理システム。
  12. 【請求項12】前記ODFの1つが、前記オペレーティ
    ング・システムのネームについてのパラメータをもつOS
    _Nameキーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するために前記オペレーティング・システムのネー
    ムをOS_NameOSCTレコードに入れるべく動作する請
    求項3に記載のデータ処理システム。
  13. 【請求項13】前記ODFの1つが、前記オペレーティ
    ング環境が要求時ページングを用いることを示すPageキ
    ーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するためにPageインジケータをPageOSCTレコー
    ドにセットするべく動作する請求項3に記載のデータ処
    理システム。
  14. 【請求項14】前記ODFの1つが、前記オペレーティ
    ング・システムがエラー・ロギングを行うことを示すEr
    ror_logキーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OSCTに
    記憶するためにError_logインジケータをError_logOS
    CTレコードにセットするべく動作する請求項3に記載
    のデータ処理システム。
  15. 【請求項15】前記ODFの1つが、前記コンフィギュ
    レーション手段を停止させることによって前記オペレー
    ティング・システムが全てのコンフィギュレーション動
    作を実行できるようにするOS_Confキーワードを含み、 前記キーワード・プロセッサの1つが、前記OS_Confキ
    ーワードを検知することに応答して、前記コンフィギュ
    レーション手段を停止させるべく動作する請求項3に記
    載のデータ処理システム。
  16. 【請求項16】前記第3の手段が、 全ての前記オペレーティング・システムをサポートする
    領域の複数のフィールドをもつマスタ・レコードを作成
    する第4の手段と、 前記要求されたメモリ割当ての前記メモリ空間アドレス
    から、そのアドレスが前記マスタ・レコード内の前記領
    域の1つの範囲内にあるか否かを判断する第5の手段
    と、 前記アドレスが前記マスタ・レコード内のいずれの領域
    にも含まれないとき、前記要求されたメモリ割当てが行
    われた前記デバイス・アダプタの1つをディスエーブル
    とする手段とを有する請求項1に記載のデータ処理シス
    テム。
  17. 【請求項17】前記第3の手段が、 前記要求されたメモリ割当ての前記アドレスが、前記マ
    スタ・レコードの所定のフィールドに規定された領域内
    であるとき、前記要求されたメモリ割当てを受入れるこ
    とを示すリターン・コードをセットするべく動作する手
    段を有する請求項16に記載のデータ処理システム。
  18. 【請求項18】前記第3の手段が、 前記要求されたメモリ割当ての前記アドレスが、前記マ
    スタ・レコードの所定のフィールドに規定された領域外
    であるとき、前記要求されたメモリ割当てを拒否するこ
    とを示す前記リターン・コードをセットするべく動作す
    る手段を有する請求項17に記載のデータ処理システ
    ム。
  19. 【請求項19】前記コンフィギュレーション手段が、前
    記リターン・コードに応答して、前記リターン・コード
    が拒否を示すときは、前記選択から別のメモリ割当て要
    求を行い、前記リターン・コードが受入れを示すとき
    は、前記要求された割当てを実行する手段を有する請求
    項18に記載のデータ処理システム。
  20. 【請求項20】前記第3の手段が、 前記要求されたメモリ割当ての前記アドレスが、前記マ
    スタ・レコードの所定のフィールドに規定された領域外
    であるとき、前記アドレスがADF内の前記選択のうち
    別の1つに含まれる領域内にあるならば、前記要求され
    たメモリ割当てを受入れることを示すリターン・コード
    をセットするべく動作する手段を有する請求項16に記
    載のデータ処理システム。
  21. 【請求項21】前記第2の手段が、前記Non_Sys_Mem_Re
    gionキーワードから複数のリストを前記OSCTに記憶
    し、 前記第4の手段が、前記OSCT内の全ての前記リスト
    を解析し、かつそれに応じて前記マスタ・レコードを作
    成する請求項16に記載のデータ処理システム。
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