JP2713644B2 - 照射済原子炉燃料集合体の試験後整体方法 - Google Patents
照射済原子炉燃料集合体の試験後整体方法Info
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- JP2713644B2 JP2713644B2 JP2155372A JP15537290A JP2713644B2 JP 2713644 B2 JP2713644 B2 JP 2713644B2 JP 2155372 A JP2155372 A JP 2155372A JP 15537290 A JP15537290 A JP 15537290A JP 2713644 B2 JP2713644 B2 JP 2713644B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、照射後試験を行った後の照射済原子炉燃料
集合体における供試燃料棒の取扱いに関するものであ
る。
集合体における供試燃料棒の取扱いに関するものであ
る。
［従来の技術］ 使用済原子炉燃料集合体は、通常、そのままの形で特
殊なキャスクに収納して再処理施設に搬出される。しか
し、照射後試験の対象となる燃料集合体の場合、供試燃
料棒が同燃料集合体から取り出される。更に、この供試
燃料棒は燃料ホットラボで破壊試験等により短尺化され
る。従って、供試燃料棒の残材を再処理工場に搬出する
場合には、燃料集合体の搬出用キャスクとは別個の専用
密封容器に残材を封入して輸送することが計画されてい
る。
殊なキャスクに収納して再処理施設に搬出される。しか
し、照射後試験の対象となる燃料集合体の場合、供試燃
料棒が同燃料集合体から取り出される。更に、この供試
燃料棒は燃料ホットラボで破壊試験等により短尺化され
る。従って、供試燃料棒の残材を再処理工場に搬出する
場合には、燃料集合体の搬出用キャスクとは別個の専用
密封容器に残材を封入して輸送することが計画されてい
る。
［発明が解決しようとする課題］ 前述したように、従来技術においては、短尺に切断さ
れた供試燃料棒の残材を専用密封容器を使用して搬出す
る場合、この供試燃料棒を含んでいた燃料集合体とは別
に再処理施設へ輸送しなければならず、輸送形態が複雑
となる。また、専用密封容器は一度使用すると汚染さ
れ、保管場所等の管理や取扱面で課題が多い。
れた供試燃料棒の残材を専用密封容器を使用して搬出す
る場合、この供試燃料棒を含んでいた燃料集合体とは別
に再処理施設へ輸送しなければならず、輸送形態が複雑
となる。また、専用密封容器は一度使用すると汚染さ
れ、保管場所等の管理や取扱面で課題が多い。
従って、供試燃料棒の残材を燃料集合体に復元するこ
とができれば、当該燃料集合体を再処理施設に輸送する
ことで供試燃料棒の残材をも輸送できることになる。本
発明の目的は、かかる課題を解決することにある。
とができれば、当該燃料集合体を再処理施設に輸送する
ことで供試燃料棒の残材をも輸送できることになる。本
発明の目的は、かかる課題を解決することにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明は、照射後試験の
ために照射済原子炉燃料集合体から取り出され短尺化さ
れた供試燃料棒の残材を残材収納管に収納して該材残収
納管を密封し、該残材収納管を前記燃料集合体の制御棒
案内シンブル内に挿入し、該制御棒案内シンブルの入口
にプラグを取り付けることから成る照射済原子炉燃料集
合体の試験後整体方法を特徴とする。
ために照射済原子炉燃料集合体から取り出され短尺化さ
れた供試燃料棒の残材を残材収納管に収納して該材残収
納管を密封し、該残材収納管を前記燃料集合体の制御棒
案内シンブル内に挿入し、該制御棒案内シンブルの入口
にプラグを取り付けることから成る照射済原子炉燃料集
合体の試験後整体方法を特徴とする。
［作用］ 本発明の方法によれば、供試燃料棒の残材は元の燃料
集合体の制御棒案内シンブル内に収容され、元の燃料集
合体と供試燃料棒の残材を一体として取り扱うことがで
きる。よって、残材専用の密封容器は不要となり、輸送
も燃料集合体についてのみ行えば良いこととなる。
集合体の制御棒案内シンブル内に収容され、元の燃料集
合体と供試燃料棒の残材を一体として取り扱うことがで
きる。よって、残材専用の密封容器は不要となり、輸送
も燃料集合体についてのみ行えば良いこととなる。
［実施例］ 以下、図面と共に本発明の好適な実施例について詳細
に説明する。
に説明する。
第１図は加圧水型原子炉用の一般的な燃料集合体１を
示している。この燃料集合体１は、相互に平行に配置さ
れた複数本の制御棒案内シンブル２と、これらの制御棒
案内シンブル２に固定された複数の支持格子３と、支持
格子３の各セルに挿通支持された複数本の燃料棒４と、
制御棒案内シンブル２の両端にそれぞれ取り付けられた
上部及び下部ノズル５、６とから構成されている。
示している。この燃料集合体１は、相互に平行に配置さ
れた複数本の制御棒案内シンブル２と、これらの制御棒
案内シンブル２に固定された複数の支持格子３と、支持
格子３の各セルに挿通支持された複数本の燃料棒４と、
制御棒案内シンブル２の両端にそれぞれ取り付けられた
上部及び下部ノズル５、６とから構成されている。
このような燃料集合体１が使用済燃料として炉心から
取り出され、照射後試験に供せられる場合、１本又は複
数本の燃料棒３（供試燃料棒）が当該燃料集合体１から
抜き出されて、燃料ホットラボのプール内及びセル内で
破壊試験等により短尺に切断される。供試燃料棒のかか
る切断により残材を生ずるが、ここでいう残材とは、第
２図に示すような被覆管10及びその中で保持された燃料
ペレット11から成る残材部12と、第４図に示す燃料ペレ
ット11のみから成る脱ミート部13とをいう。
取り出され、照射後試験に供せられる場合、１本又は複
数本の燃料棒３（供試燃料棒）が当該燃料集合体１から
抜き出されて、燃料ホットラボのプール内及びセル内で
破壊試験等により短尺に切断される。供試燃料棒のかか
る切断により残材を生ずるが、ここでいう残材とは、第
２図に示すような被覆管10及びその中で保持された燃料
ペレット11から成る残材部12と、第４図に示す燃料ペレ
ット11のみから成る脱ミート部13とをいう。
本発明によれば、前記残材をそのまま元の燃料集合体
１に戻すことは不可能であるため、まず、第４図及び第
５図に示す残材収納管20内に残材部12及び脱ミート部13
を収納し、その両端を端栓21により閉じ密封溶接する。
この残材収納管20は、再処理工程に影響のない材質、例
えばジルカロイ又はSUS304から作られる。また、この残
材収納管20の内径は残材の収納が可能な大きさとされ、
外径は燃料集合体１の制御棒案内シンブル２の内径より
も僅かに小さい。
１に戻すことは不可能であるため、まず、第４図及び第
５図に示す残材収納管20内に残材部12及び脱ミート部13
を収納し、その両端を端栓21により閉じ密封溶接する。
この残材収納管20は、再処理工程に影響のない材質、例
えばジルカロイ又はSUS304から作られる。また、この残
材収納管20の内径は残材の収納が可能な大きさとされ、
外径は燃料集合体１の制御棒案内シンブル２の内径より
も僅かに小さい。
制御棒案内シンブル２は、通常、原子炉運転時に制御
棒の上下動を案内するためのものであり、燃料集合体１
を炉心から取り出した後は、再処理工程まで特に使用す
ることはない。そこで、本発明では、前述した如く残材
収納管20に供試燃料棒の残材（残材部12及び脱ミート部
13）を収納した後、この残材収納管20を燃料集合体１の
制御棒案内シンブル２内に収納することとした。より詳
細には、第４図に示すように、慣用の燃料棒取扱装置25
を用いて残材収納済みの残材収納管20を燃料ホットラボ
のセルからプールに移動し、プール内で一時保管されて
いる元の燃料集合体１の上方に配置し、上部ノズル５の
開口から所定の制御棒案内シンブル２に挿入する（第１
図参照）。この後、残材収納管20が制御棒案内シンブル
２から飛び出さないように、第５図に明示するように、
制御棒案内シンブル２の入口部にプラグ30を取り付け
る。
棒の上下動を案内するためのものであり、燃料集合体１
を炉心から取り出した後は、再処理工程まで特に使用す
ることはない。そこで、本発明では、前述した如く残材
収納管20に供試燃料棒の残材（残材部12及び脱ミート部
13）を収納した後、この残材収納管20を燃料集合体１の
制御棒案内シンブル２内に収納することとした。より詳
細には、第４図に示すように、慣用の燃料棒取扱装置25
を用いて残材収納済みの残材収納管20を燃料ホットラボ
のセルからプールに移動し、プール内で一時保管されて
いる元の燃料集合体１の上方に配置し、上部ノズル５の
開口から所定の制御棒案内シンブル２に挿入する（第１
図参照）。この後、残材収納管20が制御棒案内シンブル
２から飛び出さないように、第５図に明示するように、
制御棒案内シンブル２の入口部にプラグ30を取り付け
る。
このようにして、供試燃料棒の残材は元の燃料集合体
１に戻され、燃料集合体の形態で取り扱うことが可能と
なる。即ち、供試燃料棒の残材の再処理施設への輸送
は、当該燃料集合体１を搬出用キャスク内に装填して行
い、通常の使用済燃料集合体の輸送方法と全く同様に取
り扱うことができる。
１に戻され、燃料集合体の形態で取り扱うことが可能と
なる。即ち、供試燃料棒の残材の再処理施設への輸送
は、当該燃料集合体１を搬出用キャスク内に装填して行
い、通常の使用済燃料集合体の輸送方法と全く同様に取
り扱うことができる。
［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、供試燃料棒の残材を
残材収納管に収納し制御棒案内シンブル内に収容するの
で、残材のみを輸送するための特殊な密封容器を製作す
る必要がなく、また、再処理工場へ輸送する場合におい
て、燃料集合体として搬送できるため、取扱いが容易で
あり、安全性及びコスト面を考慮しても有利である。
残材収納管に収納し制御棒案内シンブル内に収容するの
で、残材のみを輸送するための特殊な密封容器を製作す
る必要がなく、また、再処理工場へ輸送する場合におい
て、燃料集合体として搬送できるため、取扱いが容易で
あり、安全性及びコスト面を考慮しても有利である。
第１図は燃料集合体の全体を示す一部切欠き正面図、第
２図は供試燃料棒の残材部を示す一部切欠き斜視図、第
３図は供試燃料棒の脱ミート部を示す斜視図、第４図は
残材収納管を制御棒案内シンブル内に挿入する工程を示
す断面図、第５図は制御棒案内シンブル内での残材収納
管の収納状態を示す断面図である。図中、 １……燃料集合体、２……制御棒案内シンブル ３……燃料棒、12……残材部 13……脱ミート部、20……残材収納管 21……端栓、30……プラグ
２図は供試燃料棒の残材部を示す一部切欠き斜視図、第
３図は供試燃料棒の脱ミート部を示す斜視図、第４図は
残材収納管を制御棒案内シンブル内に挿入する工程を示
す断面図、第５図は制御棒案内シンブル内での残材収納
管の収納状態を示す断面図である。図中、 １……燃料集合体、２……制御棒案内シンブル ３……燃料棒、12……残材部 13……脱ミート部、20……残材収納管 21……端栓、30……プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 孝典 兵庫県高砂市荒井町新浜２丁目１番１号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 安藤 智純 兵庫県高砂市荒井町新浜２丁目１番１号 三菱重工業株式会社高砂研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】照射後試験のために照射済原子炉燃料集合
体から取り出され短尺化された供試燃料棒の残材を残材
収納管に収納して該残材収納管を密封し、該残材収納管
を前記燃料集合体の制御棒案内シンブル内に挿入し、該
制御棒案内シンブルの入口にプラグを取り付けることか
ら成る照射済原子炉燃料集合体の試験後整体方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2155372A JP2713644B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 照射済原子炉燃料集合体の試験後整体方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2155372A JP2713644B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 照射済原子炉燃料集合体の試験後整体方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0447292A JPH0447292A (ja) | 1992-02-17 |
| JP2713644B2 true JP2713644B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=15604495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2155372A Expired - Lifetime JP2713644B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 照射済原子炉燃料集合体の試験後整体方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2713644B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP2155372A patent/JP2713644B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0447292A (ja) | 1992-02-17 |
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