JP2710679B2 - マスク及びマスク付鼻カニューラ - Google Patents

マスク及びマスク付鼻カニューラ

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、呼吸器疾患患者の酸素療法等を行う際に用
いられる呼吸用気体供給用の鼻カニューラに関すもので
ある。さらに詳細には、鼻カニューラを使用しているこ
とを見た目に目立たなくするための隠蔽用マスクを備え
た改善された鼻カニューラ及びそのために用いられる新
規な鼻カニューラ隠蔽用マスクを提供するものである。
<従来技術> 近年、慢性閉塞性肺疾管あるいはそれに類した疾患の
患者に対して、酸素ガスや空気中から分離回収された酸
素濃縮気体を用いる酸素療法が次第に普及してきてい
る。この場合の酸素等の呼吸用気体の供給源としては、
酸素ガスボンベの他に、空気中から酸素濃縮気体を分離
回収する酸素濃縮装置等がある。
かかる酸素療法において、通常酸素ガスボンベや酸素
濃縮装置からの気体を、塩化ビニール等の合成樹脂製の
導管を経由して、第3図及び第4図に示す如く鼻カニュ
ーラを用いて患者の鼻孔に導入するのが一般的である。
即ち第3図が従来から通常用いられている鼻カニュー
ラを、また第4図はそれを装着した状態を各々模式的に
示すものである。尚、第3図における21は鼻孔への挿入
部分、22は導管、23は供給源への接続部分、24は導管の
継手を示す。
<発明が解決しようとする課題> これまでの鼻カニューラでは、それを使用する患者に
とって、酸素ガス等の呼吸用気体を吸入するという機能
面では充分にその役目を果たしているものの、美感の点
からは第三者の目に異様に映るのを避けるのが困難であ
った。特に携帯用酸素ボンベを用いて患者を外出したり
する場合に、第三者の視線に対する患者の精神的負担が
大きく、その改善が望まれていた。
尚、かかる課題に対する解決策として、特表昭63−50
1931号公報には、眼鏡フレームと鼻孔挿入管とのアセン
ブリが提案されているが、かかるアセンブリでは、鼻孔
挿入管の一部が外部から見える構造であって鼻カニュー
ラの完全な隠蔽を実現するには致っていない。また特別
の構造を有しかつ患者の顔の大きさに適合するような眼
鏡フレームを準備する必要があり、実用性に欠ける面が
ある。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、かかるこれまでの鼻カニューラについ
ての問題点を解決することを翼的に鋭意検討した結果、
特定の構造を有したマスクに鼻カニューラを固定して使
用することが実用上非常に便利であることを見出し、本
発明に到達したものである。
即ち本発明は、 マスクの耳掛け用紐部の上側の少なくとも一部及び/
又は鼻カバー用布部の上部内側の少なくとも一部におい
て、鼻孔に呼吸用気体を供給するための鼻カニューラを
構成する導管手段に、該マスクを着脱自在に固定するた
めの固定手段を具備したことを特徴とする鼻カニューラ
隠蔽用のマスクを提供するものである。
尚、かかる本発明のマスクには、 該マスクの左右両方の耳掛け用紐部の少なくとも一部
における固定手段の各々が、該紐部の実質的上上側半分
にわたって、筒状を形成して該導管手段を挟み込むよう
にして固定するための帯状部材からなり、該帯状部材の
長手方向に沿った両端部に互いに共同して着脱自在に結
合し得る係合手段を具備したものである請求項1の鼻カ
ニューラ隠蔽用のマスク;及び 該マスクの鼻カバー用布部の上部内側の少なくとも一
部における固定手段が、該布部の左右両端の近くにおけ
る上部内側に固定された帯状部材であって、筒状を形成
して該導電手段を挟み込むようにするためにその上下両
端部に互いに共同して着脱自在に結合し得る結合手段を
具備したものである請求項1の鼻カニューラ隠蔽用のマ
スク; が含まれる。
更に本発明は、 呼吸用気体発生手段に連結され得る導管手段に鼻孔挿
入管を具備した呼吸用気体供給のための鼻カニューラで
あって、隠蔽用マスクが、耳掛け用紐部の上側の少くと
も一部及び/又は鼻カバー用布部の上部内側の少くとも
一部に具備された固定手段によって該誘導手段に着脱自
在に固定されていることを特徴とした隠蔽用マスク付鼻
カニューラを提供するものである。
以下に、本発明について、必要に応じて図面を用いな
がら、更に詳細に説明する。
第1図は、本発明の好ましい態様である鼻カニューラ
隠蔽用のマスクを鼻カニューラの導管に固定する仕方を
模式的に例示したものである。即ち第1図における1が
マスクであり、2,3が鼻カニューラの鼻孔挿入部分15か
ら患者の耳に到る迄の間鼻カニューラの導管16,17が飛
び出さないように、かかる導管を挟み込んで位置決めを
するバンド部である。このバンド部2は、このマスク1
に取り付けられたもので、その半分を図中のX−Yのラ
インに沿って折り返し可能にし、導管16を挟み込んで、
バンド部2の長手方向に沿った両端部6,7を止める構造
にして、その着脱が可能になるようにする。
この両端部6,7を止める構造としては、着脱可能なも
のであればいかなるものであってもよく、例えば一方の
端部6に多数の繊維のループが形成され、他方の端部7
に多数の鉤構造の部材が形成され、互いに共同して結合
し得る形成ファスナー、即ちいわゆるマジックテープ
(登録商標)や、両端部6,7に互いに嵌合してホック止
め構造を形成し得るものが具体例としてあげられる。尚
バンド部2は、両端6,7に導管16を挟み込む前の状態に
あり、バンド部3は、導管17を挟み込んだ後の状態を示
している。かかるバンド部、即ち帯状部材は、少なくと
も鼻カニューラの導管が目立たないように隠蔽されるに
足りる長さであればよく、例えば、マスクの耳掛け用紐
部10,11の実質上上半分の全体にわたるものが実用上好
ましい。尚、紐部10,11の残りの部分は通常のものであ
ってよい。
また本発明のマスクとしては、第1図においてバンド
部材4,5として示したように、マスク1の鼻カバー用布
部の内側即ち患者側に鼻カニューラの導管を固定するよ
うにしたものであってよい。尚、鼻カバー用布部は、少
なくとも鼻をカバーするものであって、口もカバーでき
るようにしたものが通常好ましい。この場合のバンド部
4,5は、8,9の前記の如きマジックテープ構造等のファス
ナー導管16,17を各々挟み込んで固定するようにしたも
のである。このようにすることによって、顔面筋の自然
と動き等によってマスクが上下等にずれることが少な
く、簡単な構造で一目には目立たないように鼻カニュー
ラを隠蔽することが容易となる。
本発明のマスクとしては、第1図に例示した如く、バ
ンド部2,3とバンド部4,5の両方を具備したものが、鼻カ
ニューラの顔面正面部だけでなく顔面横部分についても
隠蔽がより確実にできることから、より好ましい態様と
いえる。
尚、第1図中、18は、鼻カニューラの導管16,17の継
手部材である。
本発明のマスク付鼻カニューラは、前記した如きマス
クの鼻カニューラに取り付けた状態のものをいう。第2
図は、第1図に示した如き本発明のマスク付鼻カニュー
ラを患者が装着した状態を例示している。尚、第2図に
おける導管16,17及び継手部材18等は患者が着用してい
る衣服の内側に収納して人目に付きにくいようにでき
る。またかかるマスク付鼻カニューラを用いることによ
って、呼吸用気体の供給と共に、患者の呼吸器を保護し
て、マイルドな呼吸を容易にする効果も得られる。
また本発明のマスク付鼻カニューラを用いる際の呼吸
用気体としては、通常酸素ガスや酸素濃縮気体等が好ま
しく用いられるが、それ以外のものであってもよい。さ
らにかかる呼吸用気体の供給源としては、酸素ガスボン
ベ、酸素選択透過性膜を用いた膜型酸素濃縮装置、酸素
又は窒素の選択吸着性の吸着材を用いた吸着型酸素濃縮
装置、酸体酸素貯留タンク等があげられる。
<発明の効果> 本発明のマスクまたはマスク付鼻カニューラを用いる
ことによって、鼻カニューラの遮蔽をより確実にするこ
とが、実用上簡単にできる。特に鼻カニューラへの取付
けの着脱が可能であり、マスクの交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のマスクを鼻カニューラに取付ける状
態を例示したものであり、第2図は、本発明のマスク付
鼻カニューラを患者に装着した状態を示す。 第3図は、従来の鼻カニューラを示したものであり、第
4図は従来の鼻カニューラを患者に装着した状態を示し
たものである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスクの耳掛け用紐部の上側の少なくとも
    一部及び/又は鼻カバー用布部の上部内側の少なくとも
    一部において、鼻孔に呼吸用気体を供給するための鼻カ
    ニューラを構成する導管手段に、該マスクを着脱自在に
    固定するための固定手段を具備したことを特徴とする鼻
    カニューラ隠蔽用のマスク。
  2. 【請求項2】該マスクの左右両方の耳掛け用紐部の少な
    くとも一部における固定手段の各々が、該紐部の実質上
    上側半分にわたって、筒状を形成して該導管手段を挟み
    込むようにして固定するための帯状部材からなり、該帯
    状部材の長手方向に沿った両端部に互いに共同して着脱
    自在に結合し得る結合手段を具備したものである請求項
    1の鼻カニューラ隠蔽用のマスク。
  3. 【請求項3】該マスクの鼻カバー用布部の上部内側の少
    なくとも一部における固定手段が、該布部の左右両端の
    近くにおける上部内側に固定された帯状部材であって、
    筒状を形成して該導管手段を挟み込むようにするために
    その上下両端部に互いに共同して着脱自在に結合し得る
    結合手段を具備したものである請求項1の鼻カニューラ
    隠蔽用のマスク。
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DE3215466C2 (de) * 1982-04-24 1984-03-08 Drägerwerk AG, 2400 Lübeck Sauerstoff-Insufflationsbrille
US4708446A (en) * 1985-12-13 1987-11-24 Engineered Specialty Products Eyeglass frame and nasal cannula assembly

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