JP2707078B2 - スイング型無水撃逆止弁装置 - Google Patents

スイング型無水撃逆止弁装置

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JP2707078B2
JP2707078B2 JP62134569A JP13456987A JP2707078B2 JP 2707078 B2 JP2707078 B2 JP 2707078B2 JP 62134569 A JP62134569 A JP 62134569A JP 13456987 A JP13456987 A JP 13456987A JP 2707078 B2 JP2707078 B2 JP 2707078B2
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JP
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valve
check valve
support shaft
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秀邦 横田
伸五 横田
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伸五 横田
横田 博
横田 義博
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 「産業上の利用分野」 本発明は、ポンプへの入力が絶たれた時、管内吐出方
向流れが、慣性力を失い停止する時点で着座するよう、
弁部及びその付近の流路形状を相定め構成させて、管内
水の逆流を阻止して水撃発生の要因を断つ逆止弁装置に
係り、特公昭40−3654号「無水撃揚水装置」、特公昭51
−25930号「無水撃揚水装置の改良」、及び特公昭57−3
8796号「管路内における水柱分離の発生を積極的に容認
した揚水装置」に関連する技術の改良に関する。そし
て、以下説明上、これらの発明を総称的に「原発明」と
呼称する。 「従来の技術」 揚水管路に設けた逆止弁が、ポンプ停止時の急激な管
内流速の変化に追随できず、その逆流過程で着座する
と、弁閉鎖の瞬間に弁下流側(弁吐出側の管路内)で水
撃現象を発生し、又、管路条件によっては、水柱分離に
よる水撃をも誘発して、重大事故に至ることがある。 従来、このような水撃を防止する逆止弁装置として、
主に次の(A),(B)に述べる技術がある。すなわ
ち、 (A)弁部に制動手段を設けて、その動作を緩慢にし、
更には、水撃による上昇圧力を逃避・緩衝させる自動弁
装置やサージタンクを配備することによりショックの緩
和を計るなど、言わば消極的な対症療法的手段を施した
逆止弁装置。 (B)原発明の公告公報明細書に見られるように、慣性
による正方向流れが停止する時に、弁着座する構造にす
ることにより、逆流現象を生じさせないようにして、積
極的に水撃発生の要因を絶つよう構成した逆止弁装置。 があるが、本発明は、この(B)項該当の逆止弁装置
を改良するものである。 「発明が解決しようとする課題」 従来の原発明の無水撃逆止弁装置は、ポンプへの入力
が急に絶たれた場合、管内水柱の慣性による吐出方向流
れが止まった時に、ほぼ着座する構造にしたものではあ
るが、この慣性流動を続ける時間の大小は、ポンプ停止
の瞬間に管内水柱が保有する慣性流動力と、この水柱に
作用する外力(重力、出口側圧力など)とに関係し、状
況によっては、その値(水柱の慣性流動時間)が、甚だ
小さくなる場合も多い。 例えば、ポンプの近くに設けた圧力タンクに注水する
場合とか、近接して設置した複数のポンプによる並列運
転中、急にその一台が停止したような場合などである。 それは、これらの装置では、逆止弁下流側の管路が短
いので、ポンプの急停止時に、この管路内水柱が保有す
る慣性流動力は小さく、それに比べて、圧力タンクの圧
力や、並列運転中の隣接ポンプの吐出圧力は、この水柱
を逆流させる力として作用し、その逆流に転ずる時間を
著しく早めるからと言える。 従来の原発明の無水撃逆止弁装置においては、弁部の
閉鎖運動を阻害しないように構成されていて、その自重
による降下だけで、適正な弁閉鎖運動の設定ができ、な
お若干の誤差があれば、原発明明細書に述べているよう
に、弁部と一体的に結合する補償部(付加の形状修正
部、重量、ばね、など)により、その補正をしていた。 しかしながら、このような弁部構造も、上述した実
例、即ち複数台ポンプの並列運転中、一台停止した際に
生じるような、激しい逆流に対しては、その弁部の質量
が有り過ぎて、弁部の慣性抵抗が大きく、流れの急速な
変化に即応した弁閉鎖運動ができず、閉鎖遅れになると
いう問題点があった。 本発明は、逆止弁装置について、上記の閉鎖遅れの問
題点を解消し、同時に、仕様の多様化が計りやすい構成
となし、設計・生産を容易にして、製造価格を低減さ
せ、一層簡明で経済的な無水撃逆止弁装置を提供するこ
とを目的とするものである。 ロ.発明の構成 「課題を解決するための手段」 本発明を一実施例の図面に基づいて説明する。 第1図においては、1は揚水ポンプ(図示は省略)か
らの配管の適所に、装置された無水撃逆止弁装置の弁箱
であり、10は弁箱蓋、11;12はそれぞれ弁箱1の入口側
と出口側に接続する管路部分、a;bはそれぞれ弁箱1の
入口流路と出口流路とを示す。2は弁座、3は弁部であ
る。 弁部3は、これに一体的に設けた弁腕部4を介して、
弁揺動支持軸5により弁座2の出口側に臨み揺動自在に
支持されている。 以上において、弁部3(及び弁腕部4)は、質量も流
体抵抗もできるだけ少なく、しかも逆止弁の部材として
必要な強度を備えた構造に、形成されている。この弁部
3の質量が少ないことから、弁閉鎖方向への弁閉力を生
み出す役割は、主として弁閉力付勢部材6の方に移すも
のとする。その弁閉力付勢部材6は、重い材質からな
り、弁箱1の流路内の弁揺動支持軸5とは別の、流れの
妨げにならない位置にある保持部材8をガイドとして上
下方向に進退可能に保持され、更に、連節部材7を介し
て弁腕部4にリンクされており、しかもそのリンク位置
が、該弁腕部4上の弁揺動支持軸5に近い位置となって
いる。 以上の構成において、弁閉力付勢部材6の重さは、弁
部3を弁閉鎖方向に所要の速度で付勢する弁閉力として
作用する。 「作 用」 第1図は、本発明の一実施例の、通常揚水中における
全開状態を示したものであり、弁部3に作用する流れ抵
抗の力によって、弁部3及びそれにリンクされた弁閉力
付勢部材6が押し上げられて、弁全開となっている。な
お、本図によれば、連節部材7を介したリンク構造によ
って弁閉力付勢部材6の重さは分力されて弁部3に作用
しており、弁閉鎖時に比べて弁閉力が軽減されている様
子がよく分かる。 このように構成した無水撃逆止弁装置は、揺動する弁
主要部3;4の質量が充分に小さいので、慣性抵抗が小さ
く、そして、弁揺動支持軸5の近傍に働く弁閉力付勢部
材6の作用力は、弁閉力付勢部材6の選択により自由に
大きくできるので、ポンプ急停止時の急激な流動変化に
も即応するよう、弁部3の閉鎖の速度を比率高く設定で
きる特長を持つ。そして、弁閉力付勢部材6の選択・取
替えにより、該速度の調整も容易であり、他の部材に拘
わりなく(即ち弁部3、弁腕部4、弁揺動支持軸5等を
分解することなく)弁閉力付勢部材6を取替え作業する
ことができるので、手間がかからない。 「実施例」 本発明の実施に当たっては、弁閉力付勢部材6を分割
して標準化し、それを適宜に組み合わせることにより、
管路の実状に適した作用力となし、簡単容易に、適切な
弁閉鎖作動の設定を行うことができる。 なお、弁閉力付勢部材6として、ばねを組み合わせ
て、弁閉力付勢部材6の多様化を計ったり、連節部材7
の連節端部7a;7bには、各種の蝶番やローラーを設けて
作動の円滑を計るなど、従来技術の援用ができることは
論を俟たない。 ハ.発明の効果 本発明は、以上説明したように、簡明な構造におい
て、軽い弁部を効率よく弁閉鎖方向に付勢することによ
って、弁閉鎖遅れを解消できるので、従来では対応困難
であった急激な流動の状態変化にも、簡単容易に対応で
きるスイング型無水撃逆止弁装置を実現できた。 そして、従来のものの弁部材と異なり、構造的に弁部
は一定の形状で良いから、製造・管理が容易で、著しく
原価を下げることができた。しかも、弁閉力付勢部材が
簡単で分解・組立し易く、他の部材に拘わりなく選択・
取替え可能で、弁閉力の調整も容易であることは、特に
大規模送水施設の各所に設置する大口径逆止弁装置など
に適用されて、設計・製造・実用テスト・維持管理のあ
らゆる面で優れた効果を挙げることができ、実施効果の
顕著さは従来技術と比較して極めて大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は従来技
術の逆止弁装置の縦断面図を示す。各図面において、 1;21……弁箱、2;22……弁座、3;23……弁部、4;24……
弁腕部、 5;25……弁揺動支持軸、6……弁閉力付勢部材、7……
連節部材、 7a;7b……連節端部、8……保持部材、9……受け部、1
0;30……弁箱蓋、 11;12;31;32……管路端、a……入口流路、b……出口
流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 鍛冶沢 実 審判官 高橋 美実 審判官 本郷 徹 (56)参考文献 特開 昭55−166571(JP,A) 特公 昭45−23267(JP,B1)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.弁部(3)が、これに一体的に設けられた弁腕部
    (4)を介して、弁座(2)の出口側に臨んで、弁揺動
    支持軸(5)に揺動自在に支持され、ポンプへの入力が
    絶たれたとき、この揚水管路内の吐出方向流れが慣性力
    を失い停止する時点で、弁座(2)にほぼ着座するよ
    う、弁部(3)及びその付近の流路構造が相定め形成さ
    れた逆止弁装置において、弁部(3)が、できる限り軽
    質量に形成されると共に、弁箱(1)の流路内の弁揺動
    支持軸(5)とは別の位置に進退自在に保持され且つ他
    の部材に拘わりなく選択・取替え可能な構造にされた弁
    閉力付勢部材(6)が、連節部材(7)を介して、弁腕
    部(4)の弁揺動支持軸(5)近傍の部位にリンクされ
    て、弁部(3)を所要の速度で閉鎖する構造に構成され
    たことを特徴とするスイング型無水撃逆止弁装置。
JP62134569A 1987-05-28 1987-05-28 スイング型無水撃逆止弁装置 Expired - Lifetime JP2707078B2 (ja)

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JPS63297775A JPS63297775A (ja) 1988-12-05
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JP2592981Y2 (ja) * 1994-12-19 1999-03-31 伸五 横田 スイング型無水撃逆止弁装置
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