JP2704564B2 - 注入し得る媒体よりガス状成分を分離する方法および装置 - Google Patents

注入し得る媒体よりガス状成分を分離する方法および装置

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JP2704564B2 JP5504741A JP50474192A JP2704564B2 JP 2704564 B2 JP2704564 B2 JP 2704564B2 JP 5504741 A JP5504741 A JP 5504741A JP 50474192 A JP50474192 A JP 50474192A JP 2704564 B2 JP2704564 B2 JP 2704564B2
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シュヌール,ゲラルト
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アンドリッツ−パテントフェルヴァルツングス−ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0042Degasification of liquids modifying the liquid flow
    • B01D19/0052Degasification of liquids modifying the liquid flow in rotating vessels, vessels containing movable parts or in which centrifugal movement is caused
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
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    • D21D5/26De-aeration of paper stock

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、注入し得る媒体例えば固体−液体の懸濁液
よりガス状成分を分離する方法および装置並びにこの装
置を用いた設備に関する。
液体、懸濁液または液体−材料−気体の混合物より気
体を分離するためのこれまで公知の方法および装置は、
遠心分離機の原理で作動する。この場合には、気体より
分離すべき媒体を回転させなければならないが、重い成
分は強い遠心力のために大きな半径の所へ濃縮されるに
対し、気体およびより揮発生の高い成分は主として小さ
な半径の所へ、すなわち回転中心の所で濃縮される。小
さな半径の所で蓄積された気体は次に、適当な導管によ
り装置から排気される。ほとんどの場合に、気体を除去
するために排気装置に負圧をかける。
そのような種類の遠心システムは、出願人のオースト
リア特許第392216号、米国特許第4326863号、および米
国特許第4410337号に開示されており、その軸線に平行
に走行するエネルギー供給用のほとんど矩形でかつ平坦
な棚又は翼を担持した中央ロータにより作動する。オー
ストリア特許第392216号によると、かご型ロータおよび
実質的に中央で上方へ指向された軸方向ガス放出パイプ
が設けられている。米国特許第4326863号によるとガス
は中空ロータ(これ自身は放射方向開口を有する)を通
して上方へ排出される。米国特許第4410337号による
と、中空ロータを通して下方向へ排出され、ロータは放
射方向通路を有しその底は円盤により終っており、そこ
からリブが上方に延び、前記底はガスを排気するための
通路(ロータの内方の空洞に対応する)を有している。
そのような方法の短所は渦を発生させるために媒体に
エネルギーを導入しなければならないことであり、この
エネルギーは次の工程では完全ないし部分的に失われる
のである。
別の短所は、大量の気体例えば空気を除去する他の成
分を除去することを回避するためにしばしば複雑な制御
が必要とされることにある。これが特にあてはまるの
は、運転中にガス抜きすべき媒体においてガス量の変動
が生じる場合である。
従来の方法がさらに不利であるのは、効率的な運転の
ためには噴流状の気体分離を安定化させる追加装置が必
要となることである。
媒体、例えば製紙およびパルプ工場で生じる繊維材料
の懸濁液などの液体−材料−気体の混合物の場合には、
ガス状成分(大半の場合に空気)が繊維の網状組織に固
着しがちであり、そのためガス状成分と非ガス状成分
(水、繊維など)との分離がより困難となる。これらの
場合には、気体が排気される達域に到達するために媒体
内で移動する距離をできるかぎり短くすることが極めて
重要である。しかし、公知の方法では長い移動距離のゆ
えに遠心分離機の区域における媒体の長時間の滞留が必
要であり、したがって媒体の処理量は著しく制限され
る、あるいは遠心分離機が長大となる。
公知の方法および装置のさらに別の短所は、非ガス状
成分の随伴的分離を防止するために篩として機能する装
置を設備しなければならないという点にある。特に製紙
およびパルプ工場で多用される例えば繊維懸濁液のよう
に凝塊を生成し易い媒体では、排気されたガスと共に運
ばれる非ガス状成分は詰まりを生じる恐れがある。これ
を防止するために洗浄手段が必要である。
本発明の上記の不利益を解消する。この目的のため
に、本発明は減圧帯域が媒体と該媒体内に配置された回
転式本体との間の相対運動によりその本体の形状の結果
として形成されること、またこの減圧帯域に蓄積される
ガスが本体内部から排気されることを特徴とする方法を
提案する。
遠心力の作用は、媒体よりガス状成分を分離するため
に採用される。有利には本発明にしたがって、蓄積され
た気体と共に本体内部に侵入する気体を十分に含んだ媒
体は本体内部の遠心力によりさらにガス抜きされる。
合理的には、本体内部でガス抜きされた媒体は本体を
囲む媒体にもどされて再利用さる。
本体と媒体の間の相対運動は、本体または媒体を動か
すことにより実現できるが、本体と媒体を同時に動かす
ことによって実現できる。
本発明にしたがって有利に、相対運動は好ましくは本
体の連続回転により実現される。
本発明にしたがって合理的に、相対運動は好ましくは
本体の連続回転と運動により、好ましくは媒体の搬送の
ために実現される。
工場上の工程では、例えば圧力および温度条件の変化
のために成分の変動する媒体を処理することが極めて頻
繁である。変動する成分の媒体よりの気体の分離を最適
化するために、本発明にしたがって相対速度は特にガス
抜きすべき媒体の状態パラメータ(例えば圧力、温度な
ど媒体の状態を規定するすべてのパラメータ)に応じて
本体および/または媒体の運動速度を変えることにより
調節される。
本発明にしたがって合理的に、本体内部の気体の流動
方向はそれを偏向させることにより変えられる。
媒体よりの気体の分離を促進するために負圧をかけ
る。本発明にしたがって有利に、媒体より分離された気
体は負圧をかけることにより本体内部から除去される。
本発明にしたがって合理的に、かけた負圧はガス抜き
すべき媒体の状態パラメータに応じて調節される。
本発明は、注入し得る媒体よりガス状成分を分離する
装置、特に本発明の応用に基づく方法を実施する装置に
も関する。
本発明は、とりわけ相対運動を発生させる装置が媒体
とこの媒体内に設けられた本体との間に配置され、この
本体は回転可能に設置され、さらにこの相対運動中に本
体表面に負圧を発生させる形状を有すること、または本
体に減圧帯域に少なくともひとつの入り口を持ち、この
入り口は分離された気体を排出するための気体吐出口と
連通していることを特徴とする。
本発明の有利な実施態様にしたがって、本体は回転式
本体の形状をなしており、また気体吐出口は本体を貫通
して径方向に外側の外周区域に開いた少なくともひつと
の管路を有する。
本発明にしたがって合理的に、径方向に外側の外周区
域に開いた管路は好ましくは径方向に外側の外周区域に
おいて拡大空洞部に通じている。
本発明にしたがって有利に、径方向に外側に外周区域
に開いた管路は選択的に拡大空洞部を介して別の管路と
連通している。
本発明にしたがって合理的に、本体にいくつかのアー
ムを具備する。本発明にしたがって有利に、これらのア
ームはひつとの平面に配置される。
本発明にしたがって、これらのアームが回転軸に関し
て少なくとも二つの平面に、好ましくは上下に配置され
ることも合理的である。
本発明にしたがって合理的に、気体吐出口は収集管路
に開いている。
本発明の有利な実施態様にしたがって、気体吐出口は
好ましくは収集管路を介して配置装置例えば好い出し装
置と連通している。
媒体より気体の排気を促進するために、適切な形状の
本体が動かされる。本発明の有利な実施態様にしたがっ
て、本体とアームはそれぞれ駆動装置特に駆動シャフト
に結合される。
本発明にしたがって合理的に、収集管路は駆動シャフ
トに配置される。本発明にしたがって好ましくは、収集
管路はハブとシャフトとの間に配置される。
本体での入り口開口の構成は、媒体より気体の分離の
効率に大きな影響を及ぼす。本発明にしたがって合理的
に、少なくともひとつの入り口は円形断面を有する。好
ましくは少なくともひとつのそのような入り口は、穿孔
として形成される。
本発明にしたがって合理的に、いくつかそのような穿
孔は少なくとも実質的に径方向に互いに隣接して本体に
設けられている。
本発明にしたがって、いくつかのそのような穿孔は少
なくとも実質的に回転軸に平行に互いに隣接して本体に
設けられている。
本発明の好ましい実施態様にしたがって、少なくとも
ひつとの入り口は長穴の形状とされる。合理的に、少な
くともひとつの長穴状入り口は径方向に向けられてい
る。
本発明にしたがって好ましくは、ひとつの入り口は本
体内部に向いた方向に好ましくは連続的に拡がる断面を
有する。
本発明の有利な実施態様にしたがって、少なくとも実
質的に回転軸に平行に向けられた少なくともひつとの追
加の要素が径方向に外側の外周区域に設けられる。
本発明は、上記のような注入し得る媒体例えば固体−
液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装置を用いた設
備にも関する。本発明にしたがって合理的に、装置はハ
ウジング内に配置される。本発明の別の実施態様にした
がって、装置は管路特にそれぞれ管、ベントおよび曲管
に配置される。
本発明にしたがって合理的に、装置はそれぞれハウジ
ングおよび管路において傾斜位置に配置される。
本発明にしたがって有利に、装置はそれぞれハウジン
グおよび管路において偏心位置に配置される。
本発明の有利な実施態様にしたがって、装置は容器の
下流側に配置され、また少なくとも部分的にそれぞれハ
ウジングおよび管路から容器内に突き出している。
本発明にしたがって合理的に、装置はポンプの上流側
に配置される。
本発明にしたがって有利に、装置はポンプのシャフト
に直接的に結合される。本発明の好ましい実施態様にし
たがって、装置はポンプ動翼の形式とされる。
本発明は、下記の図面における例示的実施態様により
説明される。
図1は本発明に基づく装置の側面図である。この装置
は本質的に径方向に外方に延びるアーム2を持つ本体1
からなり、これらのアームの各々は管路3と4、入り口
5および外側に開いた空洞部6を具備する。このため、
ガス抜きすべき媒体が存在する空間13への接続が成り立
つ。吸入開口つまり入り口5は空間13を管路4に接続
し、この管路は空洞部6に接続されている。管路3は空
洞部6を吸入導管つまり収集管路7に接続する。本体1
は駆動シャフト9に接続されるため、装置全体はハウジ
ング12内で20の方向に回転し、媒体はハウジングの開口
10に進入し、矢印19の方向へハウジングの開口11を通っ
て排出され得る。
図2は装置の平面図であり、類似部品は図1に基づく
対応する参照番号で表示される。図2aの平面図で示され
ているのは、3本のアーム2を備えた実施態様である。
図1の装置の断面A−Aは図3に示されている。図3a
は本発明に基づく装置の平面図であるが、この図は一方
で媒体の流れを示し、他方で重要な装置の寸法を示して
いる。これらの図に関連して、本方法について以下によ
り詳しく説明を行う。装置の回転20は、ガス抜きすべき
媒体とアーム2との間に相対速度Rを生起する。ここで
媒体は19の方向にアーム2のまわりを流動し、その際ア
ーム2の翼の形状の故に媒体はアームの表面から上昇し
て離れたり逆巻いたりしてアーム2の一定の場所および
その周囲に圧力p3を有する減圧帯域8を生起する(この
現象は空気力学的によく知られた現象)ので、気体また
は気体に富む媒体はその低い密度のためにそこに蓄積さ
れる。相対速度Rは、それが十分な圧力差(p1−p3)を
もたらして気体を分離するように選定される。ここで相
対速度Rは回転数n並びに半径寸法(r1,r2,r3,l3,l4
により決定されるが、回転数はおよそ200〜300rpmの最
小値よりも高い。そのため入り口5から減圧帯域8に蓄
積された気体または気体混合物は、管路4とさらに空洞
部6に入る。収集管路7内の圧力p2は、減圧帯域8の圧
力p3より低くなるように設定される。この空洞部6では
そこに作用する高い遠心力のために、気体または気体に
富む媒体は非ガス状成分より効率的に完全に分離され
る。気体が分離された非ガス状成分は、空洞部6の外端
から再び媒体流へもどされる。純化された気体は管路3
を経て収集管路7に入る。装置設計と運転パラメータ
(例えば回転数、負圧)の選定を適切に行うことによ
り、運転中の制御は不要である。これにより、運転条件
が著しく変動し、また液体−材料−気体の混合物の組成
が著しく異なる場合でも、高い運転安全性が得られる。
有利には入り口5は、それが大きな径方向の拡張によ
り一定区域にわたる排気をもたらすと共に、気体が吸入
帯域に到達するために媒体内で移動しなければならない
距離を短くできるように形成される。ガス抜きし難い媒
体の場合には、回転数nを増加してこの距離を短くする
ことにより効率的なガス抜きを実現することができる。
空洞部6では、密度差により生じる成分の遠心力の相
違により非ガス状成分を気体より分離する。この分離
は、回転中心から距離l4の所で行われる。回転中心付近
での噴流の発生を伴う公知の方法に比べて、回転中心か
ら相対的に大きな距離l4まで分離工程を強制移動するこ
とによって成分を十分に分離することが可能となる。気
体より分離された非ガス状成分(固体および液体)は、
外側に向いて開いた空洞部6から媒体へもどされる。気
体は空洞部6で転向して、管路3および収集管路7を経
て装置から排気される。気体を転向させる装置の機能に
ついては、空洞部6の寸法r2−l3の下限がある。これは
一方で、媒体は圧力差p1−p2(媒体の外部圧力と収集管
路7内の圧力の差)のために空洞部6に入るという事実
により決定される。回転のために、圧力平衡に至るr1−
l4という媒体の進入深さに到達するまでは遠心力により
逆圧が発生する。他方で、l4とl3との間の空洞部6の断
面積は、気体が管路4から管路3まで制限されずに通過
できる程度の大きさを保持しなければならない。
外側空間13から空洞部6を経て管路3または7に至る
圧力降下は本体1およびアーム2の外側輪郭14をそれぞ
れ適正に成形することにより促進できるが、例えば外側
輪郭14がアーム2の径方向の延長部分が回転方向の逆方
向に減少するならば、この区域で減圧帯域8が生じる。
この減圧帯域8のために、媒体は円筒状の外側輪郭14の
場合ほど深くは空洞部6に進入できない。
かくしてこの方法により、運転条件が変動した場合で
も制御活動は不要である。逆に、極めて不安定な運転状
態の場合でも実際的に遅延のない手順のために媒体の効
率的なガス抜きが高い運転信頼性の下で行われる。媒体
中に気体が皆無という極端な場合でも、寸法と運動パラ
メータを適正に選定したならば、非ガス状成分は装置か
ら出て行かないであろう。この場合には、媒体は入り口
5から管路4に流入し、さらに空洞部6を経て外側空間
13にもどる。
媒体は、アーム2と回転軸に関してそれぞれ角度αと
βを適正に形成することにより搬送される。角度αとβ
はそれぞれ、ガス抜きすべき媒体の処理量、回転数およ
び望ましい搬送挙動に応じて選択するが、動翼タイプの
実施態様では半径について異なり得る。通常は角度α≧
βである。
入り口5とその経路はそれぞれ異なり得る。平面図の
図4aと側面図の図4bはそれぞれアーム2の全長にわたっ
て延びる長穴状の入り口5を示す。図4aは個別の媒体流
動(液体−材料−気体の混合物、気体、非ガス状成分)
をも示す。例示として図5は入り口5の種々の構成を示
すが、これらは単独でも、あるいは組み合わせでも使用
できる。それは、シャフト9付近に設けられた穿孔5′
と、一方で管路4での端末と他方で空洞部6での端末14
を図示している。さらに長穴状の開口5″が示される
が、それらの方向は運動方向に正接し、またそれに対し
て斜めに配置されるのであり、この選択は媒体の材料パ
ラメータと他の運転条件に基づく。非ガス状成分が容易
に分離できるならば、管路3と4は図5に示されたよう
に短くすることができる、あるいは単独空洞部(図6)
が管路3,4および空洞部6の機能を果たすことができ
る。図6の穿孔の形状を持つ入り口5の断面は空洞部3,
4,6の方向に増加するのであり、これにより随伴する非
ガス状成分による詰まりが阻止される。
分離すべき気体量が少ない場合には、空洞部6を極め
て小さくすることもできる(図7)。図8に示されたよ
うに、管路3と4は開口3′を介して直接的に接続する
こともできる。さらに図8は収集管路7の形成仕様の変
更態様を示すが、この場合には該管路7は環状隙間とし
てシャフト9を囲む。
図9とその平面図である図10は、ガス抜きし難いまた
は最大の気体を排気すべき媒体に関する実施態様を示
す。ここで本体1は開口5′と5″(ここでは穿孔とし
て示されるが、長穴状の構成も可能である)をそれぞれ
有する追加の要素2′または2″を具備するが、それら
はそれぞれ管路4′と4″を介して、または選択的に管
路4を介して空洞部6と連通する。
図11は追加の要素2と管路4を有し、また減圧達
域8からの吸入が管路5を介して行われる装置の別の実
施態様を示す。
図12は、本発明に基づく方法と遠心作用を用いる公知
の方法を組み合わせた本発明に基づく装置の変更態様を
示す。ここで設けられた追加の要素15は、遠心分離の原
理にしたっておよそr1までの外周区域における媒体のガ
ス抜きをすることができる。補強部材16を設けることが
できる。この実施態様の利点は、装置の長さが公知の装
置に比べて著しく短くなっていること、またr1の区域内
では気体分離は行われないことにある。そのため、分離
すべき気体が移動する距離は著しく減少する。噴流を安
定させる要素並びに精緻な制御の必要も、省略すること
ができる。図12には個々の気体速度成分、つまり軸方向
では媒体と同じ速度c1、径方向ではガス抜きすべき媒体
および運転パラメータに応じた成分c2、および回転中心
方向ではそれから生じる速度成分c3も示されている。半
径r1内の一定区域にわたる排気のために、所要の速度分
離の長さl2がl1に減少する。回転中心付近での噴流状の
気体分離も行われないため、その安定化要素も不要であ
る。効率的な分離機能のため、これまで使用されていた
篩または類似物も省略することができる。
図13乃至図15は、通常は排気すべき容器の下側に配置
されるハウジング12内の本発明に基づく装置の種々の配
置を示す。図13と図14の違いは、図13では装置ハウジン
グ12に完全に収納されるのに対し、図14の装置はその上
に配置された容器内に少なくとも一部が突き出してい
る。
図15は、傾斜シャフト9を備えたハウジング12におけ
る装置の配置を示す。
図16および図17では、装置はその下流側に配置された
ポンプのシャフト9に直接的に結合されており、図16の
収集管路7はシャフト9の中央に設置されて環状室17か
ら吸い出している。対照的に、図17では吸い出しは環状
隙間7′を介して行われる。
図18および図19は、ポンプ18が直接的に結合されたハ
ウジング12における装置の配置を示す。
液体−材料−気体の混合物が不連続的にガス抜きされ
る場合には、図20に基づく配置が用いられる。
図21は装置が直接的にポンプ動翼に組み込まれた実施
態様を示す。図22は図21に基づく断面C−Cを示す。
基本的に、装置の本体1は媒体に対する搬送作用をな
すように形状を取ることもできる。
本発明の説明された実施態様は例示としてのみ提供さ
れたのであって、当業者により請求の範囲内で修正され
得るものである。
図面の簡単な説明 図1は本発明に基づく装置の側面図である。
図2は図1に基づくB方向の平面図である。
図2aは本発明に基づく別の装置の平面図である。
図3は、図1に基づく断面A−Aを示し媒体の流動線
をも示す図である。
図3aと図4aは流動線を図示した本発明に基づく装置の
平面図示である。
図示4b乃至図11は、種々の変更態様の側面と吸入用開
口の配置場所を示す図である。
図12は、遠心作用を発生させる追加の要素を有する本
発明の変更態様の側面図である。
図13乃至図15は設備に組み込まれた装置の変更態様の
側面図である。
図16と図17は、ポンプシャフトに直接的に結合された
変更態様の垂直断面図である。
図18と図19は、ポンプの上流側に装置を配置した変更
態様の側面図である。
図20は装置を不連続的に使用するための変更態様の側
面図である。
図21はポンプ動翼への装置の組み込みを示す側面図で
ある。
図22は図21に基づく断面C−Cを示す図である。

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体−液体の懸濁液よりガス状成分を、懸
    濁液と懸濁液中に位置した回転式の本体(1)との間の
    相対運動により分離する方法において、固体−液体の懸
    濁液はまず翼の形状を持つこの本体の表面に沿って移動
    し、前記懸濁液の流れはその後本体の表面から上昇して
    離れたり逆巻いたりして減圧帯域を形成すること、そし
    てこの減圧帯域に蓄積される気体に富む懸濁液はこの区
    域に配置された開口を通って本体内部に向けられ更に本
    体からガスが排出され、本体内部でガス抜きされた懸濁
    液は本体の外周区域で本体を囲む懸濁液にもどされるこ
    とを特徴とする固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分
    離する方法。
  2. 【請求項2】蓄積されたガスと共に本体内部に侵入する
    気体に富む懸濁液は、本体内部の遠心力によりさらにガ
    ス抜きされることを特徴とする請求項1記載の固定−液
    体の懸濁液よりガス状成分を分離する方法。
  3. 【請求項3】相対運動の本体は回転により実現されるこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の固
    体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する方法。
  4. 【請求項4】相対運動は本体の回転と懸濁液の運動によ
    り実現されることを特徴とする請求項1または2のいず
    れかに記載の固定−液体の懸濁液よりガス状成分を分離
    する方法。
  5. 【請求項5】相対速度は本体および/または懸濁液の運
    動速度を変えることにより調節されることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の固体−液体の懸濁液
    よりガス状成分を分離する方法。
  6. 【請求項6】相対速度はガス抜きすべき懸濁液の状態パ
    ラメータに応じて調節されることを特徴とする請求項5
    記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する方
    法。
  7. 【請求項7】本体内部の気体の流動方向はそれを偏向さ
    せることによって変えられることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載の固体−液体の懸濁液よりガス
    状成分を分離する方法。
  8. 【請求項8】懸濁液から分離された気体は負圧をかける
    ことにより本体内部から除去されることを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれかに記載の固定−液体の懸濁液よ
    りガス状成分を分離する方法。
  9. 【請求項9】かけた負圧はガス抜きすべき懸濁液の状態
    パラメータに応じて調節されることを特徴とする請求項
    8記載の固定−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する
    方法。
  10. 【請求項10】懸濁液と該懸濁液内に回転可能に設けら
    れた本体との間に相対運動を発生させるようになし固体
    −液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装置におい
    て、本体(1)はこの相対運動中に本体表面に減圧帯域
    (8)を発生させる翼の形状を有すること、そして本体
    (1)は減圧帯域(8)に少なくともひとつの入り口
    (5)を持ち、この入り口は分離された気体を排出する
    ための本体内部を通る気体吐出口と連通しており、また
    気体吐出口は本体(1)を貫通して径方向に外側の外周
    区域に開いた少なくともひとつの管路(4)を有するこ
    とを特徴とする固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分
    離する装置。
  11. 【請求項11】本体(1)は回転式本体として形成され
    ることを特徴とする請求項10記載の固体−液体の懸濁液
    よりガス状成分を分離する装置。
  12. 【請求項12】径方向に外側の外周区域に開いた管路
    (4)は拡大空洞部(6)に通じていることを特徴とす
    る請求項10乃至11のいずれかに記載の固体−液体の懸濁
    液よりガス状成分を分離する装置。
  13. 【請求項13】本体(1)の径方向に外側の外周区域に
    開いた管路(4)は、選択適に拡大空洞部(6)を介し
    て別の管路(3)と連通していることを特徴とする請求
    項10乃至12のいずれかに記載の固体−液体の懸濁液より
    ガス状成分を分離する装置。
  14. 【請求項14】本体(1)はいくつかのアーム(2)を
    具備することを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに
    記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装
    置。
  15. 【請求項15】いくつかのアーム(2)はひとつの平面
    に配置されることを特徴とする請求項14記載の固体−液
    体の懸濁液よりガス状成分を分離する装置。
  16. 【請求項16】アーム(2)は回転軸に関して少なくと
    も二つの平面に配置されることを特徴とする請求項14記
    載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装
    置。
  17. 【請求項17】気体吐出口は収集管路(7)に開いてい
    ることを特徴とする請求項10乃至16のいずれかに記載の
    固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装置。
  18. 【請求項18】気体吐出口は吸い出し装置と連通してい
    ることを特徴とする請求項10乃至17のいずれかに記載の
    固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装置。
  19. 【請求項19】本体(1)とアーム(2)はそれぞれ駆
    動装置(9)に結合されることを特徴とする請求項10乃
    至18のいずれかに記載の固体−液体の懸濁液よりガス状
    成分を分離する装置。
  20. 【請求項20】収集管路(7)は駆動シャフト(9)に
    配置されることを特徴とする請求項17乃至19のいずれか
    に記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する
    装置。
  21. 【請求項21】収集管路(7)はハブとシャフトとの間
    に配置されることを特徴とする請求項17乃至19のいずれ
    かに記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離す
    る装置。
  22. 【請求項22】少なくともひとつの入り口(5)は円形
    の形状を有することを特徴とする請求項10乃至21のいず
    れかに記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離
    する装置。
  23. 【請求項23】少なくともひとつの入り口(5)は穿孔
    として形成されることを特徴とする請求項22記載の固体
    −液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装置。
  24. 【請求項24】いくつかの穿孔は少なくとも実質的に径
    方向に互いに隣接して本体(1)に設けられていること
    を特徴とする請求項23記載の固体−液体の懸濁液よりガ
    ス状成分を分離する装置。
  25. 【請求項25】いくつかの穿孔は少なくとも実質的に回
    転軸に平行に互いに隣接して本体(1)に設けられてい
    ることを特徴とする請求項23記載の固体−液体の懸濁液
    よりガス状成分を分離する装置。
  26. 【請求項26】少なくともひとつの入り口(5)は長穴
    の形状とされることを特徴とする請求項10乃至25のいず
    れかに記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離
    する装置。
  27. 【請求項27】少なくともひとつの長穴状入り口(5)
    は径方向に向けられていることを特徴とする請求項26記
    載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する装
    置。
  28. 【請求項28】少なくともひとつの入り口(5)は本体
    内部に向いた方向に拡がる断面を有することを特徴とす
    る請求項10乃至27のいずれかに記載の固体−液体の懸濁
    液よりガス状成分を分離する装置。
  29. 【請求項29】断面は連続的に拡大することを特徴とす
    る請求項28記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を
    分離する装置。
  30. 【請求項30】少なくとも実質的に回転軸に平行に向け
    られた少なくともひとつの追加の要素(15)が本体
    (1)の径方向に外側の外周区域に設けられることを特
    徴とする請求項10乃至29のいずれかに記載の固体−液体
    の懸濁液よりガス状成分を分離する装置。
  31. 【請求項31】固定−液体の懸濁液より、懸濁液と該懸
    濁液内に位置した回転式本体との間の相対運動によりガ
    ス状成分を分離する設備において、翼状の構成を備えた
    本体(1)を持つ装置を提供し、この本体は本体(1)
    を貫通してこの本体(1)の外周区域に開いた少なくと
    もひとつの管路(4)を有し、また装置は容器(12)ま
    たは管路に配置されることを特徴とする固体−液体の懸
    濁液よりガス状成分を分離する設備。
  32. 【請求項32】装置はそれぞれハウジング(12)および
    管路において傾斜位置に配置されることを特徴とする請
    求項31記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離
    する設備。
  33. 【請求項33】装置はそれぞれ容器(12)および管路に
    おいて偏心位置に配置されることを特徴とする請求項31
    または32記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分
    離する設備。
  34. 【請求項34】装置は容器の下流側に配置され、また少
    なくとも部分的にそれぞれ容器(12)および管路から容
    器内に突き出していることを特徴とする請求項31乃至32
    記載の固体−液体の懸濁液よりガス状成分を分離する設
    備。
  35. 【請求項35】装置はポンプ(18)の上流側に配置され
    ることを特徴とする請求項31乃至34記載の固体−液体の
    懸濁液よりガス状成分を分離する設備。
  36. 【請求項36】装置はポンプ(18)のシャフトに直接的
    に結合されることを特徴とする請求項35記載の固体−液
    体の懸濁液よりガス状成分を分離する設備。
  37. 【請求項37】装置はポンプ翼動の形式とされることを
    特徴とする請求項36記載の固体−液体の懸濁液よりガス
    状成分を分離する設備。
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