JP2690451B2 - 木炭粉砕装置 - Google Patents

木炭粉砕装置

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JP2690451B2
JP2690451B2 JP5322435A JP32243593A JP2690451B2 JP 2690451 B2 JP2690451 B2 JP 2690451B2 JP 5322435 A JP5322435 A JP 5322435A JP 32243593 A JP32243593 A JP 32243593A JP 2690451 B2 JP2690451 B2 JP 2690451B2
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由竹 村上
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中部高熱工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木炭粉砕装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、木炭が見直されてその需要が増大
しているのに伴い、棒状の木炭を破砕又は粉砕する装置
が必要になっている。従来、この種の装置では、ハン
マーにて塊粒に粉砕する工程、プレス式粉砕機にて粗
粒に粉砕する工程、椎にて細粒に粉砕する工程、ふ
るい分け装置にて分級する工程の4工程を備えたものが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の粉砕
装置では、部位によって密度の異なる木炭を一律にハン
マーやプレスにて打ち砕くことから、その粒度が揃い難
く、かつ擦り潰されてできる微粉炭の発生量が多くなる
という問題があった。また、各工程間の移送時にも擦れ
等によって微粉炭が発生し易いため、木炭を所望の粒度
に加工するに際して歩留りが悪く、さらに、各工程を別
々の装置で処理するために装置全体が大掛かりになるこ
とも問題であった。
【0004】そこで、本発明は、上記の問題点を解決す
べく、木炭粉砕装置をコンパクトな縦型に構成するとと
もに、木炭が極力擦り潰されることのないようにして所
望の粒度の木炭粒が歩留り良く得られるようにすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
な木炭粉砕装置を創作した。すなわち、本発明は、木炭
投入口を有する立塔状の容器と、前記容器内に略水平軸
線回りに回転可能に設けられ外周部に突出する刃先を有
するロータリーカッターと、前記ロータリーカッターを
回転駆動する駆動装置と、前記容器に前記ロータリーカ
ッターの刃先に対向させて複数取付けられたカッタープ
レートと、前記ロータリーカッターの下方でロータリー
カッターと略同心の略円弧を描くように前記容器に取付
けられそのロータリーカッターの刃先との間に所定の隙
間を形成する、複数の貫通孔を有するスクリーンプレー
トと、前記スクリーンプレートの下方に設けられたふる
い分け装置と、を備えてなり、前記複数のカッタープレ
ートの一は前記スクリーンプレートが描く略円弧の両端
のうち前記ロータリーカッターの刃先がそのスクリーン
プレートから離隔する側の端部に配設されており、かつ
そのカッタープレートは前記スクリーンプレートが描く
略円弧の内側に突出する突出量を調整可能に形成されて
いることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記の木炭粉砕装置では、容器に投入された木
炭はロータリーカッターによってかき混ぜられ、ロータ
リーカッターの刃先と複数のカッタープレートのうちの
いずれかとではさまれて破砕される。そして、スクリー
ンプレートを貫通できる木炭粒のみがふるい分け装置に
落下する一方、比較的大きな破片はロータリーカッター
の刃先に押されてロータリーカッターとスクリーンプレ
ート間の隙間内を移動した後、そのスクリーンプレート
の端部に配設されたカッタープレートに移動を阻止され
る格好となって粉砕される。なお、そのカッタープレー
トのスクリーンプレートからの突出量を調整することで
粉砕の程度を適宜に設定することができる。そして、ス
クリーンプレートを貫通した木炭粒はふるい分け装置に
て所定の粒度に分級される。すなわち、スクリーンプレ
ートを貫通できない程度の大きさの木炭破片はスクリー
ンプレートの端部に突出しているカッタープレートとロ
ータリーカッターによって粉砕され、大きな形状のまま
でスクリーンプレートから上方にかき上げられることが
ないので、効率が良い。また、このカッタープレートは
隙間内を送られてきた大きさを規制された木炭破片が処
理対象であることから、これをさらに粉砕して設定され
た大きさにすることが比較的容易にできる。これらの結
果、所望の粒度のものを迅速かつ歩留り良く得ることが
できる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は木炭粉砕装置の全体構成を示す図である。木
炭粉砕装置は大別すると、粉砕部、分級回収部、集塵装
置、加湿装置及び制御盤から構成される。以下、粉砕部
から順に説明する。図1に示すように、床面に設置され
た門形フレーム1の上部略中央には筒状の容器2が固定
されて立塔状の外観を呈しており、容器2の中間部側面
には木炭投入口2aが設けられ、水平軸線回りに回動し
て投入口2aを開閉できる蓋2bが備えられている。こ
の蓋2bは水平状態になって木炭Cの置台となるととも
に、約90°回転して投入口2aを閉じるときにはその
木炭Cを容器2内に向けて案内するシュートとなるもの
である。なお、図中、2cは蓋2bの開閉を検知するた
めのリミットスイッチ等の検知手段である。
【0008】上記容器2の下部には、詳しくは次述する
ロータリーカッター3及びスクリーンプレート4が配置
されている。ロータリーカッター3を支持する水平主軸
5は容器2外へ突出しており、プーリ6a及びベルト6
bを介してフレーム1上の駆動モータ7(駆動装置とも
いう)に接続されている。ロータリーカッター3は、図
2及び図3に示すように、外周8箇所に嘴状の刃先が形
成された刃体3aと、その刃体3aより小径の円板状ス
ペーサ3bとを交互に挟んで軸方向に所定枚数並べて組
み立てたもので、隣接する刃体3a同士では互いに円周
方向に刃先半ピッチ分ずつ位相がずれている。ただし、
この刃体3a相互の位相のずれは、例えば1/4ピッチ
にする等、適宜な量としても良い。なお、本実施例では
刃体3aの枚数は10枚である。
【0009】容器2の下部には、ロータリーカッター3
の刃先に対向する左右対称位置に、真直板状の右カッタ
ープレート8及び左カッタープレート9が水平主軸5と
略平行に延設されている。右カッタープレート8には上
向きの切断刃が形成され、ロータリーカッター3の刃先
が上から下へと動く側に配置される一方、左カッタープ
レート9には下向きの切断刃が形成され、ロータリーカ
ッター3の刃先が下から上へと動く側に配置されてい
る。そして、両カッタープレート8,9はロータリーカ
ッター3に対して進退移動(図1及び図2における左右
方向の移動)して水平方向の取付位置を調整でき、ロー
タリーカッター3の刃先との間に所定の隙間を設定でき
るようになっている。
【0010】さらに、ロータリーカッター3の下側半周
に対向する位置には、前記スクリーンプレート4が水平
主軸5と同心の円弧状に配置され、ロータリーカッター
3の刃先との間に所定の隙間が形成されている。スクリ
ーンプレート4には、多数の丸孔4a(貫通孔ともい
う)が明けられ、取り出される木炭粒Caの最大径を規
制するようになっている。図2中、2dはスクリーンプ
レート4の中だるみを防ぐために容器2に設けられた支
え部材である。なお、本実施例では、ロータリーカッタ
ー3の刃先と右カッタープレート8間の隙間、及びロー
タリーカッター3の刃先とスクリーンプレート4間の隙
間の設定値は、共に、丸孔4aの直径とほぼ等しくして
ある。また、このスクリーンプレート4を丸孔径が異な
るものと適宜取り替えることによって、木炭粒Caの最
大径を変えることができる。
【0011】次に、分級回収部について説明する。図1
及び図2に示すように、スクリーンプレート4の下方に
は、漏斗状の案内部11が設けられ、スクリーンプレー
ト4を通過した木炭粒Caが振動ふるい12に導かれる
ようになっている。集塵カバー12aが装着されている
振動ふるい12は、スプリング12bを介してフレーム
1に吊り下げられており、起振機13にて駆動されるよ
うになっている。そして、振動ふるい12には目の粗さ
が異なる3枚のふるい網面14a〜14cが取り付けら
れ、それぞれの下方位置には回収容器15a〜15cが
備えてあり、さらに振動ふるい12の末端部には回収容
器15dが備えてある。
【0012】次に、集塵装置について説明する。図1に
示すように、フレーム1の右端には集塵機本体16が設
置されていて、ダクト16aが風量調整ダンパー16b
を介して容器2の上端部に接続され、ダクト16cが風
量調整ダンパー16dを介して振動ふるい12の集塵カ
バー12aに接続されている。そして、集塵機本体16
の下方位置には微粉炭を回収する回収容器15eが備え
てある。なお、図中、16eはファンモータ(端子箱の
み図示)、16fは排気ダクトである。
【0013】次に、加湿装置について説明する。図1に
示すように、水タンク17には、水道管を介して水が供
給されるようになっていて、フロートに連結するバルブ
17aと、水中ポンプ17bとが備えられている。そし
て、水タンク17からのびる給水管17cは電磁弁17
dが取り付けられて容器2内に導かれ、散水ノズル17
eから水を噴霧することができるようになっている。
【0014】また、フレーム1に取り付けられた制御盤
18には、前記検知手段2c、電磁弁17b、駆動モー
タ7、ファンモータ16e、起振機13等が電気的に接
続されている。
【0015】以上のように構成された木炭粉砕装置の作
用について説明する。木炭粉砕装置を運転するときに
は、まず制御盤18の起動ボタンを押してファンモータ
16eと、起振機13と、駆動モータ7とを起動する。
そして、水平状態にした蓋2bに棒状の木炭Cを載せ、
その蓋2bを持ち上げて木炭Cを容器2内に投入する。
投入口2aが塞がれたことが検知手段2cにて検知され
ると、制御回路のタイマーが働いて設定時間だけ電磁弁
17dが開き、散水ノズル17cから所定量の水が噴霧
される。毎回一定量ずつの木炭Cを投入するように作業
するから、粉砕される木炭粒Caの加湿率はほぼ一定に
保たれる。また、この水分は、可動部の過熱と、過度の
粉塵発生を防止する。なお、水に代えて、木酢液その他
の液体を散布することもある。
【0016】ロータリーカッター3は、図2参照、落下
してきた木炭Cをかき混ぜつつ下方に引き込み、ロータ
リーカッター3の刃先と右カッタープレート8とで木炭
Cを挟んで破砕する。このとき、前述したように、隣接
する刃体3aは互いに刃先の位相がずれているので、全
部の刃体3aが同時に木炭Cを噛み込むことがなく、駆
動モータ7が過負荷になり難い。そして、適度の大きさ
になったものがロータリーカッター3にて下方のスクリ
ーンプレート4上に送り込まれ、小さな木炭粒Caが丸
孔4aを通過する。
【0017】他方、丸孔4aの径より大きな木炭塊はス
クリーンプレート4上に残留するが、ロータリーカッタ
ー3にてかき上げられるため、ロータリーカッター3と
左カッタープレート9とに挟まれてさらに細かく粉砕さ
れる。このとき、ロータリーカッター3にてかき上げら
れる木炭塊のうちの一部は、刃体3aとスペーサ3bに
て囲まれたスペースに適宜逃げるようになり、スクリー
ンプレート4上に堆積して目詰まりを起こさせることが
ない。このため、左カッタープレート9にて細粒化され
たものがスムーズにスクリーンプレート4上に滑り落ち
て丸孔4aを通過するから、加工効率が良い。すなわ
ち、木炭Cが効率良く粉砕され、かつ擦り潰される割合
も少なくなっているのである。
【0018】ところで、左カッタープレート9とロータ
リーカッター3との間の隙間をより小さく設定すれば、
丸孔4aを貫通する木炭粒Caは粉状のものが多い粒度
分布となるから、上記隙間は生産計画等に合わせて適宜
に調整される。こうして、細粒化された木炭粒Caは振
動ふるい12にかけられ、ふるい網面14a〜14cを
経て回収容器15a〜15dに溜まる。一方、集塵機で
回収容器15eに回収した微粉炭は、粒度が微細で比較
的揃っているから、線香の原料として利用できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、木炭
粉砕装置をコンパクトな縦型に構成したから設置面積が
小さくて済み、かつ従来のような工程間の移送が不要と
なり、装置を安価に提供できるようになった。しかも、
木炭が効率良く加工されるので擦り潰される割合が少な
く、所望の粒度のものを迅速かつ歩留り良く得ることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の木炭粉砕装置の構成を示す図である。
【図2】実施例の木炭粉砕装置の要部断面図である。
【図3】実施例の木炭粉砕装置のロータリーカッター、
カッタープレート及びスクリーンプレートを示す一部省
略斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 容器 2a 木炭投入口 3 ロータリーカッター 4 スクリーンプレート 5 水平主軸 7 駆動モータ 8 右カッタープレート 9 左カッタープレート 12 振動ふるい C 木炭 Ca 木炭粒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木炭投入口を有する立塔状の容器と、
    記容器内に略水平軸線回りに回転可能に設けられ外周部
    に突出する刃先を有するロータリーカッターと、前記ロ
    ータリーカッターを回転駆動する駆動装置と、前記容器
    に前記ロータリーカッターの刃先に対向させて複数取付
    けられたカッタープレートと、前記ロータリーカッター
    の下方でロータリーカッターと略同心の略円弧を描くよ
    うに前記容器に取付けられそのロータリーカッターの刃
    先との間に所定の隙間を形成する、複数の貫通孔を有す
    るスクリーンプレートと、前記スクリーンプレートの下
    方に設けられたふるい分け装置と、を備えてなり、 前記複数のカッタープレートの一は前記スクリーンプレ
    ートが描く略円弧の両端のうち前記ロータリーカッター
    の刃先がそのスクリーンプレートから離隔する側の端部
    に配設されており、かつそのカッタープレートは前記ス
    クリーンプレートが描く略円弧の内側に突出する突出量
    を調整可能に形成されている ことを特徴とする木炭粉砕
    装置。
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