JP2680931B2 - 希少細胞の絶対数を数える方法 - Google Patents

希少細胞の絶対数を数える方法

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    • G01N33/56972White blood cells

Description

【発明の詳細な説明】 本出願は1990年8月7日に出願された米国出願番号07
/570,569号(現在放棄)の一部継続出願である1993年4
月8日に出願された現在係属中の米国出願番号08/046,3
43号の一部継続出願である。
産業上の利用分野 本発明は、細胞サンプル中の希少細胞の絶対数を測定
する方法に関するが、特定すれば、フローサイトメトリ
ー手段により末梢血、または骨髄細胞のサンプル中の始
原細胞(progenitor cell)の絶対数を測定する方法に
関する。
発明の背景 伝統的には、免疫蛍光フローサイトメトリー測定にお
いて、細胞集団はそれらの相対的分布により定量される
(即ち、計数されたサンプル中の細胞のパーセンテージ
として)。末梢血において、赤血球は約1000対1で白血
球に数でまさる。即ち、フローサイトメトリーを用いる
ほとんどの作業は赤血球の溶解、続く遠心分離、懸濁、
残りの細胞の標識および計数を含む。残念ながら、この
工程は血液体積の函数としての残りの細胞の正確な計数
の可能性を損なわせる。
AIDSの危機の到来と共に、CD4+細胞の計数がこの疾患
の診断および監視においてより重要になった。正確な測
定を得るための一つの方法において、CD4の絶対数の計
数は、血液分析機(例えば、コウルターカウンター)に
より測定された白血球数に、共に血液分析機により測定
されたリンパ球のパーセンテージを、フローサイトメト
リーにより測定されたCD4+のパーセンテージと共に掛け
ることにより試みれられた。NCCLSのガイドラインの報
告を参照されたい。この試みは血液分析の装置の精密度
におけるよく認識されている変動のため、多大な不正確
さを被る。
他の試みは、フローサイトメトリーと複合したシリン
ジ送達システムの使用を含むが、その際、既知のサンプ
ル体積を装置に送達して、そのサンプル体積中の事象
(event)を数える。さらに他の試みは、既知サンプル
体積に既知数の蛍光ビーズを付加し、そして一定時間ユ
ニットあたりのビーズおよび事象の数を数える。細胞に
対するビーズの比率はユニット体積あたりの細胞数を提
供する。米国特許第4,110,604号を参照されたい。
これらの試みは、サンプルの5%以上の集団の細胞の
計数には適している。しかしながら、希少細胞の計数に
関して、これらの試みは所望の正確さを達成しないかも
しれない。サンプル中の抗原密度および希少細胞分布
は、希少種に関する単一マーカーをあてにする場合の、
「陽性」と「陰性」の細胞の識別を困難にする。即ち、
グロス(Gross)らはマーカーの組み合わせを用いて極
めて希少な細胞(即ち、1×10-6のオーダー)の検出法
を開発した。(Cytometry,14:519,19931;および1993年
1月26日に出願された米国特許出願第08/009,185号を参
照されたい。)この方法は、例えば乳癌の最小残余疾患
(minimum residual disease)の評価において特に有
用である。
極く希少な細胞と5%を越える細胞集団の間には、絶
対数の計数がしだいに重要になりつつある「希少な」細
胞集団がある。米国特許4,714,680号のシビン(Civin)
は、成熟リンパ球細胞および骨髄細胞とは実質的に異な
った多能性リンパ−造血細胞集団を記載した。シビン
は、これらの細胞上に存在した抗原MY−10(CD34として
も公知)および(同じ名前の)モノクローナル抗体も記
載した。これらの「始原」細胞は、正常成人骨髄中のす
べての細胞の約1%以上を占め、そして通常、共通な幹
細胞、造血幹細胞、および後者の優勢な細胞と系統的に
関連する始原細胞からなる。
シビンは、始原細胞のための多くの治療法を記載し
た。これらの使用法の多くは、患者の造血システムの再
構築のみならず対移植片宿主疾患を避けることをも目的
として、糖尿病患者の骨髄にCD34+細胞を移植すること
を含む。
始原細胞の移植を含む現在の治療法は、全世界の多く
の会社により実施されつつある。これらの多くの方法に
おいて、白血球は末梢血、臍帯血または骨髄から集めら
れ、そしてCD34+細胞は、陽性選択工程におけるCD34モ
ノクローナル抗体または非始原細胞を除外するひとつ以
上の他の抗体の組み合わせのいずれかを用いて、サンプ
ル中の残りの細胞から分離される。細胞は異種源から、
または患者から回収される。患者から得る場合、循環す
る始原細胞の数を増幅するために回収前において、患者
は最初に成長因子、例えばGM−CSFまたはG−CSFを与え
られる。
回収法を実施するための手段は、蛍光活性化ソーティ
ング(例えば、米国特許第3,826,364号および5,030,002
号を参照されたい)、ビオチン/アビジンカラム(例え
ば米国特許第5,215,927号、5,225,353号および5,240,85
6号を参照されたい)および磁気ビーズに基づくシステ
ム(例えば、国際公開91/09141号およびカトー(Kato)
ら、Cytometry,14:384(1993)を参照されたい)を含
む。システムはフローサイトメトリー、データ集積およ
び分析ハードウエアおよびソフトウエアを含み、そして
試薬は多くの会社、例えばベクトンディッキンソンイム
ノサイトメトリーシステムズ社(BDIS)から市販されて
いる。
始原細胞集団を用いる医療に加えて、始原細胞のサブ
セットに関する別の研究が存在する。(これらの細胞は
ほとんどの細胞サンプルにおいて始原細胞よりもさらに
希少である。)この研究において、タースタペン(Ters
tappen)と他の研究者は、多能性造血幹細胞および全能
性の普遍的(common)幹細胞に富む集団を見つけるため
に、細胞中のCD34サブセットの機能に関する研究に焦点
を絞った。1991年9月6日に出願された米国特許出願07
/759,092号の一部継続出願である、1992年6月2日に出
願された米国特許出願番号07/895,491号を参照された
い。1991年12月にScientific Americanにおいて公開さ
れた文献において、ゴールデ(Golde)は、幹細胞を一
般的に記載しており、幹細胞の単離に関する研究および
治療のための幹細胞の使用法を記載している。
すべての場合において、どれほど多くのCD34+細胞が
移植された物質中に存在するかを知ることは重要なこと
である。一般的には、あらゆるドナー物質中にて移植が
成功するのに無理のないCD34+細胞の必要数は、体重の
キログラムあたり1×106であると信じられている。他
の場合(即ち、サイトカインを用いて回収前に始原細胞
の生産を刺激する場合)、血液中の始原細胞のレベルを
知ることにより、最大数の生産をもってドナーからそれ
らの細胞を回収する好機をねらうことが重要である。即
ち、始原細胞(またはそのサブセット中の細胞)の絶対
数を正確に測定することを可能にすることが重要であ
る。フローサイトメトリーは、迅速かつ性格に細胞を計
数する便利な手段を提供する。
発明の概要 本発明は、サンプル中の希少(即ち5%未満)細胞の
絶対数を正確に測定するための試薬および方法からな
る。方法は、サンプル中のCD34+細胞の数の測定、およ
びCD34+サブセット例えばCD34+/CD38-/HLA−DR+の数の
測定に特に有用である。
この方法は、以下の工程: (a)(1)サンプル中のすべての細胞と別々に反応す
るひとつ以上の蛍光マーカー;(2)希少細胞と選択的
に反応するひとつ以上の蛍光マーカー;および(3)既
知数の蛍光ビーズからなる組成物であって、その際すべ
ての蛍光マーカーは異なる放射スペクトルを有する上記
組成物を用いてサンプル中の細胞を標識し;そして (b)標識された細胞をフローサイトメトリー手段によ
り分析するが、その際、以下の工程:(1)上記(a)
の(1)のマーカーで標識された細胞により放射される
蛍光に閾値を設定することによりデータ分析セットにす
べての標識された細胞およびビーズを含め、(2)ひと
つ以上の光散乱および蛍光放射に関する閾値に合致する
かまたは越える細胞セットを分析し、(3)サンプル中
に含まれるさまざまな細胞集団間およびこれら細胞集団
とビーズを識別するために記録されたデータを用い、そ
して(4)ビーズおよび希少細胞の数を計数してその比
率を計算すること からなる。
本発明の好ましい態様において、方法は以下の工程: (a)(1)サンプル中のすべての細胞集団と別々に反
応する、第1の蛍光色素(fluorochrome)で標識された
ひとつ以上のモノクローナル抗体、(2)希少細胞と選
択的に反応する、第1の蛍光色素の放射スペクトルとは
区別される蛍光色素で標識されたひとつ以上のモノクロ
ーナル抗体、および(3)既知数の蛍光ビーズからなる
組成物でサンプル中の細胞を標識し;そして、 (b)標識された細胞をフローサイトメトリー手段によ
り分析するが、その際、以下の工程:(1)上記(a)
の(1)の蛍光染料で標識された細胞により放射される
蛍光に蛍光閾値を設定することによりデータ分析セット
にすべての標識された細胞およびビーズを含め、(2)
ひとつ以上の光散乱および蛍光放射に関する閾値に合致
するかまたは越える細胞セットを分析し、(3)サンプ
ル中に含まれるさまざまな細胞集団間およびこれら細胞
集団とビーズを識別するために記録されたデータを用
い、そして(4)ビーズおよび希少細胞の数を計数して
その比率を計算すること からなる。
この方法において、組成物は、細胞サンプルを添加す
る前または後に分析チューブに加えてよい。別法として
は、組成物の各々の要素を、別々に、または分類した組
み合わせ(sub−combination)により添加してよい。要
素を一塊の組成物として加えることが好ましい。
本発明の実施に用いられるビーズは一定の特性を有す
る。第1に、小さいことであり(即ち、0.2μmから20
μmが好ましい)、それにより混合物中で懸濁されたま
まであり、そのためサンプル中の細胞よりも早く沈殿し
ないべきである。第2に、塊を形成したり凝集すること
を回避する物質で作られるべきである。第3に、蛍光物
質であり、そして/またはサンプル中の細胞から識別さ
れる大きさであるべきである。蛍光は自己蛍光を発する
微小粒子からなる物質を選択することにより達成される
か、または蛍光染料を付加されることにより蛍光を発生
させることができる。
蛍光物質を用いるならば、ひとつの蛍光チャンネルに
おいて、ビーズの蛍光がバックグラウンドのノイズレベ
ルよりも十分に大きいものであることにより識別される
ものでなければならず、また、ひとつまたは複数の他の
蛍光チャンネルにおいて、蛍光マーカーの一部として用
いられるひとつまたは複数の蛍光染料から識別されなけ
ればならない。ひとつまたは複数の染料とビーズの蛍光
の間の1ログの相違(one log difference)は十分で
ある。これらの特性を有するビーズは、固定されたチキ
ン赤血球細胞、クマリンビーズ、蛍光染料を含むリポソ
ーム、フルオレセインビーズ、ローダミンビーズ、固定
された蛍光細胞、蛍光細胞核、蛍光染料を付加された微
生物または他の合成ビーズからなる群から選択されてよ
い。後者のタイプのビーズはモリキュラープローブ社お
よびフローサイトメトリースタンダード社から市販され
ている。
蛍光マーカーは、蛍光染料、例えば核酸染料、および
/または蛍光色素(fluorochrome)標識されたモノクロ
ーナル抗体(または特定の標的分子に高い結合親和性を
有する他の試薬)からなる。
モノクローナル抗体のための蛍光色素は、フルオレセ
インイソチオシアネート(“FITC")、フィコエリスリ
ン(“PE")、アロフィコシアニン(“APC")、ペリジ
ニンクロロフィン複合体蛋白質(“PerCP"、BDIS社)、
CY3およびCY5(バイオロジカルディテクションシステム
ズ社)、テキサスレッド(モリキュラープローブ社)お
よびそれらの縦列結合体例えばPE/CY5からなる群から選
択される。米国特許第4,542,104号および第4,520,110号
を参照されたい。
核酸と反応した場合にストークシフトを示す蛍光染料
は、チアゾールオレンジ(BDIS社)、7−アミノ−アク
チノマイシンD(シグマ社)、SY−III−8(モリキュ
ラープローブ社)、LDS−751(モリキュラープローブ
社)、および米国特許第4,544,546号、第4,945,171号お
よび第5,066,580号に記載された染料を含む。
サンプル内の細胞集団とビーズを識別するための手段
は、細胞分析機(例えば、FACScanブランドのフローサ
イトメトリー、BDIS社)と細胞ソーター(例えば、FACS
ortブランドのフローサイトメトリー、BDIS社)の両者
からなる。閾値は、蛍光マーカーの一つから放射される
蛍光に関して、製造者の指示書にしたがって設定され
る。これは、すべての細胞を別々に標識するための、モ
ノクローナル抗体に結合させた核酸染料または蛍光色素
であってよい。(この態様において、複数閾値を「Aお
よびB」または「AであるがBではない」配置として設
定してよい。)ひとつまたは複数の蛍光閾値を越える各
々の事象に関して、ひとつまたは複数の光散乱および蛍
光放射パラメーターを記録する。(米国特許第4,727,02
0号を参照されたい。)2つの光散乱および3つの蛍光
パラメーターを記録して、細胞集団間およびビーズの識
別のために用いることが好ましい。少なくとも希少細胞
集団内の細胞数およびビーズの数を次に測定し、そして
その比は細胞の絶対数を生じる。付加的な細胞集団も
(例えば、白血球またはTリンパ球)、ひとつまたは複
数のマーカーまたは他のパラメーターにより同定される
限り計数される(例えば、CD45+またはCD3+)。
この方法を用いてまとめられたデータの分析において
は、サンプルが分析される装置が正確に組み立てられ
て、サンプルが正確に調製される(例えば、すべての試
薬を加えたか否か)ことを確認することが望ましい。
細胞のサンプルはあらゆる組織源、例えば末梢血、臍
帯血、骨髄、胸腺、脾臓またはリンパ節から得ることが
できる。末梢血および骨髄からの細胞源は、特に本発明
の方法に適している。
他の態様において、組成物を修飾して希少細胞に特異
的な蛍光標識抗体に代えて蛍光標識された無関係なアイ
ソトープ対照を用いてよい。サンプルは、アイソトープ
組成物で染色された一方のアリコートおよび標準組成物
を含むアリコートに分けられる。次に、前者のアリコー
トは、第2アリコートの分析前に最初にバックグラウン
ド蛍光レベルを測定するために分析されうる。
この方法は、末梢血、臍帯血、または骨髄からCD34+
細胞(およびそのサブセット)の計数に特に有用であ
る。この様式において、この方法は、以下の工程: (a)(1)有核細胞と選択的に反応する核酸染料、
(2)成熟リンパ球、好中球、赤血球および単核球と選
択的に反応し且つ始原細胞と弱く反応する、第1の蛍光
色素で標識されたモノクローナル抗体、(3)第2の蛍
光色素で標識されたCD34モノクローナル抗体、および
(4)既知数の蛍光ビーズからなる組成物でサンプルか
らの細胞を標識し;そして、 (b)標識された細胞をフローサイトメトリー手段によ
り分析するが、その際、以下の工程:(1)核酸染料に
より放射される蛍光に関して蛍光閾値を設定することに
よりデータ分析セットにすべての有核細胞およびビーズ
を含め、(2)光散乱および蛍光放射に関する閾値に合
致するかまたは越える、サンプル中の細胞およびビーズ
を分析し、(3)サンプル中に含まれるさまざまな細胞
集団間およびこれら細胞集団とビーズを識別するために
記録されたデータを用い、そして(4)ビーズおよびCD
34+細胞の数を計数してその比率を計算すること からなる。
この方法において、チアゾールオレンジおよび/また
はSY−III−8が好ましい核酸染料である。SY−III−8
は特に好ましい。CD45はすべての白血球と別々に反応す
る好ましい抗体である。PE/CY5の縦列複合体は蛍光色素
として好ましく、そしてPEは他の蛍光色素として好まし
い。ナイルレッド(Nile Red)ビーズ(モロキュラー
プローブズ社)が好ましい。
別の態様においては、核酸染料を除去してよく、閾値
は第1蛍光色素により標識された細胞により放射される
蛍光上に設定される。
本発明の方法により計数される他の希少細胞集団は、
抗原特異的BまたはTリンパ球および特異的エフェクタ
ー細胞(例えば、毒性T細胞)を含む。
図面の説明 図1は、50,000の蛍光ビーズを添加してフローサイト
メトリー手段により分析された、溶解された正常末梢血
の2つのドットプロットであり、Aはトランスフォーム
された直交光散乱対前方光散乱のプロットであり、そし
てBは564−606nmにおける蛍光放射のlog対515−545nm
における蛍光放射のlogのプロットである。
図2は、核酸染料SY−III−8も加えて図1のように
処理された、溶解された正常末梢血の2つのドットプロ
ットであり、Aは光散乱の閾値を用いて回収された事象
に関する、トランスフォームされた直交光散乱対蛍光の
logであり、そしてBは蛍光の閾値を用いて回収された
事象に関する、トランスフォームされた直交光散乱対蛍
光のlogである。
図3は、蛍光閾値を用いて回収された事象に関して、
CD45 PE/CY5も加えて図2のように処理された、溶解さ
れた異常末梢血の2つのドットプロットであり、AはSY
−III−8の蛍光のlog対前方光散乱のプロットであり、
そしてBはトランスフォームされた直交光散乱対PE/CY5
蛍光のlogである。
図4は、IgG1 PE対照抗体も用いた場合(A,Cおよび
E)またはCD34 PE抗体も用いた場合(B,DおよびF)
のいずれかの、蛍光閾値を用いて回収された事象に関す
る、図3のように処理された溶解正常末梢血の一連の6
つのドットプロットであり、AおよびBはPE蛍光のlog
対SY−III−8蛍光のlogのプロット、CおよびDはトラ
ンスフォームされた直交光散乱対前方前方光散乱のプロ
ットであり、そしてEおよびFはトランスフォームされ
た直交光散乱対PE/CY5蛍光のlogである。
図5は、蛍光閾値を用いて回収された事象に関する、
CD34 PE抗体を図4のように処理した2つの異なる溶解
末梢血サンプル(低いCD34カウントは□、高いCD34カウ
ントは■)の5つの反復分析物中のμlあたりのCD34+
細胞の数を示すヒストグラムであり、Aは1回処理され
て5回分析された一つのサンプルを表し、Bは5つに分
けられたアリコートの各々を別々に処理して分析された
一つのサンプルを表す。
図6は、50,000の蛍光ビーズ、SY−III−8、CD45 P
E/CY5およびIgG1 PE(A−D)または50,000の蛍光ビ
ーズ、SY−III−8、CD45 PE/CYおよびCD34 PE(E−
H)を加えられた、溶解された白血球成分(leukophere
sis)サンプルの一連の8つのドットプロットであり、
AおよびEはトランスフォームされた直交光散乱対前方
光散乱のプロットであり、BおよびFはトランスフォー
ムされた直交光散乱対PE/CY5蛍光のlogのプロットであ
り、CおよびGはPEのlog対SY−III−8蛍光のlogのプ
ロットであり、そしてDおよびHはPEのlog対PE/CY5の
蛍光のlogのプロットである。
詳細な説明 骨髄吸引物、末梢血および白血球成分のサンプルを患
者および正常ドナーから集めた。骨髄サンプルの抗凝血
剤としてはヘパリンを用い、末梢血サンプルの抗凝血剤
としてはEDTAK3を用いた。各々の試験に関して、50μl
の末梢血、骨髄または白血球成分のサンプルを用いた。
サンプルは10μlの対照または試験試薬、および50,0
00の凍結乾燥された2.49μmナイルレッド(Nile Re
d)ビーズと共にインキュベートした。対照および試験
試薬の混合物は、試験試薬中においては核酸染料(即
ち、5ngのSY−III−8、モリキュラープロープズ社)、
PE/CY5とCD45の縦列複合体(100ngのクローンHLe−1、
BDIS社)およびCD34のPE縦列複合体(100ngのクローンH
Le−2、BDIS社)を、そして対照試薬中においてはIgG1
対照抗体(50ng、BDIS社)を含んだ。いくつかの実験に
おいて、チアゾールオレンジとSY−III−8の混合物を
用いた。サンプルは室温において20分間インキュベート
した。インキュベート後、サンプルは0.5mlの赤血球溶
解溶液(FACSLysing溶液、BDIS社)により希釈した。
SY−III−8はRNAよりもDNAによりよく結合する核酸
染料である。チアゾールオレンジは同種類の染料であ
り、RNAよりもDNAによりよく結合し、同じ程度には結合
しない。標識有核細胞へのチアゾールオレンジの使用法
は米国特許第4,883,867号に記載されている。SY−III−
8は488nmにおいて励起可能であり、その放射スペクト
ルはPE/CY5およびPEのスペクトルと識別可能である。
フローサイトメトリー分析はアルゴンレーザー(488n
m)を備えたFACScanブランドのフローサイトメトリー
(BDIS社)により実施された。データの獲得はLYSIS I
Iブランドのデータ獲得ソフトウエア(BDIS社)を用い
て実施した。前方光散乱、直交光散乱および3つの蛍光
シグナルは各々の細胞に関して測定され、リストモード
データファイルに保存された。各末梢血の測定はSY−II
I−8上(即ち、有核細胞上)に設定された閾値を越え
るすべての事象を含む20,000リストモード事象からなっ
た。リストモードデータファイルの分析はPAINT−A−G
ATEブランドのデータ分析ソフトウエア(BDIS社)を用
いて実施した。(米国特許第4,845,653号を参照された
い)直交光散乱のデータは米国特許第5,224,058号に開
示された方法によりトランスフォームされた。
当業界の現在の状況の一面を例示するために、50,000
の蛍光ビーズを上記末梢血サンプルに加えた。事象の閾
値は上記のとおりにして、前方光散乱およびフローサイ
トメーター上の20,000の事象に関して集められたデータ
上に設定された。図1は、光散乱およびビーズの蛍光特
性を示す。ビーズは赤、細胞は緑、そして残渣は灰色で
示された。データを分析したところ、9.8%の事象がビ
ーズであり、28.6%の事象が細胞であったことが示され
た。50,000ビーズが50μlの血液に加えられたことを考
えれば、細胞の絶対数はμlあたり2.9×103であると計
算される。しかしながら、光散乱の閾値における残渣と
細胞の分離はよくなかったため、この数は正確ではない
かもしれず、重要なことは、サンプル間または装置間で
変動しうることである。即ち、単にサンプルに蛍光ビー
ズを加えることは、必ずしも正確な絶対数をもたらさな
い。
細胞と残渣の識別を改良するために、核酸染料をサン
プル調製物に加えてよい。(米国特許第5,057,413号を
参照されたい。)光散乱と核酸含有量の組み合わせの使
用は、図1に示された方法以上のさらなる重要さを付加
する。
図2を参照すると、末梢血は図1のとおりに調製した
が、しかしながら、核酸染料SY−III−8を加えた。図
2のAは、前方光散乱上に設定された閾値の範囲の前方
光散乱対蛍光のlogのプロットを示す。残渣、細胞およ
びビーズは図1のとおりに発色した。サンプルのデータ
分析から、9.6%の事象がビーズ、34.1%の事象が有核
細胞そして56.3%の事象が無核残渣であったことが示さ
れた。
核酸染料の蛍光上に事象の閾値を設定すると、全く異
なった結果がもたらされる。図2のBは、測定された事
象の内で、ビーズのパーセンテージが22.8%であり、有
核細胞のパーセンテージが77.0%であったことを示す。
図2のAにおけるアプローチを用いると、有核細胞の絶
対数はμlあたり3.55×103であったと測定されたが、
図2のBにおいては細胞の絶対数は3.38×103μlであ
ると測定された。事象の閾値としての光散乱の使用は、
したがって、5%のエラーを導いた。
希少でないと測定される(即ち、>5%)それらの細
胞集団に関しては、核酸染料、蛍光ビーズおよび興味の
ある細胞集団のための単一の免疫蛍光マーカーを用いた
現在の免疫蛍光測定方法が適している。(米国特許第5,
047,321号)を参照されたい。)希少細胞集団に関して
は、しかしながら、興味のある抗原に関して陽性または
陰性の細胞を識別するためには、細胞表面抗原の密度の
重要性が増すようになる。この困難に貢献するための一
つの問題は、モノクローナル抗体があるレベルの非特異
的結合を一般的に有することである。これは、骨髄性細
胞がもっとも周知であるFcリセプターを持つ細胞におい
て、特にわずらわしい。
希少細胞を同定する能力を増すために、興味のある細
胞集団以外のすべての白血球とは個別に反応するが希少
細胞集団とは反応しない。蛍光標識モノクローナル抗体
を用いる。この例においてはCD45が蛍光標識されたが、
それは、CD45が、すべての白血球と個別に反応するが原
子細胞上ではほんのかすかに発現するからである。
図3は、図2において用いられた組成物を加えた、化
学療法を受けている患者からの末梢血サンプルを例示す
る。CD45 PE/CY5も組成物に加えた。ビーズは赤に、単
球は青に、白血球は緑に、好中球および好酸球は黄色
に、そして有核赤血球細胞は紫に発色した。灰色に発色
した細胞集団は、CD34+細胞、血漿細胞および好塩基細
胞等の始原細胞を含む。SY−III−8の閾値を広げた事
象に関するデータ分析は、トランスフォームされた前方
光散乱対PE/CY5蛍光のlogのプロットにおいて、各々の
細胞集団が始原細胞を含めて規定された領域に落ちるこ
とを示す。この実施例において、単球は事象の12.5%μ
lあたり0.77×103)、白血球は事象にの15.8%(μl
あたり0.98×103)、好中球および好酸球は事象の50.2
%(μlあたり3.1×103)、有核赤血球細胞は事象の3.
5%(μlあたり0.22×103)、そして始原細胞は事象の
1.75%(μlあたり0.11×103)であった。
有核細胞およびCD45のみの使用は始原細胞から白血球
を識別するのに十分らしいが、正確にCD34+細胞を数え
るためには、CD34に特異的な、蛍光標識モノクローナル
抵抗を加えることが必要である。カートシビン(Curt
Civin)により発見された抗体であるMY−10は、ヒト白
血球抗原の国際ワークショップにより「CD34」として示
される群に分類された。CD34モノクローナル抗体はBDIS
社を含む多くの供給源から市販されている。
図4を参照すると、末梢血サンプルを2つのアリコー
トに分類して図3のとおりに処理したが、しかし、一つ
のアリコートにはPE標識IgG1アイソトープ対照を組成物
に加え、そして他方のアリコートにはPE標識CD34抗体を
加えた。図4のA、CおよびEは対照アリコートを示
し、そしてB、DおよびFはCD34 PEを用いたアリコー
トを示す。細胞およびビーズは図3のとおりに発色する
が、CD34+細胞は黒に発色した。図4のEにおいて、矢
印は図4のFにおいて確認されたCD34+の期待された位
置を指す。図4のFからのCD34+は、図4のEの矢印に
より示されたスペースにおいて同定されたほんの約30%
の始原細胞からなる。
この実施例においては、3つの蛍光標識間の補償(co
mpensation)は用いられなかった。補償は、フローサイ
トメーター内の3つの蛍光チャンネル各々からの各々の
標識の蛍光シグナルの差し引きに通じるはずである。こ
のことは、各々のチャンネルにおける事象の密度を低下
させる。結果として、希少事象を含む興味ある領域を限
定することがより難しくなる。
記載された方法を用いたCD34の絶対数の計数の実施を
試験するために、一方が相対的に高い量で、他方が相対
的に低い量のCD34+を含む2つの白血球サンプルを得
た。図5のAを参照すると、各々のサンプルは図4のと
おりに処置され、次に図4のとおりに5回連続して分析
した。図5のBを参照すると、両方の白血球サンプルか
らの血液をさらに5つのアリコートに分けて、そして各
々を図4のとおりに処理して分析した。
図5のAを参照すると、「低い量」のCD34+を含むサ
ンプルからのCD34+の平均絶対数はμlあたり37.2(CV1
0.4%)であり、そして「高い量」のCD34+を含むサンプ
ルからのCD34+の平均絶対数はμlあたり399.1(CV8.2
%)であった。「低い量」のCD34+を含むサンプルから
のCD34+の平均パーセンテージは0.2%(CV4.4%)であ
り、そして「高い量」のCD34+を含むサンプルからのCD3
4+の平均パーセンテージ1.2%(CV6.0%)であった。
「低い量」のCD34+を含むサンプルからの有核細胞の平
均絶対数はμlあたり24.6×103(CV4.7%)であり、そ
して「高い量」のCD34+を含むサンプルからの有核細胞
の平均絶対数はμlあたり34.1×103(CV3.8%)であっ
た。
図5のBを参照すると、「低い量」のCD34+を含むサ
ンプルからのCD34+の平均絶対数はμlあたり39.7(CV
9.7%)であり、そして「高い量」のCD34+を含むサンプ
ルからのCD34+の平均絶対数はμlあたり322.2(CV9.0
%)であった。「低い量」のCD34+を含むサンプルから
のCD34+の平均パーセンテージは0.2%(CV13.3%)であ
り、そして「高い量」のCD34+を含むサンプルからのCD3
4+の平均パーセンテージは1.1%(CV9.3%)であった。
「低い量」のCD34+を含むサンプルからの有核細胞の平
均絶対数はμlあたり26.7×103(CV3.8%)であり、そ
して「高い量」のCD34+を含むサンプルからの有核細胞
の平均絶対数はμlあたり29.8×103(CV5.5%)であっ
た。
サンプルをアリコートに分けてアイソトープ対照を組
成物で交換した場合のこの方法の有用性を照明するため
に、ビーズの懸濁液を用いてビーズを特定の位置に設置
しそれに従い検出機を調整することにより、装置の蛍光
および光散乱検出機を設定した。図4において用いられ
た組成物(IgG対照およびCD34抗体)は次に、溶解され
た末梢血サンプルに加えられた。対照サンプルからの情
報を用いて、CD34+およびビーズの蛍光の位置を決定し
た。(図6のA−Dを参照されたい。)次に、CD34含有
サンプルを分析して40,000の事象を得た。図6のF−I
における細胞はCD34+細胞に関するすべての基準を満た
す。
本発明の方法がモノクローナル抗体を利用することは
認識されるであろう。細胞上に存在する抗原と特異的に
反応する他のマーカーも用いてよい。例えば、モノクロ
ーナル抗体に由来する一本鎖結合蛋白質であるFabおよ
び国際公開番号91/19813に記載されているような核酸結
合蛋白質もこの方法に用いてよい。モノクローナル抗体
を用いることは必須ではない。マーカーが所望の抗原ま
たは分子に選択的であることが必須である。
本明細書にて言及されたすべての出版物および特許出
願は、本発明の属する技術分野の通常のレベルを示唆す
る。すべての出版物および特許出願は、各々の出版物お
よび特許出願が特定的または個別に引用により取り込ま
れることのように、引用により本明細書の一部をなす。
当業者には、請求の範囲の精神または範囲から離れる
ことがなければ、あらゆる変更および修飾が本発明にな
されてよいことは明らかである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−161153(JP,A) 特開 平2−73157(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の工程: (a)(1)有核細胞と選択的に反応する核酸染料、
    (2)成熟リンパ球、好中球、赤血球および単核球と選
    択的に反応し且つ始原細胞と弱く反応する、第1の蛍光
    色素で標識されたモノクローナル抗体、(3)第2の蛍
    光色素で標識されたCD34モノクローナル抗体、および
    (4)既知数の蛍光ビーズからなる組成物で、サンプル
    中の細胞を標識し;そして、 (b)標識された細胞をフローサイトメトリー手段によ
    り分析するが、その際、以下の工程:(1)核酸染料に
    より放射される蛍光に関して蛍光閾値を設定することに
    よりすべての有核細胞およびビーズを含め、(2)光散
    乱および蛍光放射に関する閾値に合致するかまたは越え
    る、サンプル中の細胞およびビーズを分析し、(3)サ
    ンプル中に含まれるさまざまな白血球細胞集団間および
    それらの細胞集団とビーズを識別するために記録された
    蛍光放射および散乱に関するデータを用い、そして
    (4)ビーズおよびCD34+細胞の数を計数してその比率
    を計算すること、 からなる、サンプル中の始原細胞の絶対数を計数するた
    めの方法。
  2. 【請求項2】モノクローナル抗体がCD45である、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】CD34モノクローナル抗体がPEで標識されて
    いる、請求項1記載の方法。
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