JP2679764B2 - Optical information recording disk for magnetic clamp - Google Patents
Optical information recording disk for magnetic clampInfo
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- JP2679764B2 JP2679764B2 JP62290553A JP29055387A JP2679764B2 JP 2679764 B2 JP2679764 B2 JP 2679764B2 JP 62290553 A JP62290553 A JP 62290553A JP 29055387 A JP29055387 A JP 29055387A JP 2679764 B2 JP2679764 B2 JP 2679764B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、記録再生装置のターンテーブルに備えられ
たデイスク吸着用マグネツトによつて吸着される磁性吸
着部材が付設されたマグネチツククランプ用光情報記録
デイスクに関する。
〔従来の技術〕
従来より、この種の光情報記録デイスクとしては、ガ
ラスなどのセラミツク材料やポリカーボネートあるいは
ポリメチルメタクリレートなどの樹脂材料にて形成され
た基板の外面中心部に、例えば磁性ステンレス板などの
金属材料にて形成された磁性吸着部材を直接接着したも
のが知られている。
このマグネチツククランプ用光情報記録デイスクは、
環境条件、特に気温が変化した場合、基板材料と磁性吸
着材料の熱膨張率の差に起因する熱応力が基板に作用
し、樹脂製の基板については、基板中を通過する記録／
再生用光にリターデーシヨン（複屈折）を生じて、正常
な記録／再生が阻害されるという問題がある。また、ガ
ラス製の基板については、内部応力が高く、割れ易いと
いう問題がある。
本願出願人は、かかる従来技術の問題を解決するた
め、先に、前記と同様の磁性吸着部材の外周部に基板材
料とほぼ同等の熱膨張率を有する樹脂製のホルダを一体
にモールドし、このホルダを基板外面中央部に固着した
もの、および前記と同様の樹脂材料にて形成された枠形
のホルダを基板の外面中央部に固着し、これらのホルダ
と基板とによつて形成される空間内に磁性吸着部材を遊
嵌したものを提案した（特願昭61−282845号）。
本願出願人が先に提案したマグネチツククランプ用光
情報記録デイスクのうち前者は、磁性吸着部材を樹脂製
のホルダを介して基板に取り付けたので、気温などの環
境条件が変化した場合に、基板材料と磁性吸着材料の熱
膨張率の差に起因するひずみが弾性に富んだ樹脂製のホ
ルダによつて吸収され、基板に作用する応力を緩和する
ことができる。また、後者は、ホルダ内に磁性吸着部材
を遊嵌したので、基板材料と磁性吸着材料の熱膨張率の
差に起因するひずみが完全にホルダと磁性吸着部材との
間に形成される空隙にて吸収され、基板に熱応力が作用
することがない。よつて、樹脂製基板についてはリター
デーシヨンの減少を通じて記録／再生特性の向上を図る
ことができ、またガラス製基板については割れの防止を
図ることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然るに、その後の実験によつて、本願出願人が先に提
案したマグネチツククランプ用光情報記録デイスクは、
ホルダが柔軟性の樹脂材料にて形成されているため、記
録／再生装置に装着する際、ターンテーブルの角部など
と衝合して傷付き易く、微細な擦過傷が付いて美観が悪
くなつたり、ホルダが変形してターンテーブルへの装着
が困難になるといつた不都合を生じ易いことが判明し
た。
本発明は、前記した従来技術の問題点を解消するため
になされたものであつて、基板に作用する応力を緩和す
るという利点を減殺することなく、強度および耐摩耗性
に優れた光情報記録デイスクを提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の目的を達成するため、基板と、記録
再生装置のターンテーブルに備えられたディスク吸着用
マグネットによって吸着される磁性吸着部材と、前記基
板と略等しい熱膨張率を有する樹脂材料により形成され
前記磁性吸着部材を保持するホルダとから成るマグネチ
ッククランプ用光情報記録ディスクにおいて、前記ホル
ダを、前記樹脂材料に粉粒状もしくは繊維状のフィラー
が２重量％以上10重量％未満混合されたものを用いて形
成するという構成にした。
本明細書において、「フィラーの混合率」とは、樹脂
材料とフィラーとの総量を100としたときのフィラーの
重量割合を示している。
前記フィラーとしては、アルミナ（Al2O3）、シリカ
（SiO2）、カーボン、ガラスから選択された少なくとも
１種類の物質を用いることができる。また、前記磁性吸
着部材、ホルダの内部に遊嵌することもできるし、ホル
ダと一体にインサート成形することもできる。さらに、
前記ホルダの接着面側の外周エッジ部には、接着剤の流
出を防止するため、接着剤溜めを形成することが好まし
い。この場合、前記接着剤溜めは、前記ホルダの接着面
側の外周エッジ部を斜面状あるいは曲面状に欠削するこ
とにより形成することができる。
〔作用〕
樹脂材料中にフィラーを混合すると、成形品の強度お
よび耐摩耗性が著しく向上する。しかも、樹脂材料中に
混合されるフィラーが適当なものであり、かつその混合
率が適当である場合には、成形品の熱膨張率を樹脂材料
自体の熱膨張率と近似したものにすることができ、良好
な成形性も維持できる。
従って、基板材料と略等しい熱膨張率を有する樹脂材
料中に適当なフィラーが適当量混合されたフィラー混合
樹脂にて形成されたホルダを備えた光情報記録ディスク
は、ホルダの熱膨張率が基板の熱膨張率と近似している
ことから、基板に大きな熱応力が作用せず、熱応力に起
因する種々の問題を解消できる。また、強度および耐摩
耗性が高いことから、繰り返しターンテーブルに装着し
ても傷付いたり変形したりしにくく、光情報記録ディス
クの耐久性も改善できる。さらに、成形性が良好である
ことから、ホルダの寸法精度及び表面の平滑度が高く、
ターンテーブルへの装着性も良好なものにすることがで
きる。また、前記磁性吸着部材をホルダの内部に遊嵌可
能に保持した場合には、ホルダと磁性吸着材料の間に熱
膨張率の差に起因する歪が生じないので、基板に熱応力
が全く作用しなくなる。また、前記磁性吸着部材をホル
ダに一体にインサート成型した場合には、後からホルダ
に磁性吸着材料を取り付ける必要がなくなるので、製造
工程を簡略化できる。また、前記ホルダの外周縁接着側
端部に接着剤溜めを形成した場合には、接着剤が外部に
はみ出さなくなるので、美観を損なわない。また、前記
接着剤溜めとしてホルダの外周エッジ部を斜面状あるい
は曲面状に形成することは、比較的容易であり、製造工
程を簡略化できる。
〔実施例〕
第１図は本発明の一実施例を示す光情報記録ディスク
の断面図であつて、1,1aは基板、２は磁性吸着部材、３
は磁性吸着部材２を保持するホルダを示している。
基板1,1aは、従来のものと全く同様のものであつて、
例えばガラス、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリ
レート、あるいはエポキシの如き透明な物質によつて形
成されており、中央孔４の中心軸を中心として同心円状
または渦巻状に案内トラツクやプリピツトなどの信号パ
ターン５が形成され、この信号パターン５の形成面に所
望の記録膜６が形成されている。
磁性吸着部材２は、中央部に透孔７を有する円板状に
形成される。この磁性吸着部材２は、例えば軟鉄、フエ
ライト系あるいはマルテンサイト系のステンレス鋼など
任意の磁性材料を用いて形成することができるが、錆に
くく、かつ比較的安価に入手することができることなど
から、JIS規格のSUS430ステンレス鋼が特に好適であ
る。また、この強磁性吸着部材２は、任意の厚さのもの
を用いることができるが、あまり薄いものはマグネツト
に対する吸着力が弱く、スピンドルの駆動力を正確に光
情報記録デイスクに伝達することができない、あるいは
外力によつて変形したり摩耗したりし易く耐久性に乏し
いという問題を生じる。反対にあまりに厚いものは、光
情報記録デイスクが重くなつて駆動機構が大型化した
り、あるいは磁性吸着部材２の加工が困難になつて光情
報記録デイスクがコスト高になる等の問題を生ずる。こ
れらのことから、上記磁性吸着部材２の厚さは0.2〜0.8
mm程度、より好ましくは0.3〜0.5mm程度が良い。
ホルダ３は、粉粒状もしくは繊維状のフイラーが混合
された樹脂材料にて成形される。
粉粒状のフイラーとしてはアルミナ（Al2O3）やシリ
カ（SiO2）などが、また、繊維状のフイラーとしてはカ
ーボン繊維やガラス繊維などが好適である。粉粒状のフ
イラーと繊維状のフイラーとでは、強度、耐摩耗性、そ
れに成形容易性などの見地から、繊維状のフイラーを用
いることがより好ましい。なお、前記した各種のフイラ
ーを混在使用することも勿論可能である。
ホルダ３を形成する樹脂材料としては、任意の樹脂材
料を用いることができる。しかし、ホルダ３の熱膨張率
を基板１となるべく近似させるため、樹脂製基板につい
ては当該基板を構成する樹脂材料と同じものを用いるこ
とが好ましい。また、ターンテーブルへの装着容易性を
向上し、擦過傷の軽減を図るため、例えばポリアミド、
ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリアセタール、ポリ
プロピレンなど滑性に優れた樹脂材料を用いることも有
効である。
フイラーの混合率は、10％以下、より好ましくは２％
〜３％がよい。強度および耐摩耗性の向上には、樹脂材
料に対するフイラーの混合率が高いほど有効であるが、
10％以上になると成形性が著しく害され、量産に最低限
必要な歩留りを確保できなくなるからである。
ホルダ３の形状は、必要に応じて適宜設計することが
できる。例えば、第１図および第２図に示すように、磁
性吸着部材２を一体にインサート成形した円筒形に形成
することもできるし、また、第３図に示すように、内周
部に磁性吸着部材２を遊嵌可能な大きさを有する略コの
字形に形成することもできる。
前記ホルダ３の外径Ｄは必要に応じて適宜設計するこ
とができるが、あまり小径にすると記録再生装置のター
ンテーブルに取り付けたときの安定性が害され、反対に
あまり大径にすると記録領域が挟まれるため、24mm〜32
mm程度にすることが好ましい。また、上記ホルダ３の厚
さｈも必要に応じて適宜設計することができるが、あま
り薄形にすると成形や基板1,1aに固着する際の取扱いが
困難になり、反対にあまり肉厚にすると当該光情報記録
デイスクが収納されるデイスクカートリツジの設計が困
難になつたり、取扱い中に異物が衝突し易くなる等の不
具合が発生するため、1mm〜4mm程度、特に2mm程度とす
ることが好ましい。
また、前記ホルダ３には、第４図に示すように、ター
ンテーブルへの装着を容易にするため、外面外周部に面
取り８を施こすことが好ましい。勿論、この面取り８の
形状は斜面であつてもあるいは曲面であつても良く、そ
の大きさは約0.3〜1.0mm程度とすることが好ましい。
さらに、第５図に示すように、余剰の接着剤が外部に
漏出するのを防止するため、内面外周部に接着剤溜め９
を形成することが好ましい。この接着剤溜め９は、前記
エツジ部を斜面状あるいは曲面状に欠削することによつ
て形成される。その大きさは任意に設計することができ
るが、あまり大きくすると接着面積が小さくなつて接着
強度が害されるため、約0.3〜1.0mm程度とすることが好
ましい。尚、上記ホルダ４と上記透明基板2,2aとを接着
する接着剤としては、公知に属する任意の接着剤を用い
ることができるが、作業性が良好であることから光硬化
性の樹脂を用いることが好ましい。
前記実施例の光情報記録デイスクは、ホルダ３をフイ
ラーが適量混合された樹脂材料にて形成したので、強度
および耐摩耗性に優れ、繰り返しターンテーブルに装着
しても、傷付いたり変形したりすることが少ない。ま
た、ホルダの熱膨張率が基板の熱膨張率とほぼ等しいか
ら、基板とホルダとの間に作用する熱応力は微小であ
り、記録／再生特性の劣化や基板の割れが問題になるこ
とはない。
なお、本発明の要旨は、ホルダをフイラーが適量混入
された樹脂材料にて形成したことにあるのであつて、基
板、磁性吸着部材、ホルダの形状および材質が前記実施
例に掲げたものに限定されるものではない。また、デイ
スク構造もエアサンドイツチ構造に限定されるものでは
ない。これらについては、必要に応じて適宜設計するこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の光情報記録デイスク
は、フィラーが適量混合された基板材料と略等しい熱膨
張率を有する樹脂材料にてホルダを形成したので、好ま
しい熱膨張率及び良好な成形性を維持したままホルダの
強度および耐摩耗性を向上することができる。したがっ
て、ホルダの熱膨張率が基板の熱膨張率と近似している
ことから、基板に熱応力が作用することによって生じる
種々の問題を解消できると共に、強度および耐摩耗性が
高いことから、光情報記録ディスクの耐久性を改善する
ことができる。さらには、成形性が良好であることか
ら、表面が平滑で寸法精度が高いホルダを得ることがで
き、ターンテーブルへの装着性も良好なものにすること
ができる。また、前記磁性吸着部材をホルダの内部に遊
嵌可能に保持した場合には、ホルダと磁性吸着材料の間
に熱膨張率の差に起因する歪が生じないので、基板に熱
応力が全く作用しなくなる。また、前記磁性吸着部材を
ホルダに一体にインサート成型した場合には、後からホ
ルダに磁性吸着材料を取り付ける必要がなくなるので、
製造工程を簡略化できる。また、前記ホルダの外周縁接
着側端部に接着剤溜めを形成した場合には、接着剤が外
部にはみ出さなくなるので、美観を損なわない。また、
前記接着剤溜めとしてホルダの外周エッジ部を斜面状あ
るいは曲面状に形成することは、比較的容易であり、製
造工程を簡略化できる。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [Industrial field of application] The present invention relates to a magnetic clamping light provided with a magnetic adsorption member that is adsorbed by a disk adsorption magnet provided on a turntable of a recording / reproducing apparatus. Information recording disk. [Prior Art] Conventionally, as an optical information recording disk of this kind, for example, a magnetic stainless plate or the like is formed at the center of the outer surface of a substrate formed of a ceramic material such as glass or a resin material such as polycarbonate or polymethylmethacrylate. It is known that a magnetic attraction member formed of the above metal material is directly bonded. This optical information recording disk for magnetic clamp is
When the environmental conditions, especially the temperature changes, the thermal stress caused by the difference in the coefficient of thermal expansion between the substrate material and the magnetic adsorption material acts on the substrate, and for the resin substrate, the recording / passing through the substrate is performed.
There is a problem that retardation (birefringence) is generated in the reproduction light and normal recording / reproduction is hindered. Further, the glass substrate has a problem that it has high internal stress and is easily broken. In order to solve the problem of the prior art, the applicant of the present invention integrally molds a resin holder having a coefficient of thermal expansion substantially equal to that of the substrate material integrally on the outer peripheral portion of the magnetic attraction member as described above, This holder is fixed to the central portion of the outer surface of the substrate, and a frame-shaped holder made of the same resin material as the above is fixed to the central portion of the outer surface of the substrate, and is formed by these holders and the substrate. We proposed a magnetic attraction member loosely fitted in the space (Japanese Patent Application No. 61-282845). The former of the optical information recording disks for magnetic clamps previously proposed by the applicant of the present application, the former has attached the magnetic adsorption member to the substrate via a resin holder, so that when the environmental conditions such as temperature change, The strain caused by the difference in the coefficient of thermal expansion between the material and the magnetic adsorption material is absorbed by the highly elastic holder made of resin, and the stress acting on the substrate can be relaxed. Further, in the latter, since the magnetic attraction member is loosely fitted in the holder, the strain caused by the difference in the coefficient of thermal expansion between the substrate material and the magnetic attraction material is completely contained in the gap formed between the holder and the magnetic attraction member. Are absorbed by the substrate, and thermal stress does not act on the substrate. Therefore, it is possible to improve the recording / reproducing characteristics of the resin substrate by reducing the retardation, and it is possible to prevent the glass substrate from cracking. [Problems to be Solved by the Invention] However, the optical information recording disk for magnetic clamp previously proposed by the applicant of the present application is
Since the holder is made of a flexible resin material, when it is attached to the recording / playback device, it easily abuts against the corners of the turntable, and is easily scratched. , It became clear that when the holder is deformed and it becomes difficult to mount the holder on the turntable, inconvenience is likely to occur. The present invention has been made in order to solve the above-mentioned problems of the prior art, and optical information recording excellent in strength and wear resistance without diminishing the advantage of relaxing the stress acting on the substrate. The purpose is to provide a disk. [Means for Solving the Problems] In order to achieve the above object, the present invention provides a substrate, a magnetic attraction member attracted by a disc attraction magnet provided in a turntable of a recording / reproducing apparatus, and the substrate. In the optical information recording disk for magnetic clamp, which is formed of a resin material having a coefficient of thermal expansion substantially equal to that of the holder for holding the magnetic attraction member, in the holder, the resin material is a powdery or fibrous filler. It is configured to be formed by using a mixture of 2% by weight or more and less than 10% by weight. In the present specification, the “mixing ratio of filler” means the weight ratio of the filler when the total amount of the resin material and the filler is 100. As the filler, at least one type of substance selected from alumina (Al 2 O 3 ), silica (SiO 2 ), carbon, and glass can be used. Further, the magnetic attraction member and the holder can be loosely fitted or can be integrally insert-molded with the holder. further,
In order to prevent the adhesive from flowing out, it is preferable to form an adhesive reservoir on the outer peripheral edge portion on the adhesive surface side of the holder. In this case, the adhesive agent reservoir can be formed by cutting the outer peripheral edge portion of the holder on the adhesive surface side into a sloped surface or a curved surface. [Operation] When a filler is mixed in the resin material, the strength and wear resistance of the molded product are significantly improved. Moreover, when the filler mixed in the resin material is appropriate and the mixing rate is appropriate, the thermal expansion coefficient of the molded product should be similar to that of the resin material itself. And good moldability can be maintained. Therefore, an optical information recording disk provided with a holder formed of a filler mixed resin in which an appropriate amount of an appropriate filler is mixed in a resin material having a thermal expansion coefficient substantially equal to that of the substrate material is Since the thermal expansion coefficient is close to that of No. 1, a large thermal stress does not act on the substrate, and various problems caused by the thermal stress can be solved. Further, since the strength and the abrasion resistance are high, the optical information recording disk can be improved in durability even when it is repeatedly mounted on the turntable, and is unlikely to be damaged or deformed. Furthermore, since the moldability is good, the dimensional accuracy of the holder and the smoothness of the surface are high,
The mountability to the turntable can be improved. Further, when the magnetic attraction member is held in the holder so that it can be loosely fitted, no distortion due to the difference in the coefficient of thermal expansion occurs between the holder and the magnetic attraction material, so that thermal stress acts on the substrate at all. Will not do. Further, when the magnetic attraction member is integrally insert-molded into the holder, it is not necessary to attach the magnetic attraction material to the holder later, so that the manufacturing process can be simplified. Further, when the adhesive reservoir is formed at the outer peripheral edge bonding side end of the holder, the adhesive does not overflow to the outside, so that the appearance is not impaired. Further, it is relatively easy to form the outer peripheral edge portion of the holder as the adhesive agent reservoir in the shape of a slope or a curved surface, and the manufacturing process can be simplified. [Embodiment] FIG. 1 is a sectional view of an optical information recording disk showing one embodiment of the present invention, in which 1, 1a is a substrate, 2 is a magnetic adsorption member, and 3
Indicates a holder for holding the magnetic attraction member 2. The substrates 1 and 1a are exactly the same as the conventional ones,
For example, it is formed of a transparent material such as glass, polycarbonate, polymethylmethacrylate, or epoxy, and a signal pattern 5 such as a guide track or a prepit is formed concentrically or spirally around the central axis of the central hole 4. The desired recording film 6 is formed on the surface on which the signal pattern 5 is formed. The magnetic attraction member 2 is formed in a disc shape having a through hole 7 in the central portion. The magnetic adsorption member 2 can be formed by using any magnetic material such as soft iron, ferrite type or martensite type stainless steel, but it is hard to rust and can be obtained at a relatively low cost. JIS standard SUS430 stainless steel is particularly suitable. The ferromagnetic attraction member 2 may be of any thickness, but if it is too thin, the attraction force to the magnet is weak and the driving force of the spindle can be accurately transmitted to the optical information recording disk. If it is not possible, or it is easily deformed or worn by an external force, the durability is poor. On the other hand, if the optical information recording disk is too thick, the optical information recording disk becomes heavy and the driving mechanism becomes large, or the magnetic attraction member 2 becomes difficult to process, and the optical information recording disk becomes expensive. From these facts, the thickness of the magnetic attraction member 2 is 0.2 to 0.8.
mm, and more preferably 0.3 to 0.5 mm. The holder 3 is made of a resin material mixed with a powdery or fibrous filler. Alumina (Al 2 O 3 ) and silica (SiO 2 ) are preferable as the powdery granular filler, and carbon fiber and glass fiber are preferable as the fibrous filler. From the viewpoints of strength, abrasion resistance, moldability, and the like, it is more preferable to use a fibrous filler as the powdery granular filler and the fibrous filler. Of course, it is possible to use the above-mentioned various fillers in combination. As a resin material forming the holder 3, any resin material can be used. However, in order to make the coefficient of thermal expansion of the holder 3 as close as possible to that of the substrate 1, it is preferable to use the same resin material as the resin material forming the substrate for the resin substrate. In addition, in order to improve the ease of mounting on the turntable and reduce scratches, for example, polyamide,
It is also effective to use a resin material having excellent lubricity such as polyimide, polyimide amide, polyacetal, or polypropylene. Mixing ratio of filler is less than 10%, more preferably 2%
~ 3% is good. The higher the mixing ratio of the filler to the resin material, the more effective it is to improve strength and wear resistance.
This is because if it exceeds 10%, the formability is significantly impaired and the minimum yield required for mass production cannot be secured. The shape of the holder 3 can be appropriately designed as needed. For example, as shown in FIGS. 1 and 2, the magnetic attraction member 2 may be integrally formed into a cylindrical shape by insert molding, or, as shown in FIG. The member 2 can also be formed in a substantially U-shape having a size that allows loose fitting. The outer diameter D of the holder 3 can be appropriately designed as needed, but if the diameter is too small, the stability when attached to the turntable of the recording / reproducing apparatus is impaired, and conversely if it is too large, the recording area is increased. 24 mm to 32 because it is sandwiched between
It is preferably about mm. Also, the thickness h of the holder 3 can be appropriately designed as necessary, but if it is made too thin, it will be difficult to handle it when molding and fixing it to the substrates 1, 1a, and conversely, it will be too thick. Then, it becomes difficult to design the disk cartridge that houses the optical information recording disk, and problems such as easy collision of foreign matter during handling occur.Therefore, it may be about 1 mm to 4 mm, especially about 2 mm. preferable. Further, as shown in FIG. 4, the holder 3 is preferably provided with a chamfer 8 on the outer peripheral portion in order to facilitate mounting on the turntable. Of course, the shape of the chamfer 8 may be an inclined surface or a curved surface, and the size thereof is preferably about 0.3 to 1.0 mm. Further, as shown in FIG. 5, in order to prevent the excess adhesive from leaking to the outside, the adhesive reservoir 9 is provided on the inner surface and the outer peripheral portion.
Is preferably formed. The adhesive reservoir 9 is formed by cutting the edge portion into a slope or a curved surface. The size can be arbitrarily designed, but if it is too large, the adhesive area becomes small and the adhesive strength is impaired. Therefore, it is preferably about 0.3 to 1.0 mm. Any known adhesive can be used as an adhesive for adhering the holder 4 and the transparent substrates 2 and 2a, but a photocurable resin is used because of good workability. It is preferable. In the optical information recording disk of the above-mentioned embodiment, since the holder 3 is made of the resin material in which the filler is mixed in an appropriate amount, it has excellent strength and wear resistance, and even if it is repeatedly mounted on the turntable, it may be damaged or deformed. Little to do. Further, since the thermal expansion coefficient of the holder is almost equal to the thermal expansion coefficient of the substrate, the thermal stress acting between the substrate and the holder is very small, and the deterioration of the recording / reproducing characteristics and the cracking of the substrate are not a problem. Absent. The gist of the present invention is that the holder is formed of a resin material in which an appropriate amount of filler is mixed, and the shape and material of the substrate, the magnetic attraction member, and the holder are limited to those listed in the above embodiment. It is not something that will be done. Further, the disk structure is not limited to the air-sun germany structure. These can be appropriately designed as needed. [Advantages of the Invention] As described above, in the optical information recording disk of the present invention, since the holder is formed of the resin material having a thermal expansion coefficient substantially equal to that of the substrate material in which an appropriate amount of filler is mixed, a preferable thermal expansion coefficient is obtained. Also, the strength and wear resistance of the holder can be improved while maintaining good moldability. Therefore, since the thermal expansion coefficient of the holder is close to the thermal expansion coefficient of the substrate, various problems caused by the thermal stress acting on the substrate can be solved, and the strength and wear resistance are high. The durability of the information recording disk can be improved. Furthermore, since the moldability is good, a holder having a smooth surface and high dimensional accuracy can be obtained, and the mountability on the turntable can also be made good. Further, when the magnetic attraction member is held in the holder so that it can be loosely fitted, no distortion due to the difference in the coefficient of thermal expansion occurs between the holder and the magnetic attraction material, so that thermal stress acts on the substrate at all. Will not do. Further, when the magnetic attraction member is integrally insert-molded into the holder, it is not necessary to attach the magnetic attraction material to the holder later,
The manufacturing process can be simplified. Further, when the adhesive reservoir is formed at the outer peripheral edge bonding side end of the holder, the adhesive does not overflow to the outside, so that the appearance is not impaired. Also,
It is relatively easy to form the outer peripheral edge portion of the holder as the adhesive agent reservoir in the shape of an inclined surface or a curved surface, and the manufacturing process can be simplified.
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の第１実施例に係る光情報記録デイスク
の全体の構成を示す断面図、第２図ないし第５図はホル
ダの変形例を示す要部断面図である。
1,1a:基板、2:磁性吸着部材、3:ホルダ、4:中央孔、5:
信号パターン、6:記録膜、7:透孔、8:面取り、9:接着剤
溜め。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a sectional view showing the entire structure of an optical information recording disk according to a first embodiment of the present invention, and FIGS. 2 to 5 are sectional views of the essential parts showing a modified example of a holder. It is a figure. 1, 1a: substrate, 2: magnetic adsorption member, 3: holder, 4: central hole, 5:
Signal pattern, 6: recording film, 7: through hole, 8: chamfer, 9: adhesive reservoir.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 栄二 大阪府茨木市丑寅１丁目１番88号 日立 マクセル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−185078（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−95778（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−208684（ＪＰ，Ａ) ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page (72) Inventor Eiji Koyama Hitachi, 1-88, Torora, Ibaraki City, Osaka Prefecture Maxell, Inc. (56) References JP 59-185078 (JP, A) JP 60-95778 (JP, A) JP-A-61-208684 (JP, A)
Claims (1)
たディスク吸着用マグネットによって吸着される磁性吸
着部材と、前記基板と略等しい熱膨張率を有する樹脂材
料により形成され前記磁性吸着部材を保持するホルダと
から成るマグネチッククランプ用光情報記録ディスクに
おいて、前記ホルダを、前記樹脂材料に粉粒状もしくは
繊維状のフィラーが２重量％以上10重量％未満混合され
たものを用いて形成したことを特徴とするマグネチック
クランプ用光情報記録ディスク。 ２．特許請求の範囲第（１）項記載のマグネチッククラ
ンプ用光情報記録ディスクにおいて、前記フィラーとし
て、アルミナ（Al2O3）、シリカ（SiO2）、カーボン、
ガラスから選択された少なくとも１種類の物質を用いた
ことを特徴とするマグネチッククランプ用光情報記録デ
ィスク。 ３．特許請求の範囲第（１）項記載のマグネチッククラ
ンプ用光情報記録ディスクにおいて、前記磁性吸着部材
を前記ホルダの内部に遊嵌したことを特徴とするマグネ
チッククランプ用光情報記録ディスク。 ４．特許請求の範囲第（１）項記載のマグネチッククラ
ンプ用光情報記録ディスクにおいて、前記磁性吸着部材
を前記ホルダと一体にインサート成形したことを特徴と
するマグネチッククランプ用光情報記録ディスク。 ５．特許請求の範囲第（１）項記載のマグネチッククラ
ンプ用光情報記録ディスクにおいて、前記ホルダの接着
面側の外周エッジ部に接着剤溜めを形成したことを特徴
とするマグネチッククランプ用光情報記録ディスク。 ６．特許請求の範囲第（５）項記載のマグネチッククラ
ンプ用光情報記録ディスクにおいて、前記接着剤溜め
が、前記ホルダの接着面側の外周エッジ部を斜面状ある
いは曲面状に欠削することにより形成されていることを
特徴とするマグネチッククランプ用光情報記録ディス
ク。(57) [Claims] A substrate, a magnetic attraction member attracted by a disc attraction magnet provided on a turntable of the recording / reproducing apparatus, and a holder formed of a resin material having a thermal expansion coefficient substantially equal to that of the substrate and holding the magnetic attraction member. In the optical information recording disk for magnetic clamp, the holder is formed by using a mixture of the resin material with a powdery or fibrous filler of 2% by weight or more and less than 10% by weight. Optical information recording disk for magnetic clamp. 2. In the optical information recording disk for magnetic clamp according to claim (1), as the filler, alumina (Al 2 O 3 ), silica (SiO 2 ), carbon,
An optical information recording disk for magnetic clamping, comprising at least one substance selected from glass. 3. The optical information recording disk for magnetic clamping according to claim 1, wherein the magnetic attraction member is loosely fitted inside the holder. 4. The optical information recording disk for magnetic clamping according to claim 1, wherein the magnetic attraction member is insert-molded integrally with the holder. 5. The optical information recording disk for magnetic clamping according to claim 1, wherein an adhesive reservoir is formed at an outer peripheral edge portion on the bonding surface side of the holder. disk. 6. In the optical information recording disk for magnetic clamp according to claim (5), the adhesive reservoir is formed by cutting an outer peripheral edge portion on the adhesive surface side of the holder into a sloped surface or a curved surface. An optical information recording disk for a magnetic clamp, which is characterized in that
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62290553A JP2679764B2 (en) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | Optical information recording disk for magnetic clamp |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62290553A JP2679764B2 (en) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | Optical information recording disk for magnetic clamp |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01134772A JPH01134772A (en) | 1989-05-26 |
| JP2679764B2 true JP2679764B2 (en) | 1997-11-19 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP62290553A Expired - Fee Related JP2679764B2 (en) | 1987-11-19 | 1987-11-19 | Optical information recording disk for magnetic clamp |
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|---|---|---|---|---|
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| JPS6095778A (en) * | 1983-10-29 | 1985-05-29 | Hitachi Maxell Ltd | Disc cartridge |
| JPS61208684A (en) * | 1985-03-13 | 1986-09-17 | Fujitsu Ltd | Flexible magnetic disk |
-
1987
- 1987-11-19 JP JP62290553A patent/JP2679764B2/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01134772A (en) | 1989-05-26 |
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