JP2677724B2 - 温圧器 - Google Patents

温圧器

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JP2677724B2
JP2677724B2 JP18208791A JP18208791A JP2677724B2 JP 2677724 B2 JP2677724 B2 JP 2677724B2 JP 18208791 A JP18208791 A JP 18208791A JP 18208791 A JP18208791 A JP 18208791A JP 2677724 B2 JP2677724 B2 JP 2677724B2
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秀夫 片岡
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秀夫 片岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多熱量の太いねりもぐ
さ棒(直径10mm,長さ130mm)を用い、その温熱を
半円状の金属製接触子(直径24mm)を介してTシャツ
等の布上から肌に間接的に加えるとした温圧器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】もぐさを肌の患部の経穴にのせて火を付
け、その熱気によって治療をする灸治療が漢方療法とし
て古来よりおこなわれている。しかしこのように肌に直
接もぐさをのせて火を付けると、肌に火傷跡が残ったり
熱さのために苦痛を感じたりする問題がある。
【0003】その他、施術中は火のついたもぐさが肌上
に落下することのないようじっと動かないようにしてい
なければならないこと、多くの点で施術するのにその都
度点火しなければならない不便さから、もぐさをねって
線香のような棒にして、これを何んらかの保持具で保持
しながら任意に移動させ、先端の点火熱を次々と望みの
経穴に作用させようとしたものが、数多く提案されてい
る。
【0004】例えば、実開昭55−10683号、実開
昭57−23318号、実開昭62−152738号、
実公平3−8287号、特開平3−162859号、特
公平7−49048号等である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】叙上提案のいずれも灸
治療を念頭に置くものであり、燃えているもぐさの火を
直接肌に照射して熱を与えると共に燃焼で生じる成分を
肌で吸収させようと意図するものとなっている。しかし
て、いずれもが開口窓(灰落下阻止用の網面を張設した
ものをも含む)を介して点火したもぐさ棒先端を肌面に
対峙させている。このため、火傷の危険が極めて高いと
共に灰の落下が生じ易い。また、保持具の肌への接触は
火傷をもたらす。
【0006】さらに、高熱が直接肌に作用するのと限ら
れた点の経穴にのみ施術すれば良しとして永続的燃焼を
必要としていないためか、点火を持続させる配慮に欠け
る。すなわち、被覆体に内装抱持されるもぐさ棒先端の
火は単に空気導入孔が確保されるのみでは、点火を維持
できなく、燃焼した後の煙をすみやかに排出する煙突路
が確保されていなければならないが、この点で不備であ
る。
【0007】一方、かかる経穴や電気治療のごとく限ら
れた点,区間を対象とするものに比し、主に「お血」つ
まり、血液の流れが悪い血という意味で、身体の一部の
毛細管の血流が遅くなったり少なくなることを言い、一
般的には古くなった血,渋滞している血であるが、これ
を流して未病を治さんとする点からは温熱をある程度の
時間をかけて緩やかに面状に加えるとして面状に拡がる
毛細血管を加温拡張させて血流を促すとした施術がある
が、これに対しては上述の従来のものは点を前提とし、
かつ、熱が緩やかでない点で不適である。
【0008】本発明は、叙上の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、多熱量を長時間持
続し得るねりもぐさ棒を用いて、点状の施術はもとより
「お血」の箇所の発見と、その治療に有効な緩やかなる
加熱治療が簡易になし得る温圧器を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の温圧器は、先端に雄螺条部を刻設の断熱材製
筒体のグリップ体と、当該雄螺条部に螺合する雌螺条部
を基部内面に付形し先端をやや尖がり気味の半円ルーフ
としてその直下周胴には灰落下を阻止し得る空気取り入
れ用小孔群を穿孔して成る金属製キャップ体と、該グリ
ップ体に遊嵌挿し先端に太いねりもぐさ棒保持のための
スリット切込みを周設の絞り込み部を設けると共に周胴
に煙通路用の透孔群を穿孔し基端に落ち込み阻止用の鍔
を付形の金属製筒体より成るホルダー体とからなり、該
グリップ体の雄螺条部近くに該ホルダー体固定用の断熱
製止めネジを配設したものである。
【0010】
【作用】先端を点火したねりもぐさ棒はホルダー体に保
持されてグリップ体に挿入され、該点火部がキャップ体
の小孔群に位置させて止めネジにて固定されると、少な
くとも該保持部に至るまでは側方に沿う空気孔の確保と
グリップ体とホルダー体との間に存在のクリアランスと
ホルダー体上半に設けられた透孔を介してのホルダー体
内への通路の存在による煙突確保とにより、順調に燃え
る。
【0011】その間、キャップ体先端面は60〜80℃
に熱せられ、Tシャツ等で被覆された肌面に押圧しつつ
の移動で「お血」の箇所が分り、その周囲からの円熱
(円形に熱を加える)治療で有効な面状の緩やかな加温
が可能となる。尖り気味の先端を押し止めるならば点状
の加熱となる。キャップ体先端には開口がなく、熱は一
担金属板で遮えぎられ、これを介して押し当てられるこ
ととなる。つまり、面状に拡散される。グリップ体は断
熱材より成るため、把持して一向に差し支えなく、この
ため好みの押し当てが可能である。キャップ体よりは灰
の落下はなく、好みの姿勢で自由に転移させることがで
きる。
【0012】燃焼の継続は、細棒をホルダー体に差し込
んで所定量ねりもぐさ棒を押し出せば、最後まで可能で
ある。
【0013】
【実施例】実施例を図を参照して説明する。グリップ体
1はテフロン等の断熱材製の筒体(120mm)で、握り
やすいように中途を薄肉厚とし、先端には雄螺条部2を
刻設している。キャップ体3は金属製の有天蓋塔体(直
径24mm,長さ72mm)で基部内面に該雄螺条部2に螺
合の雌螺条部4が付形され、天端はやや尖がり気味の半
円ルーフ5に付形され、ルーフ5直下の周胴に灰落下阻
止し得る小孔群6(直径2mm,8個4列,間隔5mm)を
穿孔している。キャップ体3により後述するねりもぐさ
棒先端の点火熱は肌に直射されることなく面状に拡散し
て間接的に当てられることとなる。ホルダー体7は耐熱
上金属製とされる筒体(長さ140mm)で、先端絞り込
み部8にはスリット9,…が周設されていて太いねりも
ぐさ棒10を弾力性をもって抱持し得,周胴部11には
煙通路形成のため透孔群12が穿孔され、さらに基端に
は該キャップ体3とグリップ体1との組付体(長さ17
2mm)中にみだりに没入することを阻止すべく鍔13が
付形されている。グリップ体1の雄螺条部2の近くには
ホルダー体7固定用の断熱材(テフロン等)製の止めネ
ジ14が配設され、グリップ体1に遊嵌挿のホルダー体
7をこの部でロックしている。
【0014】本発明は、先端の金属部分で、Tシャツの
上から比較的短時間に、全身と局部を毎日摩擦すること
によって、臓器を活性化させ、健康の回復に役立たせよ
うとするものであって、 (1)体表の広い範囲を短時間に施術しても、火が落ち
火傷することを皆無にすることと、被服・敷物への点火
を無くするため、小さい空気孔であること。 (2)1人1回の施術時間は20分、2人組で施術する
ことが望ましいので、40分間は燃焼すること。このた
めの空気孔の数と配置にすること。 (3)火に対する安全性を考慮し、自然消火するまでの
時間を40〜50分とすること。このための、空気孔の
位置を決めること。 これ等を念頭になされたもので、 (1)火の落下もなく、 (2)燃焼温度も適温の60〜80℃で、40分間は燃
焼し、 (3)空気孔の最終列から5mm下のところで自然に消火
する。 そして、先端の金属部分から発生する60〜80℃の熱
と摩擦刺激が、Tシャツなどの衣類を介して身体に加わ
る。このため、温熱効果と神経刺激効果が、細胞の活性
化をもたらし、臓器の改善に多大の影響を与える作用が
ある。
【0015】(注) 一般に背中の施術は疲労回復に、
腹部の施術は眠気を催す効果があり、心身の健康回復・
維持にも好影響を与える。この療法は、大変気持が良
く、この面での施術の持続性もある。具体的な使用手順
は、まず、 (1)ねりもぐさ棒10(長さ130mm)をホルダー体
7に頭部より95mm差し込む。35mm残った先端の30
mmをガスコンロで黒く焦がし、その先端3mmについて点
火する。 (2)赤く着火させた状態で、このホルダー体7を右手
に持ち、温圧器(キャップ体3とグリップ体1の組付け
体)を左手に持ち、右手のホルダー体7の先端の点火さ
せた部分を小孔群6の先端に沿わせて、左手で温圧器と
ホルダー体7の二つを一緒に持つ。右手は何も持ってい
ない状態となる。 (3)右手で温圧器からはみ出したホルダー体7の飛び
出し部分15を親指と人指し指で挟み、温圧器に差し込
み、右手の親指か人指し指が入口で当たったところで止
め、右手で止めネジ14を締め、ホルダー体7が抜け落
ちないよう引っ張って確認する。 (4)ホルダー体7がセットされた温圧器を右手(左利
きの人は左手)で、Tシャツを着た上から、背中はまず
脊椎の両側40mmのところを縦に流し、次でその線上を
上から、脊髄の臓器へ行く神経根に向けて、ジグザグに
下へ下へと摩擦する。ジグザグ運動によって、筋肉に圧
痛のあるところは、特に入念に熱を加える。(この背中
の施術時間は5〜10分) (5)腹部(胸部を含む。)の臓器反応点は、鎖骨真下
が胸線(細菌感染防止)、同左右が肺臓、その下左が心
臓、左側肋骨下が膵臓、右側肋骨下が胆嚢・肝臓、みぞ
おち下が胃(以下略)であって、背中で圧痛のある部分
に対応する臓器部分について円を画きながら熱を加え
る。(この腹部の施術時間も5〜10分) (6)首と手に異常のある人は首の頸椎を、足に障害が
あるときは腰部の仙骨の施術を主体とする。手足は関節
部分に施術を加え、それ以外は摩擦熱にする。 (7)上記の施術に当たっては、何れも体内のエネルギ
ーを、頭部は頭のてっぺんへ、胴体は下部へ、手は手先
へ、足は足先へとエネルギーを流すようにする。これに
よって体内のエネルギーの流れを良好にし、健康増進に
も役立たせる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)体内に入る熱量を多くし、温圧器を急速に上下左
右に移動させることによって、体内のエネルギーの流れ
を良くし、血行の改善・老廃物の排除・神経の活性化に
より、健康回復に多大な効果がある。 (2)熱源によるやけどを作ることなく、かつ火災の心
配もなく、更には時間が来れば自然消火する仕組みによ
って、火からの安全性も高く、安心して使用できる効果
がある。 (3)温圧器の先端の金属部分は、使用するに従って灰
が付き、燃焼度が落ちるため、洗浄する必要があるが、
金属部分をテフロン(樹脂)にねじ込む構造としたこと
によって、容易に取りはずしができ、掃除が可能であ
り、長年の使用に耐える効果も大きい。 (4)「お血」の箇所の発見と治療に有効な初めての面
状加温の実用品の提供を実現した。 (5)治療効果は温熱・指圧・マッサージを一体化した
理想の治療器となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温圧器の全体縦断説明図である。
【図2】本発明温圧器の展開図である。
【図3】本発明温圧器の要部説明図である。
【図4】ねりもぐさ棒の点火要領説明図である。
【符号の説明】
1 グリップ体 2 雄螺条部 3 キャップ体 4 雌螺条部 5 半円ルーフ 6 小孔群 7 ホルダー体 8 絞り込み部 9 スリット 10 ねりもぐさ棒 11 周胴部 12 透孔群 13 鍔 14 止めネジ 15 飛び出し部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に雄螺条部を刻設の断熱材製筒体
    のグリップ体と、当該雄螺条部に螺合する雌螺条部を基
    部内面に付形し先端をやや尖がり気味の半円ルーフとし
    てその直下周胴には灰落下を阻止し得る空気取り入れ用
    小孔群を穿孔して成る金属製キャップ体と、該グリップ
    体に遊嵌挿し先端に太いねりもぐさ棒保持のためのスリ
    ット切込みを周設の絞り込み部を設けると共に周胴に煙
    通路用の透孔群を穿孔し基端に落ち込み阻止用の鍔を付
    形の金属製筒体より成るホルダー体とからなり、該グリ
    ップ体の雄螺条部近くに該ホルダー体固定用の断熱製止
    めネジを配設してなる温圧器。
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