JP2677483B2 - 複写防止シート - Google Patents

複写防止シート

Info

Publication number
JP2677483B2
JP2677483B2 JP4071259A JP7125992A JP2677483B2 JP 2677483 B2 JP2677483 B2 JP 2677483B2 JP 4071259 A JP4071259 A JP 4071259A JP 7125992 A JP7125992 A JP 7125992A JP 2677483 B2 JP2677483 B2 JP 2677483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
polarizing
birefringent
sheets
copy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4071259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05273892A (ja
Inventor
聖 酒井
孝作 永島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
Priority to JP4071259A priority Critical patent/JP2677483B2/ja
Publication of JPH05273892A publication Critical patent/JPH05273892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2677483B2 publication Critical patent/JP2677483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷、複写、手書き等
の手段で文字や図柄等の情報を印字、記録したオリジナ
ル原稿の表面の一部あるいは全面に貼付けることによ
り、このオリジナル原稿を電子写真複写機や写真機等で
複写した場合に、複写が不十分ないしは行われず、判読
不可能となる複写防止シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写技術、複写機等の発達と市場
への普及により、誰でも容易、かつ多量に精巧な複写物
を作製することが可能になっている。その結果、機密文
書や重要書類が不正に複写され、機密情報が漏洩した
り、著作権が与えられた出版物が無断で複写され、使用
される等の社会的な問題が発生している。
【0003】このような問題を解決するために、従来種
々の複写防止方法が提案されている。
【0004】例えば、原稿のインクの吸収波長を利用し
た方法(特開昭49−107243号、特開昭59−3
8763号)がある。しかし、この方法は、複写機の機
能向上により実用的な方法ではなくなった。
【0005】他の方法として、金属薄膜(蒸着膜等)や
金属箔等の反射を利用した方法(特開昭55−9697
3号、特開平2−266361号)がある。しかし、こ
の方法には、原稿表面に金属光沢があり、文字や図柄が
視認しにくい、という問題があり、また、複写機の濃度
調整等を行えば、複写が可能になる欠点がある。
【0006】また、他の方法として、熱変色性インクを
利用した方法(特開昭63−8780号、特開平3−2
11081号)がある。しかし、この方法には、原稿の
保存が困難であるという問題があり、インクの変性が複
写のスピードに追従して変更しないため、実際的には複
写が可能になってしまうという問題もある。
【0007】さらに、他の方法としては、着色フィルム
を利用した方法(特開昭60−48065号、特開昭6
1−23187号、特開昭64−42678号)や、原
稿の画像部と非画像部との色相および明度を利用した方
法(特開昭60−244588号)がある。しかし、こ
れらの方法には、原稿の文字、図柄等が視認しにくいと
いう問題がある。
【0008】このように、オリジナル原稿の複写を防止
するために、従来種々の方法が提案されているが、複写
防止処理後の原稿の視認性と、原稿の複写防止効果との
両特性を兼ね備える方法がなく、複写防止の実質的な解
決を見ていないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を鑑みてなされたもので、本発明の課題は、オリ
ジナル原稿の視認性を損なうことなく、原稿の複写を確
実に防止することのできる複写防止シートを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の複写防止シート
は、偏光性シートと複屈折性シートとを組み合わせて積
層一体化したシートであり、印刷、複写、手書き等で文
字や図柄を印刷、記録した原稿の表面に貼付けることに
より、視認は容易であるが、複写機や写真機による複写
を不能とすることを特徴とするものである。
【0011】すなわち、本発明の複写防止シートは、偏
光性シートと複屈折シートを組み合わせ積層して貼合わ
せたことを、基本構成とし、後述するように偏光性シー
トと複屈折シートとの組み合わせおよび枚数は、種々可
能である。
【0012】周知のように、偏光性シートとは、その偏
光軸に沿って自然光を直線偏光(平面偏光)に変える特
性を持つシートであり、本発明で使用される偏光性シー
トとしては、例えば、ポリビニルアルコールフィルムに
沃素分子を吸着させたものや、ポリエチレンフタレート
に二色性染料を吸着させた高分子二色性偏光フィルムの
ような偏光フィルム挙げることができる。
【0013】また、複屈折性シートとは、入射光をその
延伸軸に沿って2つの屈折光に分離する特性を持つシー
トであり、本発明に使用される複屈折性シートとして
は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート、ポリビニルアルコール、ポリエーテルス
ルフォン、アクリル樹脂、セルロース類、テフロン等の
単軸または多軸延伸高分子結晶性シートを挙げることが
できる。
【0014】偏光性シートと複屈折性シートとをラミネ
ートする接着剤としては、透明性を有することが必要で
あり、透明性のあるアクリル酸エステル共重合体系、ゴ
ム系、シリコーン系の粘着剤、あるいはアクリル系、ゴ
ム系、ポリウレタン系、エポキシ系等の接着剤を挙げる
ことができる。なお、この粘・接着剤は、ラミネートし
た偏光性シートと複屈折性シートとが容易に剥離できな
い程度の接着力を有する必要がある。
【0015】また、ラミネートして得られた複写防止シ
ートを原稿に貼付けるために、シートの片面に塗布する
接着層の材料としては、透明性のあるアクリル酸エステ
ル共重合体系、ゴム系、シリコーン系等の粘・接着剤が
使用できる。なお、この粘・接着剤は、複写防止シート
を原稿に貼付けた後、原稿からこのシートを剥離しよう
とすると、シートの使用目的上、原稿を破損する程の強
い接着力を持つことが望ましいが、目的によって貼り直
しの可能な再剥離性の粘・接着剤を用いることもでき
る。
【0016】前記偏光性シートと複屈折性シートとは、
少なくとも一枚づつ存在すれば、目的の複写防止性を発
揮し始めるが、実用上からは少なくとも2枚の偏光性シ
ートが必要である。さらに複写防止性能を高め、肌理の
細かい性能制御を行う場合には、さらに多くの各シート
を適宜組合わせれば良い。
【0017】本発明の複写防止シートの最も簡単な構成
は、図1に示すように、2枚の偏光性シート1と10と
の間に複屈折性シート2を置き、ラミネートしたものが
考えられる。この場合、偏光性シート1と10のそれぞ
れの偏光軸1aと10aは互いに直交するように設定さ
れ、これら偏光軸1a、10aと複屈折シート2の延伸
軸2aとは15°から75°の角度を保つように設定さ
れる。
【0018】2番目に簡単な構成としては、図2に示す
ように、2枚の偏光性シート1と10との間に2枚の複
屈折性シート2、20を置き、ラミネートしたものが考
えられる。この場合、偏光性シート1と10のそれぞれ
の偏光軸1aと10aは互いに直交するように設定さ
れ、複屈折性シート2と20のそれぞれの延伸軸は任意
の角度(例えば、90°)を持つように設定される。さ
らに、偏光性シート1の偏光軸1aと、この偏光性シー
ト1に密着する複屈折性シート2の延伸軸2aとは、任
意の角度(15°〜75°)を有するように設定され
る。
【0019】3番目に簡単な構成としては、図3に示す
ように、前記図1に示した構成、偏光性シート1−複屈
折性シート2−偏光性シート10構成の偏光性シート1
0の下にさらに複屈折性シート20と偏光性シート10
0を積層したものが考えられる。この場合、偏光性シー
ト1と10と100のそれぞれの偏光軸1aと10aと
100aは順に互いに直交するように設定されている。
したがって、偏光軸1aと100aは互いに平行関係に
ある。そして、複屈折性シート2と20のそれぞれの延
伸軸は任意の角度(例えば、90°)を持つように設定
され、偏光性シート1の偏光軸1aと、この偏光性シー
ト1に密着する複屈折性シート2の延伸軸2aとは、任
意の角度(15°〜75°)を有するように設定され
る。
【0020】前記3番目の構成のシート以降の複雑な構
成の本発明のシートでは、偏光軸を互いに直交させた2
組の偏光性シートの間に設けられる中間層と、前記2つ
の偏光性シートのうち内側のシートのさらに内側に設け
るシート層を、複数の複屈折性シートまたは偏光性シー
トと複屈折性シートとの複数枚の組み合わせにより、構
成すれば良い。
【0021】
【作用】本発明の複写防止シートの作用を、図1に示す
最も簡単な構成のシートについて、説明する。
【0022】例えば、複写機の光源からの光が、偏光シ
ート1側からシート内に入射すると、光は、まず偏光性
シート1の偏光軸1aに沿って平面偏光に変えられる。
ここで、中間層として複屈折性シート2が存在しないと
すると、内側の偏光性シート10の偏光軸10aは前記
偏光性シート1の偏光軸1aと直交しているので、偏光
性シート1で平面偏光化されて通過した光(平面偏光)
は偏光性シート10を全く通過することができない。し
かし、中間層として複屈折性シート2があるので、前記
平面偏光は、複屈折性シート2により2つの屈折光に分
けられるとともに、それぞれの屈折光の振動方向も変更
を受け、一部の光が偏光性シート10を通過可能にな
る。このようにして原稿面に到達し、反射した光は、前
記の入射光と逆行することになるが、同様にして減衰し
て、シート表面から複写機に戻ることになる。
【0023】また、複屈折性シートでは、入射光の一部
波長光は円偏光に変えられ、反射光として戻らず、一方
向進行光となる。
【0024】したがって、複写機からシート貼付原稿に
照射された光は、シートを介して原稿から複写機に戻っ
てはくるが、この光は、減衰しているばかりでなく、一
部の波長光が欠損した光線となっている。その結果、原
稿面からの反射光は、視認はできるものの、複写機や写
真機の感光体を励起するほどのエネルギーも持ち得ない
ものとなっており、全面黒の複写物が得られることにな
る。
【0025】なお、写真機には人の感光能力より優れた
感光性能を持つものがあるが、このような写真機に対し
ても、本発明の複写防止シートは、前記円偏光を積極的
に利用することにより対応可能であり、充分な複写防止
性を発揮することは可能である。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0027】(実施例1)偏光性シートとして、ポリビ
ニルアルコールフィルムに沃素分子を吸着させた偏光フ
ィルム(スミカランSH−1832A:住友化学株式会
社製;厚み180μm)を用い、複屈折性シートとし
て、ポリカーボネートの一軸延伸フィルム(スミカライ
トSEF−06043:住友化学株式会社製;70〜8
0μm)を用いた。
【0028】この実施例の複写防止シートは、図1に示
すように、偏光軸1a、10aを直交させた2枚の偏光
性シート1と10との間に、複屈折性シート2を、その
延伸軸2aを前記偏光性シート1の偏光軸1aに対して
15°、30°、45°となるようにして、介装し、こ
れらを貼合一体化することによって、形成した。貼合一
体化するための接着剤としては、溶剤二液硬化型アクリ
ル酸エステル共重合体粘着剤(オリバインBPS−11
09:東洋インキ製造株式会社製)を固形重量で25g
/m2 用いた。
【0029】得られた3種の複写防止シートをそれぞれ
オリジナル原稿に貼付け、それらの視認判読性と複写防
止効果とについて、調べた。その結果を表1に示した。
視認判読性は、目視により行った。複写防止効果は、3
台の電子写真複写機を用いて判断した。すなわち、ゼロ
ックス5043(ゼロックス社製)、ゼロックス587
0(ゼロックス社製)、およびカラーレーザーコピア5
00(キヤノン株式会社製)により複写して、その結果
を目視で判断した。
【0030】
【表1】
【0031】(実施例2)本実施例においても、偏光性
シートとしては、ポリビニルアルコールに沃素分子を吸
着させた偏光性フィルム(スミカランSH−1832
A:住友化学株式会社製)を用いた。また、複屈折性シ
ートとしては、リタデーションの異なる2種類のポリカ
ーボネート一軸延伸フィルム(スミカライトSEF−1
4027とSEF−06038:住友化学株式会社製)
を用いた。
【0032】この実施例の複写防止シートは、図2に示
すように、偏光軸1a、10aを直交させた2枚の偏光
性シート1と10との間に、2枚の複屈折性シート2、
20を、互いの延伸軸2a、20aを直交させるととと
もに、偏光性シート1に密着する方の複屈折性シート2
の延伸軸2aが前記偏光性シート1の偏光軸1aに対し
て15°、30°、45°となるようにして、介装し、
これらを貼合一体化することによって、形成した。貼合
一体化するための接着剤としては、前記実施例1と同様
に、溶剤二液硬化型アクリル酸エステル共重合体粘着剤
(オリバインBPS−1109:東洋インキ製造株式会
社製)を固形重量で25g/m2 用いた。
【0033】得られた3種の複写防止シートをそれぞれ
オリジナル原稿に貼付け、それらの視認判読性と複写防
止効果とについて、調べた。その結果を表2に示した。
前記実施例1と同様に、視認判読性は、目視により行っ
た。複写防止効果も、実施例1で用いた3台の電子写真
複写機を用いて判断した。
【0034】
【表2】
【0035】(実施例3)本実施例においても、偏光性
シートとしては、ポリビニルアルコールに沃素分子を吸
着させた偏光性フィルム(スミカランSH−1832
A:住友化学株式会社製)を用いた。また、複屈折性シ
ートとしては、リタデーションの異なる2種類のポリカ
ーボネート一軸延伸フィルム(スミカライトSEF−0
6043とSEF−06038:住友化学株式会社製)
を用いた。
【0036】この実施例の複写防止シートは、図1の構
成のシートの内側にさらに複屈折性シート20と偏光性
シート100とを積層した構成である。
【0037】図1の構成は、前述したように、偏光軸1
a、10aを直交させた2枚の偏光性シート1と10と
の間に、複屈折性シート2を、その延伸軸2aを前記偏
光性シート1の偏光軸1aに対して15°、30°、4
5°となるようにして、介装した構成である。
【0038】前記偏光性シート1と10と100のそれ
ぞれの偏光軸1aと10aと100aは順に互いに直交
するように設定した。したがって、偏光軸1aと100
aは互いに平行関係にある。また、複屈折性シート2と
20のそれぞれの延伸軸2a、20aは互いに直交する
ように設定され、偏光性シート1の偏光軸1aと、この
偏光性シート1に密着する複屈折性シート2の延伸軸2
aとは、15°〜75°を有するように設定した。
【0039】貼合一体化するための接着剤としては、前
記実施例1と同様に、溶剤二液硬化型アクリル酸エステ
ル共重合体粘着剤(オリバインBPS−1109:東洋
インキ製造株式会社製)を固形重量で25g/m2 用い
た。
【0040】得られた3種の複写防止シートをそれぞれ
オリジナル原稿に貼付け、それらの視認判読性と複写防
止効果とについて、調べた。その結果を表3に示した。
前記実施例1と同様に、視認判読性は、目視により行っ
た。複写防止効果も、実施例1で用いた3台の電子写真
複写機を用いて判断した。
【0041】
【表3】
【0042】以上のようにして得られた本発明による複
写防止シートの複写防止作用を、図1の構成を有する複
写防止シートを例に挙げて、説明する。なお、前述の構
成の複写防止シートは、接着層を設けて複写防止を目的
とする原稿に貼付した形で使用する。
【0043】本発明の複写防止シートの複写防止作用
は、2つの作用の相乗効果である。その一つは、複写防
止シート層中を通過する際の光の減衰作用であり、他の
一つは、複写防止シート層を通過した光の一部の波長光
の反射防止作用(一方通行光)である。
【0044】光の減衰作用は、次のようにして生じる。
すなわち、複写に際して、複写機の光源から放射された
光が、偏光性シート1側から入射光として複写防止性シ
ート層に入った場合、まず、偏光性シート1により直線
偏光(平面偏光)となる。次いで、この平面偏光が複屈
折性シート2を通過する際、この複屈折性シート2によ
り位相差を生じる(二つの屈折光が得られる)。続い
て、偏光性シート10により再び直線偏光光になる。こ
れらにより入射光の減衰が生じる。このように、入射光
が原稿に到達した時点で減衰され、さらに原稿表面で反
射した光が、再び複写防止シート中を戻る時に、また減
衰され、複写機の感光体に到達する光は、感光体を励起
させる程の光量を持たないものとなる。
【0045】入射光の一方通行性は、特定波長について
生じる。入射光のうち特定波長の光は、複屈折性シート
2を通過する時に、円偏光となり、原稿表面で反射して
も、再び複写防止シート層中に戻ることがなく、一方通
行となる。
【0046】本発明の複写防止シートにおける前述の光
の減衰作用と特定波長光の一方通行性とにより、複写機
の光源から原稿に照射した光は、大きく減衰されるとと
もに、一部波長光の欠損を生じて、複写機に戻ってくる
ことになる。この減衰光は、複写機の感光体を励起する
エネルギーを持たない程度のものである。その結果、本
発明の複写防止シートを貼付した原稿を複写した場合、
複写機により、この原稿は光の反射のない黒色と判断さ
れ、得られた複写物は判読不能な黒べたとなる。
【0047】なお、本発明においては、偏光性シートと
複屈折性シートとの組み合せを種々変更することによ
り、複写機や写真機の仕様変更、例えば光源や感光体の
変更等に対しても対応することができる。
【0048】また、前述の入射光の減衰および一部波長
欠損作用は、第1の偏光性シートの偏光軸と、次の複屈
折性シートの延伸軸との交差角度が15°〜75°の場
合に良好であり、この範囲より小さいか、大きい角度で
は、充分な効果があがらない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複写防止
シートは、入射光が原稿面に反射して元に戻るまでの間
に、光を適度に減衰させるとともに、一部の波長光を一
方通行光とし、反射光中に欠損させるので、原稿を光露
光するすべてのタイプの複写機ならびに写真撮影による
複写に適応可能で、それらの機器による複写を確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複写防止シートの第1の実施例を示す
もので、該シートの分解平面図である。
【図2】本発明の複写防止シートの第2の実施例を示す
もので、該シートの分解平面図である。
【図3】本発明の複写防止シートの第3の実施例を示す
もので、該シートの分解平面図である。
【符号の説明】
1 偏光性シート 1a 偏光軸 2 複屈折性シート 2a 延伸軸 10 偏光性シート 10a 偏光軸 20 複屈折性シート 20a 延伸軸 100 偏光性シート 100a 偏光軸

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの偏光軸を直交させた2枚の偏
    光性シートと該偏光性シートの間に介装される少なくと
    も1枚の複屈折性シートとを少なくとも有してなり、原
    稿の表面に貼着されることにより該原稿の複写を防止す
    る積層一体構造を持つ複写防止シートであって、 前記偏光性シートのうち外表面の偏光性シートの偏光軸
    と前記複屈折性シートの延伸軸との交差角度が15°か
    ら75°の範囲にあることを特徴とする複写防止シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記偏光軸を直交させた2枚の偏光性シ
    ートの間に積層する複屈折性シートが複数枚であること
    を特徴とする請求項1に記載の複写防止シート。
  3. 【請求項3】 前記偏光性シートのうち接着側の偏光性
    シートのさらに内側に一枚以上のシートを積層したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の複写防止シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記内側の偏光性シートのさらに内側に
    設けるシートが一枚で複屈折性シートであることを特徴
    とする請求項3に記載の複写防止シート。
  5. 【請求項5】 前記内側の偏光性シートのさらに内側に
    設けるシートが複数枚であり、それぞれ一枚以上の複屈
    折性シートと偏光性シートとからなることを特徴とする
    請求項3に記載の複写防止シート。
  6. 【請求項6】 最内層のシートの表面上に接着層が形成
    されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の複写防止シート。
JP4071259A 1992-03-27 1992-03-27 複写防止シート Expired - Lifetime JP2677483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4071259A JP2677483B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 複写防止シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4071259A JP2677483B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 複写防止シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05273892A JPH05273892A (ja) 1993-10-22
JP2677483B2 true JP2677483B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=13455550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4071259A Expired - Lifetime JP2677483B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 複写防止シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2677483B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227186A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止ラベル
KR102394403B1 (ko) * 2020-09-02 2022-05-17 주식회사 넥스팟솔루션 정품 인증 인쇄물 및 그 정품 인증 인쇄물의 제조 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02259619A (ja) * 1989-03-30 1990-10-22 Ricoh Co Ltd 表示方法
DE69023176T2 (de) * 1989-07-14 1996-04-04 Dow Chemical Co Isotrope oder anisotrope mikroporöse Membranen aus syndiotaktischem Polystyrol und Herstellungsverfahren.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05273892A (ja) 1993-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5301981A (en) Copy preventing device and method
JP4984776B2 (ja) 偽造防止媒体、偽造防止ラベル、印刷物、転写箔、および判別方法
US5744291A (en) 3D photographic print material
JPH03129303A (ja) 光学式可変装置
JP2008183832A (ja) 偽造防止媒体および判別方法
JPS6298348A (ja) 波長変成器として光弁を利用した画像用シ−トの露光
JP2008070807A (ja) 偽造防止媒体、偽造防止ラベル、印刷物、転写箔、および判別方法
CN101287597B (zh) 成像防复制薄膜
JP2677483B2 (ja) 複写防止シート
JP4905023B2 (ja) 偽造防止媒体、偽造防止ラベル、印刷物、転写箔、および判別方法
JP2011115974A (ja) 偽造防止媒体
JP5310983B2 (ja) 可とう性を有する偽造防止用媒体及びその検証方法
JP5842495B2 (ja) 情報記録媒体
JP5310984B2 (ja) 可とう性を有する偽造防止用媒体及びその検証方法
JP5278651B2 (ja) 偽造防止媒体
US3627619A (en) Method and product for impeding duplication of microfilm images
JPH0238936B2 (ja)
JPS6311671B2 (ja)
JPH0758416B2 (ja) コピ−防止方法
WO1993008513A1 (en) Method of producing anti-reproduction coatings for documents
FI79671C (fi) Dokument, foerfarande foer foerhindrande av ljuskopiering av dokument och foer ljuskopiering otillaempligt papper.
KR102208335B1 (ko) 이차원 코드의 복제를 방지하는 보안용지
JPH0213178Y2 (ja)
JP5920617B2 (ja) 複写防止用印刷素材
JP2000318399A (ja) 偽造防止用紙