JP2674903B2 - 炭素繊維強化セメント系材料の製造方法 - Google Patents

炭素繊維強化セメント系材料の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素繊維を補強材とす
る、補強効果の高い炭素繊維強化セメント系材料の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モルタル、コンクリート等のセメント系
材料は、安価でしかも耐久性、耐火性に優れた材料で、
さらに圧縮強度や剛性に関しても優れた物性を有してお
り、土木、建築材料等に広く用いられている。このコン
クリート材料は圧縮強度に比較して引張強度や耐衝撃強
度が低く、エネルギー吸収能力が小さいため、物性的に
“もろい”という欠点を持っており、また、全く導電性
を有しないため、床材等に使用する場合には静電防止な
ど特別の処置を必要とすることもあった。これらの問題
点を解決する目的で各種の繊維を用いて補強した繊維強
化コンクリートが多用されるようになってきている。中
でも、耐アルカリ性に代表される化学安定性、耐熱性が
良好で強度及び弾性率が大きく、導電性が高く、しかも
比重が軽いという特徴を有する炭素繊維を補強材とする
繊維強化セメント系材料が注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に短
炭素繊維を用いて強化したセメント系材料においては、
炭素繊維の有する引張強度の割にはセメント系材料の引
張強度や曲げ強度の向上割合が少なく、また、製品毎あ
るいは同一製品内においても、強度のばらつきが大きい
という問題があった。その原因は、短炭素繊維強化セメ
ント系材料においては、セメントマトリックスと炭素繊
維との接着が充分でないため、炭素繊維の補強能力が発
揮されず、従って、繊維強化セメント系材料の引張強度
や曲げ強度は、補強用の炭素繊維の強度に支配されるよ
りは、セメントマトリックスと炭素繊維との接着性ある
いは定着性により支配されてしまうことにあると考えら
れている。セメントマトリックス中での炭素繊維の定着
性を改善する試みとして、炭素繊維を酸素やオゾンその
他の酸化剤により表面酸化し表面を親水化する方法や、
微粒子のセメントや細骨材を使用し分散性を高める方法
等が提案されている。しかしながら、これらの方法も炭
素繊維強化セメント系材料の性能と製造価格との兼ね合
いという視点からは充分ではなく、炭素繊維本来の特性
を生かし、かつ炭素繊維の寄与率を高めた炭素繊維強化
セメント系材料を簡便な方法で製造する方法が求められ
ていた。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、簡単なプロセスにより、繊維強化効果の
大きい炭素繊維強化セメント系材料を製造する方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高い補強
効果を有する炭素繊維強化セメント系材料の製造方法に
ついて鋭意検討の結果、次のような現象を観察した。 炭素繊維を添加、混合して強化したセメント系材料の
引張強度、曲げ強度及び圧縮強度のばらつきは大きく、
炭素繊維で補強したにもかかわらず、炭素繊維無添加の
セメント系材料よりも低くなったり、極端な場合には部
材が割れることさえある。 この強度のばらつきは、炭素繊維強化セメント系材料
の硬化時の膨張の大きさ、すなわち嵩比重と大きな相関
関係があり、硬化時に膨張が観察されたものは著しく強
度が低下している。 炭素繊維無添加のセメント系材料は硬化終了時に膨張
は認められないが、炭素繊維を添加した場合には膨張す
るものが多く、膨張量は線膨張率で10〜15%にも達
することがあった。 硬化時に膨張したセメント系材料には球状の気孔が多
量に観察された。 炭素繊維を水に浸漬すると、浸漬直後は炭素繊維は沈
降するが、早いものは2〜3分で繊維表面に気泡が発生
付着し、炭素繊維は浮上する。浮上した繊維を水中で攪
拌すると気泡が離れ、繊維は再び沈降する。浮上までの
時間は長くなるものの、この沈降、浮上のサイクルは2
〜3日の間に3〜4回繰り返すことができる。 炭素繊維から放出されたガスを水置換法で採取し、分
析したところ大部分は空気であった。 膨張が大きく低強度であった炭素繊維強化セメント系
材料と膨張が無いかごく少なく高い強度が得られた炭素
繊維強化セメント系材料の試料について測定した真比重
及びX線回折法による硬化セメントの結晶形態に差は認
められなかった。 本発明者らは、このような現象についてさらに検討し、
セメントマトリックスに炭素繊維を添加、混合して炭素
繊維強化セメント系材料を製造する場合、混練時及び硬
化時に炭素繊維に捕捉されていたガス(主として空気)
がセメントマトリックス中に放出され、セメント硬化体
の密度を低下させるのみならず、炭素繊維とセメントマ
トリックスとの間に空気層を形成し、炭素繊維とセメン
トマトリックス間の接着性を低下させる結果、炭素繊維
強化セメント系材料の強度の低下をもたらしていること
を見出した。そして、この事実に基づき炭素繊維に捕捉
されているガスを除去する方法について検討した結果、
本発明に到達した。すなわち、本発明は、炭素繊維を補
強材とする炭素繊維強化セメント系材料を製造するに際
し、繊維が捕捉するガスを水で置換する水置換処理を施
した炭素繊維を補強材として用いることを特徴とする炭
素繊維強化セメント系材料の製造方法である。
【0006】本発明において補強用として、PAN系、
ピッチ系その他各種の炭素繊維を使用することができる
が、本発明の方法はガス吸着能力の大きい炭素繊維を用
いる場合に特に効果が大きい。中でも芳香族スルホン酸
化合物のホルマリン縮合物を紡糸し、600〜2000
℃で炭化して得られる炭素繊維はスルホン基等の親水性
の活性基を有し、セメントマトリックスとの親和性が良
好で特に好ましい。又、親水性の活性基をもつものは、
水置換処理の効率もよく、好ましい。炭素繊維の一般的
な物性は、原料や炭化温度等により大幅に異なるが、そ
の一例を表1に示す。
【0007】
【表1】 通常セメント系材料の補強に用いられるいわゆるGP
炭素繊維では、炭酸ガス吸着法により測定した表面積が
3〜250m2 /g、CO2吸着量が1.0〜100m
l/g程度であり、かなりの量のガスを捕捉し得る。例
えば、芳香族スルホン酸化合物のホルマリン縮合物を紡
糸し、炭化して得られた炭素繊維の場合、長さ3mmに
切断した繊維(径+数〜数+μm)を水に浸漬すると、
浸漬直後は炭素繊維は沈降するが、早いものは2〜3分
で繊維表面に気泡が発生付着し、炭素繊維は浮上する。
浮上した繊維を水中で攪拌すると気泡が離れ、繊維は再
び沈降する。沈降、浮上のサイクルは3〜4回繰り返す
ことができる。ここで、炭素繊維の真比重を1.60と
し、沈降と浮上との繰り返し回数が4回とすると、炭素
繊維1.6gから発生するガス量をV1 ml、炭素繊維
1.6gが浮上するのに必要なガス量をvmlとすると
1.6/(l+v)<1が成立するので、v>0.6と
なる。従ってV1 >4×v>4×0.6=2.4(m
l)となり、概略、炭素繊維1.6g当たり2.4ml
以上のガス(主に空気)が水置換により発生することに
なる。放出されるガスが全て炭素繊維強化セメント系材
料中に取り込まれるとすると、配合率2vol%の炭素
繊維から放出されるガスの炭素繊維強化セメント系材料
中の体積百分率Pは、P=2(vol%)×2.4(m
l/ml)=4.8(vol%)となる。このことは、
混練時の空気の巻き込みをも考慮すると、炭素繊維強化
セメント系材料中の気孔率は10%を越えることもあり
得ることを示唆している。事実、発明者らの実験におい
ても、低い強度しか発現できなかった炭素繊維強化コン
クリートの気孔率(画像解析法、実施例参照)が10%
を超えた例も認められた。
【0008】本発明においては、セメント系マトリック
スとの混練前に、炭素繊維に水置換処理を施し、捕捉さ
れたガスを水との置換により除去することを最大の特長
とする。ここに、炭素繊維が捕捉するガスとは、炭素繊
維の表面に吸着するガス分子(N2、O2等)及び細孔に
存在するガス等を含む炭素繊維表面に束縛されるガスを
いう。通常の条件下ではガスは空気である。なおガスの
除去方法としては真空脱気等も考えられるが、この場合
には装置が大掛かりとなり、また、混練前に空気の再捕
捉が起こり易い。そのため、捕捉ガスをセメント系材料
に悪影響を与えない安定な物質で置換し、ガスの再捕捉
を防止する方法が効果的であり、本発明の目的のために
はセメント系材料の製造に必須である水で置換するのが
最も好ましい。
【0009】次に、水置換処理方法としては、炭素繊維
を大気中に長時間放置する方法、高圧水蒸気で処理する
方法、水に浸漬する方法などを採用できる。炭素繊維を
大気中に長時間放置する方法は通常、完全に乾燥した炭
素繊維が吸水し、平衡吸着水分量に達するには湿度50
%、気温25℃の環境下では5日、湿度80%、気温2
0℃の環境下でも1日以上は必要である。又、高圧水蒸
気処理の場合は、自然吸湿と異なり処理効率が大きく短
時間に行うことができ、かつ、充分な効果が得られる。
【0010】水に浸漬する方法は操作が簡単で効果も確
実であり、特に好適である。炭素繊維を水に浸漬し一定
時間放置して水浸漬処理を施した炭素繊維を用いて作製
した炭素繊維強化セメント系材料の嵩比重、圧縮強度及
び曲げ強度は浸漬時間が長くなるにつれて増加する。1
日以上の浸漬で充分実用的な強度が得られるが、安定し
た強度を得るためには浸漬期間は3日以上とするのが好
ましい。浸漬日数を14日、28日と延長していくと強
度はさらに向上するが通常は3〜7日間で充分安定した
強度を得ることができる。水中での気泡発生が認められ
なくなった後でも浸漬により強度が向上するのは、明確
には観測できない微量のガスの置換が続いているためと
考えられる。
【0011】炭素繊維に吸着したガスを水で置換する際
の処理時間を短縮したり、プロセスの簡略化のための方
法として、水浸漬状態で加熱するか、超音波を作用させ
る方法、オートクレーブで処理する方法、炭素繊維製造
工程の炭化炉出口で未だ高温状態にある炭素繊維を水蒸
気や水で冷却する方法、あるいは炭素繊維を減圧加熱し
て脱ガスした後水蒸気や水を系内に導入して水を吸着さ
せる方法等がある。水によりガスを置換する際に、界面
活性剤、特にセメント減水剤として用いられる界面活性
剤を使用したり、浸漬する水のpHをアルカリ性にする
ことによって置換速度を速めることもできる。
【0012】本明細書においてセメントマトリックスと
はセメント系の母材を意味し、セメント、モルタル、コ
ンクリートのいずれをも含み、またこれらにAE剤、減
水剤等種々の添加剤が含まれたものを含み、さらに硬化
前及び硬化後のいずれの状態も含むものである。
【0013】本発明の炭素繊維強化セメント系材料に用
いられるセメントは特に限定はされないが、粒子の細か
いものが好適である。具体的には、早強セメントあるい
は超早強セメントを用いることが好ましい。また、使用
目的に応じて収縮率の低いセメント等を用いることがで
きる。また、骨材を使用する場合には、セメントマトリ
ックスと繊維との接着性を良くするためにフライアッシ
ュ、シリカフェームあるいは微粒硅砂のような微細なも
のが好ましい。さらに、軽量化を目的として無機系の中
空材料例えばシラスバルーン等を使用してもよい。
【0014】使用する炭素繊維の形状は、短繊維あるい
は長繊維のいずれでもよい。短炭素繊維を使用する場
合、炭素繊維の長さは、必要に応じ0.5mm未満のミ
ルドファイバーを用いることもできるが、通常0.5〜
20mm、特に1.0〜6.0mmとするのが分散性、
流動性とも良好で、補強材としての効果も大きく、好ま
しい。炭素繊維の配合量は炭素繊維を含むセメントマト
リックスの全容積に対する炭素繊維の容積比率(真比容
積換算)として1〜20vol%で補強効果が得られる
が、実用上1〜10vol%程度とすることが好まし
い。10vol%を超えると繊維の分散が悪くなり、補
強効果は頭打ちとなる傾向が認められる。
【0015】前記方法により捕捉ガスを水で置換した適
当な長さに調製された炭素繊維を必要により骨材や流動
化剤等の添加剤を添加したセメントペースト中に配合
し、混練して分散させる。一般に短繊維状の炭素繊維を
セメントマトリックス中に均一に分散させるためには、
オムニミキサーのような強力な混練効果を示すミキサー
を使用するのが好ましいが、芳香族スルホン酸化合物の
ホルマリン縮合物を原料として製造された炭素繊維のよ
うに分散性の良好な炭素繊維を使用する場合には、強制
攪拌用のミキサーあるいは傾胴型ミキサーのような一般
に使用されているミキサーで充分である。混練後の未硬
化セメントマトリックスは、使用目的に応じて適宜流動
性を調整して使用する。すなわち、炭素繊維を分散させ
たセメントマトリックスを打設するには15〜22cm
のフロー値が必要であり、プレス成形あるいは押出し成
形等で成形する場合にはさらに低いフロー値でもよい。
混練時の空気巻き込みを抑制するために消泡剤を用いた
り、バイブレーター等で強制的に脱泡することが効果的
である。所望の形状に打設あるいは成形した、炭素繊維
を分散させたセメントマトリックスは、オートクレーブ
養生、蒸気養生、水中養生、気中養生等の任意の養生方
法により硬化させることによって、炭素繊維の補強効果
の大きい炭素繊維強化セメント系材料を得ることができ
る。長繊維状の炭素繊維を用いて補強する場合には、炭
素繊維のスライバー又はトウなどを、そのままあるいは
適宜編み組みして布状、棒状、網状等に構成し、水蒸気
処理又は水浸漬処理により捕捉したガスを水で置換させ
たのち、型枠中の必要部位に配置し、セメントマトリッ
クスを流し込んで成形し、任意の養生方法により硬化さ
せればよい。
【0016】本発明の方法によれば、炭素繊維とセメン
トマトリックスとの接着が良好で繊維補強効果が大きく
強度の高い炭素繊維強化セメント系材料を、簡単なプロ
セスにより、品質のばらつきを生ずることなく製造する
ことができる。
【0017】
【実施例】以下実施例により本発明の方法をさらに具体
的に説明する。なお、以下の実施例において、各物性値
は次の方法により測定した。
【0018】 嵩比重:各試料の重量を体積で除した数値を使用 気孔率:研磨した各試料面を画像解析法により測定 試験機 ニレコ、ルーゼックスIII 曲げ強度:試験機 島津オートグラフAG−10TD 載荷方法 3点曲げ、支点R 15mm クロスヘッドスピード 0.5mm/min スパン 100mm 圧縮強度:試験機 前川試験機 試験型 40×40×40mm 膨張率:各試料の未硬化モルタルをガラス管に詰め、硬
化時の線膨張率を測定 実施例1 (試料の調製)平均繊維長3mm(繊維長1〜6m
m)、平均強度60kg/mm2 、平均弾性率3.0t
on/mm2 の市販のピッチ系短炭素繊維を次の条件で
処理して繊維が捕捉しているガスを水で置換させて試料
を作製した。
【0019】先ず無処理の炭素繊維を試料Aとし、20
℃/湿度80%で30時間放置し平衡吸着水分量に達
し、8wt%の水分を吸着したものを試料B、6重量部
のAに対し4重量部の水を加えプラスチック製の袋中に
3日間密封放置したものを試料C、1重量部のAを20
重量部の水に浸漬し3、7、14及び28日間放置した
ものを水切りしそれぞれ試料D、E、F及びGとした。
【0020】(炭素繊維強化コンクリートの製造)早強
ポルトランドセメントに細骨材として8号硅砂を、さら
にセメントに対し2%量のナフタレンスルホン酸ホルマ
リン縮合物系の減水剤を加え、W/C=1.3、S/C
=0.8の条件で配合したものに、前記のように調製し
た炭素繊維試料A〜Gを炭素繊維混入率2vol%とな
るようにそれぞれ配合し、ホムニミキサーで5分間混合
した。得られた炭素繊維配合モルタルを4×4×16c
mの試料に成形し、一旦20℃、相対湿度60%の雰囲
気下で硬化させたのち、オートクレーブ中、150℃で
10時間養生し炭素繊維強化セメント系材料を得た。そ
れぞれの試料について、硬化時の膨張率と、材令3日に
おける試料の嵩比重、曲げ強度及び圧縮強度を測定した
結果を表2に示す。表2の結果から、炭素繊維を水置換
処理することにより、モルタル硬化時の膨張が防止で
き、強度の高い炭素繊維強化セメント系材料が得られ膨
張率は変わらなくとも水置換処理の程度が進むとともに
強度の向上が認められた。
【0021】
【表2】 実施例2 (試料の調製)β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物のアンモニウム塩を原料として得られた、平均強度
80kg/mm2 、平均弾性率3.2ton/mm2
炭素繊維を平均繊維長3mmに切断したもの(繊維長
2.9〜3.1mm)を次の条件で処理して繊維が捕捉
しているガスを水で置換させて試料を作製した。
【0022】先ず製造直後の炭素繊維を、吸湿しないよ
うにプラスチック製の袋中に密封保存したものを試料H
とし、20倍量の水に浸漬し28日間放置したものを試
料I、20倍量の水に浸漬し超音波処理をほどこしたも
のを試料J、20倍量の水に浸漬し炭素繊維に対し0.
1wt%のナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物系の
セメント減水剤を添加後7日間放置したものを試料K、
及び180℃−10Kg圧の水蒸気で2時間処理し、室
温まで水蒸気飽和雰囲気下で冷却して得られたものを試
料Lとした。
【0023】(炭素繊維強化コンクリートの製造)早強
ポルトランドセメントに細骨材として8号硅砂を、さら
にセメントに対し2%量のナフタレンスルホン酸ホルマ
リン縮合物系の減水剤を加え、W/C=0.5,S/C
=0.2の条件で配合したものに、前記のように調製し
た炭素繊維試料H〜Lを炭素繊維混入率2vol%とな
るようにそれぞれ配合し、モルタルミキサーで5分間混
合した。得られた炭素繊維配合モルタルを4×4×16
cmの試料に成形し、一旦20℃、相対湿度60%の雰
囲気下で硬化させたのち、28日間気中養生し炭素繊維
強化セメント系材料を得た。それぞれの試料について硬
化時の膨張率と、材令28日における嵩比重、曲げ強度
及び圧縮強度を測定した。結果を表3に示す。表3の結
果から、炭素繊維を水置換処理することにより、モルタ
ル硬化時の膨張が防止でき、強度の高い炭素繊維強化セ
メント系材料が得られることがわかる。また、超音波処
理、セメント減水剤の使用あるいは加圧水蒸気での処理
等により、単に水に浸漬するだけの場合に比較して、水
置換に要する時間を著しく短縮できることがわかる。
【0024】
【表3】 実施例3 (試料の調製)実施例1で用いた市販のピッチ系炭素繊
維と、実施例2で用いたβ−ナフタレンスルホン酸ホル
マリン縮合物のアンモニウム塩を原料として得られた炭
素繊維とを(いずれも平均繊維長3mm)110℃の乾
燥器中で6時間乾燥したものをそれぞれ試料M及びNと
し、これらの試料各1重量部に対し0.2重量部の水を
加えプラスチック製の袋中に密封し、3日間放置したも
のをそれぞれ試料P及びQとした。
【0025】(炭素繊維強化コンクリートの製造)早強
ポルトランドセメントに細骨材として8号硅砂を、さら
にセメントに対し3%量の消泡剤を加え、W/C=0.
8,S/C=0.8の条件で配合したものに、前記のよ
うに調製した炭素繊維試料M〜Qを炭素繊維混入率2v
ol%となるようにそれぞれ配合し、オムニミキサーで
5分間混合した。市販のピッチ系炭素繊維の試料MとP
は混合中に毛玉を生成し充分分散させることができなか
ったので、さらにセメントに対し0.5wt%メチルセ
ルロースを加え、改めてオムニミキサーで混合し分散さ
せた。得られた炭素繊維配合モルタルを4×4×16c
mの試料に成形し、一昼夜放置後180℃で4時間オー
トクレーブ処理し、炭素繊維強化セメント系材料を得
た。得られた各試料及び比較のため炭素繊維を添加せず
に同一の処理を行って得た試料について硬化時の膨張率
と、オートクレーブ処理後における嵩比重、気孔率、曲
げ強度及び圧縮強度を測定した結果を表4に示す。表4
の結果から、炭素繊維に捕捉されているガスを水で置換
させることにより、モルタル硬化時の膨張が防止でき、
強度の高い炭素繊維強化セメント系材料が得られ、水置
換処理をしていない炭素繊維で補強したセメント系材料
では大きな気孔が多数存在するが、水置換処理した炭素
繊維を用いて補強したセメント系材料では気孔が少な
く、炭素繊維無添加のセメント系材料とほば同等の気孔
率を示すことがわかる。また、ピッチ系炭素繊維に比較
し、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物を原料として得
られた炭素繊維の方が水置換処理の効果が大きくなって
いる。尚、気孔率には繊維とセメントマトリックスの界
面における間隙は含まれていない。
【0026】
【表4】 又、試料N及びQを用いて得られた材料、及び炭素繊維
無添加の材料について、画像解析法により気孔量及び気
孔分布を測定した結果を表5に示す。表5から、乾燥し
た炭素繊維Nを用いた炭素繊維強化セメント系材料中に
は多量の気孔が含まれているが、水置換処理した試料Q
を用いたものは、気孔量が極めて少なくなっていること
がわかる。
【0027】
【表5】
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によれば、従来の炭素繊維
強化セメント系材料を製造する際に問題となっていた強
度のばらつきや使用する炭素繊維の強度の割りには繊維
による補強効果が小さいという欠点が解消され、補強効
率の高い炭素繊維強化セメント系材料をばらつきなく容
易に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 康二 福岡県北九州市若松区響町1丁目3番地 三井鉱山株式会社九州研究所内 (72)発明者 金丸 茂 福岡県北九州市若松区響町1丁目3番地 三井鉱山株式会社九州研究所内 (72)発明者 那波 利之 福岡県北九州市若松区響町1丁目3番地 三井鉱山株式会社九州研究所内 (72)発明者 遠山 幸三 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 武井 吉一 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 末永 龍夫 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 谷口 可一 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−42345(JP,A) 特開 昭62−158179(JP,A) 特開 昭61−83666(JP,A) 特開 平2−48444(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素繊維を補強材とする炭素繊維強化セ
    メント系材料を製造するに際し、該繊維が補捉している
    ガスを、該繊維を大気開放系又は密閉系に長時間放置し
    て平衡水分に達するまで吸湿させる方法、高圧水蒸気で
    処理する方法、又は水に浸漬する方法の何れか又はそれ
    らの組み合せにより水で置換し補捉ガス量を低減させる
    水置換処理を施して平衡水分まで吸湿させた炭素繊維を
    補強材としてセメントマトリックスに添加することを特
    徴とする炭素繊維強化セメント系材料の製造方法。
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