JP2672392C - - Google Patents

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JP2672392C
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scale
rolling
hot
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descaling
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Japanese (ja)
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川崎製鉄株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、表面品質や生産性等に悪影響を及ぼすスケール疵を無くし、かつ
スケール厚を薄くし酸洗等による脱スケールの生産性を高めるために、仕上圧延
前の難剥離性スケールを所定の高圧水ジェットにより除去しておく薄スケール熱
延鋼板の製造方法に関する。 〔従来の技術〕 一般に熱延鋼板の製造にあたっては、素材スラブを酸化性雰囲気の加熱炉に挿
入し、粗圧延、仕上圧延、冷却、巻取の各工程を経て製造されるが、この際加熱
時に生成したスラブ上の1次スケールや1次スケール除去後に生成した2次スケ
ールが充分に剥離されないままで圧延すると、製品の表面にくい込みスケール疵
となって残る。また熱延後のスケール厚も厚くなる。このようなスケール疵が発
生すると表面性状が著しく損なわれるとともに、それが曲げ加工の際などにクラ
ックの起点として作用するため、製品の品質に重大な弊害を及ぼす原因となる。
また、熱延後のスケールは酸洗により除去するが、スケール厚が厚くなると酸洗
時間が長くなり、生産性を著しく阻害する。 通常、このようなスケール疵の発生を防止する目的で圧延ラインに供給圧力約
100〜150Kgf/cm2の水ジェットデスケーリング装置を設置し、これによって鋼板
表面上のスケールを剥離、除去しながら圧延を行っている。しかしながらスケー
ル剥離性の良否はデスケーリング装置の操業条件のほかにスケールの性 状、すなわち組成及び構造等によって強く影響されているのが現状であって、特
にSi含有量の多い鋼の1次スケールの場合、甚だしく剥離し難いことが知られ
ている。この原因は加熱時の高温酸化に際して、鋼中に含有されるSiが選択酸
化を受けて熱可塑性の大きい2FeO・SiO2(フェアライト)を作り、スケ
ールとメタルとの界面が複雑に入り組んだ特有構造のサブスケールが形成される
ことによるものである。例えばSiを0.1%以上含有する鋼を熱処理する場合
には、上記サブスケールの生成が著しく発達し、このために製品表面に無数のス
ケール疵が残って製品の商品価値を甚だしく低下させることがある。 このような問題を回避するために採られる手段としては例えば以下に示すよう
なものが開示、提案されている。 (1) 特公昭60−1085号公報においては、「Si0.10〜4.00%含有の
鋼からなるスラブを熱間圧延して熱延鋼板を製造するに際し、圧延開始時間から
起算した累積圧下率が65%以上となり、かつ鋼片温度が1000℃以上にある
圧延期間内において、供給圧力80〜250Kg/cm2の高圧水ジェットによるデス
ケーリングを累積時間にして0.04秒以上施す事を特徴とする、含Si鋼の熱
間圧延時のデスケーリング方法」、といった要領のものが提案されており、その
要旨は次の2点にある。すなわち、フェアライトとウスタイトの共晶体のデス
ケーリング性には顕著な温度依存性があり、デスケーリングされ易い温度範囲と
そうでない温度範囲があり〔鉄と鋼講演概要集1982年S439にその詳細が
記述されており、FET(仕上圧延出側温度)約900℃で最もスケール剥離性
が悪い〕、この難剥離性領域を避けるためにFETを1000℃以上とする。
スラブ加熱中に生成したフェアライトは地鉄に蚕食状に侵入して複雑な界面構造
をしており、このため特に圧下率の少ない(例えば粗圧延初期段階)状態では高
圧水によるデスケーリングではこれを剥離除去することは不可能であるが、圧下
が進むにつれて上記侵食域が鋼板表面に浮き上がる状態になるために、65%以
上の累積圧下率でデスケーリング性が向上する。すなわち、仕上圧延直前に高圧
水でデスケーリングすることが最も有効である。 (2) スケール厚を薄くする方法としては熱延後のスケール成長を極力抑制する 方法がいくつか提案されており、特開昭56−93821号公報では、仕上圧延
直後に鋼板を急冷することによって熱延鋼板表面のスケール厚を減少させようと
するものである。 (3) また、「仕上圧延機から巻取機までの間を非酸化性ガスのトンネル型隔室で
覆う方法(特開昭53−43661号)」や、「同じく仕上圧延機から巻取機ま
での区間に冷却槽を設け、熱延後の鋼板をこの中に浸漬して冷却するとともに、
該冷却槽を含む全区間をトンネル型隔室で覆って非酸化性ガス雰囲気とする方法
(特開昭54−56060号)」がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記のような各種従来例にあっては、(1)の場合、上述のスケ
ール疵防止方法に関する要点を満足させる操業条件で圧延を行なうには、高温の
FETとするためスラブ加熱温度が高くなり、燃料原単位の増加やスケールロス
の増大など生産性が悪化する。さらに圧下率やデスケーリング時間に種々の制約
が加わるために圧延作業が煩雑となる等の問題があった。また、当該公報には仕
上圧延前のデスケーリング状態が熱延後の鋼板表面のスケール厚に及ぼす影響に
ついては言及されていない。熱延鋼板は黒皮ままで使用する以外の場合には、表
面スケールは主に酸洗によって除去する必要がある。この場合、スケール厚が厚
いと酸洗時間が長くなり、作業能率の低下が避けられないという問題があった。
また(2)の方法では、仕上圧延機出側には温度計、板厚計等の計測器があるため
、ある程度の時間は急冷することができず、そのため充分な効果は得られなかっ
た。 さらに(3)に示した方法では、いずれも設備が多大となる上、ガスシールの方
法等に技術的な問題点を残していたため、実用的な方法とするに至らなかった。 この発明は以上のような従来の諸問題にかんがみてなされたものであって、仕
上圧延に先立ち、所定条件下で高圧水スプレーを鋼板に施すことにより、上記課
題を解決することを目的としている。 〔課題を解決するための手段〕 この発明は、上記目的を達成するために、Siを0.1重量%以上含有する鋼
を熱間圧延して熱延鋼板を製造するに際し、仕上圧延に先立ち、単位散布面積 当たりの衝突圧が20g/mm2以上40g/mm2以下で、単位時間当たりの流量密度が
0.10l/min.mm2以上0.2l/min.mm2以下の高圧水スプレーを鋼板表面に施す
薄スケール熱延鋼板の製造方法としたものである。 〔作用〕 この発明は、上記のような方法を採ることにより、温度、圧下率、デスケーリ
ング時間等の種々の制約を受けることなく、かつ熱延後の特殊な設備を必要とし
ない簡便な方法で難剥離性のスケールを仕上げ圧延前に完全に除去することによ
り、スケール厚を低減できるとしたものである。そこで、この発明の成立する所
以について本発明者らは、特に難スケール剥離性のSi含有鋼の熱間圧延する際
の1次スケールの仕上圧延前のデスケーリング性と熱延後のスケール厚の関係に
ついて詳細な実験を行った。 実験は、実際のホットストリップミルのFSB(Finisher Scale Braker−仕
上げ圧延機直前の高圧水デスケーリング装置)において、供給高圧水圧力,水量
,スプレー拡がり角および厚み、ノズルと鋼板表面間の距離を変化させることに
より、高圧水スプレーの単位面積当たりの衝突力Ptと単位時間当たりの流量密
度Vを変化させ、その時のスケール厚を調査した。その結果、従来の知見による
高圧水供給圧力、デスケーリング時間、デスケーリング時の鋼板温度およびデス
ケーリング時までの鋼板の累積圧下率などの種々の制約を受けることなく、単に
高圧水スプレーの鋼板衝突時の単位散布面積当たりの衝突圧Ptと単位時間当た
りの流量密度Vによりスケール剥離性が評価でき、Ptが20g/mm2以上、Vが
0.10l/min.mm2以上でスケールが殆ど剥離され、このような場合には仕上圧
延後の特殊な装置によりスケール成長を抑制することなく、熱延後のスケールも
薄くできることを知見した。 本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。以下に本発明におけ
る構成要件の限定理由について詳述する。 本発明の効果は、Si含有鋼における難剥離性のスケールを剥離、除去するこ
とにある。Siが0.1%未満では特に難剥離性のスケールは形成されない。従
ってSi含有量の下限を0.1%とする。 高圧水スプレーの衝突圧および流量をそれぞれ20g/mm2以上、0.10l/m in.mm2以上に規制する理由について述べる。第1表に示す組成のスラブを供試鋼
として、仕上圧延機直前のFSBのデスケーリングヘッダへの高圧水供給圧力、
供給水量およびヘッダ高さ(ノズルと鋼板との距離)を変えて第2表に示す条件
で圧延し、熱延後の製品のスケール厚を調査した(スケール厚は板断面の光学顕
微鏡観察により測定した)。 供試鋼AはSiを多量に含有していて1次スケールが剥離し難く、仕上圧延出
側温度が高く、巻取温度も高くスケール厚が厚くなり易い鋼である。 詳細な調査結果を第1図に示す。図中の数字は熱延製品でのスケール厚を示す
。図からわかるように、Ptが20g/mm2以上、かつVが0.10l/min.mm2
上においてスケール厚が急激に減少していることは明白である。 第2図にVを0.15l/min.mm2とし、Ptを10g/mm2(同図(a))、及び30g
/mm2(同図(b))としてデスケーリングした熱延製品での鋼板表面断面部のXM
A分析結果を示す。Ptが10g/mm2の場合には、地鉄とスケールの間にサブス
ケール層が形成しており、デスケーリングによりスケールが完全に剥離・除去さ
れていないことがわかる。これに対し、Ptが30g/mm2の場合にはサブスケー
ル層は認められず、デスケーリングによりサブスケール層まで完全に除去された
と推定される。 第3図は、熱延製品のスケール厚に及ぼす高圧水流量密度Vの影響を示したも
のである。図から明らかなように、衝突圧が30g/mm2の場合にVが0.10 l/min.mm2以上になるとスケール厚が顕著に減少することがわかる。 すなわち、本発明での薄スケール化に対する作用は、仕上圧延前のデスケーリ
ングによりスケールを完全に除去することにある。さらに高圧水スプレーの衝突
圧および流量は大きいほど薄スケール化には有効であるが、衝突圧の上昇および
流量の増加はポンプ容量,配管,配管接続部の耐圧強度の点から設備費が膨大と
なるため、PtおよびVをそれぞれ40g/mm2以下、0.2l/min.mm2以下とした
ものである。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例をもって説明する。 第3表に示す化学組成の鋼から成るスラブを熱間圧延するに際して、第4表に
示す条件でデスケーリングを実施した。熱延後のスケール厚とスケール疵発生率
を示す。 第4表中、鋼Bに係るNo.1〜13においてわかるように、PtおよびVが本
発明の範囲内にあればスケール疵の発生が無く、スケール厚が10μm以下と薄
くなっているが、本発明の範囲を外れた場合はスケール厚は20μm以上と厚く
なる。従って本発明の効果が明白である。また、スケール厚の低下はPtおよび
Vの条件のみに依存し、他の要因、例えば高圧水供給圧、デスケーリング温度、
デスケーリング時間および累積圧下率の大小によらないことは明白である。なお
、スケール疵発生率は、鋼板表面でのスケール疵発生面積率を示す。 以上の効果は、No.14〜17から明らかなように、鋼成分が異なる場合でも
Si含有量が0.1%以上の鋼では同様である。 なお、Si含有量が0.1%未満の場合にはNo.18,19から明らかなように、難
剥離性のスケールは形成されないため、本発明の効果は認められない。 本発明により薄スケール化した熱延鋼板では、酸洗時間が本発明を実施しない
場合に比べて約1/2 となり、酸洗効率の上昇により生産性が著しく向上した。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、Siを0.1重量%以上含有する鋼にお
いては、熱間圧延する際のデスケーリング条件のうち、衝突圧及び流量密度が本
発明の範囲内にあれば、従来剥離し難いとされていたスケールを簡単に除去し、
スケール厚が著しく薄い熱延鋼板を製造することができ、酸洗に格別の支障を及
ぼすことなく生産性を上げるなど、産業上の有用な効果が得られる。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [Industrial Application Field] The present invention eliminates scale flaws that adversely affect surface quality, productivity, etc., reduces the scale thickness, and increases the productivity of descaling by pickling and the like. Therefore, the present invention relates to a method for producing a thin-scale hot-rolled steel sheet in which a hard-to-peel scale before finish rolling is removed by a predetermined high-pressure water jet. [Prior art] In general, when a hot-rolled steel sheet is manufactured, a raw slab is inserted into a heating furnace in an oxidizing atmosphere, and is manufactured through rough rolling, finish rolling, cooling, and winding steps. If the primary scale on the slab generated at any time or the secondary scale generated after the removal of the primary scale is rolled without being sufficiently peeled off, it remains as a scale flaw that is hardly formed on the surface of the product. Also, the scale thickness after hot rolling increases. When such scale flaws are generated, the surface properties are remarkably impaired, and they act as starting points of cracks at the time of bending or the like, thereby causing a serious adverse effect on product quality.
The scale after hot rolling is removed by pickling. However, if the scale thickness is large, the pickling time is prolonged, and productivity is significantly impaired. Normally, the supply pressure to the rolling line is about
A water jet descaling device of 100 to 150 kgf / cm 2 is installed, and rolling is performed while peeling and removing scale on the surface of the steel sheet. However, at present, the quality of the scale releasability is strongly influenced not only by the operating conditions of the descaling device but also by the properties of the scale, that is, the composition and structure, and the like. In such a case, it is known that peeling is extremely difficult. The cause is that during high-temperature oxidation during heating, the Si contained in the steel undergoes selective oxidation to produce highly thermoplastic 2FeO.SiO 2 (Fairite), and the interface between the scale and the metal is complicated and complicated. This is due to the formation of a subscale of the structure. For example, when heat-treating a steel containing 0.1% or more of Si, the formation of the above-mentioned sub-scales is remarkably developed, and as a result, numerous scale flaws remain on the surface of the product to significantly reduce the commercial value of the product. There is. As means to avoid such a problem, for example, the following means are disclosed and proposed. (1) In Japanese Patent Publication No. Sho 60-1085, "accumulated rolling reduction from a rolling start time when producing a hot-rolled steel sheet by hot rolling a slab made of steel containing 0.10 to 4.00% of Si. In the rolling period in which the rate is 65% or more and the billet temperature is 1000 ° C. or more, descaling by a high-pressure water jet with a supply pressure of 80 to 250 kg / cm 2 is performed for 0.04 seconds or more as a cumulative time. The method is characterized in that it is a "descaling method at the time of hot rolling of Si-containing steel", and the gist lies in the following two points. That is, the descalability of the eutectic of fairite and wustite has a remarkable temperature dependence, and there are a temperature range in which descaling is easy and a temperature range in which it is not. It is described that the scale peeling property is the worst when the FET (finish rolling exit side temperature) is about 900 ° C.], and the FET is set at 1000 ° C. or more to avoid this hardly peeling area.
Fairite generated during slab heating penetrates the ground iron in a silkworm-like manner and has a complicated interface structure. Therefore, especially in a state where the rolling reduction is small (for example, in the initial stage of rough rolling), descaling with high-pressure water is difficult. Although it is impossible to remove and remove the erosion, the erosion area floats on the steel sheet surface as the rolling progresses, so that the descaling property is improved at a cumulative rolling reduction of 65% or more. That is, descaling with high-pressure water immediately before finish rolling is most effective. (2) As a method for reducing the scale thickness, several methods have been proposed to suppress the scale growth after hot rolling as much as possible. In Japanese Patent Application Laid-Open No. 56-93821, the steel sheet is rapidly cooled immediately after finish rolling. The purpose is to reduce the scale thickness of the hot-rolled steel sheet surface. (3) Further, a method of covering the area between the finishing mill and the winding machine with a tunnel-type compartment of a non-oxidizing gas (Japanese Patent Application Laid-Open No. 53-43661), and a method of covering the same from the finishing mill to the winding machine A cooling tank is provided in the section up to and while the hot-rolled steel sheet is immersed in it and cooled,
A method in which the entire section including the cooling tank is covered with a tunnel-type compartment to form a non-oxidizing gas atmosphere (JP-A-54-56060). [Problems to be Solved by the Invention] However, in the above-mentioned various conventional examples, in the case of (1), in order to perform rolling under operating conditions that satisfy the above-mentioned points related to the scale flaw prevention method, a high temperature is required. Since the slab heating temperature is increased due to the FET, the productivity is deteriorated due to an increase in fuel consumption rate and an increase in scale loss. Further, various restrictions are added to the rolling reduction and the descaling time, so that there is a problem that the rolling operation becomes complicated. Further, the publication does not mention the effect of the descaling state before finish rolling on the scale thickness of the steel sheet surface after hot rolling. Unless the hot-rolled steel sheet is used as it is, it is necessary to remove the surface scale mainly by pickling. In this case, when the scale thickness is large, the pickling time becomes long, and there is a problem that a decrease in work efficiency cannot be avoided.
Further, in the method (2), since there are measuring instruments such as a thermometer and a thickness gauge on the exit side of the finishing mill, rapid cooling cannot be performed for a certain period of time, so that a sufficient effect cannot be obtained. Further, the method shown in (3) requires a large amount of equipment and has technical problems in the gas sealing method and the like, so that it has not become a practical method. The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and has as its object to solve the above problems by applying high-pressure water spray to a steel sheet under predetermined conditions before finish rolling. . [Means for Solving the Problems] In order to achieve the above object, the present invention provides a method for producing a hot-rolled steel sheet by hot rolling a steel containing 0.1% by weight or more of Si prior to finish rolling. High-pressure water spray with an impact pressure per unit spray area of 20 g / mm 2 or more and 40 g / mm 2 or less, and a flow density per unit time of 0.10 l / min.mm 2 or more and 0.2 l / min.mm 2 or less Is applied to the surface of a steel sheet to produce a thin-scale hot-rolled steel sheet. [Operation] The present invention employs the above-described method, and is free from various restrictions such as temperature, reduction ratio, descaling time, and the like, and does not require special equipment after hot rolling. By completely removing the hard-to-peel scale before finish rolling, the thickness of the scale can be reduced. In view of the above, the present inventors have found that the descalability of the primary scale before finish rolling of the primary scale and the scale thickness after hot rolling are particularly high when hot-rolling the Si-containing steel, which is difficult to scale. A detailed experiment was performed on the relationship. In the experiment, in the actual hot strip mill FSB (Finisher Scale Braker-high pressure water descaling device just before the finishing mill), the supply high pressure water pressure, water amount, spray spread angle and thickness, distance between nozzle and steel plate surface were changed. By doing so, the impact force Pt per unit area of the high-pressure water spray and the flow density V per unit time were changed, and the scale thickness at that time was investigated. As a result, the steel plate simply hits the high-pressure water spray without any restrictions such as the high-pressure water supply pressure, the descaling time, the steel sheet temperature at the time of descaling, and the cumulative rolling reduction of the steel sheet until the time of the descaling. can evaluate the scale peelability by flow density V per impact pressure Pt and the unit time per unit spraying area when, Pt is 20 g / mm 2 or more, the scale is almost V is 0.10l / min.mm 2 or more peeling However, it has been found that in such a case, the scale after hot rolling can be thinned without suppressing the scale growth by a special device after finish rolling. The present invention has been made based on the above findings. Hereinafter, the reasons for limiting the constituent elements in the present invention will be described in detail. The effect of the present invention is to peel and remove the scale that is hardly peelable from the Si-containing steel. If the content of Si is less than 0.1%, a scale that is difficult to peel off is not formed. Therefore, the lower limit of the Si content is set to 0.1%. The reason why the collision pressure and the flow rate of the high-pressure water spray are respectively controlled to 20 g / mm 2 or more and 0.11 l / min.mm 2 or more will be described. The slab having the composition shown in Table 1 was used as the test steel, and the high-pressure water supply pressure to the descaling header of the FSB immediately before the finish rolling mill was used.
Rolling was performed under the conditions shown in Table 2 while changing the amount of water supplied and the height of the header (the distance between the nozzle and the steel plate), and the scale thickness of the product after hot rolling was investigated (scale thickness was measured by optical microscopic observation of the cross section of the plate). did). The test steel A contains a large amount of Si, so that the primary scale does not easily peel off, the finish-rolling exit temperature is high, the winding temperature is high, and the scale thickness tends to be thick. Fig. 1 shows the detailed survey results. The numbers in the figure indicate the scale thickness of the hot rolled product. As can be seen from the figure, it is apparent that the scale thickness sharply decreases when Pt is 20 g / mm 2 or more and V is 0.11 l / min.mm 2 or more. In FIG. 2, V is 0.15 l / min.mm 2 , Pt is 10 g / mm 2 ((a) in the same figure), and 30 g
XM of the cross section of the steel sheet surface in the hot-rolled product descaled as / mm 2 ((b) in the same figure)
A shows the results of the analysis. When Pt is 10 g / mm 2, a subscale layer is formed between the ground iron and the scale, and it can be seen that the scale is not completely peeled or removed by descaling. On the other hand, when Pt was 30 g / mm 2, no sub-scale layer was recognized, and it is estimated that the sub-scale layer was completely removed by descaling. FIG. 3 shows the effect of the high-pressure water flow density V on the scale thickness of the hot-rolled product. As is clear from the figure, when the collision pressure is 30 g / mm 2 and the V is 0.11 l / min. Mm 2 or more, the scale thickness is significantly reduced. That is, the effect of the present invention on reducing the scale is to completely remove the scale by descaling before finish rolling. Furthermore, the higher the impingement pressure and flow rate of the high-pressure water spray, the more effective it is for thinning the scale. Therefore, Pt and V are set to 40 g / mm 2 or less and 0.2 l / min.mm 2 or less, respectively. EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described with reference to Examples. When hot rolling a slab made of steel having the chemical composition shown in Table 3, descaling was performed under the conditions shown in Table 4. The scale thickness and scale flaw generation rate after hot rolling are shown. In Table 4, as can be seen in Nos. 1 to 13 relating to steel B, if Pt and V are within the range of the present invention, there is no scale flaw, and the scale thickness is as thin as 10 μm or less. Outside the range of the present invention, the scale thickness is as large as 20 μm or more. Therefore, the effect of the present invention is clear. Also, the decrease in scale thickness depends only on the conditions of Pt and V, and other factors such as high-pressure water supply pressure, descaling temperature,
It is clear that the difference does not depend on the descaling time and the cumulative rolling reduction. The scale flaw occurrence rate indicates a scale flaw generation area rate on the steel sheet surface. As is clear from Nos. 14 to 17, the above effects are the same for steel having a Si content of 0.1% or more even when the steel components are different. When the Si content is less than 0.1%, as is clear from Nos. 18 and 19, a scale that is hardly peelable is not formed, and the effect of the present invention is not recognized. In the hot-rolled steel sheet thinned according to the present invention, the pickling time was reduced to about 比 べ compared with the case where the present invention was not carried out, and productivity was significantly improved due to an increase in pickling efficiency. [Effects of the Invention] As described above, according to the present invention, among steels containing 0.1% by weight or more of Si, among the descaling conditions during hot rolling, the collision pressure and the flow density are the present invention. If it is within the range, easily remove the scale that was conventionally difficult to peel,
A hot-rolled steel sheet having a remarkably thin scale thickness can be manufactured, and industrially useful effects such as an increase in productivity without any particular hindrance to pickling can be obtained.

【図面の簡単な説明】 第1図はスケール厚に及ぼすデスケーリング時の高圧水スプレーの衝突圧およ
び流量密度の影響を調査した結果を示した図表、第2図は本発明範囲(同図(b)
)および範囲外(同図(a))の鋼板表面断面部の酸素,Siの分布を示す図、第
3図はスケール厚に及ぼす高圧水スプレーの流量密度の影響を示した図表である
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a table showing the results of an investigation on the effects of the impact pressure and flow density of the high-pressure water spray during descaling on the scale thickness, and FIG. 2 is a diagram showing the scope of the present invention (FIG. b)
) And the distribution of oxygen and Si in the cross section of the steel sheet surface outside the range (FIG. (A)). FIG. 3 is a table showing the effect of the flow density of the high-pressure water spray on the scale thickness.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 (1) Siを0.1重量%以上含有する鋼を熱間圧延して熱延鋼板を製造するに際
し、仕上圧延に先立ち、単位散布面積当たりの衝突圧が20g/mm2以上40g/mm2
以下で、単位時間当たりの流量密度が0.10l/min.mm2以上0.2l/min.mm2
下の高圧水スプレーを鋼板表面に施すことを特徴とする薄スケール熱延鋼板の製
造方法。
(1) In producing a hot-rolled steel sheet by hot-rolling a steel containing 0.1% by weight or more of Si, the impact pressure per unit spraying area is 20 g / mm prior to finish rolling. 2 or more 40g / mm 2
Hereinafter, the production of thin-scale hot rolled steel sheet flow density per unit time is equal to or applied to the 0.10 l / min.mm 2 or more 0.2l / min.mm 2 less high pressure water spray to the surface of the steel sheet Method.

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