JP2662525B2 - 武道用防具 - Google Patents

武道用防具

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JP2662525B2
JP2662525B2 JP33522894A JP33522894A JP2662525B2 JP 2662525 B2 JP2662525 B2 JP 2662525B2 JP 33522894 A JP33522894 A JP 33522894A JP 33522894 A JP33522894 A JP 33522894A JP 2662525 B2 JP2662525 B2 JP 2662525B2
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壽男 増田
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RYU SEIGO
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木刀による組太刀使用
時の防具であり、真剣・竹刀・木刀・木剣・長刀・槍・
杖を用いる剣術練習時に使用する武道用防具であり、空
手等、徒手空拳の格闘技における自己及び相手に対する
武道用防具である。
【0002】
【従来の技術】甲手の被服部分全体を相手の攻撃から守
るために、従来の技術では、単に材料を縫い合せて、全
体を覆い尽くすだけであり、これでは、非装着時の繊細
な指の動き、掌による微妙な感触、特に 手首の防備目
的のために、手首の動きを全く無視し、その動きを固定
し犠牲としていた。そのために、武道用防具装着時と非
装着時とでは、大きく動きが限定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の武道用防具で
は、相手の攻撃から甲手部分を防御するために、装甲を
厚くするだけで、手首や腕部分の自由な動きを全く犠牲
にしていたために、非装着時の繊細且つ微妙な自由な動
きが取れず、その武術が本来行うべき動きが思うように
取れず、術法を用いる事が大きく限定されていた。しか
しながら、非装着での組太刀・格闘技練習試合では、い
たずらに怪我人が続出し、死者が出る事もあり、動きが
限定されても武道用防具を装着しなければならないとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、これまで以上の、攻撃に対する
防御機能を温存しながら、非装着時と何等変らぬ自由な
動きを可能にしたものであり、特に、手首部分は、非装
着時と全く変らない上下左右の動きや回転等、非装着時
と同じだけの自由な動きを実現して、その武術本来の術
法を双方共に怪我をする事を最少限度に留め、遺憾なく
術法を発揮して、練習することを可能とする武道用防具
を提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の武道用防具では、防御機能を損なう事無
く、自由な動きを可能にするために、外部装甲部分を小
部品に分けて、それぞれを蛇腹の鱗状に繋ぎ合せたもの
である。
【0006】拳の外皮部分の装甲部品は、一体の部品と
し、特に自由な動きを要求される手首部分の装甲部品程
細かく部品に分け、腕部分になるほど大きな部品に分け
たほうが、効果的である。
【0007】拳の外皮部分の装甲部品は、例えば、図3
に示すように、装甲部品の内側の指輪で、中指と親指に
装着されており、手の内による繊細且つ微妙な動きを取
るために、掌は全く被服しないほうが好ましい。
【0008】拳の甲部には、例えば、図1に示すよう
に、防備を補強するためと、装着時に一層密着性を高め
るために、甲部分の補強装甲部品を付け、指被服部分に
もそれぞれ補強装甲部品をつけることが好ましい。
【0009】後記する理由により、手首部分の装甲部品
は、蛇腹の鱗状に連結し、腕部分の装甲部品は、二重構
造の鱗状に連結したものである。
【0010】身体との装着は、中指と親指にある指輪及
び、腕部分装甲部品の内側に有る穴を通る紐を絞める事
によって、装着する。
【0011】装甲部品の材質は、一般的には皮革製品・
合成樹脂(ポリウレタン・合成ゴム・シリコンラバー)
で充分だが、使用する武具により金属板(アルミ・銅・
鋼・銀)でも良く、格闘技練習試合に使用する時には、
拳の装甲部分に綿かスポンジのパットを着ける事が好ま
しい。
【0012】皮膚表面の接触部分には、フェルトを各部
品の内側に張り付ける方が、装着感がより一層向上す
る。
【0013】
【作用】上記のように構成された武道用防具を装着し、
使用すると、敵の攻撃に対し、非装着時と同等の自由な
動きができるために、その武術本来の動きが思う存分に
取れ、術法を遺憾なく発揮できる。
【0014】掌が、全く素肌であるために、手の内によ
る繊細且つ微妙な動きができ、武具の扱いも非装着時と
何等変らない。
【0015】装甲が鱗状になっているために、敵の攻撃
に対する防御機能が一層向上し、怪我を最少限度に留
め、術法を存分に発揮練習する事が可能となった。
【0016】装着が、中指と親指、また腕部分の紐によ
る絞めつけによるものである事から、さしたる装着感が
ない。
【0017】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、武道用防具全体は、拳部分装甲部1と手
首部分装甲部2と腕部分装甲部3の大きく三つの部分か
ら構成されており、全体の外装部品の材質は、この場合
皮革製品である。使用する武具や拳術の種類により、合
成樹脂や金属板等自由に選択できる。即ち、一般的に組
太刀等剣術における木刀・竹刀・木剣・長刀・杖の場合
には、皮革類や合成樹脂類(ポリウレタンフォーム・合
成発泡ゴム・シリコンラバー)を用い、空手等徒手空拳
の格闘技練習試合には、外部装甲部分に綿または、ウレ
タンフオームのスポンジ類のパットを取り付けて使用す
る。また、使用する武具が、刃引きの真剣や真剣の場合
には、その殺傷能力を防ぐに足る、曲げ加工可能な金属
板(アルミ・銅・鋼・銀)を用いて防御機能を高める必
要がある。即ち、無論真剣の止め太刀を使うけれど、甲
手を打った場合の防御として、皮革の裏に薄い鋼鉄版を
貼って、怪我を防ぐ。鎧ではなく、あくまで練習のため
の防具である。
【0018】図1・図2・図3から、手首部分蛇腹装甲
部2は小部品2aによって構成されている。手首装甲部
分の動きが、上下左右回転等自由に稼動できるように、
蛇腹状に連結した。図2・図7・図8から解るように、
手首部分の部品一つ一つを丈夫な麻紐2bで可動できる
ように小部品2aの三点でつなぎとめた。この場合、各
小部品2aは、隙間があいて防備上の欠陥とならないよ
うに、重ねをつけてある。(図8)
【0019】繊細な動きが要求される手首より、防御機
能が重視される腕部分装甲部3には、図2・図6のよう
に大きく三つの内装部品3bを三点において、連結用麻
紐3cで連結させて、充分可動できるようにし、図3・
図9のように、この内装部品3bの末端部に穴を開け
て、装着用皮紐6を絞めることにより腕部分にしっかり
と装着できるようにした。また、内装部品3bの内側に
は、フェルト5を張り付け、一層装着感を良くしてい
る。
【0020】三点で連結された腕部分の内装部品3bだ
けでは、どうしても部品と部品の間に隙間が生じ、防御
機能が損なわれてしまう。(図6)故に、この内装部品
3bの上に、外部装甲部品3aを鱗状に、重ね部分がで
きるように張合わせて、外部装甲部品3a同士は、非接
着とし、可動させるために出来た隙間を埋めて防備機能
を高める二重構造とした。(図2・図6・図7)
【0021】また、この実施例では、図3に示すように
指と手の拳部分装甲部1の装甲部品1aの内側に付けら
れた指輪4b・4aで、中指と親指に固定され、装着さ
れている。指の動きは自由にでき、掌部分は、素肌であ
り、非装着時と何等変らない。
【0022】また、拳を握った状態での指の第三関節部
分と甲の部分には、それぞれに、指部防御補強装甲部品
1a・甲部防御補強装甲部品1cを、装甲部品1aに付
けて、二重に外装を施し、防御機能を高めている。(図
1・図2・図4・図5)
【0023】この武道用防具は、左右対称をなしてお
り、図では、右手用防具だけをを示した。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】本発明によれば、全体を構成する部品が、
蛇腹状に連結されているために、非装着時と変らない自
由な動きが可能である。また、請求項2記載の発明によ
れば、外側装甲部は、鱗のように隙間なく防備している
為、攻撃に対する防御機能も増している。
【0026】特に、請求項3記載の発明によれば、腕部
分は、二重構造になっている為に、動きを制限される事
なく、防御機能は、更に増大している。
【0027】また、請求項5記載の発明によれば、拳部
分で、敵の攻撃にさらされる外装部分は、装甲されてい
るが、指の内側及び掌は、素肌であるので、手の内によ
る繊細且つ微妙な動きを取ることが出来、非装着時と何
等変らぬ動き術法を遺憾なく発揮できる。
【0028】装着方法が、中指・親指の指輪部品と、腕
部分の紐による固定のため、装着が簡単であり、また動
きを制限されることなく、最大の防御機能を発揮できる
よう、装着する人が自分に合うように、自分自身で加減
することが出来る。
【0029】使用する武具によって材質を選択すること
が出来るので、各種の武術において、怪我を最少限度に
留めて、より実戦的な練習をすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の立体図である。
【図2】上面図である。
【図3】下面図である。
【図4】本体の右側面図である。
【図5】本体の左側面図である。
【図6】本体の腕部分装甲部3の内装部品3bの立体図
である。
【図7】図2におけるA−A′断面図である。
【図8】図2におけるB−B′断面図である。
【図9】図2におけるC−C′断面図である。
【図10】図2におけるD−D′断面図である。
【図11】斜め後方からの立体図である。
【符号の説明】
1 拳部分装甲部 1a 装甲部品 1b 指部防御補強装甲部品 1c 甲部防御補強装甲部品 2 手首部分蛇腹装甲部 2a 小部品 2b 麻紐 3 腕部分装甲部 3a 外部装甲部品 3b 内装部品 3c 連結用麻紐 4a 親指に装着するための指輪 4b 中指に装着するための指輪 5 フェルト 6 装着用皮紐

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手首部分の動きが、上下、左右、回転等、
    全く非装着時と同じ動きが出来るように、手の甲から後
    を、小部品に分け、その小部品を蛇腹状に連結させた武
    道用防具。
  2. 【請求項2】非装着時と同じ動きを得、尚且つ 蛇腹の
    鱗部分のように、小部品と小部品の重ねを付けて、隙間
    なく連結してなる請求項1記載の武道用防具。
  3. 【請求項3】繊細な動きを必要とする手首部分は、蛇腹
    の鱗部品を細かくし、また繊細な動きよりも防御機能を
    重視すべき腕部分は、可動部分と防御機能を増すための
    外皮装甲部分との二重構造とした請求項1記載の武道用
    防具。
  4. 【請求項4】腕部分の密着性を高めるために、可動部分
    に穴を開けて、紐を通して、これを絞める事により腕に
    装着され、この可動部分と外皮装甲部分を完全に接着し
    た請求項1記載の武道用防具。
  5. 【請求項5】手の甲側だけを装甲できるような開放構造
    とし、その装甲部品の内面に中指・親指に装着するため
    の指輪を設けた請求項1記載の武道用防具。
  6. 【請求項6】材質は、皮革製品又は、合成樹脂(ポリウ
    レタンフオーム・合成発泡ゴム・シリコンラバー)また
    は、金属板(アルミ・銅・鋼・銀)であることを、特徴
    とする請求項1記載の武道用防具。
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