JP2651298B2 - ビーム焦点調整器及び電子ビーム装置 - Google Patents

ビーム焦点調整器及び電子ビーム装置

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JP2651298B2 JP3283047A JP28304791A JP2651298B2 JP 2651298 B2 JP2651298 B2 JP 2651298B2 JP 3283047 A JP3283047 A JP 3283047A JP 28304791 A JP28304791 A JP 28304791A JP 2651298 B2 JP2651298 B2 JP 2651298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図7) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図3,4) (2)第2の実施例の説明(図5) (3)応用例の説明(図6) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ビームー焦点調整器及
び電子ビーム装置に関するものであり、更に詳しく言え
ば、リフォーカスコイルの焦点位置合わせ精度の向上及
び電子ビーム直接描画をする露光装置の改善に関するも
のである。
【0003】近年、半導体集積回路(以下単にLSIと
いう)装置の高機能,高集積化の要求,例えば、DRA
M等の大規模集積回路において、記憶容量64M〔メ
ガ〕で0.3 〔μm〕, 256Mで0.2 〔μm〕の微細加工
が要求され、これに伴う微細パターン露光処理をする場
合、電子ビームやイオンビームを用いた露光装置が使用
されている。
【0004】これ等の装置において、例えば、電子ビー
ムの焦点調整用のレンズ磁界を補正するリフォーカスコ
イルが使用されている。これによれば、該リフォーカス
コイルがコイル枠付支持体から突出した凸部と電子収束
レンズの中央に設けられた凹部に基づく、唯一の作用点
を支点にして光軸位置合わせが行われている。
【0005】このため、従来例のリフォーカスコイルで
は実効中心点が電子ビームの光軸方向を基準にして上下
動を伴うこととなる。このことで、補正された焦点にビ
ーム電流値に比例した誤差を含むことがある。
【0006】また、従来例に係るリフォーカスコイルを
使用した可変矩形電子ビーム露光装置やブロック露光方
式の電子ビーム露光装置では、ビームサイズの変化によ
るビーム位置ずれを偏向器に帰還し、それを補正しなけ
ればならない。このため、該帰還による補正演算が余儀
無くされ、複雑な偏向駆動制御を必要としている。
【0007】そこで、電磁コイルの光軸位置合わせの際
に、唯一の作用点に依存することなく、該電磁コイルの
実効中心点の上下動を極力抑制すること、及び、露光パ
ターンの解像度の向上を図ることができるビーム焦点調
整器及びその応用装置が望まれている。
【0008】
【従来の技術】図7(a),(b)は、従来例に係る電
子ビーム露光装置に適用されるリフォーカスコイルの説
明図であり、図7(a)はその構造を説明する断面図を
示している。例えば、電子ビーム露光装置の電子収束レ
ンズの中央に取り付けられるリフォーカスコイルは、図
7(a)において電磁コイル1,コイル枠付支持体2,
及びリニアアクチュエータ3から成る。
【0009】また、当該リフォーカスコイルの機能は、
図7(b)に示すように電磁コイル1により生じた補正
磁界Hoにより、電子収束レンズ3で発生されたレンズ
磁界HL を補正するものである(図b)参照)。その補
正原理は、レンズ磁界HL 中に電気的に小さな電磁コイ
ル1を挿入して、レンズ磁界HL にわずかな補正磁界H
oを重畳することにより、ビーム電流値の変化に応じて
微妙な焦点補正をするものである。
【0010】例えば、電子ビームEBが最も小さな形状
となるように、それが試料上に位置合わせされ、露光処
理に伴いそのビーム形状が増加(ビーム電流値が大きく
なる)されるような場合に、電子収束レンズ3のレンズ
磁界HL を強くすることにより、その焦点ずれが防止さ
れる。
【0011】この際に、該レンズ磁界HL を直接変化さ
せないのは、電子収束レンズ3のような大きなインダク
タンスを持つものを可変させると、その反応が遅く、ビ
ーム変化に追従できないためである。
【0012】これにより、電子ビームEBの焦点fを試
料上の一点に常に、最良な状態に位置合わせすることが
できる。なお、当該リフォーカスコイルを電子収束レン
ズ3に取付ける場合、コイル枠付支持体2から突出した
一つの作用点Pを支点にして、リニアアクチュエータ3
を移動することにより、電磁コイル1の実効中心点Co
の移動を伴いながら、該支持体2の幾何学軸と電子ビー
ムEBの光軸Czとの位置合わせが行われている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例のリ
フォーカスコイルによれば、コイル枠付支持体2から突
出した凸部と電子収束レンズの中央に設けられた凹部に
基づく、唯一の作用点Pを支点にして光軸位置合わせが
行われている。また、該光軸位置合わせされたリフォー
カスコイルを用いて露光処理が行われている。
【0014】このため、次のような問題が生ずることが
ある。 従来例のリフォーカスコイルでは図7(b)に示す
ように実効中心点Coが電子ビームEBの光軸方向を基
準にして上下動を伴うこととなる。このことで、補正さ
れた焦点fにビーム電流値に比例した誤差を含むことが
ある。これは、電子収束レンズ3の焦点距離fが次式に
示すように、光軸上の総磁束密度Bの2乗の積分値に反
比例するためである。
【0015】1/f=∫B2 dz≒BL2+2BL Bo 但し、μは透磁率,Bは光軸上の総磁束密度(B=μ
H),BL は光軸上のレンズ磁束密度(BL =μHL )
及びBoは光軸上の補正磁束密度(Bo=μHo)であ
る。
【0016】すなわち、実効中心点Coの上下動(Z方
向の動き)は、補正磁束密度Boの変化が直接,焦点距
離fに影響を及ぼすものとなる。これについて、本発明
者等は、電子収束レンズ3と電磁コイル1の幾何学軸C
gとが一致していないことが位置上下動の原因と考え、
レンズのポールピースと数μmの精度で嵌め合うコイル
の巻き枠を作成し、それにコイルを巻付けた。
【0017】しかし、それでも1〜3μmの位置ずれを
生じ、どんなに、コイルの巻き枠を精度良く作成して
も、コイル自体の精度が良くならなかった。このことか
ら、電磁コイル1の補正効率を良くするためには、リフ
ォーカスコイルの実効中心点Coを電子収束レンズ3の
作るレンズ磁界HL の最大値を生ずる位置に合わせる必
要がある。従って、コイル位置ずれ調整後もわずかな位
置ずれを補正するため、その位置ずれ量を偏向器に帰還
し補正しなければならない。
【0018】 また、従来例に係るリフォーカスコイ
ルを使用した可変矩形電子ビーム露光装置やブロック露
光方式の電子ビーム露光装置では、ビームサイズの変化
によるリフォーカスコイルの電流値の変化によるビーム
位置ずれを偏向器に帰還し、それを補正しなければなら
ない。このため、該帰還による補正演算が余儀無くさ
れ、複雑な偏向駆動制御を必要としていた。
【0019】例えば、第1のスリットと第2のスリット
の重ね方によりビーム形状を整形し、該整形された可変
矩形ビームを用いてLSIパターン等を描画する可変矩
形電子ビーム露光装置では、第1のスリットに照射され
る電子ビームEBの電流密度(単位面積当たりのビーム
電流)は一定である。
【0020】このため、第1のスリットと第2のスリッ
トの重ね方によって、そのビーム形状の大きさに変化を
生じた場合に、試料に到達する電流値がそれに応じて変
化をする。
【0021】また、任意形状の電子ビームEBを発生す
るブロック露光方式の電子ビーム露光装置においても、
パターン形状が変化をする毎に、試料に到達する電流値
がブロックパターンの選択に応じて変化をする。
【0022】このことで、ビーム電流値の変化によるク
ローン相互作用による収差を補正すべく、リフォーカス
コイルにより、リフォーカシングが実施される。なお、
クローン相互作用とは電子と電子とが相互に反発するこ
とをいう。また、その相互作用による収差は電流値に比
例して大きくなる。
【0023】例えば、ビーム電流値が大きな状態、すな
わち、最大矩形のビームを照射した場合であって、その
焦点を試料に合わせると、ビーム形状を小さくした場合
に比べて、試料面に焦点が結ばず、試料面の手前で焦点
を結んでしまう。
【0024】逆の場合には、試料面の下側に焦点が結ば
れる。実際には、小さなビームの方が焦点を結びやすい
(少し焦点がずれるだけでビーム形状が変化する)た
め、後者となる。
【0025】しかし、従来例に係る光軸方向を基準にし
て上下動を伴うリフォーカスコイル(以下ビーム焦点調
整器ともいう)を使用した露光装置では、ビームサイズ
に合わせた焦点補正は可能であるが、コイル上下動のた
め、コイルの動きとビーム位置ずれ量の関係が線型とな
らないため、微調整が困難となり、ビーム位置が移動し
てしまうこととなる。
【0026】これは、前述のように電磁コイル1の動き
に上下動と回転を含んでいるためである。このことで、
コイルの変化まで含めて焦点調整する必要があり、サブ
ミクロンの位置ずれに対して完全に調整することが非常
に困難である。
【0027】これにより、高解像度のLSIパターン露
光処理の妨げとなるという問題がある。本発明は、かか
る従来例の問題点に鑑み創作されたものであり、電磁コ
イルの光軸位置合わせの際に、唯一の作用点に依存する
ことなく、該電磁コイルの実効中心点の上下動を極力抑
制すること、及び、露光パターンの解像度の向上を図る
ことが可能となるビーム焦点調整器及び電子ビーム装置
の提供を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題は、
図1(a)に例示するように、電子ビーム(EB)の収
束手段のつくるレンズ磁界の最大値を生ずる位置に、該
電子ビーム(EB)の焦点補正用の磁界(HO )を発生
する磁界発生手段(11)と、前記磁界発生手段(1
1)を回動可能に支持し、該磁界発生手段(11)の磁
界(HO )の実効中心点(Co)を中心にして該磁界発
生手段(11)を回動させて磁界(HO )の方向を変え
る第1の支持体(12)と、前記第1の支持体(12)
を回動可能に支持し、該第1の支持体(12)による前
記磁界発生手段(11)の回動方向とは直交する方向に
第1の支持体(12)を回動させて磁界(HO )の方向
を変える第2の支持体(13)とを有し、前記第2の支
持体(13)による前記第1の支持体(12)の回動お
よび前記第1の支持体(12)による前記磁界発生手段
(11)の回動とにより、前記磁界(HO )の実効中心
点(Co)を中心にして磁界発生手段(11)を回動さ
せて該磁界(HO )の方向を補正することを特徴とする
ビーム焦点調整器によって解決される。このように、本
発明によれば、第1の支持体(12)の回動と、これと
直交する方向に回動する第2の支持体(13)の回動を
介して、焦点補正用の磁界発生手段(11)の磁界(H
O )の中心点(Co)を中心として回転することができ
る。すなわち、磁界発生手段(11)の上下動による誤
差を含まずに該磁界(HO )の方向を変えることができ
るので、磁界発生手段(11)の磁界(HO )による電
子ビームの強度変化に伴う焦点の調整を正確に行うこと
が可能となる。
【0029】また、図2に例示するように、試料(1
0)に電子ビーム(EB)を照射する電子発生源(1
5)と、前記電子ビーム(EB)を偏向する偏向手段
(16)と、前記電子ビーム(EB)を収束する収束手
段(17)と、前記試料(16)から帰還する二次電子
や反射電子(SE)を検出する検出手段(18)と、前
記電子ビーム(EB)の焦点を補正する焦点補正手段
(19)と、前記電子発生源(15),偏向手段(1
6),収束手段(17),検出手段(18)及び焦点補
正手段(19)の入出力を制御する制御手段(20)と
を具備し、前記焦点補正手段(19)が上記ビーム焦点
調整器から成ることを特徴とする電子ビーム装置により
解決される。上記の本発明のビーム焦点調整器を備えた
電子ビーム装置においては、照射される電子ビームの電
流値の大きさに依って該電子ビームが結ぶ焦点の位置が
変動する場合にも、ビーム焦点調整器の上下動による誤
差を含まずにビーム焦点調整器の磁界(HO )の方向を
変えることができるので、ビーム焦点調整器の磁界(H
O )による焦点の調整を正確に行うことが可能となる。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜6は、本発明の実施例に係るビ
ーム調整器及び電子ビーム装置を説明する図である。
【0054】(1)第1の実施例の説明 図3,4は、本発明の第1の実施例に係るリフォーカス
コイルの構成図(その1,2)であり、図3(a)はそ
の斜視図及び一部破砕断面図を示している。
【0055】例えば、電子ビーム露光装置に適用可能な
ビーム調整器(以下第1のリフォーカスコイルという)
は、図3(a)において、電磁コイル21,コイル枠付
円柱状支持体22,円柱状支持体23,リニアアクチュ
エータ24A及び復元用バネ24Bから成る。
【0056】すなわち、電磁コイル21は磁界発生手段
11の一実施例であり、電子ビームEBの焦点補正用の
磁界Hoを発生するものである。コイル枠付円柱状支持
体22は第1の支持体12の一実施例であり、その中央
部に電子ビームEBの通過させる通過孔12Aが開口され
た円柱状を有している。また、該支持体22は図4
(a)に示すように電磁コイル21を支持するものであ
る。
【0057】円柱状支持体23は第2の支持体13の一
実施例であり、コイル枠付円柱状支持体22を支持する
ものである。また、該支持体22と円柱状支持体23と
の間には1組の第1の作用点a,bが設けられ、それが
光軸を中心とする 180度対称な位置に決定されている。
例えば、該作用点a,bは支持体22から突出された球
状の凸部と支持体23に設けられた凹部により成る(図
4(a)参照)。
【0058】さらに、円柱状支持体23とコイル枠付円
柱状支持体22以外との間,例えば、電子ビーム装置の
鏡筒内の一固定面に1組の第2の作用点c,dが設けら
れ、第1の作用点a,bと90度の位相で配置され、か
つ、それが光軸を中心とする180度対称な位置に決定さ
れている。例えば、該作用点c,dは支持体23から突
出された球状の凸部と一固定面に設けられた凹部により
成る(図4(b)参照)。
【0059】リニアアクチュエータ24A及び復元用バネ
24Bは駆動手段14の一実施例であり、リニアアクチュ
エータ24Aはコイル枠付円柱状支持体22を光軸方向か
ら力Fを加えるものである。また、復元用バネ24Bは力
Fが取り去られると、該支持体22を元の位置に復元す
るものである。
【0060】これにより、コイル枠付円柱状支持体22
や円柱状支持体23を駆動することができる。なお、図
3(b)は、第1のリフォーカスコイルの平面図を示し
ている。図3(b)において、第1の作用点a,b間を
結ぶ線分と第2の作用点c,d間を結ぶ線分とが電子ビ
ームEBの通過孔12Aの幾何学軸Cgを中心にして直交
している。また、第1の実施例では、図4(a),
(b)に示すように第1の作用点a,b間を結ぶ線分と
第2の作用点c,d間を結ぶ線分とが異平面において直
交することを特徴とする。
【0061】図4(a),(b)は、本発明の第1の実
施例に係るリフォーカスコイルの構成図(その2)であ
り、図4(a)は図3(b)のX1−X2矢視断面図を
示している。
【0062】図4(a)において、Coは実効中心点で
あり、電磁コイル21の磁界が最も強くなる電気的中心
軸となる位置である。なお、第1の実施例では、電子ビ
ームEBの通過孔12Aの中心となる幾何学軸Cgを含む
平面に電磁コイル21の実効中心点Coを含ませるた
め、第1の作用点a,b間を結ぶ線分又は第2の作用点
c,d間を結ぶ線分のいずれかを含ませるものとする。
【0063】また、第1の作用点a,bは,例えば、支
持体22から突出された球状の凸部を支持体23に設け
られた半球状の凹部により受け、該凹凸部分を自在に動
く構造とする。
【0064】なお、図4(b)は、図3(b)のY1−
Y2矢視断面図を示している。図4(b)において、第
2の作用点c,dは、同様に、支持体23から突出され
た球状の凸部を鏡筒内の電子収束レンズの一固定面に設
けられて半球状の凹部により受け、該凹凸部分を自在に
動く構造とする。また、該作用点c,dはコイル枠付円
柱状支持体22,円柱状支持体23及び電磁コイル21
の荷重を担うものである。
【0065】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るリフォーカスコイルによれば、図3(a)に示すよ
うに電磁コイル21,コイル枠付円柱状支持体22,円
柱状支持体23,リニアアクチュエータ24A及び復元用
バネ24Bが具備され、コイル枠付円柱状支持体22と円
柱状支持体23との間に1組の第1の作用点a,bが設
けられ、かつ、円柱状支持体23とコイル枠付円柱状支
持体22以外との間に1組の円柱状作用点c,dが設け
られる。
【0066】例えば、第1の作用点a,b間を結ぶ線分
と第2の作用点c,d間を結ぶ線分とが図1(b)に示
すように電子ビームEBの通過孔12Aの幾何学軸Cgを
貫通にした異平面において直交している。また、該電子
ビームEBの通過孔12Aの幾何学軸Cgを貫通にした平
面に含まれる第1の作用点a,b間を結ぶ線分が図1
(b)に示すように電磁コイル21の実効中心点Coを
含んでいる。
【0067】このため、電磁コイル21の光軸位置合わ
せの際に、第1の作用点a,b間を結ぶ線分を中心軸C
xにしてコイル枠付円柱状支持体22を任意の角度θ1
だけ回転させたり、第2の作用点c,d間を結ぶ線分を
中心軸Cyにして円柱状支持体23を任意の角度θ2だ
け回転させることにより、少なくとも、中心軸Cxにつ
いては、従来例のような電磁コイル21の実効中心点C
oの上下動を無くすことが可能となる。
【0068】また、電子ビーム装置の電子収束レンズの
作るレンズ磁界HL の最大値を生ずる位置に正確に電磁
コイル21の実効中心点Coを位置合わせすることが可
能となる。これにより、電磁コイル21の動きは中心軸
Cxに係る回転のみとなり、当該リフォーカスコイルの
幾何学軸Cgと電子ビームEBの光軸Czとを高精度に
光軸位置合わせを行うことが可能となる。
【0069】このことで、電磁コイル21により発生さ
れた磁界Hoに基づいて正確に電子ビームEBの焦点補
正を行うことが可能となり、当該リフォーカスコイルの
補正効率を向上を図ることが可能となる。
【0070】(2)第2の実施例の説明 図5(a)〜(b)は、本発明の第2の実施例に係るリ
フォーカスコイルの説明図であり、図5(a)その斜視
図を示している。
【0071】なお、第1の実施例と異なるのは第2の実
施例では、第1の作用点a,b間を結ぶ線分と第2の作
用点c,d間を結ぶ線分とが同一平面において直交し、
しかも、該平面が電磁コイル21の実効中心点Coを含
むものである。
【0072】例えば、電子ビーム露光装置に適用可能な
ビーム調整器(以下第2のリフォーカスコイルという)
は、図5(a)において、その外観形状がコイル枠付リ
ング状支持体32,リング状支持体33及びその他の支
持体34から成る。
【0073】すなわち、コイル枠付リング状支持体32
は第1の支持体22の他の実施例であり、その中央部に
電子ビームEBの通過させる通過孔12Aが開口されたリ
ング状を有している。また、該支持体32は図5(c)
に示すように電磁コイル21を支持するものである。
【0074】リング状支持体33は第2の支持体23の
一実施例であり、コイル枠付リング状支持体32を支持
するものである。また、リング状支持体32とリング状
支持体33との間には1組の第1の作用点a,bが設け
られている。例えば、該作用点a,bは支持体33から
突出されたネジ軸部と支持体32に設けられたネジ受け
凹部により成る(図5(b)参照)。
【0075】さらに、リング状支持体33とリング状支
持体32以外との間,例えば、その他の支持体34に1
組の第2の作用点c,dが設けられる。例えば、該作用
点c,dは支持体34から突出されたネジ軸部と支持体
33に設けられたネジ受け凹部により成る(図5(b)
参照)。
【0076】なお、コイル枠付リング状支持体22やリ
ング状支持体23の駆動方法は、第1の実施例と同様で
あるため説明を省略する。また、その他の構造は第1の
実施例と同様であるため説明を省略する。
【0077】さらに、図5(b)は、第2のリフォーカ
スコイルの平面図を示している。図5(b)において、
第1の作用点a,b間を結ぶ線分と第2の作用点c,d
間を結ぶ線分とが電子ビームEBの通過孔12Aの光軸と
なる幾何学軸Cgを中心にして直交している。また、第
2の実施例では、図5(b),(c)に示すように第1
の作用点a,b間を結ぶ線分が該と第2の作用点c,d
間を結ぶ線分とが同一平面において直交することを特徴
とする。
【0078】図5(c)は、第2のリフォーカスコイル
に係る図5(b)のX1−X2矢視断面図を示してい
る。図5(c)において、電磁コイル21の磁界が最も
強くなる実効中心点Coは、第2の実施例では、電子ビ
ームEBの通過孔12Aの中心となる幾何学軸Cgを含む
平面に含ませるため、第1の作用点a,b間を結ぶ線分
及び第2の作用点c,d間を結ぶ線分の両者を含ませる
ものとする。
【0079】このようにして、本発明の第2の実施例に
係るリフォーカスコイルによれば、図5(a)に示すよ
うに、コイル枠付リング状支持体32,リング状支持体
33及びその他の支持体34が設けられ、図1(c)に
示すように、第1の作用点a,b間を結ぶ線分と第2の
作用点c,d間を結ぶ線分とが電子ビームEBの通過孔
12Aの幾何学軸Cgを中心にした同一平面において直交
している。
【0080】また、該電子ビームEBの通過孔12Aの幾
何学軸Cgを中心にした平面に含まれる第1の作用点
a,b間を結ぶ線分と第2の作用点c,d間を結ぶ線分
とが図1(c)に示すように該電磁コイル21の実効中
心点Coとが一致している。
【0081】このため、電磁コイル21の光軸位置合わ
せの際に、第1の実施例と同様に第1の作用点a,b間
を結ぶ線分を中心軸Cxにして第1の支持体22を任意
の角度θ1だけ回転させたり、第2の作用点c,d間を
結ぶ線分を中心軸Cyにして第2の支持体23を任意の
角度θ2だけ回転させることにより、中心軸Cx及び中
心軸Cyについて、従来例のような電磁コイル21の実
効中心点Coの上下動を無くすことが可能となる。
【0082】また、電子ビーム装置の電子収束レンズの
作るレンズ磁界HL の最大値を生ずる位置に正確に電磁
コイル21の実効中心点Coを位置合わせすることが可
能となる。これにより、電磁コイル21の動きは中心軸
Cx及び中心軸Cyに係る完全な回転のみとなり、当該
ビーム焦点調整器の幾何学軸Cgと電子ビームの光軸C
zとを高精度に光軸位置合わせを行うことが可能とな
る。
【0083】このことで、第1の実施例に比べて電磁コ
イル21により発生された磁界Hoに基づいて、より一
層正確に電子ビームEBの焦点補正を行うことが可能と
なり、当該リフォーカスコイルの補正効率を向上を図る
ことが可能となる。
【0084】(3)応用例の説明 図6は、本発明の各実施例に係る電子ビーム露光装置の
構成図を示している。例えば、第1,第2のリフォーカ
スコイルを応用した電子ビーム装置の一例となる電子ビ
ーム露光装置は、図6において、電子銃25,静電偏向
器26A,電磁偏向器26B,その他の偏向部26C,偏向駆
動制御装置26D,電子収束レンズ27A,焦点制御装置27
B,二次電子検出器28A,信号処理回路28B,リフォー
カスコイル29,制御装置30,マイクロメータ36,
ステージ37及びステージ移動装置35から成る。
【0085】すなわち、電子銃25は電子発生源15の
一実施例であり、制御装置30からのビーム制御信号S
1に基づいて例えば、試料10の一例となる半導体ウエ
ハ38に電子ビームEBを照射するものである。
【0086】静電偏向器26A,電磁偏向器26B,その他
の偏向部26C及び偏向駆動制御装置26Dは偏向手段16
の一実施例を構成するものであり、静電偏向器26Aは電
子ビームEBを静電偏向するものである。また、電磁偏
向器26Bは、電子ビームEBを電磁偏向するものであ
り、その他の偏向部26Cは電子ビームEBを整形するも
のである。
【0087】偏向駆動制御装置26Dは制御装置30から
の偏向データD1に基づいて静電偏向器26A,電磁偏向
器26B及びその他の偏向部26Cの出力を制御するもので
ある。
【0088】電子収束レンズ27A及び焦点制御装置27B
は収束手段17の一実施例を構成するものであり、電子
収束レンズ27Aは焦点制御信号S31に基づいて電子ビー
ムEBを収束するものである。焦点制御装置27Bは焦点
制御データD3に基づいて電子収束レンズ27Aに焦点制
御信号S31を出力したり、リフォーカスコイル29に焦
点補正信号S32を出力するものである。
【0089】二次電子検出器28A,信号処理回路28Bは
検出手段18の一実施例を構成するものであり、二次電
子検出器28Aは半導体ウエハ38から帰還する二次電子
や反射電子SEを検出するものである。また、信号処理
回路28Bは、二次電子検出信号S2をアナログ/デジタ
ル変換をして、電圧取得データD2を制御装置30に出
力するものである。
【0090】リフォーカスコイル29は焦点補正手段1
9の一実施例であり、電子ビームEBの焦点を補正する
ものである。なお、リフォーカスコイル29には、本発
明の第1,第2の実施例に係るリフォーカスコイルが使
用される。また、リフォーカスコイル29の幾何学軸C
gが電子ビームEBの光軸に取り付けられる。
【0091】例えば、リフォーカスコイル29は、図6
の破線円内図に示すように第1の作用点a,b間を結ぶ
線分を中心軸Cxとする回転角度θ1と、第2の作用点
c,d間を結ぶ線分を中心軸Cyとする回転角度θ2と
に基づいて光軸位置合わせをする。
【0092】すなわち、概略、リフォーカスコイル29
を電子ビームEBの光軸に取り付けた後に、その支持体
にマイクロメータ36を介して力Fを加え、電子ビーム
EBの自画像を観察しながらビーム電流値が最大となる
ようにリフォーカスコイル29を光軸位置合わせをす
る。
【0093】制御装置30は制御手段20の一実施例で
あり、電子銃25,偏向駆動制御装置26D,焦点制御装
置27B,信号処理装置28B及びステージ移動装置35の
入出力を制御するものである。例えば、制御装置30が
電子ビームEBに基づいてリフォーカスコイル29の出
力制御をしつつ、半導体ウエハ38に露光処理をする。
【0094】なお、ステージ37は、半導体ウエハ38
を載置したり、リフォーカスコイル29の取付け位置を
設定する際に、ビーム形状よりも小さいマークパターン
を載置するものである。ステージ移動装置35は、制御
装置30からの移動制御データD4に基づいて該ステー
ジ37をX−Y−Z方向に移動するものである。
【0095】このようにして、本発明の各実施例に係る
電子ビーム露光装置によれば、図6に示すように電子銃
25,静電偏向器26A,電磁偏向器26B,その他の偏向
部26C,偏向駆動制御装置26D,電子収束レンズ27A,
焦点制御装置27B,二次電子検出器28A,信号処理回路
28B,リフォーカスコイル29,制御装置30,マイク
ロメータ36,ステージ37及びステージ移動装置35
が具備され、リフォーカスコイル29が第1,第2の実
施例に係るリフォーカスコイルから成っている。
【0096】例えば、リフォーカスコイル29の幾何学
軸Cgを電子ビームEBの光軸Czに位置合わせをする
場合に、該リフォーカスコイル29を電子収束レンズ27
Aに取り付けた後、図5の破線円内図に示すように、第
1の作用点a,b間を結ぶ線分を中心軸Cxにした回転
角度θ1と、第2の作用点c,d間を結ぶ線分を中心軸
Cyにした回転角度θ2とをマイクロメータ36に基づ
いて光軸位置合わせをする。
【0097】この際に、電子ビームEBの自画像を観測
する微細突起パターンに、制御装置30を介して電子銃
25から電子ビームEBが照射されると、偏向駆動制御
装置26Dを介して静電偏向器26Aや電磁偏向器26Bによ
り該電子ビームEBが偏向される。また、焦点制御装置
27Bを介して電子収束レンズ27Aにより電子ビームEB
が収束され、該微細突起パターンから帰還する二次電子
や反射電子SEが二次電子検出器28Aにより検出され、
それが信号処理回路28Bにより処理される。
【0098】ここで、電子ビームEBの自画像が鮮明に
観測する状態に、リフォーカスコイル29の電磁コイル
21がマイクロメータ36に基づいて調整される。これ
により、電磁コイル21をサブミクロン単位に高精度に
光軸位置合わせすることが可能となる。
【0099】この状態で、電子ビームEBに基づいてリ
フォーカスコイル29の出力制御をしつつ、半導体ウエ
ハ38に露光処理をする場合に、例えば、制御装置30
を介して電子銃25から電子ビームEBが照射される
と、該電子ビームEBが露光データに基づいて静電偏向
器26A,電磁偏向器26B及びその他の偏向部26Cにより
偏向される。なお、電子ビームEBが電子収束レンズ27
Aにより収束される。
【0100】この際に、ビーム電流値の変化によるクロ
ーン相互作用による収差を補正するために、リフォーカ
スコイル29により補正する場合において、ビームサイ
ズの変化による上下方向のビーム位置ずれが従来例に比
べて極力抑制され、レンズ磁界HL を精度良く補正する
ことが可能となる。
【0101】これにより、従来例のようなビーム位置ず
れに伴う帰還量の補正演算が不要となり、複雑な偏向駆
動制御を回避することが可能となる。また、最小ビーム
電流値から最大ビーム電流値に渡って焦点補正が可能と
なることからステージ移動装置35を介して連続移動を
する被露光対象に高解像度のパターン露光処理を行うこ
とが可能となる。
【0102】
【発明の効果】このように、本発明によれば、磁界発生
手段(11)の上下動による誤差を含まずに該磁界(H
O )の方向を変えることができるので、磁界発生手段
(11)の磁界(HO )による電子ビームの強度変化に
伴う焦点の調整を正確に行うことが可能となる。また、
本発明のビーム焦点調整器を備えた電子ビーム装置によ
れば、照射される電子ビームの電流値の大きさに依って
該電子ビームが結ぶ焦点の位置が変動する場合にも、ビ
ーム焦点調整器の上下動による誤差を含まずにビーム焦
点調整器の磁界(HO )の方向を変えることができるの
で、ビーム焦点調整器の磁界(HO )による焦点の調整
を正確に行うことが可能となる。
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビーム焦点調整器の原理図であ
る。
【図2】本発明に係る電子ビーム装置の原理図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るリフォーカスコイ
ルの構成図(その1)である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るリフォーカスコイ
ルの構成図(その2)である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るリフォーカスコイ
ルの説明図である。
【図6】本発明の各実施例に係る電子ビーム露光装置の
構成図である。
【図7】従来例に係る電子ビーム露光装置に適用される
リフォーカスコイルの説明図である。
【符号の説明】
11…磁界発生手段、12,13…第1,第2の支持
体、14…駆動手段、15…電子発生源、16…偏向手
段、17…収束手段、18…検出手段、19…焦点補正
手段、20…制御手段、EB…電子ビーム、SE…二次
電子又は反射電子、Cx,Cy…中心軸、θ1,θ2…
回転角度、a,b…第1の作用点、c,d…第2の作用
点、Co…実効中心点、Cg…幾何学軸、Ho…磁界。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビーム(EB)の収束手段のつくるレ
    ンズ磁界の最大値を生ずる位置に、該電子ビーム(E
    B)の焦点補正用の磁界(HO )を発生する磁界発生手
    段(11)と、 前記磁界発生手段(11)を回動可能に支持し、該磁界
    発生手段(11)の磁界(HO )の実効中心点(Co)
    を中心にして該磁界発生手段(11)を回動させて磁界
    (HO )の方向を変える第1の支持体(12)と、 前記第1の支持体(12)を回動可能に支持し、該第1
    の支持体(12)による前記磁界発生手段(11)の回
    動方向とは直交する方向に第1の支持体(12)を回動
    させて磁界(HO )の方向を変える第2の支持体(1
    3)とを有し、 前記第2の支持体(13)による前記第1の支持体(1
    2)の回動および前記第1の支持体(12)による前記
    磁界発生手段(11)の回動とにより、前記磁界
    (HO )の実効中心点(Co)を中心にして磁界発生手
    段(11)を回動させて該磁界(HO )の方向を補正す
    ることを特徴とするビーム焦点調整器。
  2. 【請求項2】 試料(10)に電子ビーム(EB)を照
    射する電子発生源(15)と、前記電子ビーム(EB)
    を偏向する偏向手段(16)と、前記電子ビーム(E
    B)を収束する収束手段(17)と、前記試料(16)
    から帰還する二次電子や反射電子(SE)を検出する検
    出手段(18)と、前記電子ビーム(EB)の焦点を補
    正する焦点補正手段(19)と、前記電子発生源(1
    5),偏向手段(16),収束手段(17),検出手段
    (18)及び焦点補正手段(19)の入出力を制御する
    制御手段(20)とを具備し、前記焦点補正手段(1
    9)が請求項1記載のビーム焦点調整器から成ることを
    特徴とする電子ビーム装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子ビーム装置におい
    て、電子ビーム(EB)の強度に対応して前記制御手段
    (20)が焦点補正手段(19)の出力制御をしつつ、
    前記試料(10)に露光処理をすることを特徴とする電
    子ビーム装置。
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