JP2629148B2

JP2629148B2 - ディスペンサー

Info

Publication number: JP2629148B2
Application number: JP7139586A
Authority: JP
Inventors: ヴァンサン・ドゥ・ラフォルカド
Original assignee: LOreal SA
Current assignee: LOreal SA
Priority date: 1994-06-08
Filing date: 1995-06-06
Publication date: 1997-07-09
Anticipated expiration: 2012-07-09
Also published as: DE69500279T2; EP0686576A1; CA2151193A1; CA2151193C; FR2721010B1; DE69500279D1; BR9502202A; US5586693A; JPH07327730A; ES2104466T3; EP0686576B1; FR2721010A1

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多少の粘性のある液体
形態を有する製品の噴霧、分配、施与等を行うディスペ
ンサーに関する。該ディスペンサーは、種々の分野で使
用することができ、液体、スプレーまたは泡の形態を有
する、化粧品（マニュキア、脱臭剤、ヘア用ムース、ボ
ディローション、除毛用ムース、液状ファンデーショ
ン、またはサンローション）、または皮膚病用製剤（昆
虫忌避剤、鎮痛剤、抗炎症薬）、家庭用製品、塗料など
を適用するものである。

【０００２】

【従来の技術】本発明のディスペンサーは、分配バルブ
を備え、噴霧される物質を収容する公知の容器を有して
おり、分配バルブには、作動ステムと、該ステムを作動
させるピン部を有する押しボタンと、該ピン部を貫通
し、押しボタンに設けられたノズルにステムの一端を連
結するダクトと、容器に固定可能で、押しボタンを所定
位置に保持するために設けられた保持リングとが設けら
れている。

【０００３】この種のディスペンサーは、本出願人によ
って、仏国特許公開第２６６１６６１号公報に記載され
ている。このディスペンサーは、押しボタンにわずかな
力を加えることによって、分配バルブが作動するように
されたもので、力を加える際には円滑な操作感を使用者
に付与する。さらに、力の加える区域が比較的大きな角
度範囲を持っているため、このディスペンサーは容易に
使用できるものとなっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このディスペンサーの
作動装置（リング−押しボタン）は、２つの別個の部品
によって構成されているため、製造ライン上での組立が
必要であり、工業的観点から、比較的高価で複雑なもの
である。他の欠点は、この従来のディスペンサーに使用
できるバルブが、特殊な工業用組立工具を必要とする側
方変形バルブと称されるバルブに限られているという点
にある。この結果、ディスペンサーは高価なものとな
る。

【０００５】本発明は、このようなディスペンサーの製
造および組み立てを容易にすることを目的とする。

【０００６】本発明の主たる目的は、仏国特許公開第２
６６１６６１号に係る装置よりも製造および組み立てが
簡単であり、コストを可能な限り削減した、上述した種
類のディスペンサーを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段および作用】よって、本発
明は、液体、スプレーまたは泡の形態の製品の分配用の
ディスペンサーからなる新規な工業製品を提供するもの
であり、分配バルブを備え、対称軸を有する、製品収容
体を具備し、該分配バルブが、作動ステムと；該ステム
を作動させることができるピン部と、該ピン部を貫通す
るとともに、軸線を有し内部に設けられたノズルに上記
ステムの一端を連結するダクトとを有する押しボタン
と；収容体に固定可能で、押しボタンを所定位置に保持
するために設けられた保持リングとを具備してなるディ
スペンサーにおいて、押しボタンおよび保持リングが、
単一の部品として形成され、収容体の対称軸とノズルの
軸線によって形成される平面に位置する区域において、
保持リングに押しボタンを連結する回り継手（スイベル
ジョイント）によって互いに連結されており、この回り
継手は、収容体の軸に直交する軸の回りを回転可能で、
さらに、押しボタンとリングとは、収容体の軸に沿って
移動可能な少なくとも１つのタブ（接続片）によって互
いに連結されていることを特徴とするディスペンサーを
提供するものである。

【０００８】本発明に係るディスペンサーの装備に使用
できるバルブは、好ましくは、従来のプッシュダウンバ
ルブ（押込み式バルブ）である。しかし、チルトバルブ
と呼ばれる側方へ変形するバルブもまた使用できる。

【０００９】リングに押しボタンを連結する回り継手
は、好ましくは、２重円錐形を有しており、より小なる
断面の区域がその断面の縦軸の回りの任意の回転と、こ
の軸に直交する方向への押しボタンの若干の回動を許容
し、この回り継手の小なる断面の区域が回転の中心とな
っており、分配ノズルの反対に位置する押しボタンの上
面の区域を押圧しても、押しボタンがリングに相対して
収容体の底部に向かう方向に押し込まれることはない。

【００１０】好ましくは、ディスペンサーは、移動可能
ないくつかのタブを有する。

【００１１】いくつかのタブを使用する場合、その数は
２、４、６または８で、リングと押しボタンの間に対称
に配するのが好ましい。

【００１２】タブを一つだけ使用する場合は、タブは回
り継手の反対側に位置する区域で、リングと押しボタン
との間の環状空間に配される。

【００１３】回り継手とは対照的に、タブは収容体の底
部に向けて収容体の軸に沿って、単一方向に移動可能で
ある。

【００１４】好ましくは、各タブの第１端部はリング
（または押しボタン）に接合されるとともに、収容体の
軸に直交するとともに回り継手の軸を含む平面に位置し
ており、また各タブの第２端部は押しボタン（またはリ
ング）に接合されている。押しボタンの休止位置におい
て、各タブの第１および第２端部の取付箇所は、異なる
高さにある。言い換えれば、タブは、収容体の軸に直交
するとともに回り継手の軸を含む面において、押しボタ
ンとリングとの間に形成された環状の空間に配されてい
る。

【００１５】このような構造のために、押しボタンを収
容体の底部に向けて下方に押し込むことができるが、押
しボタンは反対方向には動かないようになっている。

【００１６】好ましくは、各タブは２つの端部間で断面
が一定でないものとなっている。これにより、小なる断
面の区域が、押しボタンを押し込んだときに折曲し真直
に延びる部位を構成している。

【００１７】本発明は、また、上述したような分配バル
ブが備わっているディスペンサーに設けられる押しボタ
ンに関するもので、この押しボタンは、保持リングを有
する単一の部材を形成しており、バルブの開放させるべ
く、押しボタンの十分なたわみを可能にする少なくとも
一つのタブと回り継手によってリングに連結されてい
る。

【００１８】添付の図面に示した２つの実施例により、
本発明を詳細に説明するが、これらは単に例証のための
もので、発明を限定するものではない。

【００１９】

【実施例】添付された図１ないし６において、スプレー
装置（ディスペンサー）は、全体が符号１で表されてお
り、推進ガスによって加圧されるとともに、対称軸Ｘを
有する略円筒状の収容体３に取り付けられる分配バルブ
２を具備する。収容体３は、例えば、化粧品または皮膚
病用製剤でエアゾールの形態で分配される液状製品を収
容する。また、クリームまたは多少の粘性のある他の製
品を分配するため、推進ガスが間接的に作用するパウチ
もしくはピストンが備わっている収容体を使用すること
も可能である。

【００２０】スプレー装置１は、周縁部４ｃを有するキ
ャップ状の押しボタン４を有しており、該押しボタン４
には、その凹部の軸つまり軸Ｘに沿って延びる円筒状の
ピン部５が、該押しボタン４の頂部４ａに接合された状
態で設けられている。このピン部５には、横断ダクト７
に連結される軸ダクト６が貫通して形成されており、横
断ダクト７は、さらに、押しボタン４の窪んだ区域４ｂ
に設けられたセンタリング部材９に通常の方法で取付ら
れたノズル８に導かれている。ダクト６の自由端にはダ
クト７よりも大なる直径の穴が形成され、バルブ２の作
動ステム１１の自由端を若干強く嵌合して収容できる凹
所１０とされている。

【００２１】上記バルブ２は、収容体３の底部に向けて
軸Ｘ方向に作動ステム１１を押し込んで開口を開放す
る、通常の「プッシュダウン」型のものである。バルブ
２は、上部が作動ステム１１側でキャップ１３にくびれ
加工により係止された本体１２を具備しており、キャッ
プ１３は、収容体３の上端の円形開口部の巻回縁部１４
にくびれ加工またはフランジ接合により固定されてい
る。本体１２には、そのバルブの下部で作動ステム１１
の反対側に、収容体３の底部まで延びる浸液チューブ１
６が取り付けられた縮径した連結部１５を設けることが
できる。

【００２２】押しボタン４の頂部４ａの全表面は、窪ん
だ区域４ｂを除いて、図２でハッチングで表されている
押圧区域（押圧部）４ｄを構成しており、この押圧区域
４ｄ上に使用者が圧を作用させてバルブ２を開放する。
使用者が圧をかける個所は重要ではなく、押圧区域４ｄ
の表面上であればどの個所を押圧しても装置は機能す
る。

【００２３】押しボタン４は、その周縁部４ｃが略円筒
状の取付けリング（保持リング）２３の第１環状縁２３
ａに、ほぼ２重円錐形の回り継手（スイベルジョイン
ト）３０と一または数個のタブ４０によって連結されて
おり、バルブ２を開放するに充分な、取付けリング２３
に相対する収容体３の軸方向への押しボタン４の可動性
が確保されている。回り継手３０の２重円錐という形状
は必須ではなく、変形例として、長さ／直径の比が、例
えば１と３の間にある簡単な締結部品によって構成する
こともできる。

【００２４】押しボタン４、取付けリング２３、回り継
手３０およびタブ４０は、例えばポリプロピレンから作
製することができる単一の部品からなる。

【００２５】取付けリング２３の第２環状縁２３ｂの内
側には、収容体３の円筒部３ｂと、該収容体３の上部を
構成し、巻回縁部１４に至っているドーム部３ａとの間
の中間区域に設けられた環状溝３ｃに係止可能とされた
係止ビード部２４が設けられている。

【００２６】図２および５に示されているように、回り
継手３０は、２つの円錐形状の連結部材３１、３２を具
備し、その第１の連結部材３１は、取付けリング２３の
縁部２３ａの内側に接合され、第２の連結部材３２は、
押しボタン４の周縁部４ｃに接合されており、これら２
つの連結部材３１、３２は、折曲および／または回転す
る区間を構成する、より小なる断面の区域３３となる２
つの円錐部の頂部によって連結されている。回り継手３
０は、ノズル８の中央部および収容体３の軸Ｘを貫通す
る平面Ｐ（図３の紙面）に位置している。

【００２７】回り継手３０のこの配置により、押し込み
区域４ｄ上を押圧することによって押圧ボタンが作動さ
れた場合、押しボタン４は垂直移動せず、押下げられる
ことはないが、ねじれによる押しボタンの縦軸Ｘ回りの
若干の回動を許容しながら、固定され有効な押し込み個
所が構成される。同時に、この配置により、２重円錐
が、２重円錐自体の中心を回転中心として縦軸Ｚに沿っ
て若干回転することができるようになっている。

【００２８】さらに、回り継手３０は窪んだ区域４ｂの
下の前方で該区域に対して同芯となるように位置してい
る。

【００２９】図６は休止位置にあるタブ４０の側面図を
示す。タブ４０は、軸Ｘ、ノズル８の中心、および押し
ボタンの周縁部４ｃとリング２３の内縁２３ｂの間の回
り継手３０を貫通する平面Ｐに対して対称に配設されて
いる。平面Ｐ上で回り継手３０の反対側にタブ４０を一
つだけ設けてもよい。好ましくは、２、４、６もしくは
８個のタブが平面Ｐに対して対称に配設される。この場
合、押しボタンをリング２３に連結するタブ４０は、図
２に示すように、約４０゜ないし１４０゜の角度範囲で
周方向に等間隔をあけて配設される。

【００３０】各タブ４０は、そのリング２３の縁部２３
ａへの取り付け点４１から押しボタンの縁部４ｃへの取
り付け点４２に向けて厚みが減少する帯状体４３であ
る。帯状体３は取り付け点４１、４２が二つの異なった
高さに配設されるような軸Ｘに対する角度の向きを有し
ている。特に、取り付け点４２は、軸Ｘに直交し軸Ｚを
含む平面Ｒ（図２および５の紙面）に位置しており、取
り付け点４１はこの平面Ｒに対してより低い高さにあ
る。このような配置により、押しボタンの上方への移動
が規制される。帯状体４３を取り付け点４１、４２に連
結する区域は、使用者が押し込み区域４ｄに力を作用さ
せたときに各タブ４０が容易に折曲するようにし、よっ
て押しボタン４が押し込まれるようにする折曲区域を構
成している。タブ４０の幅を回り継手３０に対するその
数と位置に応じて変更することもできる。区域４ｄ上で
の押し込み点がノズルからさらに離れる方向に移動する
と、ディスペンサーの操作の円滑感が増加する。もちろ
ん、タブ４０と回り継手３０は、リング２３と押しボタ
ン４の間に形成される環状空間内に位置させられてい
る。

【００３１】ディスペンサー１は、リング２３の縁部２
３ａに嵌合した保護キャップ（図示せず）で覆ってもよ
く、これは使用者が使用前に取り外す。製品を使用する
際、使用者は押しボタンの表面４ｄ上の任意の箇所を
（図３及び４の矢印Ｆの方向に）押圧し、押しボタンを
回り継手の周りを揺動させる。回り継手からの距離に応
じて、タブ４０がバルブに向かってたわんで、バルブを
開放させる。すると、推進剤の圧力により浸液チューブ
１６を介してバルブの本体１２中へ液体が上がってき、
ステム１１、管路６およびダクト７を通ってスプレーノ
ズル８に至る。

【００３２】押しボタンのノズル８とは反対の位置に形
成された凹所４ｂの目的は、ノズル８から出て来るコー
ン状スプレー液が押しボタンを汚すことがないようにす
ることにある。さらに、この部位４ｂの近傍に回り継手
３０があるので、使用者が不注意にこの凹所４ｂを押圧
しても、噴霧が始まることはない。

【００３３】図７は図２と同様の図であり、変形実施例
を示すものである。図２の部材と同一の部材もしくは同
様の機能を果たす部材の参照番号は、図２の番号に１０
０を加えたものとして、説明の繰り返しを避ける。従っ
て、押しボタン１０４、リング１２３および回り継手１
３０は図２の対応する部材と同じ構造を有している。図
２のタブ４０だけが異なった形状のタブ１４０に置き換
えられており、このタブ１４０は押しボタン１０４の下
縁１０４ｃとリング１２３の上縁１２３ａとの間の環状
空間に配設されている。

【００３４】各タブ１４０は、押しボタンの縁部１４０
ｃへの取り付け点となる第１端部１４１と、リング１２
３の縁部１２３ａへの取り付け点となる第２端部１４２
を有している。２つの連続するタブ１４０の各端部１４
１、１４２は近接位置に配設されている。タブ１４０
は、収容体の軸Ｘに直交し、回り継手１３０を貫通する
軸Ｚを含む平面Ｒに配設されている。

【００３５】他の変形例（図示せず）として、各タブ１
４０の各端部１４１、１４２を、第１タブ１４０の一端
部１４１が次のタブ１４０の端部１４２の反対になるよ
うに配設することもできる。

【００３６】バルブが操作されたときに回り継手により
てこ効果が得られるため、使用者は本発明のディスペン
サーの円滑な機能に満足感を得ることとなる。また、こ
の種の従来のディスペンサーに収容された液体の分配に
必要なものよりもより小なる押し込み力を作用させれば
足りる。

【００３７】本発明では、押しボタンと組立リングが単
一の部材として構成されているために一度の成形が必要
なだけであり、組立の観点からばかりでなく、製造自体
においても低コストを実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るディスペンサーの部分断面図で
ある。

【図２】図１のディスペンサーの拡大上面図で、本発
明の第１の実施例を示すものである。

【図３】図２の軸方向断面図である。

【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図である。

【図５】図２のＡ部の拡大図で、回り継手の側面図で
ある。

【図６】図２のＢ部の拡大図で、タブの側面図であ
る。

【図７】本発明の第２の実施例に係るディスペンサー
の上面図である。

【符号の説明】

１…スプレー装置（ディスペンサー）２…分配バルブ３…収容体４、１０４…押しボタン５…ピン部６、１０６…ダクト（管路）７…横断ダクト８…ノズル１１…作動ステム１２…本体１３…キャップ１６…浸液チューブ２３、１２３…取付けリング（保持リング）３０、１３０…回り継手３１、３２…連結部材４０、１４０…タブＸ…軸

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】液体、スプレーまたは泡の形態の製品の
分配用のディスペンサーであって、分配バルブ（２）を備え、対称軸（Ｘ）を有する、製品
収容体を具備し、該分配バルブ（２）が、作動ステム（１１）と；該ステム（１１）を作動させる
ピン部（５）と、該ピン部を貫通するとともに、軸線
（Ｙ）を有し、内部に配設されたノズル（８、１０８）
にステム（１１）の一端を連結するダクト（６、１０
６）とを有する押しボタン（４、１０４）と；収容体
（３）に固定可能で、押しボタンを所定位置に保持する
保持リング（２３、１２３）とを具備してなるディスペ
ンサーにおいて、押しボタン（４、１０４）および保持リング（２３、１
２３）が、単一の部品として形成され、上記軸（Ｘ）と
ノズルの軸線（Ｙ）によって形成される平面（Ｐ）に位
置する区域において、保持リング（２３、１２３）に押
しボタン（４、１０４）を連結する回り継手（３０、１
３０）によって互いに連結されており、該回り継手は、
上記軸（Ｘ）に直交する軸（Ｚ）の回りを回動可能で、
押しボタン（４、１０４）とリング（２３、１２３）と
は、さらに上記軸（Ｘ）に沿って移動可能な少なくとも
１つのタブ（４０、１４０）によって互いに連結されて
いることを特徴とするディスペンサー。
【請求項２】バルブ（２）が押し込みバルブであるこ
とを特徴とする請求項１記載のディスペンサー。
【請求項３】バルブ（２）が側方変形式のバルブであ
る請求項１記載のディスペンサー。
【請求項４】回り継手（３０、１３０）は、２重円錐
形を有しており、より小なる断面の区域がその断面の縦
軸の回りの任意の回転と、この軸に直交する方向への押
しボタンの若干の回動を許容し、この回り継手の小なる
断面の区域が回転の中心となっており、分配ノズルの反
対に位置する押しボタンの上面の区域を押圧しても、押
しボタンがリングに相対して収容体の底部に向かう方向
に押し込まれることはない構成とされた、請求項１ない
し３の何れか１項に記載のディスペンサー。
【請求項５】２、４、６または８のタブ（４０、１４
０）が、リング（２３、１２３）と押しボタン（４、１
０４）の間で面（Ｐ）に対して対称に配されたことを特
徴とする請求項１ないし４の何れか１項に記載のディス
ペンサー。
【請求項６】タブ（４０、１４０）は２つの端部間で
一定でない断面を有していることを特徴とする請求項１
ないし５の何れか１項に記載のディスペンサー。
【請求項７】タブ（４０、１４０）は、リング（２
３、１２３）と押しボタン（４、１０４）の異なる高さ
にそれぞれ位置させられた第１および第２端部を備えて
いることを特徴とする請求項１ないし６の何れか１項に
記載のディスペンサー。
【請求項８】タブ（４０、１４０）の第１端部は、上
記軸（Ｘ）に直交するとともに上記軸（Ｚ）を含む平面
（Ｒ）に位置していることを特徴とする請求項１ないし
７の何れか１項に記載のディスペンサー。
【請求項９】タブ（４０）の第２端部（４１）は平面
（Ｒ）より低い高さに位置していることを特徴とする請
求項８に記載のディスペンサー。
【請求項１０】タブ（４０、１４０）の第１端部（４
２、１４２）は押しボタン（４、１０４）に接合され、
第２端部（４１、１４１）はリング（２３、１２３）に
接合されていることを特徴とする請求項７ないし９の何
れか１項に記載のディスペンサー。
【請求項１１】休止位置にあるとき、タブ（１４０）
とその第１および第２端部（１４１、１４２）は、押し
ボタン（４、１０４）とリング（１２３）の間に形成さ
れた環状空間に配されていることを特徴とする請求項１
ないし１０の何れか１項に記載のディスペンサー。
【請求項１２】タブ（１４０）とその第１および第２
端部（１４１、１４２）は、上記軸（Ｘ）に直交すると
ともに上記軸線（Ｚ）を含む平面（Ｒ）に配されている
ことを特徴とする請求項１ないし１１の何れか１項に記
載のディスペンサー。
【請求項１３】分配バルブ（２）を備え、保持リング
（２３、１２３）を具備するディスペンサーに設けられ
る押しボタン（４、１０４）において、保持リング（２
３、１２３）と単一の部材として形成される一方、回り
継手（３０、１３０）と少なくとも１つのタブ（４０、
１４０）によってリングに連結され、バルブ（２）を開
放するのに充分なたわみ性を付与されたことを特徴とす
る押しボタン。