JP2627374B2 - 供給量制御式微粉体供給装置 - Google Patents

供給量制御式微粉体供給装置

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JP2627374B2
JP2627374B2 JP3221213A JP22121391A JP2627374B2 JP 2627374 B2 JP2627374 B2 JP 2627374B2 JP 3221213 A JP3221213 A JP 3221213A JP 22121391 A JP22121391 A JP 22121391A JP 2627374 B2 JP2627374 B2 JP 2627374B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高純度のミクロンか
らサブミクロン級の粉体を取り扱う電子材料、ニュー
セラミックス、医薬品、各種化学品添加剤などの分野、
すなわちその供給量が数ミリグラムから数百ミリグラム
と少なくかつ汚染をきらう高精度な粉体供給が必要な
ハイテク分野において適用できる微粉体供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆるハイテク分野のうち、電子材
料、ニューセラミックス、医薬品、各種化学品添加剤な
どの分野では粉体の高精度の供給が必要とされ、従来よ
りさまざまな粉体供給技術が用いられてきた。近時で
は、精密な供給制御を行う粉体供給技術として、フィー
ダを秤上に積載して粉体供給を行い、その減量を検知し
てフィーダの駆動源を制御するロスインウェイト方式が
一般的となっている。
【0003】このロスインウェイト方式をスクリュー式
フィーダを用いた装置構成を例にとり、図5を用いて説
明する。5は供給用スクリュー式フィーダ、6はロード
セルであり、前記供給用フィーダ5はロードセル6上に
積載されている。7は制御部、8は貯留用スクリュー式
フィーダである。供給用スクリュー式フィーダ5はロー
ドセル6上に積載された状態で、粉体を供給する。供給
量は、ロードセル6で減量として検知され、その数値が
制御部7へ送られる。該制御部7では、前記フィーダ5
の駆動源モータの回転と供給量との関係を計算し、所定
の誤差を考慮してフィーダ駆動源モータの回転速度を制
御し、回分供給または連続供給を行わせる。また、制御
部7は、前記供給用フィーダ5が所定の減量値に達する
と貯留用フィーダ8が作動し、必要な粉体を供給用フィ
ーダ5に補給するようにも制御する。以後この動作を繰
り返す。このように、ロスインウェイト方式は、フィー
ダ5からの減量を基準として簡単な装置構成により、粉
体の安定供給ができるものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近の粉化技
術の進歩による粉体の超微紛化(粒径10〜0.1μ
m)が進んだことにより、前記ハイテク分野でもより微
少量でかつ精密な微粉体供給が要求されることになり、
この結果、上記ロスインウェイト方式ではこの超微紛化
した微粉体の供給が行い得ないものとなっている。すな
わち、この方式は上述のように秤の上に粉体供給フィー
ダを積載する装置構成において行われていたため、
体のより微小な供給量を計測するには供給フィーダの軽
量化を図る必要があるが、現在ではその軽量化に限界が
あり、従って上記ロスインウェイト方式では微少な粉体
の減量を検知することに限界が生じていたものである。
また、例えば前記スクリュー式フィーダの場合では、駆
動モータの回転トルクが大きく、さらに電源供給ケーブ
ル等の影響もあって、減量検知の精度確保にも限界が生
じていた。
【0005】一方、本出願人らは実開平1−5678号
において、微紛体の微少供給が可能なフィーダを提案し
ているが、これは図6に示すように、ホッパ12底部に
所定の目開きを有する網体13を配置するとともに、該
網体13上に接触回転するブラシ14を設置したもので
あり、その簡易な構成より風体の軽量化が図れるものと
なっている。従って、このブラシ式フィーダを図5に示
すような装置構成のロスインウェイト方式に採用すれば
より好ましいことになるが、このブラシ式フィーダはブ
ラシ14の粉体に対する攪拌、分散効果および網体13
に対する弾き効果等により粉体を網体13の真下に落下
させるものであるため、これをロードセル6などの秤上
に積載する従来のロスインウェイト方式に用いた場合、
連続供給ができず、バッチ処理にならざるを得ない。ま
た、ロードセル6上にフィーダ風体を積載させると、精
密な供給を行うべくバランスを崩さないような装置構成
にする必要があり、補助部材が増えることになって、上
記のスクリュー式フィーダの場合と同様、風体の軽量化
に限界が生じ、微少な微粉体供給に制約が伴うという問
題が生じる。
【0006】本発明は、このような問題に鑑み創案され
たもので、その目的とするところは超微紛化した粉体
の微少供給を行うことができ、特にロスインウェイト方
式として安定供給のできる供給量制御式微粉体供給技術
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る供
給量制御式微粉体供給装置は、微粉体を供給させるフィ
ーダと、該フィーダごとその重量を計測してその減量分
を粉体供給量として検 知する秤と、該秤が検知した減量
により前記フィーダの作動を制御して粉体供給量を調整
する制御部とからなる供給量制御式粉体供給装置におい
て、その下方側に被計測体を引っかけてその重量を計測
するフックを備えた秤を用い、下記(a)に示す懸吊手
段により前記フィーダ全体を前記秤に懸吊するととも
に、下記(b)に示すカバー体により前記フィーダの周
囲を被包し、かつ下記(c)に示す導通手段により前記
フィーダ作動の駆動源をフィーダ本体から離設したこと
を特徴とするものである。 (a)その上端に前記フックに点接触で係止する係止体
を備え、かつその中間部に弾性体が介在した吊軸と、該
吊軸の下端で支持されるハンガと、該ハンガの3箇所か
ら垂下され、それら下端で前記フィーダを三点吊りする
線状部材とからなる懸吊手段。 (b)任意の箇所に管用口を形成し、該管用口にガス導
入管を接続させたカバー体。 (c)フィーダに対し均等荷重となるように、二の逆U
字状導体箔の各一端を前記フィーダ側に、各他端を前記
カバー体側にそれぞれ架橋するとともに、その一端には
フィーダ駆動部からの通電線を、他端には駆動源からの
通電線を接続した導通手段。 ここで、前記装置のフィー
ダとしては上述のようにできるだけその風体が軽量であ
ることが好ましく、このため簡易な構成に加えて粉体の
安定した微少供給が行えるという本出願人らが既に提案
したブラシ式フィーダ、すなわち粉体を装填する容器
と、該容器底部に配置される所定目開きを有する網体
と、該網体上に接触して回転できるように配置されるブ
ラシとからなるフィーダを用いることがより好ましい。
【0008】
【作用】 本発明では、秤が懸吊式であり、フィーダごと
懸吊される。フィーダから微粉体が供給される際、秤は
その減量分を微粉体供給量として検知し、その検知した
値に基づき制御部はフィーダの作動を制御し、最終的に
フィーダからの微粉体供給量を調節する。 フィーダの懸
吊は、秤のフックに吊軸の係止体を係止するとともに、
その吊軸の下端で支持されるハンガから下垂される線状
部材で三点吊りされるものとなっている。そして、吊軸
の中間部には弾性体が介在しているので、その弾性体の
復元力と前記線状部材の三点吊りの構成により、懸吊さ
れるフィーダのねじれの吸収を図っている。すなわち、
フィーダはこれら懸吊手段によって懸吊状態に基づくね
じれが防止され、精密な微粉体供給が維持される。さら
に、秤のフックに対する前記吊軸の係止体の係止状態が
点接触であるため、ねじれによる天秤標示誤差を最少に
抑えている。 フィーダの周囲にはそれを被包するカバー
体が配置されており、外気対流の影響を遮断する。カバ
ー体の任意箇所には管用口が形成され、そこにガス導入
管が接続され、そのガス導入管からカバー体内部に乾燥
ガスを装填する。これにより、フィーダ内の微粉体の吸
湿を防止する。 フィーダの駆動源は、逆U字状導体箔を
介してフィーダ本体から離設されており、秤に懸吊され
るフィーダ本体には駆動源が含まれない。すなわち、フ
ィーダ本体は駆動源が離設する分重量が軽減し、微少な
微粉体量をより正確に検知できる。
【0009】
【実施例】図1に示される装置は本発明の一実施例を示
している。本実施例では、粉体を供給させるフィーダ1
と、該フィーダ1ごとその重量を計測してその減量分を
粉体供給量として検知する電子天秤2と、この電子天秤
2が検知した減量により前記フィーダの作動を制御する
制御部(図示なし)とからなり、特に電子天秤2が被計
測体を懸吊し得る構成となっているとともに、フィーダ
1がその電子天秤2に懸吊されている。
【0010】すなわち、電子天秤2にはその下方側に被
計測体を引っ掛けて懸吊させるフック21が設けられ、
該フック21に被計測体を懸吊させた状態でその重量で
計測する構成となっている。
【0011】一方、フィーダ1はハンガ31および吊軸
32を介して前記フック21に懸吊される。すなわち、
フィーダ1は弾性を持った0.2mmφのピアノ細線3
3でもって吊軸32に支持されるハンガ31に三点吊さ
れる。吊軸32の上端は前記フック21に点接触で係止
するよう形成されている。従って、該吊軸32を前記フ
ック21に係止すれば図1に示すようにフィーダ1は電
子天秤2に懸吊されることになる。ここで、前記ピアノ
細線33によるフィーダ1の両端の吊構成は、フィーダ
1の蓋体11に係合する溝が設けられたフィーダホルダ
34を介して行われている。また、前記吊軸32にはそ
の中間部にねじれ吸収リング18として図2(a)に示
すような柔軟なシリコンゴムまたは図2(b)に示すよ
うな左巻右巻組合せバネなどを介装しており、前記ピア
ノ細線33によるハンガ31の三点吊の構成と相まって
ねじれの吸収を図っている。さらにこれらの構成に加え
て、上述のように前記吊軸32が点接触で係止されてい
ることから、本実施例ではねじれによる天秤標示誤差を
最少(1mg以下)に抑えている。
【0012】また、フィーダ1は種々の構成のものが適
用し得るが本実施例ではホッパ12底部に所定の目開き
を有する網体13を配置するとともに、該網体13上に
接触回転するブラシ14を設置したもの、すなわち本出
願人らが実開平1−5678号において提案した技術を
用いている。このフィーダ1は粉体をホッパ12内に装
填した状態で前記ブラシ14を網体13上で接触回転さ
せて、ブラシ14の粉体に対する攪拌、分散効果および
網体13に対する弾き効果・移動効果と、網体13の粉
体に対するゲート効果・分離効果とにより、微紛体の微
少供給を行うもので、その装置構成は簡易であり、軽量
化も十分図れるものである。網体13に接触回転するブ
ラシ14およびブラシ軸15は伸縮するバネで接触圧が
調節可能なカップリング19を介してモータ16に接続
され、接触圧変化(抵抗)によるフィーダ1のねじれ変
化と供給量変化を調節している。このカップリング19
は、図7に示すように大小角形中空軸を挿入しブラシ圧
調用バネをかませた構造となっている。
【0013】さらにこのフィーダ1は本体の軽量化を図
るためモータ駆動源を外部に配置している。このため、
駆動源からの電気は、フィーダホルダ34と後述する風
防板4との間に逆U字形の金属箔41をその両側が均等
にバランスを保てるように架橋されており、その架橋さ
れる金属箔41により導通されている。なお、この架橋
の構成はフィーダ1がその周囲を被包するカバー体であ
外部の風防板4と唯一接する重要な部分であり、この
ため本発明者らは架橋の構成が天秤単独の場合と比較し
てどのぐらい標示誤差があるか試験を行った。試験方法
は天秤皿に標準分銅を乗せ天秤指示値を読み取った。用
いた金属箔41は白金箔であり、サイズは3mmW×2
5mmL×20μmTであった。この結果を表1に示
す。
【0014】
【表1】
【0015】同表に示すように、金属箔41を架橋して
も、天秤の正規な使用時と有意差はなく良好な直線性と
精度を示している。該金属箔41からはフィーダホルダ
34の端子35まで導線が延出している。該フィーダホ
ルダ34の端子35は、その溝にフィーダ蓋体11が係
合して装着される際の蓋体11との対向面に設けられ、
また該フィーダ蓋体11側の対向面にも端子17が設け
られる。フィーダ蓋体11の端子17からはマイクロモ
ータ16まで導線が延出しているため、フィーダ1を装
直すれば駆動源からマイクロモータ16まで導通するも
のとなっている。逆にフィーダ1を取り外せば導通状態
は自然に解除される。
【0016】なお、フィーダ1の取り外しは、フィーダ
ロックノブ42を回転させ、カム43でフィーダ固定棒
44を押し上げ、フィーダホルダ34をストッパ45に
押付け、フィーダホルダ34を固定した状態で係合して
いる溝から引き抜けば良い。懸吊されたフィーダ1は、
その全体を乾燥ガス導入管付風防4aで4面を囲い、供
給口部分も位置調節可能な乾燥ガス導入管付風防4bを
取付け吸湿防止と風の影響を避けている。
【0017】制御部は、図1では示していないが、本実
施例では前記駆動源とコンピュータとからなり、該コン
ピュータでもって電子天秤2から送られる減量値より駆
動源のモータ荷電圧を制御し、モータ16の回転を制御
して供給量を調整する。
【0018】以上のような本発明の装置では次のように
微粉体供給の制御が行われる。
【0019】図1に示す状態でフィーダ1のブラシ14
を回転させ微粉体を供給させる。その際、電子天秤2で
その減量を微粉体供給量として検知し、そのデータを制
御部へ送る。該制御部では、マイクロモータ16の回転
と供給量との関係を制御部のコンピュータが計算する。
所定の誤差を考慮して、コンピュータが所望の供給量に
対応するようにモータ荷電圧を制御してモータ16の回
転を制御し、微粉体供給量を調整する。
【0020】以上のような本実施例では次のような作用
効果が認められることになる。 フィーダが電子天秤に懸吊される構成であるため、
フィーダは粉体を供給するのに必要な部材で足り、風
体の軽量化が図れる結果、いわゆるロスインウェイト方
式により使用した電子天秤の性能に応じた微少の粉体
供給が可能となっている。 特に、フィーダとして上記のようなブラシ式フィー
ダを用いていることから風体の軽量化がより図られるこ
とに加えて、モータ駆動源も本体外部に設置されてお
り、連続的に電子天秤の減量信号に応じ精密なモータの
回転制御を行うことによって、より微量の微粉体供給が
行い得る。 さらに、従来ロスインウェイト方式には適用が困難
であったブラシ式フィーダを、電子天秤に懸吊すること
で十分適用可能となり、より有意義な使用が行い得る。
【0021】次に、本実施例の装置で実際に微少供給の
制御が可能か否か、次の条件の下試験を行ったので、そ
れを以下説明する。
【0022】 A.装置設定条件 ブラシ式フィーダ重量:48g ホッパ容積 :30ml 架橋白金箔 :3mmW×75mmL×20μmT 2対 ピアノ細線 :0.2mmφ×350mml 3対 ねじれ吸収リング :1mm肉厚シリコンゴム 5mmφ×10mmL 駆動モータ :減速機付DC6Vコアレスマイクロモータ ブラシ接触圧 :約30g 電子天秤 :最大秤量 121g、 読取限度 0.1mg
【0023】 B.供給条件 供給粉体 :酸化アルミニウム(粒径15μm) 供給口径 :15mmφ 網目開き :147μm(100メッシュ) ブラシ :I形 ナイロン製 回転量 :3〜50rpm(自動制御)
【0024】◎ 試験例1 フィーダ用駆動モータの荷電圧を変化させることによ
り、粉体の微量供給が可能か否か、10秒間の供給量
を計測した。結果を図3に示す。同図に示されるよう
に、0.5〜3.0Vの範囲では荷電圧制御で連続的に
1mg/secレベル以上の供給制御が可能であること
がわかる。
【0025】◎ 試験例2 1mg前後の供給制御には低回転が必要となるがDCモ
ータの特性から荷電圧を下げるとトルク不足で制御不能
になる。従って、必要トルクを満す電圧で荷電圧を一定
にし、通電時間をパルス状に100ms断続下場合の供
給量と精度を計測した。結果を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】同表からも明らかなように低電圧でかつト
ルクも十分な状態でパルス状に回転制御することで1m
g前後レベルの精密な回分供給ができる。
【0028】◎ 試験例3 目標とする一定量を精密に秤り取る操作の連続的な繰返
し作業は多くのハイテク分野でニーズが大きい。この技
術をラインの供給管理に組入れる場合ロスインウェィト
方式は不可欠である。このような見地から、上述した荷
電圧変化による回転制御とパルス回転制御を組合わせて
目標とする微少量の供給を行なった。その結果を表3に
示す。
【0029】
【表3】
【0030】同表から明らかなように、目標供給量3〜
30mgで1mg以内の精度で供給可能であることがわ
かる。
【0031】◎ 試験例4 微少量の微粉体を連続的に供給する場合、ホッパ内の装
填された粉体の圧力、嵩密度の変化、またはマクロなブ
リッジ、ネットホール現象で長時間に渡り安定な供給が
不可能な場合が多い。減量による制御方式は常時、瞬時
の重量変化を検知できるので回転制御で安定した供給を
継続することができる。このような見地から、1.5m
g/0.8secの連続供給量を±1mgの範囲に供給
するよう上・下限補正回転制御を行ない、連続供給の直
線性と単位時間(0.8秒間)ごとの安定性(2.5分
間の供給最大、最小値)を計測した。この結果を図5に
示す。
【0032】同図より明らかなように、本試験例では安
定した供給が行い得ることがわかる。
【0033】以上の試験例からも明らかなように、本実
施例の装置においては粉体の微少量でかつ安定した供
給が十分行い得るものとなっている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、懸吊
式の秤を用いてフィーダを懸吊しているので微粉体の連
続供給が可能であり、しかもフィーダの懸吊が、秤のフ
ックに吊軸の係止体を係止するとともに、その吊軸の下
端で支持されるハンガから下垂される線状部材で三点吊
りし、かつ吊軸の中間部に弾性体を介在させているの
で、その弾性体の復元力と前記線状部材の三点吊りの構
成により、懸吊されるフィーダのねじれの吸収を図って
懸吊状態に基づくねじれを防止し、この結果精密な微粉
体供給が行われることになる。さらに、秤のフックに対
する前記吊軸の係止体の係止状態が点接触であるため、
ねじれによる天秤標示誤差を最少に抑えることができ
る。 また、フィーダの周囲にはそれを被包するカバー体
が配置されており、外気対流の影響を遮断できるととも
に、カバー体の任意箇所には管用口が形成され、そこに
ガス導入管が接続され、そのガス導入管からカバー体内
部に乾燥ガスが装填され得るので、フィーダ内の微粉体
の吸湿も防止できる。 さらに、フィーダの駆動源は、逆
U字状導体箔を介してフィーダ本体から離設されている
ので、秤が懸吊するフィーダ本体から駆動源が除外され
る分、その重 量が軽減し、微少な微粉体量をより正確に
検知できる。 すなわち、本発明によれば、懸吊式の秤を
用いてフィーダを懸吊しているので連続供給が可能なの
みならず、フィーダを安定して懸吊でき、かつフィーダ
内の微粉体供給状態を最良の状態にでき、さらにフィー
ダの風体を軽量にすることができるので、ロスインウェ
イト方式として超微粉化した粉体の安定した微少供給
可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】吊軸に介装されるねじれを吸収させる器具の説
明図である。
【図3】図1に示す装置におけるフィーダのモータ荷電
圧と供給量との関係を示すグラフである。
【図4】連続供給の直線性および単位時間当りの安定性
を示すグラフである。
【図5】ロスインウェイト方式を行う従来装置の構成を
示す説明図である。
【図6】実開平1−5678号のブラシ式フィーダの構
成を示す説明図である。
【図7】ブラシ軸に介装されるカップリングの説明図で
ある。
【符号の説明】
1 フィーダ 2 電子天秤 4 風防

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉体を供給させるフィーダと、該フィ
    ーダごとその重量を計測してその減量分を粉体供給量と
    して検知する秤と、該秤が検知した減量により前記フィ
    ーダの作動を制御して粉体供給量を調整する制御部とか
    らなる供給量制御式粉体供給装置において、その下方側
    に被計測体を引っかけてその重量を計測するフックを備
    えた秤を用い、下記(a)に示す懸吊手段により前記フ
    ィーダ全体を前記秤に懸吊するとともに、下記(b)に
    示すカバー体により前記フィーダの周囲を被包し、かつ
    下記(c)に示す導通手段により前記フィーダ作動の駆
    動源をフィーダ本体から離設したことを特徴とする供給
    量制御式微粉体供給装置。 (a)その上端に前記フックに点接触で係止する係止体
    を備え、かつその中間部に弾性体が介在した吊軸と、該
    吊軸の下端で支持されるハンガと、該ハンガの3箇所か
    ら垂下され、それら下端で前記フィーダを三点吊りする
    線状部材とからなる懸吊手段。 (b)任意の箇所に管用口を形成し、該管用口にガス導
    入管を接続させたカバー体。 (c)フィーダに対し均等荷重となるように、二の逆U
    字状導体箔の各一端を前記フィーダ側に、各他端を前記
    カバー体側にそれぞれ架橋するとともに、その一端には
    フィーダ駆動部からの通電線を、他端には駆動源からの
    通電線を接続した導通手段。
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KR20160044678A (ko) * 2014-10-15 2016-04-26 주식회사 포스코 록 호퍼장치 및 그 제어방법
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