JP2626843B2 - 旋動式破砕機 - Google Patents

旋動式破砕機

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JP2626843B2
JP2626843B2 JP10402791A JP10402791A JP2626843B2 JP 2626843 B2 JP2626843 B2 JP 2626843B2 JP 10402791 A JP10402791 A JP 10402791A JP 10402791 A JP10402791 A JP 10402791A JP 2626843 B2 JP2626843 B2 JP 2626843B2
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JP
Japan
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main shaft
head
piston
bowl
hydraulic cylinder
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JP10402791A
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Inventor
治昭 古谷
孝則 桜井
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートやアスファ
ルト合材等に使用する粗骨材および細骨材を生産する旋
動式破砕機に係り,特に破砕部の最小隙間(セット値)
を検知するセット値測定装置を備えた旋動式破砕機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,竪軸回りに偏心して回転しながら
上下動する松毬(まつかさ)状のヘッドに覆い被さるよ
うに取付けられたマントルとその外周に静止して配設さ
れたボウルの内側のボウルライナとで原料が破砕される
タイプの旋動式破砕機,たとえば,コーンクラッシャや
ジャイラディスクにおいては,マントルとボウルライナ
で形成される最小間隙をセットまたはセット値と呼称
し,このセット値を調節して破砕機の製品サイズをコン
トロールしていた。このセット量の調節の前後には,現
在のセット値や調節後のセット値が如何程であるか正確
に知る必要があり,このため,無負荷運転を行なって破
砕室上部より外力の負荷によって容易に塑性変形する物
体,たとえば鉛の塊状物を投入し挟圧して変形した後の
塊状物の寸法を測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,こういった方
法はこれまでの運転を休止し,原料をすべて排除したう
え,無負荷運転を数回に亘って実施しなければならず煩
雑であり,また一度使用した塊状物のサンプルは再加工
しなければ使用できない等の難点があり,簡便な測定装
置の出現が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上に述べた課題を解決す
るため、本発明の旋動式破砕機は、主軸がメインフレー
ムに固定され、該主軸に軸受を介して嵌装され垂直軸線
に対して偏心回転するヘッドと該メインフレームの上に
積載されたアジャストメントリングを介して上下方向移
動調節可能なボウルとの間で原料を破砕する旋動式破砕
機において、該主軸の軸方向に透孔を設け、該主軸の上
端部透孔に前進側端面が球面で形成され、かつ、前記ヘ
ッドを該主軸に対して昇降させる上下方向進退動自在な
ピストンを有する油圧シリンダを配設し、該油圧シリン
ダの下方の透孔内に該ピストンの下面を押圧する圧油を
供給する油圧配管を接続するとともに、該主軸の下端部
に位置検出器を配設し、かつ、該位置検出器の可動子を
該ピストンに連結した構成とした。
【0005】
【作用】本発明においては,セット値を検出する必要に
迫られたとき,主軸の透孔に配設された油圧シリンダに
ピストンロッドが伸張する方向に圧油を供給すると,ピ
ストンの先端球面がソケットを介してヘッドを持上げ,
やがてヘッド外側のマントルがボウルライナに当接して
静止する。この間の移動距離を油圧シリンダに直結した
位置検出器で読み取ることによりマントル〜ボウルライ
ナ間のセット値を計算することができる。セット値検出
後は油圧シリンダの圧油をゆっくりと逃がすことによ
り,ソケット,球面座,ヘッドボール,ヘッド等は静か
に元の状態に着床する。
【0006】
【実施例】以下,図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1〜図2は本発明の実施例に係
り,図1は旋動式破砕機の縦断面図,図2は要部拡大縦
断面図である。
【0007】図において,1は旋動式破砕機,2はメイ
ンフレームで,メインフレーム2の下部中央部のボス3
に垂直の主軸4が立設される。そして,主軸4の上半分
には中心軸よりいくらか偏心した円筒形状のエキセント
リック5がブッシュ6を介して嵌合され,さらにヘッド
ブッシュ7を介して松毬(まつかさ)状のヘッド8が嵌
装されている。ヘッド8の外側には同じく松毬状のマン
トル9が被覆され,マントル9と後述のボウルライナ2
1との間で原料が破砕される。エキセントリック5の下
端面には上下一対の上部スラストベアリング18と下部
スラストベアリング19との間で回転するエキセントリ
ック5,ヘッド8およびマントル9の全荷重や破砕運動
中の圧縮荷重をメインフレーム2へ伝達するとともに,
主軸4の上端面にはソケット17aがはまり込み,その
上の球面座17とヘッドボール16の球面同志が接触し
て円滑な回転旋動を促進している。
【0008】エキセントリック5の下端外周にはベベル
ギヤーで構成されるギヤー10が固設され,図示しない
Vプーリにより回転駆動され,軸受13により軸承され
る水平の回転軸12の先端のベベルギアーのピニオン1
1を介してエキセントリック5を回転駆動するようにな
っている。15はフィードプレートであり,ホッパ23
に投入された原料を円周等分に分配する。
【0009】一方,メインフレーム2の上端面にテーパ
面を介してアジャストメントリング22が載置され,図
示しないリリースシリンダを介して常時下側に引張られ
メインフレーム2と密着付勢されている。アジャストメ
ントリング22の内周面には右ねじのテーパネジが螺設
され,外周に同様に右ねじのテーパネジを螺設したボウ
ル20と螺合し,ボウル20の回転によってボウル20
が上下動可能に構成される。また,運転中のアジャスト
メントリング22とボウル20の螺合をロックするた
め,アジャストメントリング22の上にはこれと同様に
内周面に螺設したクランプリング22aが載置され,ピ
ストンロッドがアジャストメントリング22に締結さ
れ,シリンダがクランプリング22aに固設されたクラ
ンピングシリンダ24のピストンロッドを油圧力により
突出することにより,両ねじの当接面に強固な力を与え
るようになっている。
【0010】ボウル20の内側にはボウルライナ21が
固設され,マントル9との間で破砕室を形成する。ボウ
ル20の上端外周にはアジャストメントキャップ40が
植込ボルトによって固設されている。
【0011】次に,セット値測定装置について説明す
る。図に示すように,主軸4には軸方向に貫通する透孔
が穿孔され,主軸4の上端に油圧シリンダ50が収納さ
れる。油圧シリンダ50のピストン50aは前進側の上
側が球面体の一部となっており,上端は主軸4の上端に
設けた孔にスリーブ17bを介してすっぽりと嵌装して
着座するソケット17aの下面に当接するよう配設され
ている。主軸4とソケット17aとはガイドピン14で
規制され,上下に離脱できるが固定の主軸4と同様ソケ
ット17aも回り止めされる。ソケット17aおよびピ
ストン50aはともに主軸4に設けた孔の肩部A,B
(図2参照)に当接し,それより下方へは沈下しないよ
う規制される。ソケット17aの上には球面座(ソケッ
トライナともいう)17が載置され,ヘッド8にボルト
締めされた同一の球形を有するヘッドボール16が着座
し,境界面には潤滑油が供給される。
【0012】また,主軸の下端には位置検出器60が固
設され,位置検出器60の可動子60aはピストン50
aの下面にねじ込み締結される。そして,ピストン50
aの下面には透孔を経由して圧油を供給する油圧配管4
aが接続される。4bは潤滑給油配管である。
【0013】以上のように構成された本発明の旋動式破
砕機のセット値測定装置について説明する。セット値の
計測が必要になったとき,油圧シリンダ50へ油圧配管
4aを通じて緩やかに圧油を供給する。圧油の供給に応
じてピストン50aは静かに上昇し,ピストン50aの
上端の球面がソケット17aを持ち上げ上昇させる。こ
の結果,ソケット17a,球面座17,ヘッドボール1
6,ヘッド8,マントル9,フィードプレート15は一
体となって上昇する。やがて,マントル9はボウルライ
ナ21に当接し,この間に移動(上昇)した距離を位置
検出器60で検知することができる。
【0014】本発明の旋動式破砕機のセット値測定装置
においては,各々球面を備えるヘッドボール16と球面
座17とを一体で持ち上げるように構成されているた
め,この両者の間で離間されるよう構成されたタイプの
ものに比べて,測定後の球面(凸面)と球面(凹面)と
の着座に対して上下方向や半径方向の狂いによるセット
値の誤差が生じにくいのでより正確なセットが可能とな
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の旋動式破
砕機は,主軸内の上端に設けたピストン前進側が球面の
油圧シリンダが,ソケット,球面座,ヘッドボールとと
もにヘッドやマントルを上昇してセット値を測定するよ
う構成されているので,極めて正確なセット値の測定を
遠隔操作で,かつ,自動的に容易に実施できる。したが
って,セット値の変更が容易でメインテナンス性が向上
し,製品サイズを任意にコントロールすることができる
ので,製品品質の均一化を図ることができるとともに生
産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す旋動式破砕機の縦断面
図である。
【図2】本発明の1実施例を示す旋動式破砕機の要部拡
大縦断面図である。
【符号の説明】
1 旋動式破砕機 2 メインフレーム 3 ボス 4 主軸 4a 油圧配管 4b 潤滑油給油配管 5 エキセントリック 6 エキセントリックブッシュ 7 ヘッドブッシュ 8 ヘッド 9 マントル 10 ギヤー 11 ピニオン 12 回転軸 13 軸受 14 ガイドピン 15 フィードプレート 16 ヘッドボール 17 球面座 17a ソケット 17b スリーブ 18 上部スラストベアリング 19 下部スラストベアリング 20 ボウル 21 ボウルライナ 22 アジャストメントリング 22a クランピングリング 23 ホッパ 24 クランピングシリンダ 40 アジャストメントキャップ 50 油圧シリンダ 50a ピストン 60 位置検出器 60a 可動子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸がメインフレームに固定され、該主
    軸に軸受を介して嵌装され垂直軸線に対して偏心回転す
    るヘッドと該メインフレームの上に積載されたアジャス
    トメントリングを介して上下方向移動調節可能なボウル
    との間で原料を破砕する旋動式破砕機において、該主軸
    の軸方向に透孔を設け、該主軸の上端部透孔に前進側端
    面が球面で形成され、かつ、前記ヘッドを該主軸に対し
    て昇降させる上下方向進退動自在なピストンを有する油
    圧シリンダを配設し、該油圧シリンダの下方の透孔内に
    該ピストンの下面を押圧する圧油を供給する油圧配管を
    接続するとともに、該主軸の下端部に位置検出器を配設
    し、かつ、該位置検出器の可動子を該ピストンに連結し
    たことを特徴とする旋動式破砕機。
JP10402791A 1991-02-12 1991-02-12 旋動式破砕機 Expired - Lifetime JP2626843B2 (ja)

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KR100809900B1 (ko) * 2006-09-19 2008-03-06 남양기업(주) 콘 크러셔의 간극 조절장치

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