JP2612976B2 - シリル化レジスト層の厚さ測定方法 - Google Patents

シリル化レジスト層の厚さ測定方法

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリル化レジスト層
の厚さ測定方法に関する。さらに詳しくは、レジストパ
ターン形成工程の露光、シリル化及びドライエッチング
の条件設定に必要なシリル化レジスト層の厚さを測定す
る方法であり、ことに超LSIの製造に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、上層のシリル化層と下層の非シリ
ル化層からなるレジスト膜で形成されたレジストパター
ンは、シリル化層の厚さが厚くなるにしたがって、線幅
が大きくなるということが知られている。そこでレジス
トパターンの線幅を所望の大きさに制御するために、シ
リル化層の厚さ測定が行われている。
【0003】従来のシリル化レジスト膜の厚さ測定方法
は、基板上にレジスト膜を塗布し、所定パターンに露光
し、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)雰囲気中で基
板を加熱することによってレジスト膜の露光領域上層を
シリル化し、レジスト膜表面に直交する方向に基板を切
断し、その端面をドライエッチング法(02を用いたプ
ラズマエッチング法)によって処理することによってレ
ジスト膜の非シリル化レジスト層を選択的にエッチング
してシリル化レジスト層を明確化し、この後に電子顕微
鏡で拡大してシリル化レジスト層の厚さを測定して行わ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシリル化レ
ジスト層の厚さ測定方法は、基板を切断して行うため工
程途中でのシリル化層の厚み測定には向いていないし、
かつ手間がかかるという問題がある。
【0005】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたものであって、現像する前にシリル化レジスト層の
厚さを簡便に測定することができるシリル化レジスト層
の厚さ測定方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、基板
上のレジスト層を所定パターンのマスクを用いて露光
し、次いでシリル化することによって露光領域に形成さ
れたシリル化層を有するレジスト層に、赤外線を照射
し、847cm-1と1594cm-1の吸収強度比を求
め、予め作られた吸収強度比とシリル化層の厚みとの検
量線を用いて、シリル化層の厚みを求めることを特徴と
するシリル化レジスト層の厚さ測定方法が提供される。
【0007】この発明においては、露光領域に形成され
たシリル化層を有するレジスト層に、赤外線を照射し、
847cm-1と1594cm-1の吸収強度比を求める。
【0008】847cm-1は、シリル化層を構成するC
−Si結合によって吸収される赤外線であり、その波数
を示す。1594cm-1は、シリル化層及び非シリル化
層を構成するC−C結合によって吸収される赤外線であ
り、その波数を示す847cm-1と1594cm-1の吸
収強度比は、シリル化層及び非シリル化層に吸収される
赤外線の強さに対するシリル化層に吸収される赤外線の
強さの比であるシリル化層は、基板上のレジスト層を所
定パターンのマスクを用いて露光し、次いでシリル化す
ることによって通常レジスト層の露光領域の下層に非シ
リル化層を残し上層に形成されたシリル化は、例えば所
定パターンの露光領域を有する基板をシリル化剤の雰囲
気に配置し、所定温度に加熱し露光領域のレジストとシ
リル化剤を反応させて行うことができる。
【0009】この発明においては、予め作られた吸収強
度比とシリル化層の厚みとの検量線を用いて、シリル化
層の厚みを求める。
【0010】上記検量線は、形成するレジストパターン
のパターン毎に予め作るのがよく、例えば次のように作
ることができる。No.1〜No.5の5つの基板上に、
それぞれ膜厚1500nmのレジスト膜を塗布し、所定
パターンの光をそれぞれ異なった強さで露光する。ヘキ
サメチルジシラザン(HMDS)雰囲気中でこれらの基
板を160℃に加熱することによりレジスト層の露光領
域をシリル化してシリル化層を形成する。これらの基板
のレジスト層(シリル化レジスト層と非シリル化レジス
ト層からなる)にフーリエ変換赤外吸収分光法によって
847cm-1(Si−Cボンドの吸収)と1594cm
-1(C−Cボンドの吸収)の吸収強度比を求めたところ
No.1〜No.5の基板に対してそれぞれ1.7,3.
2,4.6,6.0及び7.0である。
【0011】次にこれらの基板をレジスト層表面に直交
する方向に切断し、それらの端面をO2を用いたRIE
法によって処理することによってレジスト層の非シリル
化層を選択的にエッチングしてシリル化層を明確化す
る。この後に電子顕微鏡で端面を拡大してシリル化層の
厚さを測定するとNo.1〜No.5の基板に対してそれ
ぞれ120nm,320nm,520nm,720nm
及び810nmである。得られる吸収強度比(847c
-1/1594cm-1)とシリル化層の厚みの5つの関
係から、図1に示すような検量線を求める。
【0012】
【作用】赤外線の847cm-1と1594cm-1の吸収
強度比が、シリル化層を構成するSi−C結合の吸収と
シリル化層及び非シリル化層を構成するC−C結合の吸
収との吸収強度比を表す。
【0013】
【実施例】No.6〜No.7それぞれの基板上に、上記
と同様にレジスト膜を塗布し、検量線(図1)を求めた
ときと同じ所定パターンの光をそれぞれ所定の強さで露
光し、ヘキサメチルジシラザン雰囲気中でこの基板を1
60℃に加熱することによりレジスト膜の露光領域をシ
リル化してシリル化レジスト層を形成する。
【0014】これらの基板のレジスト膜に対しフーリエ
変換赤外吸収分光法によって847cm-1と1594c
-1の赤外線吸収強度比を求めたところ、No.6及び
No.7の基板に対しそれぞれ3.9及び6.5であっ
た。この数値を用い図1の検量線からこのシリル化レジ
スト層の厚さを求めるとそれぞれ410nm及び820
nmと測定される。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、現像する前にシリル
化層の厚さを測定することができるシリル化レジスト層
の厚さ測定方法を提供することができる。この方法を用
いることによって工程途中でのシリル化層の厚み測定が
簡便に行うことができ、所望の線幅のレジストパターン
を形成することのできる露光条件、シリル化条件及び現
像条件を適確に効率よく設定してレジストパターンを形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で用いた赤外線の吸収強度比からシリ
ル化レジスト層の厚さを求める検量線の図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上のレジスト層を所定パターンのマ
    スクを用いて露光し、次いでシリル化することによって
    露光領域に形成されたシリル化層を有するレジスト層
    に、赤外線を照射し、847cm-1と1594cm-1
    吸収強度比を求め、予め作られた吸収強度比とシリル化
    層の厚みとの検量線を用いて、シリル化層の厚みを求め
    ることを特徴とするシリル化レジスト層の厚さ測定方
    法。
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