JP2611645B2 - 情報入力ペン及び情報入力装置 - Google Patents

情報入力ペン及び情報入力装置

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JP2611645B2 JP33988893A JP33988893A JP2611645B2 JP 2611645 B2 JP2611645 B2 JP 2611645B2 JP 33988893 A JP33988893 A JP 33988893A JP 33988893 A JP33988893 A JP 33988893A JP 2611645 B2 JP2611645 B2 JP 2611645B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばコンピュータ
やワードプロセッサ等において、文字や線図等の入力に
用いられる情報入力ペン及び情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報入力装置は、特開昭63−1
93220号公報に説明されているように、ライトペン
とタッチペンの2本のペンを用いたものが一般的であっ
た。すなわち、従来の情報入力装置は、図7に示すよう
に、端末装置を接続しているホスト装置(図示してな
い)との情報のやりとりを制御する通信制御部1と、端
末装置の各種動作を制御する端末制御部2と、表示画面
に情報を表示させるための制御を行うCRT制御部3
と、CRT表示画面4上で押下して、表示されている項
目情報を光学的に検出するライトペン5と、CRT表示
画面4上に表示する座標情報を送出するタブレット6
と、このタブレット6上を押下することによって座標情
報を磁気的に指定するタッチペン7とを具備している。
【0003】ライトペン5は、図8(A)に示すよう
に、入射した光を収束する集光レンズ8と、集光レンズ
8で集光された光を電気信号(ライトペン検出信号)に
変換する光/電気変換器9と、ライトペン5を押下した
ときオンとなって、信号を送出するスイッチ10と、こ
のスイッチ10をオフ状態に復帰させるバネ11とから
なっている。
【0004】タッチペン7は、図8(B)に示すように
タブレット6上で押下したとき流れる磁気発生信号によ
り磁気を発生する磁気発生コイル13と、この磁気発生
コイル13の先端7aに発生する磁気を強力にするため
の磁気鉄心14と、タッチペン7を押下したときオンと
なって、信号を送出するスイッチ15と、このスイッチ
15をオフ状態に復帰させるバネ16とからなってい
る。
【0005】ライトペン5をCRT表示画面4上で押下
すると、スイッチ10がオンとなり、そのオン状態を示
す信号を端末制御部2に送出する。端末制御部2は、こ
の信号を認識してCRT表示画面4上にライトペンビデ
オ信号を発生させるとともに、このライトペンビデオ信
号を集光レンズ8と光電気変換器9により検出してライ
トペンビデオ検出信号を送出する。そして、端末制御部
2はこのライトペンビデオ検出信号により、ライトペン
5がどの項目を選択したかを認識し、その情報を通信制
御部1を介してホスト装置に転送する。
【0006】一方、タッチペン7をタブレット6上で押
下するとスイッチ15がオン状態になり、磁気発生コイ
ル13に磁気が発生する。この磁気は、タブレット6上
に格子状に配列された検出コイル(図示しない)により
検出される。つまり、押下された位置の座標が磁気的に
検出される。そして、タブレット6はこの座標情報を端
末制御部2に送出する。
【0007】しかしながら、この情報入力装置による
と、ライトペン5による操作とタッチペン7による操作
とを交互に行う場合には、それぞれライトペン5とタッ
チペン7とを持ち替えて操作するか、両手で操作するこ
とになり、操作性が著しく低下するという欠点があっ
た。この操作性の問題を解決しようとして、図9に示す
構造の情報入力ペンが上記特開昭63−193220号
公報の出願によって提案されている。
【0008】この情報入力ペン18は、ペンタッチ式の
情報入力ペン18内に、該情報入力ペン18が水平で使
用されている状況と、垂直状態で使用されている状況を
検出し、判定信号を送出するペン状態判定手段(水銀ス
イッチ等)19と、該情報入力ペン18の押下状態を判
定する押下状態判定手段20と、磁気信号を発生する磁
気信号発生手段21,22と、光信号を電気信号に変換
する光/電気変換手段23とを具備し、情報入力ペン1
8をCRT表示画面上で水平状態にして押下すると光学
的に該表示画面上の項目を検出し、ダブレット上で垂直
状態にして押下すると磁気的な作用によってタブレット
上の所定位置の座標、若しくは項目を検出するものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この情報入力ペン18
によると、図8に示したライトペン5とタッチペン7の
両機能を一本で併有できるので、操作性を向上させるこ
とはできる。しかしながら、光学入力機構と磁気入力機
構という全く異質の2つの機構を備えなければならず、
機構上複雑になる欠点があった。また、ペンで文字等を
入力する場合、入力文字の線幅が同一のものに限られ、
線幅を変更することができないという欠点があり、これ
は従来知られている他の情報入力ペンでも同様であっ
た。
【0010】そこで本発明は、操作性を向上させるとと
もに、入力する文字等の線幅を任意に調整でき、しかも
機構を簡素にできる情報入力ペン及び情報入力装置の提
供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の情報入力ペンは、光源と、この光源から照射
された光を情報入力装置の受光部上に集光する対物レン
ズを備えた情報入力ペンにおいて、手動操作に基づき、
上記対物レンズを光軸方向で移動させるレンズ移動手段
を設けたものとしている。
【0012】このレンズ移動手段としては、光源からの
照射光を透過させ、かつ、上記受光部からの反射光の光
路を変更するビームスプリッタと、対物レンズの光軸方
向の移動位置に従って反射光のビームスポット形状を変
化させる円筒レンズと、この円筒レンズによる反射光の
ビームスポットの形状変化によりフォーカス誤差信号を
生成する誤差信号生成部と、手動操作に基づいて基準信
号を生成する基準信号生成部と、上記フォーカス誤差信
号と基準信号との比較により対物レンズを光軸方向で移
動させるレンズ駆動部とを有するものが好ましい。さら
に、光源をオン/オフする手動スイッチと、光源をオフ
にしたとき、外部から対物レンズに入射した光を検知す
る光検知器を備えたものであってもよい。
【0013】また、本発明による情報入力装置は、上記
のような情報入力ペンと、この情報入力ペンからの照射
光を検知する受光素子がマトリックス状に配置された受
光部と、この受光部に入力された照射光の軌跡を表示部
に表示する表示制御部とを備えている。
【0014】
【作用】上記情報入力ペンでは、光源から照射された光
は、対物レンズにより集光されて受光部にビームスポッ
トが形成される。そして、レンズ移動手段によって対物
レンズを光軸方向で移動すると、対物レンズの移動に従
って受光部上に形成されるビームスポットの大きさが変
化する。また、光源をオン/オフする手動スイッチと、
光源をオフにしたとき、外部から対物レンズに入射した
光を検知する光検知器を備えたものであれば、従来にお
けるタッチペンとライトペンとしての機能を併有させる
ことができる。
【0015】上記情報入力装置では、受光部に光を照射
しつつ情報入力ペンを移動させると、表示制御部によっ
て、照射光の軌跡が表示部に表示される。また、情報入
力ペンの対物レンズをレンズ移動手段によって光軸方向
で移動すると、この移動に従ってビームスポットの大き
さが変化し、上記軌跡の線幅が変化する。
【0016】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は一実施例としての情報入力ペンと、この情
報入力ペンにより文字情報が入力される情報入力装置と
を示す斜視図、図2は図1に示す情報入力ペンの主要部
及び情報入力装置の受光部の詳細な構造を示す部分拡大
断面図、図3はフォーカス誤差信号を検出する光検出器
とビームスポットの関係を示す説明図、図4は情報入力
ペンによる入力文字の太さを変化させる原理の説明図で
ある。なお、図4中横軸は対物レンズと受光素子との間
の距離とフォーカス状態とを示し、縦軸はフォーカス誤
差信号レベルと文字等の線幅を示す。
【0017】図1に示す情報入力装置25は、情報入力
ペン26と、この情報入力ペン26から照射された光を
受光するタブレット状受光部27と、この受光部27で
の信号入力状態を表示するブラウン管等で構成されたモ
ニター部28とを備えている。
【0018】受光部27は、図1と図2とに示すよう
に、マトリックス状に配列されたフォトトランジスタ等
の受光素子29と、この受光素子29の受光面29aに
重ね合わされた光透過性の保護カバー30とを備えてい
る。この受光部27の下側にはコンピュータ本体32が
配置されており、受光素子29からの出力信号は信号線
36を介してコンピュータ本体32に出力されてディジ
タル処理等を行った後、モニター部28に表示される。
本実施例では、コンピュータ本体32とモニター部28
とにより、表示制御部52を構成している。
【0019】情報入力ペン26は、円柱状の本体26a
を備えている。この本体26aの先端部すなわち情報入
力装置25の受光部27との接触端面26cの縁部には
回転体44が設けられ、また、この接触端面26cの中
央部分には凹部26bが形成されている。この凹部26
b内に、光照射部33aと反射光受光部33bとが内蔵
されている。情報入力ペン26の本体26aの外側壁に
は、後述する基準信号生成部を調整するダイアル42
と、光照射部33aの光源34への電力供給をオン/オ
フする手動スイッチ43とが設けられている。
【0020】この手動スイッチ43は、本体26aを握
る手の例えば人差し指が当たる部分に配置されており、
本体26aの軸方向と直交する方向に動作するようにな
っている。これにより、手動スイッチ43を操作したと
きの操作力が本体26aを介して受光部27に押下力と
して加わることがないようにしている。さらに、手動ス
イッチ43は、その操作面43aを人差し指等で軽く押
すだけで光源34への電力供給をオン/オフできるよう
になっている。
【0021】光照射部33aは、凹部26bの盲端面に
取り付けられた発光ダイオード等の光源34と、光源3
4から照射された光を集光させる対物レンズ35と、こ
の対物レンズ35を光軸O方向で移動自在に支持する駆
動コイル40と、光源34と対物レンズ35との間に配
置され、光源34からの光は真っ直ぐ透過させ、対物レ
ンズ35から光源34に向かう光は直角に反射させるビ
ームスプリッタ37と、で構成されている。また、反射
光受光部33bは、対物レンズ35とビームスプリッタ
37と、このビームスプリッタ37で反射された光路A
上に配置された円筒レンズ38と、この円筒レンズ38
を通過した光を受光する光検知器39とで構成され、光
照射部33aと反射光受光部33bとで、対物レンズ3
5及びビームスプリッタ37を共用した形態となってい
る。光検知器39は、手動スイッチ43の操作によって
光源34をオフにしているときにも光の検知動作を継続
するようにしている。従って、光源34がオフとなって
いるとき、外部から入射された光を検知するようになっ
ている。この構成によって、この情報入力ペン26はタ
ッチペンとしての機能とともに、ライトペンとしての機
能を併有させている。
【0022】円筒レンズ38は、対物レンズ35が焦点
距離に一致する位置に設定されているときには、光検知
器39に図3に示すような真円形状のビームスポットB
を形成し、対物レンズ35が焦点距離から遠近いずれか
の方向に移動されたときには、楕円形状のビームスポッ
トC又はDを形成させるように、反射光のビーム形状を
変化させる機能を有している。
【0023】図3に示すように、光検知器39は互いに
等しい受光面積を持った4つの光検出素子39a乃至3
9dを備えている。この光検知器39の出力側には、図
5に示すように加減算回路45と、上記ダイアル42に
よって調整される基準信号生成部としての可変抵抗器4
8と、加減算回路45と可変抵抗器48との出力を比較
して差分を出力する比較回路46と、この比較回路46
の出力信号に従って駆動信号を生成する駆動回路47
と、この駆動回路47の出力側に接続された駆動コイル
40とが接続されている。本実施例では、光検知器3
9、加減算回路45により誤差信号生成部50を構成し
ている。
【0024】基準信号生成部としての可変抵抗器48
は、ダイヤル42の操作によって抵抗値が変化し、この
抵抗値の変化によって比較回路46の基準信号を変化さ
せる。加減算回路45では、光検出素子39aと39c
との出力の加算値から、光検出素子39bと39dとの
出力の加算値を減算した値をフォーカス誤差信号として
出力する非点収差法を採用している。なお、フォーカス
誤差信号を得る方法としては非点収差法ばかりでなく、
臨界角法、フーコー法等を採用してもよい。
【0025】対物レンズ35は駆動コイル40の一端部
に取り付けられ、この駆動コイル40の他端部は本体3
6aの固定部に取り付けられている。また、この駆動コ
イル40の周囲には永久磁石41が配置されている。従
って、駆動コイル40に駆動信号を流せば、この駆動信
号に従って対物レンズ35は光軸O方向で移動される。
本実施例では、図5に示すように可変抵抗器48、駆動
回路47、永久磁石41、駆動コイル40によりレンズ
駆動部49を構成し、このレンズ駆動部49、上記ビー
ムスプリッタ37、円筒レンズ38、誤差信号生成部5
0によりレンズ移動手段51を構成している。
【0026】以上の構造を備えた情報入力ペンと情報入
力装置の動作について、図6をも参照して説明する。 ステップ1(図中S1と略記する。以下、同様。):情
報入力ペン26の回転体44を、情報入力装置25の受
光部27の保護カバー30に軽く接触させた姿勢で、手
動スイッチ43を押す。なお、手動スイッチ43を押し
た直後では、フォーカス誤差信号が「0」の初期値とな
っており、本実施例では予め設定されたビームスポット
径が受光部27に形成される。この手動スイッチ43を
押すと光源34が点灯され、この光源34の光は、対物
レンズ35によって集光されてビームスポットが形成さ
れ、受光部27の複数の受光素子29に同時に照射され
る。
【0027】ステップ2:ここでダイアル42をいずれ
かの方向に回転させると、可変抵抗器48の抵抗値が変
化し、図4に示すように基準信号Eが変化する。この基
準信号Eとフォーカス誤差信号とが比較回路46によっ
て比較され、この比較結果により差分信号Fが生成され
て駆動回路47に出力される。
【0028】ステップ3:駆動回路47では比較回路4
6から出力された差分信号Fに基づいて駆動信号を生成
し、駆動コイル40に出力する。駆動コイル40は、駆
動信号に従って、すなわちダイアル42を回転させた方
向と角度に従って、対物レンズ35を受光部27から遠
ざかる方向又は受光部27に近づける方向に移動させ
る。本実施例では対物レンズ35を受光部27から遠ざ
かる方向に移動したときに、受光部27上に形成される
ビームスポットが小さくなる。すなわち、文字等の線幅
が細くなる。一方、対物レンズ35を受光部27に近づ
ける方向に移動すれば、受光部27上に形成されるビー
ムスポットが大きくなる。すなわち、文字等の線幅が太
くなる。
【0029】ステップ4:この駆動信号は、基準信号と
フォーカス誤差信号との差分信号が零になるまで出力さ
れる。
【0030】ステップ5:そして、比較回路46から出
力される差分信号が零になると、対物レンズ35が所定
位置に移動されて停止される。このとき、受光部27に
形成されているビームスポット内の複数の受光素子29
からの信号がコンピュータ本体32に出力される。コン
ピュータ本体32では、光が照射された受光素子29の
位置に応じてモニター部28上の画素が点灯制御され
る。従って、情報入力ペン26をたとえば任意の漢字の
形状に沿って動かせば、その軌跡すなわち入力した漢字
が上記設定された線幅でモニター部28に表示される。
【0031】ステップ6:手動スイッチ43をオフ操作
して光源34を消灯する。 ステップ7:この光源34の消灯状態で、この情報入力
ペン26をモニター部28に向けると、コンピュータ本
体32はモニター部28上にライトペンビデオ信号を発
生させる。 ステップ8:情報入力ペン26では、このライトペンビ
デオ信号を光検知器39により検出する。
【0032】ステップ9:そして、情報入力ペン26
は、光検知器39で検知されたライトペンビデオ信号に
基づくライトペンビデオ検出信号をコンピュータ本体3
2に送出する。コンピュータ本体32はこのライトペン
ビデオ検出信号により、情報入力ペン26がモニター部
28上のどの項目を選択したかを認識する。なお、本発
明は図示又は説明した実施例に限るものではなく、その
要旨の範囲内で様々に変形実施が可能であることを付記
する。
【0033】
【発明の効果】本発明の情報入力ペンによれば、手動操
作により対物レンズを光軸方向で移動させることができ
るので、操作性の向上を図れるとともに入力する文字等
の線幅を変化させることができる。
【0034】請求項2のような情報入力ペンによれば、
その光照射部と反射光受光部において、対物レンズとビ
ームスプリッタとを共用できるので、部品点数の少ない
簡素な構造にできる。
【0035】また、請求項3のように、光源をオン/オ
フする手動スイッチと、光源をオフにしたとき、外部か
ら対物レンズに入射した光を検知する光検知器を備えた
ものであれば、タッチペンとしての機能とともにライト
ペンとしての機能を併有させることができる。しかも、
磁気発生コイルや磁気鉄心等を設ける必要がないので、
簡単な構造とすることができる。
【0036】本発明の情報入力装置によれば、上記のよ
うな情報入力ペンと、この情報入力ペンからの照射光を
検出する受光素子がマトリックス状に配置された受光部
と、この受光部に入力された照射光の軌跡を表示する表
示制御部とを備えたことにより、操作性の向上を図るこ
とができるとともに、入力する文字等の線幅を変化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての情報入力ペンと、こ
の情報入力ペンにより文字情報が入力される情報入力装
置とを示す斜視図である。
【図2】図1に示す情報入力ペンの主要部及び情報入力
装置の受光部の詳細な構造を示す部分拡大断面図であ
る。
【図3】フォーカス誤差信号を検出する光検出器と光束
の関係を示す説明図である。
【図4】情報入力ペンによって入力する文字等の太さを
変化させる原理の説明図である。
【図5】電気系統の構成を示すブロック図である。
【図6】入力する文字等の太さを調整する動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来の情報入力装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】(A),(B)は、それぞれ従来におけるペン
の構成の説明図である。
【図9】従来の他のペンの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
25 情報入力装置 26 情報入力ペン 27 受光部 28 モニター部 29 受光素子 32 コンピュータ本体 33a 光照射部 33b 反射光受光部 34 光源 35 対物レンズ 37 ビームスプリッタ 38 円筒レンズ 39 光検知器 40 駆動コイル 41 永久磁石 42 ダイアル 43 手動スイッチ 44 回転体 45 加減算回路 46 比較回路 47 駆動回路 48 基準信号生成部としての可変抵抗器 49 レンズ駆動部 50 誤差信号生成部 51 レンズ移動手段 52 表示制御部 B ビームスポット C ビームスポット D ビームスポット O 光軸

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源から照射された光を、
    情報入力装置の受光部上に集光する対物レンズとを備え
    た情報入力ペンにおいて、手動操作に基づき、上記対物
    レンズを光軸方向で移動させるレンズ移動手段を設けた
    ことを特徴とする情報入力ペン。
  2. 【請求項2】 上記レンズ移動手段は、光源からの照射
    光を透過させ、かつ、上記受光部からの反射光の光路を
    変更するビームスプリッタと、対物レンズの光軸方向で
    の移動位置に従って反射光のビームスポット形状を変化
    させる円筒レンズと、この円筒レンズによる反射光のビ
    ームスポットの形状変化によりフォーカス誤差信号を生
    成する誤差信号生成部と、手動操作に基づいて基準信号
    を生成する基準信号生成部と、上記フォーカス誤差信号
    と基準信号との比較により対物レンズを光軸方向で移動
    させるレンズ駆動部とを有している請求項1記載の情報
    入力ペン。
  3. 【請求項3】 光源をオン/オフする手動スイッチと、
    光源をオフにしたときにも、外部から入射した光を検知
    する光検知器を備えた請求項1又は2記載の情報入力ペ
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報入力ペンと、この
    情報入力ペンからの照射光を検出する受光素子がマトリ
    ックス状に配置された受光部と、この受光部に入力され
    た照射光の軌跡を表示する表示制御部とを備えたことを
    特徴とする情報入力装置。
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