JP2611064B2 - アスファルト舗装用強化材とその製造法及び強化された舗装 - Google Patents

アスファルト舗装用強化材とその製造法及び強化された舗装

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JP2611064B2
JP2611064B2 JP22402591A JP22402591A JP2611064B2 JP 2611064 B2 JP2611064 B2 JP 2611064B2 JP 22402591 A JP22402591 A JP 22402591A JP 22402591 A JP22402591 A JP 22402591A JP 2611064 B2 JP2611064 B2 JP 2611064B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、アスファルト舗装用の予め組立
てられた強化材に関するものであり、とくに破損した舗
装を補修するために使用されるアスファルトコンクリー
トオーバーレイに組み込まれる予め組立てられた強化材
に関するものである。一般に舗床は、それが新しいもの
であっても、補修を要するものであっても、液状アスフ
ァルトタックコートにより被覆される。このタックコー
トが部分的に硬化した後、この上に強化材が敷かれる。
最終的にこの強化材の表面に、アスファルト層が塗布さ
れる。本発明はまた、かかる強化材を製造する方法並び
に使用する方法に関するものである。
【0002】アスファルト道路やオーバレイを強化する
ために種々の方法や組成物が提案されている。そのうち
のあるものは、舗装破損を補修するために、フレキシブ
ルなガラス繊維ロービング[重量平方ヤード当り24オ
ンス(813g /m2 )]から作られた粗く編まれた布
で、幅の狭いストリップ[幅4〜44インチ(10.2
〜111.8cm)]を使用している。これらは、舗装に
敷かれる前は、樹脂で含浸されておらず、かつグリッド
状開口部も持っていない。これらはアスファルトタック
コートの表面に敷かれ、ついでアスファルトコンクリー
トが塗装されるが、これらは余りにも高価であり、また
道路の広い面に実際に敷くには余りにもフレキシブル過
ぎ、さらにフレキシブルなため、オーバレイが敷かれて
舗装車や人の通行が行なわれるような道路の広い部分に
取り付ける場合、取り扱いが困難となる。また布が本質
的に密閉性を有するため、下敷層とアスファルトオーバ
レイ層とが直接接触するのを阻害し、これら2層間が滑
るようになる。
【0003】従来技術のあるものは、剛性のプラスチッ
クグリッドを使用していた。これらの欠点は、連続的に
巻き出すことが出来ず、このため取り付けが困難であ
り、プラスチックの充填材としてガラス繊維を使用して
いるが、これらはガラス繊維の連続フィラメントのスト
ランドの持つ強度、またはその他の望ましい特性を有し
ていない。
【0004】本発明者によって発明され、同じ譲受人に
譲渡された、公開日が1986年11月5日のヨーロッ
パ特許出願番号第0199827号には、アスファルト
樹脂で含浸されたガラスグリッドが記載されているが、
接着剤コーティングについては触れられていない。この
グリッドを使用するためには、アスファルトタックコー
トを先ず道路に塗装しなければならない。このタックコ
ートは、液状で塗装され(例えばエマルションにてスプ
レイする)、その後液体が硬化して固体に変化する。こ
のタックコートが十分硬化しなうちに、グリッドをタッ
クコート上に敷く。このタックコートは、グリッドに含
浸された樹脂を部分的に溶解し合体する。タックコート
がさらに硬化すると、グリッドが下に位置する舗装の上
に保持される。ついでタックコートとグリッドの上に、
アスファルトセメントまたはコンクリートが塗装され
る。タックコートはかかる強化材と共に使用するため、
幾つかの望ましい特徴を持っている。とくにオーバーレ
イとして使用されるアスファルトコンクリートまたはセ
メントと完全な相性を持っていることと、さらに同じ
ように重要なことは、粗い舗装面上に流れ込んで、舗装
面を平坦にするだけの流動性を持っていなければならな
いことである。
【0005】一方タックコートは幾つかの問題を抱えて
いる。タックコートは、周囲の条件とくに温度と湿度に
対して敏感な性質を持っている。これは硬化温度に影響
があり、苛酷な場合は硬化を阻害する。それ程苛酷な条
件でなくても、タックコートが硬化する迄、オーバーレ
イの舗装準備には待機が必要で、不必要な遅滞が生じ
る。例えばタックコートは、通常アスファルトの水性エ
マルションで、界面活性剤で安定化されている。このエ
マルションの潜在能力を顕在化するためには、エマルシ
ョンを破壊し、アスファルト層を敷くためには水を除去
しなければならない。この水除去工程は、本質的には蒸
発に基づくものであり、時間、周囲の温度と湿度に左右
される。この周囲の条件が好ましくない場合は、しばし
ば粘着性が不十分となり、思わしくない遅滞が起こる。
【0006】このタックコートは、他の面でも舗装工程
を面倒にする。すなわち舗装現場に余分な工程を持ち込
むだけでなく、このタックコートを使用する作業が通常
困難なためである。このタックコートによって、グリッ
ドを下の舗装に保持できる時間は比較的短いものであ
る。さらに車のタイヤや履物によってタックコートが近
くの道路に移され、さらにカーペットや床に移されるこ
とになる。
【0007】本発明の予め組立てられた強化材は、連続
フィラメント、好ましくはガラスのストランドの開放グ
リッドである。このグリッドは樹脂含浸され、かつこれ
を舗装下敷層の表面に敷くに先立って、ある種の選択さ
れた活性化可能な接着剤によって被覆される。この接着
剤としては、グリッドが(a)長期間貯蔵できること、
(b)舗装下敷層で巻き戻されること、(c)接着剤に
より所望の場所に保持されること、および(d)アスフ
ァルト混合物のオーバーレイの塗装が可能であるような
性質が、広範囲の温度にわたって特定の均衡を保ってい
るような接着剤が選択される。
【0008】本発明の強化材は、施工が容易であり、よ
り経済的であり、従来の強化材より良い結果が得られ
る。さらに、本発明の強化材を用いることによって、従
来タックコートの使用に伴って起きていた多くの問題点
が克服される。
【0009】本発明のグリッドは、含浸され接着剤で被
覆された時好ましい半剛性となり、予め組立てられた連
続構成材料として、施工現場に容易に輸送できるよう芯
に巻き上げることが出来、かつ施工現場において迅速、
経済的、かつ簡単に道路に組み込むために、連続的に容
易に巻き戻すことができる。例えば1つが100ヤード
またはそれ以上の長さを有し、幅15フィートの複数の
ロールにすることができる。または道路は幾つかの細い
ストリップ、代表的には5フィートの幅のストリップで
蔽うことができる。従って舗装表面の全体、もしくはほ
ぼ全体を、このグリッドを使用して施工することがで
き、省力化によりコストダウンとなる。また膨張目地の
ように、局部的な破損を強化するため使用することもで
きる。
【0010】舗装現場において、グリッドは舗装下敷層
内で巻き戻されて敷かれる。接着剤が感圧接着剤の場合
には、アプリケータに組み込まれている刷毛により圧力
を加え、ついで必要があれば、または望むならば通常の
ローリング装置で圧力を加える。刷毛は平面のもので剛
毛で作ることができる。またグリッドへの力を増加し、
感圧接着剤を活性化するための圧力を作るため、刷毛に
荷重をかけることもできる。
【0011】本発明のグリッドは、半剛性であるが平坦
に敷くことができる。グリッドは、巻き戻した時にロー
ルバックする傾向が殆ど、または全くみられない。これ
は樹脂を適切に選択したためと、グリッドにマルチフィ
ラメントの強化ストランド、好ましくはガラスのストラ
ンドを使用したためであると信じられる。
【0012】本発明の強化材が巻き戻され、下敷層また
は舗装上に接着されると、その強化材の表面にオーバー
レイが施工される前でも、グリッドは十分安定してお
り、下敷層に固定しているので、その上を歩く作業員
や、その上を走る建設車や、とくに舗装機械がその上を
移動するような作用に対して抵抗性を持っている。これ
は舗装の強度にとって極めて重要なことである。グリッ
ドが一部浮き上がったり、ストランドが横方向に変形す
ると、強化材の強度が低下し、あるいは舗装表面の平滑
度に悪影響を及ぼす傾向がある。強化材は、そのストラ
ンドが真直ぐで単軸であり、それぞれの組のストランド
がそれ自身の面に横たわっている時が最も効果的であ
る。強化材は、道路に対してその長手方向と、それを横
断する主に2方向に向いており、2組の平行なストラン
ドのうち、一組は長手方向に向き、他の一組はそれに対
して横断している。
【0013】接着剤に感圧接着剤を使用している場合
は、グリッドの表面に圧力を加えて活性化することがで
きる。また接着剤が感圧性の場合、グリッドを巻き戻す
のに十分な力を加える必要があるかもしれない。トラク
ターか、その他機械的手段の使用が必要になるかも知れ
ない。本発明の接着剤と、従来技術のアスファルトタッ
クコートの性質と挙動との間には本質的な相違があるに
も拘らず、グリッドの上に上塗り舗装が塗装される間で
も、敷かれたグリッドを適切な位置に保持するためにタ
ックコートも、その他の手段も必要としない。このため
舗装工程が単純化し、迅速化する。また適当な接着剤を
選択することにより、グリッドの下敷舗装に対する結合
を、タックコートより遥かに強くすることも可能であ
る。しかし他の理由で、必要があればタックコートを使
用することも出来る。
【0014】グリッドの開口部が大きいと、アスファル
ト混合物がヤーンまたはロービングの各ストランドを完
全に封入することができ、下敷層と上塗層が完全にかつ
十分に接触するようになる。これにより応力を舗装から
ガラス繊維に十分移すことができる。この製品は、高モ
ジュラスで、コスト的に高強度であり、その膨張係数は
道路建設材料に近似しており、道路建設に使用される材
料や、道路塩などの道路環境に見出される材料に対して
耐腐食性を有している。
【0015】本明細書に用いられている「舗装」、「道
路」、「車道」および「表面」なる語は、空港、歩道、
私道、車道、駐車場および表面が舗装されたその他全て
のものを含む広い範囲のものを意味する。
【0016】本発明のグリッドは、連続フィラメントガ
ラス繊維のストランドから形成することができるが、ゲ
ブラー(Kevlar)として知られているポリ(p−フェニレ
ンテレフタルアミド)のポリアミド繊維のような高モジ
ュラス繊維も使用することができる。約300ないし約
5,000テックスの範囲の重量を有するガラスロービ
ングも使用することができるが、テックスが2,200
のECRまたはEガラスロービングが好ましい。これら
ストランドは、好ましくは低撚糸のもので(すなわち1
インチ当り撚りが約1回またはそれ以下)、好ましくは
1辺の長さが3/4インチ〜1インチ(1.9〜2.5
cm)の範囲にある矩形または正方形のグリッドに形成さ
れる。ただし一辺が1/8ないし6インチ(0.3〜1
5.2cm)のグリッドのものも使用できる。グリッド
は、長手方向のストランドと、横方向のストランドが交
差する部分で縫合されるか、もしくは硬く結合されてい
るのが好ましい。このような結合により、強化材をグリ
ッドパターンに保持し、含浸前や含浸中にストランドが
過度に広がるのを防止して開口部を保つことができる。
これらのことはオーバーレイと下敷層とを結合させ、こ
れにより最終複合物の強度を上昇させることになるの
で、重要なことと思われる。
【0017】グリッドの交差部をしっかり結合すること
は、1組のストランドに平行な力を、一部他の組の平行
なストランドに移動させることができるために、グリッ
ドの強度に寄与している。同時にこの開口グリッド構造
は、平方ヤード単位面積当りのガラス使用量を減らすこ
とができ、より経済的な製品にすることができる。例え
ば、平方ヤード当り4ないし18オンス(平方m当り1
13.4〜510.3g)のグリッドも使用できるが、
平方ヤード当り約8オンス(平方m当り271.3g)
のグリッドを使用するのが好ましい。従来技術で使用さ
れているある布では、平方ヤード当り約24オンスのガ
ラスの布含有量となっている。
【0018】70〜150デニールのポリエステルを使
用して、縦編みの横糸挿入編み機でグリッド交差部の縫
合を行なうのが好ましいが、交差部をしっかり結合する
他のグリッド形成方法も利用できる。例えば、熱硬化性
または熱可塑性の接着剤で製作した不織グリッドも、グ
リッドとして適している。
【0019】グリッドを形成し、これを舗装上に敷く前
に、樹脂、好ましくはアスファルト樹脂を塗布する。す
なわちグリッドを樹脂で「予備含浸」する。
【0020】樹脂の粘度は、樹脂がグリッドのストラン
ドに浸透するような粘度が選ばれる。樹脂は、ガラス繊
維ストランドのフィラメント全部を被覆することはでき
ないが、一般に樹脂は、ストランド内部に均一に拡が
る。この含浸により、グリッドはアスファルトと相
を持つようになり、グリッドに好ましい半剛性を付与
し、ガラスストランドやフィラメントにクッション性を
与え、ガラスストランドやフィラメントを水や道路環境
でのその他の成分による腐食から保護する。この含浸は
また、ガラスストランドまたはフィラメント間の摩擦を
減じ、ガラスストランドやフィラメント相互による切断
を減少させるのに役立っている。含浸はまた、ガラス繊
維がガラス繊維同士で切断する傾向を減じており、この
ことはグリッドを敷いた後、かつオーバーレイを塗装す
る前はとくに重要である。グリッドは、平行なストラン
ドのそれぞれの組の方向に、25kN/mの最低強度を有し
ているのが好ましく、より好ましくは50kN/m、もっと
も好ましくは100kN/mあるいはそれ以上である。
【0021】グリッド上の樹脂が、乾燥または硬化する
間、ストランドはいくらか平らになるが、グリッド状の
開口部は保持される。例えば、2,200テックスのロ
ービングを使用した好ましい実施態様では、開口部が約
3/4”×1”(1.9×2.5cm)の矩形グリッドが
形成され、ロービングが平坦になると、幅が1/16〜
1/8”(0.16〜0.32cm)になる。コーティン
グおよび乾燥後のロービングの厚さは、約1/32”
(0.08cm)又はそれ以下である。
【0022】グリッドを含浸するのに使用される樹脂と
しては、多くのものが使用できるが、接着剤がこれら樹
脂に良く結合するものでなければならない。この明細書
で用いる「樹脂」なる語は、天然アスファルトのような
天然樹脂、または合成高分子樹脂のいずれをも含んでい
る。主なものを例示すれば、必要な剛性と、相容性と、
耐腐食性を付与するアスファルト、ゴム変性アスファル
ト、不飽和ポリエステル、ビニルエーテル、エポキシ、
ポリアクリレート、ポリウレタン、ポリオレフィンおよ
びフェノール樹脂が挙げられる。これらはホットメル
ト、エマルション、溶剤、熱硬化または放射線硬化法を
用いて塗布することができる。例えば、120〜195
℃(沸点)のアスファルトの50%溶液は、一連のパジ
ングローラーを使用して、炭化水素溶剤に溶解した。こ
の材料は、処理速度30フィート/min (900cm/mi
n)で、175℃で熱硬化することができる。アスファル
ト材料の含浸量は、元のガラス重量に対して10〜15
%である。別法として、アクリル重合体のような高分子
材料で変性したアスファルトエマルションをグリッド上
にパジングし、熱硬化することができる。アスファルト
をこのように変性すると、低温での脆さの少ないコーテ
ィングが得られる。
【0023】グリッドを樹脂で予備含浸させた後、舗装
上に敷くに先立って、グリッドに安定性の良い活性化可
能な接着剤コーティングを行なう。すなわち接着剤を
「予備塗布」する。
【0024】接着剤は、合成材料が好ましく、ラテック
ス法、溶剤法、または好ましくはホットメルト法のよう
な方法で樹脂含浸グリッドに塗布することができる。ラ
テックス法では、接着剤を水に分散し、グラビア印刷ロ
ールでグリッド上に印刷し乾燥する。溶剤法では、接着
剤を適当な溶剤に溶解し、グリッド上に印刷し、ついで
溶剤を蒸発させる。好ましいホットメルト法では、接着
剤を貯蔵タンク内で溶融し、ロールに塗布し、よく制御
されたナイフエッジでロール上で計量して、ロール上に
均一な厚さの液体接着剤フィルムを形成させる。ついで
グリッドをロールと接触させ、接着剤をグリッドに転写
させる。
【0025】どのような塗布方法を採用するにしても、
グリッドの片面のみに接着剤を塗布することが、極めて
好ましいことである。接着剤が両面に塗布されたり、グ
リッドの片面から他方の面に移行したりすると、舗装下
敷面上に敷いた時、上面が舗装車、人員およびローラー
装置に粘着し、グリッドの変形を含め多くの問題が生じ
る。
【0026】接着剤は、ストランド表面の一部のみに塗
布することが望ましく、好ましくはストランドの表面積
の約20〜60%、より好ましくは30〜50%のみに
塗布する。これはより経済的であるばかりでなく、舗装
表面に置いた時、巻き戻しが容易になるからである。接
着剤をストランドの一部のみに塗布するために、接着剤
を彫刻ロールに付着させて、これをグリッドに転写させ
る。接着剤は、好ましくはグリッドのストランド上で泥
状になる。このような泥状のものを用いることにより、
粗くて多孔質の下敷層に、望ましい接着強度でグリッド
をしっかりと接着することができる。添加する接着剤の
量は、グリッドに対して約5ないし約10%が好まし
く、最も好ましくは約5%である。
【0027】接着剤は、高度に安定なものでなければな
らない。すなわち、つぎのような性質を持っていること
が好ましい。接着剤をグリッドに塗布したものは、1年
以上貯蔵できるものが好ましい。樹脂に浸透した接着剤
の揮発、接着効果の消滅、雰囲気酸化またはその他の劣
化反応などの、樹脂含浸グリッドとのいずれかの相互作
用により、かかる期間内において接着剤が著しく劣化し
たり、その接着性を失ったり、または有害な化学的変化
を起してはならない。さらに接着剤は、含浸グリッドに
著しく浸出したり、もしくは浸透してはならず、かつ接
着剤はグリッドを引っ張りながら巻き上げた後、その形
状を保持し、だれやその他の変形を起こさないように、
貯蔵温度や貯蔵条件において十分な粘度を有している必
要がある。また接着剤は、グリッドを敷いている間、も
しくは敷いた後、アスファルトセメントまたはコンクリ
ートに対して十分に安定でなければならず、かつ相
を有していなければならない。
【0028】本発明の含浸樹脂および接着剤は、ともに
工場内において塗布できる利点を持っている。これは通
常、温度や湿度さらに乾燥速度の変化に曝される戸外で
行なわれる舗装現場での塗布に比べると、均質性が保た
れ、遥かに高度の管理が行なえる。さらに工場内におい
ては管理よく行なえる以外に、樹脂や接着剤を塗布する
ために、より熟練した作業員が控えている。勿論樹脂と
接着剤を同時に、または同じ工場で塗布する必要はな
い。
【0029】適当な性質を持つ多数の接着剤が、本発明
に使用することができるが、合成エラストマー系接着
剤、合成熱可塑性接着剤が好ましく、この内でも合成エ
ラストマー系接着剤が最も好ましい。これらにはアクリ
ルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、粘着付与アスファ
ルトおよび粘着付与オレフィンが含まれる。
【0030】本発明の接着剤は、加圧、加熱もしくはそ
の他の手段により活性化される。圧力活性化接着剤は、
一般に感圧接着剤と称されるが、被覆された表面を別の
未処理表面と合わせて、圧力を加えることにより結合が
生じる。加熱活性化樹脂は、被覆した表面と未処理表面
とを合わせて熱をかけることにより結合を形成する。
【0031】本発明の接着剤は、適当にバランスの取れ
た性質を持っていなければならない。以下詳細に記載し
ているように、接着剤が感圧接着剤であれば、しばしば
表面が粗い下敷の舗装に接着するためには、高度に粘着
性を持っていなければならない。どのような接着剤を使
用するにしても、それは高度のせん断強さを有する必要
があるが、剥離強さは余り高くてはならない。同時に凝
集強さが接着強さを超えているのが好ましい。粘度およ
び軟化点も考慮する必要がある。
【0032】感圧性 粘着性とは、他の材料と接着させる材料の性質であっ
て、短時間で接触している二つの表面の間の結合を破壊
するに要する応力として定義できる。グリッドに塗布す
る時の、本発明の接着剤の粘着性は、下記の条件下にお
いて、ポリケンプローブ タック テスト(Polyken Pr
obe Tack Test)により測定したとき、700gm/cm2
上であることが好ましく、1,000gm/cm2 以上であ
ることが最も好ましい。その測定条件とは、清浄表面材
料は4/0仕上げのステンレススチールをアセトンで洗
浄したもの、清浄表面のサイズは1cm2 、清浄表面に接
着剤を衝突させる力は100g/cm2 、接着剤の厚さは、
マイラー(Mylar) フィルムのような2mil のポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上に1mil (0.001イン
チ)、温度は湿度50%で72°F(22.2℃)、剥
離前の表面接触時間は1秒、表面の剥離速度は1cm/秒
である。試験結果は剥離時の最高の力(g)で表され
る。
【0033】感圧接着剤は、その粘着性を長期に亘って
保持しているので好ましい。本発明の目的のためには、
十分な粘着性が1年以上の貯蔵中保持されねばならな
い。
【0034】凝集強さ 本発明に使用される接着剤は、その接着強さより大きい
凝集強さを持っていることが好ましい。凝集強さとは、
それ自身を保持するための接着剤の強さをいう。接着強
さとは未処理表面へ接着させるための接着剤の強さをい
う。接着強さより大きい凝集強さを保つことにより、グ
リッドを巻き上げている間に、接着剤がグリッド表面か
ら転移しない。従って、グリッドの片面は接着剤が塗布
されていない状態に保たれ、アスファルトオーバーレイ
層が施工される間、グリッド上を移動する舗装車や作業
員に接着剤が接着しない。
【0035】剥離強さ 本発明の接着剤の剥離強さは、他の要件と矛盾すること
なく出来る限り低く保たれているのが好ましい。剥離強
さとは、結合する幅1インチ当りのポンド数で表される
力であって、別の部材と結合している可撓性の部材の試
験片を、別の部材から剥離するに要する力である。接着
剤の剥離強さが大き過ぎると、グリッドを巻き戻す時、
あるいは互いに接触したまま貯蔵されている2層のグリ
ッドを離すのに過度の力を必要とする。さらに剥離強さ
が余り大きいと、グリッドを引き剥がす時グリッドが変
形する。一方接着剤は、その塗布時が低温であっても多
少の粘着性をもっている必要がある。従ってつぎの「剥
離試験」法において、剥離に耐えるような十分な剥離強
さを持つ接着剤を使用するのが好ましい。接着剤を塗布
した2”×15”のグリッド試験片を、水平な石壁片上
に圧力を加えずに横たえ、その上を直ちに2kgのローラ
ーを2回通過させる。ついでグリッドが下面になるよう
に反転させて、グリッドを3インチ引き剥がし、その部
分に75gの荷重を架ける。6分間32°F(0℃)の
温度で放置して、75gの荷重でグリッドが全く剥離し
ないことが好ましい。
【0036】せん断強さ グリッドを舗装下敷層上に敷いた時、グリッドはその上
を歩く作業員や、その上を動く建設車や、とくにその上
を移動する舗装機械の動きに耐えなければならない。さ
らに強化材のストランドが平行配列のままで、強化材が
平坦に保たれていることが舗装強度にとって重要であ
る。グリッドに泡が存在したり、ストランドが横方向に
変形していると強化材の強度は低下する。すなわちスト
ランドが真直ぐになっていて、単軸で、各組のストラン
ドがそれ自身の面で横たわっているとき、強化材の強度
が最高になる。
【0037】従って、せん断強さが出来るだけ高く、グ
リッドが曝される極めて広範囲の温度に対して十分なせ
ん断強さを持っていることが望ましい。グリッドは、約
40°F(4.4℃)と云うような低い周囲温度で舗装
下敷層上に敷かれ、約300°F(149℃)と云う温
度でアスファルトコンクリートが塗装され、これにより
接着剤の温度は約150°F(65℃)に上昇する。こ
のため本発明に使用する接着剤は、せん断接着破損温度
(「S.A.F.T.」)が、約140°F(60℃)
より高いことが好ましく、150°F(65℃)より高
いことがより好ましい。「S.A.F.T.」は、1”
×1”の板の表面に、接着剤で別の表面を接着し、これ
を100°F(37.8℃)から1時間に温度を40°
F(22.2℃)づつ上昇する循環空気室に入れ、さき
の板の面に1kgの力をかけて測定する。接着剤の「S.
A.F.T.」は、接着剤のせん断性質が弱くなって、
さきの表面が接着剤から剥れ滑り落ちる温度である。
【0038】接着剤のせん断強さは、グリッドを舗装下
敷層上に置いた時、下記の方法で測定して、少なくとも
30ポンドのせん断強さがあることが好ましく、50ポ
ンド以上のせん断強さがあることがより好ましい。幅
1.52m(横糸の方向)、長さ1m(縦糸の方向)の
グリッドに、本発明に従って接着剤を塗布して舗装に適
用し、接着剤が感圧接着剤であれば、例えば圧力を掛け
て活性化する。グリッドの端から少なくとも3番目のグ
リッドの縦糸にスプリング秤を引っ掛けるか、長手方向
の一端に付ける。グリッド面に、グリッドの長手方向に
垂直にスプリング秤に力を加える。グリッドが滑った時
の力を記録する。
【0039】軟化点 接着剤の軟化点は、約140°F(60℃)以上である
ことが好ましく、約150°F(65.6℃)以上であ
るとより好ましい。
【0040】粘度 接着剤の粘度もまた重要である。グリッド上を流れるの
に十分な流動性を持つ必要があるが、接着剤を塗布する
間、または貯蔵中にグリッドを通過せず、舗装下敷層に
敷いた時、これと接触するグリッド面だけに留まるよう
な粘性であることが好ましい。接着剤の粘度は、300
°F(148.9℃)で7,000cp以下が好ましく、
5,000cpが最も好ましい。
【0041】実施例1 連続フィラメントのガラス繊維の2,200テックスロ
ービングを使用して、縦糸編み横糸挿入の、機械方向と
機械の直角方向の開放グリッド、または織み開放グリッ
ドを調製する。各ロービングは、約1,000フィラメ
ントであり、各フィラメントは、直径約20ミクロンで
ある。縦糸編みで横糸挿入のグリッドは、ロービングは
70デニールの連続ポリエステルヤーンを使用して一緒
に編み、開口部が10mm×12.5mmとなるグリッドと
し、横糸は5番目のステッチ毎にのみ挿入する。織みグ
リッドは、交差部でストランドを結合し、含浸前にスト
ランドをしっかり結合する製織法を使用する。ついでニ
ップ圧力を制御するよう装備されたパディングローラー
を使用して、グリッド構造を合成高分子により飽和させ
て含浸する。この合成高分子は、約140℃に加熱した
時、十分な弾性復元力を持たない熱可塑性であることを
特徴とする。すなわち、高分子で含浸され、アスファル
ト塗装により140℃に加熱された時、グリッドは前の
形状には十分復元せず、140℃以下常温まで冷却した
時も、元の形状に戻る傾向が全くない。
【0042】高分子は、ラテックスの形でグリッドに塗
布することができる。固形含有量と界面活性剤化学に依
存するラテックスは、その固形分は水で減らすことがで
き、またラテックスを塗布するために、界面活性剤で安
定化することができる。望ましい熱可塑性挙動を有する
高分子としては、多数の種類のものがある。特定の例を
第1表に掲げる。
【0043】 第1表 商品名 製造会社 一般高分子名 ユニコール (Unicol)6510 ユニコール スチレン化アクリル共重合体ユニコール P-917 ユニコール 塩化ビニリデンターポリマー 460×73 B.F.ク゛ット゛リッチ PVC/アクリル共重合体 1018 ユニコール スチレンアクリレート共重合体 3077 ユニコール 酢酸ビニル/アクリレート共重合体 352 B.F.ク゛ット゛リッチ ポリビニルクロライド重合体
【0044】この高分子による完全含浸は、水の腐食効
果、特に道路に使用する塩による高pH、または低pHの水
の腐食効果からガラスフィラメントを保護するのに役立
ち、フィラメントを切断したり、ヤーンの強度を低下さ
せるフィラメント同士の摩擦を減少する。高分子含浸量
は、元のガラスの重量に対して約8ないし150%、好
ましくは約15ないし30%である。得られたグリッド
として好ましいものは、重量が約300g/m2、横方向に
対しての引張り強さが100kN/m、長手方向に対しての
引張り強さが100kN/mのものである。弾性率は約1
0,000,000lb/in2(700,000kgf/cm2
で、グリッドはロールにできて、比較的容易に扱うこと
ができる。その後下記の性質を有するスチレン−イソプ
レン−スチレン高分子接着剤をホットメルト法によりグ
リッドの片面に塗布する。
【0045】 ポリケン プローブ タック(Polyken Probe Tack) 1,440g/cm2 せん断接着破損温度(Shear Adhesion Failure Temperature) 157°F(69.4℃) 軟化点 185°F(85℃) 融点 210°F(98.9℃) 静的剥離試験[32°F(0 ℃) ] 合格 粘度[300 °F(148.9 ℃) ] 5,700cp 道路上のグリッドのせん断力 50 ポンド以上
【0046】上記のホットメルト接着剤のような接着剤
により得られる望ましい性質をグリッドに付与できるな
らば、別法としてラテックス分散液または溶剤技術に基
づく感圧接着剤を使用することができる。
【0047】ついでこのグリッドは、円筒状にロールさ
れ、有意に破損しているが構造的には健全なアスファル
トコンクリート道路面に下記のように施工できる。路盤
修理、クラックシーリングおよびポットホール充填を含
む通常の表面調整を行う。グリッドを道路表面に巻き戻
し、ついでアプリケーターを用いて路盤上に自己接着グ
リッドを敷き、舗装下敷層に対して加圧する。このアプ
リケーターは、グリッドを置き、接着側を下向きにし、
刷毛で圧力を加える。さらに空気タイヤを付けたローラ
ーで加圧し、接着を良くすることが望ましい。その後通
常の装置と、技術を用いてHLアスファルトコンクリー
トを約50mm施工する。強化グリッドを使用して得られ
た強化層は、オーバーレイ中の反射的破損の発生を減じ
る効果がある。
【0048】本発明で用いる合成高分子は、炭素−炭素
二重結合を有する単量体であって、かつ重合の後本明細
書で特定した剛性、相性、耐腐食性及び熱可塑性挙動
を与える単量体を重合することにより合成することがで
きる。本発明の高分子を製造するために合成することの
できる単量体には、炭素−炭素二重結合を持つスチレ
ン、アクリレート、ビニリデンクロライド、ポリビニル
クロライド、酢酸ビニル及びアクリル単量体等がある。
また、単量体の更なる例としては、炭素−炭素二重結合
を持つ不飽和ポリエステル、ビニルエステル、エポキ
シ、ウレタン、オレフィン、フェノール系単量体があ
る。アクリル重合体の製造に用いられるアクリレートと
しては、例えばメチルアクリレートまたはエチルアクリ
レートのいずれでもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−17304(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行する2組の連続フィラメント繊維の
    ストランドを含む開放グリッドにあって、前記ストラン
    ドの各組は、それに隣接するストランドとの間に開口部
    を形成し、かつ前記2組のストランドはそれぞれ互いに
    ほぼ垂直方向に並んでおり、かつ予め合成高分子により
    含浸された前記開放グリッドを含むアスファルト舗装用
    の予め組立てられた強化材において、 前記合成高分子は熱可塑性であり、かつ約140℃以上
    に加熱された時前記グリッドに著しい弾性復原力を与え
    ないことを特徴とし、 前記グリッドには、アスファルト舗装と相性があり、
    タックコートなしで結合を形成するために活性化するこ
    とを主な目的として、安定な接着剤のコーティングが先
    ず塗布され、 該コーティングは、前記グリッドの下面となる含浸スト
    ランドの下側に、該ストランドの開口部を閉鎖すること
    なく予め塗布され、 かつ前記グリッドは、各組のストランドの方向に対して
    25kN/m以上の強度を有している強化材。
  2. 【請求項2】 円筒状に巻き上げられた請求項1記載の
    強化材。
  3. 【請求項3】 前記の繊維がガラス繊維である請求項1
    記載の強化材。
  4. 【請求項4】 前記グリッドのストランドが含浸前に、
    それらの交差部においてしっかりと結合されている請求
    項1記載の強化材。
  5. 【請求項5】 前記の接着剤が、圧力を加えることによ
    り活性化される請求項1記載の強化材。
  6. 【請求項6】 前記の接着剤をグリッドに塗布する時の
    粘着性が、ポリケンプローブ タック テストにより測
    定したとき約700gm/cm 2 以上である請求項1記載の
    強化材。
  7. 【請求項7】 前記の接着剤が、ストランドの面積の2
    0ないし60%に塗布されている請求項1記載の強化
    材。
  8. 【請求項8】 前記の接着剤が、貯蔵後にグリッドを
    しく変形することなく、強化材の1層を他の層から離す
    ことができるような剥離強度を有している請求項2記載
    の強化材。
  9. 【請求項9】 前記の接着剤が、該接着剤の接着強度よ
    り大きい凝集強度を有している請求項1記載の強化材。
  10. 【請求項10】 前記の接着剤が、強化材を取り付け
    時の周囲温度と、該強化材にアスファルト舗装材を舗装
    する時に上昇する温度との間にあって、十分なせん断強
    度を保持している請求項1記載の強化材。
  11. 【請求項11】 前記の周囲温度の最低が約40°F
    (4.4℃)であり前記の温度上昇時の暴露温度の最
    が約150°F(65.5℃)である請求項10記載
    の強化材。
  12. 【請求項12】 前記の接着剤が、32°F(0℃)に
    おける「剥離試験」での剥離に抗し得る剥離強度を有し
    ている請求項1記載の強化材。
  13. 【請求項13】 前記の接着剤が、約150°F(6
    5.6℃)以上のせん断接着破損温度を有している請求
    項1記載の強化材。
  14. 【請求項14】 前記の接着剤が、舗装上に置いた強化
    材に約30ポンド以上のせん断強度を与える請求項1記
    載の強化材。
  15. 【請求項15】 前記の接着剤300°F(148.
    9℃)における粘度が約6,000センチポアズ以下で
    ある請求項1記載の強化材。
  16. 【請求項16】 (a)連続フィラメントの2組のスト
    ランドを含み、かつ含浸された該ストランドの間に開口
    部を有する合成高分子含浸グリッドを選択し、 (b)前記合成高分子は熱可塑性であって、約140℃
    以上に加熱された時、グリッドに著しい弾性復原力を与
    えない特徴を有し、 (c)前記含浸グリッドは、その下面に、前記開口部を
    閉鎖せず、かつアスファルト舗装と相性を有する高度
    に安定した活性化可能な接着剤の予め塗装されたコーテ
    ィングを有し、 (d)前記グリッドをその接着剤面を下に向けて、強化
    されるべき舗装の上部に敷き、 (e)前記の舗装にグリッドを接着するための結合力を
    付与するように、接着剤コーティングを活性化し、つい
    で、 (f)前記のグリッドの上部に、アスファルトセメント
    またはコンクリートの層を拡げることよりなるアスファ
    ルト舗装の強化法。
  17. 【請求項17】 グリッドを強化すべき舗装の上部に敷
    いた後にだけ、舗装にタックコートを塗布する請求項1
    6記載の強化法。
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