JP2606731B2 - 速度測定装置 - Google Patents
速度測定装置Info
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- JP2606731B2 JP2606731B2 JP63294176A JP29417688A JP2606731B2 JP 2606731 B2 JP2606731 B2 JP 2606731B2 JP 63294176 A JP63294176 A JP 63294176A JP 29417688 A JP29417688 A JP 29417688A JP 2606731 B2 JP2606731 B2 JP 2606731B2
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- laser beam
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、競走用のボートや自動車等、所定のコー
スに沿って移動する移動体の速度を測定する速度測定装
置に関するものである。
スに沿って移動する移動体の速度を測定する速度測定装
置に関するものである。
「従来の技術」 例えば、小型船舶用のログスピード(対水速度)測定
装置としては、プロペラ式もしくは電磁式のものが知ら
れているが、これらは、船底に突起部が生じ、これが抵
抗となるため、特に、スピードを競い合うような競艇用
の艇では用いられないのが普通である。したがって、従
来、競艇の選手は、自艇のエンジン音や体感的なもの
で、艇速を判断する他なかった。また、各選手の指導に
当たる指導員にとっても、各艇の艇速を知ることは、練
習の成果を判断する上で極めて重要な要素となるが、従
来は、ストップウォッチを用いて、各艇の艇速を手動で
計測する他なかった。
装置としては、プロペラ式もしくは電磁式のものが知ら
れているが、これらは、船底に突起部が生じ、これが抵
抗となるため、特に、スピードを競い合うような競艇用
の艇では用いられないのが普通である。したがって、従
来、競艇の選手は、自艇のエンジン音や体感的なもの
で、艇速を判断する他なかった。また、各選手の指導に
当たる指導員にとっても、各艇の艇速を知ることは、練
習の成果を判断する上で極めて重要な要素となるが、従
来は、ストップウォッチを用いて、各艇の艇速を手動で
計測する他なかった。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、例えば、競艇場のコース上で複数の艇が同
時に練習を行う場合、従来のストップウォッチによる手
動計測では、続けて何艇分も計測を行わなければなら
ず、その作業が極めて煩雑であるばかりか、ストップウ
ォッチを操作する測定員の個人差等により、正確さに欠
け、特に艇までの距離が長くなる程、測定精度が低くな
るという問題があった。
時に練習を行う場合、従来のストップウォッチによる手
動計測では、続けて何艇分も計測を行わなければなら
ず、その作業が極めて煩雑であるばかりか、ストップウ
ォッチを操作する測定員の個人差等により、正確さに欠
け、特に艇までの距離が長くなる程、測定精度が低くな
るという問題があった。
そこで、この発明は、移動体までの距離に拘わらず、
その移動体の速度を正確かつ自動的に測定することがで
きる速度測定装置を提供することを目的としている。
その移動体の速度を正確かつ自動的に測定することがで
きる速度測定装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、所定のコースに沿って一定距離隔てて設
定された第1および第2の基準線間を、移動体が通過す
るのに要する時間を前記移動体の速度と見なして測定す
る速度測定装置において、第1の周波数によって変調さ
れた第1のレーザ光線を、シリンドリカルレンズを用い
て垂直方向に扇状に拡大し、前記第1の基準線上に常時
照射する第1のレーザ投光器と、前記第1の周波数と異
なる第2の周波数によって変調された第2のレーザ光線
を、シリンドリカルレンズを用いて垂直方向に扇状に拡
大し、前記第2の基準線上に常時照射する第2のレーザ
投光器と、前記移動体の前記第1および第2のレーザ光
線が照射される側に取り付けられた再帰性反射部材と、
前記第1および第2のレーザ投光器から各々発射され、
前記再帰性反射部材によって反射して戻ってきた第1お
よび第2のレーザ光線を各々検出する第1および第2の
レーザ受光器と、前記第1のレーザ受光器が前記第1の
レーザ光線を検出した時点で計数動作を開始し、前記第
2のレーザ受光器が前記第2のレーザ光線を検出した時
点で計数動作を停止する時間計数手段と、前記時間計数
手段の計数結果を表示する表示手段とを具備することを
特徴としている。
定された第1および第2の基準線間を、移動体が通過す
るのに要する時間を前記移動体の速度と見なして測定す
る速度測定装置において、第1の周波数によって変調さ
れた第1のレーザ光線を、シリンドリカルレンズを用い
て垂直方向に扇状に拡大し、前記第1の基準線上に常時
照射する第1のレーザ投光器と、前記第1の周波数と異
なる第2の周波数によって変調された第2のレーザ光線
を、シリンドリカルレンズを用いて垂直方向に扇状に拡
大し、前記第2の基準線上に常時照射する第2のレーザ
投光器と、前記移動体の前記第1および第2のレーザ光
線が照射される側に取り付けられた再帰性反射部材と、
前記第1および第2のレーザ投光器から各々発射され、
前記再帰性反射部材によって反射して戻ってきた第1お
よび第2のレーザ光線を各々検出する第1および第2の
レーザ受光器と、前記第1のレーザ受光器が前記第1の
レーザ光線を検出した時点で計数動作を開始し、前記第
2のレーザ受光器が前記第2のレーザ光線を検出した時
点で計数動作を停止する時間計数手段と、前記時間計数
手段の計数結果を表示する表示手段とを具備することを
特徴としている。
「作用」 上記の構成によれば、移動体が第1の基準線を横切
り、この移動体に取り付けられた再帰性反射部材によっ
て反射して戻ってきた第1のレーザ光線を第1のレーザ
受光器が検出した時点から、移動体が第2の基準線を横
切り、第2のレーザ受光器が第2のレーザ光線を検出す
る時点までの時間、すなわち移動体が第1および第2の
基準線間の一定距離を移動するのに要した時間が時間計
数手段によって計数され、この計数結果が移動体の速度
として表示手段によって表示される。この場合、基準線
上には、レーザ投光器からシリンドリカルレンズによっ
て垂直方向に扇状に拡大されたレーザ光線が常時照射さ
れているので、これらの基準線上の広範囲に亙って移動
体の通過を検出することができ、また基準線上を移動体
が高速で横切った場合においても、確実に検出すること
ができる。
り、この移動体に取り付けられた再帰性反射部材によっ
て反射して戻ってきた第1のレーザ光線を第1のレーザ
受光器が検出した時点から、移動体が第2の基準線を横
切り、第2のレーザ受光器が第2のレーザ光線を検出す
る時点までの時間、すなわち移動体が第1および第2の
基準線間の一定距離を移動するのに要した時間が時間計
数手段によって計数され、この計数結果が移動体の速度
として表示手段によって表示される。この場合、基準線
上には、レーザ投光器からシリンドリカルレンズによっ
て垂直方向に扇状に拡大されたレーザ光線が常時照射さ
れているので、これらの基準線上の広範囲に亙って移動
体の通過を検出することができ、また基準線上を移動体
が高速で横切った場合においても、確実に検出すること
ができる。
さらに、互いに異なる周波数によって変調された第1
および第2のレーザ光線を用いているので、第1および
第2の基準線を近接した位置に設定した場合において
も、第1および第2のレーザ受光器が各々のレーザ光線
を混同することなく確実に検出することができ、時間計
数手段の誤動作を防止することができる。
および第2のレーザ光線を用いているので、第1および
第2の基準線を近接した位置に設定した場合において
も、第1および第2のレーザ受光器が各々のレーザ光線
を混同することなく確実に検出することができ、時間計
数手段の誤動作を防止することができる。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明
する。
する。
第1図はこの発明の一実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
この図において、1A,1Bは、艇Bが走行する競艇コー
ス2に沿って所定距離L(例えば、150mまたは100m)隔
てて各々設置された2台のレーザ投受光器である。レー
ザ投受光器1Aは、競艇コース2を横切るように設定され
た第1の基準線2a上に設置され、赤外線レーザ・ビーム
Laを垂直方向へのみ扇状に拡大して第1の基準線2a上に
照射するレーザ投光器3aと、各艇Bの艇体側面に各々取
り付けられた再帰性反射シートMで反射して戻ってきた
レーザ光を検出するレーザ受光器4aとから構成されてい
る。同様に、レーザ投受光器1Bは、第2の基準線2b上に
設置され、赤外線レーザ・ビームLbを垂直方向に扇状に
拡大して第2の基準線2b上に照射するレーザ投光器3b
と、レーザ受光器4bとから構成されている。これらレー
ザ投受光器1A,1Bを設けることにより、競艇コース2の
2箇所の基準線2a,2bの水面上に、レーザビームLa,Lbが
垂直に広げられたカーテンが常時形成されている。そし
て、レーザ投光器3aが発射するレーザビームLaは10kHz
の周波数でパルス変調されており、また、レーザ投光器
3bが発射するレーザビームLbは15kHzの周波数でパルス
変調されている。
ス2に沿って所定距離L(例えば、150mまたは100m)隔
てて各々設置された2台のレーザ投受光器である。レー
ザ投受光器1Aは、競艇コース2を横切るように設定され
た第1の基準線2a上に設置され、赤外線レーザ・ビーム
Laを垂直方向へのみ扇状に拡大して第1の基準線2a上に
照射するレーザ投光器3aと、各艇Bの艇体側面に各々取
り付けられた再帰性反射シートMで反射して戻ってきた
レーザ光を検出するレーザ受光器4aとから構成されてい
る。同様に、レーザ投受光器1Bは、第2の基準線2b上に
設置され、赤外線レーザ・ビームLbを垂直方向に扇状に
拡大して第2の基準線2b上に照射するレーザ投光器3b
と、レーザ受光器4bとから構成されている。これらレー
ザ投受光器1A,1Bを設けることにより、競艇コース2の
2箇所の基準線2a,2bの水面上に、レーザビームLa,Lbが
垂直に広げられたカーテンが常時形成されている。そし
て、レーザ投光器3aが発射するレーザビームLaは10kHz
の周波数でパルス変調されており、また、レーザ投光器
3bが発射するレーザビームLbは15kHzの周波数でパルス
変調されている。
ここで、レーザ投光器3a,3bの光学系の構造は、第2
図に示す通りである。この図において、15はレーザ光線
となる半導体レーザ、16は半導体レーザ15から発射され
たレーザ光線を集光する非球面レンズ、17は非球面レン
ズ16によって集光されたレーザ光線を平行光とするコリ
メート用レンズ、18はコリメート用レンズ17によって平
行光とされたレーザ光線を垂直方向へ扇状に広げるシリ
ンドリカルレンズであり、これらは、鏡筒19内に順次配
設されている。ここで、シリンドリカルレンズ18は、像
の一方向の倍率のみを変化させる機能を有するレンズで
あり、レンズ形状としては平凹であり、外形的に矩形で
ある。
図に示す通りである。この図において、15はレーザ光線
となる半導体レーザ、16は半導体レーザ15から発射され
たレーザ光線を集光する非球面レンズ、17は非球面レン
ズ16によって集光されたレーザ光線を平行光とするコリ
メート用レンズ、18はコリメート用レンズ17によって平
行光とされたレーザ光線を垂直方向へ扇状に広げるシリ
ンドリカルレンズであり、これらは、鏡筒19内に順次配
設されている。ここで、シリンドリカルレンズ18は、像
の一方向の倍率のみを変化させる機能を有するレンズで
あり、レンズ形状としては平凹であり、外形的に矩形で
ある。
また、レーザ受光器4a,4bの光学系の構造は、第3図
に示す通りである。この図において、21は再帰性反射シ
ートMで反射して戻って来た反射レーザ光Lrを集光する
対物レンズ、22は接眼レンズ、23は自然光等を除去し赤
外線レーザ光のみ透過させるバンドパスフィルタとして
機能する光学フィルタ、24は赤外線レーザ光を検出す
る、例えばフォトダイオード等の光センサであり、これ
らは、鏡筒25内に順次配設されている。
に示す通りである。この図において、21は再帰性反射シ
ートMで反射して戻って来た反射レーザ光Lrを集光する
対物レンズ、22は接眼レンズ、23は自然光等を除去し赤
外線レーザ光のみ透過させるバンドパスフィルタとして
機能する光学フィルタ、24は赤外線レーザ光を検出す
る、例えばフォトダイオード等の光センサであり、これ
らは、鏡筒25内に順次配設されている。
また、上記各艇Bに取り付けられた再帰性反射シート
Mは、微細なプリズムを一面に多数配置し、シート状に
形成したもので、高輝度反射特性を有している。そし
て、80〜150m程度離れた各レーザ投光器3a,3bから発射
された赤外線レーザ・ビームLa,Lbを有効に反射し得る
ように、直径10cm程度の円形状に形成されている。な
お、一辺10cm程度の方形状としても勿論構わない。
Mは、微細なプリズムを一面に多数配置し、シート状に
形成したもので、高輝度反射特性を有している。そし
て、80〜150m程度離れた各レーザ投光器3a,3bから発射
された赤外線レーザ・ビームLa,Lbを有効に反射し得る
ように、直径10cm程度の円形状に形成されている。な
お、一辺10cm程度の方形状としても勿論構わない。
次に、第1図において、4は計測員が待機している場
所に設置された艇速測定回路である。この艇速測定回路
4において、6はレーザ受光器4a,4bから各々検出信号
が供給される判別回路であり、この判別回路6は、レー
ザ受光器4aの検出信号がレーザ投光器3aから発射された
赤外線レーザ・ビーム(以下、10kHz変調ビームと呼
ぶ)Laに対応しているか否か、およびレーザ受光器4bの
検出信号がレーザ投光器3bから発射された赤外線レーザ
・ビーム(以下、15kHz変調ビーム)Lbに対応している
か否かを判別する回路であり、レーザ受光器4aの検出信
号が10kHz変調ビームLaに対応していると判別してか
ら、レーザ受光器4bの検出信号が15kHz変調ビームLbに
対応していると判別するまでの期間、“H"レベルの判別
信号を、アンドゲート7の一方の入力端に供給する。ま
た、8はパルス発生回路であり、周波数100Hz(周期に
して0.01秒)のクロックパルスをアンドゲート7の他方
の入力端に供給する。アンドゲート7は、判別回路6か
ら“H"レベルの判別信号が供給されている期間、パルス
発生回路8から供給されるクロックパルスをカウンタ9
の入力端子CLKに供給する。カウンタ9は、そのクロッ
ク入力端CLKに供給されるクロックパルスをカウント
し、そのカウントデータを、LED(発光ダイオード)ド
ライバ11へ供給する。LEDドライバ11は、カウンタ9か
ら供給されるカウントデータに基づいて、4桁分の7セ
グメントLED表示器12を駆動し、カウントデータを、1/1
00秒単位で表示させる。また、10はリセットボタンであ
り、このリセットボタン10が押下されると、“H"レベル
のリセット信号がカウンタ9のリセット端子Rへ供給さ
れカウンタ9のカウントデータを“0"にリセットする。
所に設置された艇速測定回路である。この艇速測定回路
4において、6はレーザ受光器4a,4bから各々検出信号
が供給される判別回路であり、この判別回路6は、レー
ザ受光器4aの検出信号がレーザ投光器3aから発射された
赤外線レーザ・ビーム(以下、10kHz変調ビームと呼
ぶ)Laに対応しているか否か、およびレーザ受光器4bの
検出信号がレーザ投光器3bから発射された赤外線レーザ
・ビーム(以下、15kHz変調ビーム)Lbに対応している
か否かを判別する回路であり、レーザ受光器4aの検出信
号が10kHz変調ビームLaに対応していると判別してか
ら、レーザ受光器4bの検出信号が15kHz変調ビームLbに
対応していると判別するまでの期間、“H"レベルの判別
信号を、アンドゲート7の一方の入力端に供給する。ま
た、8はパルス発生回路であり、周波数100Hz(周期に
して0.01秒)のクロックパルスをアンドゲート7の他方
の入力端に供給する。アンドゲート7は、判別回路6か
ら“H"レベルの判別信号が供給されている期間、パルス
発生回路8から供給されるクロックパルスをカウンタ9
の入力端子CLKに供給する。カウンタ9は、そのクロッ
ク入力端CLKに供給されるクロックパルスをカウント
し、そのカウントデータを、LED(発光ダイオード)ド
ライバ11へ供給する。LEDドライバ11は、カウンタ9か
ら供給されるカウントデータに基づいて、4桁分の7セ
グメントLED表示器12を駆動し、カウントデータを、1/1
00秒単位で表示させる。また、10はリセットボタンであ
り、このリセットボタン10が押下されると、“H"レベル
のリセット信号がカウンタ9のリセット端子Rへ供給さ
れカウンタ9のカウントデータを“0"にリセットする。
次に、上述した一実施例による速度測定装置を用い
て、艇Bの艇速を計測する場合の動作について説明す
る。
て、艇Bの艇速を計測する場合の動作について説明す
る。
まず、艇Bが基準線2a上を通過し、レーザ受光器4aに
よって10kHz変調ビームLaが検出されると、判別回路6
の出力が“H"レベルとなり、アンドゲート7が開状態と
なる。これにより、カウンタ9がパルス発生回路8から
供給される100Hzのクロックパルスの計数を開始し、そ
のカウントデータがLED表示器12によって1/100秒単位で
逐一表示される。次いで、艇Bが基準線2b上を通過し、
図に示すように再帰性反射シートMで反射された反射レ
ーザ光Lrがレーザ受光器4bに到達し、このレーザ受光器
4bによって15kHz変調ビームLbが検出されると、判別回
路6の出力が“H"レベルとなり、アンドゲート7が閉状
態となる。これにより、カウンタ9が計数動作を停止
し、その時点のカウントデータが保持されるとともに、
LED表示器12によって連続的に表示される。この際の表
示が、距離Lの走行に要した時間、すなわち艇速とな
る。そして、次に通過する艇の艇速を測定する場合は、
リセットボタン10を押し、カウンタ9のカウントデータ
を“0"にリセットする。
よって10kHz変調ビームLaが検出されると、判別回路6
の出力が“H"レベルとなり、アンドゲート7が開状態と
なる。これにより、カウンタ9がパルス発生回路8から
供給される100Hzのクロックパルスの計数を開始し、そ
のカウントデータがLED表示器12によって1/100秒単位で
逐一表示される。次いで、艇Bが基準線2b上を通過し、
図に示すように再帰性反射シートMで反射された反射レ
ーザ光Lrがレーザ受光器4bに到達し、このレーザ受光器
4bによって15kHz変調ビームLbが検出されると、判別回
路6の出力が“H"レベルとなり、アンドゲート7が閉状
態となる。これにより、カウンタ9が計数動作を停止
し、その時点のカウントデータが保持されるとともに、
LED表示器12によって連続的に表示される。この際の表
示が、距離Lの走行に要した時間、すなわち艇速とな
る。そして、次に通過する艇の艇速を測定する場合は、
リセットボタン10を押し、カウンタ9のカウントデータ
を“0"にリセットする。
上述した一実施例によれば、赤外線レーザを使用して
いるので、風雨や霧によって艇速の測定が困難となるこ
とがなく、また、機械的に動作する部分が全くないの
で、保守、点検が容易である。
いるので、風雨や霧によって艇速の測定が困難となるこ
とがなく、また、機械的に動作する部分が全くないの
で、保守、点検が容易である。
なお、上述した一実施例においては、第1の基準線2a
と第2の基準線2b間の距離Lが短い場合を想定し、レー
ザ投光器3aが発射するレーザビームLaと、レーザ投光器
3bが発射するレーザビームLbとを互いに異なる周波数で
パルス変調し、各々区別して検出できるようにしたが、
距離Lが充分に確保できるのであれば、異なる周波数で
パルス変調する必要はない。また、本願は、上述した一
実施例に限らず、例えば、競馬場や自動車レース場など
において、馬や自動車等の速度を測定することも勿論可
能である。
と第2の基準線2b間の距離Lが短い場合を想定し、レー
ザ投光器3aが発射するレーザビームLaと、レーザ投光器
3bが発射するレーザビームLbとを互いに異なる周波数で
パルス変調し、各々区別して検出できるようにしたが、
距離Lが充分に確保できるのであれば、異なる周波数で
パルス変調する必要はない。また、本願は、上述した一
実施例に限らず、例えば、競馬場や自動車レース場など
において、馬や自動車等の速度を測定することも勿論可
能である。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、移動体が第
1の基準線を横切り、この移動体に取り付けられた再帰
性反射部材によって反射して戻ってきた第1のレーザ光
線を第1のレーザ受光器が検出した時点から、移動体が
第2の基準線を横切り、第2のレーザ受光器が第2のレ
ーザ光線を検出する時点までの時間、すなわち移動体が
第1および第2の基準線間の一定距離を移動するのに要
した時間が時間計数手段によって計数され、この計数結
果が移動体の速度として表示手段によって表示されるよ
うにし、特に、第1および第2の基準線上には、第1お
よび第2のレーザ投光器からシリンドリカルレンズによ
って垂直方向に扇状に拡大されたレーザ光線が常時照射
されるようにしたので、基準線上の広範囲に亙って移動
体の通過を検出することがえき、また基準線上を移動体
が高速で横切った場合においても、これを確実に検出す
ることができ、この結果、移動体の速度を確実に、かつ
自動的に測定することができるという効果が得られる。
1の基準線を横切り、この移動体に取り付けられた再帰
性反射部材によって反射して戻ってきた第1のレーザ光
線を第1のレーザ受光器が検出した時点から、移動体が
第2の基準線を横切り、第2のレーザ受光器が第2のレ
ーザ光線を検出する時点までの時間、すなわち移動体が
第1および第2の基準線間の一定距離を移動するのに要
した時間が時間計数手段によって計数され、この計数結
果が移動体の速度として表示手段によって表示されるよ
うにし、特に、第1および第2の基準線上には、第1お
よび第2のレーザ投光器からシリンドリカルレンズによ
って垂直方向に扇状に拡大されたレーザ光線が常時照射
されるようにしたので、基準線上の広範囲に亙って移動
体の通過を検出することがえき、また基準線上を移動体
が高速で横切った場合においても、これを確実に検出す
ることができ、この結果、移動体の速度を確実に、かつ
自動的に測定することができるという効果が得られる。
また、互いに異なる周波数によって変調された第1お
よび第2のレーザ光線を用いているので、第1および第
2の基準線を近接した位置に設定した場合においても、
第1および第2のレーザ受光器が各々のレーザ光線を混
同することなく確実に検出することができ、時間計数手
段の誤動作を防止することができるという効果が得られ
る。
よび第2のレーザ光線を用いているので、第1および第
2の基準線を近接した位置に設定した場合においても、
第1および第2のレーザ受光器が各々のレーザ光線を混
同することなく確実に検出することができ、時間計数手
段の誤動作を防止することができるという効果が得られ
る。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例のレーザ投光器の構成を示す断面図、
第3図は同実施例のレーザ受光器の構成を示す断面図で
ある。 B……艇、L……所定距離 1A……レーザ投受光器、 1B……レーザ投受光器、 2……競艇コース、 2a……第1の基準線、2b……第2の基準線、 3a,3b……レーザ投光器、 4a,4b……レーザ受光器、 6……判別回路、7……アンドゲート、 8……パルス発生回路、 9……カウンタ(6〜9が時間計数手段)、 11……LEDドライバ、 12……LED表示器(11,12が表示手段)。
第2図は同実施例のレーザ投光器の構成を示す断面図、
第3図は同実施例のレーザ受光器の構成を示す断面図で
ある。 B……艇、L……所定距離 1A……レーザ投受光器、 1B……レーザ投受光器、 2……競艇コース、 2a……第1の基準線、2b……第2の基準線、 3a,3b……レーザ投光器、 4a,4b……レーザ受光器、 6……判別回路、7……アンドゲート、 8……パルス発生回路、 9……カウンタ(6〜9が時間計数手段)、 11……LEDドライバ、 12……LED表示器(11,12が表示手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】所定のコースに沿って100〜150m隔てて設
定された第1および第2の基準線間を競艇用の艇が通過
するのに要する時間を前記競艇用の艇の速度と見なして
測定する速度測定装置において、 第1の周波数によって変調された第1のレーザ光線を、
シリンドリカルレンズを用いて垂直方向に扇状に拡大
し、前記第1の基準線上に常時照射する第1のレーザ投
光器と、 前記第1の周波数と異なる第2の周波数によって変調さ
れた第2のレーザ光線を、シリンドリカルレンズを用い
て垂直方向に扇状に拡大し、前記第2の基準線上に常時
照射する第2のレーザ投光器と、 前記競艇用の艇の前記第1および第2のレーザ光線が照
射される側に取り付けられる再帰性反射部材と、 80〜150m離れた前記第1および第2のレーザ投光器から
各々発射され、前記再帰性反射部材によって反射して戻
ってきた第1および第2のレーザ光線を各々検出する第
1および第2のレーザ受光器と、 前記第1のレーザ受光器が前記第1のレーザ光線を検出
した時点で計数動作を開始し、前記第2のレーザ受光器
が前記第2のレーザ光線を検出した時点で計数動作を停
止する時間計数手段と、 前記時間計数手段の計数結果を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする速度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294176A JP2606731B2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 速度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294176A JP2606731B2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 速度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02140668A JPH02140668A (ja) | 1990-05-30 |
JP2606731B2 true JP2606731B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=17804295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63294176A Expired - Lifetime JP2606731B2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 速度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606731B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53108460A (en) * | 1977-03-04 | 1978-09-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | Passage detecting system for running body |
JPS5964174U (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-27 | 三菱電機株式会社 | スウイング測定装置 |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP63294176A patent/JP2606731B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02140668A (ja) | 1990-05-30 |
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