JP2606296Y2 - プレスの精密圧力制御 - Google Patents
プレスの精密圧力制御Info
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- JP2606296Y2 JP2606296Y2 JP1993073495U JP7349593U JP2606296Y2 JP 2606296 Y2 JP2606296 Y2 JP 2606296Y2 JP 1993073495 U JP1993073495 U JP 1993073495U JP 7349593 U JP7349593 U JP 7349593U JP 2606296 Y2 JP2606296 Y2 JP 2606296Y2
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- Japan
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- pressure
- control valve
- valve
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- Control Of Presses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧駆動の加圧シリンダ
の油圧制御方法に関し、流量制御弁と圧力制御弁を用い
て速度と圧力制御する分野で、精密な圧力設定を要する
液圧プレス、射出成型機等に使用する。
の油圧制御方法に関し、流量制御弁と圧力制御弁を用い
て速度と圧力制御する分野で、精密な圧力設定を要する
液圧プレス、射出成型機等に使用する。
【0002】
【従来の技術】従来液圧プレスや射出成型機等の加圧シ
リンダであるアクチュエータの圧力制御は、一般的に油
圧ポンプと圧力制御弁の組み合わせ、あるいは特開平5
−104299の如く加圧用流量制御弁と減圧用流量制
御弁の組み合わせにより圧力制御している。
リンダであるアクチュエータの圧力制御は、一般的に油
圧ポンプと圧力制御弁の組み合わせ、あるいは特開平5
−104299の如く加圧用流量制御弁と減圧用流量制
御弁の組み合わせにより圧力制御している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】油圧ポンプと圧力制御
弁によるアクチュエータの制御は、その特性上からオー
バーシュートあるいはアンダーシュートが生じる。また
液圧プレス等の大型大容量の加圧用の流量制御弁と減圧
用の流量制御弁による制御は、その特性上から液圧プレ
スの鍛造作業等でしばしば生じるアクチュエータの急激
な速度変化時に、流量制御弁が追随しきれず同様にオー
バーシュートあるいはアンダーシュートの圧力変化が生
ずる。また高速応答する流量制御弁の場合はウォーター
ハンマー現象が生じる。これらの現象はさらにアクチュ
エータの高速化に伴ってその特性が顕著に現れ、圧力設
定を精密に行うことが困難となっている。
弁によるアクチュエータの制御は、その特性上からオー
バーシュートあるいはアンダーシュートが生じる。また
液圧プレス等の大型大容量の加圧用の流量制御弁と減圧
用の流量制御弁による制御は、その特性上から液圧プレ
スの鍛造作業等でしばしば生じるアクチュエータの急激
な速度変化時に、流量制御弁が追随しきれず同様にオー
バーシュートあるいはアンダーシュートの圧力変化が生
ずる。また高速応答する流量制御弁の場合はウォーター
ハンマー現象が生じる。これらの現象はさらにアクチュ
エータの高速化に伴ってその特性が顕著に現れ、圧力設
定を精密に行うことが困難となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決すべく液圧プレス等のアクチュエータの圧力を制御す
るために、その油圧制御回路に加圧用の流量制御弁と減
圧用の圧力制御弁と付加加圧弁を並列状に設置し、アク
チュエータの圧力検出値と圧力設定器との偏差が一定値
以下になった時点で、圧力検出値側に圧力制御弁のパイ
ロット圧力を降圧し、流量制御弁と圧力制御弁の応答時
間の遅れによるオーバーシュート防止するとともに、同
時に生じるアンダーシュートを付加加圧弁により防止し
することを特徴とする精密圧力制御方法を提供する。
決すべく液圧プレス等のアクチュエータの圧力を制御す
るために、その油圧制御回路に加圧用の流量制御弁と減
圧用の圧力制御弁と付加加圧弁を並列状に設置し、アク
チュエータの圧力検出値と圧力設定器との偏差が一定値
以下になった時点で、圧力検出値側に圧力制御弁のパイ
ロット圧力を降圧し、流量制御弁と圧力制御弁の応答時
間の遅れによるオーバーシュート防止するとともに、同
時に生じるアンダーシュートを付加加圧弁により防止し
することを特徴とする精密圧力制御方法を提供する。
【0005】
【作用】本発明によれば、アクチュエータの圧力検出値
と圧力設定器の値をもとに、加圧用の流量制御弁と減圧
用の圧力制御弁と付加加圧弁とをフィードバック制御し
て、精度よく駆動できる。すなわち、アクチュエータの
圧力検出値と圧力設定値の偏差が一定値以下になった
ら、流量制御弁の流量を減少するように制御しながら、
同時にオーバーシュートとならないように圧力制御弁の
パイロット圧を減少させ、その結果アクチュエータの圧
力が下がり過ぎたら付加加圧弁で圧油を供給して、偏差
が一定値になるようにする。ついでパイロット圧を徐々
に上昇して圧力設定器の値とすることにより精度よく圧
力設定する。
と圧力設定器の値をもとに、加圧用の流量制御弁と減圧
用の圧力制御弁と付加加圧弁とをフィードバック制御し
て、精度よく駆動できる。すなわち、アクチュエータの
圧力検出値と圧力設定値の偏差が一定値以下になった
ら、流量制御弁の流量を減少するように制御しながら、
同時にオーバーシュートとならないように圧力制御弁の
パイロット圧を減少させ、その結果アクチュエータの圧
力が下がり過ぎたら付加加圧弁で圧油を供給して、偏差
が一定値になるようにする。ついでパイロット圧を徐々
に上昇して圧力設定器の値とすることにより精度よく圧
力設定する。
【0006】
【実施例】液圧プレスの場合の本発明の実施例を図1に
示す。アクチュエータ(1)は流量制御弁(2)と、例
えば電磁比例圧力制御弁(8)と(9)によりそれぞれ
制御される圧力制御弁(3)と付加加圧弁(4)と、さ
らに圧力検出器(5)に接続されている。制御装置(1
1)に圧力検出器(5)の圧力検出値と圧力設定器(1
0)の圧力設定値が入力され、圧力検出値と圧力設定値
の偏差が一定値となった時点で、制御装置(11)から
流量制御弁(2)の流量を減少するように指令するとと
もに圧力制御弁(3)の設定圧力を減少させるために、
電磁比例圧力制御弁(8)の出力圧力を減少する指令が
出され、その出力値であるパイロット圧が減少する。こ
のため圧力制御弁(3)の制御圧力は設定値より減少
し、回路の圧力上昇は抑制され、流量設定弁(2)の応
答が遅れてもオーバーシュートは回避できる。流量制御
弁(2)の応答が完了した時点で、電磁比例圧力制御弁
(8)は一定速度で目標値まで復帰させるとともに、圧
力検出値が圧力制御弁の設定圧力より低い場合は、制御
装置(11)から電磁比例圧力制御弁(9)を介して付
加加圧弁で回路に圧油を供給し圧力設定する。
示す。アクチュエータ(1)は流量制御弁(2)と、例
えば電磁比例圧力制御弁(8)と(9)によりそれぞれ
制御される圧力制御弁(3)と付加加圧弁(4)と、さ
らに圧力検出器(5)に接続されている。制御装置(1
1)に圧力検出器(5)の圧力検出値と圧力設定器(1
0)の圧力設定値が入力され、圧力検出値と圧力設定値
の偏差が一定値となった時点で、制御装置(11)から
流量制御弁(2)の流量を減少するように指令するとと
もに圧力制御弁(3)の設定圧力を減少させるために、
電磁比例圧力制御弁(8)の出力圧力を減少する指令が
出され、その出力値であるパイロット圧が減少する。こ
のため圧力制御弁(3)の制御圧力は設定値より減少
し、回路の圧力上昇は抑制され、流量設定弁(2)の応
答が遅れてもオーバーシュートは回避できる。流量制御
弁(2)の応答が完了した時点で、電磁比例圧力制御弁
(8)は一定速度で目標値まで復帰させるとともに、圧
力検出値が圧力制御弁の設定圧力より低い場合は、制御
装置(11)から電磁比例圧力制御弁(9)を介して付
加加圧弁で回路に圧油を供給し圧力設定する。
【0007】
【考案の効果】油圧ポンプや圧力制御弁によって生じる
アンダーシュートやオーバーシュートを防止出来、大型
大容量の流量制御弁による圧力制御を速やかに高精度な
ものとした。
アンダーシュートやオーバーシュートを防止出来、大型
大容量の流量制御弁による圧力制御を速やかに高精度な
ものとした。
【図1】本考案の油圧制御回路図
1はアクチュエータ、2は流量制御弁、3は圧力制御
弁、4は付加加圧弁、5は圧力検出器、6はポンプ、7
はリリーフ弁、8、9は電磁比例圧力制御弁、10は圧
力設定器、11は制御装置、12はプレフィル弁、13
は位置検出器、である。
弁、4は付加加圧弁、5は圧力検出器、6はポンプ、7
はリリーフ弁、8、9は電磁比例圧力制御弁、10は圧
力設定器、11は制御装置、12はプレフィル弁、13
は位置検出器、である。
Claims (1)
- 【請求項1】プレスのシリンダ等のアクチュエータの圧
力を制御する油圧回路で加圧用の流量制御弁とパイロッ
ト圧力で制御する圧力制御弁を用いる制御回路におい
て、圧力制御弁に並列状に設けたパイロット圧力で制御
する付加加圧弁と、アクチュエータの圧力を検出する圧
力検出器と、圧力設定器と、圧力を設定圧力に制御する
制御装置とを設け、昇圧時に圧力設定器と圧力検出値と
の偏差が一定値以下になった時点で設定圧力である圧力
制御弁のパイロット圧力を一時的に圧力検出値側に降圧
し、その後このパイロット圧力を圧力設定値に昇圧制御
するとともに、圧力が設定圧より低い時は付加加圧弁に
より圧油を供給し、圧力変動を少なくするプレスの精密
圧力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073495U JP2606296Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | プレスの精密圧力制御 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073495U JP2606296Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | プレスの精密圧力制御 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737500U JPH0737500U (ja) | 1995-07-11 |
JP2606296Y2 true JP2606296Y2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13519904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073495U Expired - Fee Related JP2606296Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | プレスの精密圧力制御 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606296Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP1993073495U patent/JP2606296Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737500U (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |