JP2603782Y2 - 子供の保持具 - Google Patents

子供の保持具

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JP2603782Y2
JP2603782Y2 JP1993051665U JP5166593U JP2603782Y2 JP 2603782 Y2 JP2603782 Y2 JP 2603782Y2 JP 1993051665 U JP1993051665 U JP 1993051665U JP 5166593 U JP5166593 U JP 5166593U JP 2603782 Y2 JP2603782 Y2 JP 2603782Y2
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勝男 宇野
明 長坂
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、搬送者が子供を保持し
て搬送するための保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】親等の搬送者が、乳幼児や幼児のような
子供を保持して搬送する保持具としては、色々な種類の
ものが提案されている。たとえば、幼児を搬送者の身体
の前面に抱き抱えるように保持して搬送する形式のもの
があり、このタイプのものでは幼児の体重を肩に掛けた
ベルトにより支えている。また、古くからおんぶ紐等が
用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の保持具では、次のような問題がある。搬送をしよ
うとする子供が、たとえば乳幼児である場合と、それよ
りは少し成長した状態の場合とでは、その保持の仕方を
変える必要がある。たとえば、まだ首の座らない乳幼児
の場合には、頭を保持するための部位を必要とする。ま
た、そうでなく少し成長した幼児の場合には、首を支え
る部分は、必ずしも必要ではない。
【0004】また、搬送者が必要に応じて身体の前側に
おいて子供を保持したり、あるいは背中におんぶする
か、さらには身体の側部で保持する等といったようにし
て、時と場合によってその保持形態を変えて使用したい
という要求に対応することができない。
【0005】そこで、本考案は上記課題を解消するため
になされたものであり、子供の成長度合に合せてしかも
搬送者の体格に合わせて、子供の保持をする形態を選択
することができ、多用途性に富む子供の保持具を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、搬送
者が子供を保持して搬送するための保持具において、前
記搬送者の肩に掛けて用いられる第1の支持部材と、前
記搬送者の腰に装着して用いられる第2の支持部材と、
前記首の座っていない子供の身体に当てる第1の当て部
材であって、前記第1の当て部材は、前記子供の両足を
広げた状態で前記子供の臀部を支える臀部支持部と、前
記子供の腹を押さえる腹押さえ部と、前記子供の頭部を
支持する頭部支持部と、前記第1の支持部材を通すこと
により前記第1の当て部材と前記第1の支持部材を一体
化する通し保持部と、前記第2の支持部材を通すことに
より前記第1の当て部材と前記第2の支持部材を一体化
する通し保持部と、を有し、前記首の座っている子供の
身体に当てるために前記第1の当て部材に代えて使用す
る第2の当て部材であって、前記第2の当て部材は、前
記子供の両足を広げた状態で前記子供の臀部を支える臀
部支持部と、前記子供の腹を押さえる腹押さえ部と、前
記第2の当て部材と前記第1の支持部材をかみ合わせに
より着脱可能に一体化する保持部と、前記第2の支持部
材を通すことにより前記第2の当て部材と前記第2の支
持部材を一体化する通し保持部と、を有することを特徴
とする子供の保持具である。
【0007】請求項2の発明は、前記第1の支持部材
は、前記第1の当て部材の前記通し保持部に対応する部
分に前記子供の臀部を支えるための板部材を有している
請求項1に記載の子供の保持具である。請求項3の発明
は、前記第1の支持部材は、前記搬送者の片方の肩に掛
ける請求項1または2に記載の子供の保持具である。
【0008】請求項4の発明は、前記第1の支持部材
は、前記搬送者の両方の肩に掛ける請求項1または2に
記載の子供の保持具である。請求項5の発明は、前記第
1の当て部材の内面と外面は、色または模様の少なくと
も一方が異なり、前記第2の当て部材の内面と外面は、
色または模様の少なくとも一方が異なる請求項1または
2に記載の子供の保持具である。
【0009】請求項6の発明は、前記第2の当て部材と
前記第1の支持部材をかみ合わせにより着脱可能に一体
化する前記保持部は、前記第2の当て部材の前記臀部支
持部の付近に位置しており、前記第2の当て部材の雄型
のバックルと雌型のバックルをかみ合わせることで構成
されており、前記保持部は保護部材により包まれている
請求項1または2に記載の子供の保持具である。
【0010】請求項7の発明は、前記第1の当て部材と
前記第2の当て部材は、ともにベルトを有し、前記ベル
トの一端部と他端部はそれぞれ前記第1の支持部材の途
中部分に着脱可能に固定でき、前記第1の当て部材は、
前記腹押さえ部付近に前記ベルトを通すための別の通し
保持部を有し、前記第2の当て部材は、前記腹押さえ部
付近に前記ベルトを通すための別の通し保持部を有する
請求項1に記載の子供の保持具である。
【0011】
【作用】上記構成においては、第1の支持部材が搬送者
の肩に掛けて用いられるとともに、第2の支持部材が搬
送者の腰に装着して用いられる。第1の当て部材の臀部
支持部と腹押さえ部及び頭部支持部により、まだ首の座
っていない子供の両足を広げた状態で確実に支えること
ができる。また、第1の当て部材に代えて第2の当て部
材を使用すると、第2の当て部材の臀部支持部と腹押さ
え部が首の座った子供の両足を広げた状態で確実に支え
ることができる。第1の当て部材を使用する場合には、
第1の当て部材の通し保持部に対して第1の支持部材を
通すことにより一体化し、且つ第1の当て部材の別の通
し保持部に第2の支持部材を通すことにより、搬送者は
肩と腰の両方を用いて第1の当て部材により確実に首の
座っていない子供を保持することができる。第2の当て
部材を使用する場合には、第2の当て部材と第1の支持
部材をかみ合わせにより脱着可能に保持部により保持
し、第2の当て部材の通し保持部に対して第2の支持部
材を通すことにより、第1の支持部材のかみ合わせ作業
と第2の支持部材の通し作業を行えば、第2の当て部材
を用いて、既に首の座っている子供の両足を広げた状態
で確実に支持することができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
考案の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明
において特に本考案を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0013】図1は、本考案の子供の保持具の好ましい
実施例を用いて、子供(乳幼児)C1を保持している状
態を示している。図1に示す保持例においては、搬送者
P1が、実施例の子供の保持具を用いて、被搬送者であ
るまだ首の座っていない子供C1を、搬送者P1の身体
の前側で抱き抱えるようにして保持している。
【0014】図1に示す子供の保持具について、以下に
詳しく説明する。図1と図2に示すように、子供の保持
具は、第1の当て部材10と、ショルダーベルト12
と、そしてウエストベルト14を備えている。第1の当
て部材10は、子供C1の腰、臀部、肩、腹、そして頭
部に当てて支えるための部材である。また、このショル
ダーベルト12は、肩に掛けて用いられる第1の支持部
材であり、ウエストベルト14は、腰に装着して用いら
れる第2の支持部材である。
【0015】まず、第1の当て部材10について説明す
る。第1の当て部材10は、図2と図3に示すように、
軟らかい肌触りの良い布で作られており、略十字型に形
成されている。この第1の当て部材10は、頭部支持部
20と、腹固定部である腹押え部24,26と、そして
臀部支持部22と、通し保持部44,46等を備えてい
る。
【0016】図2の頭部支持部20は、腹押え部24,
26の中間位置において突出するように形成されてい
る。この頭部支持部20は、図1に示すように、被搬送
者である子供C1の頭部を支えることができるものであ
る。
【0017】図2の腹押え部24,26は、互いに着脱
可能に接合できるようになっている。すなわち、図4に
示すように、腹押え部24には面テープ24aが設けら
れていると共に、図2に示すように、もう1つの腹押え
部26にも面テープ26aが設けらている。これらの面
テープ24aと26aにより、腹押え部24,26が着
脱可能に接合して子供C1のお腹を確実に固定できるよ
うになっている。
【0018】図2の臀部支持部22は、頭部支持部20
に連続して形成されている。第1の当て部材10は、図
2に示す内面400と、図4に示す外面500を有して
いる。図2に示す内面400は、裏側であり子供C1の
身体が直接触れる面側である。これに対して、外面50
0は図1に示すように外側である。この外面500と内
面400は、好ましくは色または柄の少なくとも一方を
替えることにより、外面500と内面400の区別をつ
けることができるようになっている。たとえば外面50
0を単一色にし、内面400を2色のストライプ状の模
様にすることができる。
【0019】通し保持部44は、図4に示すように、外
面500であってしかも臀部支持部22に設けられてい
る。これに対して、通し保持部46は、図2に示すよう
に臀部支持部22の端部に設けられている。図2に示す
ように、第1の当て部材10の外周部は、突起物がない
ようにゆるやかな曲線状に形成されている。
【0020】次に、ショルダーベルト12について説明
する。ショルダーベルト12は、図1に示すように、子
供C1の体重を、搬送者P1の肩で支えるための支持部
材である。ショルダーベルト12は、搬送者P1の片側
の肩Sにより体重を支えるものであり、肩当て62と長
さ調整具12bを有している。そして、このショルダー
ベルト12は、図2と図3に示すように、連結リング6
4,66と座押え部50と、バックル保護部材54,5
6を有している。
【0021】座押え部50の両側には、図3に示すよう
に、バックル保護部材54,56と、雌のバックル58
が取り付けられている。また、ベルト12には雄のバッ
クル60が取り付けられている。これらの雄のバックル
60と雌のバックル58は、通常用いられるものであ
り、着脱可能に連結することができるようになってい
る。
【0022】このように連結された雄のバックル60と
雌のバックル58は、バックル保護部材54,56によ
り、それぞれ外部から触われないように、包み込んで保
護することができる。このように保護することにより、
たとえば不意に図1に示す子供の足Lが当たって、雄の
バックル60と雌のバックル58の結合が解除されると
いうおそれがなくなる。これらの保護部材54,56は
面テープにより着脱可能である。
【0023】また、図3に示すように、座押え部50に
は好ましくは板50aが内蔵されている。図4に示すよ
うに、この座押え部50は通し保持部44に対して、矢
印で示すように、横方向から着脱可能に挿入することが
できる。従って、この板50aが第1の当て部材10の
臀部保持部22を支持することができるようになってい
る。
【0024】次に、図2を参照してウエストベルト14
について説明する。ウエストベルト14は、長さ調整具
74と雄のバックル70および雌のバックル72を有し
ている。これらの雄のバックル70と雌バックル72
は、着脱可能に連結できるようになっている。ウエスト
ベルト14は、通し保持部46に対して横方向から通し
てある。このウエストベルト14は、図1に示すよう
に、搬送者P1の腰の回りに巻いて取り付けるようにな
っている。
【0025】次に、図4を参照する。第1の当て部材1
0の外面500側には、通し保持部30が設けられてい
る。この通し保持部30にはベルト32が通されてい
る。このベルト32には、2つのフック36,38と、
ベルト32の長さ調整部34が設けられている。
【0026】さらに、腹押え部24には、雄のバックル
40が長さ調整可能に設けられている。もう一方の腹押
え部26にも、雌のバックル42が長さ調整可能に設け
られている。これらの雄のバックル40と雌のバックル
42は、子供C1の腹部を固定する際に、子供C1の腹
部の大きさに合わせて着脱可能に連結できるようになっ
ている。
【0027】図5においては、図4の状態のショルダー
ベルト12が、通し保持部44に対して挿入して保持さ
れた状態を示している。
【0028】次に図6を参照する。図6は、図1に示し
たショルダーベルト12の肩当て62の形状を示す平面
図である。
【0029】次に、図7と図8を参照する。図7と図8
においては、図2ないし図6で示した子供の保持具の1
つの使用形態を示す立体斜視図である。図7と図8にお
いて、搬送者P1の図示は省略している。また、図9に
おいては、子供の保持具における連結状態の一形態を示
している。
【0030】図7ないし図9に示すように、雄のバック
ル40と雌バックル42が連結されており、腹押え部2
4と26により、子供C1の腹部を安全に支えるかもし
くは押えることができるようになっている。図1に示す
ように、子供C1が第1の当て部材10の上に保持され
ている状態では、子供C1の頭部が頭部支持部20によ
り支持されており、後ろ側に頭部が反るようなおそれは
ない。
【0031】また、図8に示すように、 雄のバックル
72と雌のバックル70を連結することにより、図1に
示すようにウエストベルト14を搬送者P1の腰に対し
て確実に装着することができる。
【0032】さらに、図8と図9に示すように、連結リ
ング66とフック38を連結することにより、第1の当
て部材10とショルダーベルト12を連結することがで
きる。同様に、図9に示すもう一方の連結リング64と
フック36を連結することにより、ショルダーベルト1
2と第1の当て部材10を連結することができる。
【0033】このようにして各部位を連結をすることよ
り、図1に示すように、搬送者P1が子供C1を前だっ
この形態で確実に保持することができる。なお、ウエス
トベルト4により、前後左右の揺れを阻止することがで
きると共に、ショルダーベルト12により子供C1の体
重を斜め上方向にして保持することができる。
【0034】また、図2に示すように、座押え部50の
一方側部が傾斜して形成された部分50aであるので、
これによりショルダーベルト12は、図1または図7に
示すように斜め上方向に容易に向けて支持することがで
きる。したがって、第1の当て部材10を介して子供C
1を確実にしかも容易に保持することができる。
【0035】図9に示すように、雄のバックルと雌バッ
クル58の連結を、それぞれ保護部材54,56で被覆
して保護することができるので、子供C1の足が雄のバ
ックル60と雌のバックル58に当ることがない。従っ
て、不用意にバックル60,58の連結が外れるという
おそれはなくなる。
【0036】以上、図1ないし図9で説明したのは、本
考案の子供の保持具の第1の使用形態である。次に、本
考案の第2の使用形態について、図10から図17に基
づいて説明する。図1ないし図9で説明した使用形態
は、いわゆる乳幼児である子供C1を搬送者P1が前だ
っこ形式で保持する形式のものである。つまり、乳幼児
の頭部が後ろに反れないように確実に保持し、かつ身体
に対して密着してだっこできる形式のものである。
【0037】これに対して、図10ないし図17で示す
使用形態は、特に図10で明らかである。すなわち搬送
者P2が、第2の当て部材110を用いて、少し成長し
た子供C2を、前だっこ形式で保持することができるよ
うになっている。
【0038】図10に示す子供の保持具は、第2の当て
部材110と、ショルダーベルト12およびウエストベ
ルト14から構成されている。つまり、図10の使用例
では、図1で示した第1の当て部材10に代えて、第1
の当て部材10の形状とは異なる形状の第2の当て部材
110を用いているが、ショルダーベルト12とウエス
トベルト14は、そのまま図10に示す使用形態におい
ても使用していることが特徴である。
【0039】この第2の当て部材110と、ショルダー
ベルト12およびウエストベルト14の連結関係を、図
11と図12に示す。また第2の当て部材110のみを
図13と図14に示している。
【0040】図11と図12に示すように、第2の当て
部材110は、背押え部112と、雌バックル120,
122と、バックル保護部材124,126と、通し保
持部114,116と、ベルト130を備えている。
【0041】背押え部112は、図10と図11に示す
ように、子供C2の背中を押えて保持する部分である。
この背押え部112の端部には、通し保持部114が形
成されている。この通し保持部114にはベルト130
が通されており、ベルト130の両端にはフック13
2,134がそれぞれ設けらている。
【0042】雌バックル120と122は、第2の当て
部材110の突出した部分に対して固定されている。雌
バックル120,122は、それぞれショルダーベルト
12の雄バックル60,60に対して、着脱可能に連結
できるようになっている。
【0043】また、バックル保護部材124,126
は、面テープ128,130をそれぞれ備えている。こ
の面テープ128,130をそれぞれ着脱することによ
り、雄バックル60と雌バックル120の組の連結と、
雌バックル122と雄バックル60の連結の組を、それ
ぞれ被覆して保護することができるようになっている。
通し保持部116には、ウエストベルト14が通してあ
る。
【0044】第2の当て部材110は、図11に示すよ
うに外面600と、図12に示す内面700を有してい
る。外面600は外から見える部分であり、内面700
は、子供の身体が直接触れる面である。
【0045】この外面600と内面700は、好ましく
は色または柄の少なくとも一方を替えることにより、外
面600と内面700の区別をつけることができるよう
になっている。たとえば外面600を単一色にし、内面
700を2色のストライプ状の模様にすることができ
る。
【0046】図14は、第2の当て部材の別の実施例を
示している。第2の当て部材210は、通し保持部21
4,216を備えバックルの保護部材224,226を
備えている。また、第2の当て部材210は、背押え部
212と臀部支持部218を有している。臀部支持部2
18の形状が図11に示す形状のものと多少異なる。
【0047】次に、図15と図16および図17を参照
する。図15と図16は、図10から図13に示した子
供の保持具の使用形態を示す図である。ウエストベルト
14の雄バックル70と雌バックル72が連結されてい
る。また、ショルダーベルト12の連結リング64と第
2の当て部材112のフック132が連結されている。
同様に反対側の組の連結リング64とフック132も連
結されている。バックル保護部材124,126は対応
するバックル部分を包んでいる。これにより子供C2が
足によりバックルの連結が解除されるおそれは全くなく
なる。
【0048】しかも、このバックル保護部材124,1
26があることにより、雄バックル70と雌バックル7
2が当たって子供C2に押し付けられるというおそれも
なくなる。このように、図10から図17で示したの
は、いわゆる図10に示すように乳幼児ではなく多少成
長した子供C2を、搬送者P2が前側でだっこしながら
搬送する使用形態例を示している。
【0049】次に、図18と図19を参照する。この図
18と図19における使用形態例では、図1ないし図9
で示した第1の当て部材10と、ウエストベルト14を
使用している。
【0050】そしてショルダーベルトとしては、両方の
肩Sで掛けて子供の体重を保持するようなためのショル
ダーベルト300を用いている。2本のショルダーベル
ト300,300は、連結部320によりX状に交差す
るようにしている。ショルダーベルトの連結リング6
4,66は、第1の当て部材10のフック38,38に
着脱可能に連結されている。しかも第1の当て部材10
の雄バックル40と雌バックル42は、着脱可能に連結
されている。これにより、腹押え部24,26が乳幼児
である子供の腹を押えて保持することができる。
【0051】次に、搬送者が、図1に示すような乳幼児
の子供C1を、図18と図19の形態の子供の保持具を
用いることにより、前だっこ式に、あるいは逆に背中で
おんぶして搬送することができる。
【0052】このように、第1の当て部材10もしくは
第2の当て部材110を用いて、しかもウエストベルト
14は共通して用い、さらにはショルダーベルト12と
ショルダーベルト300を取り換えて使用することによ
り、子供の大きさや搬送者の体格に合わせて、多用な使
用形態をとることができる。すなわち、図1に示すよう
に、乳幼児のような子供C1を片側ベルト式で搬送者が
だっこして搬送することができる。しかも図10に示す
ように、少し成長した子供C2を搬送者P1が前だっこ
式で片側ベルト式により保持して搬送することもでき
る。
【0053】あるいは、子供の大きさや搬送者の体格に
合わせて、図18あるいは図19に示すように、搬送者
の両肩S,Sに2本のショルダーベルトをそれぞれ掛け
ることにより、前だっこ式に子供を抱っこしたり、ある
いは後ろおんぶ式に子供をおんぶすることができる。
【0054】ところで本考案は上記実施例に限定されな
い。第1の当て部材と第2の当て部材の形状は実施例の
形状に限定されるものではない。
【0055】また、各種用いられている雄バックルと雌
バックルは、好ましくはプラスチック製のものである。
しかし、プラスチック製のものに限らずまたは他の形式
のものを用いることもできる。さらには第1の当て部材
と第2の当て部材は、たとえば布製のものあるいはビニ
ール製のもの、その他色々な種類の材質を用いて形成す
ることができる。またショルダーベルトとウエストベル
トは丈夫な材質のベルトを使用するのが好ましい。さら
にはバックルの保護部材は、布製あるいは他の材質で作
ることができる。
【0056】さらに、図20に示すように、第2の当て
部材110に対して設定される第1の支持部材としての
ショルダーベルト12,412は、次のようになってい
る。すなわち、ショルダーベルト12の一端部は、第2
の当て部材110に接続されているとともに、ショルダ
ーベルト12の他端部は雄バックル710に接続されて
いる。これに対して、もう1つのショルダーベルト41
2の一端部の雄バックル60は、第2の当て部材110
の雌バックル120に着脱可能に接続されている。そし
て、ショルダーベルト412の他端部の雌バックル72
0は、上記雄バックル710に対して着脱自在に接続で
きる。
【0057】また、図21には、図3に示した第1の支
持部材の別の実施例を示している。この第1の支持部材
としてのショルダーベルト212は、これを単体として
ウエストベルトとして腰に装着することができる。ショ
ルダーベルト212の一端と他端には、雄バックル27
5と雌バックル277が設けられている。これらの雄バ
ックル275と雌バックル277は着脱自在である。
【0058】ショルダーベルト212の中央部には、座
押え部250が設けられており、その両側には、連結リ
ング264,266が配置されている。これらの連結リ
ング264,266は、取り付け部材508,502に
設定されていて、これらの取り付け部材508,502
は、ショルダーベルト212にそって移動して位置決め
可能である。
【0059】すなわち、取り付け部材508,502に
は、たとえばそれぞれ雌フォック460が設けられてい
て、これらの雄フォック460は、ショルダーベルト2
12に設けられた雄フォック440に対して着脱可能に
留めることができる。これにより、連結リング264,
266の位置を調整することができる。この連結リング
264,266の位置の調整ができることから、幼児若
しくは子供の体格に合わせて連結リング264,266
と、図4に示すフック36,38とを連結することがで
きる。
【0060】また、図22には、図21の実施例とは別
の実施例を示している。この実施例では、ショルダーベ
ルト312の中央部には、座押え部350が設けられて
おり、その両側には、連結リング364,366が配置
されている。これらの連結リング364,366は、取
り付け部材608,602に設定されていて、これらの
取り付け部材608,602は、ショルダーベルト31
2にそって移動して位置決め可能である。
【0061】すなわち、取り付け部材608,602に
は、たとえばそれぞれ面ファスナ920が設けられてい
て、これらの面ファスナ920は、ショルダーベルト2
12に設けられた面ファスナ940に対して着脱可能に
留めることができる。これにより、連結リング364,
366の位置を調整することができる。この連結リング
364,366の位置の調整ができることから、幼児若
しくは子供の体格に合わせて連結リング364,366
と、図4に示すフック36,38とを連結することがで
きる。
【0062】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
首の座っていない子供を第1の当て部材を用いて第1の
支持部材及び第2の支持部材を介して搬送者の肩を及び
腰に対して確実に保持することができるとともに、子供
が成長して首が座った場合には、第2の当て部材を用い
て第1の支持部材及び第2の支持部材を介して搬送者の
肩及び腰を用いて確実に子供を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の子供の保持具の実施例における第1の
使用形態を示す斜視図。
【図2】図1の使用形態に用いられている第1の当て部
材およびショルダーベルトならびにウエストベルトを示
す展開図。
【図3】図2の第1の当て部材に対してショルダーベル
トを挿入しようとする状態を示す図。
【図4】図3のショルダーベルトと第1の当て部材の反
対の面を示す図。
【図5】ショルダーベルトが第1の当て部材に対して挿
入して取り付けられた状態を示す図。
【図6】ショルダーベルトの肩当てを示す図。
【図7】図1で示す使用形態における子供の保持具の連
結状態を示す斜視図。
【図8】図7の斜視図を後ろ側から見た斜視図。
【図9】図7と図8の使用形態における連結状態を示す
展開図。
【図10】本考案の子供の保持具の別の使用形態を示す
斜視図。
【図11】図10の使用形態における第2の当て部材と
ショルダーベルトおよびウエストベルトの連結状態を示
す図。
【図12】図11の第2の当て部材とショルダーベルト
およびウエストベルトの反対の面を示す図。
【図13】図11の第2の当て部材のみを示す図。
【図14】第2の当て部材の別の実施例を示す図。
【図15】図10の使用形態におけるショルダーベルト
およびウエストベルトと第2の当て部材の連結状態を示
す斜視図。
【図16】図15の前側から見た斜視図。
【図17】図15と図16の使用形態における連結状態
を示す展開図。
【図18】本考案のさらに別の使用形態を示す斜視図。
【図19】図8の使用形態において反対の面から見た斜
視図。
【図20】図11に示した実施例における第1の支持部
材の別の好ましい実施例を示す図。
【図21】図3に示した実施例における第1の支持部材
の別の好ましい実施例を示す図。
【図22】図3に示した実施例における第1の支持部材
のさらに別の好ましい実施例を示す図。
【符号の説明】
10 第1の当て部材 12 ショルダーベルト(第1の支持部材) 14 ウエストベルト(第2の支持部材) 110 第2の当て部材 300 別のショルダーベルト(第1の支持部材) P1,P2 搬送者 C1 子供(乳幼児) C2 子供(ある程度成長した子供)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45F 3/02 - 3/15 A45F 4/02 - 4/12

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送者が子供を保持して搬送するための
    保持具において、 前記搬送者の肩に掛けて用いられる第1の支持部材と、 前記搬送者の腰に装着して用いられる第2の支持部材
    と、 前記首の座っていない子供の身体に当てる第1の当て部
    材であって、前記第1の当て部材は、前記子供の両足を
    広げた状態で前記子供の臀部を支える臀部支持部と、前
    記子供の腹を押さえる腹押さえ部と、前記子供の頭部を
    支持する頭部支持部と、前記第1の支持部材を通すこと
    により前記第1の当て部材と前記第1の支持部材を一体
    化する通し保持部と、前記第2の支持部材を通すことに
    より前記第1の当て部材と前記第2の支持部材を一体化
    する通し保持部と、を有し、 前記首の座っている子供の身体に当てるために前記第1
    の当て部材に代えて使用する第2の当て部材であって、
    前記第2の当て部材は、前記子供の両足を広げた状態で
    前記子供の臀部を支える臀部支持部と、前記子供の腹を
    押さえる腹押さえ部と、前記第2の当て部材と前記第1
    の支持部材をかみ合わせにより着脱可能に一体化する保
    持部と、前記第2の支持部材を通すことにより前記第2
    の当て部材と前記第2の支持部材を一体化する通し保持
    部と、を有することを特徴とする子供の保持具。
  2. 【請求項2】 前記第1の支持部材は、前記第1の当て
    部材の前記通し保持部に対応する部分に前記子供の臀部
    を支えるための板部材を有している請求項1に記載の子
    供の保持具。
  3. 【請求項3】 前記第1の支持部材は、前記搬送者の片
    方の肩に掛ける請求項1または2に記載の子供の保持
    具。
  4. 【請求項4】 前記第1の支持部材は、前記搬送者の両
    方の肩に掛ける請求項1または2に記載の子供の保持
    具。
  5. 【請求項5】 前記第1の当て部材の内面と外面は、色
    または模様の少なくとも一方が異なり、前記第2の当て
    部材の内面と外面は、色または模様の少なくとも一方が
    異なる請求項1または2に記載の子供の保持具。
  6. 【請求項6】 前記第2の当て部材と前記第1の支持部
    材をかみ合わせにより着脱可能に一体化する前記保持部
    は、前記第2の当て部材の前記臀部支持部の付近に位置
    しており、前記第2の当て部材の雄型のバックルと雌型
    のバックルをかみ合わせることで構成されており、前記
    保持部は保護部材により包まれている請求項1または2
    に記載の子供の保持具。
  7. 【請求項7】 前記第1の当て部材と前記第2の当て部
    材は、ともにベルトを有し、前記ベルトの一端部と他端
    部はそれぞれ前記第1の支持部材の途中部分に着脱可能
    に固定でき、 前記第1の当て部材は、前記腹押さえ部付近に前記ベル
    トを通すための別の通し保持部を有し、 前記第2の当て部材は、前記腹押さえ部付近に前記ベル
    トを通すための別の通し保持部を有する請求項1に記載
    の子供の保持具。
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