JP2603751Y2 - ワイヤードリモコン装置 - Google Patents
ワイヤードリモコン装置Info
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- JP2603751Y2 JP2603751Y2 JP1992060383U JP6038392U JP2603751Y2 JP 2603751 Y2 JP2603751 Y2 JP 2603751Y2 JP 1992060383 U JP1992060383 U JP 1992060383U JP 6038392 U JP6038392 U JP 6038392U JP 2603751 Y2 JP2603751 Y2 JP 2603751Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案はワイヤードリモコン装
置に係り、特に、電子機器本体とリモコンとを１本の通
信ラインで双方向通信とリモコン側の電子回路への電源
供給とを行うのに好適なワイヤードリモコン装置に関す
る。
置に係り、特に、電子機器本体とリモコンとを１本の通
信ラインで双方向通信とリモコン側の電子回路への電源
供給とを行うのに好適なワイヤードリモコン装置に関す
る。
【０００２】
【従来技術】従来より、ワイヤードリモコン装置は図４
及び図５のブロック図に示すものが多く提供されてい
た。図４において、１は電子機器本体（以下、単に、本
体という）であり、この本体１はワイヤードリモコン操
作で動作するヘッドホンステレオ等のようなＡＶ機器、
または生産ラインなどで使用する測定器や測定用治具な
どである。
及び図５のブロック図に示すものが多く提供されてい
た。図４において、１は電子機器本体（以下、単に、本
体という）であり、この本体１はワイヤードリモコン操
作で動作するヘッドホンステレオ等のようなＡＶ機器、
または生産ラインなどで使用する測定器や測定用治具な
どである。
【０００３】２は本体１内部に設け、本体１の各回路や
メカ部などを制御する制御部のマイクロコンピュータ
（以下、マイコンという）であり、このマイコン２は周
知のように基本的にはCPU,ROM,RAM （図示せず）及び出
力ポート2a、入力ポート2bより構成され、出力ポート2a
からはCPU で演算処理した処理データが抵抗器R1を介し
てデータ入出力端子５に出力され、また、入力ポート2b
には必要とされる外部データが取り込まれる。
メカ部などを制御する制御部のマイクロコンピュータ
（以下、マイコンという）であり、このマイコン２は周
知のように基本的にはCPU,ROM,RAM （図示せず）及び出
力ポート2a、入力ポート2bより構成され、出力ポート2a
からはCPU で演算処理した処理データが抵抗器R1を介し
てデータ入出力端子５に出力され、また、入力ポート2b
には必要とされる外部データが取り込まれる。
【０００４】４は A/D変換回路であり、この A/D変換回
路４はデータ入出力端子５からの入力データをディジタ
ル信号に変換してマイコン２の入力ポート2bにデータを
供給する。
路４はデータ入出力端子５からの入力データをディジタ
ル信号に変換してマイコン２の入力ポート2bにデータを
供給する。
【０００５】６は本体１のデータ入出力端子５とリモコ
ンのデータ入出力端子14とを接続した通信ライン、７は
本体１に設けたアース端子であり、このアース端子７は
アースライン８でリモコンのアース端子15と接続されて
いる。９は本体１に設けた電源端子であり、この電源端
子９からは供給電源Vcc がリモコンの電源端子22に電源
ライン21を介して接続されている。
ンのデータ入出力端子14とを接続した通信ライン、７は
本体１に設けたアース端子であり、このアース端子７は
アースライン８でリモコンのアース端子15と接続されて
いる。９は本体１に設けた電源端子であり、この電源端
子９からは供給電源Vcc がリモコンの電源端子22に電源
ライン21を介して接続されている。
【０００６】20はリモコンであり、このリモコン20はリ
モコン操作用の複数のスイッチS1,S2,…などを内蔵し、
また、リモコン20内部にはトランジスタQ3と抵抗器R4,R
5,R8,R9 などで形成したバッファ回路を有し、更に、マ
イコン11を内蔵している。12はマイコン11からの処理デ
ータを出力する出力端子であり、この出力端子12を介し
て上記マイコン11の処理データが LCD表示器13に供給さ
れる。
モコン操作用の複数のスイッチS1,S2,…などを内蔵し、
また、リモコン20内部にはトランジスタQ3と抵抗器R4,R
5,R8,R9 などで形成したバッファ回路を有し、更に、マ
イコン11を内蔵している。12はマイコン11からの処理デ
ータを出力する出力端子であり、この出力端子12を介し
て上記マイコン11の処理データが LCD表示器13に供給さ
れる。
【０００７】この様に構成したワイヤードリモコン装置
は、本体１とリモコン20とが通信ライン６及び電源ライ
ン21の２本の信号ライン（図中ではアースライン８を含
めて３本の接続ラインで図示されている）で接続されて
いる。
は、本体１とリモコン20とが通信ライン６及び電源ライ
ン21の２本の信号ライン（図中ではアースライン８を含
めて３本の接続ラインで図示されている）で接続されて
いる。
【０００８】リモコン20の操作スイッチS1,S2 の押圧操
作データが通信ライン６を介して本体１に送出され、本
体１の A/D変換回路４でディジタルデータに変換されて
マイコン２の入力ポート2bに供給され、このマイコン２
によって本体１の各部は制御される。
作データが通信ライン６を介して本体１に送出され、本
体１の A/D変換回路４でディジタルデータに変換されて
マイコン２の入力ポート2bに供給され、このマイコン２
によって本体１の各部は制御される。
【０００９】また、本体１の制御された制御状態のデー
タがマイコン２の出力ポート2aより再度、通信ライン６
を介してリモコン20に送られ、リモコン20内部のマイコ
ン11で信号処理され、本体１の設定状態を LCD表示器13
に表示することができ、上記通信ライン６による双方向
通信機能を形成している。
タがマイコン２の出力ポート2aより再度、通信ライン６
を介してリモコン20に送られ、リモコン20内部のマイコ
ン11で信号処理され、本体１の設定状態を LCD表示器13
に表示することができ、上記通信ライン６による双方向
通信機能を形成している。
【００１０】この様にしてリモコン20によって通信ライ
ン６を使用して本体１の動作を設定し、この設定内容を
リモコン20側の LCD表示器13で確認しながら本体１を動
作させていた。また、上記 LCD表示器13を駆動するリモ
コン20のバッファ回路のトランジスタQ3やマイコン11の
供給電源Vcc が電源ライン21を介して本体１から供給さ
れていたので、本体１とリモコン20との間には通信ライ
ン６と電源ライン21との接続が必要であった。
ン６を使用して本体１の動作を設定し、この設定内容を
リモコン20側の LCD表示器13で確認しながら本体１を動
作させていた。また、上記 LCD表示器13を駆動するリモ
コン20のバッファ回路のトランジスタQ3やマイコン11の
供給電源Vcc が電源ライン21を介して本体１から供給さ
れていたので、本体１とリモコン20との間には通信ライ
ン６と電源ライン21との接続が必要であった。
【００１１】また、他の従来例の図５のブロック図にお
いて、30はリモコンであり、このリモコン30は内蔵した
バッファ回路のトランジスタQ3やマイコン11などの供給
電源Vcc を内蔵した電池31によって動作させるよう構成
したものである。
いて、30はリモコンであり、このリモコン30は内蔵した
バッファ回路のトランジスタQ3やマイコン11などの供給
電源Vcc を内蔵した電池31によって動作させるよう構成
したものである。
【００１２】この様に、電池31をリモコン30内部に装着
することにより、前記、図４の従来例の電源ライン21を
不要とし、本体１とリモコン30との接続は通信ライン６
の１本で構成したものである（アースライン８は除
く）。
することにより、前記、図４の従来例の電源ライン21を
不要とし、本体１とリモコン30との接続は通信ライン６
の１本で構成したものである（アースライン８は除
く）。
【００１３】この様に、従来のワイヤードリモコン装置
は本体１とリモコン20との接続を通信ライン６と電源ラ
イン21の２本で構成するか、又はリモコン30側に供給電
源の電池31を装着し、本体１との接続は通信ライン６の
１本で構成するかして使用されていた。
は本体１とリモコン20との接続を通信ライン６と電源ラ
イン21の２本で構成するか、又はリモコン30側に供給電
源の電池31を装着し、本体１との接続は通信ライン６の
１本で構成するかして使用されていた。
【００１４】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の図４に示すワイヤードリモコン装置は前述のように、
本体１とリモコン20とのワイヤードが２本の接続ライン
（アースライン８は除く）で構成されているので、リモ
コン20が２本のワイヤードによって自由度が制限され搬
用性が損なわれ、同時に操作性が低下するという欠点が
あった。
の図４に示すワイヤードリモコン装置は前述のように、
本体１とリモコン20とのワイヤードが２本の接続ライン
（アースライン８は除く）で構成されているので、リモ
コン20が２本のワイヤードによって自由度が制限され搬
用性が損なわれ、同時に操作性が低下するという欠点が
あった。
【００１５】また、従来例の図５に示すリモコン30では
接続ラインは１本と少なくなっているが、リモコン30内
部に電池31を格納するため、リモコン30の外形形状が大
きくなり使用性が悪化し、しかも、電池31格納の筺体構
造が複雑になりコストアップになるという欠点があっ
た。
接続ラインは１本と少なくなっているが、リモコン30内
部に電池31を格納するため、リモコン30の外形形状が大
きくなり使用性が悪化し、しかも、電池31格納の筺体構
造が複雑になりコストアップになるという欠点があっ
た。
【００１６】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、１本の通信ライン（アースライン８は除く）でデー
タ転送及び電源供給を行うワイヤードリモコン装置を提
供するところにある。
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、１本の通信ライン（アースライン８は除く）でデー
タ転送及び電源供給を行うワイヤードリモコン装置を提
供するところにある。
【００１７】
【課題を解決するための手段】この考案のワイヤードリ
モコン装置は、電子機器本体とワイヤーで接続されるリ
モコンとで構成され、上記リモコンに転送データが入力
され所定の動作を行う第１の制御部と、抵抗と操作スイ
ッチからなる操作部とを有し、上記電子機器本体にＡ／
Ｄ変換器と、このＡ／Ｄ変換器を介して入力された上記
操作部の設定値により上記電子機器本体の動作状態を制
御するとともに上記第１の制御部に上記電子機器本体の
動作状態データを出力する第２の制御部とを有するワイ
ヤードリモコン装置において、上記電子機器本体とリモ
コン各々に上記ワイヤーが接続されデータ転送時ローレ
ベルとなるデータ転送端を設け、上記電子機器本体側デ
ータ転送端には上記Ａ／Ｄ変換器と、抵抗を介して上記
第２の制御部とが接続され、上記リモコン側データ転送
端には上記第１の制御部と操作部とが接続され、上記操
作部の操作時最小設定電圧において上記第１の制御部の
動作状態が変化しないよう設定されるとともに、上記リ
モコン側データ転送端にリモコン側電子回路に電源供給
する電源供給回路を設けたものである。
モコン装置は、電子機器本体とワイヤーで接続されるリ
モコンとで構成され、上記リモコンに転送データが入力
され所定の動作を行う第１の制御部と、抵抗と操作スイ
ッチからなる操作部とを有し、上記電子機器本体にＡ／
Ｄ変換器と、このＡ／Ｄ変換器を介して入力された上記
操作部の設定値により上記電子機器本体の動作状態を制
御するとともに上記第１の制御部に上記電子機器本体の
動作状態データを出力する第２の制御部とを有するワイ
ヤードリモコン装置において、上記電子機器本体とリモ
コン各々に上記ワイヤーが接続されデータ転送時ローレ
ベルとなるデータ転送端を設け、上記電子機器本体側デ
ータ転送端には上記Ａ／Ｄ変換器と、抵抗を介して上記
第２の制御部とが接続され、上記リモコン側データ転送
端には上記第１の制御部と操作部とが接続され、上記操
作部の操作時最小設定電圧において上記第１の制御部の
動作状態が変化しないよう設定されるとともに、上記リ
モコン側データ転送端にリモコン側電子回路に電源供給
する電源供給回路を設けたものである。
【００１８】また、上記ワイヤードリモコン装置におい
て、第２の制御部と抵抗との間にドライバ回路を設ける
とともに、転送データが入力される第１の制御部入力に
反転増幅器を設けても良い。
て、第２の制御部と抵抗との間にドライバ回路を設ける
とともに、転送データが入力される第１の制御部入力に
反転増幅器を設けても良い。
【００１９】
【作用】この考案によれば、本体側の制御部であるマイ
コンからの出力データが出力されるデータ転送端はデー
タ転送時ローレベルとなるように制御され、リモコンに
通信ラインを介してデータ転送する。
コンからの出力データが出力されるデータ転送端はデー
タ転送時ローレベルとなるように制御され、リモコンに
通信ラインを介してデータ転送する。
【００２０】この様に、上記本体の動作状態のデータを
リモコンに転送することによって、この転送データはリ
モコン側のトランジスタQ1で反転増幅されてマイコンに
供給され、このマイコンでデータ処理されて LCD表示器
で本体の動作状態を表示することができる。
リモコンに転送することによって、この転送データはリ
モコン側のトランジスタQ1で反転増幅されてマイコンに
供給され、このマイコンでデータ処理されて LCD表示器
で本体の動作状態を表示することができる。
【００２１】一方、リモコンからはリモコン内部に設け
た複数の操作スイッチからの操作データが上記通信ライ
ンに乗って本体に転送され、本体の A/D変換回路によっ
てディジタルデータに変換されて本体のマイコンに供給
され、このマイコンからの制御信号によって本体の各部
を制御することができる。この様に、本体とリモコンと
は１本の通信ラインによってタイムシェアリング方式の
双方向通信が可能となっている。
た複数の操作スイッチからの操作データが上記通信ライ
ンに乗って本体に転送され、本体の A/D変換回路によっ
てディジタルデータに変換されて本体のマイコンに供給
され、このマイコンからの制御信号によって本体の各部
を制御することができる。この様に、本体とリモコンと
は１本の通信ラインによってタイムシェアリング方式の
双方向通信が可能となっている。
【００２２】上記、データ転送の通信ラインはデータ転
送していないときハイレベルに設定されて双方向通信を
行い、このハイレベルの通信ラインはリモコン内部の整
流器（ダイオードＤ１）に供給されて整流され、コンデ
ンサＣ１によって整流信号は平滑されて直流電圧となっ
て、リモコンの電子回路のトランジスタＱ１やマイコン
の電源として供給される。
送していないときハイレベルに設定されて双方向通信を
行い、このハイレベルの通信ラインはリモコン内部の整
流器（ダイオードＤ１）に供給されて整流され、コンデ
ンサＣ１によって整流信号は平滑されて直流電圧となっ
て、リモコンの電子回路のトランジスタＱ１やマイコン
の電源として供給される。
【００２３】また、上記整流器の代わりにトランジスタ
で構成したトランジスタレギュレータ回路を設け、ハイ
レベル通信ラインの脈流信号の直流電圧成分を安定化す
ることにより、電源変動を無くしてリモコンの電子回路
の電源として使用することもできる。
で構成したトランジスタレギュレータ回路を設け、ハイ
レベル通信ラインの脈流信号の直流電圧成分を安定化す
ることにより、電源変動を無くしてリモコンの電子回路
の電源として使用することもできる。
【００２４】この様に、本体とリモコンとは１本の通信
ラインによって双方向通信のデータ転送と、リモコンへ
の電源供給とが同時に行うことができ、本体とリモコン
間のワイヤードが最小限の数で実現できリモコンの操作
性の向上を図ると同時に、リモコン内部に格納する電池
も不要となってリモコンの機構も簡単になり小型化を可
能にすることができる。
ラインによって双方向通信のデータ転送と、リモコンへ
の電源供給とが同時に行うことができ、本体とリモコン
間のワイヤードが最小限の数で実現できリモコンの操作
性の向上を図ると同時に、リモコン内部に格納する電池
も不要となってリモコンの機構も簡単になり小型化を可
能にすることができる。
【００２５】
【実施例】この考案に係るワイヤードリモコン装置の実
施例を図１及び図３に基づいて説明する。なお、従来例
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図１はブロック図であり、図２は本体とリモコンとのデ
ータ転送及び電子回路への供給電源の動作波形を示した
波形図、図３は他の実施例のトランジスタレギュレータ
回路を用いたブロック図である。
施例を図１及び図３に基づいて説明する。なお、従来例
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図１はブロック図であり、図２は本体とリモコンとのデ
ータ転送及び電子回路への供給電源の動作波形を示した
波形図、図３は他の実施例のトランジスタレギュレータ
回路を用いたブロック図である。
【００２６】図１において、３は本体１のマイコン２か
らのデータ転送線路に設けたドライバ回路であり、この
ドライバ回路３はインバータ動作機能を有したものであ
る。10はリモコンであり、このリモコン10は従来例同様
に複数の操作スイッチS1,S2を有し、また、本体１から
の転送データを受信して反転増幅する電子回路のトラン
ジスタQ1とマイコン11とより形成され、更に、上記デー
タ転送線路に接続した整流器のダイオードD1とコンデン
サC1より成る整流回路を形成している。
らのデータ転送線路に設けたドライバ回路であり、この
ドライバ回路３はインバータ動作機能を有したものであ
る。10はリモコンであり、このリモコン10は従来例同様
に複数の操作スイッチS1,S2を有し、また、本体１から
の転送データを受信して反転増幅する電子回路のトラン
ジスタQ1とマイコン11とより形成され、更に、上記デー
タ転送線路に接続した整流器のダイオードD1とコンデン
サC1より成る整流回路を形成している。
【００２７】この様に構成したワイヤードリモコン装置
は、本体１のデータ入出力端子５とリモコン10のデータ
入出力端子14とを接続した通信ライン６はデータ転送を
していない時は本体１のドライバ回路３の出力を「High
レベル」に設定し、リモコン10の操作スイッチS1,S2 の
押圧操作を検出して本体１の A/D変換回路４でディジタ
ルデータに変換してマイコン２に供給される。
は、本体１のデータ入出力端子５とリモコン10のデータ
入出力端子14とを接続した通信ライン６はデータ転送を
していない時は本体１のドライバ回路３の出力を「High
レベル」に設定し、リモコン10の操作スイッチS1,S2 の
押圧操作を検出して本体１の A/D変換回路４でディジタ
ルデータに変換してマイコン２に供給される。
【００２８】また、本体１のマイコン２からのデータ転
送はドライバ回路３と抵抗器R1を介してリモコン10の抵
抗器R4からトランジスタQ1で反転増幅されてマイコン11
に供給され、本体１の設定動作状態を LCD表示器13に表
示することができる。
送はドライバ回路３と抵抗器R1を介してリモコン10の抵
抗器R4からトランジスタQ1で反転増幅されてマイコン11
に供給され、本体１の設定動作状態を LCD表示器13に表
示することができる。
【００２９】このリモコン10の操作スイッチS1,S2 の操
作データと、本体１のデータ転送とは交互にタイムシャ
リング方式に転送され、このデータ転送は、図２に示す
ように、通信ライン６を「Highレベル＝VDD」とすると、
データ転送期間Ａは「HighレベルVDD」に対して図のよう
に負のデータパルス16によって転送され、スイッチ操作
読込期間Ｂは操作スイッチS1,S2 の操作信号が上記同様
に「HighレベルVDD」に重畳したデータパルス17,18 によ
って転送される。
作データと、本体１のデータ転送とは交互にタイムシャ
リング方式に転送され、このデータ転送は、図２に示す
ように、通信ライン６を「Highレベル＝VDD」とすると、
データ転送期間Ａは「HighレベルVDD」に対して図のよう
に負のデータパルス16によって転送され、スイッチ操作
読込期間Ｂは操作スイッチS1,S2 の操作信号が上記同様
に「HighレベルVDD」に重畳したデータパルス17,18 によ
って転送される。
【００３０】一方、上記「HighレベルVDD」通信ライン６
は上記ダイオードD1で整流され、コンデンサC1で平滑さ
れて直流電圧19となってリモコン10のトランジスタQ1や
マイコン11の電源として供給される。
は上記ダイオードD1で整流され、コンデンサC1で平滑さ
れて直流電圧19となってリモコン10のトランジスタQ1や
マイコン11の電源として供給される。
【００３１】図２のデータ転送波形図において、上記
「HighレベルVDD」の通信ライン６のデータ転送期間Ａの
本体１のマイコン２からの転送データパルス16は、図の
ように、負のデータパルスとして各データ転送期間Ａの
間に送出される。
「HighレベルVDD」の通信ライン６のデータ転送期間Ａの
本体１のマイコン２からの転送データパルス16は、図の
ように、負のデータパルスとして各データ転送期間Ａの
間に送出される。
【００３２】また、データ転送期間Ａと交互に形成した
スイッチ操作読込期間Ｂにリモコン10の操作スイッチS1
が押圧操作されると、抵抗器R1,R2 で分圧された操作信
号パルス17が図のように、通信ライン６の「Highレベル
VDD」に重畳され、上記、操作スイッチS1の抵抗器R1,R2
分圧レベルの操作信号パルス17を検出して読み込むこと
ができ、また、操作スイッチS2を押圧操作すると、抵抗
器R1,R2,R3で分圧した操作信号パルス18を検出して操作
スイッチS2の押圧操作をマイコン２は読み込むことがで
きる。
スイッチ操作読込期間Ｂにリモコン10の操作スイッチS1
が押圧操作されると、抵抗器R1,R2 で分圧された操作信
号パルス17が図のように、通信ライン６の「Highレベル
VDD」に重畳され、上記、操作スイッチS1の抵抗器R1,R2
分圧レベルの操作信号パルス17を検出して読み込むこと
ができ、また、操作スイッチS2を押圧操作すると、抵抗
器R1,R2,R3で分圧した操作信号パルス18を検出して操作
スイッチS2の押圧操作をマイコン２は読み込むことがで
きる。
【００３３】この様に、「HighレベルVDD」の通信ライン
６上にデータ転送期間Ａの転送データパルス16が送出さ
れ、更に、スイッチ操作読込期間Ｂに操作スイッチS1,S
2 の操作信号パルス17,18 が交互に転送される。
６上にデータ転送期間Ａの転送データパルス16が送出さ
れ、更に、スイッチ操作読込期間Ｂに操作スイッチS1,S
2 の操作信号パルス17,18 が交互に転送される。
【００３４】一方、リモコン10のトランジスタQ1とマイ
コン11への供給電源は、上記「HighレベルVDD」通信ライ
ン６をダイオードD1で整流して電源供給される。今、マ
イコン11は LCD表示器13を表示駆動するだけなので、例
えば10μA 程度の消費電力であるとすると、抵抗器R1＝
4.7kΩとすれば、抵抗器R1の電圧降下はVr=0.047V とな
り、この抵抗器R1の降下電圧は無視できる。
コン11への供給電源は、上記「HighレベルVDD」通信ライ
ン６をダイオードD1で整流して電源供給される。今、マ
イコン11は LCD表示器13を表示駆動するだけなので、例
えば10μA 程度の消費電力であるとすると、抵抗器R1＝
4.7kΩとすれば、抵抗器R1の電圧降下はVr=0.047V とな
り、この抵抗器R1の降下電圧は無視できる。
【００３５】即ち、「HighレベルVDD」の整流された電源
電圧19は「VDD-0.6」 Vとなる。但し、上記0.6Vはダイオ
ードD1の順方向電圧である。操作スイッチS1,S2 が操作
されて押圧されている時間は、最大約10sec とすると、
整流回路の平滑コンデンサC1の容量は、下記のようにな
る。Ｔ＝10sec ≪CV/I＝C1(VDD-0.6)/10μAが成立する
コンデンサC1を選んで設定することにより、図２に示す
電源供給波形19を得ることができる。
電圧19は「VDD-0.6」 Vとなる。但し、上記0.6Vはダイオ
ードD1の順方向電圧である。操作スイッチS1,S2 が操作
されて押圧されている時間は、最大約10sec とすると、
整流回路の平滑コンデンサC1の容量は、下記のようにな
る。Ｔ＝10sec ≪CV/I＝C1(VDD-0.6)/10μAが成立する
コンデンサC1を選んで設定することにより、図２に示す
電源供給波形19を得ることができる。
【００３６】この様に、通信ライン６を「HighレベルV
DD」に設定することにより、マイコン２からのデータパ
ルス16転送と、マイコン11の操作スイッチS1,S2 操作の
データパルス17,18 などの転送と、ダイオードD1の整流
による供給電源19とを、１本の通信ライン６によって双
方向通信のデータ転送、または供給電源の送出を行うこ
とができる。
DD」に設定することにより、マイコン２からのデータパ
ルス16転送と、マイコン11の操作スイッチS1,S2 操作の
データパルス17,18 などの転送と、ダイオードD1の整流
による供給電源19とを、１本の通信ライン６によって双
方向通信のデータ転送、または供給電源の送出を行うこ
とができる。
【００３７】また、他の実施例の図３のブロック図は、
トランジスタQ2とチェナーダイオードD2とによるトラン
ジスタレギュレータ回路を形成し、上記、図１の整流回
路に代えて構成したものである。
トランジスタQ2とチェナーダイオードD2とによるトラン
ジスタレギュレータ回路を形成し、上記、図１の整流回
路に代えて構成したものである。
【００３８】この様に、リモコン10のトランジスタQ1と
マイコン11の供給電源を、上記ハイレベルの通信ライン
６からトランジスタQ2のレギュレータ回路で直流電圧成
分を安定化して供給することもでき、このトランジスタ
Q2のレギュレータ回路によって、より安定した電源電圧
をマイコン11などに供給することができる。
マイコン11の供給電源を、上記ハイレベルの通信ライン
６からトランジスタQ2のレギュレータ回路で直流電圧成
分を安定化して供給することもでき、このトランジスタ
Q2のレギュレータ回路によって、より安定した電源電圧
をマイコン11などに供給することができる。
【００３９】
【考案の効果】この考案に係るワイヤードリモコン装置
は前述のように、本体１のマイコン２からの通信ライン
６を「Highレベル」 に設定してマイコン11との双方向通
信のデータ転送を行うと同様に、ダイオードD1又はトラ
ンジスタQ2のレギュレータ回路によって上記「Highレベ
ル」 通信ライン６からリモコン10のトランジスタQ1やマ
イコン11の供給電源を生成することができるので、本体
１とリモコン10とは１本の通信ライン６で接続して構成
でき（アースライン８は除く）、リモコン10の操作性の
向上を図ることができ、リモコン10の操作位置や手元の
取付位置の自由度を増大させることができるという効果
がある。
は前述のように、本体１のマイコン２からの通信ライン
６を「Highレベル」 に設定してマイコン11との双方向通
信のデータ転送を行うと同様に、ダイオードD1又はトラ
ンジスタQ2のレギュレータ回路によって上記「Highレベ
ル」 通信ライン６からリモコン10のトランジスタQ1やマ
イコン11の供給電源を生成することができるので、本体
１とリモコン10とは１本の通信ライン６で接続して構成
でき（アースライン８は除く）、リモコン10の操作性の
向上を図ることができ、リモコン10の操作位置や手元の
取付位置の自由度を増大させることができるという効果
がある。
【００４０】更に、本体１のデータ転送線路にインバー
タ動作するドライバ回路３を設け、一方、リモコン１０
側に反転トランジスタ回路を設け制御信号の入力判定レ
ベルを低くすることにより、操作スイッチの動作判別範
囲が広くなる。
タ動作するドライバ回路３を設け、一方、リモコン１０
側に反転トランジスタ回路を設け制御信号の入力判定レ
ベルを低くすることにより、操作スイッチの動作判別範
囲が広くなる。
【図１】この考案に係るワイヤードリモコン装置の実施
例を示した本体とリモコンの要部のブロック図である。
例を示した本体とリモコンの要部のブロック図である。
【図２】本体とリモコンとのデータ転送の動作波形とマ
イコンへの供給電源の動作波形を示した波形図である。
イコンへの供給電源の動作波形を示した波形図である。
【図３】この考案の他の実施例を示した要部のブロック
図である。
図である。
【図４】従来例のワイヤードリモコン装置を示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図５】他の従来例のブロック図である。
１ 電子機器などの本体 ２ マイクロコンピュータ（マイコン） ３ ドライバ回路 ４ A/D変換回路 ５ データ入出力端子 ６ 通信ライン ７ アース端子 ８ アースライン 10 リモコン 11 マイクロコンピュータ（マイコン） 12 出力端子 13 LCD 表示器 14 リモコンのデータ入出力端子 15 リモコンのアース端子 16 本体からのデータ転送パルス波形 17 操作スイッチS1の操作信号パルス波形 18 操作スイッチS2の操作信号パルス波形 R1〜R7 抵抗器 C1 平滑用コンデンサ Q1 反転増幅器 Q2 電源レギュレータ制御用トランジスタ D1 ダイオード D2 チェナーダイオード S1,S2 操作スイッチ VDD 通信ラインのHighレベル電圧値
Claims (2)
- 【請求項１】 電子機器本体とワイヤーで接続されるリ
モコンとで構成され、上記リモコンに転送データが入力
され所定の動作を行う第１の制御部と、抵抗と操作スイ
ッチからなる操作部とを有し、上記電子機器本体にＡ／
Ｄ変換器と、このＡ／Ｄ変換器を介して入力された上記
操作部の設定値により上記電子機器本体の動作状態を制
御するとともに上記第１の制御部に上記電子機器本体の
動作状態データを出力する第２の制御部とを有するワイ
ヤードリモコン装置において、 上記電子機器本体とリモコン各々に上記ワイヤーが接続
されデータ転送時ローレベルとなるデータ転送端を設
け、上記電子機器本体側データ転送端には上記Ａ／Ｄ変
換器と、抵抗を介して上記第２の制御部とが接続され、
上記リモコン側データ転送端には上記第１の制御部と操
作部とが接続され、上記操作部の操作時最小設定電圧に
おいて上記第１の制御部の動作状態が変化しないよう設
定されるとともに、上記リモコン側データ転送端にリモ
コン側電子回路に電源供給する電源供給回路を設けたこ
とを特徴とするワイヤードリモコン装置。 - 【請求項２】 前記第２の制御部と抵抗との間にドライ
バ回路を設けるとともに、転送データが入力される前記
第１の制御部入力に反転増幅器を設けたことを特徴とす
る請求項１記載のワイヤードリモコン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992060383U JP2603751Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ワイヤードリモコン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992060383U JP2603751Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ワイヤードリモコン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623385U JPH0623385U (ja) | 1994-03-25 |
| JP2603751Y2 true JP2603751Y2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=13140577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992060383U Expired - Lifetime JP2603751Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ワイヤードリモコン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2603751Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4565533B2 (ja) * | 2001-04-02 | 2010-10-20 | ヤマハリビングテック株式会社 | 有線式リモコン |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP1992060383U patent/JP2603751Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0623385U (ja) | 1994-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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