JP2599709B2 - 力及び/又は偶力のセンサデバイス - Google Patents

力及び/又は偶力のセンサデバイス

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JP2599709B2
JP2599709B2 JP61256725A JP25672586A JP2599709B2 JP 2599709 B2 JP2599709 B2 JP 2599709B2 JP 61256725 A JP61256725 A JP 61256725A JP 25672586 A JP25672586 A JP 25672586A JP 2599709 B2 JP2599709 B2 JP 2599709B2
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ダニエル・ロワ
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サペル
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的にひずみ計型の力又は偶力のセンサデ
バイスに係る。より詳細には本発明は、侵食性の流体中
で力を測定できるように構成されしかも耐用寿命が極め
て長いひずみ計型の力又は偶力のセンサデバイスに係
る。
例えば、流量をモニタするために流体中の力又は偶力
を測定するときに伴う重要な問題は、圧力、温度及びそ
の他の流体の物理的特性の変動によって測定値に無視で
きない狂いが生じることである。
更に、流体が侵食性、腐食性等のときにはセンサデバ
イスが該流体の作用に対する耐性をもつことが必要であ
り、このような課題の解決が時には極めて難しい。従っ
て既存のセンサデバイスは、しばしば耐用寿命が短く、
頻繁な交換が必要である。
本発明の目的はかかる欠点を是正し、流体から物理的
に隔離された領域から極めて正確な測定を実行し得るひ
ずみ計型の力及び/又は偶力のセンサデバイスを提供す
ることである。
本発明の別の目的は、流体によって生じる測定の狂い
が顕著に低減された力及び/又は偶力のセンサデバイス
を提供することである。
これらの目的は、本発明によれば、特に導管内で輸送
される侵食性流体中の力及び/又は偶力を測定するため
の力及び/又は偶力のセンサデバイスであって、導管の
内部に配置される対称ビーム(梁)形の要素と、2つ以
上のひずみ計型のセンサ素子とを具備してなり、前記ビ
ーム要素が、測定すべき力及び/又は偶力を受容すべく
構成された自由端と、前記導管の壁の開口の領域でこの
壁の内面に固定されるべく構成された剛性ベースと、外
部に対して開かれた2つ長手開口が形成された中間部分
とを含んでおり、前記2つ以上のセンサ素子は、前記壁
の開口を介して外部に開口するベースの面の少なくとも
一部から成る測定面の少なくとも2つの異なる領域に配
置され、前記2つの長手開口は前記測定面に平行であ
り、従って、測定すべき力及び/又は偶力によって生起
されたビームの自由端及び中間部分のたわみがセンサ素
子の配置された領域で実質的に同じ振幅の圧縮内部応力
及び引張り内部応力に夫々変換されることを特徴とする
センサデバイスによって達成される。
上記構成にて成るセンサデバイスによれば、流体から
物理的に隔離された領域から極めて正確な測定を実行し
得、また、流体によって生じる測定の狂いを顕著に低減
させることが可能となる。
また、外部に対して開いた長手開口の存在は、測定さ
れる応力の方向におけるビームの変形性を高め、これに
よりデバイスの感度を著しく向上させることが可能とな
る。
添付図面に示す非限定的な好適具体例に関する以下の
詳細な記載より本発明がより十分に理解されよう。
図によれば、力センサデバイスは先ず、全体が10で示
されるビーム即ち形材を含んでおり、該ビームは自由端
12に力F又は偶力Czを受容すべく構成されている。ビー
ム10の対向端は一体的な剛性ベース14の形状であり、ベ
ース14は例えば侵食性流体を輸送する導管の壁16に要素
10を固定すべく機能する。この固定は(図示しない)適
当なボルトによって確保される。ビーム10は弾性に優れ
且つ侵食性流体に対する耐性のある金属から成るのが好
ましい。
更に、壁16の側を向いたベース14の側面にはOリング
20を受容するための環状溝18が形成されている。後述す
るごとくビーム10の自由端12に作用する力及び/又は偶
力の測定を行なう領域がこのようにして流体から密封的
に隔離される。
更に、壁16は前記固定領域に開口16aを有する。ま
た、要素10の縦方向端面の一部に凹部が設けられてお
り、本具体例ではこの凹部は開口16aと同じ寸法であ
る。凹部の底部22は力及び/又は偶力の測定を行なうた
めの流体から隔離された測定面として機能する。測定の
ために従来のひずみ計型の抵抗原理によって機能する2
つのセンサ素子28,30を凹部の底部に固定する。これら
素子は流体の作用を受けないので耐用寿命が極めて長く
しかも従来通りの機能を十分に維持する。
本発明によれば、ビーム10の中間領域11に2つの円筒
状開孔24,26が設けられている。該開孔は外部に対して
開かれており測定面に関して対称の位置で該測定面に平
行に設けられている。
実験によれば、このような構成によってビーム10の末
端部12の曲げひずみを測定面22に伝達し得る。測定面22
においてはこれらひずみが測定面の所定のゾーンに集中
した内部圧縮応力又は内部引張応力に変換される。更
に、記載のセンサ素子が対称形を有するので、ビーム10
に作用する力は測定面に夫々正及び負の2つの強ひずみ
ゾーンを生じる。これら2つのゾーンの正確な位置に本
来の測定素子を配置する。
更に、要素10のねじれ剛性が高いので、横断ひずみ
(図の平面に垂直な方向のひずみ)が極めて小さい。従
って曲げ/ねじれの結合による振動現象が阻止される。
更に、要素の形状は、測定すべき力及び/又は偶力の方
向に垂直な方向に作用する力及び/又は偶力に対して極
めて高い剛性をもつように設計されている。要素10のこ
のような形状は、測定される力の方向で高いひずみ率を
示すので測定感度が高い。
第2図は本発明のセンサデバイスの伝達特性がビーム
10の幾つかの幾何学的パラメータに大きく左右されるこ
とを示す。かかるパラメータとしては例えば、 −2つの開孔24と26との間の間隔e1、 −2つの開孔の共通直径d、 −開口24,26と測定面即ち凹状底部22との間の間隔e2が
ある。
これまでの試験によれば、e1=d/2及びe2=e1/2を選
択すると測定の正確度及び測定範囲の双方に関して好ま
しい結果が得られることが判明している。しかし乍ら、
これはあくまでも暫定的な結論である。
測定面22上でのひずみ計の位置決めに関しては、互い
に逆向きの最大ひずみが生じる2つのゾーンの位置を試
験によって局部的に限定し得る。より正確に言えば、測
定すべきFの影響下のこれら2つのゾーンに夫々存在す
る内部圧縮及び/又は引張応力は互いに反対の符号を有
しており、測定すべき流体の温度及び圧力の変動はこれ
ら2つのゾーンに等しい効果を与える。従って2つのひ
ずみ計(又は最大感度を得るために4つのひずみ計)を
抵抗ブリッジ形に連結することによって以下の3つの利
点が得られる。
(a)温度効果が自動補償される。
(b)圧力によるひずみが除去される。
(c)出力信号が増幅される。
従って本発明で得られる利点は、侵食性流体中の力及
び/又は偶力の測定が、該流体から完全に隔離された領
域に応力を伝達し、適当な構成のひずみ計を該隔離領域
に配置することによって行なわれることである。従って
この種の用途でデバイスの従来の如き老朽化が生じな
い。また前記のごとく従来技術の測定デバイスで避ける
ことができなかった流体の圧力及び温度の差による測定
の狂いが阻止される。
本発明が流体輸送導管内の流量測定に有利に使用され
ることは理解されよう。
最後に本発明が記載の具体例に限定されないこと、当
業者が容易に予想し得る全ての変更及び変形を包含する
ことが理解されよう。特に要素の形状、寸法、材料等に
関して種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の力及び/又は偶力のセンサデバイスの
断面図、第2図は第1図の要素の詳細図である。 10……ビーム、11……中間部分、12……自由端、14……
ベース、16……導管、16a……開口、18……溝、20……
Oリング、22……凹部、24,26……開孔、28.30……セン
サ素子。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特に導管内で輸送される侵食性流体中の力
    及び/又は偶力を測定するための力及び/又は偶力のセ
    ンサデバイスであって、導管の内部に配置される対称ビ
    ーム(梁)形の要素(10)と、2つ以上のひずみ計型の
    センサ素子(28,30)とを具備してなり、前記ビーム要
    素(10)が、測定すべき力及び/又は偶力を受容すべく
    構成された自由端(12)と、前記導管の壁の開口(16
    a)の領域でこの壁(16)の内面に固定されるべく構成
    された剛性ベース(14)と、外部に対して開かれた2つ
    の長手開口が形成された中間部分(11)とを含んでお
    り、前記2つ以上のセンサ素子(28,30)は、前記壁(1
    6)の開口(16a)を介して外部に開口するベース(14)
    の面の少なくとも一部から成る測定面(22)の少なくと
    も2つの異なる領域に配置され、前記2つの長手開口は
    前記測定面に平行であり、従って、測定すべき力及び/
    又は偶力によって生起されたビーム(10)の自由端(1
    2)及び中間部分(11)のたわみがセンサ素子の配置さ
    れた領域で実質的に同じ振幅の圧縮内部応力及び引張り
    内部応力に夫々変換されることを特徴とする力及び/又
    は偶力のセンサデバイス。
  2. 【請求項2】長手開口が円筒状開孔(24,26)からなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のデバイ
    ス。
  3. 【請求項3】2つの円筒状開孔の間の間隔をe1とし、2
    つの円筒状開孔の共通の直径をdとし、2つの円筒状開
    孔と測定面との間の間隔をe2としたとき、e1=d/2及びe
    2=e1/2であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載のデバイス。
  4. 【請求項4】ひずみ計がブリッジ形電気測定機構に内蔵
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第3
    項のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 【請求項5】更に、ベース(14)と導管壁(16)との互
    いに隣接する面の間にシール手段(20)が備えられてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項の
    いずれかに記載のデバイス。
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