JP2590392B2 - 複数ミサイル格納セル用のロケット室の自動閉鎖装置 - Google Patents

複数ミサイル格納セル用のロケット室の自動閉鎖装置

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JP2590392B2
JP2590392B2 JP4007810A JP781092A JP2590392B2 JP 2590392 B2 JP2590392 B2 JP 2590392B2 JP 4007810 A JP4007810 A JP 4007810A JP 781092 A JP781092 A JP 781092A JP 2590392 B2 JP2590392 B2 JP 2590392B2
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    • F41F3/00Rocket or torpedo launchers
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    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ある種の軍事設備、特にミサイル
発射能力を有する艦船においては、ミサイルは、垂直な
向きに並ぶ室内に互いに密接しつつ列をなして格納され
る。排ガス導出管は、通常、意図的または偶発的なロケ
ットの燃焼中に発生するロケットの排ガスを安全な場所
へ排出するために装備される。そのような設備において
は、多数室の多岐管を1つの共通の排気ダクトまたは充
気チュ−ブにまとめることが慣習化している。
【0002】
【従来の技術】複数ミサイルの格納室と連なる共通の排
気ダクトの使用にはいろいろと問題が付き纏う。発射さ
れつつあるミサイルからの排ガスが、他のミサイルの格
納室を通過して噴出することを阻止できることが重要で
ある。これは、発射されつつあるミサイルを収容する室
のためのミサイルの排ガスの圧力によって充気チュ−ブ
内へ開き、また、ミサイル格納室の底部にあって他のミ
サイルのための充気チュ−ブ内に開口する通路を閉鎖す
る扉またはヒンジつきパネルの使用によって一般には為
し遂げられる。ロケットの排ガスの一部が発射されつつ
あるミサイルの格納室内に溢れ、当該格納室に過剰の圧
力を及ぼすかもしれないという問題点もある。
【0003】発明者の先行取得にかかる米国特許第4,
044,648号明細書は、あたかもここで完全に説明
されるかのように参照されるけれども、個々のミサイル
格納室を関連する排ガス充気ダクトと接続する通路内に
ある個々のミサイル格納室の底部にある一対のヒンジの
ある扉を開示している。
【0004】ミサイル発射中に扉の対向する両面に作用
する圧力は、ミサイルが、その発射中に上昇して室を離
れるに従ってロケットの排ガスの流れの変化する容積に
対して開口を調節するために扉が開く度合いを制御する
ために均衡が取られる。その結果として、ロケットの排
ガスの流れは、排ガスが、発射を行っている室へ逆流し
て再循環することを防止するために、”ガスプラグ”と
して機能する。
【0005】ガスプラグが、排ガスがミサイル格納セル
内に逆流して再循環することを防ぐのに有効であるよう
にロケットの排ガスの流れを制御することが重要であ
る。この目的達成のたねには、ガスプラグ効果を拡大す
るために動力学の基礎の上に立って排ガスの流れを制御
することの方が、流れを制御し、逆循環を制限しようと
試みる場合に直接的な排ガスの流れに干渉するという望
ましくない結果をしばしば招来する、そらせ部材、弁、
ダイバ−タ等の固定構造体を使用することよりも有効で
あるようにみえる。発明者の先行取得にかかる米国特許
第4,638,798号明細書は、あたかもここで完全
に説明されるかのように参照されるけれども、個々のミ
サイル格納セルの底端部に近いが、ミサイルが格納され
発射される一般的には正方形断面を有する室から、充気
する排ガスで連なる円形の出口開口へ円滑な遷移をもた
らす遷移域によって共通の充気室と連結する連結部から
は隔てられている場所にあるヒンジつきの扉を開示して
いる。この扉は、ガスプラグ効果を促進し、排ガスがミ
サイル発射中のミサイル格納セルに逆流して再循環する
ことを防ぐために使用されている。
【0006】発明者の先行取得にかかる米国特許第4,
686,884号明細書は、あたかもここで完全に説明
されるかのように参照されるけれども、他室におけるミ
サイル発射に際し、適当なミサイル格納セルと共通充気
室の間にある遷移域に取り付けられた追加枢着そらせ板
で充気室と連結するミサイル格納セルを閉鎖する複数対
の扉を含む装置を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明が関与するロ
ケット排ガスの管理システムは、引用した発明者の先行
特許のシステムにも応用可能ないくつかの原理と合体し
ている。しかしながら、この発明は、共通充気室へ排気
する複数格納セルを有するが、このセルは、房をなして
配列する、すなわち、その複数対が、共通充気室との連
結部分に到達する前の遷移域を共有するミサイル発射シ
ステムに使用することを意図している。
【0008】
【課題を解決するための手段】2つまたはそれ以上の数
のミサイル格納セルが、共通充気室に至る同一のダクト
または流れの通路を共有する場合には、単一の尾部閉鎖
部材または各セルのための扉が、それ自身のロケットエ
ンジンまたは発射システム中で発射される他のロケット
からの排ガスの再循環からミサイルを守るものである。
この装置が適切に機能するために必要とされる条件は、
充気室に至るダクトまたは流路が、尾部閉鎖部材または
扉との組み合わさって、単一の排ガス流路となってガス
プラグを形成するようにすることである。このガスプラ
グは、排ガスが充気室から燃焼中のミサイルのセルへ逆
流することを防ぐように作用する。ガスプラグは、ミサ
イルのロケットからの排ガスの運動量が、ダクト、扉ま
たは尾部閉鎖部材を囲む壁に向くあらゆる半径方向の位
置において、充気室から燃焼中のミサイル格納セルの開
口部に逆流する排ガスの運動量よりも大きい場合に形成
される。
【0009】尾部閉鎖部材または扉が、点火されたロケ
ットからの排ガスの初期圧力に応答して迅速に開くこと
が可能であること、および排気口の寸法が、例えば、ミ
サイルが格納セルから飛び出すときのように、排ガスの
容積が変化するにつれて有効なガスプラグを維持するた
めに自動調整的に開くことができることが重要である。
加えて、尾部閉鎖部材または扉は自動的に閉じる能力が
なければならない、好ましくは、ミサイルが発射されな
い格納セルのために充気室に生じるガスの圧力に応答し
て自動的に閉じる能力がなければならない。
【0010】
【作用】要約すれば、この発明に従う装置は、共通の充
気室へ排気する複数の格納セルと結合する複数ミサイル
発射システムのための尾部閉鎖装置から成る。この発明
の実施例が取り付けられるシステムの構造は、排ガスの
ための最小の流域が点火されたミサイルが発射されるセ
ルに存在する。この流域は、ミサイルが発射キャニスタ
をトラバ−スする間にロケットの超音速の排ガスの流れ
は、最小の流域を”choking”(塞いでしまう)
を起こすことなしに通過することができない。”cho
king”は、流れの密度と速度の積が、連続の方程式
によって記述される通り、単位流域当たりの質量の流率
よりも小さい場合に発生する。”choke”状態が生
成されると、最小流域の速度は丁度1.0に等しいマッ
ハ数を持つ。多少離れた上流域では、流れは最小流域の
下流の圧力の2倍よりも大きい回復圧力を伴う亜音速で
ある。
【0011】そのような複数ミサイルの格納セルは、通
路内または通路を越えた所にある圧力の対抗力を受けて
も、膨脹してロケットノズルの出口下流にある設計され
た通路に充気するロケットの排ガスの流れを含む。その
ようなシステムは、このように、ロケットノズルの出口
の上流にある容量に排ガスが逆流、再循環することを防
いでいる。ロケットノズルの下流域はノズル出口に等し
いか大きく、ノズル下流の距離の機能としては、寸法が
一定か増加する。この発明に従う装置は、複数ミサイル
のキャニスタおよび、垂直発射システム[Vertic
al Launcher System(VLS)]に
おける正常なまたは拘束されたミサイルの発射中のミサ
イルを保護するように特別に設計される。
【0012】この発明の特別な実施例は、複数ミサイル
のキャニスタ内の各円筒状格納セルの尾端近くの単一の
閉鎖用扉から構成される。この扉は、垂直発射システム
の充気室とマッチする遷移域内へ開くようにヒンジされ
て装着される。この扉は、作動ロケットノズルから排出
されるガスの流れの影響を受けて開く。扉を通る流域
は、システムにおける制限域ではなく、むしろ、上に説
明した最小の流域である。扉は、ロケットが作動しない
ときロケットノズルを指向するすべての対抗ガス流の影
響を受けて閉じるように配置される。再閉鎖に当たり、
扉は残存する発射環境からセルを分離するためにその場
でラッチ、ロックを行ってもよい。そのような一対の扉
は、二重のミサイル格納システムにおいて共通のヒンジ
上を枢動するように装着される。
【0013】扉または尾部閉鎖部材は、発射システムに
流入する排ガスの影響を受けて自動的に機能する。作動
する格納セルのロケットに点火されると、該当する扉が
開かれる。開いた格納セルにガスが逆流すると、扉は閉
じられる。
【0014】開口サイクルが非常に短く、開く扉または
尾部閉鎖部材に実質的な運動量が付与されるので、この
運動量を吸収するためにこの発明の特徴に従って特別な
構造が提供される。そのような構造は、圧縮ばね、ショ
ックアブソ−バ−および圧壊可能材料またはこれらの要
素の組み合わせから構成することができる。
【0015】この発明のさらに別の特徴に従い、扉また
は尾部閉鎖部材は扉を自動的に閉じるために、開いた格
納セルに向かってガスの流れを逆流させるように反応す
る特別な構造をもつように構築される。この扉の構造
は、その一つが開いて、それによって充気室から開いた
格納セル内に排ガスの逆流が生じたとき、扉の前面より
も後面により大きな力を成長させる扉の後方に停滞域を
提供する、扉を、互いに間隔を置いて配置するために有
効な一つ以上の三角形のプレ−トまたは他の手段を含
む。高圧室から格納セルへのガスの流れは、扉の後面に
沿う停滞域に向けられ、それによって、扉の前面の圧力
域の力よりも大きい扉の後面の圧力域の力を成長させ
る。これらの状況下における扉の自動閉鎖は、開いた状
況にあるとき、扉または尾部閉鎖部材の前面の角度が1
80°(完全に閉じた場合の角度0°に対して)より小
さい場合に限って達成される。完全に開いた状況におい
て扉または尾部閉鎖部材前面のなす角は135°または
それ以下である。このような状況の下では、開いた格納
セルに向かうガスの流れは速度を持っているので、扉前
面の圧力は後面の停滞したガスの圧力より小さく、扉は
自動的に閉鎖される。
【0016】
【実施例】図1−4は、発明者のこの出願と同時に出願
され現在継続中の米国特許出願07/698,789号
から引用されており、「複数ミサイルキャニスタのガス
管理システム」という発明の名称を有するその出願の開
示事項は、あたかも、ここで完全に説明されるかのよう
に参照され、その特定の実施例を表現する。この発明
は、前記出願に開示されたタイプの複数ミサイルキャニ
スタシステムに使用するように設計される。
【0017】図1−4には、システム10が、下方の遷
移部分12、上方の遷移部分14および部分14の上に
着座する一対のミサイル格納セル16からなるものとし
て示される。部分12は、一般にはこれと直角に接合
し、システムを関連する高圧室24と連結するのに役立
つ底部フランジ22を備える隣接側壁20を有する正方
形(または長方形)である。
【0018】下方の遷移部分12は、上方遷移部分が属
するプレ−ト28と接合する上方フランジ26に終わ
る。垂直方向の側壁30は、プレ−ト28から、ミサイ
ル格納セル16が属する第2のプレ−ト32へ伸びる。
隣接する側壁30は、相互に接合されて、上方遷移部分
14の六角形を構成する。上方プレ−ト32は、2つの
ミサイル格納セル16の内部空間を上方遷移部分14と
結合するために、一対の環状口34を備える。プレ−ト
28は、2つの遷移部分12,14の内部空間を結合す
るのに役立つ遷移部分14の下方断面形状とほぼマッチ
した形状を有する開口38を備える。テ−パ付きスカ−
ト40が、上方遷移部分14の壁30が垂直面との間に
作る角度を実質的に維持しつつ、下方遷移域12の上方
部分に向かって下方に突出する。
【0019】上方遷移部分14は、ミサイル格納セル1
6の2つの長手方向軸線によって定義される平面と直交
する平面(図3の紙面)内にある対向する側壁30の間
の遷移域14の内部を横切って伸びる垂直プレ−ト52
によって、2つの分室50Aと50Bに分割されてい
る。この垂直プレ−ト52は、上方遷移域14の頂部近
くから、スカ−ト40によって囲まれる空間内へ伸び
る。
【0020】各空間50A、50Bには、ヒンジ付き扉
56A,56Bがある。これら2つの扉56A,56B
は、ヒンジ機構60によって枢着点58の周りに回動す
るようにヒンジされている。扉56A,56Bは、それ
らの閉鎖位置が図3で実線で示され、この場合扉の端部
エッジ62Aまたは62Bが、上方遷移域14の隣接壁
30の下方のエッジと対向接触する。これは、図4にも
っとも良く示されており、扉56Aの外形は、接触点の
角度において上方遷移域14の六角形断面の形とマッチ
した形に表現されている。扉56A,56Bは、完全に
閉じた位置から、垂直プレ−ト52と接する完全に開い
た位置に移行する様子を図3に点線で示す。両扉が完全
に開いた位置を取るとき、プレ−ト52が、扉50A、
50Bの下方エッジに向かって延在する点に注目すべき
である。閉じた位置にあるとき、扉50A、50Bは、
排ガスが、充気層からミサイル格納セル16側へ上方に
移行するのを完全に阻止する。システム10の操作にお
いて、これらの扉は、1回についてその1つが開き、セ
ル16の1つの中で燃焼中のミサイルからの排ガスが、
格納セル16に逆流したり再循環することを阻止したり
制限したりしつつ、遷移域12、14を通過して充気室
24へ下方に流れることを許容する。
【0021】図5は、システムの概要ダイヤグラムを表
現する図1−4と類似した図であるが、この発明の装置
が適合するように設計変更が施されている。図5におい
て、複数ミサイルキャニスタシステム70が、1対のミ
サイル72が共通のキャニスタ76内の1対の格納セル
74の内部に装着されている様子が示されている。格納
セル74の各々は、2つのセル74の間の共通壁の下方
エッジにヒンジ機構80によって枢動可能に装着した尾
部閉鎖部材78を備える。2つの尾部閉鎖部材78の間
には、ヒンジ80の下方に何の分割壁も存在しない点に
注目すべきである。
【0022】図5のシステム70は、ほぼヒンジ機構8
0の位置から充気室を結合する点に向かって格納セル7
4の下方に伸びる単一の遷移域84とともに示される。
単純化するため、図5のシステムは、ミサイル格納セル
74があたかも直線状尾部閉鎖部材78を有する正方形
であるかのように、また、遷移域84が、図1−4に示
す形状を持つよりも正方形または長方形であるかのよう
に表現される。しかしながら、今後たとえ尾部閉鎖部
材、遷移域排ガス室などが断面正方形として記述される
としても、発明の原理は、そのような形にも当て嵌ま
る。
【0023】尾部閉鎖部材78の構造の具体的な細部は
図7、8に示される。これらの尾部閉鎖部材が閉じると
き、それが格納セル74の軸となす角はセルの断面の寸
法および扉または尾部閉鎖部材78の大きさによって変
化してもよい。その角度は、好ましくは、関連するセル
の軸に対して45°である。しかし、もし望むならば、
それよりも大きくても小さくてもよい。
【0024】図6は、ここに含まれる概要ダイヤグラム
であり、扉の角度の参考例を確定する。これは、ミサイ
ル72を格納するセル74のための尾部閉鎖部材を示
し、この場合、セル74の相対的な断面形状の寸法およ
び扉または尾部閉鎖部材78の広がりは、扉78が完全
に閉じたとき、扉78がセルの中心軸に対して直角をな
す程度である。扉78は、図6に表現した配置を取るの
で、扉78は、角度0°でその移動に関連する。開放に
際しては、扉78は、90°移動し、その位置で関連す
る格納セル74のために完全に開き、そして90°を越
えて移動し180°に近づき、その位置では、扉は、他
の閉鎖した扉と接触しまたは並ぶであろう。しかしなが
ら、以後に明らかになるように、尾部閉鎖部材78は、
この発明の構造的外形によって180°の完全開放を阻
止される。
【0025】尾部閉鎖部材78の構造的外形の特別な詳
細は、図7、8に示されており、尾部閉鎖部材78は、
複数のスペ−サ−プレ−ト92が、例えば溶接によって
直角に取り付けられ、ドアプレ−ト90の後面から外方
(すなわち、後方または下方へ)へ伸びるドアプレ−ト
90を含むものとして示される。各スペ−サプレ−ト9
2は一般に、その2つの後部エッジが角部94で一致す
る三角形状、好ましくは、鈍角三角形である。長い方の
後方エッジ96は、複数のミサイルのキャニスタ中の隣
接格納セルのもう1つの尾部閉鎖部材の対応する後部エ
ッジと対向接触する。スペ−サプレ−ト92は、2つの
共通にヒンジされた尾部閉鎖部材78のドアプレ−ト9
0が後部と後部が並ぶ位置で絶えず接触し続けることを
阻止するとともに、それによって、停滞域を指向するガ
スの流れに応答して自動的に尾部閉鎖部材78を閉じる
プレ−ト92の間の停滞空間を発現させるのに役立つ。
【0026】図7、8の構造体の作用は図9のA、B、
Cに概括的に表現される。Aでは、複数のミサイルキャ
ニスタシステム70の2つの扉78A、78Bは、その
うちの1つの扉78Aが開きつつあり、他の1つ78B
が閉じている様子が示される。排ガスの流れは関連充気
室86から開放格納セル74Aに向く矢印100によっ
て指示される。これら排ガスは、スペ−サプレ−ト92
によって(最小容積に)定義される2つの扉78A、7
8Bの間の停滞域102に流れ込む。これは、尾部閉鎖
部材78Bを閉鎖位置に維持するとともに、尾部閉鎖部
材78Aをして格納セル74Aの尾部開口を閉鎖せしめ
る。
【0027】図9Bは、共に開放位置にある尾部閉鎖部
材78A、78Bを有する対応装置を示す。この図で
は、停滞域102が、後部エッジ96で接するスペ−サ
プレ−ト92によっていかに維持されるかがわかる。図
Bに示すように、両扉が開放された状態では、関連する
充気室からの排ガスの流れは、そこで両扉78A、78
Bを閉じるのに要する力を発現する停滞室102へ駆り
立てられる。
【0028】図9のCは、扉78Bが完全に閉ざされ、
扉78Aが、最大限開放された状態を、扉78Bのスペ
−サプレ−ト92に対応するエッジ96に対向接触する
スペ−サプレ−ト92の長い方のエッジ96とともに示
す。この完全に開放した状態においてさえ、停滞空間1
02内へ指向される排ガスの逆流の影響のもとに扉78
Bの後側に作用する圧力は、尾部閉鎖部材78Aを自動
的に閉鎖する原因となるのに充分である。
【0029】剛性の扉78は、頂部表面(ミサイル側)
および強制された燃焼排ガスの衝突に耐え得るためによ
り大きな断熱保護を備える頂部表面を伴う底部表面(高
圧室側)の両面において断熱的に保護されることが理解
されるであろう。ヒンジ機構80は、いかなる直接的な
排ガスとの衝突からも遮られるが、隣接するセルの燃焼
からの上方に向く排ガスの流れからの保護を必要とする
程度に断熱的に被覆される。ある種の断熱材料は、炭化
せず、断熱効果を有し、可撓性であり、ロケットの排ガ
スとの衝突によるアルミニュ−ム酸化物の堆積を拒絶す
るので、作動円筒の尾端の有効なシ−ルは、セルにおけ
るロケットエンジンの作動燃焼の前後において維持され
る。指定価値のある材料REFSET L3203−6
は、この目的にかなう適当な断熱材の例である。
【0030】複数ミサイルの格納セルの扉の1つが、次
の隣接セル内の燃焼に際し再ラッチするよう、再ラッチ
能力を備えることができる。そのような再ラッチは、ロ
ケットエンジンの点火の際、複数ミサイルの垂直発射シ
ステムに与えられる圧力パルスの結果として可能であ
る。この扉再ラッチ能力は即時機能である。この再ラッ
チ機構は、作動する格納セルのロケット排ガスにより扉
が開かれることで作動し、隣接する格納セルにおける燃
焼圧力のパルスを原因として扉の閉鎖をラッチしロック
する。ひとたびラッチされると、格納セルはすべての付
加的燃焼を行うために垂直発射システム環境から切り離
される。
【0031】そのようなラッチ機構106は図9のB、
Cおよび関連する格納セルの壁に装着されたブロック1
06とトグルリテ−ナ108からなるものとして図10
の部分拡大図にに示されている。リテ−ナ108は、ブ
ロック106Aからわかるように開放された位置か、1
06Bからわかるように閉鎖した位置かのいずれかに想
定される位置を維持するためにばね負荷される。ラッチ
されたリテ−ナ106Bは、閉じた位置で尾部閉鎖部材
78Bを保有する様子が示されている。しかしながら、
関連するセル74Bでミサイルが燃焼する際は、106
Bの内部のばね負荷された機構の抵抗が克服され、リテ
−ナ108は開く位置へ反転して尾部閉鎖部材78Bが
開放する。
【0032】その開示事項が参照される、この出願と同
時に出願された「複数ミサイルキャニスタのガス管理シ
ステム」という発明の名称を有する現在継続中の出願の
開示事項は、共通の遷移域と通じる関連充気室を指向す
るロケットエンジンの排ガスを有する共通の集団から一
度に1つずつが燃焼のために集められ配列される4つの
ミサイル格納セルの集団を有する追加実施例を含む。こ
の発明に従う尾部閉鎖部材の構造的形状が、上記の複数
ミサイルのキャニスタにも採用されることおよびこの発
明が、2つのミサイルの格納セルを備えたシステムにお
けるこの発明に係わる尾部閉鎖部材への使用に限定され
るものではない点を理解すべきである。
【0033】
【発明の効果】以上、これまで図示し説明したように、
この発明に従う特定の装置は、複数ミサイルの格納セル
が艦船などに取り付けられた高圧排ガスの単一ポ−トと
結合する垂直発射システムの特別な改良を提供する。開
示された実施例は、他の格納セルを閉鎖するのと同時に
点火される格納セル中の排ガスの影響のもとに開放位置
へ移動する、それによって他の格納セルへと向かう排ガ
スの上方への流れを阻止する複数セルシステムを有する
個々の格納セルのための尾部閉鎖部材を含む。尾部閉鎖
部材の作用は、個別の扉の対向面に作用するガス圧の影
響を受け自動的である。このように、排ガスの流れの制
御を改良することおよび燃焼中の格納セルへの逆循環を
制限することは、ミサイルの保護をもたらすとともに格
納セル内への過剰なガス圧の適用を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が用いられる複数ミサイルの格納セル
の斜視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の複数ミサイルの格納セルシステムの部分
拡大図であって、図2の3−3線で切断して矢印方向に
見た図。
【図4】図3の一部を示す図であって、図3を線4−4
に沿って矢印方向に見た図。
【図5】図3に一部設計変更を加えた図。
【図6】複数ミサイルの格納セルシステムの他の側面拡
大図。
【図7】7A,7B,7Cはこの発明に従う装置の図式
的な形態における正射影図。
【図8】図7に表現された装置の図式的斜視図。
【図9】9A,9B,9Cはこの発明に従う装置の作用
を表現した拡大図。
【図10】9B,9Cに示す既知要素の部分的拡大図。
【符号の説明】
10…システム,12…下方遷移部分,14…上方遷移
部分,16…ミサイル格納セル,20…隣接側壁,22
…底部フランジ,24…充気室,26…フランジ,28
…プレ−ト,32…(第2)上方プレ−ト,34…環状
口,40…スカ−ト,52…垂直プレ−ト,50A,5
0B…分室,56A,56B…ヒンジ付き扉,60…ヒ
ンジ機構,58…枢着点,62A,62B…エッジ,7
0…システム,72…ミサイル,74…ミサイル格納セ
ル,78A,78B…扉,78…扉,80…ヒンジ機
構,84…遷移域,90…ドアプレ−ト,92…スペ−
サプレ−ト,94…角部,96…後方エッジ,102…
停滞室,106…ブロック,108…トグルリテ−ナ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミサイルを格納する少なくとも2つのセ
    ル(16,74)が並んで配置され、前記少なくとも2
    つのセル(16,74)は共通の排気室に排気するよう
    になっており、装置は少なくとも2つのセル(16,7
    4)と個別に関連する少なくとも1対の隣接対向する尾
    部閉鎖部材(56,78)を持ち、尾部閉鎖部材はセル
    の間に位置する共通のヒンジ機構(58,80)に枢着
    されそして前記2つのセルの中心軸から等距離にあり、
    前記尾部閉鎖部材(56,78)は、共通のヒンジ機構
    (58,80)からセルの軸と鋭角をなして関連するセ
    ル(16,74)の壁との接触域に下方および外方に伸
    びる、複数ミサイル発射システムのための自動閉鎖装置
    であって、排気ガスの流れを制御して、開いている尾部
    閉鎖部材を開放位置から閉鎖位置へ自動的に動かし、隣
    接する排気室(86)から尾部閉鎖部材の側に向かう排
    気ガスの逆の流れに応答して尾部閉鎖部材をその閉鎖位
    置に維持し、尾部閉鎖部材の1つが、開放位置にあると
    き1対の対向する尾部閉鎖部材の間にガス停滞域(10
    2)を形成する装置(92)を含む制御機構(90)
    と、尾部閉鎖部材の1つを他の尾部閉鎖部材から移動さ
    せ、排気ガスが停滞域に向かうときは閉鎖位置に動かす
    のに有効であるガス停滞域(102)に特徴を有する装
    置。
  2. 【請求項2】 隣接対向し対をなす尾部閉鎖部材(5
    6,78)が、それぞれ、関連するミサイルのセル(1
    6,74)の排気端部を開閉するエッジに沿ってヒンジ
    される硬質材料製の扉プレ−ト(90)と、ミサイルの
    セル(56,74)に向く前面フェ−シングとミサイル
    のセルから離れる側を向く後面フェ−シングおよび尾部
    閉鎖部材の1つが開放位置にあるとき、対(56,7
    8)の他の尾部閉鎖部材と接触する位置にあって扉プレ
    −ト(90)の後面から突出して扉プレ−ト(90)に
    装着される少なくとも1つのスペ−サプレ−ト(92)
    を含む機構とを有し、前記接触は2つの扉プレ−トが互
    いに閉鎖することを阻止しそれによって2つの扉プレ−
    トの間に発現する停滞域を維持する点に特徴を有する特
    許請求の範囲第1項に記載の装置。
JP4007810A 1991-05-13 1992-01-20 複数ミサイル格納セル用のロケット室の自動閉鎖装置 Expired - Lifetime JP2590392B2 (ja)

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