JP2588672B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2588672B2
JP2588672B2 JP4294169A JP29416992A JP2588672B2 JP 2588672 B2 JP2588672 B2 JP 2588672B2 JP 4294169 A JP4294169 A JP 4294169A JP 29416992 A JP29416992 A JP 29416992A JP 2588672 B2 JP2588672 B2 JP 2588672B2
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hemispherical
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卓 市原
雅美 池田
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DENTSU TETSUKU KK
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DENTSU TETSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、学習、娯楽、情報サ
ービス、広告などに利用される表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地球などの天体、あるいは球面に人物、
動植物その他を表現した映像作品など球体の映像をテレ
ビジョンのカラーディスプレーなどで映し出すことが行
われている。たとえば、天気予報で気象衛星からのデー
ターをコンピューターで画像処理し、雲の動きが時間と
ともに変化する状況をディスプレー画面に映し出してい
る。人工衛星からのデーターを基にして地軸回りを回転
する地球で地形を表示することも行われている。
【0003】また、コンピューターグラフィックスによ
り、季節の星座をカラーディスプレーで映し出すことも
行われている。さらに、プラネタリウムでは、ドーム状
のスクリーンに全天の星座を映し出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】地球などの球体全体の
映像を映し出す場合、従来の表示装置ではカラーディス
プレーなどの平な画面に映像を映していた。したがっ
て、立体感および球体が宙に浮いた感じに欠けていた。
【0005】また、プラネタリウムは凹球面上に星座を
映し出すことができるが、装置が大型であり、設備費も
極めて高額である。したがって、季節の星座の移り変わ
りを、比較的小型な装置で観察しようとする場合には適
していない。
【0006】そこで、この発明は立体感、および球体が
宙に浮いた感じまたは凹球面の感じを与えることのでき
る表示装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の表示装置は、
投映装置、半球軸が投映装置の投映画面に対して直角と
なるように配置された半透明の半球面スクリーン、およ
び半球面スクリーン上の投映面とは反対側にあって、半
球軸に対して傾斜するとともに観察者に面するように配
置されたハーフミラーを備えている。
【0008】投映装置は、ビデオテープレコーダー、ビ
デオディスクプレーヤーなどに接続された液晶プロジェ
クター、映写機などが用いられる。ビデオテープ、ビデ
オディスク、映画用フィルムなどには、地球その他の球
体の映像(凸球面上の映像)、天球上に星座を投影した
映像(凹球面上の映像)などが記録されている。地球の
地形などを正確に再生する必要がある場合には、球体を
無限大と見なせるほど遠い距離をおいて見た映像、つま
り円中心から離れるに従って経緯線の間隔が狭くなるよ
うな映像を用いる。映像は、静止画または動画のいずれ
であってもよい。
【0009】半球面スクリーンは、透明プラスチックに
塗料を塗布して半透明にしたもの、または乳白色プラス
チックで作られている。半球面スクリーンの直径は、た
とえば20 cm 〜数m 程度である。スクリーンのゲイン
は、スクリーンに対して観察者の位置が直角の場合には
2.0〜1.0、また45度の場合には1.0〜0.2
程度が適当である。投映装置により投映する面は、半球
面スクリーンの凸面側または凹面側である。
【0010】ハーフミラーは、透過率が30〜60%、
反射率が30〜50%程度が適当である。また、半球軸
に対する傾斜角度は、45〜135度が適当である。
【0011】
【作用】球体または凹球面上の映像は、これらの直径が
半球面スクリーンの直径とほぼ等しくなるように、半球
面スクリーン上に投映される。球体の映像は半球面スク
リーンの凹面側に、または凹球面上の映像は凸面側にそ
れぞれ投映される。映像は半球面上に現れるので、観察
者は両眼の視差により映像を立体的に感じる。
【0012】また、ハーフミラーを介して映像を観察す
るので、半球面スクリーンの周りの背景はハーフミラー
の観察者とは反対側の背景に溶け込む。したがって、半
球面スクリーンの周りの背景は目立たなくなり、半球面
スクリーンを直接観察するよりも、球体が宙に浮いた一
層強い感じを与える。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の実施例であって、季節によ
る星座の移り変わりを表示する装置の縦断面図である。
【0014】表示装置は、暗箱1を備えている。暗箱1
の前面の一部は開口しており、観察窓5となっている。
【0015】暗箱内の後部3に液晶プロジェクター7が
配置されている。液晶プロジェクター7には、全天の星
座の映像を録画したビデオテープがセットされたビデオ
テープレコーダー、またはビデオデイスクがセットされ
たビデオデイスクプレーヤー(図示しない)が接続され
ている。星座の映像は、コンピューターグラフィックス
により制作されたものである。
【0016】暗箱の前部2には前方に向かって傾斜した
第1反射鏡9が取り付けられている。第1反射鏡9の水
平面に対する傾斜角度は約60度である。
【0017】半球軸を垂直にして半球面スクリーン11
が、第1反射鏡9の直上に配置されている。半球面スク
リーン11は凸面側が、第1反射鏡9に面している。ま
た、半球面スクリーン11は、乳白色プラスチックによ
り作られている。半球面スクリーン11の下端の外周回
りに環状のマスク12が設けられている。マスク12は
余分の映像を遮蔽して観察者Mの目に入らないようにす
る。液晶プロジェクター7は、半球面スクリーン11に
投映される像の直径が半球面スクリーン11の直径にほ
ぼ一致するように設定されている。この実施例では、半
球面スクリーン11の直径は30 cm である。
【0018】半球面スクリーン11の上方に、前方に向
かって傾斜するとともに上記観察窓5に面するようにし
て第2反射鏡13が配置されている。第2反射鏡13は
ハーフミラーであって、水平面に対する傾斜角度は約4
5度である。第2反射鏡13の、観察者とは反対側に黒
色の背景14が配置されている。ハーフミラー13の反
射率は30%、透過率は45%である。
【0019】上記のように構成された表示装置におい
て、液晶プロジェクター7からの映像は第1反射鏡9で
反射されて半球面スクリーン11に投映される。半球面
スクリーン11の映像は第2反射鏡9で反射され、観察
窓5を通して全天の星座の映像Sが観察者Mに観察され
る。
【0020】図2および図3は、この発明の他の実施例
であり、地球上の気象状況などを表示する装置を示して
いる。図1に示す実施例のものと同じ部材および装置に
は同一の参照符号を付け、それらの説明は省略する。
【0021】暗箱15は全体として直方体をしており、
暗箱15の下部16には液晶プロジェクター7が各辺ご
とに配置されている。各液晶プロジェクター7に対応し
て、前記実施例と同様に第1反射鏡9、半球面スクリー
ン11、および第2反射鏡であるハーフミラー19が配
置されている。半球面スクリーン11は凹面側が、第1
反射鏡9に面している。ハーフミラー19の反射率は3
0%、透過率は45%である。各ハーフミラー19は水
平面に対して45度傾斜しており、互いに隣接して暗箱
15の上部17に取り付けられている。暗箱17は各ハ
ーフミラー19に面してそれぞれ開口しており、四つの
観察窓19が設けられている。液晶プロジェクター7に
接続されたビデオテープレコーダーのテープには、気象
衛星からのデーターをコンピューターにより画像処理し
て作成された地球の気象状況が録画されている。
【0022】この実施例では、観察者Mは暗箱6の周囲
から観察する。地球の映像Sは観察者Mから見ると、向
かい合った2枚のハーフミラー19の間で宙に浮いたよ
うに見える。また、向かい合った2枚のハーフミラー1
9を通して、反対側の観察者Mおよび周囲の場景も同時
に観察される。したがって、あたかも映像として映し出
された地球が一方の観察者Mと他方の観察者Mとの間に
存在するように見え、地球が一層宙に浮いた感じを与え
る。
【0023】上記実施例では、液晶プロジェクター7か
らの映像を第1反射鏡9を介して半球面スクリーン11
に投映していた。しかし、液晶プロジェクター7からの
映像を第1反射鏡9を介さずに半球面スクリーン11に
直接投映するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】この発明の表示装置では、球体の映像を
半球面スクリーン上に投映し、ハーフミラーを介して観
察する。このために、立体感、および球体が宙に浮いた
感じまたは凹球面の感じを与え、観察者の興趣を一層増
すことのできる。また、半球面スクリーンを向きを逆に
して暗箱に取り付けると、凸球面上または凹球面上の映
像に容易に切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の表示装置の一例を示す縦断面図であ
る。
【図2】この発明の表示装置の他の例を示す縦断面図で
ある。
【図3】図2に示す表示装置の横断面図である。
【符号の説明】
1 暗箱 5 観察窓 7 液晶プロジェクター 9 第1反射鏡 11 半球面スクリーン 12 マスク 13 第2反射鏡(ハーフミラー) 15 暗室 18 観察窓 19 ハーフミラー M 観察者 S 球体の映像

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投映装置、半球軸が投映装置の投映画面
    に対して直角となるように配置された半透明の半球面ス
    クリーン、および半球面スクリーン上の投映面とは反対
    側にあって、半球軸に対して傾斜するとともに観察者に
    面するように配置されたハーフミラーを備えていること
    を特徴とする表示装置。
JP4294169A 1992-11-02 1992-11-02 表示装置 Expired - Fee Related JP2588672B2 (ja)

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