JP2587579Y2 - 車両用排水タンク - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 この考案は車両用排水タンクに
係る。更に詳細には、キャンピングカー等の車両に設置
される車両用排水タンクに係る。

【０００２】

【従来の技術】 従来、キャンピングカー等の車両で使
用された排水は、キャンピングカー内に設置される流し
台の下部に置かれる排水用ポリタンクに貯水させる例が
多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
の排水用ポリタンクでは、スペースの問題があり容量に
限界があり２０ｌ以下の例が多かった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 この考案は、

【０００５】車両下面スペアタイア積載位置のスペアタ
イアの移動後空間にスペアタイアキャリアで車両に支持
される中空容器からなり、車両内に設置される流し台の
排水口に連結される排水注入口と、排水口とをそれぞれ
設けられることを特徴とする車両用排水タンク、

【０００６】を提供する。

【０００７】

【作用】 車両内に設置された流し台から流出する排水
は、流し台より相対的に下部に位置する床面より下に位
置する車両用排水タンク内に流入し貯水される。

【０００８】車両が排水場所に移動したところで、排水
弁を開口し、車両用排水タンク内に貯水された排水を外
部に排水する。

【０００９】

【実施例】 この考案の実施例の斜視図をあらわす図
１、同車両に取り付け状態の底面斜視図をあらわす図
２、図２のＡＡ断面図をあらわす図３にしたがって説明
する。

【００１０】１１は、車両である。車両１１はこの実施
例ではキャンピングカーからなる。１２は、車両のフロ
アである。１３は、フューエルタンクであり、車両１１
のフロア１２下部に取り付けられる。

【００１１】Ａは、スペアタイア積載位置である。スペ
アタイア積載位置Ａには、通常はスペアタイアが積載さ
れるが、この実施例ではスペアタイアは取り外され、バ
ックドア外側あるいはフロントバンパー上面に固定され
る。

【００１２】２１は、排水タンクである。排水タンク２
１は、ＦＲＰ、ＰＰ、ＡＢＳ樹脂等の樹脂、あるいは鋼
板等の金属製の中空容器からなる。２２は、排水注入口
であり、車両１１内に設置される流し台の排水口に連結
される。２３は排水口であり、排水タンクの下面に取り
付けられる。２４は、排水弁であり排水口２３に取り付
けられ、開閉することで排水タンク内に貯水された排水
を外部に排水する。２５は、エア抜きであり、排水タン
ク２１の上部に取り付けられ、排水タンク内に溜まった
エアを抜く。

【００１３】３１はスペアタイアキャリアである。スペ
アタイアキャリア３１は、図２に図示されるように丸パ
イプを組み合わせて構成される。また、スペアタイアキ
ャリア３１は、車両１１下面のスペアタイア積載位置Ａ
下部に設けられ車両１１に一端は回転自在に取り付けら
れ、他端は車両に係止されて車両に固定されることで、
上側で排水タンク２１を車両１１に支持する。更に、ス
ペアタイアキャリア３１は、必要に応じて係止を解除す
ることで、排水タンク２１を取り外す。

【００１４】次に、実施例の作用について説明する。車
両１１内に設置された流し台から流出する排水は、流し
台より下部に位置し床面より下に設けられる車両用排水
タンク２１内に流入し貯水される。

【００１５】車両１１が下水等の設備が備わった排水場
所に移動したところで、排水弁２４を開口し、車両用排
水タンク２１内に貯水された排水を外部に排水する。

【００１６】

【考案の効果】 したがってこの考案では、容量が大き
い車両用排水タンクを提供する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の実施例の斜視図

【図２】 この考案の実施例の車両に取り付け状態の底
面斜視図

【図３】 図２のＡＡ断面図

【符号の説明】

１１ 車両 ２１ 排水タンク ２２ 排水注入口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B60P 3/36 B60R 15/00 - 15/04

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両下面スペアタイア積載位置のスペア
   タイアの移動後空間にスペアタイアキャリアで車両に支
   持される中空容器からなり、車両内に設置される流し台
   の排水口に連結される排水注入口と、排水口とをそれぞ
   れ設けられることを特徴とする車両用排水タンク。