JP2579268Y2 - 熱収縮フィルム式包装機 - Google Patents

熱収縮フィルム式包装機

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JP2579268Y2
JP2579268Y2 JP1993004629U JP462993U JP2579268Y2 JP 2579268 Y2 JP2579268 Y2 JP 2579268Y2 JP 1993004629 U JP1993004629 U JP 1993004629U JP 462993 U JP462993 U JP 462993U JP 2579268 Y2 JP2579268 Y2 JP 2579268Y2
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JP
Japan
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shutter
tunnel
hot air
heat
packaging machine
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993004629U
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English (en)
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JPH0657807U (ja
Inventor
和成 大由里
敏夫 高橋
勤也 袴塚
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Kyoritsu Co Ltd
Original Assignee
Kyoritsu Co Ltd
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Publication date
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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、延伸フィルムを加熱
して内部歪を解除し、フィルムを商品の回りにぴったり
と収縮させて商品を包装する熱収縮フィルム式包装機に
関する。
【0002】
【従来の技術】前記のような熱収縮フィルム式包装機に
おいては、包装すべき商品の形や大きさ、あるいは内容
物の種類等に応じて、商品に吹きかかる熱風の量を適宜
調整することが好ましい。
【0003】このため、多数の熱風吹出口が相互間に適
宜の間隔を開けて並設された加熱収縮処理トンネルの内
壁に、前記各熱風吹出口の開口広さを調節するための風
量調節用シャッターが設けられていた。
【0004】従来、前記風量調節用シャッターは、作業
者が収縮トンネルの内部に手を差し入れて操作するもの
であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このため、風量を調節
する場合には、作業者が高温の加熱収縮処理トンネルに
触れて火傷を負う危険等を避けるために、まず、熱風の
吹き出しを停止させ、前記トンネル内の温度が十分下が
った後に、前記風量調節用シャッターの操作を行ってい
た。
【0006】したがって、風量調節に時間がかかり、包
装すべき商品の種類等が多い場合には、包装作業に長時
間を要してしまう欠点があった。
【0007】本考案は前記のような事情に鑑みてなされ
たもので、簡易迅速、且つ安全に風量調節を行うことが
できる熱収縮フィルム式包装機を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本考案に係る熱収縮フィルム式包装機は、内壁に熱
風吹出口を有する加熱収縮処理トンネルと、前記内壁に
スライド自在に設けられ前記熱風吹出口の開口広さを規
制する風量調節用シャッターとを備えてなる熱収縮フィ
ルム式包装機において、前記風量調節用シャッターの少
なくとも一方の外端部を前記加熱収縮処理トンネル外へ
延ばして設けた構成としたものである。
【0009】
【作用】本考案に係る熱収縮フィルム式包装機によれ
ば、風量調節用シャッターの少なくとも一方端部が加熱
収縮処理トンネル外へ延び出ている。このため、延び出
た端部を摘んで前記トンネルの外部から風量調節用シャ
ッターをスライドせしめ、前記内壁の熱風吹出口の開口
広さを容易かつ安全に調節することができる。
【0010】したがって、従来と異なり、風量調節に当
たって、熱風の吹き出しを停止させたり、トンネル内の
温度が下がるのを待つ等の必要がない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1は、本考案の一実施例に係る熱収縮フ
ィルム式包装機1の全体概略斜視図である。
【0013】図示した熱収縮フィルム式包装機1は、包
装すべき商品(以下、「包装対象物A」という。)を送
る連続コンベアベルト2と、この連続コンベアベルト2
の上方を跨ぐように据え付けられた加熱収縮処理トンネ
ル3とを備えてなる。
【0014】前記トンネル3の前記連続コンベアベルト
2に沿った左右内壁Wには、多数の熱風吹出口4がそれ
ぞれ開口形成されている(図2参照)。これらの熱風吹
出口4は、相互間に適宜の間隔を開けて前記包装対象物
Aの送り方向に沿って直線的に並べて上下に複数列設け
られている。
【0015】また、前記トンネル3の内部の天井部には
吸気ファン(図示せず)が設けられている。そして、こ
の吸気ファンが前記トンネル3内の空気を吸引し、図示
しないフィンシーズヒータによって暖められた空気が前
記熱風吹出口4から前記トンネル3内に熱風として吹き
出す機構となっている。
【0016】なお、図1中、符号5は、前記連続コンベ
アベルト2の前端部側に設けられた傾斜板であり、前記
トンネル3内で加熱収縮包装が完了した包装対象物Aを
前記連続コンベアベルト2から受け取り、図示しないス
タッカー等へ渡すためのものである。
【0017】前記のように構成される熱収縮フィルム式
包装機1は、例えば、前記連続コンベアベルト2の後端
部側が包装用の加熱により収縮する延伸フィルム製袋B
の開口部を密封するヒートシーラー(図示せず)と接続
するように配置されて、次のように使用される。
【0018】すなわち、まず、熱収縮フィルム式包装機
1より手前で延伸フィルム製袋B内に包装対象物Aが入
れられ、前記ヒートシーラーによって前記延伸フィルム
製袋Bの開口部の縁がヒートシールされて耳が取り去ら
れる。
【0019】次に、延伸フィルム製袋Bで包まれた包装
対象物Aが前記連続コンベアベルト2上に載せられ、該
連続コンベアベルト2によって前記トンネル3内を通過
せしめられる。ここで、該トンネル3内においては、前
記のように、吸気ファンの作動により前記熱風吹出口4
から熱風が吹き出している。このため、前記トンネル3
内を通過して行く包装対象物Aに熱風が吹きかかり、該
包装対象物Aを包んでいる前記延伸フィルム製袋Bが収
縮して、包装対象物Aの回りにぴったりと吸着する。
【0020】前記のようにして加熱収縮包装された包装
済商品Cは、前記連続コンベアベルト2で搬送されて前
記トンネル3外へ出て、前記連続コンベアベルト2の前
端部から前記傾斜板5上に移り、例えば梱包等の次の作
業の対象とされる。
【0021】ところで、前記のような熱収縮フィルム式
包装機1は、包装対象物Aの形や大きさ、あるいは内容
物の種類等に応じて、前記トンネル3内に吹き出す熱風
の量を適宜調節しながら使用できることが好ましい。こ
のため、前記トンネル3の内壁Wには、前記熱風吹出口
4の開口広さを規制することによって該熱風吹出口4か
らの風量調整を行う複数の風量調節用シャッター6がス
ライド自在にそれぞれ設けられている。
【0022】図面実施例では、前記各風量調節用シャッ
ター6は、シャッター本体7と該シャッター本体7の一
方端部又は両端部に形成されその一部が前記トンネル3
外へ延び出したスライド操作部材8とからなる。
【0023】前記シャッター本体7は細長い薄肉の金属
板からなり、該シャッター本体7にはその長さ方向に沿
って直線的に適数の孔9が並設されている。これらの孔
9は、前記トンネル3の左右の内壁Wに設けられた前記
熱風吹出口4と同径で、しかも互いに隣接するもの同士
の間に、前記熱風吹出口4,4同士の間隔と同じ間隔を
開けて設けられている。
【0024】前記のように構成される各シャッター本体
6は、前記包装対象物Aの送り方向に向けて前記熱風吹
出口4を各列ごとに覆うように上下に平行に並べて、前
記トンネル3の左右の内壁Wに沿ってシャッター支持部
材10によって前記熱風吹出口4の並び方向(シャッタ
ー本体6の長手方向)にスライド可能に取り付けられて
いる。
【0025】前記シャッター支持部材10は、図示例で
は、前記トンネル3の左右内壁Wにねじ込まれるビス1
1と該ビス11が挿通されて前記シャッター本体7の外
れを防止する座金12とから構成されているが、適宜の
ローラー部材を用いてもよい。そして、前記シャッター
本体6は、前記シャッター支持部材10によって上下か
ら挟み込まれ、前記トンネル3の内壁に多少の遊びをも
って保持されている。その結果、前記シャッター本体6
は、その長手方向にスライド自在となっている。
【0026】前記スライド操作部材8は、図面実施例で
は、前記シャッター本体6の一方端部に接続して固定さ
れ、その外端部8aが前記トンネル3から外方へ突出せ
しめて設けられている。これは、前記各シャッター本体
7のスライド操作を前記トンネル3の外部から行うこと
ができるようにするためである。したがって、前記スラ
イド操作部材8を前記シャッター本体7と別体のものと
して準備する必要は必ずしもなく、前記シャッター本体
7自体を長めに成形し、その外端部が前記トンネル3外
へ延び出るように設けることとしてもよい。
【0027】図2及び図3に示すように、前記各スライ
ド操作部材8の前記トンネル3外への突出外端部8aに
は、前記シャッター本体7のスライド方向に延びる長孔
13がそれぞれ設けられている。これらの長孔13の長
さは、少なくとも前記熱風吹出口4の径より大とされて
いる。
【0028】前記長孔13にはそれぞれ調整ねじ14が
挿通され、これらの調整ねじ14は、前記トンネル3外
に設けられた固定柱15にねじ込まれて前記風量調節用
シャッター6の動きを規制している。すなわち、前記調
整ねじ14を緩めれば、前記風量調節用シャッター6が
前記長孔13の長さ分だけスライド可能となり、逆に、
前記調整ねじ14を締めつければ、前記風量調節用シャ
ッター6が所定位置で固定される。
【0029】前記のように構成される本考案実施例の熱
収縮フィルム式包装機1によれば、前記調整ねじ14を
緩めて前記各風量調節用シャッター6を適宜スライド操
作することによって、前記各熱風吹出口4の開口広さを
各段ごとに調節できる。
【0030】例えば、前記熱風吹出口4と前記風量調節
用シャッター6の孔9とを完全に一致させれば、前記熱
風吹出口4が完全に開口した状態が得られ、その状態か
ら前記風量調節用シャッター6をいずれかの方向にずら
せば前記熱風吹出口4が徐々に閉じられ、やがて完全に
閉塞される。このため、包装対象物Aに直接当たる風量
を調節してその箇所のフィルム収縮率を適宜調整するこ
とができるので、延伸フィルム製袋Bにシワができにく
い。
【0031】また、前記風量調節用シャッター6は前記
熱風吹出口4の各列に対応させてそれぞれ別個独立に多
段に設けられているため、前記熱風吹出口4の開口広さ
の調節はその列ごとに可能である。したがって、包装対
象物Aの形状、大きさ等に応じて、前記延伸フィルム製
袋Bの収縮させたい部分にのみ熱風が当たるように前記
熱風吹出口4の吹き出し場所もコントロールすることも
できる。
【0032】しかも、前記風量調節用シャッター6の端
部8aが前記トンネル3外へ伸び出るように設けられて
いるため、前記熱風吹出口4の開口広さの調整を前記ト
ンネル3の外から行うことが可能である。したがって、
風量調整を簡易迅速且つ安全に行うことができる。さら
に、前記熱風吹出口4から熱風を吹き出させたままの状
態で前記風量調節用シャッター6の操作ができるため、
前記延伸フィルム製袋Bの収縮状態を確認しながら最適
包装状態が得られるように適宜風量調整ができる利点が
ある。
【0033】
【考案の効果】本考案によれば、風量調節用シャッター
の操作を加熱収縮処理トンネル外から行うことができる
ため、従来と異なり、風量調節用シャッターの操作に当
たってその都度熱風の吹出しを停止させたり、トンネル
内の温度が低下するのを待つ等の必要がない。したがっ
て、熱風の吹出し量を簡易迅速且つ安全に制御すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る熱収縮フィルム式包装
機の概略斜視図である。
【図2】加熱収縮処理トンネルと風量調節用シャッター
との関係を示す斜視図である。
【図3】風量調節用シャッターの外端部を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 熱収縮フィルム式包装機 3 加熱収縮処理トンネル 4 熱風吹出口 6 風量調節用シャッター 8a 風量調節用シャッターの外端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−55918(JP,A) 特開 平1−111629(JP,A) 実開 平5−51708(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 53/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内壁(W)に熱風吹出口(4)を有する
    加熱収縮処理トンネル(3)と、前記内壁(W)にスラ
    イド自在に設けられ前記熱風吹出口(4)の開口広さを
    規制する風量調節用シャッター(6)とを備えてなる熱
    収縮フィルム式包装機(1)において、前記風量調節用
    シャッター(6)の少なくとも一方の外端部(8a)を
    前記加熱収縮処理トンネル(3)外へ延ばして設けたこ
    とを特徴とする熱収縮フィルム式包装機。
JP1993004629U 1993-01-21 1993-01-21 熱収縮フィルム式包装機 Expired - Lifetime JP2579268Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993004629U JP2579268Y2 (ja) 1993-01-21 1993-01-21 熱収縮フィルム式包装機

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JPH0657807U JPH0657807U (ja) 1994-08-12
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