JP2577200Y2 - 歯科用フイルムビュアー - Google Patents

歯科用フイルムビュアー

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JP2577200Y2
JP2577200Y2 JP1993048233U JP4823393U JP2577200Y2 JP 2577200 Y2 JP2577200 Y2 JP 2577200Y2 JP 1993048233 U JP1993048233 U JP 1993048233U JP 4823393 U JP4823393 U JP 4823393U JP 2577200 Y2 JP2577200 Y2 JP 2577200Y2
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JP1993048233U
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仁 吉田
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Takara Belmont Corp
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯科治療時に、歯牙の
状態等を撮影したX線フイルム等を内部からの光源で透
視観察する歯科用のフイルムビュアーに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科用に使用されるフイルムビュアー
は、歯科治療時に治療前の歯牙の状態、治療途中の歯牙
の状態又治療後の歯牙の治療状態などをあらかじめ又治
療後にX線装置により撮影されたX線フイルムを比較観
察する際に使用されているものであり、医師は患者にフ
イルムビュアーに透視されたX線フイルムを観察しなが
ら患者に説明し、歯牙のカウンセリングを行っている。
【0003】従来のこの種の歯科用に使用されるフイル
ムビュアーは、箱体の前面に乳白色等の半透明のガラス
や樹脂等の薄板を一面に配置させ、箱体内部には、蛍光
管等が内蔵され、その前面に、X線撮影装置で撮影され
たX線フイルム等を透視することにより観察している。
【0004】以上のように構成されるフイルムビュアー
を歯科診療室内の診療位置の近傍の壁やユニットなどに
固定して使用され、患者が治療されている位置(椅子着
座位置)近くにフイルムビュアーを近づけて、医師との
歯牙の観察が行われている。
【0005】従来の歯科用のフイルムビュアーでは、フ
イルムビュアーに透視された歯牙の状態はX線フイルム
にて確認できるが、患者自身の治療前又は治療後の歯牙
の状態を患者が椅子等に着座した状態で観察することが
できなかった。単に、手鏡などを使用する方法はある
が、暗い状態であれば、明確な観察は困難であり、照明
などのある位置まで移動しなければならないといった不
都合があった。
【0006】以上のように、従来の歯科用フイルムビュ
アーは、患者近傍に位置させるものはあるが、治療部位
にて、患者自身が直に自分の歯牙を観察し、X線フイル
ムとの比較観察ができなかった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前述したように、従来
の歯科用フイルムビュアーは、医師と患者がコンサルテ
イングする際に、X線撮影されたフイルムビュアーでの
観察はできるものの、治療前、治療経過又治療後の歯牙
の状態を患者自身が観察し医師と相談しながら、治療を
受け得るような状態ではなかった。
【0008】本考案は前記した問題点を解決しようとす
るもので、その目的とするところは、治療を受ける患者
は、治療椅子等の治療位置にて、歯科用フイルムビュア
ーを簡易に患者の直前まで移動することで、医師とX線
フイルム観察と患者自身が口腔内観察を同時に行え得る
ようする。又、患者が口腔内観察する際には、フイルム
ビュアーの光源を利用できるようにし、明るい状態で十
分な観察が行えるようにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の歯科用フイルム
ビュアーは、前記した目的を達成しようとするもので、
歯科診療室内の診療位置に近い壁又は診療用のユニット
などに、ブラケットを介して回動アームを取り付けるよ
うにし、該回動アームの内面に摺動すべく、伸縮自在な
伸縮アームを取り付け、該伸縮アームの一端には箱体が
取り付けられ、該箱体には蛍光灯等が内蔵されている。
【0010】又、前記箱体の前面部には乳白色等の半透
明なガラス又は樹脂板が一面に設けられ、かつ箱体前部
には前後方向に回動可能にミラー枠に装着されたミラー
を設けることにより、患者自身がミラーにより口腔内観
察を行うことができ、X線フイルム観察と同時に観察で
きるようになっている。さらに箱体前部に設けられる握
手をスライドバーとして兼ねて使用するようにし、ミラ
ーを左右に摺動自在かつ回動自在ににすることによって
使い勝手を良くする。
【0011】
【作用】前記した如く構成した歯科用フイルムビュアー
は、患者の歯牙の治療状態を観察する際、フイルムビュ
アーの箱体を患者の位置する治療位置まで回動アーム及
び伸縮アームにより、患者の観察位置まで移動させる。
X線フイルムをフイルムビュアーに装着し、かつミラー
をフイルムビュアーの半透明ガラス板又は樹脂板の前面
の適宜位置まで、回動して移動することにより位置決め
され、患者は口腔内を、箱体に内蔵された蛍光管などの
光源により適当な照度の元で歯牙の観察ができるように
なっている。又、ミラーが左右に移動自在になっている
ため、X線フイルムの領域と患者が自己の歯牙をミラー
で観察する領域が適宜とれるようになっている。
【0012】
【実施例】図1は、本考案に係る歯科用フイルムビュア
ーの正面図を示し、図2は、壁面等に取り付けられた状
態の平面図、図3は、壁面等に取り付けられた状態の側
面図を示し、図4は、壁面等に取り付けられた状態の縦
断面図、図5は壁面等に取り付けられた状態の横断面図
を示し、図6は、アーム部の断面図を示す。
【0013】1は箱体で、2は箱体1の内壁面に固着さ
れる半透明なガラス又は樹脂等の透視板であり、3は該
透視板に装着されるフイルムクリップ、4は箱体1に固
定されるミラー取付金具、5はミラー取付金具4に装着
される握手であり、6はミラー枠であり、該ミラー枠6
にはミラー6aが装着されている。ミラー枠6が取り付
けられているミラー取付金具4に対して回動可能(指示
図B)になっている。
【0014】7は、箱体1に内蔵された照明光源となる
蛍光管である。8は前記箱体1の背面に取り付けられる
取付ブラケット、8aは回転軸、9は壁面等に固定され
るブラケットであり、9aは回転軸である。10は、前
記取付ブラケット8に回動自在に設けられる伸縮自在な
伸縮アームで、11は前記ブラケット9に回動自在(指
示図A)に設けられた回動アームである。
【0015】前記伸縮アーム10には、コロ10C、1
0dが設けられており、該回動アーム11内面を転動す
るように取り付けられている。又、回動アーム11内に
は、コロ11aが回動自在に固定され、前記伸縮アーム
10を支持し転動するようになっている。さらに該伸縮
アーム10には、係止片10bが設けられており、回動
アーム11に設けられたコロ11aに当たることにより
伸縮アーム10は係止される。12は、蛍光管7をON
・OFFするための操作スイッチである。
【0016】以上の構成により、治療部位に近い壁面や
歯科器具などを載置使用するためのユニットなどにブラ
ケット9を取り付けることにより、伸縮アーム10が伸
縮し、かつ回動可能となっているため、患者の近傍の適
宜位置にフイルムビュアーの箱体をの位置させることが
できるようになっている。
【0017】又、半透明なガラス又は樹脂等の透視板2
の前面部にミラー6a(特に凹面鏡が望ましい)を配設
しているため、フイルムクリップ3に止着されたX線フ
イルムを観察しながら、同時に患者は前記ミラー6a
で、自身が口腔内を比較観察しながら、歯科治療に関す
るコンサルティングができるようになっている。又、ミ
ラー6aが握手5に対して回動可能になっているため、
透視板の領域から退避させることができフイルムビュア
ー領域を確保できるようになっている。
【0018】次に、第2の実施例を図7により以下に説
明する。なお、前記第1の実施例と同一部分は同一符号
を付している。13は、箱体1に固定されるスライドバ
ーであり、ミラー6aが装着されたミラー枠6に嵌挿さ
れ、ミラー6aは該スライドバー13上を左右にスライ
ドするようになっており、握手としても兼ねて使用でき
る。従って、X線フイルムがフイルムクリップ3に止着
される領域と患者がミラー6aで観察する領域が確保で
きるようになっている。
【0019】
【考案の効果】本考案は叙上のように、壁面やユニット
などにブラケットを取り付けることにより、患者の近傍
の適宜位置にフイルムビュアーを簡易に移動させること
ができるようになっているため、患者の治療部位まで、
簡易に移動させ、位置させることができる。
【0020】又、透視板の前面部にミラーが取り付けら
れているため、患者は、フイルムビュアー本体内に内蔵
された蛍光管の明かりで自身の口腔内を観察でき、暗い
歯科診療室においても十分観察でき、かつX線フイルム
と同時に観察しながら、医師と患者は治療前、経過及び
治療後の比較観察を行いながらコンサルティングができ
るようになる。
【0021】さらには、ミラーが前後に回動可能になっ
ているため、透視板の領域から退避させることにより、
従来のフイルムビュアー領域を確保することもできる。
又ミラーが左右に移動自在になっているため、X線フイ
ルムの領域と患者がミラーで観察する領域が適宜とれる
ため、使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歯科用フイルムビュアーの正面図
である。
【図2】壁面等に取り付けられた状態の平面図である。
【図3】壁面等に取り付けられた状態の側面図である。
【図4】壁面等に取り付けられた状態の縦断面図であ
る。
【図5】壁面等に取り付けられた状態の横断面図であ
る。
【図6】アーム部の断面図である。
【図7】第2の実施例の壁面等に取り付けられた状態の
横断面図である。
【符号の説明】
1 箱体 2 透視板 3 フイルムクリップ 4 握手 5 ミラー取付金具 6 ミラー枠 6a ミラー 7 蛍光管 8 取付ブラケット 9 ブラケット 8a、11a 回転軸 10 伸縮アーム 11 回動アーム 10c、10d 11a コロ 10b 係止片 12 操作スイッチ 13 スライドバー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在な伸縮アームと、該伸縮アーム
    の一端に取り付けられ、蛍光管を内蔵した箱体と、該箱
    体の前面部に設けられる半透明な透視板と、前記箱体の
    前部に設けられる握手と、前記握手に対して回動可能に
    ミラーを設けたことを特徴とする歯科用フイルムビュア
    ー。
  2. 【請求項2】 伸縮自在な伸縮アームと、該伸縮アーム
    の一端に取り付けられ、蛍光管を内蔵した箱体と、該箱
    体の前面部に設けられる半透明な透視板と、前記箱体の
    前部に設けられるスライドバーと、前記スライドバーに
    対して摺動可能かつ回動可能にミラーを設けたことを特
    徴とする歯科用フイルムビュアー。
JP1993048233U 1993-07-02 1993-07-02 歯科用フイルムビュアー Expired - Lifetime JP2577200Y2 (ja)

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JPH077605U JPH077605U (ja) 1995-02-03
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JPS545473Y2 (ja) * 1973-02-28 1979-03-10
JPS5117907U (ja) * 1974-07-29 1976-02-09

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