JP2576947B2 - 注液器の蓋係止構造 - Google Patents

注液器の蓋係止構造

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JP2576947B2
JP2576947B2 JP9575994A JP9575994A JP2576947B2 JP 2576947 B2 JP2576947 B2 JP 2576947B2 JP 9575994 A JP9575994 A JP 9575994A JP 9575994 A JP9575994 A JP 9575994A JP 2576947 B2 JP2576947 B2 JP 2576947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注液器本体の上部開口
部に、別体の蓋を載置する構造の急須・どびん等におい
て、注液のときに傾けても、蓋が落下しないように係止
する注液器の蓋係止構造に関するものである。なお、本
発明における注液器とは、注ぎ口を側方に出す本体の上
部開口部に別体の蓋を載置する構造の急須・どびん・酒
注ぎ器・しょう油差し等を含めたものをいう。
【0002】
【従来の技術】注液器として代表される急須は、茶湯を
入れる急須本体の上部開口部に別体の蓋を載置する構造
を有し、その急須本体を傾けて注ぎ口から茶湯を注ぎ出
して使用される。しかし、その注湯に際して本体を傾け
たとき、蓋が落下し易いので、その蓋の落下防止構造が
多数提案され、実開昭62ー66562号公報・実開平
4ー38762号公報・実開平5ー39374号公報等
の公知例がある。
【0003】即ち、それ等の公知例のものを類別する
と、蓋と本体の接合部位にパッキング等の弾性質係止部
材を装着し、その係止部材を介して、蓋を急須本体に強
く嵌合して係止する構造のものと、蓋と本体をアーム状
の連結部材等によって連結する蓋連結構造のものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の公知例の蓋落下
防止構造のうち、前者の弾性質係止部材を用いるもの
は、急須本体・蓋とも焼成物にして、焼成後の形状・サ
イズに若干のばらつき・変形が存在するので、それによ
る嵌合係止がうまくならず、焼成後の個々の形状・サイ
ズに整合させてバッキング等を整える面倒な作業が必要
にして実用性に欠ける。
【0005】一方、前記後者の連結構造のものは、構造
複雑にしてコスト高になると共に、急須としての外観美
を損なう不具合がある。本発明は、以上の従来技術の難
点を解消する注液器の蓋係止構造を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の蓋係止構造は「注液を中空部に入れ、かつ、
側壁に注ぎ口を設けた注液器本体の上部開口部に、別体
の蓋を載置する注液器において、前記注液器本体の上部
開口部の前記蓋の載置縁部の外周に沿って、蓋係止壁を
環状に立設し、該蓋係止壁の前記注ぎ口寄りに単数また
は複数の係止孔を貫設すると共に、該係止孔に、係止膨
出頭を前記蓋係止壁の内側に突設する弾性質の係止部材
を挿着し、該係止膨出頭の下側に、前記載置姿勢の蓋の
周縁を係合させて前記蓋の落下を防止する構造」になっ
ている。
【0007】
【作用】以上の本発明の注液器の蓋係止構造は、注液器
本体の上部開口部の周縁に立設した蓋係止壁の注ぎ口寄
りの係止孔に、前記の係止部材を挿着し、その係止部材
の係止膨出頭の下側に、蓋の周縁を係合させる構成を要
旨とするので、注液に際して傾けても、その傾け角が注
液するに足る通常の程度であれば、傾斜した蓋の下方部
分の周縁がその係止膨出頭に引っ掛け係止されて落下す
るおそれはない。
【0008】そして、注液器が陶磁製焼成物にして、焼
成加工による若干の変形・寸法ばらつきが存在しても、
前記の係止膨出頭と蓋周縁との係合姿勢が確保できるの
で、前記の蓋係止作用は一様に確保できると共に、その
焼成加工前の蓋係止壁に、係止孔を穿設すれば良いの
で、蓋落下防止対策のための加工がし易い。さらに、本
発明の蓋係止構造は、構造簡素にして連結部材等が存在
しないので、日常調度品の注液器の美観を損なうことが
ない。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、この実
施例は陶製ポットの注湯器に応用したものであり、中空
部5に注湯を入れて、側壁に突設した注ぎ口4から、注
湯する注湯器本体1と、注湯器本体1の上部開口部3
に、陶製別体の蓋2を載置する注湯器において、上部開
口部3の周縁になる蓋載置縁部6の外周に沿って、環状
をなす蓋係止壁7が一体に立設されると共に、注ぎ口4
の上方に当る蓋係止壁7の前端部に、係止孔8が貫設さ
れ、この係止孔8にゴム製弾性質の係止部材10が挿着
固着される構造になっている。なお、図中の15は湯こ
し網である。
【0010】詳しくは、係止部材10は(図1の(B)
参照)、係止孔8に挿入する胴部13の前端に、概ね半
球状に膨出する係止膨出頭12と、胴部13の後端に、
係止孔8から突き出して抜け止めする逆止部11を有す
る形状をなし、その逆止部11から係止孔8に差し込み
挿着すると、係止膨出頭12が蓋係止壁7の内側に突き
出し(約2〜3.0ミリ程度)てセットされ、逆止部1
1によって抜け止めされる形状を有している。そして、
係止孔8に挿着して蓋係止壁7から突出した係止膨出頭
12の下側に、蓋2の前縁9を入れて蓋2を上部開口部
3に載置して使用される。
【0011】以上の図1実施例のものは前記の作用があ
り、注湯のために傾けて蓋2が傾斜姿勢を呈しても、そ
の傾斜姿勢の蓋2の下端になる前縁9が、係止膨出頭1
2の下側に、かみ込み係合した状態となり、かつ、その
蓋2の左右側縁部分は、蓋係止壁7の内側に接して「横
ずれ」防止されるので、通常の注湯姿勢では、蓋2を指
先で押える等のことをしないでも、蓋2が上部開口部3
から外れたり落下するおそれがない。
【0012】つぎに、図2を参照して本発明の他の実施
例を説明する。即ち、この図2のものは通常の急須に応
用したもので、急須本体14の上部開口部3に、前記の
蓋係止壁7が設けられ、注ぎ口4の中心を通る急須本体
14の中心線16を軸とする対称位置にして、注ぎ口4
寄りに設けた一対の係止孔8に、樹脂製の係止部材10
が挿着され、この一対の係止部材10の係止膨出頭12
の下側に蓋2の周縁がかみ合い係合する構造になってい
る。この図2実施例のものは、傾斜姿勢の蓋2が、係止
膨出頭12によって2点係止されるので、蓋係止作用が
一段と安定する。
【0013】なお、本発明の蓋係止構造は、前記の実施
例に限定されず、前記例示の「どびん」「酒注ぎ器」
「しょう油差し器」等にも応用すると共に、係止膨出頭
12は図3例示のように、必要に応じて他の形状に変化
させることがある。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の注湯器の
蓋係止構造は、構造簡素にして安価に提供され、的確な
蓋係止性能を有すると共に、陶磁製注湯器の場合でも加
工がし易く、かつ、一様な蓋係止性能が存在し、その
上、日常調度品の注湯器の美観を確保し、広く一般利用
者の日常生活の便宜向上を図る実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の注湯器を示し、図中の
(A)はその注湯器の正面断面図、図中の(B)はその
係止部材と蓋係止壁の拡大正面図、図中の(C)はその
注湯器の平面図
【図2】本発明の他の実施例の急須の平面図
【図3】本発明の他の実施例の注液器の蓋係止壁と係止
部材の正面図
【符号の説明】
1 注湯器本体 2 蓋 3 開口部 4 注ぎ口 5 中空部 6 蓋の載置縁部 7 蓋係止壁 8 係止孔 9 蓋の前縁 10 係止部材 11 逆止部 12 係止膨出頭 13 胴部 14 急須本体 16 中心線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注液を中空部に入れ、かつ、側壁に注ぎ
    口を設けた注液器本体の上部開口部に、別体の蓋を載置
    する注液器において、前記注液器本体の上部開口部の前
    記蓋の載置縁部の外周に沿って、蓋係止壁を環状に立設
    し、該蓋係止壁の前記注ぎ口寄りに、単数または複数の
    係止孔を貫設すると共に、該係止孔に、係止膨出頭を前
    記蓋係止壁の内側に突設する弾性質の係止部材を挿着
    し、該係止膨出頭の下側に、前記載置姿勢の蓋の周縁を
    係合させて前記蓋の落下を防止する構造を特徴とする注
    液器の蓋係止構造
JP9575994A 1994-04-08 1994-04-08 注液器の蓋係止構造 Expired - Lifetime JP2576947B2 (ja)

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JPH07275103A JPH07275103A (ja) 1995-10-24
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