JP2571209Y2 - 混合水栓装置 - Google Patents
混合水栓装置Info
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- JP2571209Y2 JP2571209Y2 JP1993072386U JP7238693U JP2571209Y2 JP 2571209 Y2 JP2571209 Y2 JP 2571209Y2 JP 1993072386 U JP1993072386 U JP 1993072386U JP 7238693 U JP7238693 U JP 7238693U JP 2571209 Y2 JP2571209 Y2 JP 2571209Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、湯と水とを、所望に選
択して設定する混合比に混合せしめて、所望に選択設定
した温度の湯として吐出口またはシャワーから吐出させ
るようにする混合水栓装置についての改良に関する。
択して設定する混合比に混合せしめて、所望に選択設定
した温度の湯として吐出口またはシャワーから吐出させ
るようにする混合水栓装置についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】混合水栓装置Aは、通常のカランから混
合水を取り出す形態のものにあっては、図1に示してい
る如く、所望の個所に組付け得るようにしたボディ1の
外面側の底部に、ボイラー等の湯沸器で沸した高温の湯
が導かれる導管aを接続する給湯口10と水道栓等から
冷水が導かれる導水管bを接続する給水口11とを設
け、ボディ1の主体部1a内には、前記給湯口10から
導入する湯と給水口11から導入する冷水とを、所望の
混合比の混合水に混合する混合弁機構を収蔵し、その主
体部1aには、混合水を取り出す混合水出口と、その混
合水出口に基端側が接続する給湯パイプ2を、旋回自在
に設けて、それの先端側に、混合水を吐出する蛇口3を
設け、ボディ1の上端側に、レバー状に形成した操作部
4を左右の首振り回動と上下の屈曲回動を自在に組付
け、それの旋回作動を混合弁機構の混合弁に該混合弁が
所望の位置に動くよう連繋し、上下の屈曲回動を、主体
部1aに設けた止水弁に、該止水弁が混合水を吐出させ
る位置とその吐出を停止させる上水位置とに動くよう連
繋して構成し、これにより、操作部4の操作で、所望の
温度に選択し調整した混合水が取り出されるようにして
いる。
合水を取り出す形態のものにあっては、図1に示してい
る如く、所望の個所に組付け得るようにしたボディ1の
外面側の底部に、ボイラー等の湯沸器で沸した高温の湯
が導かれる導管aを接続する給湯口10と水道栓等から
冷水が導かれる導水管bを接続する給水口11とを設
け、ボディ1の主体部1a内には、前記給湯口10から
導入する湯と給水口11から導入する冷水とを、所望の
混合比の混合水に混合する混合弁機構を収蔵し、その主
体部1aには、混合水を取り出す混合水出口と、その混
合水出口に基端側が接続する給湯パイプ2を、旋回自在
に設けて、それの先端側に、混合水を吐出する蛇口3を
設け、ボディ1の上端側に、レバー状に形成した操作部
4を左右の首振り回動と上下の屈曲回動を自在に組付
け、それの旋回作動を混合弁機構の混合弁に該混合弁が
所望の位置に動くよう連繋し、上下の屈曲回動を、主体
部1aに設けた止水弁に、該止水弁が混合水を吐出させ
る位置とその吐出を停止させる上水位置とに動くよう連
繋して構成し、これにより、操作部4の操作で、所望の
温度に選択し調整した混合水が取り出されるようにして
いる。
【0003】また、混合弁機構により選択した所望の温
度の混合水をシャワー5から吐出させる形態のものにあ
っては、図2に示している如く、ボディ1の底部に給湯
機等などで沸かした高温の湯を導入する給湯口10と水
道栓等から冷水を導く導水管を接続する給水口11とを
設け、ボディ1の主体部1a内には混合弁機構を収蔵
し、その混合弁機構および止水弁を操作制御する操作部
4を主体部1aの上端側に装設し、主体部1aには、混
合水を取り出す混合水出口と通ずる混合水取出管6を、
外部に突出する枝管状に設け、これに、シャワー5に先
端側が接続する可撓管50の基端側を接続することで構
成してあって、これにより、前述の形態のものと同様
に、操作部4の操作で、所望に選択した温度の湯が、シ
ャワー5から吐出するようにしてある。
度の混合水をシャワー5から吐出させる形態のものにあ
っては、図2に示している如く、ボディ1の底部に給湯
機等などで沸かした高温の湯を導入する給湯口10と水
道栓等から冷水を導く導水管を接続する給水口11とを
設け、ボディ1の主体部1a内には混合弁機構を収蔵
し、その混合弁機構および止水弁を操作制御する操作部
4を主体部1aの上端側に装設し、主体部1aには、混
合水を取り出す混合水出口と通ずる混合水取出管6を、
外部に突出する枝管状に設け、これに、シャワー5に先
端側が接続する可撓管50の基端側を接続することで構
成してあって、これにより、前述の形態のものと同様
に、操作部4の操作で、所望に選択した温度の湯が、シ
ャワー5から吐出するようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の如く構成される
混合水栓装置Aは、操作部4の操作により、所望に選択
して設定した温度の湯を取り出して使用し、その使用を
終えて、操作部4の操作で止水したとき、使用の際に設
定した温度の湯が、図1に示す湯を蛇口3から取り出す
形態のものにあってはボディ1の胴部と蛇口3との間の
給湯パイプ2の内部に残り、図2に示す湯をシャワー5
から取り出す形態のものにあってはボディ1の主体部1
aに設けた枝管状の混合水取出管6内および長い可撓管
50の内部に残るようになる。
混合水栓装置Aは、操作部4の操作により、所望に選択
して設定した温度の湯を取り出して使用し、その使用を
終えて、操作部4の操作で止水したとき、使用の際に設
定した温度の湯が、図1に示す湯を蛇口3から取り出す
形態のものにあってはボディ1の胴部と蛇口3との間の
給湯パイプ2の内部に残り、図2に示す湯をシャワー5
から取り出す形態のものにあってはボディ1の主体部1
aに設けた枝管状の混合水取出管6内および長い可撓管
50の内部に残るようになる。
【0005】そして、この残留した湯は、次に湯を使用
するときに、その湯の使用の際に選択し設定した温度の
湯が吐出してくる前に、先立って押し出されてくるよう
になる。
するときに、その湯の使用の際に選択し設定した温度の
湯が吐出してくる前に、先立って押し出されてくるよう
になる。
【0006】このため、前回に湯を使用したときに設定
した温度が高温であったときには、その高温の湯が残溜
するようになる。この残溜した高温の湯は、次回の湯を
使用するまでに放冷されている場合には、大きな問題は
ないが、高温を保持している間において、前回の湯の使
用の際の設定温度を知らないで、低い温度を設定して湯
を使用しようとするときには、予期しない高温の湯が先
に出てくることで傷害事故を起すようになる問題がでて
くる。また、シャワーの場合には、予期しない冷水を浴
びる場合がでてくる。
した温度が高温であったときには、その高温の湯が残溜
するようになる。この残溜した高温の湯は、次回の湯を
使用するまでに放冷されている場合には、大きな問題は
ないが、高温を保持している間において、前回の湯の使
用の際の設定温度を知らないで、低い温度を設定して湯
を使用しようとするときには、予期しない高温の湯が先
に出てくることで傷害事故を起すようになる問題がでて
くる。また、シャワーの場合には、予期しない冷水を浴
びる場合がでてくる。
【0007】
【目的】本考案は、従前手段に生じているこの問題を解
消せしめるためになされたものであって、前回の湯の使
用の際に設定された温度が高温で、かつ、その高温の湯
の使用を知らないで、その使用のすぐ後に低温の湯を使
用するようにしても、安全に湯の使用が行なえ、また、
予期しない冷水を浴びることがないようにする新たな手
段を提供することを目的とする。
消せしめるためになされたものであって、前回の湯の使
用の際に設定された温度が高温で、かつ、その高温の湯
の使用を知らないで、その使用のすぐ後に低温の湯を使
用するようにしても、安全に湯の使用が行なえ、また、
予期しない冷水を浴びることがないようにする新たな手
段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、本考案は、上述
の目的を達成するための手段として、混合水栓の混合水
が取り出される混合水取出管6の内部で混合水が流過す
る流路の基端側に寄る部位に、流過する混合水の流速を
速めるベンチュリー管7を装設し、それの口径の狭くな
る部位に、その部位を前記混合水取出管6の外部に連通
させる細管8を設けたことを特徴とする混合水栓装置を
提起するものである。
の目的を達成するための手段として、混合水栓の混合水
が取り出される混合水取出管6の内部で混合水が流過す
る流路の基端側に寄る部位に、流過する混合水の流速を
速めるベンチュリー管7を装設し、それの口径の狭くな
る部位に、その部位を前記混合水取出管6の外部に連通
させる細管8を設けたことを特徴とする混合水栓装置を
提起するものである。
【0009】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一符号を用いるものとする。
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一符号を用いるものとする。
【0010】図3は、本考案手段を実施せるシャワー形
態の混合水栓装置Aの要部の一部破断した正面図で、同
図において1はボディ、1aはそのボディ1の主体部、
4は主体部1aの上部に組付けた操作部、6は主体部1
aに枝管状に設けた混合水取出管、50はその混合水取
出管6の先端に基端を接続した可撓管、5はその可撓管
50の先端に接続したシャワーを示す。
態の混合水栓装置Aの要部の一部破断した正面図で、同
図において1はボディ、1aはそのボディ1の主体部、
4は主体部1aの上部に組付けた操作部、6は主体部1
aに枝管状に設けた混合水取出管、50はその混合水取
出管6の先端に基端を接続した可撓管、5はその可撓管
50の先端に接続したシャワーを示す。
【0011】ボディ1、主体部1a、操作部4等の構成
は従前の混合水栓装置Aのものと基本的には変わりがな
い。また、ボディ1の主体部1aには、それの内部に収
蔵せる混合弁機構により混合した湯と水との混合水を取
り出す混合水取出口に基端側が連通する混合水取出管6
を、該主体部1aから突出する枝管状に設け、それの先
端側に、可撓管50を連結したシャワー5を接続するこ
とについては、従前のものと変わりなく構成してよい。
は従前の混合水栓装置Aのものと基本的には変わりがな
い。また、ボディ1の主体部1aには、それの内部に収
蔵せる混合弁機構により混合した湯と水との混合水を取
り出す混合水取出口に基端側が連通する混合水取出管6
を、該主体部1aから突出する枝管状に設け、それの先
端側に、可撓管50を連結したシャワー5を接続するこ
とについては、従前のものと変わりなく構成してよい。
【0012】しかし、この主体部1aに設ける混合水取
出管6には、それの内部に、図3に示している如く、混
合水取出口から基端部の内腔に受入れてシャワー5の可
撓管50に流過させる混合水の流速を速めるベンチュリ
ー管7が装設してある。そして、それの口径が狭められ
た部位には、その部位を混合水取出管6の外部に連通さ
せる細管8を設けている。
出管6には、それの内部に、図3に示している如く、混
合水取出口から基端部の内腔に受入れてシャワー5の可
撓管50に流過させる混合水の流速を速めるベンチュリ
ー管7が装設してある。そして、それの口径が狭められ
た部位には、その部位を混合水取出管6の外部に連通さ
せる細管8を設けている。
【0013】そして、これにより、シャワー5の使用中
にはエアーが湯と共に放出され、シャワー5の使用を停
止すると、シャワー5からこの混合水取出管6に至る間
に残溜する湯が、細管8を経て外部に流出し、次回にシ
ャワー5を使用する際には、シャワー5から混合水取出
管6に至る間が空になって、残溜した高温または低温の
湯が、次回にシャワー5を使用する際に吐出してくる不
都合を解消せしめるようにしている。
にはエアーが湯と共に放出され、シャワー5の使用を停
止すると、シャワー5からこの混合水取出管6に至る間
に残溜する湯が、細管8を経て外部に流出し、次回にシ
ャワー5を使用する際には、シャワー5から混合水取出
管6に至る間が空になって、残溜した高温または低温の
湯が、次回にシャワー5を使用する際に吐出してくる不
都合を解消せしめるようにしている。
【0014】図3において、Vは、上述の手段が、シャ
ワー5の使用中に 湯と共にエアーが放出されるように
なるのを嫌う場合の対策として設ける弁装置で、混合水
取出管6の外周で、前述の細管8の開口80が開放する
部位には、ゴム材等の柔軟な資材の帯状体を緩いバンド
状に嵌装することで逆止弁に構成してあり、これによ
り、ベンチュリー管7の作動により細管8に吸引圧が働
くときには、その圧力で帯状体が開口80に吸着して逆
止弁Vとして作用し、シャワー5に空気が放出されるの
を防ぎ、シャワー5からの混合水(湯)の吐出が停止し
て、ベンチュリー管7の吸引圧が消失すると、細管8の
開口80と帯状体の内面との間に隙間を形成して開弁と
状態となり、混合水取出管6からシャワー5に至る間に
残溜した湯が、この細管8および前記隙間から外部に流
出していくようにしている。
ワー5の使用中に 湯と共にエアーが放出されるように
なるのを嫌う場合の対策として設ける弁装置で、混合水
取出管6の外周で、前述の細管8の開口80が開放する
部位には、ゴム材等の柔軟な資材の帯状体を緩いバンド
状に嵌装することで逆止弁に構成してあり、これによ
り、ベンチュリー管7の作動により細管8に吸引圧が働
くときには、その圧力で帯状体が開口80に吸着して逆
止弁Vとして作用し、シャワー5に空気が放出されるの
を防ぎ、シャワー5からの混合水(湯)の吐出が停止し
て、ベンチュリー管7の吸引圧が消失すると、細管8の
開口80と帯状体の内面との間に隙間を形成して開弁と
状態となり、混合水取出管6からシャワー5に至る間に
残溜した湯が、この細管8および前記隙間から外部に流
出していくようにしている。
【0015】次に図4は、別の実施例を示している。こ
の実施例は、上述の実施例のものが、残溜した混合水
を、混合水取出管6に組込んだベンチュリー管7に付設
せる細管8を介して外部に流出させるようにしているの
に対して、この残溜した混合水を水溜め9内に溜めるよ
うにし、次回に湯を使用するときに、その次回に吐出さ
れる湯に少しづつ混合させていくようにして、外部への
たれ流しがないようにした例である。
の実施例は、上述の実施例のものが、残溜した混合水
を、混合水取出管6に組込んだベンチュリー管7に付設
せる細管8を介して外部に流出させるようにしているの
に対して、この残溜した混合水を水溜め9内に溜めるよ
うにし、次回に湯を使用するときに、その次回に吐出さ
れる湯に少しづつ混合させていくようにして、外部への
たれ流しがないようにした例である。
【0016】即ち、この実施例は、ボディ1の主体部1
aに、基端側が混合水取出口と連通する混合水取出管6
を設け、それの内部にベンチュリー管7を装設して、そ
れの口径が絞られた部位に、細管8を設けることについ
ては、前述の実施例と変わりがないが、この細管8の外
端側には、水溜め9が接続するようになっている。
aに、基端側が混合水取出口と連通する混合水取出管6
を設け、それの内部にベンチュリー管7を装設して、そ
れの口径が絞られた部位に、細管8を設けることについ
ては、前述の実施例と変わりがないが、この細管8の外
端側には、水溜め9が接続するようになっている。
【0017】この水溜め9は、図示する実施例が、混合
水取出管6と先端に蛇口3を具備さす給湯パイプ2とを
一体に連続させて形成し、混合水取出管6が主体部1a
中心に旋回するようにしていることから、混合水取出管
6の基端側の下面にこの水溜め9を一体に連続させて形
成しているが、混合水取出管6がボディ1の主体部1a
と一体に連続して形成されているときは、その主体部1
aまたはボディ1の底部1bに一体に連続するように成
形してよい。
水取出管6と先端に蛇口3を具備さす給湯パイプ2とを
一体に連続させて形成し、混合水取出管6が主体部1a
中心に旋回するようにしていることから、混合水取出管
6の基端側の下面にこの水溜め9を一体に連続させて形
成しているが、混合水取出管6がボディ1の主体部1a
と一体に連続して形成されているときは、その主体部1
aまたはボディ1の底部1bに一体に連続するように成
形してよい。
【0018】8aは、細管8の水溜め9内への突入端に
形成したニップル、8bはそのニップル8aに上端側を
接続して水溜め9ないに垂下したチューブである。
形成したニップル、8bはそのニップル8aに上端側を
接続して水溜め9ないに垂下したチューブである。
【0019】この実施例は、操作部4を操作して所望の
温度に設定した混合水を給湯パイプ2の先端の蛇口3か
ら吐出した後、止水すれば、混合水取出管6から給湯パ
イプ2内に残溜する混合水が細管8を介して水溜め9内
に流下し、ここに溜まり、混合水取出管6から給湯パイ
プ2の先端の蛇口3までが空になり、次回に湯を使用す
るときに、残溜していた混合水が先に吐出してくること
による不都合がなくなる。
温度に設定した混合水を給湯パイプ2の先端の蛇口3か
ら吐出した後、止水すれば、混合水取出管6から給湯パ
イプ2内に残溜する混合水が細管8を介して水溜め9内
に流下し、ここに溜まり、混合水取出管6から給湯パイ
プ2の先端の蛇口3までが空になり、次回に湯を使用す
るときに、残溜していた混合水が先に吐出してくること
による不都合がなくなる。
【0020】また、湯の使用の停止により、残溜して水
溜め9に溜められた混合水は、次回に湯を吐出させたと
きに、それによりベンチュリー管7を流過する湯により
生ずる吸引圧で、細管8を介して順次引き出されて、こ
の次回の吐出する湯に混合して吐出されていき、水溜め
9は、空の状態となる。そして、その次回の湯の吐出を
停止させたときに残溜する混合水が、細管8を介して空
になった水溜め9内に溜められるようになる。
溜め9に溜められた混合水は、次回に湯を吐出させたと
きに、それによりベンチュリー管7を流過する湯により
生ずる吸引圧で、細管8を介して順次引き出されて、こ
の次回の吐出する湯に混合して吐出されていき、水溜め
9は、空の状態となる。そして、その次回の湯の吐出を
停止させたときに残溜する混合水が、細管8を介して空
になった水溜め9内に溜められるようになる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による混合
水栓装置は、混合水栓のボディ1に混合水が取り出され
るよう設けられる混合水取出管6の内部で、シャワー5
または蛇口3に取り出される混合水が流過する流路の基
端側に寄る部位に、ベンチュリー管7を装設し、それの
口径の狭められた部位に該混合水取出管6の外部に通ず
る細管8を設けているのだから、シャワー5または蛇口
3から所望に選択設定した温度の混合水を取り出して使
用するときは、細管8に負圧が作用することで、この細
管8から混合水が外部に漏出することがなく、このた
め、混合水を無駄に消費することなく使用できる。ま
た、混合水の使用を終えて上水すると、細管8に作用し
ていた負圧がなくなることで、混合水取出管6から先端
のシャワー5または蛇口3までの流路に残溜する混合水
が細管8を介して流路から流出し、流路内を空の状態と
するから、次回に湯(混合水)を使用するときに、前回
の使用の際に残溜していた混合水が先立って押し出され
てくる不都合がなくなる。
水栓装置は、混合水栓のボディ1に混合水が取り出され
るよう設けられる混合水取出管6の内部で、シャワー5
または蛇口3に取り出される混合水が流過する流路の基
端側に寄る部位に、ベンチュリー管7を装設し、それの
口径の狭められた部位に該混合水取出管6の外部に通ず
る細管8を設けているのだから、シャワー5または蛇口
3から所望に選択設定した温度の混合水を取り出して使
用するときは、細管8に負圧が作用することで、この細
管8から混合水が外部に漏出することがなく、このた
め、混合水を無駄に消費することなく使用できる。ま
た、混合水の使用を終えて上水すると、細管8に作用し
ていた負圧がなくなることで、混合水取出管6から先端
のシャワー5または蛇口3までの流路に残溜する混合水
が細管8を介して流路から流出し、流路内を空の状態と
するから、次回に湯(混合水)を使用するときに、前回
の使用の際に残溜していた混合水が先立って押し出され
てくる不都合がなくなる。
【0022】また、細管8に逆止弁Vを組付けたとき
は、湯を使用する際に、細管8から吸収されるエアーが
湯と一緒に吐出されるのを阻止し得るようになる。
は、湯を使用する際に、細管8から吸収されるエアーが
湯と一緒に吐出されるのを阻止し得るようになる。
【0023】また、細管8の外端側に水溜め9を接続し
て設けておくときは、止水の際に残溜した混合水が、細
管8を介してこの水溜め9内に溜められ、次回に湯を使
用するときに、その次回に使用する湯に少量づづ混合し
て吐出されるようになって、残溜した混合水が周囲にた
れ流される不都合が解消される。
て設けておくときは、止水の際に残溜した混合水が、細
管8を介してこの水溜め9内に溜められ、次回に湯を使
用するときに、その次回に使用する湯に少量づづ混合し
て吐出されるようになって、残溜した混合水が周囲にた
れ流される不都合が解消される。
【図1】従前のカラン形態の混合水栓装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】従前のシャワー形態の混合水栓装置の斜視図で
ある。
ある。
【図3】本考案を実施せる混合水栓装置の要部の一部破
断した正面図である。
断した正面図である。
【図4】本考案を実施せる混合水栓装置の別の実施例の
要部の一部破断した正面図である。
要部の一部破断した正面図である。
【符号の説明】 A…混合水栓装置、a…導管、b…導水管、V…逆止
弁、1…ボディ、1a…主体部、1b…底部、10…給
湯口、11…給水口、2…給湯パイプ、3…蛇口、4…
操作部、5…シャワー、50…可撓管、6…混合水取出
管、7…ベンチュリー管、8…細管、8a…ニップル、
8b…チューブ、80…開口、9…水溜め。
弁、1…ボディ、1a…主体部、1b…底部、10…給
湯口、11…給水口、2…給湯パイプ、3…蛇口、4…
操作部、5…シャワー、50…可撓管、6…混合水取出
管、7…ベンチュリー管、8…細管、8a…ニップル、
8b…チューブ、80…開口、9…水溜め。
Claims (3)
- 【請求項1】 混合水栓の混合水が取り出される混合水
取出管6の内部で混合水が流過する流路の基端側に寄る
部位に、流過する混合水の流速を速めるベンチュリー管
7を装設し、それの口径の狭くなる部位に、その部位を
前記混合水取出管6の外部に連通させる細管8を設けた
ことを特徴とする混合水栓装置。 - 【請求項2】 混合水栓の混合水が取り出される混合水
取出管6の内部で混合水が流過する流路の基端側に寄る
部位に、流過する混合水の流速を速めるベンチュリー管
7を装設し、それの口径の狭くなる部位に、その部位を
前記混合水取出管6の外部に連通させる細管8を設けそ
の細管8に、ベンチュリー管7内を流過する混合水によ
る吸引圧を受けるときに閉弁し、その吸引圧の消失によ
り開弁する逆止弁Vを装設した請求項1記載の混合水栓
装置。 - 【請求項3】 混合水栓の混合水が取り出される混合水
取出管6の内部で混合水が流過する流路の基端側に寄る
部位に、流過する混合水の流速を速めるベンチュリー管
7を装設し、それの口径の狭くなる部位に、その部位を
前記混合水取出管6の外部に連通させる細管8を設けそ
の細管8の外端側に、止水時に混合水の流路内に残溜す
る混合水を受け入れる容量の水溜め9を接続させて装設
した請求項1記載の混合水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072386U JP2571209Y2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 混合水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993072386U JP2571209Y2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 混合水栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738829U JPH0738829U (ja) | 1995-07-14 |
JP2571209Y2 true JP2571209Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13487799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993072386U Expired - Fee Related JP2571209Y2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 混合水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2571209Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07158127A (ja) * | 1993-12-02 | 1995-06-20 | Kvk Corp | 水撃防止装置 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP1993072386U patent/JP2571209Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0738829U (ja) | 1995-07-14 |
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